JPH07506557A - 石灰化した組織をミネラル化およびフッ素化するための方法および組成物 - Google Patents

石灰化した組織をミネラル化およびフッ素化するための方法および組成物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 石灰化した組織をミネラル化および フッ素化するための方法および組成物 この発明は、ザ・ナショナル・インスチチュ・−ト・オブ・デンタル・リサーチ からの認可により一部支援された研究の過程でなされた。
発明の背景 1、 発明の技術分野 本発明は、歯のう全病巣、高側および歯根侵蝕の再ミネラル化剤としての用途に おいて独特である成る種の非晶質カルシウム化合物に関するものである。これら 非晶質化合物は、フッ素化合物をさらに含有すると歯の局所的フッ素化にも使用 することができる。フッ素化もしくはミネラル化につき使用すれば、これら化合 物は歯の崩壊を防止すると共にう食(虫歯)により引起こされる病巣を実際に回 復させる。
2、 従来技術の説明 初期病巣もしくは高側が歯の表面に発生すると、従来歯医者は形成した高側を充 填する。この手法は崩壊がさらに進行するのを防止しうるが、歯をその初期状態 まで回復させない。しかしながら、最近では相当な研究が歯病巣の再ミネラル化 に向けらてれる。この再ミネラル化の目的は、歯の表面に対するヒドロキシアパ タイト、すなわちCam (PO4)011の沈着であった。この再ミネラル化 法により、歯の崩壊が予防されると共に歯がその初期状聾まで回復する。
歯組織の再ミネラル化の分野には少なくとも3種の手法がイY在する。1つの手 法は、施した際に徐々にアパタイトを形成するフルオロアパタイトおよびヒドロ キシアパタイトに関して過飽和された準安定性のフッ化物含有燐酸カルシウム溶 液を使用する(本明細書で用いるアパタイトという用語は純粋なアパタイトだけ でなく、たとえばフッ素含何アパタイトのような他の元素を含むアバタイI・を も包含する)。第2の方法は、結晶化した燐酸四カルシウムの微溶性燐酸カルシ ウムと少なくとも1種の異なる燐酸カルシウムとの組合せ物をスラリー型もしく はペースト型で用いる。この秤の手法がブラウン等に係る米国特許第4,612 ,053号公報に開示されている。さらに、第3の方法は歯細管を閉塞するため ンユウ酸カリウム溶液を用いる。
これら従来技術の方法は幾つかの実用上の問題を伴う。
+B−の燐酸カルシウムを用いる過飽和溶液を使用すれば、再ミネラル化過程は 極めて遅くなる。再ミネラル化過程は、実際上、非常に遅いのでこれを完結する には不都合な長時間を必要とする。従来技術の方法に伴う他の問題は、歯に対し アパタイトが沈着する際に処置溶液のp Hが変化することである。このような 変化は溶液を過度に酸性もしくはアルカリ性となし、歯組織を損傷する可能性を 生せしめる。
したがって、天然の生物学的ミネラル化過程と同様に迅速な歯の再ミネラル化を 達成し、しかも現存する歯組織を溶解させないような処置につきニーズが存在す る。 。
歯組織の局部的フッ素化の分野にも、少なくとも3種の手法が存在する。第1の 手法は、単純なフッ素含有化合物を歯エナメル質の表面に導入する。この方法は 、フッ化物がエナメル質中を移動すると共に歯を強化させることに依存する。第 2の手法は酸性化した燐酸フッ化物を導入して、幾分かの歯組織の溶解とフッ化 カルシウムの沈殿とを伴う。第3の手法は燐酸二カルシウムニ水塩の中間生成物 を用い、次いでこれをフルオロアパタイトまで変換させて歯に沈殿させる。これ らフッ素化法のそれぞれは遅くかつ非効率的であり、歯組織の充分なフッ素化を 達成するには長時間を必要とする。フッ素化を迅速に達成しつると共に歯に損傷 を勾えないような方法につきニーズが存在する。
従来技術は歯の再ミネラル化につき非晶質カルシウム化合物の使用を教示してい ないが、天然の骨形成に関する研究の一面として非晶質燐酸カルシウムを示唆し ている[[合成非晶質燐酸カルシウムおよび骨ミネラル構造に対するその関係J 、ポスナーおよびペッツ、アカウンツ・オブ・ケミカル・リサーチ、1975年 1月310、「非晶質燐酸カルシウムの加水分解における中間状態」、タングお よびブラウン、カルシファイド・ティシュ−・インターナショナル、1983参 照コ。しかしながら、この用途は本発明とは著しく相違する。骨組織は50%の 有機物質と50%の無機物質とであるのに対し、歯組織は90%の無機物質であ る。このように、顕著に異なる因子は異なる組織の処置に影響を及ぼす。
さらに、従来技術は歯および骨における外科用セメントとじて非晶質燐酸三カル シウムの使用を教示している[アダナに係る米国特許第4,684,673号参 照コ。
