JPH075061Y2 - 金属角材の転回装置 - Google Patents

金属角材の転回装置

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JPH075061Y2
JPH075061Y2 JP1988101924U JP10192488U JPH075061Y2 JP H075061 Y2 JPH075061 Y2 JP H075061Y2 JP 1988101924 U JP1988101924 U JP 1988101924U JP 10192488 U JP10192488 U JP 10192488U JP H075061 Y2 JPH075061 Y2 JP H075061Y2
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JP
Japan
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turning
turntable
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arm
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JP1988101924U
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眞二 向井
国広 矢住
道 守田
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Aichi Steel Corp
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Aichi Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば熱間圧延工程において,高温に加熱さ
れた金属角材を転回させるための転回装置に関する。
〔従来技術〕
例えば、熱間圧延工程においては,第9図に示すごと
く,分塊圧延工程から送られた赤熱状態の高温金属角材
92は,ローラ55上を滑りながら,熱間圧延用の圧延ロー
ラ8に送られる。そして,上記角材92は該圧延ロール8
のロール溝81,82,83により順次圧延され,断面が小さい
角材93,94,95となる。
しかして,上記において,例えば角材92は,ロール溝81
とその軸芯Sを同じ位置にして,該ロール溝81に送り込
む必要がある。また,第8図に示すごとく,鋼塊91を分
塊圧延した状態の角材92は(B)のごとく横長状の長方
形断面を有しているが,該角材92を熱間圧延する際に
は,これを(C)に示すごとく縦長状に転回して圧延ロ
ール8に送入する必要がある。なお,第8図の(D),
(E)は順次熱間圧延加工された角材93,94を示す。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,角材は赤熱状態の高温下にあるため,上
記のごとく圧延ロールのロール溝と同軸芯の所定位置に
転回することは容易でない。かかる問題は熱間圧延のみ
ならず高温金属角材或いは冷間加工等における金属角材
の転回に共通することである。
本考案はかかる問題点に鑑み,金属角材を所定の位置に
容易に転回することができ,機構簡単で,かつ駆動装置
の小型化を図ることができる,金属角材の転回装置を提
供しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本考案は,金属の角材を転回させるための槽であって,
該装置は略L形状の転回面を有する転回台と,該転回台
を転回させるための駆動装置と,上記転回台の転回をガ
イドする第1リンク及び第2リンクとからなり, 上記転回台は,上記駆動装置のロッドに直接的に軸着し
た基部と該基部から突出した第1アームと,該第1アー
ムと略直角方向に突出した第2アームとを有し, また,該第1アームには前記第1リンクの一端を,上記
第2アームには前記第2リンクの一端をそれぞれ軸着す
ると共に,上記第1リンク及び第2リンクの各他端は転
回装置の基台にそれぞれ軸着して上記転回台を転回可能
に支承しており, かつ上記駆動装置のロッドは上記基部を左右方向に前
進,後退させるよう,上記基部に軸着してあることを特
徴とする金属角材の転回装置にある。
本考案において,転回台を転回操作するための駆動装置
としては,エアシリンダ,油圧シリンダ等のアクチュエ
ータがある。また,上記転回台は,角材を主として90度
転回させるための略L形状の転回面を有する。この転回
面は,前記第1アームと第2アームの内側面により構成
する。また,第1リンクと第2リンクは,駆動装置によ
り転回台を回転する際に,転回台を支承し,その移動を
ガイドするための機構である。
また、上記駆動装置のロッドは,上記基部を左右方向に
前進,後退(第1図の軌道Y1)させるよう,基部に軸着
する。
〔作用〕
本考案の転回装置においては,まず角材が転回台の一方
のアーム上に載置される。そして,転回台が駆動装置に
よって例えば90度転回される。このとき,転回台は第1
リンク及び第2リンクによって支承,ガイドされつつ転
回する。そして,転回台の一方のアーム上に載置されい
てた角材は,最終的に他方のアーム上に載置され,90度
