JPH07506003A - Mycobacterium tuberculosisにおける抗生物質耐性の迅速検出法 - Google Patents

Mycobacterium tuberculosisにおける抗生物質耐性の迅速検出法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一イソニアジドに対して感受性の上記細菌の株のkatG遺伝子またはそのフラ グメントの対照DNA調製物−場合によっては、イソニアシト耐性マイコバクテ リウム株のk a t’G遺伝子のDNAの対照調製物を含むことを特徴とする キット。
19、リファンピシンまたはその類縁体に対するマイコバクテリウム属の細菌の 耐性のインビトロ診断のためのキットであって、−上記マイコバクテリウムのR NAポリメラーゼのβサブユニットのDNAもしくはニニ立上遺伝子のDNAま たはそのフラグメントの遺伝子を増幅する手段 −そのようにして得られた増幅産物の1つまたはい(っがの突然変異を証明する 手段 一すファンビシンに対して感受性の上記細菌の株のRNAポリメラーゼのβサブ ユニットをコードするW遺伝子またはそのフラグメントの対照DNA調製物 一場合によっては、イソニアシト耐性マイコバクテリウム株のU立上遺伝子のD NAの対照調製物 を含むことを特徴とするキット。
20、ストレプトマイシンに対するM、 tuberculosisの耐性のイ ンビトロ診断のためのキットであって、 −小リポソームサブユニットのS12タンパク質をコードするrpsL遺伝子ま たはそのフラグメントの遺伝子を増幅する手段−得られた増幅産物の1つまたは いくつかの突然変異を証明する手段 一ストレプトマイシンに対して感受性のM、 tuberculosis株のリ ポソーム小サブユニットのS12タンパク質をコードするユニ且工遺伝子のDN A配列の対照調製物 一場合によっては、ストレプトマイシンに対して耐性のLtuberculos is株のリポソームの小サブユニットのS12タンパク質をコードするU皿上遺 伝子のDNA配列の対照調製物を含むことを特徴とするキット。
明細書 敗匹展■肛江し%雇匹且社nにおける抗生物質耐性の迅速検出性本発明は、抗生 物質、特にイソニアシト、リファンピシンおよびストレプトマイシンに対して耐 性であるM cobacteriumtuberculosis株の迅速な検出 に関する。より特定的には、本発明は、例えば、適切な遺伝子の突然変異の結果 として、または核酸ハイブリダイゼーションにより、敗組匣匹虹包り勉厘匹旺並 nにおける抗生物質耐性を検出する方法に関する0本発明は、核酸ハイブリダイ ゼーションを実施するための核酸プローブおよびキットにも関する。本発明は、 さらに、katG遺伝子の染色体の位置およびそのヌクレオチド配列にも関する 。
凡豆Ω!1 0バート・コツホ(Robert Koch)による結核の原因学的因子である 毀以ルy1虹ム徂」α四島旦独」、旦の発見以来、−世紀を越える研究にもかか わらず、この疾患は依然として人間の罹患および死亡の主要原因の一つのままで ある。結核に起因する死亡は年間300万件と概算されており(Snider、  1989) 、これらの大部分は開発途上国におけるものではあるが、西側諸 国においても、ホームレスの人々の数の増加およびAIDSの流行の衝撃のため 、この疾患は復活した重要性を握っている(Chaisson et al、、  1987; 5nider and Roper。
1992)。
イソニコチン酸ヒドラジド、すなわちインニアシト(INH)は、「結核(菌) 」群のメンバー、すなわち、M cobacteriumtuberculos is%M、 bovisおよびM、 africanumに対するその絶妙な強 さのため、過去40年間の間結核の治療に使用されてきた(Middlebro ok、 1952; Youatt、 1969) 、この薬物の正確な標的( ターゲット)も、その作用モードも、どちらも知られておらず、INH治療はい くつかの代謝経路の動揺をもたらす。INHはNADおよびピリドキサールホス フェートの代謝拮抗物質として作用し得ることを示すかなりの証拠があり(Be kierkunst andBricker、 1967; 5ripraka sh and Ra+oakrishnan、 1970; Winder a ndCollins、 1968.1969.1970)、また、この薬物が、 マイコバクテリウムの細胞壁の抗酸性(acid−fast)特性に関連するミ コール酸の合成を遮断することを示す他のデータも存在する(Winder a ndCollins 1970; Quemard et al、、 1991 ) eその導入の少し後に、L姐匝匹旺蝕り隻匹匹虱匹nのINH耐性単離株が 出現し、これらは、特性付けによると、カタラーゼ−ペルオキシダーゼ活性を損 失しており、モルモット(guinea pigs)において減少した毒力(v irulence)を示すことがしばしば見出された(Middlebrook  etal、、 1954; Kubica et al、、 1968; 5 riprakash and Ramakrishnan。
1970) 。
ご(最近、INH耐性は、M cobacterium tuberculos isの多剤耐性(MDR)変異株による米国における結核の流行(CDC,19 90;1991a、 b)と、このような株がHIV感染者および医療従事者の 広範な院内感染に関連することの証明(Snider and Roper、  1992)とによって、新たな重要性を獲得してきた。この問題の重要性の点か ら見て、当業界には、INH耐性とカタラーゼ−ペルオキシダーゼ産生との間の 関係を決定する必要性が存在する。
より特定的には、当業界には、薬剤感受性に関与する分子メカニズムを理解する 必要性がある。その上、当業界には、INH耐性株を迅速に同定することを可能 にする簡便な試験を開発する必要性がある。さらに、当業界には、このような試 験を実施するための試薬に対する必要性がある。
リファンピシンもまた、マイコバクテリウム、特にM cobacterium  tuberculosisおよび′Mcobacterium le rae による感染の治療のために使用される主要な抗生物質である。マイコバクテリウ ムのあるものは、ゆっくり生育するので、リファンピシンまたはその類縁体に対 する耐性を試験するための迅速で効率的な試験が利用可能にされなければならな い。同様に、本発明は、ストレプトマイシンに対して耐性であるM cobac terLum tuberculosisのストレインの迅速な検出を目的とす る。ストレプトマイシンに対する耐性の発達のため、後者の抗生物質は他の抗生 物質、例えば、イソニアシトと共に使用されてきた。したがって、結核の適切な 治療の前には、この3種の主要な抗生物質、すなわち、イソニアシト、リファン ピシンおよびストレプトマイシンに対する耐性の迅速で効率的な検出が先行すべ きである。
1肌Ω且鷹 以上のように、本発明は、イソニアシトおよび他の薬剤、例えばりファンビシン またはその類縁体、およびストレプトマイシンに対して耐性の肚姐勤玉肛知り勉 動匹虱匹卦の細胞の存在をインビトロで検出するための方法を提供することによ り、当業界におけるこれらの必要性を充足することを助けるものである。
リファンピシンの類縁体、特に3−ホルミル−リファマイシンの誘導体、特に置 換の結果として、・・・・・・ナフトフラノニル基中またはナフトフラノニル基 の7位の側鎖に存在する置換物・・・・・・、または側鎖中に二重結合の導入も しくは除去により・・・・・・。
本発明によれば、インニアシトに対する耐性の検出は、特にイソニアシトに対し て耐性ではないM cobacterium tuberculosisにおけ る同じkatG遺伝子のヌクレオチド配列に関して、敗坦匝虹江江り紐崩匹虱匹 堕のkatG遺伝子内の1つまたハイくつかのミューチージョンの検出を包含す る。
イソニアシトに対して耐性のL組匝匹肛旦し辿匣匹虹匹旦の核酸の存在をインビ トロで検出するための別の代替法においては、その方法が、以下の工程ニ ー必要であれば予めプローブに接触可能にした上記核酸を、ハイブリダイゼーシ ョンを可能にする条件下でプローブに接触させる工程、 一上記核酸にハイブリダイズしたプローブを検出する工程上記フラグメントが1 旦mHI切断部位を含み、上記一部分はイソニアシトに対して耐性の肚匹肋旦肛 並り皿厘匹且坦堕のインビトロでの検出の選択性を提供するのに充分長いもので ある。