本発明とは異なり、アダナは充填祠もしくはセメントを教示しているが、歯組織 を再構成する組成物を教示していない。
発明の要点 歯の再ミネラル化の応用に対する重要性は絶大である。
歯医者は毎年数百万の高側を充填している。これら高側が充填されるのでなく再 ミネラル化されれば、大衆の一般的な歯の健康が相当に増進する。何故なら、再 ミネラル化は完全な歯にするからである。本発明は、歯医者の管理下で好適に施 しうると共に家庭でも使用され、しかし歯を充填する必要性の実質的な代替とな りうる再ミネラル化組成物および方法を提供することを目的とする。
本発明は、歯を再ミネラル化するための新規な再ミネラル化材itの使用、およ びこれら材享、1を歯に供給すると共に歯に対するそれらの沈着を調整する方法 を包含する。
特に本発明は、たとえば歯の再ミネラル化に使用するための非晶質燐酸カルシウ ム(ACF)、非晶質燐酸フ・ノ化カルシウム(ACPF)、非晶質炭酸燐酸カ ルシウム(A CCP)および非晶質炭酸燐酸フッ化カルシウム(ACCPF) のような非晶質カルシウム化合物の使用に関する。これら非晶質化合物は、歯組 織に施すと、たとえばう食(虫歯)、歯根露出および過敏症のような歯の弱化を 予防すると共に修復する。これらの化合物は生理的条件下において、すべての燐 酸カルシウムのうちで最高の溶解度と最高の形成速度および最高の変換速度(ア パタイトへの)とを有する。さらに、フッ化物の存在下で非晶質化合物は急速に フッ化物含有アパタイトに変換される。
ACCPFにつき特に興味が持たれる。これは他の非晶質カルシウム化合物の有 利な品質を有すると共に、歯組織の処置に関し4種の有利なイオンを供給しうる 第1の化合物である。本発明は、初めて、新規な合成法によりACCPFを合成 することができた。当業界の教示とは異なり、この方法はエタノールの溶剤特性 を利用する。
この合成法は初めてACCPFの生成を可能にしたが、これを用いてACP、A CCPおよびACPFを合成することもできる。
非晶質カルシウム化合物および歯組織を処置するためのこれら化合物の使用に加 え、本発明は非晶質カルシウム化合物、並びにたとえばクロルヘキシジンのよう な他の有利な物質を処置すべき表面に供給する組成物および方法をも包含する。
これら方法および組成物は、酸性(低p、 H)の溶液に対する化合物の溶解度 の増加を利用する。さらに溶液の酸性度は、炭酸と二酸化炭素との間の変換反応 を制御して調節される。これら方法および組成物は、処置すべき表面への有効量 の処置物質の供給を可能にする。
本発明の供給法は歯組織の処置に関し案出されたが、この方法は他の分野でも応 用できかつ利点を有することが了解されよう。
従来技術の溶液およびスラリーと対比して本発明による非晶質化合物を用いる利 点は大きい。最も重要なことに、本発明による化合物および方法の使用は、歯組 織に対するアパタイトの特に急速な沈着を可能にする。したがって、歯の再ミネ ラル化が一層迅速に得られる。さらに本発明は、非晶質カルシウム化合物がフ・ :I化物を含有すれば再ミネラル化と再フッ素化とを同時に可能にする。
他の重要な利点は、本発明が再ミネラル化過程に際しpHの大きい変化に基づき 歯を損傷しないことである。
本発明の他の利点は、長期間または過度の反復処置することなしに再ミネラル化 に実際に使用しうる組成物および方法が提供されることである。
さらに本発明の他の利点は、容易に処方しつると共に歯に対し容易に施しうるよ うな歯を再ミネラル化するための組合物が提供されることである。
したがって本発明は、実用的であるう食病巣の再ミネラル化のための新規な組成 物および方法を提供する。さらに本発明は、非晶質のフッ化カルシウム(ACF )化合物を用いて歯を急速にフッ素化するための組成物および方法を提供する。
さらに本発明は、有利な物質を歯組織へ供給する能力を向上させる方法および組 成物を提供する。これら組成物およびこれら方法の使用により、損傷した歯組織 は急速かつ容易に修復されて、完全に健康な歯まで回復させることができる。
本発明の他の目的は、好適実施例に関する以下の説明から明らかとなるであろう 。
好適具体例の詳細な説明 本発明者は、ACP、ACPF、ACCP、ACFおよびACCPFが各種の組 成をもった固溶体であることを突き止めた。これらの溶液はもはや構造体の範囲 でない。しかしながら、これらはオングストローム尺度で測定して均質である。
生理学的条件下で、これら非晶質カルシウム化合物は高い溶解度と高い形成速度 とアキノ(タイトへの高い変換速度とを有する。アパタイトへの高い変換速度は 、再ミネラル化がより大きい速度で生ずることを可能にする。この速度は、不当 な回数の処置をすることなしに歯組織の実用的な再ミネラル化法を可能にする。
