JPH07507543A - 酸素キャリア - Google Patents

酸素キャリア

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JPH07507543A
JPH07507543A JP5516327A JP51632793A JPH07507543A JP H07507543 A JPH07507543 A JP H07507543A JP 5516327 A JP5516327 A JP 5516327A JP 51632793 A JP51632793 A JP 51632793A JP H07507543 A JPH07507543 A JP H07507543A
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globin
chain
beta
oxygen
alpha
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Pending
Application number
JP5516327A
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English (en)
Inventor
プワヤール,クロード
パニエ,ルネ・ジョゼ
エデルシュタイン,スチュアルト
Original Assignee
アンスティテュ・ナシオナル・ドゥ・ラ・サンテ・エ・ドゥ・ラ・ルシェルシュ・メディカル(イ・エヌ・エス・ウ・エール・エム)
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/795Porphyrin- or corrin-ring-containing peptides
    • C07K14/805Haemoglobins; Myoglobins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/08Plasma substitutes; Perfusion solutions; Dialytics or haemodialytics; Drugs for electrolytic or acid-base disorders, e.g. hypovolemic shock

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
酸素キャリア 本発明は、ヘモグロビンに類似した構造の酸素キャリアに関し、これは酸素への 親和性が低い代替血液として使用できるものである。 救急医療では輸血のために多量の血液を必要とする。供給と貯蔵の問題か起こり うろことに加え、輸血では、同定されたあるいはされていない感染症が移るとい う危険か生しるため、ウィルスの不活性化法の使用が必要となるが、これはタン パク質に対して行うには常に煩雑である。 従って、輸血で使用するための、血液に代わりつる人工酸素キャリアか利用でき ることか望ましい。 ヒトヘモグロビン(HbA)に近い構造の酸素キャリアを提供することが本発明 の主題である。 ヘモグロビンは赤血球の主成分であり、組織の正常な機能発揮に必要な量の酸素 の結合、運搬および供給という必須の機能を有する。 ヘモグロビン分子は2つの部分、すなわち、タンパク質部分であるグロビンと、 酸素の結合を担う第一鉄原子を保持する基であるヘムとを有する。グロビンは4 つの鎖からなる四量体であり、アルファと呼ばれる141個のアミノ酸のペプチ ド鎖とベータ型と呼ばれる146個のアミノ酸の鎖の対を2組有し、従って、正 常なヒトグロビンはアルファ、ベータ、(α2β2)と称される。 「ベータ」すなわち「非アルファ」型の鎖にはベータ鎖だけでなく、イプノロン 、ガンマまたはデルタと呼ばれる鎖も含まれる。 各ポリペプチド鎖にはへミノ基が結合している。 通常、成人においては、ヘモグロビンの95%以上かアルファ、ベータ、四量体 、すなわち、アルファーベータの異種二量体の2個の組み合わせからなり、触媒 的錯体であるヘムと結合した、ヘモグロビンAからなる。アルファ、デルタ、四 量体からなるヘモグロビンが2〜3%、アルファ、ガンマ2の胎児ヘモグロビン が微量見出されている。 グロビンはタンパク質鎮からなるので、これらの鎖を組み換えDNAを用いる技 術により製造する試みは有利である。 この方法の主目的は、種々の生物によりアルファ鎮とベータ鎖の合成を行うこと であったが、これは6鎖を別々に発現させるという面倒な方法であるか、あるい は同時に発現させる系を用いるがしばしば不満足な結果に終わった方法である。 このように、国際特許出願W088109179ではこの種の方法を提案してい る、すなわちアルファ鎖とベータ鎖の別々の合成、特に人為的変異種の形で行う ことでる。 この方法はかなり煩雑であることが分かったので、より最近の特許出願W090 /13645では、二量体を直接使用すること、詳細にはベータ鎖と組み合わせ るためのアルファ鎖の二量体を提案している。 この方法は有用ではあるが、この場合でも、安定な四量体を形成するためにそれ ぞれか二量体となっているとしても、組み合わせるべきアルファ配列とベータ配 列は別々に得ることが必要である。 本発明の主題は、ただ一種の鎖のみを合成すればよい酸素キャリアであり、この 種の鎖はヘムを含有し可逆的に酸素を結合しつる四量体の形に結合(会合)され ることか可能である。 より詳細には、本発明は、可逆的酸素結合能を供給するためにヘムを取り込みな から結合あるいは互いに結合されつる、少なくとも4個のほぼ同じグロビン型の ポリペプチド鎖を含有する種類の酸素キャリアに関する。 上記説明において、「グロビン型ポリペプチド鎖」という表現はアルファ型の鎖 またはベータ型の鎖を書味し、これらの鎖はほとんど同じであり、好ましくは完 全に同しである。 従って、この種のキャリアは、多少修飾されたり、また二量体の形となったとし ても、例えばアルファ鎖とベータ鎖のような結合が可能な2種の異なる型の鎖か 常に認められる従来技術のキャリアとは異なる。 本発明の酸素キャリアには2つの異なる態様がある。 第1の態様では、4つのポリペプチド鎖が同しであり、その構造が、アルファ鎖 およびベータ鎖から誘導されたものであり、天然Hb^のアルファ鎖とベータ鎖 の結合に関与するアルファI、ベータ、間に似た境界を再構成するように会合し つるようなものである。 第2の態様では、鎖は同じであり、特にすべてが、四量体を形成するように会合 しつるベータ鎮である。 より詳細には、第1の態様では本発明は、ヘムを取り込んだ少なくとも4つのポ リペプチド鎖を含み、それぞれの鎖が以下の配列のグロビン型の構造を有するも のである、上記した人工酸素キャリアに関する。 