例えば、この代替的方法は、以下の工程を含む:(A)細胞の核酸を、核酸がプ ローブに接触可能になるように、固体支持体上におき、固定する工程、 (B)工程(A)からの固定された核酸を、ハイブリダイゼーションを可能にす る条件下でプローブと接触させる工程、(C)工程(B)から得られるフィルタ ーを、ハイブリダイズしていないプローブを除去するように洗浄する工程、およ び次に(D)工程(C)から得られる洗浄したフィルター上のハイブリダイズし たプローブを検出する工程。
プローブは、プラスミドpYZ56の2.5kbEcoRV −に2旦Iフラグ メントに存在する核酸配列を含み、上記フラグメントはBam1(I切断部位を 含む。このフラグメントは、インニアシト感受性肚姐匣匹肛江り皿匠匹旦匹nの 細胞内DNAと関連していることが見出されており、このような抗生物質感受性 微生物を、以下に記載する条件下でこのフラグメントとハイブリダイズするDN Aを含有しないインニアシト耐性M cobactertum tubercu losisから区別することができる。
本発明は、さらに、イソニアシト耐性細胞から欠如しているイソニアシト感受性 を与える肛匹匝匹旺止り血匠匹旦匹旦のkatG遺伝子の領域をコードしている インニアシト耐性敗坦匝区虹旦り剋匠匹旦匹旦のRNAおよびDNAのようなヌ クレオチド配列を提供する。
本発明は、本発明のヌクレオチドに結合している放射性核種のような標識された プローブをも提供する。
さらに、本発明は、相補的な塩基配列のヌクレオチド配列に水素結合した、実質 的に本発明のヌクレオチド配列からなるハイブリツド二本鎖分子、例えばDNA またはRNAを提供する。
また、本発明は、M cobacterium tuberculosisのカ タラーゼ−ペルオキシダーゼ遺伝子またはこのようなヌクレオチド配列の一部分 をコードするヌクレオチド配列を、ヌクレオチド配列のグループから選択する方 法をも提供する。この方法は、どのヌクレオチド配列が本発明のヌクレオチド配 列にパイプリダイズするかを決定する工程を含む、このヌクレオチド配列は、D NA配列またはRNA配列であることができる。この方法は、ヌクレオチド配列 上の標識を検出する工程を含んでいてもよい。
さらに、本発明は、イソニアシトに対して耐性のM cobacteriumt uberc罰osisを検出するためのキットを提供する。キットは、プラスミ ドp Y Z 56 (7) 2 、5 kb E c o RV −K!旦1 7 ラグメントであり、BamHI切断部位を含むフラグメントである核酸配列 を含むプローブを含有している容器を含む。キットは、また核酸の対照調製物を 含有している容器をも含む。
本発明は、酵素カタラーゼまたは同様の酵素のイソニアシトに対する作用の産物 として得られる化合物をもカバーする。katG遺伝子、または同様の活性を有 するこの遺伝子の誘導体を、カタラーゼタンパクの供給源として使用することが できる。この新規の化合物は、H,David et al、の「臨床マイコバ クテリウム学のための実験室方法(Methodes de 1aborato ire pour Mycobacteriologieclinique)  J 、パスツール研究所(Pasteur In5titute)編集、l5B N番号0995−2454に記載されているようなアンチバイオグラム(ant ibiogram)方法により、INH耐性耐性マイコバクテリウム対する反応 性によって選択される。
l直立M単皇韮囲 本発明は、以下のような図面を参照してその詳細の大部分が記載される。
図1は、INH耐性M、 sme matis株B Hl (Gayathri  et al、。
1975) (MC” −155株の誘導体)を、M、 tuberculos is −H37Rvシャトルコスミド(New YorkのW、R,Jacob s博士の厚意により提供されたもの)のプールにより形質転換し、個々のクロー ンをINH感受性について採点したことを示す。コスミドpBH4は定常的に薬 剤感受性を付与し、形質転換体はカタラーゼを過剰産生ずる(Heym、 19 92のようにアッセイした場合)。
pBH4からのDNAインサートの制限地図を、pYZ55からのインサートの それと共に示す。pYZ55は、E、 coliヒドロペルオキシダーゼI ( HPI)の保存された領域からのアミノ酸配列と一致するように設計されたオリ ゴヌクレオチドプローブ(5′−TTCATCCGCATGGCCTGGCAC GGCGCGGGCACCTACCGC−3’ )を用いたハイブリダイゼーシ ョンをもとに単離された、M、 tuberculosis H37Rvのka tGを含有するプラスミドである。以下の酵素に関する制限部位が示されている :旦、1且二H1,Ω、C1aI ;旦。
旦coRV;旦、HindIII;に、 五ユニI ;M、SmaI ;N1反 立生工;旦、ユニ旦R1,旦、旦且旦T、pYZ55からの4.5kbインサー トを含有するマイコバクテリウムのシャトルプラスミドp B A K 14  (Zhang et al、 、 1991)を用いたBHIの形質転換も、同 様にINH感受性を付与した。pYZ55に由来し、pBAK14中にある方向 (+)または逆の方向(−)に挿入されているサブフラグメントを用いて形質転 換されたBHIについて、MICも同様に示す。
図2は、以前記載されたように活性ゲル解析のために調製された種々のプラスミ ド構築物(Zhang et al、、 1991)を用いて形質転換されたE 、 coltおよびM、 tuberculosis H37Rv株からの抽出 物を示す。8%ポリアクリルアミドを含有する非変性ゲルは、Wayneおよび Diazにより記載されているように(Wayne et al、、 1986 )カタラーゼ活性(パネルA)およびペルオキシダーゼ活性(パネルB)につい て染色した。レーン1、M、 tuberculosis H37Rv ; 2 、E、colt 0M2 (katE、katG); 3、E、 coli U M2/pYZ55;4、E、colt UM2/pYZ56 (pUcl 9中 の2.9kb 立上旦RV−艮り旦Iフラグメント、図1のpBAK−KE+に 相当する);5、E、coli UM2/pYZ57(且Δ二HI−J!n旦工 欠失を有するpYZ55、図1のpBAK−KB+に相当する) 、 M、 t uberculosisカタラーゼおよびペルオキシダーゼ活性は、これらの条 件下で2つのバンドとして移動した(レーン1)、同じパターンは、pYZ55 により発現された組換え酵素についても見られた(レーン3)。pYZ56 ( レーン4)は、パネルCに示すベクターからの1acZ’およびkatGの間の 融合により分子量が増加したタンパク質を発現する。パネルCは、E、 col tのHPIとの部分的な配列の整列図(アラインメント)をも示す。
図3は、puc19ベクター単独、M、 tuberculosis k a  t Gを発現するpyzss、およびM、 tuberculosis k a  t Gの高レベル発現を伴うpYZ56を用いて形質転換された、katGお よびkatEの両方に突然変異を有するE、 coli株(0M2、Mulve y et al、、 1988)を示す、適切な抗生物質を添加したLuria −Bertani培地中の一晩培養を、種々の濃度のINHの存在下でブレーテ ィングし、コロニー形成単位を評価した6代表的な実験の結果を、3組の試料に ついて観察された標準偏差を示すエラーパーと共に示す。M、 tubercu losisのkatGの過剰発現は、同様にE、 coli UM255 (k atG、katE、 Mulveyetal、。
1988 )において高濃度のINHに対する感受性を付与したが、E、 co li TG 1のようなカタラーゼ陽性株に対しては何の効果も示さなかった。
いくつかの実験においては、高濃度のINHは、単独で、0M2およびUM25 5の生育に対して検出可能な阻害効果を有していたが、全ての実験において、p Y256形質転換体の阻害は、相当するベクタ一対照において観察されたものよ りも少なくとも10〜100倍大きいものであった。