転回された状態となる。即ち,転回台のL形状の転回面
が90度転回することにより,角材は最初に載置されたア
ームの表面に沿って,他方のアーム上に,滑り落ちるよ
うにして載置される。それ故,角材は,当初載置されて
いた一方のアームの表面と同一垂直面上に位置すること
となり,所定の位置に転回配置されることになる。ま
た,そのため,当初の位置とほぼ同じ位置において転回
される。
また,本考案においては,略L形状の転回台の基部に対
して駆動装置のロッドを直接的に軸着している。そのた
め,例えば基部とロッドとの間に補助リンクを用いる従
来例(例えば,特開昭57−131620号)に比較して,直接
的に転回台を前進,後退させることができ,機構が簡単
である。また,基部を直接的に前進,後退させるので,
そのために要する駆動エネルギーも少なく,駆動装置を
小型化することができる。
また,駆動装置のロッドは,転回台の基部を左右方向に
前進,後退させるよう基部に軸着してある。そのため,
駆動装置は,転回台の基部を左右方向に移動させる動力
があれば良く,従来例(例えば,特開昭57−131620号,
実公昭42−21718号)で必要な,転回台を上方へ押し上
げ,かつ押し上げた状態で保持しておく動力は必要でな
くなる。
それ故,この点においても,駆動装置を小型化すること
ができる。
〔効果〕
したがって,本考案によれば,金属角材を所定の位置
に,容易に転回することができ,機構簡単で,かつ駆動
装置の小型化を図ることができる転回装置を提供するこ
とができる。
〔実施例〕
本考案の実施例にかかる転回装置につき,第1図〜第7
図を用いて説明する。
本例の装置は,熱間圧延工程において,赤熱された金素
角材92を,。圧延ロールへ送入するに先立って,転回す
る装置である。即ち,該装置は第1図〜第3図にその全
体図を示すごとく,転回台1と,該回転台1を転回する
ための駆動装置4と,上記転回台1を支承,ガイドする
ための第1リンク3及び第2リンク2と,該装置の基台
51と転回台1の前後に配設したローラ55.55(第3図)
とよりなる。
上記転回台1は,第1図に示すごとく,左方向へ突出し
た第1アーム13と,上方へ突出した第2アーム14と,両
アーム13,14が出合う右下方の基部15とを有する。ま
た,両アーム13,14の表面には転回面11,12をそれぞれ有
し,両転回面11,12は直角(L形状)に対面している。
上記基部15は,軸ピン431により,駆動装置4のアーム4
3に軸着する。駆動装置4は,エアシリンダ41と,これ
により進退するピストンロッド42,及び上記アーム43よ
りなる。
即ち,基部15には,駆動装置4のピストンロッド42を直
接的に軸着する。また,ピストンロッド42は,上記基部
15を左右方向に前進,後退させる(第1図の軌道Y1)よ
う,上記基部15に軸着してある。
また,第1リンク3は,その上端部32を転回台1の第1
アーム13に軸ピン131により軸着し,その下端部31は基
台51に軸ピン311により軸着する。第2リンクは,その
上端部22を転回台1の第2アーム14に軸ピン141により
軸着し,その下端部21は基台51に軸ピン211により軸着
する。なお,ローラ55は,その上端面が転回台1の第1
アーム13の転回面11よりも若干上方に位置するよう配設
してある(第1図)。
本例装置は,上記構成を有するので,次の作用効果を有
する。
まず,第3図に示すごとく分塊圧延工程から送られてき
た角材92は,転回装置の転回台1の転回面11上方におい
て停止する。このとき,角材92はローラ55,55上に載置
され,転回面11はローラ55,55より若干下方にある(第
1図)。これは,角材92をローラ55によって送っている
ためである。
次に,角材92を転回させるために,エアシリンダ41内に
圧縮空気を送入し,ピストンロッド42を前進(第1図左
方向)させ,転回台1の基部15を押す。これにより,該
基部15は,第1図の軌道Y1に沿って左方に動き,最終的
に点X1の位置まで押されて停止する。また,このとき第
1リンク3の上端部32の軸ピン131は,第1図の軌道Y3
に沿って左上方のX3の位置に,第2リンク2の上端部22
の軸ピン141は同図の軌道Y2に沿って左下方のX2の位置
に来る。
この最終位置の状態は,第4図に示すごとく,転回面11
が垂直に,転回面12が水平の位置となっている。そし
て,角材92も横長状態(第1図)であったものが,縦長
状態(第4図)に転回されている。
上記の転回は,第5図ないし第7図に示すごとく,転回
台1の基部15がエアシリンダによって押されることによ
って,転回台1の第1アーム13が徐々に持ち上げられ,
一方第2アーム14は下降し,最終的に第7図の状態とな
ることにより行われる(第1図の軌道Y1,Y2,Y3参照)。
この間に,転回面11上の角材92は,該転回面11上を滑り
落ち(第6図),最終的に転回面12上に載置される(第
7図)。
しかして,第7図に示すごとく.転回を終了した角材92
は,転回面11の位置が,角材を送入しようとする圧延ロ
ール溝のロール壁面と同じ垂直面上にある。つまり,角
材92の軸中心と,圧延ロール溝のロール溝中心とは同じ
軸芯上にある(第9図参照)。それ故,角材92を容易に
ロール溝内に送入することができる。このように,本例
装置によれば,所定位置に角材を転回することができ
る。
