JPH07507998A - 配合禁忌の作物防護用化学物質の輸送のための水溶性ポリマー包装物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 配合禁忌の作物防護用化学物質の輸送のための水溶性ポリマー包装物 発明の背景 本発明は、作物防護用化学物質のための水溶性ポリマー包装物の使用に関する。

水溶性ポリマー中における単独の農学的化学物質の輸送の概念は、米国特許第３ ，２９９．５０６号の明細書および英国特許第２．０９５゜５５８号の明細書に 記載されている。これらの特許の各々は、不均一に分散させられている化学物質 を含む水溶性ポリマーを開示している。水溶性ポリマー中に含まれる化学物質の 輸送のために、化学物質を含む水溶性ポリマーで、計量されている断片に引き裂 くもしくは切断することができる薄いフィルムを形成する。この化学物質は、地 面の上にこのフィルムをおくことにより、あるいは噴霧機中に含まれるあらかじ め決められている量の水に対してこのフィルムを添加することにより適用する。

これらの方法により、利用者は化学物質との接触を回避することができる。

葉雑草を枯らす一方、もう一方の化学物質はイネ科雑草を枯らす。

配合禁忌の作物防護用化学物質の輸送の問題は、過去においては、別々の容器内 で化学物質を輸送することにより解決していた。他の解決法は、同時に輸送すべ き二つの配合禁忌の化学物質を物理学的に分離しながら保持するための二つの区 画化された部分を有する「ツインパック」容器であった。これらの容器は、この 容器をすすぎ、そしてその後に廃棄に付す必要があるという欠点を有する。

発明の要約 本発明は、耕地もしくは庭地への配合禁忌の作物防護用化学物質の同時輸送のた めの包装物を提供する。本発明の目的については、配合禁忌の化学物質は、互い を接触させておく場合に、一つもしくは両方の化学物質の分解を生じるものであ る。

本発明は、ある化学物質を封入および固定化するための水溶性ポリマーフィルム の独特な能力という利点を有し、配合禁忌の化学物質を同時に輸送するための手 段を提供する。配合禁忌の化学物質のための容器は水溶性フィルムである。この 容器は水溶性であるため、すすぎおよび棄却の必要がない。

本発明は、 ａ）第一および第二作物防護用化学物質であって、当該第一および第二化学物質 が互いに関して配合禁忌である第一および第二作物防護用化学物質、および ｂ）水溶性ポリマーフィルムの容器であって、当該第一化学物質が当該フィルム および当該容器は当該第一および第二化学物質をそれぞれ放出させる、水溶性ポ リマーフィルムの容器、を含んでなる、配合禁忌の作物防護用化学物質を保管し かつ放出させるための包装物を提供する。

本発明の他の態様は、互いがラミネート状に合わさっている複数の水溶性フィル ム、当該フィルムの少なくとも一つの中に封入させである第一作物防護用化学物 質、および当該第一化学物質から分離されて保管されるように当該フィルムの少 な（とも一つの別のものの中に封入させである、当該第一化学物質と配合禁忌で ある第二作物防護用化学物質を含んでなり、これにより、当該フィルムを水中に 溶解させた際、当該第一および第二化学物質が当該水中に放出される、配合禁忌 の作物防護用化学物質の保管および放出のための包装物である。

図面の説明 図１は、本発明の包装物の一つの態様の前面図を示してあり、包装物のフィルム の片面をめくって包装物内にある作物防護用化学物質の存在を示しである。

図２は、図１の包装物の断面の様子を示しており、よく理解できるように包装物 を形成しているフィルムの厚みを拡大させである。

図３は、図２の包装物のフィルムの、拡大させである断面を示しており、その中 に分散させられている作物防護用化学物質の存在を示している。

図４は、本発明のさらに別の態様の包装物の、拡大させた断面を示す。

図５は、本発明のさらに別の態様の包装物の、拡大させた断面を示す。

発明の詳細な記述 図１．２、および３において、本発明の包装物は、水溶性ポリマーフイおよび上 部１０に沿ってフィルムの重複部分の熱密封閉鎖を行うことにより作られるパウ チ２（袋もしくは包み）の形態になっている。パウチの上部１０を形成している 熱密封させたフィルムの重複部分は、図２において最も理解しやすく示されてい る。

