JPH07509836A - 架橋エラストマー製の封止 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は請求の範囲第１項に記載されている種類の封止システム（封止物品）に 関する。

内部空間をできる限り耐久的に環境的影響、特に湿気から封止して保護しなけれ ばならないケーシング、容器など、特にケーブルスリーブを供給することは、少 なくとも、ケーシング閉鎖要素、例えばドアおよび蓋が存在する場合において、 または要素がケーシングに入る場合、例えばケーブルスリーブのときにケーブル が入ってくるおよび出てくる場合において良く知られている。古い解決法におい て、スリーブハーフを一体に押し付ける時、絶縁塊が中に入ってくるケーブルを 包囲し、それを完全に封止することを確実にするように、２つの分離したケーシ ングハーフの結果として別々に設計している、ケーブルインプット領域に過剰な 量の絶縁塊を適用することが知られている。例えば、ブチルゴムを基礎とするそ のような圧縮剤と１つの問題は、そのような成分が強い温度変化の負荷にさらさ れることであり、これによって、そのような温度変化負荷中における村上表面と 封止環の間の異なった熱移動値、および異なった熱膨張係数の結果として、漏れ が生じるということである。そのような問題を避けるために、いわゆる収縮性ス リーブが開発されており、熱が適用された場合に、ケーブルインプット接続が収 縮し、中に入ってくるケーブルケーシングに緊密に付着され、これによりホット メルト接着剤被覆が必要な付着を確実にする。この技術はがなりの利点を有する か、その欠点の１つは収縮のために炎をいつも使わなければならないことであり 、これにより現場での局地的な問題が生じる。

本発明の目的はこれらの解決法を与えることであり、既知の解決法の欠点を避け 、簡単に使用でき、問題なく変化する負荷に対応できる封止システムを与えるこ とである。

前記の種類の封止システムにおいて、この課題は、接着剤外部表面を有する第い る本発明によって解決される。エラストマー状またはスプリング状効果を有する 封止要素によって、温度変化における種々の膨張経路を防止またはバイパスする ことが可能になり、また要素表面への他の付着性の要素の付着が確実になり、封 止または対応封止表面に配分される。一方で弾性および他方で付着性を有するこ とによって、封止は不均一な領域に押し付けられることになり、これによって、 さらに封止効果が増加される。

システムの２つの性質のために、寸法に関しておよび特別な材料の性質および幾 何的特徴に関して適切な用途に容易に適応することも可能となる。

設計において、スプリング状および／またはエラストマー状要素は、付着性表面 を有する第１要素によって包囲されていることが考えられる。

エラストマー状および／またはスプリング状要素の完全な包囲は、回復力がすべ ての方向において作用するということを意味する。

本発明は、スプリング状要素が機械的スプリング、空気チャンバーまたはエラス トマーによって形成されることをも考えている。

本発明は架橋エラストマー、特にＨＴＶシリコーンゴムがらできている封止をも 提供する。

そのような封止の場合において、種々の用途が知られている。エラストマーおよ び／または合成ゴムはしばしば非常に有用な性質を有することがあるので、高温 で加硫されたシリコーンゴム、例えば、クィプＭＶＱは本発明において頻繁に用 いられることがある。そのような材料を完全に架橋するため、１．０〜１．５重 量％のパーオキサイドが一般に添加される。原料のパーオキサイドおよびケイ酸 の含量に応じて、種々の固さを有するエラストマーが得られる。これら材料を封 止として用いる場合に、封止は排他的にそのようなエラストマーの可逆的な機械 変形を与える。すなわち、封止効果は回復力によって保証される。通常、そのよ うな変形可逆性はドイツ規格ＤＩＮ５３５１７に従って測定される。すなわち、 圧力変形残留は、一定変形後の判定基準として与えられる。

架橋封止材料に加えて、例えばブチルゴムをベースとする非常に高い粘度および 付着性を有する非架橋性システムのような他の封止材料が存在する。これら材料 の場合において、封止効果は、変形の結果として達成されるのではなく、近隣表 面に対する表面付着によって行なわれ、そのような封止材料は回復能力を示す。