図4は、LL旦Iで消化し、(A)katG (4,5kb K!旦Iフラグメ ント)および(B)SOD遺伝子(1,lkb 立上旦RI−に2BIフラグメ ント、Zhang et al、、 1991 )をプローブとして調べた、異 なるM、 tuberculosis株からのゲノムDNAを用いて調製したサ ザンプロットを示す、プローブの標識およびプロットの処理は、以前記載された ように実施した(Eiglmeier et al、。
1991; Maniatis et al、、1989)、レーン1.H37 Rv;2、株12−MIC1,6μg/ml I NH; 3、B1453−M IC>50μg /ml I NH(Jackett et al、、1978 ); 4、株24−MIC>50μg/mIINH;5.79112−INH感 受性(Mitchison et al、、 1963) ; 6.12646 −INH感受性(Mitchison et al、、 1963) ; 7. 79665−INH感受性(Mitchison et al、、 1963) 。INH感受性は、異なる濃度のINHを含有するLowenstein−Je nsenスロープ(斜面)の接種により確認した。
図5は、katG遺伝子座の編成である。上部のバーは、katG領域にわたる M、 tuberculosis染色体のストレッチに相当し、地図の作製に用 いた個々のコスミドの位置は、もとのシャトルコスミドpBH4およびpYZ5 5と共に下部に示されている。いくつかの重要な制限部位の位置(旦、BamH I ;に、KB4旦I)は、公知の遺伝子マーカーのおよその位置と共に示され ている:m、αまたは85B抗原(Matsuo et al、、 1988) をコードする; katG、カタラーゼ−ペルオキシダーゼ、LL105、入A ndersenの厚意により供給された無名のんgtllクローン;MPTR, 主要冬型タンデムリピート(Hermans et al、、 1992)。
図6のAは、katGを担持する艮立上Iフラグメントのヌクレオチド配列であ る。この配列は、EMBLデータライブラリーに受託番号X68081として寄 託されている。推定タンパク質配列は一文字コードで示されている。Bは、同一 性を「*」で示し、整列を最適にするために導入したパッドを表わす「−」を含 む、700bpのダイレクトリピートの2コピーの整列図である0番号付けは図 2Aでの位置を引用する。
図7は、マイコバクテリウムにおけるkatGの分布である。
A、は、異なる細菌DNA (1,5μg)の試料を且且工■で消化し、アガロ ースゲル電気泳動で分離し、エチジウムプロミドで染色したもの。レーン1およ び7、サイズマーカー; L」」二凹;レーン3、M、 tuberculos is H37Rv ;レーン4、L」y襲m凹;レーン5.4;レーン6、M、  aviume B、は、Aのゲルを、サザンブロッティングした後、katG 特異的プローブでハイブリダイゼーションしたもの。
図8は、カタラーゼ−ペルオキシダーゼの一次構造の整列図である。配列は、M 、 tuberculosis H37Rv、 mtkatg ;E、 col t %e c k a t g (Triggs−Raine et all、  1988); S。
t himurium 、stkatgHB、 stearothermo h ilus 。
b s p e r a (Loprasert et al、、 198g) および酵母シトクロムCペルオキシダーゼ(ccp; Finzel et a l、、 1984)からのものである、整列図は、PILEUPおよびPRET TYを用いて作製した(Devereux et al、、 1984)。「・ 」は、相同性を最大にするように導入したギャップを表わす0本文中で考察して いる活性部位およびペルオキシダーゼモチーフからの重要な残基(Welind er、 1991)は、コンセンサスの下に示されている。
図9は、異なる細菌において産生されたM、 tuberculosisKat Gのウェスタンプロット解析である。タンパク質は、5DS−ポリアクリルアミ ドゲル電気泳動で分離し、次いでイムノブロッティングと、Zhang et  al、、 1991に記載されているようにBCGに対して生成された抗血清を 用いた検出を行った。
レーン1、M、 tuberculosis H37Rvの可溶性抽出物;レー ン2、ベクターpBAK 14を担持するM、 sme matis MC21 55;レーン3、pBAK−KKを担持するMC”155(katG+);レー ン4、E、 coli UM2 (katE。
1catG):レーン5、pYZ55を担持するUM2(katG’″);レー ン6、pYZ56を担持するUM2(1acZ ′::katG)。
しい熊 の な雷日 最近の米国における多剤耐性を示すM、 tuberculosisの多数の株 の出現は、この生物の非常な伝染性(うつり易さ)の点から、大変警告的な状況 である。この危険は、いくつかの小規模の結核の流行によって際立って示されて おり、これらにおいてはMDRのLtuberculosisに感染した一人の 患者が、HIV陽性者、監獄警備員および健康な看護員を感染させた(CDCl 990.1991; Daley et al、。
1992; 5nider and Roper、 1992) e現在の世界 的なHIVの流行の重大さの点から、西側諸国のAIDS患者がアフリカの患者 のように(M、 avium/M、 1ntracellulareコンプレツ クスのメンバーよりむしろ)MDRのM、 tuberculosis株に感染 するようなら、この疾患の広範な蔓延が起こるであろうということが考えられる 。
インニアシト(INH)は、マイコバクテリウムの結核菌のグループ(鉦勉加空 至吐憇」画悪1」並立、M、 bovisおよヒM。
africanum )に対して特に強力な殺菌性薬剤であり、結果としてそれ は結核の治療において特に効果的であった。標準的な対結核療法は、一般にIN Hおよびリファンピシンを、しばしばビラシナミド、エタンブトールまたはスト レプトマイシンのようなより弱い薬剤との組合せで含む、療法におけるその用途 に加えて、INHは予防的手段として患者の近接者にも与えられる。
ヒトの疾患の因子であるM、 tuberculosisのINH耐性突然変異 体は、2レベルの耐性を示し、低レベルは1〜10μg /ml 、高レベルは 10〜100μs /ll1lである。INH耐性は、しばしばカタラーゼ活性 の損失および毒力と関連している。近年、AIDSの流行、ホームレスの増加お よび社会状態の低下により、先進国、特に米国において、結核は主要な公衆衛生 問題として再出現してきた。
今日のこの疾患の警告的な特徴は、多剤耐性生物の出現と、医療従事者およびH IV感染患者への迅速な院内伝播である。このことは、CDCによる、多剤耐性 株(少なくともINHおよびリファンピシン)の治療および伝播の防止のための 新規な推薦の提案を促した。INH耐性の問題の新鮮な洞察を入手し、迅速な診 断試験を開発するために、以下の研究を実施した。
明らかに、主な抗結核剤であるINHおよびリファンピシンに対する耐性のメカ ニズムを理解することは必須である。これは、そのことが、新規な化学療法的戦 略の開発を可能にし、MDR株に対して活性な新規化合物の設計を容易にするか らである。
本発明は、INHターゲットがカタラーゼ−ペルオキシダーゼ酵素HPIである こと、およびこの酵素が単独で毒性を媒介することを明らかにする。この結論を 強要する証拠は、E、 coltのカタラーゼ陰性突然変異体におけるM、 t uberculosis k a t G遺伝子の発現が、この細菌をINHに 対して感受性にするという結果をもたらシタコトニヨッテ得られた。さらに、M 、 tuberculosisのINH感受性遺伝子katGの単離は、ハイブ リダイゼーションおよびPCRベースのアプローチによるINH耐性株の迅速な 検出を容易にするので、重要である。ここで示されるように、臨床株における高 頻度のkatG欠失は、この手順を簡便化するはずである。
工NH鵬4 に るM、 tuberculosis ’−の6INH感受性に 関与するM、 tuberculosis遺伝子を単離するため、非相同のアプ ローチを用いた。BHIは、容易に形質転換可能なし」肚■虹n株MC”155 の偶発突然変異体(Snapper et al、。
1990)であり、これは512μg /mlのINHに対して耐性で、カタラ ーゼ−ペルオキシダーゼ活性を欠いている(Heya+ et al、。
