JPH07508820A - 弾性的戻りを有する連結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 弾性的戻りを有する連結装置 本発明は、第１及び第２部分にそれぞれ形成された共通軸線の第１及び第２ハウ ジングと、比較的小さい間隙でもって第１ハウジング内に、また比較的大きい間 隙でもって第２ハウジング内に軸線方向に挿入されたキーとを包含する、第１及 び第２部分を連結する装置に関する。

この型式の装置がエンジニアリング及びあらゆる分野の産業において非常に長い 間にわたって用いられている。

その代表的な一例が、摺動キャリパ及び単一の支柱を有するディスクブレーキに 関し本発明の適用の好適な分野を示す米国特許第４，９３６，４２２号によって 与えられている。

ディスクブレーキのヨーク及び摺動キャリパのような２つの部分を互いに連結す る問題がある場合、製造公差のため、キーを比較的大きい間隙でもって２つの部 分の一方に入れるようにすることが実際に必要であり、組付けの失敗の危険性を 起らなくしている。

しかしながら、成る適用では、また特に組立てられ極端な使用条件を受けるブレ ーキの場合では、キーと第２部分との間そして２つの部分間の間隙は騒音を発生 させ、２つの部分を互いに対して交互の方向に相当の加速度で打ちつけることか ら起こる早計の摩耗の危険性を生じる。

本発明の目的は、この方法を回避し且つこれに応答する作用を排除することにあ る。

このため、本発明の装置は本質的に、第２ハウジングとキーが、異なる最小直径 及び最大直径を有する非円形基部をもった円筒形状を少なくとも部分的になし、 第２ハウジングの直径がキーの対応する直径よりも大きく、キーの最大直径が第 ２ハウジングの最小直径よりも大きく、２つの部分の少なくとも一方における２ つの地点に休止し前記共通軸線を中心とする弾性捩りトルクをキーに発揮する保 持部材は、キーの最大直径と第２ハウジングの最小直径とを整合させる傾向にあ ることを特徴としている。

第１及び第２部分が摺動キャリパ型ディスクブレーキによってそれぞれ構成され ている場合、好ましくは、保持部材はワイヤスプリングによって構成され、ワイ ヤスプリングは前記共通軸線の方向とは異なる方向に少なくとも部分的に延びて いるこのワイヤの長さ部分によって互いに離間した第１及び第２取付点でキーと ヨークとにそれぞれ固着されて、制動作用から起こるキャリパの摺動中には屈曲 を受けるとともに、この作用の終了時にはキャリパを戻すことができる。

使い易くした一実施例によると、第１取付点がキーに形成した横方向孔内にワイ ヤスプリングを挿入することにより得られる。

ワイヤスプリングが横方向孔からの出口で角度をつけられている場合、有益的に は、ワイヤスプリングは第１及び第２取付点間でこのワイヤの長さに沿って位置 された回転点でヨークに圧接され、第２取付点が前記共通軸線によって形成され る平面及び前記回転点から離間して位置されている。

以下、本発明を一例として添付図面を参照して説明する。

図１は、本発明による装置を用いた摺動キャリパ型ディスクブレーキの平面図で ある。

図２は、図１のブレーキの正面図である。

図３は、図１の■−■線に沿う詳細断面図である。

図４は、僅かに異なる横断平面に沿い僅かに異なる断面のキーを拡大して示す図 ３と同様の断面図である。

図１及び２に示すディスクブレーキは、ヨーク１と、軸線方向支柱３によってこ のヨークに摺動自在に装架されたキャリパ２とを包含する型式のものである。

キャリパ２と一体の流体ブレーキアクチュエータ４は、制動される車両の車輪に 固着されたディスク（図示しない）に、支持板５ａ及び６ａによってブレーキに それぞれ装架された２つの摩擦部材５及び６を当接させることができる。

ヒンジ形成支柱３を中心として互いに対して回転できるヨーク１とキャリパ２は 、ヨーク１の少なくとも１つのハウジング９及びキャリパ２のハウジング１０内 で軸線８に沿って係合するキー７によって、互いに回転方向に固定されている。

第１のハウジング９内でのキー７の間隙は最小であるのに対し、キャリパのハウ ジング１０内でのこのキーの間隙は、特にブレーキの製造公差及び応力状態のも とでの変形を吸収するように比較的大きい。

本発明の目的は、特にキー７とハウジング１０との間の必然的に大きい間隙が極 端な条件では騒音源及び摩耗の原因となることを防止することである。

この問題を解決するために本発明によって用いられている手段が、図３及び図４ に特殊の形態で示されている。

詳細には、第２のハウジング１０及びキー７が少なくとも互いに近接して、異な る最小直径及び最大直径を有する非円形基部をもった円筒形状をなしている。

換言すると、これらの断面は非円形形状を採用しているばかりでなく、この断面 に対して接線方向の２つの平行な直線は、これらの方向の関数として変化する分 離距離をこれら直線の間で有する。