このようにして、そのような封止システムは、大きな温度変化およびすなわち大 きな変形経路にさらされる要素に使用することができないという欠点を有する。

別の態様において本発明は、そのような不完全な架橋によって特徴づけられ、表 面が付着性を有する封止を与える。そのような封止は１．０重量％以下のパーオ キサイドを含有する。

そのような不完全な架橋のエラストマー封止において、一方で、十分な回復能力 は保証されたままであり、他方で、残留付着性を介して表面への材料の付着が可 能である。

過酸化物は実験的に０．５重量％またはそれ以下である。これにより、パーオキ サイド架橋における種々の混合比を有するタイプＭＶＱのシリコーンゴムの場合 において、０．２重量％のパーオキサイドの場合においてさえ、種々の場合に適 切な機械的な性質が得られる。特に、必要な回復力が達成され、封止の境界とな っている隣接表面に対する適切な表面付着を可能にする付着性が達成される。

この点において、化学的架橋だけが可能なのではなく、物理的架橋、例えば高エ ネルギー放射線も可能であるということを理解して戴きたい。

他の態様において、本発明は少なくとも２つの異なった架橋層を有するように形 成されている封止をも提供する。このようにして、化学的または物理的といった 架橋の種類に関係なく、少なくとも１つの層が完全に架橋される。

種々の層構造が実現され、またはバーフンエルおよび／またはポットが形成され る。これにより、部分的に架橋された封止材料を内側に有する完全に架橋された 材料からなるハーフノニルまたはポットケーシングが形成される。またはこの逆 の場合もあり、部分的に架橋された封止材料が外側にあり、完全に架橋された材 料が内側にある。

本発明の別の態様において、その態様は、架橋材料を含有するがまだ架橋されて いない少なくとも２つの層からなり、非架橋状態において、相互に接続されてお り、次いで架橋に付され、または封止において異なったパーオキサイド含量を有 する少な（とも２つの接続された層から形成されており、これにより、全複合物 が架橋に付され、封止において相互に接続されており、接合架橋に付される架橋 されている第１部分および架橋されていない第２部分から形成されている。

本発明を図面を参照して詳細に説明する。

図１は、本発明で記載する封止システムの簡略化した斜視図である。

図２は、簡略化した形態で示している封止システムを有する封止領域の断面図で ある。

図３は、緩和状態にある３層の封止を示す。

図４は、圧縮状態にある図３の封止を示す。

図５および図６は、異なった種類の負荷がかけられている他の封止システムを示 す。

図７は、その中にある封止本体を有する封止システムの断面図である。

図８は、半シリンダー状の封止システムを示す。

図９は、長手方向断面図で示すシリンダー状封止システムを示す。

接着剤外表面２ａを有する第１要素、および図１において破線によってスプリン グとしてシンボル的に示すスプリング状および／またはエラストマー状第２要素 ３を少なくとも有してなる。本発明は、図示するこの封止システムの形態に限定 されるものではない。閉鎖した回転リングは、角度を有する断面形状のものであ ってもよい。

図２において、断面で示す封止システム１゛は、接着剤外部表面を有する第１封 筒状要素２゛、および内部の、例えば空気圧エラストマー状の第２要素３°から なる。壁の部品、例えばケーブルスリーブのみが示してあり、９で示す。

図３および図４に封止システムドを示す。内部エラストマー状要素３”は、例え ば２つの封止表面２“および４それぞれの間に挿入されている例えばエラストマ ーによって形成されており、例えば不完全な架橋によって特徴づけられており、 それらの表面は付着性質を有する。圧縮的付加のもとにおいて図４に示すような 状態が得られる。

矢印に示す引張り負荷が与えられているが、図５と同様の封止システムを示す。

これにより、完全に架橋されたエラストマー状要素３″゛が、部分的に架橋され た表面２”°と４°の間に配置され、これらに付着している。

図７〜図９において、種々の封止の改良が示されている。例えば内部封止７は図 ３または図４において示すように、断面包囲本体によって形成されており、ここ において、ハーフシェル状の包囲本体６ａは、完全に架橋した合成材料または他 の材料から形成することができる。

最後に、図９は本発明の材料の性質を有する封止本体の断面図を示す。この封止 本体を符号３ｂで示すが、内部の包囲するケーブル８、例えばケーブル束８が存 在することがあり、封止はケーブルスリーブの端領域において供給されることが あるが、これは詳細には図示しない。