V−(W)−X−(Y)−Z 式中、 −v、XおよびZはグロビン型ポリペプチド配列であり、−(W)および(Y) は、異なる鎖に属するとき、少なくとも一部がアルファ1ベータ2間の境界に類 似した境界を構成するように相互作用しつる2つの相補的ポリペプチド配列であ り、前記鎖は会合して、可逆的かつ協同的酸素結合能を提供するようにアルファ 、ベータ、間に似た境界を再構成すること力呵能である。 本発明のこの種の酸素キャリアでは、四量体に会合する4つのポリペプチド鎖は 「頭−尾結合」するため、1つの鎖の配列W1と別の鎖の配列¥2とが並列する と、付随的に第1の鎖の配列Y、と第2の鎖の配列W、とが相互作用することに なり、天然ヘモグロビンのアルファlベータ、間の境界の少なくとも一部を再構 成する。 アルファ鎮とベータ踏量の境界は、酸素の結合および放出に一部関与するコンホ メーションの転換に関係する。 当然、ポリペプチド鎖はアルファ型の鎖またはベータ型の鎖に類似する構造を有 しなければならない。 従って、具体的には、グロビン型のポリペプチド配列Xは、アルファまたはベー タ型組のへリソクスセグメントD、EおよびFから選ばれた1以上のへリックス セグメントを含有するであろう、このセグメントは非ヘリックスセグメントまた は単結合を介して互いに結合していればよい。 グロビン型のポリペプチド配列Vは、アルファまたはベータ型組のヘリ、クスセ グメントA、BおよびCから選ばれた1以上のヘリックスセグメントを含有する であろう、このセグメントは非ヘリックスセグメントまたは単結合を介して互い に結合していればよい。 グロビン型のポリペプチド配列Zは、アルファまたはベータ型組のへリノクスセ グメントGおよびHから選ばれた1以上のヘリックスセグメントを含有するであ ろう、このセグメントは非ヘリックスセグメントまたは単結合を介して互いに結 合していればよい。 しかしなから、ヘリックスセグメントは正常の四量体の構造において重要な役割 を果たし、この種の構造が合成四量体中でも生じていなければならないのは明ら かだが、異なる起源の、すなわちアルファ型またはベータ型のいずれかのへリノ クスセグメントの組み合わせであってもよい。非ヘリックスセグメントとしては 天然の同種のものであるか異なる種類のもの、あるいはその両者の構造を有する セグメントであればよいが、すべてアルファまたはベータの同種の配列を使用す るのか好ましい。 一般式におけるセグメントは次のように選択するのが好ましいであろう。 ■アルファーNA+A+AB+B+C Wアルファ=CE (アルファl/ベータ、間境界)Xアルファ=E+EF+F Yアルファ=FG (アルファ、/ベータ、間境界)Zアルファ=G+GH+H +HC ■ベータ=NA+A+B+C WベーターCD(アルファ、/ベータ、間境界)Xベータ=D+E+EF+F Yベーターアル (アルファ1/ベータ、間境界)2ベータ=G+GH+H+H C 最後に、本発明により配列した鎖により再構成されつるアルファ、ベータ、間の 境界は好ましくは以下の通りである。 (C236Pro Va196 G3)(C337Trp Pro95 G2) W(ベーターアルファ)l (C640Arg Asp91 Gl) Y(ベー ターアルアT)。 (C741Phe Va193 FG5)Arg92 FG4) Leu91 FG3) (FG391 Leu (FG492 Arg (FG593 Val Phe41 C7)Y(ベーターアル7y)、 (Gl  94Asp Arg40 C6) W(ベーター747y)2(G2 95  Pro Trp37C3)(G3 96 Val Pro36 C2)さらに、 以下に示すように、異なるヘリックスまたは非ヘリックスセグメントは天然の同 種のものに関連する変異を含んでいてもよい。 これらの変異は好ましくは、より安定なベータ型サブユニットに関連する。より 具体的にはベータ型組の以下に示すような変異が挙げられる。 −2番目の旧SがNetに置換 一23番目のValがfluに置換(Pagnierら、 1990)−27番 目のAlaがSerに置換(BaklouLiら、 1986、Fe5sasら 、 1982 、Huangら。 +990) 一41番目のPheがTyrに置換 −63番目のHisがPheに置換(Linら、 +990 、 Nagai  ら、 1987.1988)−63番目のHisかlieに置換(Linら、  199OSNagai ら、 1987.1988)−67番目のVatがPh eに置換(Linら、 1990 、 Nagai ら、 1987.1988 )−67番目のValかIleに置換(Linら、 +990 SNagai  ら、 1987.1988)このような変異は、協同作用効果は推持しながら、 キャリアの酸素に対する本来の親和性を低下させる。 その他の変異もこれまでに記載されており、本発明によってヘモグロビン中に容 易に取り込むことができる。これらの変異は、具体的には以下の表1に示すもの の1以上であればよい。 表1 酸素親和性の低下を示すヒト)Ibの自然変異種α鎖変異種 ヘモグロビン 変異 照文献 Torino β43 (CEI) Phe −4Val Beretu aa l、 196gHirosaki β43 (CEI) Phe −I Leu  0hba tral、 1975aMoabi+ β86 (F7) Lzu  −e Arg Knu山eral、 1979S6tif β94 (Gl)  Asp −+ Tyr Wajcrrun eral、 1972Tirus ville β94 (Gl) Asp −+ ASn Schneidcrc rm、 1975mβ鎖変異種 ヘモグロビン 変異 照文献 RaJei−β1(NAI)Val→ac−Ala Moo−Pennam、+ 977Connecticut β21 (B3)^sp−*Gly Moo− Pennaa/、1981Moscva β24 (B6) Gly −h A sp Idelson cal、 +974^uckLand β:j (B7 ) Gly 4 Asp WiLLiamson cal、 1987Roth schild β37 (C3) Trp −e Arg Gacon aal 、 1977Hazebrouck 133g (C4)Thr −* Pro  Blouquit mal、 1984Hammersmithβ42(G1 )Phe−+Ser Daeieam、1967;0hbaetal、1975 bBucuresti β42(G)I)Phe−4Leu Brxtuam、 1971;KeeLingetaJ、1971Sendagi β42(C1) Phe−IVal Ogaaeral、 1986Chervely