作物防護用化学物質１２の分散物はポリマーフィルム４の厚み内に封入されてお り、図３において最も理解しやすく示されている。この分散物はフィルム全体に わたり存在し、パウチの脇８および上部１ｏを形成しているフィルムの重複部分 にさえも存在している。

フィルムの両表面におけるポリマーの存在は図３において最も理解しやす（示さ れているが、これは、フィルムを水に溶解させるまでの作物防護用化学物質のた めの包装物として機能し、がっ、包装物を形成するためにフィルムの重複部分を 互いに熱密封させるためのポリマー表面を提供する。

パウチ２の脇および上部もしくは包装物の他の形態を形成するための熱密封の替 わりに、包装物の密封を行うためのフィルムの重複表面の水湿潤を使用すること ができ、特に、熱可塑性でない水溶性ポリマーのためにこれを使用することがで きる。熱密封を使用する場合には、熱密封温度は、密封を行うための圧力下にお いてフィルムの重複部分を互いに融合させるのに十分なポリマーの融点のすぐ下 の温度であろう。

第二作物防護用化学物質１４は、パウチ２の中に含まれている。これは、パウチ ２の脇８に沿う熱密封を行った後で、かつ、パウチの上部に配合禁忌であるが、 フィルム封入がこれらの化学物質を分離させた状態に保ち、かつ、互いの接触を 回避させている。

このような包装物は、市販品として入手することができる総形用、注入用、およ び密封用機械内において作成することができ、この場合、作物防護用化学物質を 分散させであるフィルムをまず最初に円筒形の形にさせ、その後フィルムの縦の 縁を互いに密封して容器の脇の部分の密封を行い、その後その円筒を潰し、潰し 合わせた部分に底面密封を行い、配合禁忌の作物防護用化学物質を容器に注入し 、そしてその後結果として生じる袋の上部を密封する。

包装物のサイズは、包装物についての適用の領域面積により決まるであろう。図 １−３において示される態様においては、パウチは特大のティーバッグのサイズ である。使用に際しては、パウチを、耕地もしくは区画に噴霧するために使用す る水のタンクに添加する。タンク内における包装物の滞留時間は、ポリマーフィ ルムを溶解させ、保管されている化学物１ｉ１２および１４を耕地もしくは区画 （底に存在する任意の農業用作物を含む）に噴霧するためのタンクの中に同時に 放出させるのに十分なものである。典型的には、ポリマーは、一般的には２℃か ら２０℃間での温度であろう水に添加した後１５分以内に溶解するようなフィル ムになっている。フィルム溶解直後に、つまり互い同士もしくは噴霧タンク内に 存在する水との反応のいずれかにより化学物質１２および１４が有意に分解して しまう可能性を生じる前に、タンクの内容物を耕地もしくは区画に噴霧する。

と２６との中に分散させられており、かつそれにより封入されており、これらの フィルムはフィルム間の互いの接触領域を表す線２８に沿う熱処理もしくは湿潤 処理のいずれかにより互いがラミネート状に合わさってる。このラミネートによ り表される包装物３０についてより大きな割合の化学物’１ｔ２２を提供する手 段として、作物防護用化学物質２２の分散物は化学物質２０のものより密度が高 く、かつ、フィルム２６はフィルム２４よりも厚みがある。パウチ２の場合にお けるものと同様に、所期の長さおよび幅の包装物３０を噴霧タンク内の水に添加 する場合には、フィルムが溶解して、噴霧用の水の中に配合禁忌の化学物質を同 時に放出させる。

図５において示される、図４の態様の変法においては、一つの作物防護用化学物 質３２をフィルム３４の一つの層内に分散させてあり、これはフィルム３６の層 の間に挟まれており、このフィルム３６の層の中には化学物質３２と配合禁忌で ある異なる作物防護用化学物質３８が分散されている。この３枚のフィルムは互 いにラミネート状に合わさって配合禁忌の化学物質のための包装物４０を形成し ており、この包装物内では、化学物質３２に対する化学物質３８の相対的比率は 、化学物質３８を封入している同じ厚みのフィルム３６の複数の層の枚数を変え ることにより変化させる（増加させる）。