さらに、フッ化物の存在下で非晶質化合物はフッ化物含有アパタイトに変換され る。
非晶質カルシウム化合物溶液からのアパタイトの沈殿に関する駆動力は温度およ びpHである。溶液は、より低いpHおよびより低い温度にて高いカルシウムお よび燐酸濃度を維持することができる。したがって、pHもしくは温度が上昇す るにつれ、溶液は過飽和状態となる。
この過飽和状態にて、溶液はアパタイトを歯上へ急速に沈殿させることができる 。
再ミネラル化は、非晶質化合物を歯組織と接触させることにより行われる。これ は直接的に(すなわち非晶質化合物を歯に対し直接に)或いはキャリヤを介し間 接的に(すなわち非晶質化合物をたとえばゲル、チューインガムもしくは歯磨の ようなキャリヤに混入して、このキャリヤを歯組織に施すことにより)行うこと ができる。
一度、接触を確立した後は、アパタイトの沈着は口内条件でもたらされるpHお よび温度の上昇によって生ずる。
歯組織に沈着した後、アパタイトはその場で再結晶化して歯を再形成する。
本発明の他の具体例において、非晶質カルシウム化合物はその場でアパタイトの 沈殿前に中間体として形成される。この具体例は、加圧された二酸化炭素雰囲気 下に維持され、カルシウムイオンとフッ素イオンと炭酸イオンと燐酸イオンとを 含有する炭酸塩化溶液(carbonatedsolution )を包含する 。さらに、この溶液は好ましくは虫歯防止剤、安定剤および付着増進剤をも含有 する。
加圧された二酸化炭素雰囲気下で溶液はより低いp IIを有し、安定である。
口腔内条件下で施すと、二酸化炭素が逃散してpHを上昇させる。pHのこの上 昇は過飽和溶液をもたらすと共に、最終的にアパタイトを急速に沈殿させる。特 にACPSACPFSACCPSACFもしくはACCPFは、溶液の温度およ びpHが上昇するにつれて不安定性および沈殿速度が上昇するため歯組織に対し 沈殿する。16mMのフッ化カリウムを含有する1つの組成物のpHおよび過飽 和度(非晶質燐酸三カルシウムに対する)を、施す前後にて表1(下表)に示す 。
施す前に、組成物を1.5気圧未満二酸化炭素の圧力および4℃に保ち、施した 後には常圧(0〜0.001atm)および35℃に維持した。
表1 施す前後における溶液のpHおよび過飽和度(非晶質燐酸三カルシウムに対する ) 温度 CO2圧力 全炭素飽和度 ’CpH(atm) (mM) 則 4 4.5 1.5 111 未飽和後 37 10.0 0 0 10” 7.75 0.005 5.69 10”?、5 0.01 6.44 10” 本発明の他の特徴は、歯組織をフッ素化する能力である。非晶質カルシウム化合 物がフッ素イオンの存在下で存在すれば、フッ素含有アパタイトが沈殿する。歯 組織におけるフッ化物の有利な作用は周知されている。
上記したようにp 11は歯に対するアパタイトへの変換および沈着の速度を制 御する因子の1つである。したがって、溶液の酸性度を調整すると共に反応を制 御することが望ましい。溶液の酸性度(p H)は二酸化炭素と炭酸との間の変 換反応を制御して調整しうろことが突き止められた。変換反応は下式によって示 される:CO* + Hz O<−−−−>02 CO3上記反応式が示すよう に、系の酸性度はCO2の濃度を調節して制御することができる。CO2の濃度 が上昇するにつれ反応は右側に移動して溶液が一層酸性となり、逆に雰囲気にお けるCO2濃度が低下すれば反応は左側に移動して酸性度が減少する。
CO7の調節によるp I−1の制御が特に有用である応用は、加圧された炭酸 塩化溶液もしくはエアロゾル(液体−気体路)からのアパタイトおよびクロルヘ キシジンを含む物質の沈殿である。この種の系において、加圧された二酸化炭素 は変換反応を右側に移動させて溶液を炭酸の生成により酸性状態に維持する。大 気圧条件に溶液がおかれ二酸化炭素が除去されると、炭酸は二酸化炭素に変換さ れ、溶液の酸性度は低くなる。溶1134の酸性度が低くなると、たとえばアパ タイトもしくはクロルヘキシジンのような所望物質が溶液から沈殿する。したが って、この系は酸性溶液に対し高い溶解度を有すると共により高い塩基性条件下 で溶液から沈殿するような化合物を供給するのに特に適する。たとえば非晶質カ ルシウム化合物および合成唾液のような物質をこのように口に供給して、歯に対 しアパタイトとして沈殿させることができる。
合成唾液は好ましくは天然唾液と同じ或いはより高い濃度のカルシウムイオンお よび燐酸イオンを含有する。1つの好適具体例における物質はさらに加圧された 炭酸塩化溶液における錯フッ化物を含んで歯をフッ素化する。