β45( G4)Phe−*Se+; Yeagereral、 19830kaJoos a β48(C7) Leu −I Arg Charache et al、  1973Bologna β61 (β5) Lys −+ Me!Mari nucci aal、 1981J−一 β65 (β9) Lys −I C 1n Garel mal、 1976Chico β66 (EIO) Ly s −* Thr 5hih eral、 1987Bris+ol β67  (El l) Val −Asp S+eadrr+an eral、 +97 0Seanle β70 (El4) Ala −+ Asp Kurachi  tral、 1973Vancouver β73 (El7) Asp − * Tyr Jones eral、 1976Mobile β73 (El 7)Asp −IVal 5chneider elal、1975bTdbu rg β73 (El7)八SP −I Gly Bernini & Gio rdano、 198gAalborg β74 (El8) Gly −I  Arg WuLiamson eral、 19900」娼 β76 (β20 ) Ala −* Pro Wajcman tral、 1991Provi dence β82 (EF6) Lys −+ Asn−1^sp Bona vennui cal、 Moo−Penn e窒≠戟A 1976 pyrgos β83 (EF7) Gly −* Asp Tatsis a al、+976八genogi β90 (β6) Glu −) Lys M iyaji ctal、 +966Roseau− Poin+−、e h Pitreβ90 (β6) Glu −I Gly  Mbult eral、 1985Caribbcan β91(F万Leu− +〜g Ahern exal、 1976Kansas 13102 (G4 ) Asn −I Thr Bonaventura & Riggs、 19 68Bethlsrael β102(G4)Asn−rscr Nagelr rod、1976SairI
【−Mand: β102 (04) Asn 4  Tyr Arous eral、 1981Burke p 107 (C9 ) Gly −* Arz Turner et al、 1976Yoshi ruka 13108(GIO)Asn−*Asp Lrnamuraaa/、 1969PresbyIerian β108 (CIO) Asn −+ L ys Moo−Penn eat、 197gPewborough β111  (G13) VaJ −4Phe King etal、 +972New− York pH3(G15) Val −I Olu Ranneyr+t11 .1967D−Punjab β121 (GH4) Glu −e OLn  BagLioni、 1962ムDesiracle β129 (87) A la−+■ M−uhetal、 1986Yama−β132 (HIO)  Lys −T Asn Harano etal、 1990Hope 131 36 (β14) Gly →Asp Minnich etal、 1965 )Limeji β140(818)Ala−+Asp Ohbaam、+98 6注 αサブユニットまたはβサブユニットのいずれかに1個の変異を有するヘ モグロビンのみを考慮した。 前記のように、配列WとYは、R4T転換に関連するHbAのアルファ、ベータ 2間の境界等を再構成させうるちのでなければならない。このため、セグメント (W)と(Y)はヒトヘモグロビンのアルファ、ベータ2間のセグメントC/C DおよびFG/Gに類似しているが、必要に応じ、ある種の点変異を生じさせる ことにより修飾してもよい。 アルファ、ベータ、の境界の構造に関連する必須の要素は以下の通りである・ベ ータ鎖 アルファ鎖 アルファ鎖 ベータ鎖37Trp 311Thr TYr 145 Tyr14040Arg 41Thr Asn102 Asn9741 Phe 42Tyr にIulOI Va19696Leu 91Leu As p99 Asp9497H+s 92△rg HIs 97 Arg g 2g gy、1 53va1 Phe41 Tyr4299△5p 94ASpArg 40 Thr41100Pro 95Pro GIn39 Lys4010tC Iu 96Val Trp37 Thr38+45Tyr I 40Tyr P ro36 Pro37以下の表2に示す変異を生じさせることも可能である。 αlβ2間に位置する残基の変異例 評位 変異 変異の特徴 β40(C6) Arg−Asp 陰電荷Argより弱い障害 Arg 4Val 疎水性 強い立体障害 Arg−Ala 疎水性 弱い立体障害 Arg−5er 水酸基 弱い立体障害 Arg−Lys Argに近い性質 β41(C7) Phe−Tyr 水酸基水素結合の可能性 βIon(G3) Glu−”Ala 疎水性弱い立体障害 β102(G4) Asn−Ala 疎水性弱い立体障害 Asn→cry 立体障害なし 特に音用なポリペプチド鎖には、混合アルファ、ベータ鎖、すなわち詳細にはグ ロビ/ベータ型組のN末端側と、グロビンアルファ鎖のC末端側からなる鎖、あ るいは逆にグロビンアルファ鎖のN末端側と、グロビンベータ型組のC末端側か らなる鎖か挙げられる。 口れらのキメラサブユニットは、それぞれNH+ベーターアルファC0OH,N H,アルファ−ベータC0OHと称する。 アルファーベータの結合は、ヘムポケットの可動部分、すなわちEF上セグメン ト位置するのが好ましい。 最も有利なポリペプチドには、グロビンベータ鎖の73番目のアミノ酸までのN 末端側が、グロビンアルファ鎖の69番目のアミノ酸からのC末端側に融合した ものかある。 四量体の形に会合したこの種のキメラ分子は図8に示され、ここに四量体中で再 構成されたアルファ1ベータ、の境界か明らかにされている。 一方の鎖の配列Zと他方の鎖の配列Vとの間に位置する配列、好ましくはペプチ ド配列で結合された2つのポリペプチド鎖を供給することも可能である。この2 つの鎖はこのように堅く結合しているで、四量体の安定性を高める。 この2つの鎖は架橋あるいは任意の生化学的相互作用により結合していてもよい 。例えば共有橋架け(ノアスビリンまたはピリドキサールリン酸から誘導)によ る。 本発明の酸素キャリアはヘミン構造を含有していよう。このヘミン構造は天然ヘ ム分子でも、あるいは鉄分子か別の金属、特にコバルトで置換された金属ポルフ ィリンであってもよい。 本発明の第2の態様において、四量体は、ベーターグロビン型構造を有する4個 の同しポリペプチドから本質的になる。