図面に示す封止の態様は単なる例示であり、本発明を限定するものではない。

一般に、封止材料は２０％またはそれ以下（好ましくは１５％またはそれ以下） の圧縮永久歪み、２５％またはそれ以下（より好ましくは２０％またはそれ以下 ）のノヨアＡ硬さ、−４０℃またはそれ以下のぜい弱化温度、室温において２４ 時間後に１５％よりも良好な石油抵抗性を有していることが好ましく、菌および バクテリア抵抗性（好ましくはレート１）を有しており、白アリおよび他の被害 に抵抗性であることが好ましい。これら性質は一般に両方の要素に適用されるこ とが好ましいが、しかし、特に、第１要素が薄くて結合を形成するか小さな漏れ 経路を充填することのみに使用される場合に、特に第２要素に適用される。改良 された性能が、抵抗性材料、例えば、フルオロシリコーンゴム、クロロプレンゴ ムおよび／またはニトリルゴムのようなものでシステムの露出されたまたは他の 形態で傷付きやすい表面を保護することによって達成される。そのような材料は 、いテムの一方または両方の要素にくっつけてもよい。あるいはまたは加えて、 そのような傷付きやすい表面はシステムを剛直なプラスチックシェルまたは他の 部品の中に包囲することによって保護することもできる。１つまたはそれ以上の そのような部品をシステムを包囲するために供給してもよい。

フロントページの続き （７２）発明者　フォルテ、イエルク ドイツ連邦共和国　デー−５８６４４イゼルローン、アム・ドールファンガ−３ ７番（７２）発明者　ファイラー、ゲルハルトドイツ連邦共和国　デー−５８０ ８９ハーゲン、ヴエーリングハウザー・シュトラアセ１１１番

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．環境的影響に対して要素の内部空間の保護としてケーシング、容器およびケ ーブルスリーブのように、相互に関して封止されるべき要素のための封止システ ムであって、 封止（１）は付着性外部表面（２ａ）を有する第１要素およびスプリング状およ び／またはエラストマー状第２要素（３）から形成されていることを特徴とする 封止システム。
2. ２．スプリング状および／またはエラストマー状要素（３）は付着性表面（２ａ ）を有する第１要素（２）によって完全に包囲されている請求の範囲第１項記載 の封止システム。
3. ３．スプリング状要素は機械的スプリング（３）、空気チャンバー（３′）また はエラストマー（３′′）によって形成されている請求の範囲第１項または第２ 項に記載の封止システム。
4. ４．架橋エラストマー、特にＨＴＶシリコーンゴムからできている封止システム であって、 表面が付着性を有するように不完全な架橋によって特徴づけられている封止シス テム。
5. ５．パーオキサイドが１．０重量％以下である請求の範囲第１項〜第４項のいず れかに記載の封止システム。
6. ６．一方で適切な回復能力を達成するため、および他方で付着性を達成するため に、パーオキサイドは０．５重量％以下である請求の範囲第１項〜第５項のいず れかに記載の封止システム。
7. ７．少なくとも２つの異なった程度で架橋されている層（２′′）、（３′′） から形成されている請求の範囲第１項〜第６項のいずれかに記載の封止システム 。
8. ８．物理的または化学的といった架橋の種類に関係なく少なくとも１つの層（３ ′′）が完全に架橋されている請求の範囲第１項〜第７項のいずれかに記載の封 止システム。
9. ９．架橋剤を含有するまだ架橋していない層（２′′、３′′）から形成されて おり、非架橋状態において、相互に接続され得、次いで架橋に付される請求の範 囲第１項〜第８項のいずれかに記載の封止システム。
10. １０．封止は異なったパーオキサイド量を有する少なくとも２つの接続された層 から形成されており、これにより全複合物が架橋に付される請求の範囲第１項〜 第９項のいずれかに記載の封止システム。
11. １１．封止（２′′′）が、架橋されている第１部分およびまだ架橋されていな い第２部分から形成されており、それらは相互に接続されて、次いで接合架橋に 付される請求の範囲第１項〜第１０項のいずれかに記載の封止システム。