この種の錯フッ化物はへキサフルオロシリケ−1・、モノフルオロホスフェート およびヘキサフルオロスタネ−1・を包含する。
本発明による非晶質カルシウム化合物の加圧された炭酸塩化溶液はさらに、歯の 象牙質表面を処置して慣用の歯修復・充填物におけるアマルガムもしくはプラス チックのような修復・充填材料の接着を向上させるにもイ■用であるという利点 を有する[ブラウンに係る米国特許第4.514,527号;第4,521,5 50号;第4゜588.756号;および第4,659,751号参照コ。修復 ・充填物を作成する際の食刻象牙質に対する加圧炭酸塩化溶液の使用は象牙質と 修復・充填材料との間の接着強度を向上させることが判明した。
さらに、歯表面を処置するためクロルヘキシジンを人体およびLlに供給するこ とが望ましいことも判明、した。
クロルヘキシジンは防腐剤であって、歯肉の病気を予防するのに役立つ公知の特 性を有する。しかしながら、有効♀の歯組織に対するクロルヘキシジンの供給は 困難であった。クロルヘキシジンは、標準条件下で水に対し極く僅かしか溶けな い塩基である。この溶解度は、溶液を160ps iの二酸化炭素雰囲気下に維 持すれば30倍増大する。したがって、上記の加圧された炭酸塩化溶液はクロル ヘキシジンを歯表面に供給するのに特に効果的である。アルコール(好ましくは エタノール)はクロルヘキシジンの溶解度を増大させることが判明した。したが って、加圧された炭酸塩化溶液に対するエタノールの添加は、クロルヘキシジン を歯組織へ供給する溶液の効果をさらに増大させる。
上記の非晶質カルシウム化合物および/またはクロルヘキシジンの他に、加圧さ れた炭酸塩化溶液は他のイ■利な物質をも含有することができる。特に、本発明 の1具体例はたとえばポリビニルアルコールのようなゲル化性化合物を含む炭酸 塩化溶液を包含する。このゲル化性化合物は、溶液の酸性度が低下するにつれ( すなわち二酸化炭素が溶i(lから逃散するにつれ)でゲルを形成する。
溶液から結晶化する他の化合物、たとえば非晶質カルシウム化合物はしたがって 、ゲルが形成される際にゲル内に懸濁される。ゲルの形成は歯組織に対する接触 時間を増大させ、したがって再ミネラル化過程およびフッ素化過程の効率を増大 させる。
溶液の酸性度を調節するため加圧炭酸塩化溶液を用いる系は、歯科技術以外の分 野でも用いうることか了解されよう。たとえば、この系は酸性溶液にて安定であ るが塩基性溶液にて重合するようなモノマーの供給にも有利である。
二酸化炭素と炭酸との変換反応を介して反応系の酸性度を調節する他の用途は以 下の反応によって示される=3CaCOs +2Ha PO4−−−>Cas  (PO4)! +3H* cos−−−)3 H* O+ 3 CO* 上記反応は、二酸化炭素濃度の調節による反応系の酸性度の調節が酸性溶液から の所望沈殿物の生成にどのように関与しつるかを示している。上記反応において 、炭酸塩および酸(もしくはその酸性塩)は溶液中に溶解して、溶液を最初に酸 性にする。炭酸が生成するにつれ、これは溶液から二酸化炭素として逃散する。
酸性度が低下するにつれ、所望物質Can(po4)zが溶液から沈殿する。
この反応の原理はたとえばゲル、チューインガムもしく歯磨のようなキャリヤに て特に用いることができる。
炭酸塩および酸(もしくはその酸性塩)はゲル、歯磨もしくはチューインガム中 に懸濁させて非水性分散物を形成することができる。たとえば口内の唾液のよう な水溶液と接触すれば、炭酸塩と酸との反応が開始し、所望物質の沈着をもたら す。所望物質は非晶質カルシウム化合物またはより慣用の再ミネラル化材料のい ずれかとすることができる。
したがって本発明はACPSACPF、ACCP、ACFもしくはACCPFを 含有する組成物、並びにΔCP1ΔCP F、Δccp、ΔCFもしくはACC I’Fを歯に対し沈着させる方法をも提供する。組成物はACP、ΔCPF、Δ CCPSACFもしくはACCPF自身または施ずとACP、ΔCPF、ACC Pもしくは八ccPFを生成するようなカルシウム、フ・ソ化物、炭酸塩および /または燐酸塩を含有する溶液である。処方するとへCP、へCl) F 、A CCP、八〇FもしくはACCPFは歯を再ミネラル化および/またはフッ素化 し、歯根が露出されかつ象牙質知覚過敏である場合は象牙質細管を閉塞する。し たがって、本発明による組成物の使用は10傷した歯組織を救済する。