1992) 、 I NH感受性とこれらの酵素活性との間には厳密な相関があ るので、M、 tuberculosisからの適切な遺伝子を担持するプラス ミドを用いたBHIの形質転換は、それらの回復および付随するINH感受性を 導くはずである。
結果として、DNAを、Escheri6hia coli中のM、 tube rculosisシャトルコスミドのプールから調製し、電気的形質転換(エレ クトロトランスフォーメーシ目ン)によりBHI中に導入した0次いで1000 を越えるカナマイシン耐性形質転換体をINH感受性に関して採点し、MC”1 55野生型株からのMICである3 2 g /mlのINHな含有する培地上 で生育しない4個のクローンを得た。
BHIの再形質転換の後、これらのうちの1つであるpBH4のみが一貫してI N)(感受性表現型を与えた。BamHl、K!旦I、比立t1.旦工!■およ び1(indmを用いた制限酵素消化物は、pBH4に担持されているM、 t uberculosis染色体DNAが約30kbの大きさであることを示した 。最後の3種の酵素を用いて作製した地図を図1に示す。
pBH4をライブラリー中の相同クローンを検出するためのハイブリダイゼーシ ョンプローブとして用いた場合、さらに8個のシャトルコスミドが単離された。
BHIの形質転換の際に、これらの5種(T35、T646、T673、T79 、T556)はINH感受性を回復し、pBH4と同様の制限プロフィールを示 した。特に、4.5kbの五!旦Iフラグメントは、全ての場合に存在した。
個々の且ユニHIフラグメントをサブクローニングする試みは、BHLの傷を相 補することができる形質転換体を与えず、l旦!HI部位が目的の遺伝子中に位 置している可能性があることが示唆された。これに対して、pBH4の誘導体で あるpBH5を、旦coRIフラグメントの欠失によって構築したところ、これ はINH感受性の回復には7kbセグメントが必要ではないことを示した。
BHIのINH耐性突然変異を相補したシャトルコスミドを担持する形質転換体 を注意深(検査し、いくつかの抗生物質に関するMICを確立した。全ての場合 において、INHに関するMICは512μg /a+1から8μg /mlに 減少し、この値は感受性株MC”155の値(32μs /ml )よりも低い 値であった。この高度感受性の表現型は、組喚えクローンがINH毒性を強化し 得る酵素を過剰産生している可能性があることを示唆した。酵素学的研究は、こ れらの形質転換体は全て、INH感受性である野生型株MC”155よりも約2 倍多いペルオキシダーゼおよびカタラーゼを産生ずることを示した。
INHに加えて、M、 tuberculosisの多くのMDR株は、リファ ンピシン、ストレプトマイシン、エタンブトールおよびビラシナミドに対しても 、もはや感受性ではない。INHに対する耐性とこれらの化合物との間に関係が ある可能性を検査するために、種々のL」肌茫鮎n株およびそれらのpBH4形 賀転形体転換体ていくつかの薬剤のMICを決定したが、差異は見られなかった 。
M、 tuberculosj、sカタラーゼ−のクローニング45merのオ リゴヌクレオチドプローブを、E、 colt (Triggs−Raine  et al、、 19g9)およびBacillus stearotherm o hilus(Loprasert et al、、 1988)のカタラー ゼ−ペルオキシダーゼ酵素HPIの高度に保存された領域の一次構造に基づいて 設計した。
M、 tuberculosis DNAのゲノムプロットを、このオリゴヌク レオチドをプローブとして用いて調べると、はとんどの場合に特異的バンドが検 出された。KユニIは強くパイプリダイズする4、5kbの独自の(ユニーク) フラグメントを生成したので、この酵素を。
puc 19にサイズ選択ライブラリーを作るために用いた。
このオリゴヌクレオチドを用いたスクリーニングを行うと、適切なりローンpY Z55が得られた。そのインサートDNAの制限地図を図1に示す。図1では、 これがpBH4の部分に正確に対応することがわかる。独立した確認もまたクロ スハイブリダイゼーションにより得られた。
種々のサブクローニング実験によって、M、 tuberculosisカタラ ーゼ−ペルオキシダーゼ活性なE、 coli中で発現する最小のフラグメント は2.5kbのE c o RV −五2旦Iフラグメントであることが見出さ れ、これは予想されたようにBamHIの切断部位を含んでいた1部分的DNA 配列解析は、pYZ56に担持されているkatG遺伝子が、E、 coliお よびB、 stearothermo hilusの)(PI酵素に高度に相同 なカタラーゼ−ペルオキシダーゼ酵素をコードすることを示した: 、b cu s’s APLNSWPDNASLDKARRLLWP51GGQ ’GKKLSWADL工Vm ”嚢峠峠自礪V)+4肴1峠0喚★工六Q喚★★ Q喚I☆11貞F工() ’ u5***峠峠峰☆N嚢軸*峠C両GR**R1 fI’*T嚢−☆工P工C(図2 : Triggs−Raine at al 、、 1988); (Loprasert et al、。
1988)。同一の残基は「本」で示す、HPI活性は、染色によりE、 co liおよび7の両方において検出された(以下を参照されたい)。
INH感4 におしるカタラーゼ−ペルオキシ −ゼのM、 tubercul osisのkatG遺伝子をクローニングしたので、カタラーゼ陰性とイソニア シト耐性との間の関連の遺伝的基礎を調べることが、直ちに興味のあることであ った。シャトルベクターpBAK14中に構築物のシリーズを確立し、INH耐 性L7突然変異体BHIを形質転換するために用いた。完全なkatG遺伝子を 担持するプラスミドのみが、HPIを産生じ、INH感受性を回復した。これら の中で最小のものであるpBAK14は、2.5kbのEC0RV−”l旦■フ ラグメントを担持しており、したがって、katG遺伝子の上流の2kb領域は 関与していないこと、およびカタラーゼ−ペルオキシダーゼ活性が単独でマイコ バクテリウムをINHに感受性にするのに充分であることが明らかになった。
無細胞抽出物を、非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって分離し、ペル オキシダーゼおよびカタラーゼ活性について染色した。これらの条件下で、この M、 tuberculosis酵素は、カタラーゼ活性()Ieym et  at、、 1992)と共に移動するペルオキシダーゼ活性(レーン1)の2本 のバンドを示した。
E、 coli中に導入すると、katG遺伝子は同タンパク質の合成を指示し たが、一方、pY256は大きさがやや大きいタンパク質を産生じた。これは、 フレームの合った1acZ′::katG遺伝子融合の構築によるものである。
活性染色は、L」髭臼鮭旦の細胞抽出物を用いても実施した。BHlにおけるM 、 tuberculosisからのkatG遺伝子の存在は、カタラーゼ−ペ ルオキシダーゼ酵素の産主に導き、これはM、 tuberculosis中ま たはE、 coli中で作られた酵素、およびL」駐皿虱口のネイティブHPI と同じ電気泳動移動度を示した。
M、 tuberculosisにおしるINHの多年の間、INH耐性株のサ ブセット、特に最も高い薬剤濃度に対して耐性のものが、モルモットにおいて毒 力が低く、カタラーゼ活性を持たないものであることが知られていた。ゲノムD N’AをM、 tuberculosisのいくつかの臨床単離株から調製し、 プローブとして4.5kb 3」と刀、Iフラグメントを用いてサザンブロッッ ティングにより解析した。2つの高度に耐性の株、B1453および24におい ては、カタラーゼ遺伝子は染色体から欠失していたが、一方、例えば株12のよ うに低レベルの耐性を示す他のものにおいては(図3)、それはなお存在するが 発現されていない。さらに研究すると、katGのすぐ前の領域は高度に再配列 を受け易いことが示された。
M、 tuberculosis HP IはE、 coli I NH感Lf Li工ゑM、 tuberculosisのHPI酵素がE、 coltにIN H感受性を付与することが可能かどうかを決定するために、カタラーゼ突然変異 体のシリーズをpYZ56を用いて形質転換し、MICを決定した。
野生型株はINHに対して感受性ではなかったが、両方の内在性カタラーゼ活性 を欠くがpYZ56を有している突然変異体は、高レベルのINH(500μs  /ml )が存在する場合、生育阻害を示した。一方、形質転換されていない 株は非感受性であった。
