JPH0750860Y2 - 小型モータの回転子 - Google Patents
小型モータの回転子Info
- Publication number
- JPH0750860Y2 JPH0750860Y2 JP1987199378U JP19937887U JPH0750860Y2 JP H0750860 Y2 JPH0750860 Y2 JP H0750860Y2 JP 1987199378 U JP1987199378 U JP 1987199378U JP 19937887 U JP19937887 U JP 19937887U JP H0750860 Y2 JPH0750860 Y2 JP H0750860Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- core
- riser
- rotor
- small motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、小型モータの回転子に係り、特にコアとライ
ザ間の嵌合固定部の上方に形成された突出部をコア連結
面より上方へ突出させる事により、コイルとライザとの
ショート不良を防止する様にした小型モータの回転子に
関する。
ザ間の嵌合固定部の上方に形成された突出部をコア連結
面より上方へ突出させる事により、コイルとライザとの
ショート不良を防止する様にした小型モータの回転子に
関する。
〈従来の技術〉 モータの薄型化を計る一手段として、回転子コアに巻回
されたコイルをコアの両面から押圧して巻回されたコイ
ルを扁平に形成する事により、その目的を達成する方法
がある。以下これについての従来例を第5図乃至第8図
と共に説明する。
されたコイルをコアの両面から押圧して巻回されたコイ
ルを扁平に形成する事により、その目的を達成する方法
がある。以下これについての従来例を第5図乃至第8図
と共に説明する。
同各図中、1は回転子の正面図を示す。2はコアでコイ
ル巻回部2a,2b,2cが連結部4により連結されラジアル方
向に一体に延出形成されている。7は整流子片でブラシ
(図示せず)が摺接する整流子部6a〜6c及びライザ5a〜
5cからなる。9は整流子ボディで、整流子部6a〜6cが外
周面に固設される円筒部10とライザ7が嵌合固定される
嵌合固定部11からなる。8はベークライト等の絶縁材で
形成されたリングで、整流子ボディ9へ各整流子片7を
装着後このリング8をその外周に圧入して整流子片7を
固定する。12は回転軸で、整流子ボディ10及びコア2の
中央部の貫通孔に圧入され、整流子ボディ11に整流子片
7が組付られた整流子組立体14とコア2が一体的に組付
られる。
ル巻回部2a,2b,2cが連結部4により連結されラジアル方
向に一体に延出形成されている。7は整流子片でブラシ
(図示せず)が摺接する整流子部6a〜6c及びライザ5a〜
5cからなる。9は整流子ボディで、整流子部6a〜6cが外
周面に固設される円筒部10とライザ7が嵌合固定される
嵌合固定部11からなる。8はベークライト等の絶縁材で
形成されたリングで、整流子ボディ9へ各整流子片7を
装着後このリング8をその外周に圧入して整流子片7を
固定する。12は回転軸で、整流子ボディ10及びコア2の
中央部の貫通孔に圧入され、整流子ボディ11に整流子片
7が組付られた整流子組立体14とコア2が一体的に組付
られる。
コア2と整流子組立体14が回転軸12によって一体化され
た後、コア2のコイル巻回部2a〜2cにコイル素線を巻回
してコイル3a〜3cを形成し、その巻回されたコイルの各
端末は夫々対向するライザ5a〜5cへ半田13によって結線
される。第6図はこの状態の断面図(第5図のA−A′
線矢視図)を示す。同図示の如く、この状態のコイル3
は軸方向に脹らんでいる為、その分モータの軸方向の長
さが長くなり薄型化ができない。そこで第7図に示す様
にコイル3の両側から押潰してコイル3を薄形に形成し
ている。
た後、コア2のコイル巻回部2a〜2cにコイル素線を巻回
してコイル3a〜3cを形成し、その巻回されたコイルの各
端末は夫々対向するライザ5a〜5cへ半田13によって結線
される。第6図はこの状態の断面図(第5図のA−A′
線矢視図)を示す。同図示の如く、この状態のコイル3
は軸方向に脹らんでいる為、その分モータの軸方向の長
さが長くなり薄型化ができない。そこで第7図に示す様
にコイル3の両側から押潰してコイル3を薄形に形成し
ている。
第8図(A)は整流子組立体14の正面図、同図(B)は
同図(A)のB−B′線矢視図を示す。
同図(A)のB−B′線矢視図を示す。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来例によれば、コア2へコイル素線を巻回後コイ
ル3を扁平にする為に両側に押潰し作業を行うがこのと
き、コイル3の下方は、コア連結面15a〜15c上を横滑り
して各ライザ5a〜5cに接触する事になる。第5図及び第
7図はこの状態を示す。この接触によりライザ5a〜5cと
コイル3とが電気的にショートする事になり、レアーシ
ョート不良が発生するという問題がある。
ル3を扁平にする為に両側に押潰し作業を行うがこのと
き、コイル3の下方は、コア連結面15a〜15c上を横滑り