この種の四量体は、ベータ、と称され、 前記の変異の1つを何するベータ型組からなるのか好ましい。 既述のように、2個のサブユニットのNおよびC末端側を結合して形成される二 量体の組み合わせにより製造してもよい。 本発明の酸素キャリアは、一般に、天然ヘモグロビンに比べ酸素親和性が低い。 この親和性は大勢ヘモグロビンに比べて少なくとも20%低下しているのか好ま しい。 本発明のキャリアは好ましくは、前記の鎖を産生ずる形質転換された生物を培養 することにより得られる。この生物は、宿主細胞においてDNA配列を発現させ る発現要素の制御下に、前記鎖をコードするDNA配列を含む真核細胞からなる ものであればよい。 あるペプチド配列を発現しつる組み換えDNA技術は現在広く知られており、こ れを詳細に記載する必要はない。 宿主細胞は好ましくは真核細胞であり、酵母またはより高級な真核細胞あるいは 形質転換された動物である。発現系としては、自律的に復製するプラスミドが、 あるいは宿主細胞のゲノム中に組み込まれうるプラスミドからなる。コーディン グ配列は、異種であるが宿主中で有効なプロモーターの制御下にあるが、あるい は同種のプロモーターすなわち染色体プロモーターの制御下にあればよい。また 、例えばこれらのポリペプチド鎖の分泌を促す系を用いることも可能である。 次に、本発明によるポリペプチド鎖の発現のための系を例示するが、本発明を限 定するものではない。 四量体の形成はしばしば自然に生し、四量体の正確な構造に応して、特定の溶解 条件、詳しくは一定のDI(および/またはイオン強度の条件下で促進されるが もじれない。 ヘミン基の導入は、特に真核細胞では自発的に生じ、得られた四量体は特別の工 程を必要とせず「ヘミン化」 (ヘミンか挿入)される。ヘムは次の工程で添加 されることか多いであろう。 本発明はまた、前述のように、組み換えDNAを用いた技術と起こりうる四量体 の形成により、これらのポリペプチド鎖の製造を可能にする方法にも関する(H offa+an等、1990 ; Nagai & Thogerson、 1 984.1987 ; Nagai等、 1985 :@Tame 等、+991 + Wagenbach等、 1991)。 最後に、本発明は医薬品としての、特に輸血の分野で許容される担体と混合した 酸素運搬のための、前記鎖の使用に関する。 以下の実施例は本発明の特徴および利点をより明確するするものである。 以下において 図1はアルファ鎖のヌクレオチド配列およびアミノ酸配列を図式的に示す。 図2はベータ鎖のヌクレオチド配列およびアミノ酸配列を図式的に示す。 図3は、ヘリックスの名称を示したベータ鎮の立体構造を図式的に示す。 図4はプラスミドpATPrTetの図である。 図5はプラスミドpATPr cllFX betaの図である。 図6および7はベクターpATP r c I I FX beta Gbの製 造を図式的に示す。 図8は本発明の二量体の立体構造、詳しくはアルファ1ヘータ7間境界の再構成 を示す図である。 図9はベクターpATPr Chim beta73−alpha 69の作製 の工程を図式的に示す。 ヘモグロビンの構造をよりよく理解するために、Dickerson & Ge 1s (1983)やFermi & PeruLz (1981)の論文等の 他、Mo1ecular Ba5is or Blood Diseasesに おけるMax F、PeruLz (1987)による論文等が参照される。 アルファ鎖のアミノ酸構造を図1に示し、ベータ鎖のアミノ酸構造を図2に示す 。 ベータ鎖の立体配置を、NH2末端からC0OH末端までの異なるセグメントの 名称二NA、ASB、C,CD5DSE、EF、F、FG、G、GH,Hおよび HCと共1:[1N31:示t。アルファ鎖は構造: NA、A、AB、B、C 5CE、E。 EF、F、FG、G、GHSH,HCを有する。 セグメントASBSC,E、FSGおよびHは実質的にヘリックス構造を有し、 −力結合セグメントはそのような構造をもたない。 アミノ酸はN末端から順に、あるいはそのヘリックスの名称とその中での順位を 付与して番号を付けている。 ベータ鎖の36番目のアミノ酸はプロリンであり、これはベータ36(C2)P ro 、すなわちヘリックスCの第2番目のアミノ酸として示す。 大腸菌における融合タンパク質の製造 DNAに関する操作は手引き書rMolecular Cloning JにS ambrook等により記載されている慣用の手法を用いて主に行った。特に記 載がない限り、制限酵素すなわち修飾酵素による切断は、製造者[アマーンヤム (Amersham)、ボーエリンガーマンハイム(Boehringer M anheim);ニューイングランド・バイオラブズ(New [!nglan d Biolabs、)]の指示による。cllFXヘータグベーン融合蛋白質 をコードするcDNAはNagai等(1985)によってファージM13 m plo中にクローン化された。 M13 mplo cllFX beta作製物は、メディカル・リサーチ・カ ランスル(MedicalResearch Council)(ケンブリソノ 、英国)に請求して入手した。 実施例1:発現ベクターpAT Pr CIIFX beta Gbの調製親ヘ クターpAT Pr TelはpBR322由来の複製起但を有し、テトラサイ クリ/耐性遺伝子をもつ。これはラムダファージのPrプロモーターの制御下で 異種蛋白質を発現させる。このプロモーターの活性はCIリプレッサー(CL+ st ’H立遺伝子、温度感受性)により抑制される。Prプロモーターは30 ’Cで阻止される。温度を42°Cまで上げると、このリプレッサーを不活性化 して、Prプロモーターからの転写が誘導される(図4)。 プラスミドDNA(7)調製 プラスミドを保持する大腸菌CAG 1139を、600nmでのODが約0. 4になるまで37°Cで(LB培地1リットル)培養する。クロランフェニコー ルを最終1度が170μg/mlとなるように添加し、インキュベーションを3 7℃で12〜16時間続ける。 NaOH−3DS溶液での処理により細菌を溶菌させ、ポリエチレングリコール による沈殿により細菌ペレットからプラスミドDNAを精製する。使用する手順 はサンプルツク (Sambrook等(+989)により記載されたものと全 く同じである。 このようにして精製したpAT Pr TelプラスミドDNAl0μgを、5 ユニツトのBao旧制限エントヌクレアーゼの存在下で37℃において10分間 インキュベートする。 (制御された切断)。直鎖状のプラスミドを0.8%の アガロースゲル上で分離し、電気溶出により集める。DNAをフェノール/クロ ロホルム抽出後エタノールで沈殿させる。