本発明の目的のために、図1に示す制限エンドヌクレアーゼ地図を有するプラス ミドは、対中において、National Co11ection ofCul tures of Microorganisms (CN CM ) 、In 5titut Pa5teur。
Paris、 Franceに、受託番号(culture collecti on accessionNo、)I −1209として1992年5月18日 付けで寄託された。
このプラスミドは、本発明の核酸配列、すなわち、プラスミドpYZ56の4. 5kb 五2!■−腹2旦Iフラグメントを含んでおり、そのフラグメントは中 にBamHI切断部位を有している。
一般に、本発明は、インニアシト感受性M cobacteriumtuber culosisD N Aに選択的にハイブリダイズして検出可能な複合体を形 成することができる少なくとも1つのDNAまたはRNAプローブを提供するこ とを含む、試料中のイソニアシト耐性M cobacterium tuber culosisの存在を検出する方法を備えている。
検出は、試料を用いて、試料中に存在するインニアシト感受性M cobact erium tuberculosisD N Aにプローブがハイブリダイズ してハイブリッド複合体を形成することを可能にする条件下で、およびハイブリ ッド複合体を試料中のイソニアシト感受性M cobacterium tub erculosisの存在の指標として検出することを可能にする条件下で実施 する。(「選択的にハイブリダイズする」という用語は、ここで使用される場合 は、DNAまたはRNAプローブが、インニアシト感受性敗二肋虱肛圏り剋迎匹 且匹亘のみにハイブリダイズし、インニアシト非感受性■cobacteriu mtuberculosisにはハイブリダイズしないことを表わす、)試料は 、M cobacterium tuberculosis細胞、またはその細 胞の一部分、またはM cobacterium tuberculosis核 酸、特にDNAを豊富にした細胞内容物からなっていることが可能である。ハイ ブリダイゼーションは、従来のハイブリダイゼーション試薬を用いて実施するこ とができる。特定のハイブリダイゼーション条件は本発明に重要ではないことが 見出されている。
より詳細には、M cobacterium tuberculosisからの DNA配列は、サザンブロッティングおよびハイブリダイゼーションにより解析 することができる。本発明に用いられた技法はManiatis et al。
(19891に記載されている。DNAフラグメントは、アガロースゲル上で分 離し、その場所で(in 5itu )変性させる。フラグメントは、次いでゲ ルから水不溶性固体多孔性支持体、例えば、ニトロセルロースフィルター、ナイ ロンメンブレン、または活性化セルロースペーパーのようなものにトランスファ ーし、そこでそれらを固定する。例えば、Amershamにより市販されてい るHybond (商標)メンブレンを用いることができる。プローブとの非特 異的ハイブリダイゼーションを減少させるためのブレハイブリダイゼーションの 後、固体支持体を、本発明の核酸プローブとハイブリダイズさせる。固体支持体 を洗浄して、非結合および弱く結合しているプローブを除去し、結果として得ら れるハイブリッド二本鎖分子を検査する。好都合な代替的アプローチは、ゲル中 で変性させたDNAにオリゴヌクレオチドをハイブリダイズさせることである。
ハイブリダイゼーション溶液中に存在する標識プローブの量は、標識の性質、フ ィルターに妥当に結合し得る標識プローブの量、およびハイブリダイゼーション の強度(ストリンジエンシー)に依存して大きく変化する。一般に、固定された DNAに対するプローブの結合率を増強するために、化学量論に対してかなり過 剰を用いる。
種々の程度のハイブリダイゼーションのストリンジエンシーを用いることができ る。条件が厳密になればなる程、二本鎖形成のためにプローブとポリヌクレオチ ドとの間のハイブリダイゼーションのために必要とされる相補性が大きくなる。
厳密さは、温度、プローブ濃度、プローブの長さ、イオン強度、時間などによっ て制御することができる。好都合には、ハイブリダイゼーションのストリンジエ ンシーは、反応溶液の極性を変えることにより変化させる。用いるべき温度は、 経験的に決定するか、またはこの目的のために開発された周知の公式から決定す ることができる。
DNAフラグメントをアガロースゲルから固体支持体にトランスファーするサザ ンブロッティングとは異なって、本発明の方法は、乾燥アガロースゲル中でのオ リゴヌクレオチドハイブリダイゼーションによっても実施することができる。こ の手順においては、アガロースゲルを乾燥し、本発明のオリゴヌクレオチドプロ ーブを用いてin 5ituでハイブリダイゼーションを実施する。この手順は 、検出の速度および感度が望ましい可能性がある場合に好ましい、この手順はM  cobacterium tuberculosisのゲノムDNAまたはク ローニングされたDNAを含有するアガロースゲルについて実施することができ る。
さらに、本発明の方法は、エレクトロブロッティングによるポリアクリルアミド ゲルからナイロンフィルターへのM cobacteriuo+tubercu losisD N Aのトランスファーによっても実施することができる。エレ クトロブロッティングは、典型的にはアガロースゲルからDNAをトランスファ ーするために開発されたキャピラリブロッティングよりも速いので、時間が重要 である場合に望ましい可能性がある。この方法は、UV架橋と組合せて実施する ことができる。
試験すべき試料を含有するポリアクリルアミドゲルを、適切に準備したナイロン フィルターと接触する状態に置く。これらを次いでエレクトロブロッティング装 置中にサンドイッチにし、電流を用いてDNAをゲルからフィルター上へトラン スファーする。緩衝液ですすいだ後、フィルターは、ブレハイブリダイゼーショ ンおよびハイブリダイゼーションまたはUV架橋に供する準備ができている。
本発明の方法は、イソニアシトに対して耐性のM cobacteriua+t uberculosisを検出するための本発明の核酸プローブを用いて実施す ることができる。プローブは従来の技法を用いて検出することができる。
本発明の方法は、katG遺伝子の点突然変異もまた、この遺伝子の部分的欠失 同様に検出することが可能である。
本発明のヌクレオチドは、生物学的試料中のM、 tuberculosisの ヌクレオチド配列を検出するためのプローブとして用いることができる。ポリヌ クレオチドプローブは、原子または無機ラジカル、最も普通には放射性核種を用 いて標識することができるが、おそらくは重金属を用いて標識することもできる 。放射活性標識としては。
”P、”H114Cまたは同様のものが挙げられる。適切なシグナルを提供し、 充分な半減期を有する、いかなる放射活性標識を用いることも可能である。他の 標識としては、標識抗体に対する特異的結合メンバーとして役立ち得るリガンド 、蛍光物質(fluorescers)、化学発光物質(chemilua+1 nescers)、酵素、標識リガンドに対する特異的結合対メンバーとして役 立ち得る抗体、などが挙げられる。標識の選択は、ハイブリダイゼーション率お よびDNAもしくはRNAに対するプローブの結合に対する標識の効果により支 配される。標識が、ハイブリダイゼーションに利用可能なりNAまたはRNAの 量を検出するのに充分な感度を提供することが必要となる。
本発明の好ましい態様においては、プローブは、例えばニックトランスレーショ ンによりプローブ中に取り込まれ得る放射活性同位元素、例えば、sapまたは 1!s工で標識する。
別の好ましい態様においては、プローブは、化学的実体に結合したアビジンと反 応するビオチンで標識する。この化学的実体は、アビジンがビオチンと結合する と、ハイブリッドDNA複合体を検出され得るようにするものであり、例えば、 ハイブリッドDNA複合体を蛍光計測的に検出可能にする蛍光団(fluoro phore) ;ハイブリッドDNA複合体を電子顕微鏡により検出可能にし得 る電子密度の高い化合物;ハイブリッドDNA複合体を免疫学的に検出可能にし 得る抗体;または、ハイブリッドDNA複合体を酵素的に検出可能にする触媒/ 基質対などがある。細菌をプローブと接触させる前に、 M、 tubercu losis細菌を溶菌してそのDNAを放出させ、次いでそれを変性させ、ニト ロセルロースメンブレンのような適切な固体のDNA結合支持体上に固定化する ことができる。