特に興味あるものは組成物へ〇CPFである。上記したようにカルシウムイオン 、燐酸イオンおよびフ・ノ素イオンは全て歯の再ミネラル化を促進する。さらに 、重炭酸イオンも歯組織に対し有利な作用を有する。八〇CPFは、山の再ミネ ラル化につき施す場合独特である。ΔCCP Fは歯の環噴にて容易に溶解する と共に単一の再ミネラル化およびフッ素化源と重炭酸塩とを与えうる最初の化合 物である。A CCI) Fの合成は、後記実施例1Δに3(dする新規な方法 により達成される。この方法は溶剤としてアルコールを用いる。アルコールの使 用は、エタノールが非晶質カルシウム化合物の生成に好適でないことを示す最近 の刊行物に記された報告に反する[「エタノール−水溶液からのアパタイトの急 速沈殿」、E、レルナー等、ジャーナル・オブ・クリスタル・グロース、第79 巻(1989)参照]。しかしながら、アルコール(好ましくはエタノール)は 過飽和度を上昇させて乾燥工程を容易化させることが突き止められた。この新規 な方法は初めてACCPFを合成することを可能にした。この新規な方法を用い てACP、ACCP、ACPFもしくはACFをも製造することもできる。
この新規な方法にて2種の溶液が生成される。第1の溶液はカルシウム陽イオン を含有する。第2の溶液は適する陰イオンを含み、これら陰イオンは好ましくは 燐酸イオン、炭酸イオンおよび/またはフッ素イオンを包含する。2種の溶液の pHは好ましくは塩基性となるよう調整される。2種の溶液を次いで混合し、こ の混合溶液はさらにアルコール(好ましくはエタノール)を含有する。混合溶液 におけるアルコールは第1溶液、第2溶液または別のアルコール溶液から得るこ とができる。溶液の混合物は固体の沈殿をもたらす。生じた固体を次いで濾過す る。濾過に際し固体を好ましくは水酸化アンモニウムで洗浄し、次いで再びアル コール、好ましくはエタノールで洗浄する。次いで、生じた固体をデシケータも しくはオーブンを包含する適する方法によって乾燥する。
以下、実施例により本発明の組成物の製造および使用につき例示する。
実施例1 非晶質カルシウム化合物(たとえばACP、ACPFもしくはACCP)を単独 で或いは他の有利なたとえばフッ化物のような成分と共に含有するゲル、溶液も しくは粉末を歯表面に施した。ACP、ACPFもしくはACCPは次の2つの 方法で作成した= (1)最初に、高いpH(>9.0)において高濃度のカル シウムと燐酸塩(フッ化物もしくは炭酸塩を含む或いは含まない)とを急速に混 合し、濾過、乾燥することによりACPSACPFもしくはACCP粉末を作成 した。次いでA CP。
ACPFもしくはACCP粉末を溶液もしくはゲルに懸濁させた;或いは(2) 一方が高濃度のカルシウムイオン、たとえば1.5MのCa (NOs ) * で、他方が高濃度の燐酸塩、たとえば1.5Mのに、HPO,であり、さらにフ ッ化物もしくは炭酸塩を含む或いは含まない2種の溶液を急速に混合することに よりACPSACPFもしくはACCPをゲル型で調製した。
実施例IA 非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウムを次の方法により合成した: (1)77. 16gのCa(NO,)、・41(□Oをエタノールのモル分率が0.21の溶 iff1559mlに添加する; (2)29.875gのに*HPO4・3H ,Oと18. 090 gO’)Km CO3と7.605gのKFとをエタノ ールのモル分率0.21の溶液1゜309リツトルに添加する; (3)31m lの15.6MのN840Hを上記溶液のそれぞれに添加する;(4)これら2 種の溶液を混合する; (5)混合溶液を濾過する: (6)固体を5リツトル の50mMのN H。
O14、次いで2リツトルの100%エタノールにより混合溶液の濾過の際に洗 浄する; (7)固体をデシケータもしくはオーブンで乾燥させる。
実施例2 高pH(≧9)を有すると共に11000ppのフッ化物を有する高濃度の燐酸 塩(たとえば1.5MのK。
111)On)を含有する溶液もしくはゲルを歯表面に1分間かけて施し、次い で高濃度のカルシウムイオンを含有する溶液もしくはゲル(たとえば1.5Mの Ca (N。
、)、)を施した。これら2種の溶液の組合せは非晶質カルシウム化合物を生成 させた。次いで非晶質カルシウム化合物はフッ化物を含有するアパタイトに変換 され、これは歯に沈着した。
実施例3 炭酸塩化した冷溶液もしくはゲル(5℃および加圧二酸化炭素雰囲気下)を作成 し、これは高濃度のカルシウムとPO,とI?とを含有する。さらに、この溶液 は虫歯防止剤であるストロンチウムおよび錫と、(=J着増進剤、すなわちシュ ウ酸塩と、安定剤、たとえば高分子(ポリリシンもしくはカルボキシメチルセル ロース)および/またはヒドロキシエタンジホスホネートとを含有する。