沈殿物を蒸留水90μl中にとり、平 滑末端の形のATG開始フトンを得るために、緑豆ヌクレアーゼ(二ニーイング ランド・バイオラブズ)で処理する。フェノール/クロロホルム抽出およびエタ ノール沈殿の後、DNAを水90μmに溶解し、Xhol制限エンドヌクレアー ゼ100ユニットの存在下でインキュベートする(図6)。4500bpの[l aB Hl−Xbo断片をアガロースゲル電気泳動で分離し、電気溶出で集め、 フェノール/クロロホルム抽出後エタノールで沈殿させる。 挿入する配列の調製 融合タンパク質をコートする配列を、二重鎖復製型のファー7Ml3 mplo  (10ng)からのPCR法によって得た。プラスミドDNAに対する上記の 方法により二重鎖復製形を大腸菌J M’101株の菌体ペレットから製造する 。制限エンドヌクレアーゼ5naBIによる認識部位をコーディング配列の5° 末端に導入している。この酵素による開裂により融合タンパク質の最初のコドン の最初のヌクレオチドに相当する平滑末端を生しる。制限エンドヌクレアーゼX holにより認識される部位が停止コドン直後の3゛末端につくられている(図 7)。PCR産物をフェノール/クロロホルム抽出後エタノールで沈殿させる。 沈殿物を1軸MトリスーHCl/1mM EDTA緩衝液90μmにとる。DN Aを制限エンドヌクレアーゼ5naBIで処理しく15ユニツト、2時間、37 ℃)、次いでXholで処理する(25ユニツト、2時間、37℃)。これをフ ェノール/クロロホルム抽出後エタノールで沈殿させる。沈殿物を10mMトリ ス−HCl/1mM EDTA緩衝i*loμmにとる。発現ベクターへの挿入 をベクター/挿入物の比1.5(ベクターDNA溶液3μIおよび挿入物の溶液 3μlに相当)で行う。混合物を室温で4時間T4 DN^リガーゼの存在下で インキュベートする。 反応混合物をコンピテントな菌CAG 1139に形質転換するのに用いる(C aC1t処理)。テトラサイクリン耐性により選択された形質転換菌を融合タン パク質の発現について試験する。 これにより得られたベクター pAT Pr cllFX betaは以下を含 むallFXベータグロビン融合タンパク質の合成を指示する一うムダファージ のcllタンパク質の31個のN末端残基部分、−活性化凝固因子Xに認識され 、それによりベータグロビンサブユニットが融合タンパク質の精製後放出される ようにする配列である、テトラペプチド1ie−Gl−ヘモグロビン。 実施例2 大腸菌におけるタンパク質の発現プラスミドpAT Pr cllF X betaを保持する大腸菌CAG1139株を、テトラサイクリンの存在下 (10+ng/ l ) 、I n中にグルコース2g、酵母エキス20gおよ びビタミンBI0.5gを含有するM9培地(50mM Na、HPO+/20  mM KHzPO,/8.5mM NaC1/20mM ITtltcllo 、 1mM Mg5O+ )中で30℃においてインキュベートする。600n a+での吸光度がO68〜1.2に達したとき、温度を直ちに42°Cに上げ、 インキュベーションを374時間続ける。細菌のペレットを一80℃で凍結する 。 実施例3:融合タンパク質の抽出および精製細菌のペレット (100g湿重量 )を解凍し、5iMトリスーHCl、p)18 /25%(w/V)ンヨ糖/1 mM EDTAの100 mlに懸濁する。リゾチーム20軸gの存在下でイン キュベートする(水中で30分)ことによって細菌を溶菌する。Mgcl、 、 MnCItおよびDNase Iをそれぞれの最終濃度がl軸MS 1mMおよ び10ug/lとなるように加える。室温で30分インキュベートした後、0. 2M NaC1/ 1%(W/V)デオキシコール酸/1.6%(V/V) / :デソトP−40/2軸Mトリフ、−HCl、pH7,5/2mM EDTA( 7)200 mlを溶菌液に加える。5000 gでの遠心分離を10分行うこ とにより沈殿を集め、1%(v/v) トリトンX−100/laM EDTA に再懸濁し、再び遠心分離する。トリトンX−1001′s液中での洗浄を、緻 密な沈殿か得られるまで繰り返す。 タンパク質の沈殿を6MグアニジノHCI/25 mM)リス−^cOH、pH 5,0/1mM EDTA/1mMノチオトレイトール溶液に溶解する。この溶 液をセファデックスG−25カラムでろ過することにより8M尿素/25mMト リスーAcOH、1lH5,0/1mM EDTA/1mMンチオトレイトール 緩衝液中に平衡化し、次いで同じ緩衝液で平衡化したCM−セファロースカラム (4xlOcm)に通す。融合タンパク質を、8M尿素/25mMトリスーAc OH、pH50/1mM EDTA/1mMジチオトレイトールの500 ml および同し緩衝液に十分な量の0.2M1度のNaC1を添加したちの500  mlからなる線状勾配を用いて溶出させる。次いで、融合タンパク質を、5Mグ アニジンHCl150 mM トリス−)HCl、I]H8,O/1mM ED TA/1mMジチオトレイトール媒体中でセファ媒体路S−200カラム(5X  60cm)を通する過により精製する。タンパク質を含む画分を溜め、水に対 して透析し凍結乾燥するか、あるいは切断用緩衝液に対して透析して直ちに活性 化因子Xで処理する。 融合タンパク質の精製およびトリブノン加水分解後、変異およびペプチドの輪郭 の存在を高性能液体クロマトグラフィー[ボーディン−チック(Baudin− Chich)等、1987)で確認する。 実施例4 因子Xaによる融合タンパク質の切断凍結乾煽タンパク質を8M尿素 150 vaM ト’J ス−HCl、pH8、O/1mM EDTA/1mM シ+r ト8.0/1mM CaCItに対し透析する。融合タンパク質を、臭 化ノアンー活性化セファロース6B (酵素/基質比1.5%W/W)に固定化 したラッセルの毒ヘビの毒素で活性化した因子Xの存在下でO”Cにおいてイン キュベートする。切断の量を5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動で確認す る。水に対する透析後、ヌクレオチドを凍結乾燥する。 実施例5・変異種betaH2Mの作製配列dCAGG AGT CAG CA T CACCCT ACCCノ合成イニ/エーターオリゴヌクレオチドを用いて DNA中に変異を導入する。この配列は、ベータ(NA2)ヒスチジンコドンを 含むグロビンベータサブユニットをコードするcDNAの配列に相補的である。 導入されるトリブレット、CAT (GTGの代わり)はメチオニンをコードす るように変えられる。突然変異誘発はアマーノヤムにより堆奨されるナヵマエと エクスタイン(1986)の方法(アマ−ジャムキット)により、グロビンベー タ鎮をコードするcDNAが挿入されたM13ファージの復製を用いて行われる (ナガイとトーノヤセノ、1984)。