別の検出方法は、プローブの標識を必要としない、いわゆるサンドイッチハイブ リダイゼーション技法である。このアッセイにおいては、一本鎖ベクターに含有 されている標識されていないプローブが、インニアシト感受性M cobact erium tuberculosisD N Aにハイブリダイズし、プロー ブを含有していない標識された一本鎖ベクターがプローブを含有するベクターに ハイブリダイズして、ハイブリッド複合体全体が標識される。
本発明の配列はジデオキシヌクレオチド配列決定法(シーフェンシング法)によ り誘導された。ヌクレオチドの塩基配列は、5′−3′方向に書かれている。示 されている各文字は、以下のヌクレオチドについての従来の命名である: 本発明のヌクレオチドは、従来の化学合成技法を用いて、ヌクレオシド単位間の 3′→5′ホスフエート連結の形成により調製することができる。例えば、周知 のホスホジエステル法、ホスホトリエステル法、およびホスファイトトリエステ ル技法を、これらのアプローチの変法と同様に、用いることができる。デオキシ リボヌクレオチドは、ホスホルアミダイト法に基づ(もののような自動合成機械 を用いて調製することができる。オリゴリボヌクレオチドおよびポリリボヌクレ オチドも、従来の技法を用いるRNA連結を使って得ることができる。
本発明のヌクレオチドは精製された形態である。例えば、本発明のヌクレオチド は、ヒト血液由来のタンパク質、ヒト血清タンパク質、ウィルスタンパク質、こ れらのタンパク質をコードするヌクレオチド配列、ヒト組織、およびヒト組織成 分を含まない。さらに、本発明のヌクレオチドは、他の核酸、外来性タンパク質 および脂質、ならびに細菌およびウィルスのような外来の微生物を含まないこと が好ましい。
本発明は、当然のことながら、本発明のヌクレオチド配列の変異種、またはここ における同一のプローブと同じ選択的ハイブリダイゼーション特性を現す本発明 のプローブの血清型的変異種を包含する。
本発明のヌクレオチド配列は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)として知られる DNA増幅法において使用することができる。例えば、Kwok et al、  (1987)を参照されたい。PCRは、迅速な方法であるので、有利である 。
増幅すべきDNAのプラス鎖およびマイナス鎖に相補的な、10〜300塩基対 離れて位置する既知の配列のDNAプライマー対は、オリゴヌクレオチドの合成 のための既知の技法により調製することができる。プライマーがPBMCDNA にアニーリングする場合、各プライマーの一端を、延長し、改変して、制限エン ドヌクレアーゼ部位を創り出すことができる。このPCR反応混合物は、PBM CDNA、DNAプライマー対、4種のデオキシリボヌクレオシド三リン酸、M gC1x 、DNAポリメラーゼおよび従来の緩衝剤を含有することができる。
DNAは、ある数のサイクルで増幅させ得る。一般に、各サイクルが上昇させた 温度での短時間のPBMCDNAの変性、反応混合物の冷却、およびDNAポリ メラーゼによる重合からなる複数のサイクルを用いて、検出感度を増加させるこ とが可能である。
増幅された配列は、オリゴマー制限(OR)と呼ばれる技法を用いることによっ て検出することができる。一本鎖コンフォメーション多型(SSCP)解析を、 DNAフラグメント中の種々の位置における点突然変異およびDNA多型を検出 するために用いることができるe 5aiki et al、 (1985)  、 0rita et al、 (1989)を参照されたい。例えば、増幅の 後、PCR反応混合物の一部を分離し、末端標識されたヌクレオチドプローブ、 例えば5ap−アデノシン三リン酸で末端標識されたプローブを用いたハイブリ ダイゼーションに供することができる。ORにおいては、末端標識されたオリゴ ヌクレオチドプローブは増幅された配列のある領域に溶液中でハイブリダイズし 、このプロセスにおいて特異的エンドヌクレアーゼ部位を再構成する。したがっ て、増幅されたkatG配列との標識プローブのハイブリダイゼーシゴンは、選 択的制限酵素消化に対して感受性の二本鎖DNA形態を生じる。エンドヌクレア ーゼによる制限処理の後、結果として生じる試料をポリアクリルアミドゲル上で 解析することができ、診断的標識フラグメントを用いてゲルの一部分のオートラ ジオグラムを得ることができる。オートラジオグラムにおける診断的フラグメン ト(例えば、長さ10〜15塩基の)の出現は、PBMC中のkatG配列の存 在を示す。
もとのテンプレート(鋳型)として染色体DNAの代わりにRNAを用いること により検出感度を増加させ得る可能性があるので、本発明は、ここに記載されて いるDNA配列に対して相補的なRNA配列を使用することを企図する。このR NAは、逆転写酵素によって相補的DNAに変換することができ、次いでDNA 増幅に供することができる。
X狭土朋 およびプラスミド 表1は、本発明において使用した細菌株およびプラスミドの特性を概略的に示す 。
表1.細菌株およびプラスミド し」憇憇鮭nB)If MC”155 het katGM、 tubercu losis H37RVゲノムライブラリーは、シャトルコスミドp Y U  818 (Snapper et al、 、 1988)中に構築され、W、  R。
Jacobs博士の厚意により供給された。用いた他のシャトルベクターは、p  Y U B 12 (Snapper et at、 、 1988)および pBAK14(Zhang et al、、 1991)であった。
4・ ゛および 、′ 用いた抗生物質、生育条件、酵素学およびMIC決定の詳細は、Heym et  al、 (1992)中に見出すことができる。
扱奴弦広 サブクローニング、サザンブロッティング、DNAシークエンシング、オリゴヌ クレオチド生合成などには、標準的プロトコールを用いた(Maniatis  et al、、 1989; EigllIlefer et al、、 19 91)。
孟ユ歯L E、 coltおよびマイコバクテリウムの無細胞抽出物の調製は記載されてき た(Heym et al、、 1992; Zhang et al、、 1 991) aネイティブタンパク質試料は、全ての緩衝液からSDSを除外し、 試料を煮沸せず、β−メルカプトエタノールを試料緩衝液中に包含させなかった ことを除き、Laemmli (1970)により記載されたようにポリアクリ ルアミドゲル電気泳動によって分離した。7.5%ポリアクリルアミドゲル上で の50〜100μgタンパク質試料の電気泳動の後、ゲルを3mMHaOa中に 20分間、緩やかに振とうしつつ浸漬することにより、カタラーゼ活性を検出し た。等容量の2%塩化鉄および2%フェリシアン化カリウムを添加し、光で照ら すことによりカタラーゼ活性の明らかなバンドを解明した。ベルオキシダ−ゼ活 性は、0.2〜0 、5 sag/w+1ジアミノベンジジンおよび1.5mM Hiotを含有する溶液中にゲルを30〜120分間浸漬した後、褐色のバンド として検出した。
高度に毒性の化合物を生成するためには、M、 tuberculosisHP I酵素がペルオキシダーゼによりINHを活性化する可能性が最も高いように考 えられる(Youatt、 1969; Gayathri−Devi et  al、。
1975) 、 katG遺伝子が単離され、特徴付けられたので、同様にして 活性化され得るINHの新規な誘導体を作ることが可能なはずである。
M、 tuberculosisのイソニアシト に ゛ るkatG゛二△叉 然亙1 最近の研究において、katG遺伝子によりコードされるM cobacter iuIIltuberculosisのカタラーゼ−ペルオキシダーゼが強力な 抗結核剤のインニアシトまたはINHの毒性を媒介することに関与していること が示された。臨床レベルのINHに対して耐性の突然変異体は、減少したカタラ ーゼ−ペルオキシダーゼ活性を示し、ある場合においては、このことは染色体か らのkatG遺伝子の欠失によってもたらされている。クローニングされたka tG遺伝子を用いたM cobacterium sme matisおよびM 、 tuberculosisのINH耐性株の形質転換は、薬剤感受性の回復 をもたらす。