して各ライザ5a〜5cに接触する事になる。第5図及び第
7図はこの状態を示す。この接触によりライザ5a〜5cと
コイル3とが電気的にショートする事になり、レアーシ
ョート不良が発生するという問題がある。
本考案は係る従来の問題点に鑑み、コイルとライザのシ
ョート不良を防止し、ライザへのコイルの巻回作業を能
率的に行い得る小型モータの回転子を提供する事を目的
とする。
ョート不良を防止し、ライザへのコイルの巻回作業を能
率的に行い得る小型モータの回転子を提供する事を目的
とする。
〈問題点を解決する為の手段〉 本考案になる小型モータの回転子は、コアとライザ間の
ライザ嵌合固定部をコア連結面より上方へ突出させた構
成を有する。
ライザ嵌合固定部をコア連結面より上方へ突出させた構
成を有する。
〈作用〉 上記構成により、コイル押潰し時におけるコア連結面上
のコイルの横滑り移動をコア連結面より上方に突出した
ライザ嵌合固定部突出部により、阻止できる為、ライザ
とコイルとのショート不良を防止する事ができる。
のコイルの横滑り移動をコア連結面より上方に突出した
ライザ嵌合固定部突出部により、阻止できる為、ライザ
とコイルとのショート不良を防止する事ができる。
〈実施例〉 第1図乃至第4図は本考案になる小型モータの回転子の
一実施例を夫々示す。尚、第5図〜第8図と同一部分に
は同一符号付し、その説明は省略する。第5図〜第8図
の従来例との相違点は整流子ボディ9におけるライザ5
を嵌合固定する嵌合固定部11の上方に突出部(21a〜21
c)を形成した点が大きく異なる。この突出部21は第1
図及び第2図に示す様にコア連結面15cより上方へ突出
されている。整流子ボディ9は整流子部6a〜6cが組付ら
れる円筒部10、及び嵌合溝(図示せず)が形成され、ラ
イザを嵌合固定する嵌合固定部11と、そしてその上方に
形成された突出部21は樹脂にて一体形成される。
一実施例を夫々示す。尚、第5図〜第8図と同一部分に
は同一符号付し、その説明は省略する。第5図〜第8図
の従来例との相違点は整流子ボディ9におけるライザ5
を嵌合固定する嵌合固定部11の上方に突出部(21a〜21
c)を形成した点が大きく異なる。この突出部21は第1
図及び第2図に示す様にコア連結面15cより上方へ突出
されている。整流子ボディ9は整流子部6a〜6cが組付ら
れる円筒部10、及び嵌合溝(図示せず)が形成され、ラ
イザを嵌合固定する嵌合固定部11と、そしてその上方に
形成された突出部21は樹脂にて一体形成される。
この様に本考案になる小型モータの回転子1の整流子ボ
ディ9はコア2に一体的に組付られた際、嵌合固定部11
の上方に形成された突出部21がコア連結面より上方に突
出し、且つ、それはライザ5のコイル結線部16より下方
にその項部が位置する構成とした為、コアにコイル素線
を巻回後コイル3を両面から押潰した場合、コイルがラ
イザ5方向へ移動しようとして突出部21によりこれが阻
止されライザ5に対するコイルの接触は避けられる事に
なる。又ライザに対するコイル端末の巻回(1〜2回)
結線作業も嵌合固定部11の突出部21の頂部より半径方向
外方に位置するようにコイル結線部をライザから延出さ
せている為、コイル結線作業の能率を低下させる等の不
都合は全くない。
ディ9はコア2に一体的に組付られた際、嵌合固定部11
の上方に形成された突出部21がコア連結面より上方に突
出し、且つ、それはライザ5のコイル結線部16より下方
にその項部が位置する構成とした為、コアにコイル素線
を巻回後コイル3を両面から押潰した場合、コイルがラ
イザ5方向へ移動しようとして突出部21によりこれが阻
止されライザ5に対するコイルの接触は避けられる事に
なる。又ライザに対するコイル端末の巻回(1〜2回)
結線作業も嵌合固定部11の突出部21の頂部より半径方向
外方に位置するようにコイル結線部をライザから延出さ
せている為、コイル結線作業の能率を低下させる等の不
都合は全くない。
尚第3図は第2図に示すコイルを扁平に押潰した後の状
態図を示す。この図からも解る通り、コイルは突出21a
により阻止されてライザ5aへの接触はされていない。
態図を示す。この図からも解る通り、コイルは突出21a
により阻止されてライザ5aへの接触はされていない。
〈考案の効果〉 上述した本考案になる小型モータの回転子によれば、整
流子ボディ9へ突出部21を形成し、これをコア連結面よ
り上方へ突出形成した為、コア2に巻回されたコイルを
扁平にするべく押潰しても、そのコイルの移動は突出部
により阻止され、コイルのライザへの接触はなくなり、
これにより、ライザとコイルとのショート不良を解消す
る事ができる。
流子ボディ9へ突出部21を形成し、これをコア連結面よ
り上方へ突出形成した為、コア2に巻回されたコイルを
扁平にするべく押潰しても、そのコイルの移動は突出部
により阻止され、コイルのライザへの接触はなくなり、
これにより、ライザとコイルとのショート不良を解消す
る事ができる。
又、コアに巻回されたコイルの端部が結線されるライザ
から延出されたコイル結線部を、嵌合固定部の半径方向
外方に形成した突出部の半径方向外方へ独立的に突出さ
せている為、コイルの端部をコイル結線部に巻き付ける