本発明において用いられる水溶性ポリマーフィルムは、製作、注入、および取り 扱いに耐えるに十分な丈夫さおよび適応性の両方を兼ね備えるポリマーフィルム を形成するために、用いられるフィルムの厚み、そセルロースナトリウム、ポリ ビニルピロリドン、もしくはポリアクリアルアミドのような任意の適切なフィル ム形成用材料のものであることができる。

作物防護用化学物質には、殺虫剤（ｉｎｃｅｃｔｉｃｔｄｅ）、殺菌・殺カビ剤 （ｆｕｎｇｉｃｉｄｅＬ除草剤、忌避剤、誘引剤、落葉剤、植物成長調節剤、肥 料、殺バクテリア剤（ｂａｃｔｅｒｉｏｃｉｄｅ）、微量栄養素、および微量成 分がある。フィルムは、化学物質の放出および水分散性を補助するための、界面 活性剤、分散剤、乳化剤、および展着剤と共に、これらの化学物質の組み合わせ 物を含むことができる。

本発明において使用することができる作物防護用化学物質の配合禁忌の組み合わ せの例には以下に示すものがある。

配合禁忌の組み合わせ メチルペンスルフｏン（ｂｅｎｓｕｌｆｕｒｏｎ　ｍｅｔｈｙｌ）とモリネート （ｍｏｌｉｎａｔｅ）、 ２．４−Ｄとメチルチフェンスルフロン（ｔｈｉｆｅｎｓｕｌｆｕｒｏｎ　ｍｅ 　ｔｈｙ　Ｉ）、 ２．４−Ｄとメチル２−　［［［［Ｎ−４−メトキシ−６−メチル−１゜３．５ −トリアジン−２−イル）−Ｎ−メチルアミノ］カルボニル］アミノ］スルホニ ル］安息香酸、 ２．４−Ｄとメチルメトスルフロン（ｍｅｔｓｕｌｆｕｒｏｎ　ｍｅｔｈｙ＋） 、 マネブ（ｍａｎｅｂ）もしくはマンコゼブ（ｍａｎｃｏｚｅｂ）とべｅｔｓｕｌ ｆｕｒｏｎ　ｍｅｔｈｙｌ）、トラロメトリン（ｔ　ｒａ　Ｉｏｍｅ　ｔｈｒ　 ｉｎ）と、モノクロトフォス（ｍｏｎｏｃ　ｒｏ　ｔｏｐｈｏｓ）もしくはジメ トエート（ｄｉｍｅｔｈｏａｔｅ）のような任意の有機リン酸、ブロモキシニル （ｂｒｏｍｏｘｙｎ　ｉ　１）とＮ−［［４，６ジメトキシピリミジンー２−イ ル）−アミノコカルボニル］　−３−（エチルスルホニル）−２−ピリジンスル フォンアミド、ブロモキシニルとメチル２−［［［［（４−メチル−６−メトキ シ）−１、３，５−トリアジン−２−イル）アミノ］カルボニル］アミノ］スル ホニル］安息香酸、 ブロモキシルとメチル２−　［［［［Ｎ−（４−メトキシ−６−メチル−１、３ ，５−トリアジン−２−イル）−Ｎ−メチルアミノ］カルボニル］アミノ］スル ホニル］安息香酸 作物防護用化学物質を封入する水溶性ポリマーフィルムは、用いられるポリマー を水に溶解し、その後そこに作物防護用化学物質を添加し、そしてこれらを混ぜ 合わせ、そして水を除去して分散している作物防護用化学物質を含む固体ポリマ ーフィルムを形成することにより作成することができる。作物防護用化学物質は 、高融点固体、液体、ワックス、顆粒、もしくは粉末の形態であることができる 。化学物質が液体である場合には、これを、溶解させたポリマーに対して直接添 加することができる。この組み合わせの結果、水中油形の乳剤が生じる。低融点 のワックス状固体はその融点より高い温度に加熱し、そしてポリマー溶液に濡液 に添加することができる。この組み合わせの結果、分散液を生じる。