E、 coltのい(つかの株におけるkatGの発現は、この天然には耐性の 生物を、高濃度のINHに対して感受性にする。
M、 tuberculosisのいくつかのINH耐性臨床単離株はインタク トなkatG遺伝子を保持していたので、その耐性の分子的基盤を調べた。この 研究は、染色体のkatG領域からの4.7kbK工旦Iフラグメントのヌクレ オチド配列の利用可能性により容易になった。これは、このことがPCR解析に 好適なプライマー対の設計を可能にしたためである。11対のオリゴヌクレオチ ドブライマーを合成しく表2参照)、完全katG遺伝子およびフランキング配 列のいくらかをカバーする280bp程度のPCR産物を生成するために用いた 。対照実験においては、全ての実験で11対のプライマー全てが予想されたサイ ズのPCR産物を生成し、5scp解析に非常に好適であったので、オランダま たはフランス起源のM、 tuberculosisの36のINH耐性株のパ ネルを試験した。これらの株の多くが多剤耐性であり、HIV血清陽性患者から 単離されたものである。
州= ; ai NIN = 冗 それらのうちの2つは、どのプライマーを用いてもPCRフラグメントを生じず 、katG遺伝子が欠失してしまっていることが示された。残りの34株は、全 て予想されたPCR産物を生じ、存在する可能性がある点突然変異を検出し得る ようにこれらを5scpゲルで解析した。2oのケースにおいて、薬剤感受性M 、 tuberculosisのkatGと比較して異常なストランド移動度が 観察され、突然変異的事象が実際に起こっていたことが示唆された。PCRプラ イマーにより決定したこれらの突然変異のおよその位置を表3に示す。
医λ M、 tuberculosisのkatG゛ の の亡 およびヌクに土生上 配」 細菌株、プラスミドおよび生育条件、我々の研究室のコレクションから以下の細 菌株をこの研究に使用した: M、 tuberculosisH37Rv ;  L!慇■InMC” 155 (Snapper et al、、 1990 ) ;E、colL K−120M2 (katE katG;Mulveye tal、、 1988)。組換えプラスミド、pYZ55 (pUc19゜ka tG”)、pYZ56(pUc19. 1 a c Z ’ ::katG)お よびシャトルクローン、pBH4(pYUB l 8゜katG’)およびpB AK−KK−(pBAK14゜katG゛)は最近記載されており(Zhang  et al、、 1992゜Nature) 、 M、 tuberculo sisのkatG遺伝子座は図5に模式化して示す。マイコバクテリウムは、M iddlebrook 7H9培地で37℃で生育させ、一方、E、 colL 株は、適切な添加栄養と抗生物質を含むしグロス中で培養した。
核酸技法、DNAの調製、標識およびハイブリダイゼーションには、標準技法を 用いた(Eiglmeier et al、、 1991; Zhang et  al、。
1992、Infect、Immun、; Zhang et al、、199 2. Naturel 。
pYZ55のランダムフラグメントのショットガンライブラリーは、以前記載さ れたようにM13mp18中に調製しくGarnier etal、、 198 6)、ジデオキシ変法を用いてシーフェンシングした(Biggin et a l、、 1983) e配列は、蓄積し、SAPを用いてコンティグ(cont igs )に集合させ、Vax3100ワークステーションで作動させてNIP 、SIPおよびPIPを用いて解析した(Staden、 19B?)。ギャッ プ閉鎖(gap closure)は、ABI 381装置上で合成した合成オ リゴヌクレオチドブライマーと、T7DNAポリメラーゼ(Pharmacia )を用いて得、pYZ55から直接配列を得た。GenBankデータベース( リリース73.1)中の関連配列を検索するためには、FASTA(Pears on et al、、 198B)およびB L、 A S T (Altsc hul et al、 。
1990)プログラムを用いた。タンパク質配列中に存在する可能性のあるモチ ーフを検出するために、P ROS I T E (Bairoch、 199 2)カタログをスクリーニングし、GCG配列解析パッケージのPILEUPお よびPRETTYモジュールを用いて整列(アラインメント)を行った(Dev ereux et al、、 1984) aウェスタンブロッティングおよび カタラーゼ−ペルオキシダーゼ活性染色。5DS−ポリアクリルアミドゲル電気 泳動により解像されたポリペプチドのイムノブロッティングおよびM、 bov isB CGに対して生成されたポリクローナル抗体(DAKOより購入)を用 いた検出は、記載されたとおり行った(Zhang et al、、 1992 . Infect。
Immun、、 Nature、 Mo1. Microbiol、)、カタラ ーゼおよびペルオキシダーゼ活性を検出するための手順は、最近概略的に示され ている(Hey+++ et al、、 1992; Zhang et al 、、 1992. Nature) #■ M、 tuberculosisのkatG遺伝子座のヌクレオチド配列。
以前の研究においては、完全katG遺伝子は、シャトルコスミドpBHA上に 、およびpYZ55を与えるために4.5kbLLユI制限フラグメント上に、 E、 coliにおいて別々にクローニングされた(図5 ; Zhang e t al、、 1992. Nature) eカタラーゼ−ペルオキシダーゼ の構造遺伝子は、続いてサブクローニングにより2.5kbのEcoRV−KB 一旦エフラグメントに位置決定された。この重要な酵素の一次構造を推定し、そ れにより強力な抗結核誘導体へのINHの変換におけるその推定上の役割につい ての洞察を得るために、pY255からの完全インサートのヌクレオチド配列を 決定した。これは、ジデオキシ−ショットガンクローニング手順の変法(Big gin et al、、 1993)により達成し、コンティグ間のギャップは 特異的プライマーを用いて閉鎖した。
結果として得られた図6Aに示す配列を調べると、この4.5kbフラグメント は、4,795ヌクレオチドを含み、総体的dG+dC含鳳が64.4%である ことが見出された。高コーディング確率値を用いてオーブンリーディングフレー ムの存在に関してこれを解析すると、単一の候補が検出され、その大きさ、組成 および位置から、これを1(atGとして同定した。五2旦エフラグメントのど ちらのストランドにもそれ以外のオーブンリーディングフレームが存在しないこ とは、katG以外の遺伝子がINH感受性の付与に関与している可能性を除外 した。
この配列をさらに解析すると、katGが、それに先行する2コピーの700b pのダイレクトリピートを有することが示された。これらは68%同一であり、 同一である最長のストレッチは58bpであった(図6B)。この配列を用いて データベースなスクリーニングしたところ、有意な相同性は全く検出されなかっ た。それがM、 tuberculosisの新規な反復要素に相当する可能性 を試験するために、5sbpのリピートを含む336bpのプローブを用いて部 分的に整理したコスミドライブラリーを調べた。陽性のハイブリダイゼーション シグナルは、katGを担持することが既知であるクローンからのみ得られた。
同様に、制限酵素1旦mHI、五二旦工および且旦工■を用いて消化したM、  tuberculosis DNAのサザンプロット中には単一の制限フラグメ ントが検出され、それによりこの反復配列が分散していないことが示された。
katGの染色体での位置e M、 tuberculosisゲノム計画の一 部として、プローブが利用可能であるほとんどの遺伝子をコンティグ地図上で位 置決定した。図5に示す重複するコスミドのシリーズから、katGにリンクし たマーカーは、それぞれ無名の抗原および推定上のフィブロネクチン結合タンパ ク、またはα抗原(Matsuo etal、、 19881をコードする、L L105および1立上旦であることがわかる。既知の挿入配列l56110およ びl51081(Coffins et al、、 1991; McAdaa + et al、、 1990; Th1erry et al、。
