JPH07506694A - パワーポート端子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パワーポート端子 比較的大電流のパワー接続を行うために用いるソケットタイプの端子に関する。

従来技術の説明　背面（ｂａｃｋｐｌａｎｅ）に雄型ピンを連結するためのパワ ーポート端子は、様々な方法のいずれか１の方法で形成することができる。米国 特許第４．７０２．７０７号（Ｈｉｌｌｂｉｓｈ）は、ベースを含むパワ一端子 について記載しており、このベースにソケットを有する対を形成する部材を取付 けることができる。この端子の場合は、ベースと、対を形成する部材の一部とが ねじ加工された部材として形成される。米国特許第４．７４９．３５７号（Ｆｏ ｌｅｙ）は、ばねコンタクトビームの頂部バンドから形成されるソケットが導電 材料製のブロック内に挿入されるパワーコネクタを開示する。これらの装置のい ずれも、端子のコンタクトビームが雄型ピンの全周３６０゜にわたって延在する 。しかし、端子の一端が閉じているため、ソケットは所定の制限された軸方向寸 法のみを有するピンを受入れることができるにすぎない。

１９８８年８月付けの「デュポン　エレクトロニクス　インターコネクト　アン ド　パッケージング　カタログＪ　（ＤｕＰｏｎｊ　Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ　 Ｉｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔ　ａｎｄ　Ｐａｃｋａｇｉｎｇ　Ｃａｔａｌｏｇｕｅ 　）の３３４．３３５頁に記載のパワ一端子も、ソケットを有する機械加工され た部材であり、このソケットは所定の制限された軸方向寸法のみを有するピンを 収容する。この部材も、スナップリングのラッチ装置を含み、このラッチ装置は ハウジングと共働して端子を保持する。

本発明の譲受人に譲渡された米国特許第４．００２．４００号（Ｅマａ　ｎ　ｓ ）に記載の端子は、導電材料製の打抜きブランクから形成される。しかし、この 端子のソケット部も、軸方向の背部ポイントをワイヤクリンプバレルおよび絶縁 クリンプバレルにより閉じられ、ソケット内に収容可能なピンの軸方向寸法を制 限することになる、と考えられる。

デュポンＲＰＣコネクタシステムの一部を形成するパワ一端子は、１９８７年１ 月付けのブリティン７１２の６頁に記載されているように、導電材料製の打抜き ブランクから形成される。この端子は、ソケットに収容可能なピンの長さの制限 はないものの、しかし、ソケット領域はピンを収容したときに、このピンを完全 に囲むものではない。

上述に鑑み□、雄型ピンの周部を３６０°にわたって囲むと共に、受入れ可能な 軸方向長さの制限のない、打抜き導電材料から形成されるソケットを提供するこ とが有益と考えられる。

発明の概要 本発明は、導電材料のブランクからスタンピングにより形成されるパワーポート 端子に関する。この端子は、コンタクト収容ソケット部と一体の装着部とを備え る。この端子は、貫通して延びる基準軸線を有する。コンタクト収容ソケット部 は、複数のビームを持つウェブを含む。これらのビームのそれぞれは、その湾曲 部に湾曲面を有する。この端子が形成されると、これらのビームは共働して軸方 向に延びる管状ソケット領域を形成する。その湾曲部上のビームの内面は、管状 領域内の基準軸線に沿う所定ポイントで、はぼ連続した円筒状のコンタクト面を 形成する。このコンタクト面はビーム間の間隙でのみ遮断され、したがって、そ の周部の３６００にわたって雄型ピンを囲む。円筒状のコンタクト面は、基準軸 線に垂直な平面内で測定される所定の絞られた（ｃｏｎｓｔｒｉｃｔ）寸法を有 し、このほぼ連続した円筒状のコンタクト面の寸法は、端子の基準軸線に沿って 最も絞られた寸法となっている。これにより、端子は所要に応じてどのような長 さのピンでも収容することができる。