次いで溶液を歯表面に施した。二酸化炭素が口腔内雰囲気で溶液から逃散し、溶 液のp IIが上昇した。イオンが歯巾に拡散するにつれ、安定剤と高温度の環 境とが残りた。この結果、不安定な溶液が生して沈殿が一層急速となった。
さらに、炭酸塩化した冷溶液もしくは、ゲルを、2種の冷溶液を二酸化炭素雰囲 気下で施す直前に混合して作成することもできる。一方の溶液はカルシウムイオ ンと他の有利な陽イオンおよび成分とを含有するのに対し、他方の溶液は燐酸イ オンとフッ素イオンと他の有利な陰イオンおよび成分とを含有する。
実施例4 実施例1におけるように作成したACP、ACPFもしくはACCPをフッ化物 と共に或いはフッ化物なしに含(Tするチューインガムを作成した。
実施例5 カルシウム塩と燐酸塩との混合物をフッ化物もしくは炭酸塩と共に或いはそれな しに含有する、たとえば3mMの塩化カルシウムと2mMの燐酸ナトリウムと0 .5mMのフシ化ナトリウムとを含有する固体粉末を歯に直接施し、軽石粉(修 復物・研磨材)として用い、或いはゲル、チューインガムまたは他の非水性媒体 (たとえば歯と接触させる歯磨)に分散させた。これら粉末は唾液に容易に溶解 し、次いでへCP、へ〇PFもしくはACCI)として歯に対し再沈殿した。
実施例6 炭酸飲零゛1もしくはマウスリンスはカルシウムイオンと燐酸イオンと他の成分 とを含有し、口腔に類似した条件下でACP、ACPFもしくはACCPを形成 した。
実施例7 実施例IAにしたがいACCPFを作成した。得られた固体を歯表面に直接施し た。次いで、ACCPFをフッ化物含有アパタイトと重炭酸塩とに変換させた。
実施例8 実施例IAにおけるように作成したACCPFを混入してチューンガムを作成し た。
実施例9 実施例IAで作成したACCPFの過飽和水溶液を、加圧された二酸化炭素雰囲 気下で生成させた。次いで、加圧された溶液を歯の表面に施した。二酸化炭素が 溶液から逃散するにつれ、溶液は酸性度が低くなり、ACCPFが溶液から歯に 対し沈殿した。
実施例10 固体の炭酸カルシウムと固体の燐酸水素とを含むチューインガムを作成した。ガ ムを口内に入れて噛むと固体が唾液に溶解し、燐酸カルシウムが得られた溶液か ら沈殿すると共に、歯表面と反応して再ミネラル化した。
実施例11 固体の炭酸カルシウムと固体の燐酸二水素−カルシウムとを含むチューインガム を作成した。実施例10におけるようにガムを口にいれて噛むと固体が唾液に溶 解し、燐酸カルシウムが得られた溶液から沈殿すると共に、歯表面と反応して再 ミネラル化した。
実施例12 歯組織に対しクロルヘキシジンを施すための二酸化炭素エアロゾルを、0.25 gのクロルヘキシジンを60m1の水に混合し、得られた混合物を二酸化炭素雰 囲気下で160psiにすることにより作成した。この結果、8.3mMクロル ヘキシジン溶液のエアロゾルが得られた(大気圧条件にて水におけるクロルヘキ シジンの溶解度は0.28mMである)。エアロゾルを歯組織に施すと、圧力が 解除されてクロルヘキシジンが歯組織に沈着した。
以上、本発明の好適具体例につき説明したが、この説明は単に例示の目的に過ぎ ず、決して本発明の思想および請求の範囲を限定するものでない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウムからなる新規な化合物。 2.非晶質のフッ化カルシウムからなる新規な化合物。 3.(1)カルシウムイオンを含有する第1溶液と所望の陰イオンを含有する第 2溶液とを混合して第3溶液を生成させ、前記第3溶液はアルコールを含有する と共に前記第3溶液の生成は沈殿物をもたらし;(2)沈殿物を第3溶液から除 去し; (3)沈殿物をアルコールで洗浄し; (4)沈殿物を乾燥させる ことを特徴とする非晶質カルシウム化合物の合成方法。 4.アルコールがエタノールである請求の範囲第3項に記載の方法。 5.所望の陰イオンが燐酸イオンであり、沈殿物が非晶質の燐酸カルシウムであ る請求の範囲第3項に記載の方法。 6.所望の陰イオンが燐酸イオンとフッ素イオンとからなり、沈殿物が非晶質の 燐酸フッ化カルシウムである請求の範囲第3項に記載の方法。 7.所望の陰イオンが燐酸イオンとフッ素イオンと炭酸イオンとからなり、沈殿 物が非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウムである請求の範囲第3項に記載の方法。 8.所望の陰イオンが燐酸イオンと炭酸イオンとからなり、沈殿物が非晶質の炭 酸燐酸カルシウムである請求の範囲第3項に記載の方法。 9.所望の陰イオンが炭酸イオンからなり、沈殿物が非晶質の炭酸カルシウム化 合物である請求の範囲第3項に記載の方法。 