結果として生じる水溶性フィルムは、ポリマーと作物防護用化学物とを加算した 重量に基づ＜１−７５％の作物防護用化学物質を含み、所期のフィルム物理特性 を保持しながらも特定の適用法のための所期の化学物質の量を提供することがで きる。

溶解させたポリマーと作物防護用化学物質との混合物を、例えば、圧力グイもし くは「ドクターナイフ］でフィルムへと鋳造することができる。湿った状態の鋳 造フィルムを調節して適切な乾燥フィルムの厚みを得る。好ましい厚みは約０． ０００３から約Ｑ、３ｍｍであり、０．０３からＱ、３ｍｍであることが好まし い。典型的には、連続的な鋼鉄製コンベヤーベルトを使用して乾燥させる間フィ ルムを支える。必要なフィルム取り扱い特性を提供するように、仕上げはつや消 しもしくは鏡面仕上げにすることができる。このフィルムを温風オーブン内で乾 燥させ、そしてその後ベルトから取り外してロールを作成することができる。こ のロールをその後、最終的な包装物形態に必要であるいかなる幅にでも切断して ゆくことができる。

ポリマー溶液の温度およびオーブンの温度は、処理を行う間に活性成分が分解し ないことが確証できるであろう温度に調節することができる。

本発明の包装物は、二つもしくはそれ以上の配合禁忌の作物防護用化学物質を同 時に保管および輸送することができるという能力にお（１て独特である。封入さ れた化学物質は、任意の配合禁忌の化学物質に対して接触することがない。した がって、配合禁忌の化学物質との接触力為らの包装物を形成しているポリマーフ ィルムが水溶性であるため、包装物を、ポリエチレンバッグのような耐水性の外 包内に包むもしくは入れることが好ましいであろう。使用に際して、この包装物 をそのバッグから取り出し、そしてその後噴霧用タンクに添加し、そしてその外 包用バッグを破棄もしくは再使用する。

本発明の実施の特別な例により、２．４−Ｄのエステル塩の溶液は、メチルメト スルフロン（スルホニル尿素除草剤）と配合禁忌である。これらを−緒にする際 、スルホニル尿素が分解する。これらはしばしば−緒に使用されるが、それは、 ２．４−Ｄはスルホニル尿素によっては枯らすことができない幾つかの雑草を枯 らすためである。また、２．４−りは異なる様式の作用を有し、そして耐性を示 す雑草の生育を回避させるのを補助する。穀物（小麦、大麦、オート麦）中にお ける雑草を駆除するための２．４−Ｄの使用率は、０．５バインド／ニーカー（ ５８５ｍＬ／ｈａ）である。メチルメトスルフロンの使用率は、０．０６オンス 　ａ、ｉ、／ニーカー（４，２ｇ　ａ、ｉ、／ｈａ）である。０．０６オンス（ ５０％　ａ、ｉ、）のメチルメトスルフロンを含む０．００４インチ（０，Ｏｌ ｃｍ）の厚みのフィルムは、４インチ掛け５．５インチ（１０ｃｍ掛け１４ｃｍ ）のバッグになる。このサイズのバッグは０．５バインドの２．４−Ｄを保持す るのに十分な容量を有している。

このバッグを作成するために、ポリビニルアルコールを水（ＰＶＯ）（の重量の １５％）に添加する。この混合物をよく攪拌し、そして９０℃になメチルメトス ルフロンを計量する。これを粘着性ポリマー溶液中に攪拌しながら混ぜ込んで行 く。この混合物を「ドクターナイフ」を使用してガラス製プレートの鋳型に流し 込み、そして室温において一晩乾燥させる。フィルムを折り畳み、そして熱密封 させて、１０ｃｍ掛け１４ｃｍであり図１のものに類似するバッグを得る。２． ４−Ｄの溶液をこのバッグ内に注ぎ入れ、そしてバッグの上部を熱密封する。バ ッグのポリビニルアルコールフィルムは使用前には水から保護するべきであるた め、これを耐水性外包内に保管する必要がある。よく知られている合成樹脂とホ イル／ペーパーの組み合わせたものがこの目的に容認される。農夫がこの組み合 わせ物産物を使用する用意ができている際には、その農夫は単にその外包を破い て開け、そしてバッグを噴霧用タンク内に入れるだけでよい。水の温度に依存す るが、そのバッグが溶解するには、約２−１０分を要するであろう。