後続の装着部は、−組の装着部をその上に有する。これらの装着部は湾曲したフ ード部の側部フランジから垂下する。

このフードとフランジは、ピンの周部をほぼ２７０°にわたって囲むのが好まし い。好ましい例では、装着部は、端子の基準軸線にほぼ垂直に延びる。

１あるいはそれ以上のビームがラッチタブをその上に有してもよい。ラッチタブ は端子のハウジング内に設けられたリブに係合し、この内部に端子を固着する。

本発明は、本願の一部を形成する添付図面を参照する以下の詳細な説明から明ら かとなり、ここに、第１図および第２図は、それぞれ本発明によるパワーポート 端子の側部および前部立面図であり、第３図、第４図および第５図は、それぞれ 第１図の３−３．４−４および５−５線に沿う断面図であり、第６図は、第１図 から第５図に示す端子を形成するために用いるブランクの展開図であり、 第７図および第８図は、第１図から第６図の端子を収容するハウジングの側部立 面図（断面図）である。

発明の詳細な説明 以下の説明を通じて同様な参照符号は全図を通じて同様な部材を示す。

第１図および第２図を参照すると、本発明によるパワーポート端子（ｐｏｗｅｒ 　ｐｏｒｔ　ｔｅｒｍｉｎａｌ）がその全体を符号１ｏで示されている。この端 子１０は、リン青銅（ｐｈｏｓｂｏｔｏｕｔｂｔ。

ｎ　ｚ　ｅ）材等の好適な導電材料製のブランクから打抜き（ｇｌｇｍｐｉｎｇ ）により形成される。このブランクの展開した図が第６図に記載されている。端 子１０は、コンタクト収容部１２と、一体の装着部１４とを含む。基準軸線１０ Ａは端子１ｏを貫通して延びる。

コンタクト収容部１２はウェブ１６を含み、このウェブ１６から複数のビームあ るいはフィンガー２０が延びる。これらのビームは、基準軸線１０Ａの回りに等 間隔に配置するのが好ましい。図示の実施例では５つのビーム２０を示してあり 、各ビームは、周方向に隣接するビームから間隙２０Ｇ（第２図）を介して周方 向に離隔している。端子１０が完全に形成されると（後述する方法によって）、 ビーム２０のそれぞれは、軸方向に沿って配置された内方湾曲部２０Ｂに湾曲し た内面２０Ｓを有する。湾曲部２０Ｂの前方のビーム２００部分は外方に広がり 、ファンネルすなわち煙突状のビンガイド２４を形成する。

ビーム２０は共働して軸方向に延びる管状のソケット領域２６を形成する。この ソケット領域２６は、その内部で３６０°にわたって案内される雄型ピンの周部 を囲む。ビーム２０の内面２Ｏ３は、管状のソケット領域２６内で基準軸線１０ Ａに沿う所定ポイント３０に位置するほぼ連続した円筒状のコンタクト面２８を 、湾曲部２０Ｂに形成する。このコンタクト面２８は、第２図および第３図に最 も良く示すように、周方向に隣接するビーム２０との間を間隙２０Ｇでのみ遮断 されている。

各ビーム２０の湾曲部２０Ｂで形成される円筒状のコンタクト面２８は、端子の 基準軸線１０Ａと同軸状に芯だしされた円を形成する。したがって、この面２８ は、基準軸線１０Ａに垂直な平面内で測定して（ｍｅａｓｕｒｅｄ）所定の大き さに絞られた寸法３６（すなわち面２８の径）を形成する。はぼ連続的な円筒状 のコンタクト面２８のこの寸法３６は、端子の基準軸線１０Ａに沿って最も絞ら れた寸法となっている。したがって、端子１０のソケット領域２６の貫通孔は制 限を受けない。これにより、端子１０は所要に応じてどのような長さのピンをも 収容することができる。

好ましい実施例では、ビーム２０の２つにラッチタブ３８が設けられている。第 ２図に示すように、このタブ３８は、コンタクト収容部１２の基礎的な外径寸法 を越えて外方に延びる。これに代え、所要に応じて１のラッチタブあるいは２よ り多くのラッチタブを設けてもよいことは明らかである。

タブ３８は、ビーム２０のいずれにも好適に配置することができる。好ましい実 施例（第６図）では、１または複数のタブ３８が側部外方のビーム２０′と装着 部１４との間に軸方向に配置された付加部材（ａｐｐｅｎｄａｇｅｓ）として形 成される。

タブ３８は、追加しであるいは代えて、ウェブ１６の材料を通してパンチングす ることにより形成される。

後続の装着部１４は、ウェブ１６から後方に延びる。装着部１４は、対の側部フ ランジ４２内に連続するフード領域４０を含む。第４図および第５図に最も良く 示すように、フード４０とフランジ４２は、端子１０の基準軸線１０Ａの回りで ほぼ２７０°にわたって延びるのが好ましい。フランジ４２は例えば４４で外方 に湾曲する。各フランジ４２から垂下する複数の装着部４６は、端子１０の一組 の装着部を形成する。