10.所望の陰イオンがフッ素イオンからなり、沈殿物が非晶質のフッ化カルシ ウムである請求の範囲第3項に記載の方法。 11.第1溶液がアルコール溶液であって、第3溶液のためのアルコール源であ る請求の範囲第3項に記載の方法。 12.第2溶液がアルコール溶液であって、第3溶液のためのアルコール源であ る請求の範囲第3項に記載の方法。 13.第1溶液と第2溶液とがアルコール溶液であって、両者とも第3溶液のた めのアルコール源である請求の範囲第3項に記載の方法。 14.工程(1)においてアルコールを第1溶液および第2溶液の混合物とに混 合し、第1および第2溶液がアルコールを含有しない請求の範囲第3項に記載の 方法。 15.歯修復・充填材を歯と接触させることからなる歯組織に対しアパタイトを 形成させて歯を処置および再ミネラル化する方法において、前記歯修復・充填材 は:少なくとも1種の非晶質カルシウム化合物または少なくとも1種の非晶質カ ルシウム化合物を生成する材料を懸濁させるためのゲル、チューインガム、粉末 、マウスリンス、炭酸塩化溶液、合成唾液または歯磨よりなる群から選択される キャリヤと、 前記キャリヤ内に懸濁された非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウムまたは非晶質の 炭酸燐酸フッ化カルシウムを生成する材料との 組合せからなり、この組合せ物を歯に施すと非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウム が歯に対し沈殿してアパタイトを形成することを特徴とする歯の処置および再ミ ネラル化方法。 16.非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウムの沈着に際し重炭酸塩が生成する請求 の範囲第15項に記載の方法。 17.アパタイトがフッ化物を含有して歯をフッ素化する請求の範囲第15項に 記載の方法。 18.塩基性溶液におけるよりも酸性溶液に対し溶解性が高い材料の酸性溶液を 含有し、圧力を解除して二酸化炭素を除去すると溶液の酸性度が減少すると共に 材料が溶液から沈殿して、表面に対し材料を供給することを特徴とする加圧され た炭酸塩化溶液。 19.材料が非晶質カルシウム化合物からなり、表面が歯組織からなる請求の範 囲第18項に記載の加圧された炭酸塩化溶液。 20.歯組織が、修復・充填材に結合するよう作成された歯の象牙質表面である 請求の範囲第19項に記載の加圧された炭酸塩化溶液。 21.非晶質カルシウム化合物が非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウムである請求 の範囲第19項に記載の加圧された炭酸塩化溶液。 22.材料がクロルヘキシジンからなり、表面が歯組織からなる請求の範囲第1 8項に記載の加圧された炭酸塩化溶液。 23.エタノールをさらに含む請求の範囲第22項に記載の加圧された炭酸塩化 溶液。 24.材料がゲル化剤を含み、溶液の酸性度が低下する結果としてゲル化が生ず る請求の範囲第18項に記載の加圧された炭酸塩化溶液。 25.溶液がゲル化剤をさらに含み、溶液の酸性度が低下する結果としてゲル化 が生じ、得られたゲル中に非晶質カルシウム化合物が懸濁する請求の範囲第19 項に記載の加圧された炭酸塩化溶液。 26.材料が錯フッ化物からなり、溶液を歯組織に施すと共に圧力を解除すると 二酸化炭素が溶液から逃散して溶液の酸性度が低下し、錯フッ化物が加水分解し て歯組織に対しフッ化物を放出する請求の範囲第18項に記載の加圧された炭酸 塩化溶液。 27.錯フッ化物がヘキサフルオロシリケートである請求の範囲第26項に記載 の加圧された炭酸塩化溶液。 28.錯フッ化物がモノフルオロホスフェートである請求の範囲第26項に記載 の加圧された炭酸塩化溶液。 29.錯フッ化物がヘキサフルオロスクネートである請求の範囲第26項に記載 の加圧された炭酸塩化溶液。 30.材料がゲル化剤をさらに含み、溶液の酸性度が低下する結果としてゲル化 が生じ、得られたゲル中にフッ化物が懸濁する請求の範囲第26項に記載の加圧 された炭酸塩化溶液。 31.非水性媒体中の炭酸塩と酸もしくはその酸性塩との非水性分散物において 、分散物が水溶液に接触すると炭酸塩および酸が溶液中に溶解し、二酸化炭素が 溶液から逃散して溶液の酸性度を低下させると共に所望品質の物質が溶液から表 面上へ沈殿することを特徴とする非水性分散物。 32.炭酸塩が炭酸カルシウムであり、酸が燐酸水素であり、非水性媒体がチュ ーインガム、歯磨もしくはゲルよりなる群から選択され、溶液から沈殿する物質 が燐酸カルシウムである請求の範囲第31項に記載の非水性分酸物。 