モリネートはメチルベンスルフロンと配合禁忌である。それらが互いに接触する と、スルホニル尿素除草剤であるメチルベンスルフロンが分解する。これらは米 用の水田において一緒に用いられるが、それは、モリネートがイネ科の雑草を枯 らし、そしてメチルベンスルフロンが広葉雑草を枯らすためである。モリネート は、３バインド／ニーカー（３５００ｍＬ／ｈａ）の割合で使用される。メチル ベンスルフロンは、１オンスａ、ｉ、　／ニーカー（７０ｇ　ａ、ｔ、／ｈａ） の割合で使用される。０．０２２インチ（０，５７ｃｍ）の厚みの水溶性ポリマ ー溶液りであろう。このフィルムを切断し、折り畳み、そして重複表面の熱処理 もしくは湿潤処理を使用して密閉させて、米国内においてミルクに使用されてい るような容器を産生ずることができる。この容器は、縦３インチ（７，６ｃｍ） 、横３インチ（７，６ｃｍ）、そして高さ１０インチ（２５，４ｃｍ）であろう 。上部は切り置型上部であることができ、そのため液体のモリネートを、現存す る包装物付属品を使用して添加することができる。このサイズの容器は３バイン ドのモリネートを保持するのに十分な大きさであろう。この容器は、その容器の 形状においてフィルムに形状安定性を提供する類似する形のホイル／厚紙容器内 に入れることができる。

ＦＩＧ、　Ｉ　ＦＩＧ、２ フロントページの続き （５１）　Ｉｎｔ、　Ｃ１，６識別記号　、庁内整理番号／／（ＡＯＩＮ　４７ ／３６ ４７：１６） （ＡＯＩＮ　４７／３６ ３７　：３４　） （ＡＯＩＮ　４７／３６ ３９：０４） （ＡＯＩＮ　５７／１２ ５３：００） （ＡＯＩＮ　５７／２０ ４７　：３６　） （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、０Ａ（ＢＰ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、　ＣＩ、　ＣＭ、　ＧＡ、　ＧＮ、　ＭＬ、 　ＭＲ，ＮＥ、ＳＮ。

ＴＤ、ＴＧ）、ＡＵ、ＢＢ、ＢＧ、ＢＲ，ＢＹ、ＣＡ。

ＣＺ、ＦＩ、ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＫＺ、ＬＫ、ＭＧ、　ＭＮ、　ＭＷ、　 Ｎｏ、　ＮＺ、ＰＬ、　Ｒ○、ＲＵ、ＳＤ、ＳＫ、ＵＡ、ＶＮ Ｉ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．ａ）第一および第二作物防護用化学物質であって、当該第一および第二化学 物質が互いに関して配合禁忌である第一および第二作物防護用化学物質、および ｂ）水溶性ポリマーフィルムの容器であって、当該第一化学物質が当該フィルム 中に封入されており、かつ、当該第二化学物質が当該容器内に含まれており、こ れにより当該フィルムを水中に溶解させた際、当該フィルムおよび当該容器は当 該第一および第二化学物質をそれぞれ放出させる、水溶性ポリマーフィルムの容 器、を含んでなる、配合禁忌の作物防護用化学物質を保管しかつ放出させるため の包装物。
2. ２．互いがラミネート状に合わさっている複数の水溶性フィルム、当該フィルム の少なくとも一つの中に封入させてある第一作物防護用化学物質、および当該第 一化学物質から分離されて保管されるように当該フィルムの少なくとも一つの別 のものの中に封入させてある、当該第一化学物質と配合禁忌である第二作物防護 用化学物質を含んでなり、これにより、当該フィルムを水中に溶解させた際、当 該第一および第二化学物質が当該水中に放出される、配合禁忌の作物防護用化学 物質の保管および放出のための包装物。