際に他のなにものにも邪魔されず容易に巻回出来、そし
て半田付作業も同様に行い得、作業能率を向上する事が
出来る。
から延出されたコイル結線部を、嵌合固定部の半径方向
外方に形成した突出部の半径方向外方へ独立的に突出さ
せている為、コイルの端部をコイル結線部に巻き付ける
際に他のなにものにも邪魔されず容易に巻回出来、そし
て半田付作業も同様に行い得、作業能率を向上する事が
出来る。
第1図乃至第4図は本考案になる小型モータの回転子の
一実施例を説明する為の図で、第1図は回転子の正面
図、第2図は第1図のC−C′線矢視断面図、第3図は
第1図の平面図、第4図(A)は整流子組立体の正面
図、第4図(B)は第4図(A)のD−D′線矢視断面
図を夫々示す。 第5図乃至第8図は従来の小型モータの回転子を説明す
る為の図で、第5図は回転子の正面図、第6図は第5図
のA−A′線矢視断面図、第7図は第5図の平面図、第
8図(A)は整流子組立体の正面図、第8図(B)は第
8図(A)のB−B′線矢視断面図を夫々示す。 1……回転子、2……コア、2a〜2c……コイル巻回部、
3……コイル、4……コア連結部、5(5a〜5c)……ラ
イザ、6a〜6c……整流子部、7……整流子片、8……絶
縁リング、9……整流子ボディ、10……円筒部、11……
嵌合固定部、12……回転軸、13……半田、14……整流子
組立体、15a〜15c……コア連結面、16……コイル結線
部、21(21a〜21c)……突出部
一実施例を説明する為の図で、第1図は回転子の正面
図、第2図は第1図のC−C′線矢視断面図、第3図は
第1図の平面図、第4図(A)は整流子組立体の正面
図、第4図(B)は第4図(A)のD−D′線矢視断面
図を夫々示す。 第5図乃至第8図は従来の小型モータの回転子を説明す
る為の図で、第5図は回転子の正面図、第6図は第5図
のA−A′線矢視断面図、第7図は第5図の平面図、第
8図(A)は整流子組立体の正面図、第8図(B)は第
8図(A)のB−B′線矢視断面図を夫々示す。 1……回転子、2……コア、2a〜2c……コイル巻回部、
3……コイル、4……コア連結部、5(5a〜5c)……ラ
イザ、6a〜6c……整流子部、7……整流子片、8……絶
縁リング、9……整流子ボディ、10……円筒部、11……
嵌合固定部、12……回転軸、13……半田、14……整流子
組立体、15a〜15c……コア連結面、16……コイル結線
部、21(21a〜21c)……突出部
Claims (1)
- 【請求項1】コイルが巻回される巻回部がラジアル方向
に等角度に連結部で連結されたコアと、 ブラシが摺設する整流部が外周面に固設され、且つライ
ザが嵌合固定される円筒部及び嵌合固定部が一体形成さ
れた整流子ボディとからなり、 該コア及び整流子ボディの中心孔に回転軸が挿通され両
者が一体的に組付けられ、 該コアに巻回されたコイルの端部が該ライザの先端部の
コイル結線部に結線されてなる小型モータの回転子にお
いて、 該コア側面と該ライザ間に介在する該嵌合固定部の半径
方向外方に形成された突出部を該コアの連結面より半径
方向外方へ突出させ、且つ、該突出部の頂部より半径方
向外方に突出して位置するように該コイル結線部を該ラ
イザから延出させた事を特徴とする小型モータの回転
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987199378U JPH0750860Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 小型モータの回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987199378U JPH0750860Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 小型モータの回転子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105360U JPH01105360U (ja) | 1989-07-17 |
JPH0750860Y2 true JPH0750860Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=31489830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987199378U Expired - Lifetime JPH0750860Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 小型モータの回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750860Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP1987199378U patent/JPH0750860Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105360U (ja) | 1989-07-17 |
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