突然変異誘発反応の産物を慣用の方法( ナガイとトージャセン、1987.サムプルツク等、1989)によりコンピテ ント大腸菌JMIOI株を形質転換するのに用いる。変異を有するファージは、 DNA配列決定(サンガー、1977)により検出される。完全なコーディング 配列をうるために、融合タンパク質をコートするcDNAの完全な配列を確認す る。 変異を含むコーディング配列を、発現ヘクターに挿入するため前記のように処理 する。 実施例6 変異種betaH21の作製イニノエーターオリゴヌクレオチド、d Acc AGT CAG GAT cACccTAcCCヲ用イてcDNA中に 変異を導入する。トリブレットGAT (GTGの代わり)はイソロイノンのコ ードを可能にする。 実施例7 変異種beLaF41Yの作製イニノエーターオリゴヌクレオチド、 dGGA CTCAAA GTA CCT CTG GGT’lイテcDNA中 に変異を導入する。トリブレットGTA (GAAの代わり)はチロノンのコー ドを可能にする。 実施例8 ヘクターpAT Pr Chin beta 73−alpha69 の作製次の2つのプラスミドからPCR法によって、ベーターアルファグロビン キメラをコードするものを作製する 一ベータグロビン遺伝子を有するプラスミドpAT Pr beta (実施例 1)−アルファグロビンcDNAを有するプラスミドニアルファ1以下のプライ マーを用いる。 N11i : 51GCA TTT AAT GCA TTG ATG CC3 ′Ch : 5’ TTT CTCGAG TTA ACG GTA TTT  GGA 3’D : 5’ GTG COT TTA GTG ATG CCG  TGG CGCACG TGGACG ACA TGCC3’ D inv : 5’ TCCACG TGCGCCACG GCA TCA  CTA AAG GCAC3’ CIIFX NH+ (1−73)betaをコートする断片をプライマーのN SiおよびDinvを用いてヘクターpAT Pr betaから増幅する。条 件は以下の通りであるPCR緩衛液 5μl Mix ] 2 u l プライ7− Nsi 5u l (10uM)プライマー Dinv 5μl  (loμM)プラスミド pATPrbela IOng(lμ1)Taqポリ メラーゼ(セタス) 1μIH+Oを加えて全量を50μmとする。 58°C91分 70°C2分(2秒/サイクル) PCR産物を、フェノール/クロロホルム抽出後エタノールで沈殿させる。所望 の大きさに相当する断片をアガロースゲル電気泳動後に電気溶出で集める。 アルファグロビンのアルファ (69−141)COOIIをコードする断片を プライマーDとchを用いてプラスミドalphalpJW 101 (ウィル ソン、197g)から増幅する。条件は以下の通りである PCR11衝?夜 5 μ 1 M1x 12 a l プライマーD 5μ+ (10uM) プライ7− Chin6 5μl (10uM)プラスミドalpha I 1  u I (=I Ong)Taqポリメラーゼ(セタス) 1μm1(20を 加えて全量を50μlとする。 最初の増幅と同しようにして27サイクル行う。 断片を前述のようにして精製する。 3番目の増幅をプライマーNsiとchを用いて2つの精製断片から行う。条件 は以下の通りである PCR緩衝液 5u1 M1x 12μl プライ7− Chin6 5μl (10uM)プライマー Nsi 5μ1( 10uM)第1のPCRで得られたDNA3μl(約50ng)第2のPCRて 得られたDNA3μl(約50ng)Taqポリメラーゼ(セタス) 1μI8 .0を加えて全量を50μmとする。 35サイクル行う。 97°C30秒 55°C1分 70°C2分 十(2秒/サイクル) PCR産物をフェノール/クロロホルム抽出後エタノールで沈殿させ、次いテ精 製する。N5ilおよびXho1部位でプラスミドpAT Pr Telに挿入 する。このベクターは、以下からなる融合タンパク質を発現させる。 −ラムダファージのc■タンパク質のN末端の31個のアミノ酸、−因子Xaに より認識される配列、flu−Glu−GIY−^rg。 −グロビノベータ鎖のN末端残基1−73と、アルファ鎖のC末端残基69−1 41からなる、146個のアミノ酸のキメラサブユニット(NHI (1−73 )ベーターアルファ(69−141)COOHキメラ)。 図9に作製工程を図示する。 このプラスミドは、大腸菌CAG1139株(グロスマン等、1983、Ce1 1.32.151−159)中で発現する。フェノタイプ: F−Lhr le u lhr LacY TonA 5upE galK Lon 100の、こ の株はCaCl2処理という慣用の方法で形質転換される。 テトラサイタリン50μg/mlの存在下で30”C1LB培地中で培養を行う 。oDが0゜8−12に達したとき温度を42°Cに上げると、DNAのタンパ ク質発現が誘導される。2時間後、5DS−PAGBゲル上に、非形質転換CA G 1139培養物の試料に比較して、クーマノ−ブルーで染色された(ベータ ーアルファ)鎖の合成が示される。ベーターアルフr&fiの量は全タンパク質 の20%とみられる。連続的PCR操作の間に変異か起こらなかったことを確認 するために作製は逐次的である。 実施例9 組み換えヘモグロビンの機能の特徴っけ平衡条件下での測定 Hb浴溶液fll製後、吸光スペクトルを記録し、酸素化した天然11bAのス ペクトルと比較する(キャリー219分光光度計、パリアノ、パロアルト、Ca 5USA)。これらのスペクトルではメトヘモグロビンまたはヘミクロムの存在 が判定できる(スセヘ二等、1984)。 平衡状態での酸素への親和性の測定は、分光測光による2つの波長での吸光度お よび酸素電極を用いたポーラログラフイー(YSI5331)による酸素分圧を 同時に測定することを組み合わせた、市販の自動システム(ヘモソクス分析器、 Te3、サザンブトンPA 、 USA) (アサクラ、1979)を用いて行 われる。通常の条件下では脱酸素曲線は50關ビストリス、100 mM Na Cl 、 pH7,2,25℃緩衝液中のHb浴溶液ヘムについては60−10 0μM)において記録され、50μM EDTAおよびカタラーゼ20μg/m lをヘモグロビンの酸化を制限するために加える。NaC141度およびpHは 、組み換えHbの異なる特性(ボーア効果、陰イオン性エフェター)を試験する ために変化させることかできる。その他の天然のエフェクター(2,3−ジホス ホグリセリン酸)または非天然のエフェクター(IHP 、クロフィブレート誘 導体)を記録初期に溶液に加えてもよい。