このため、問題の各部材（すなわち一方においてキー７及び他方においてハウジ ング１０）に関し、ここでの“最小直径”は、これら２つの平行な直線がこの部 材の断面に対して接線方向を保ちつつこれら直線の間で有し得る最小距離を意味 し、しかもこれら２つの直線が互いにこの距離にある時にこれら直線のとる方向 に関連づけられている。

容易に理解し得るように、“最大直径”の定義は前述の定義から推定することが できる。

本発明によると、第２ハウジング１０の最小及び最大直径はキー７の最小及び最 大直径よりもそれぞれ大きいが、キーの最大直径は第２ハウジング１０の最小直 径よりも大きい。

図１及び及び３に示すように、キー７は例えば２つの平行な平坦面７ａ及び７ｂ によって変更された円形基部の円筒形状を採用してもよく、そしてハウジング１ ０は本質的に矩形で、できれば開放していてよい。

更に、本発明の装置は、例えばキー７の横方向孔７Ｃ内に挿入されるワイヤスプ リング１１の形状をなす保持部材を包含しており、挿入点がワイヤスプリング１ １のための第１取付点１１ａを構成する。

第２取付点１　’１　ｂでヨーク上に休止するこのワイヤ１１は、共通軸線８を 中心とする矢印Ｃで示した弾性捩りトルクをキー７に発揮する機能を有し、この トルクはキー７の最大直径ＤＭを、第２ハウジングにより形成された矩形の幅方 向である第２ハウジングの最小直径と整合させる傾向にある。

本発明の他の重要な特徴によると、取付点１１ａ及びｌｌｂを離間しているワイ ヤ１１の長さ部分は、軸線８の方向とは異なる方向に少な（とも部分的に延びて いて、制動作用のもとてキャリパ２の摺動中には屈曲を受けることができるとと もに、制動作用の終了後にはキャリパを少なくともその初期位置近傍へ戻すこと ができる。

図３及び４に示すように、ワイヤスプリング１１は例えば孔７ｃからの出口で角 度をつけられ、そして第１及び第２取付点１１ａ、ｌｌｂ間でワイヤ１１の長さ に沿って位置しヨーク１の起伏により形成された回転点１ａに対して休止する（ 図１及び３）。

他の点において、好ましくは、ワイヤスプリング１１はループｌｉｅを介して第 ２取付点１１ｂに係合するので、この第２取付点は軸線８を通る平面及び回転点 １ａから離間して位置されていて、捩り方向のワイヤスプリング１１への僅かな 作用を許すとともに、支柱３上での摺動後キャリパを定位置に戻すこのワイヤの 能力を高めている。

最後に、図４に示すように、有益的には、キー７は弓形の断面積よりも展開した 断面積、そして特に偏角点の欠けた断面積を有していてよい。

国際調査報告　。、、７．、Ｑ　Ｏｆ／Ｉ’ｌｌ’ｌ＋＋、、□、−，，，、Ｎ 、　ＰＣＴ／ＦＱ　９３１００５６４

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．ヨーク（１）とキャリパ（２）にそれぞれ形成された共通軸線（８）の第１ 及び第２ハウジング（９，１０）と、比較的小さい間隙でもって第１ハウジング 内に、また比較的大きい間隙でもって第２ハウジング内に軸線方向に挿入された キー（７）と、該キー（７）のためのワイヤスプリング製の保持部材（１１）と を包含する、摺動キャリパ型ディスクブレーキのヨーク（１）とキャリパ（２） とを連結する装置において、第２ハウジングとキーが、異なる最小直径及び最大 直径を有する非円形基部をもった円筒形状を少なくとも部分的になし、第２ハウ ジングの直径がキーの対応する直径よりも大きく、キーの最大直径（ＤＭ）が第 ２ハウジングの最小直径よりも大きく、２つの部分の少なくとも一方における２ つの地点（１１ｂ，１ａ）に休止し前記共通軸線を中心とする弾性涙りトルクを キーに発揮する保持部材（１１）は、キーの最大直径（ＤＭ）と第２ハウジング の最小直径とを整合させる傾向にあることを特徴とする連結装置。
2. ２．請求項１記載の連結装置において、ワイヤスプリング（１１）が前記共通軸 線（８）の方向とは異なる方向に少なくとも部分的に延びているこのワイヤの長 さ部分によって互いに離間した第１及び第２取付点（１１ａ，１１ｂ）でキーと ヨークとにそれぞれ固着されて、制動作用から起こるキャリパの摺動中には屈曲 を受けるとともに、この作用の終了時にはキャリパを戻すことができることを特 徴とする連結装置。
3. ３．請求項２記載の装置において、第１取付点（１１ａ）がキーに形成した横方 向孔（７ｃ）内にワイヤスプリングを挿入することにより得られることを特徴と する装置。
4. ４．請求項３記載の装置において、ワイヤスプリングが前記横方向孔からの出口 で角度をつけられ、第１及び第２取付点間でこのワイヤの長さに沿って位置され た回転点（１ａ）でヨークに圧接されており、第２取付点が前記共通軸線によっ て形成される平面及び前記回転点から離間して位置されていることを特徴とする 装置。