好ましい実施例では、装着部４６は、端子の基準軸線１０Ａにほぼ垂直に延びる 。装着部４６は、基板の面に設けられてメッキを施された通孔に収容され、これ により、端子１０と基板上のバックプレートとの間を電気的に連結する。なお、 本発明の意図する範囲では、脚４６が端子の基準軸線１０Ａと平行になるように 配置されることも明らかである。このような配置は、第６図に鎖線で示しである 。

端子１０は、第６図に展開図で示すブランクＢから形成される。このブランクＢ は尾部Ｔにより、キャリアストリップ（図示しない）に取付けられる。このブラ ンクは打抜きにより形成され、端子１０は当該分野で明らかなように、マンドレ ル上でブランクを折曲げることにより、このブランクから形成される。

第７図および第８図を参照すると、好適な絶縁材料製のブロックから形成された ハウジング５０内に、端子１０が収容されている。ハウジング５０は、貫通通路 ５２をその内部に有する。配置用案内部材５４は通路５２の壁部に沿って軸方向 に延び、端子１０（第８図に鎖線で示す）をハウジング内に位置決めする。ロッ ク用リブ５６は、通路５２の開口端の回りに配置される。端子１０はハウジング ５０の通路５２内に、矢印５８の方向に沿って挿入される。ビーム２０上のラッ チ３８は、端子１０がハウジング５０内に挿入されると弾力的に撓む。ラッチ３ ８は、ロックリブ５４を軸方向に越えると、ロックリブ５６の背部のロック位置 にスナップ嵌合する。ロックリブ５４の周方向範囲は、挿入されたときに、タブ ３８がリブ５４に係合して端子１０をハウジング５０内に保持するようになって いる。

面２８の寸法３６は、ソケットの最も絞られた寸法となっており、本発明の端子 １０は雄型ピンが軸方向に沿って前進するのを阻害しない。したがって、所要に 応じたどのような長さを有するピンであっても、端子の基準軸線と同軸状に収容 することができる。このような適用性は、本発明の端子をいわゆるファーストプ レイクーラストブレイク（ｆｉｔｓｔ　ｂｔｅｘｋ−１ａｓｔ　ｂｒｅａｋｅ　 ）連結システムに用いる場合に有益であると考えられる。

上述のように本発明の技術分野に属する当業者であれば、種々の変形が可能なこ とは明らかである。このような変形は、添付の請求の範囲に限定される本発明の 意図する範囲に属するものである。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成６年８月１１日

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．貫通して延びる基準軸線を有するパワーポート端子であって、 導電材料製の打抜きされたプランクから一体的に形成されるコンタクト収容部お よび装着部を備え、前記コンタクト収容部は、それぞれがその湾曲部に湾曲面を 有する複数のビームをその上に設けたウェブを有し、これらのビームは共働して 軸方向に延びる環状ソケット領域を形成し、これらのビームの湾曲部はほぼ連続 した円筒状のコンタクト面を環状ソケット領域内の基準軸線に沿う所定ポイント に形成し、この円筒状のコンタクト面は基準軸線に垂直な平面内で測定される絞 られた寸法を有し、ほぼ円筒状のコンタクト面の寸法は端子の基準軸線に沿って 最も絞られた寸法であり、 後続の装着部はその上に一組の装着線を有する、パワーポート端子。
2. ２．前記装着線は、基準軸線にほぼ垂直に延びる請求項１に記載のパワーポート 端子。
3. ３．前記装着線は、基準軸線にほぼ平行に延びる請求項１に記載のパワーポート 端子。
4. ４．少なくとも１のビームは、その上にラッチタブを有する請求項３に記載のパ ワーポート端子。
5. ５．少なくとも２のビームは、その上にラッチタブを有する請求項３に記載のパ ワーポート端子。
6. ６．少なくとも１のビームは、その上にラッチタブを有する請求項２に記載のパ ワーポート端子。
7. ７．少なくとも２のビームは、その上にラッチタブを有する請求項２に記載のパ ワーポート端子。
8. ８．少なくとも１のビームは、その上にラッチタブを有する請求項１に記載のパ ワーポート端子。
9. ９．少なくとも２のビームは、その上にラッチタブを有する請求項１に記載のパ ワーポート端子。