典型的には溶液は最初、ヘモグロビン が実質的に完全に初期飽和を確保するように、酸素分圧が少なくとも350−4 50mmHgであるガス状混合物下で平衡化される。次いで溶液を、測定する細 胞に純チッ素を入れることによりゆっくり脱酸素する。平衡状態を確保するため 、記録時間は45〜60分とする。これらの平衡状態は、脱酸素と再酸素化の曲 線を重ね合わせることにより示される。ンアンメトヘモグロビン(イプンロンs ho =11mM−’c+m−’)への変換後、Hbi11度を測定する。記録 の間に形成されるメトヘモグロビン(酸化Hb)の員はベネノシュ等(1,97 3)の方法により分光測光により測定する。 一般に200〜300対の(^bs/PO2)値を記録し、コンピューターを用 いて磁気テープに記録する。ヒルの実験式による線形回帰により40〜60%の 飽和の間で記録された測定値から、Pso(半飽和のpH7であり、酸素に対す る親和性の指標)およびn、。(協同性の指標)の値を計算する。平衡曲線から のデータは、キスター等(+987)に詳細に記載されている最小二乗法による 非線形反復回帰のアルゴリズムを用いて、2つの4次状態からなるアロステリッ クモデルの式にまとまる。 ヘモグロビンの自動酸化の速度は、100mMリン酸緩衝液中37℃でインキュ ベートした溶液(100μMヘム)の分光測光により時間の関数として(0−2 4時間)測定される。熱安定性は、65°Cでの溶液(300μMヘム)のイン キュベーションにより、時間の関数として(0−120分)測定される。 反応速度測定 反応速度は、1またはO,laLmの一酸化炭素(Co)下で平衡化した、組み 換えHb浴溶液おいて測定する。これらの実験では、coとヘモグロビンとの再 結合速度は、閃光またはレーザー光線による光解離の後、詳細に測定する(マー デン等、1988) 。 光解離の実験は532μmで160mJを放出する1O−nsレーザーシステム (クオンテルYG 585)を用いて行う。光解離光線のエネルギーは部分的光 分解の条件を研究するために変化させてもよい。 光路1または2mmのセルにおいて試料を検討する。436μmにおける検出光 線は実質的に光解離光線と共直線性である。透過する光線の強度は光電子増倍管 (IP28 ハママ゛ム日本)によって検出され、デジタルオンロクコープ(レ フロイ9400)に記録される。次いでデータを吸光度変化の計算およびデータ の分析のために18Mマイクロコンピュータ−に送られる。反応速度のシミュレ ーノヨンは2つの状すからなるアロステリックモデルに基づく。典型的には、天 然のHbAで記録された曲線はCOとヘモグロビンとの再結合に2つの速度が存 在することを示す。 1つは迅速であり、リガントに対する強い親和性のR状態との再結合に相当し、 もう1つはより遅く、弱い親和性のT状態との再結合に相当する。反応速度実験 は組み換えllb分子の機能を最小量の試料で試験することを可能にする。 ヘミ7の存在下で、実施例により得られたキメラサブユニットは、はとんど協同 性をもたないか、天体fib Aでみられるよりはやや低く、モしてβ、四量体 のl/30の親和性を有する、酸素に可逆的に結合する四量体に会合する。 31団賀麹友゛ Ahern at al、、 FEBS Latt 1976、 69.99− 102゜Arous et al、、FEBS Lett 19B1,126, 114−116゜Asakura、 Cr1tical Care Medic ine 1979.7. 391−395Baudin−Chich et a l、、 Acta Haa+natol、1987.78. 127−129B ihoreau et al、、 Protein 5cience、 in  press。 Baglioni、 Eiochim、 Biophys、 Acta 196 2.59.437−449゜Baklouti at al、、 Blood  1986.67、957−961゜Benesch et al、、 Anal 、 Biochem、 1973.55.245−248゜Beretta e t al、、 Natura 196B、 217. 1016−1018゜B ernini & Giordano、 Biochim、 Biophys、  Acta 19B8. 957゜281−285゜ Blouquit at al、、 FEBS Latt、 19B4.172 .155−158゜Bevington、 in Data reductio n and error analyses、 1969゜Bonaventu ra & Riggs、 J、 Biol、 Chew 196B、 243. 980−991゜Bonaventura et al、、J、Biol、Ch em 1976.251,7563−7571゜Bratu 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【図41 【図5】 【図61 【図71 【図g1 【図61 請求の範囲 1 ヘムを取り込んだ4つのほぼ同しポリペプチド鎖を含み、それぞれの鎖は以 下の配列のグロビン型構造を有する種類の酸素キャリア。 V−(W)−X−(Y)−Z 式中、 −VSXおよびZはグロビン型ポリペプチド配列であり、−(W)および(Y) は、異なる鎖に属するとき、少なくとも一部がアルファ。 ベータ、間に類似した境界を構成するように相互作用が可能な2つの相補的ポリ ペプチド配列であり、前記録は結合して、可逆的酸素結合能を提供するようにア ルファ1ベータ、間に似た境界を再構成することが可能である。 2、Xに相当するグロビン型ポリペプチド配列が、アルファまたはベータ型組の ヘリックスセグメントD、EおよびFから選択されたヘリックスセグメントを1 以上含み、該セグメントは非へリノクスセグメントまたは単結合を介して互いに 結合されていればよい、請求の範囲第1項に記載の酸素キャリア。 3 Zに相当するグロビン型ポリペプチド配列が、アルファまたはベータ型組の ヘリックスセグメントGおよびHから選択されたヘリックスセグメントを1以上 含み、該セグメントは非ヘリックスセグメントまたは単結合を介して互いに結合 されていればよい、請求の範囲第1項または第2項に記載の酸素キャリア。 4、Vに相当するグロビン型ポリペプチド配列が、アルファまたはベータ型組の ヘリックスセグメントASBおよびCから選択された少なくとも1つのまたは複 数のへリソクスセグメントを含み−このセグメントは非ヘリックスセグメントま たは単結合を介して互いに結合されていればよい、請求の範囲第1項〜第3項の いずれかに記載の酸素キャリア。 