また,上記転回中においては,転回台1は第1リンク3
及び第2リンク2により,その両側を支承ガイドされな
がら転回され(第2図参照),両リンク3,2はその下端
部31,21が,基台51に軸着されているので,転回台1は
ローラ55の上面(第1図)より上方に持ち上げられる。
即ち,第1図に示す両リンク3,2の軌道Y2,Y3より知られ
るごとく,転回台1の転回面11は,転回台1が左方に押
されるにつれて,その左端が上昇しつつ転回面11自体も
ローラ55より上方に位置する。
そして,更に転回が進むと,前記第6図に示したごと
く,角材92は転回面12上に滑り落ちるが、このときも角
材92の下面(転回面12の上面)は,ローラ55の上方に位
置している。即ち,角材92の転回はローラ55より上方に
おいて行われ,転回時にローラ55に傷をつけることがな
い。
また,上記転回中においては,第1及び第2リンク3,2
等の作動により,角材は余り高い位置に上げられること
なく転回さる。
上記のごとく,本例装置によれば,赤熱状態の高温にあ
る金属角材92を,容易に,しかも所定の位置に転回する
ことができる。また,角材92の転回はローラ55よりも上
方で行うので,ローラ55を損傷させることもない。
また,本例においては,略L形状の転回台1の基部15に
対して駆動装置4のロッド42を直接的に軸着している。
そのため,例えば基部とロッドとの間に補助リンクを用
いる場合に比較して,直接的に転回台1を前進,後退さ
せることができ,機構が簡単である。また,基部15を直
接的に前進,後退させるので,そのために要する駆動エ
ネルギーも少なく,駆動装置4を小型化することができ
る。
また,駆動装置4のロッド42は,転回台1の基部15を左
右方向に前進,後退させるよう軸着してある。そのた
め,駆動装置4は,転回台1の基部15を左右方向に移動
させる動力があれば良く,転回台を上方へ押し上げ,か
つ押し上げた状態で保持しておく動力は必要でなくな
る。
それ故,この点においても,駆動装置4を小型化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は実施例にかかる角材転回装置を示
し,第1図はその正面図,第2図は第1図の左側面図,
第3図は第1図の平面図,第4図は転回台の転回終了時
の正面図,第5図〜第7図は転回時の転回台の作動状態
を示す正面図,第8図は角材の圧延工程を示す説明図,
第9図は熱間圧延工程の平面図である。 1……転回台,11,12……転回面,13……第1アーム,14…
…第2アーム,2……第2リンク,3……第1リンク,4……
駆動装置,41……エアシリンダ,51……基台,55……ロー
ラ,8……圧延ロール,92〜95……角材,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 守田 道 愛知県名古屋市中川区小碓通5丁目1番地 明徳産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−131620(JP,A) 実公 昭42−21718(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属の角材を転回させるための装置であっ
    て,該装置は略L形状の転回面を有する転回台と,該転
    回台を転回させるための駆動装置と、上記転回台の転回
    をガイドする第1リンク及び第2リンクとからなり, 上記転回台は,上記駆動装置のロッドに直接的に軸着し
    た基部と該基部から突出した第1アームと,該第1アー
    ムと略直角方向に突出した第2アームとを有し, また、該第1アームには前記第1リンクの一端を,上記
    第2アームには前記第2リンクの一端をそれぞれ軸着す
    ると共に,上記第1リンク及び第2リンクの各他端は転
    回装置の基台にそれぞれ軸着して上記転回台を転回可能
    に支承しており, かつ上記駆動装置のロッドは上記基部を左右方向に前
    進,後退させるよう,上記基部に軸着してあることを特
    徴とする金属角材の転回装置。
JP1988101924U 1988-07-29 1988-07-29 金属角材の転回装置 Expired - Lifetime JPH075061Y2 (ja)

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JPH0222916U JPH0222916U (ja) 1990-02-15
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JP5196659B2 (ja) * 2009-02-09 2013-05-15 大同特殊鋼株式会社 研削台車
JP5300634B2 (ja) * 2009-07-10 2013-09-25 ジヤトコ株式会社 ワーク反転装置

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JPS57131620A (en) * 1981-02-09 1982-08-14 Shin Meiwa Ind Co Ltd Apparatus for rotating work

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