33.媒体を口内に入れ、唾液が炭酸カルシウムと燐酸水素とを溶解し、燐酸カ ルシウムが歯組織に対し沈着することを特徴とする請求の範囲第32項に記載の 非水性分散物による歯組織の処置方法。 34.炭酸塩が炭酸カルシウムであり、酸性塩が燐酸二水素−カルシウムであり 、非水性媒体がチューインガム、歯磨もしくはゲルよりなる群から選択され、溶 液から沈殿する物質が燐酸カルシウムである請求の範囲第31項に記載の非水性 分散物。 35.媒体を口内に入れ、唾液が炭酸カルシウムと燐酸二水素−カルシウムとを 溶解し、燐酸カルシウムが歯組織に対し沈着することを特徴とする請求の範囲第 34項に記載の非水性分散物による歯組織の処置方法。 36.非水性媒体中における非晶質のフッ化カルシウムの分散物をさらに含む請 求の範囲第31項に記載の非水性分散物。 37.(1)カルシウムイオンを含有する第1溶液と燐酸イオン、フッ素イオン および炭酸イオンを含有する第2溶液とを混合して第3溶液を生成させ、前記第 3溶液はアルコールを含有すると共に前記第3溶液の生成は非晶質の炭酸燐酸フ ッ化カルシウムを沈殿させ; (2)非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウム沈殿物を第3溶液から除去し; (3)非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウム沈殿物をアルコールで洗浄し; (4)非晶質の炭酸燐酸フッ化カルシウム沈殿物を乾燥させる ことを特徴とする非晶質カルシウム化合物の合成方法。 38.アルコールがエタノールである請求の範四第37項に記載の方法。 39.(1)カルシウムイオンを含有する第1溶液と燐酸イオンおよびフッ素イ オンを含有する第2溶液とを混合して第3溶液を生成させ、前記第3溶液はアル コールを含有すると共に前記第3溶液の化成は非晶質の燐酸フッ化カルシウムを 沈殿させ(2)非晶質の燐酸フッ化カルシウム沈殿物を第3溶液から除去し; (3)非晶質の燐酸フッ化カルシウム沈殿物をアルコールで洗浄し; (4)非晶質の燐酸フッ化カルシウム沈殿物を乾燥させる ことを特徴とする非晶質カルシウム化合物の合成方法。 40.アルコールがエタノールである請求の範囲第39項に記載の方法。 41.(1)カルシウムイオンを含有する第1溶液と燐酸イオンおよび炭酸イオ ンを含有する第2溶液とを混合して第3溶液を生成させ、前記第3溶液はアルコ ールを含有すると共に前記第3溶液の生成は非晶質の炭酸燐酸カルシウムを沈殿 させ;(2)非晶質の炭酸燐酸カルシウム沈殿物を第3溶液から除去し; (3)非晶質の炭酸燐酸カルシウム沈殿物をアルコールで洗浄し; (4)非晶質の炭酸燐酸カルシウム沈殿物を乾燥させる ことを特徴とする非晶質カルシウム化合物の合成方法。 42.アルコールがエタノールである請求の範囲第41項に記載の方法。 43.(1)カルシウムイオンを含有する第1溶液と燐酸イオンを含有する第2 溶液とを混合して第3溶液を生成させ、前記第3溶液はアルコールを含有すると 共に前記第3溶液の生成は非晶質の燐酸カルシウムを沈殿させ; (2)非晶質の燐酸カルシウム沈殿物を第3溶液から除去し; (3)非晶質の燐酸カルシウム沈殿物をアルコールで洗浄し; (4)非晶質の燐酸カルシウム沈殿物を乾燥させることを特徴とする非晶質カル シウム化合物の合成方法。 44.アルコールがエタノールである請求の範囲第43項に記載の方法。 45.(1)カルシウムイオンを含有する第1溶液とフッ素イオンを含有する第 2溶液とを混合して第3溶液を生成させ、前記第3溶液はアルコールを含有する と共に前記第3溶液の生成は非晶質のフッ化カルシウムを沈殿させ; (2)非晶質のフッ化カルシウム沈殿物を第3溶液から除去し; (3)非晶質のフッ化カルシウム沈殿物をアルコールで洗浄し; (4)非晶質のフッ化カルシウム沈殿物を乾燥させる ことを特徴とする非晶質カルシウム化合物の合成方法。 46.アルコールがエタノールである請求の範囲第45項に記載の方法。 47.少なくとも一種の非晶質カルシウム化合物の酸性溶液を含有し、圧力を解 除して二酸化炭素を除去すると溶液の酸性度が低下すると共に非晶質カルシウム 化合物が溶液から歯組織に対し沈殿することを特徴とする加圧された炭酸塩化溶 液。 48.クロルヘキシジンをさらに含有する請求の範囲第47項に記載の加圧され た炭酸塩化溶液。 49.ゲル化剤をさらに含有し、溶液の酸性度が低下する結果としてゲル化が生 ずる請求の範囲第48項に記載の加圧された炭酸塩化溶液。
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