5 各組がセグメントCDを含有するグロビンベータ型組のN末端側および、セ グメントFGを含有するグロビンアルファ型鎖のC末端側からなることを特徴と する請求の範囲第1項記載の酸素キャリア。 6、各組がグロビンアルファ型鎖のN末端側および、グロビンベータ型組のC末 端側からなることを特徴とする請求の範囲第1項記載の酸素キャリア。 7、グロビンベータ鎖のアミノ酸73番目までのN末端側か、グロビンアルファ 鎖のアミノ酸69番目からのC末端部分に結合していることを特徴とする請求の 範囲第5記載の酸素キャリア。 8.2つのポリペプチド鎖が、一方の配列Zと他方の配列Vとの間で、特にペプ チド配列を介して結合していることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項のい ずれかに記載の酸素キャリア。 9.4ツのポリペプチド鎖がベータグロビン型組であることを特徴とする請求の 範囲第1項記載の酸素キャリア。 10、少なくとも1つの変異をもつヒトアルファまたはベータ型グロビン由来の 配列を有する、請求の範囲第1項〜第9項のいずれかに記載の酸素キャリア。 If、ヘムが鉄の代わりにその他の金属を特徴する請求の範囲第1項〜第1O項 のいずれかに記載の酸素キャリア。 12 天然ヘモグロビンに比べ酸素に対する親和性が低い、請求の範囲第1項〜 第11項のいずれかに記載の酸素キャリア。 13、天然ヘモグロビンに比べ酸素に対する親和性が少なくとも20%低い、請 求の範囲第12項に記載の酸素キャリア。 14、ペプチド鎖が、該鎖を産生ずる形質転換された生物を培養することにより 得られる、請求の範囲第1項〜第13項のいずれかに記載の酸素キャリア。 15、形質転換された生物が、この宿主細胞中でDNA配列の発現を担う発現要 素の制御下に、前記録をコードするDNA配列を含有する真咳細胞である請求項 第14項記載の酸素キャリア。 16、 請求の範囲第1項〜第13項のいずれかに記載の酸素キャリアを、生理 学的に許容しうる担体中に含む、薬剤組成物。 PCT/FR93100273 フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号Cl2P 21102  C9282−48(C12P 21102 C12R1:19) (72)発明者 エデルシュタイン、スチュアルトスイス、1206ジユネーヴ 、アヴニュー・ドウ・ミルモン26 I

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.可逆的酸素結合能をもつように結合しうるまたは互いに結合されうる、4つ のほぼ同じグロビン型ポリペプチドを含有する種類の酸素キャリア。
  2. 2.ヘムを取り込んだ4つのほぼ同じポリペプチド鎖を含み、それぞれの鎖は以 下の配列のグロビン型構造を有するものである、請求の範囲第1項記載の人工酸 素キャリア。 V−(W)−X−(Y)−Z 式中、 −V、XおよびZはグロビン型ポリペプチド配列であり、−(W)および(Y) は、異なる鎖に属するとき、少なくとも一部がアルファ1ベータ2間に類似した 境界を構成するように相互作用が可能な2つの相補的ポリペプチド配列であり、 前記鎖は結合して、可逆的酸素結合能を提供するようにアルファ1ベータ2間に 似た境界を再構成することが可能である。
  3. 3.Xに相当するグロビン型ポリペプチド配列が、アルファまたはベータ型鎖の ヘリックスセグメントD、EおよびFから選択されたヘリックスセグメントを1 以上含み、該セグメントは非ヘリックスセグメントまたは単結合を介して互いに 結合されていればよい、請求の範囲第1項または第2項に記載の酸素キャリア。
  4. 4.Zに相当するグロビン型ポリペプチド配列が、アルファまたはベータ型鎖の ヘリックスセグメントGおよびHから選択されたヘリックスセグメントを1以上 含み、該セグメントは非ヘリックスセグメントまたは単結合を介して互いに結合 されていればよい、請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の酸素キャリア 。
  5. 5.Vに相当するグロビン型ポリペプチド配列が、アルファまたはベータ型鎖の ヘリックスセグメントA、BおよびCから選択された少なくとも1つのまたは複 数のヘリックスセグメントを含み、このセグメントは非ヘリックスセグメントま たは単結合を介して互いに結合されていればよい、請求の範囲第1項〜第4項の いずれかに記載の酸素キャリア。
  6. 6.各鎖がセグメントCDを含有するグロビンベータ型鎖のN末端側および、セ グメントFGを含有するグロビンアルファ型鎖のC末端側からなることを特徴と する、請求の範囲第1項または第2項記載の酸素キャリア。
  7. 7.各鎖がグロビンアルファ型鎖のN末端側および、グロビンベータ型鎖のC末 端側からなることを特徴とする、請求の範囲第1項または第2項記載の酸素キャ リア。
  8. 8.グロビンベータ鎖のアミノ酸73番目までのN末端側が、グロビンアルファ 鎖のアミノ酸69番目からのC末端部分に結合していることを特徴とする、請求 の範囲第6記載の酸素キャリア。
  9. 9.2つのポリペプチド鎖が、一方の配列Zと他方の配列Vとの間で、特にペプ チド配列を介して結合していることを特徴とする、請求の範囲第1項〜第8項の いずれかに記載の酸素キャリア。
  10. 10.4つのポリペプチド鎖がベータグロビン型鎖であることを特徴とする請求 の範囲第1項または第2項に記載の酸素キャリア。
  11. 11.少なくとも1つの変異をもつヒトアルファまたはベータ型グロビン由来の 配列を有する、請求の範囲第1項〜第10項のいずれかに記載の酸素キャリァ。
  12. 12.ヘムが鉄の代わりにその他の金属を含有する、請求の範囲第1項〜第11 項のいずれかに記載の酸素キャリア。
  13. 13.天然ヘモグロビンに比べ酸素に対する親和性が低い、請求の範囲第1項〜 第12項のいずれかに記載の酸素キャリア。
  14. 14.天然ヘモグロビンに比べ酸素に対する親和性が少なくとも20%低い、請 求の範囲第13項に記載の酸素キャリア。
  15. 15.ペプチド鎖が、該鎖を産生する形質転換された生物を培養することにより 得られる、請求の範囲第1項〜第14項のいずれかに記載の酸素キャリア。
  16. 16.形質転換された生物が、この宿主細胞中でDNA配列の発現を担う発現要 素の制御下に、前記鎖をコードするDNA配列を含有する真核細胞である請求項 第14項記載の酸素キャリア。
  17. 17.請求の範囲第1項〜第14項のいずれかに記載の酸素キャリアを、生理学 的に許容しうる担体中に含む、薬剤組成物。
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