1990、 J、 (:1in、 Microbiol、; Th1erry  et al、、 1990. NucleicAcids Res、)のどれ一 つとして染色体のこの領域にマツプされないが、katGの上流領域には主要冬 型タンデムリピートであるM P T R(Hermans et al、 、  1992; Zhang and Young、 1993)が密に存在する 。
他のマイコバクテリウムにおけるkatG相同体(ホモログ)の存在、INHは 結核コンプレックスのメンバーに対して絶妙に強力であるが、他のマイコバクテ リウムに対しては、あるとしてもわずかの活性しか示さない。katGに相同な 遺伝子が他のマイコバクテリウムに存在するかどうかを決定するために、Rsr llで消化したDNAのサザンプロットを、M、 tuberculosisの katGを担持する2、5kbの旦立旦RV−h旦I制限フラグメントから調製 したプローブにパイプリダイズさせた。高ストリンジエンシー条件下で、L」」 工朋およびM、 aviumから良好なシグナルが得られた(図7)が、一方、 L」y垂m憇およびM、 szu江虱については、かろうじて識別できるハイブ リダイゼーションが観察された。最近、katGホモログは7および+4. a urumにも存在することが示された(Heyw et al、、 1992) 。
@、 jlb2rculosLsのカタラーゼ−ペルオキシダーゼの予測される 特性* katGのヌクレオチド配列から推定されるカタラーゼ−ペルオキシダ ーゼの一次構造を図6に示す。この酵素は、735アミノ酸を含み、80.02 9ダルトンの分子量を有すると予測される。このサイズのタンパク質は、M、  tuberculosis 、およびM、 sme↓atisとE、 coli の両方の組換え体において観察された(以下を参照されたい)。
一次構造は、E、 colt 、 Salmonella t himuriu mおよびBacillus stearothermo hilusを含むいく つかの他の細菌のカタラーゼ−ペルオキシダーゼについても入手可能であり(L oewenet al、、 1990; Loprasert et al、、  1988; Triggs−Raine at al、。
198g) 、これらは酵母シトクロムCペルオキシダーゼと遠く関連している ことが示されている(Welinder、 1991)。後者の結晶構造は決定 されており(Finzel at at、、 1984) 、これを細菌の酵素 の配列を解釈するために使用することができる* M、 tuberculos isの酵素はエンテロバクテリアのHPI酵素と53.3%の保存を示し、Ls tearothe匹」±■凹からのタンパク質と45.7%の同一性を共有する 。これらの4つの酵素の配列の整列図を、酵母シトクロムCペルオキシダーゼの それ(Welinder、 1991)と共に図8に示す。
NH,末端は、酵母の酵素には対応物がなく、最も変化の多い部分であることは 明らかであり、タンパク質のこのドメインが広範な変動を許容することができ、 触媒に必要とされないことが示唆される。この解釈の実験的支持は、さらに40 アミノ酸残基な含有するLacZ−KatG融合タンパクの形態において提供さ れる(図9、レーン6 ; Zhang et al、、 1992. Nat ure) 、このN H2末端セグメントの付加は、活性染色による判定から、 KatGにより行われるカタラーゼまたはペルオキシダーゼ反応のどちらかに、 認め得る程度に干渉しない(Zhang et al、、 1992. Nat ure)。
細菌のカタラーゼ−ペルオキシダーゼは、遺伝子重複事象により進化したもので あり、両方とも酵母の酵素との相同性を示し、約50アミノ酸残基のユニークな N Hz末端配列と融合した2つのモジュールからなると考えられている(la under、 1991)。
M、 tuberculosisの酵素はこのパターンに従っており、SIPを 用いて内部的相同性について検索したところ(Staden、 1987)、残 基55〜422の間の領域がアミノ酸423〜735かうなるカルボキシ末端ド メインと関連していることが明らかであった。
PRO5ITEカタログに存在する、ペルオキシダーゼに典型的な2つの活性部 位モチーフ(Bairoch、 1992)の一方のみが、M、 tuberc ulosisカタラーゼ−ペルオキシダーゼ−次構造をスクリーニングした場合 に見出された。これは、第二のモチーフがあるはずのところである1iS211 11周辺のコンセンサスから2つの逸脱が存在するためである。(ペルオキシダ ーゼ1についてのコンセンサスパターン: [DET] −[LIVMT]−x  (2)−[LIVM]−[LIVMSTAG] −[SAG] −[LIVM STAG] −H−[STA] −[LIVMFY);ペルオキシダーゼ2につ いてのコンセンサスパターン: (SGATI −x (3)−(LIVMAI −R−[LIvMA)−x −[FW)−H−x−[SAC];(Bairoc h、 1992) @さらに、可能性があるATP結合モチーフ(G−x−x− x−x−G−に−T)が検出された(Balroch。
1992)が、これは活性部位と部分的に重複するため、その存在は純粋に偶然 である可能性がある(図8)。
酵母シトクロムCペルオキシダーゼとの類似性により(Welinder、 1 991)、全てがN Hz末端リピート中に位置する、構造的におよび触媒的に 重要な残基の数を予測することが可能であった。I(is″8書はヘム鉄の5番 目のりガンドヒして役立つはずであり、一方、ASplloはその水素結合した 相手であるはずである。活性部位のモジュレーションおよびH2O2結合に関与 すると予測される他の残基は、Arg+04.7rp107.1istoll、 AsoI38、Thr”)4およびHis”フ5である(図4 ) +I We linderの予測によれば、7r p * * Qは重要な残基であり、タン パク質−ラジカル部位の形成に必要なはずである(Sivaraja et a ll、 1989)。
M、 tuberculosis K a t Gに対する抗体応答。KatG の免疫原としての可能性がある値を評価するために、ウェスタンプロットを、ウ サギにおいてM、 bovis BCGに対して生成させた抗血清を用いてプロ ーブした0図9に示すように、80kDカタラーゼ−ペルオキシダーゼは、M、  tuberculosis 、およびクローニングされたkatG遺伝子を発 現している7の無細胞抽出物をこおI/為で認識される顕著な抗原の一つである (レーン1.3)。同様に、E、 coli中にこの遺伝子を導入すると、有意 なレベルのカタラーゼ−ペルオキシダーゼが産生され、85kD融合タンノ(り の合成を指示するl acZ’ −katG遺伝子融合から顕著な発現の増力ロ カS%られた(図9、レーン6)。
本研究の目的は、katG遺伝子のヌクレオチド配夕IJを決定すること、得ら れた情報を用いてその産物力Sし)力〉にしてLtuberculosisのI NH感受性を媒介するかを理解しようとすること、およびおそらくはゲノムのk atG領域の見カ)け上の不安定性を説明することであった。反復DNAはしば しば染色体再配夕11の源であり、katGの上流のDNA配列の解析力)ら、 2コピーの700bpダイレクトリピートが明らかになった。この要素Cよ、こ の遺伝子座に限られているように見えるので、このようをこ頻繁番ご観察される この遺伝子の欠失を導き得る、相同組換えのような事象のターゲットとして役立 つ可能性は低い(Zhang et al、、 1992゜Nature; Z hang and Young、 1993)。同様に、katGを包含するM 、 tuberculosis H37Rvの染色体の70kbストレツfLこ 1よl56110およびl51081のコピーが存在しなしsので、これらの挿 入配列が不安定性の源である可能性は高いように番士見えない、むしろ、kat Gの上流に位置する主要各型タンデムリピート、MPTR(図5 ; Hera +ans et al、、 1992)のクラスターの存在は、これが組換えの ホットスポットとして作用する可能性があることを示唆する。これは、MPTR クラスターとkatGの両方を除去する可能性がある(Zt+ang and  Young、 1993) 、 k a t G領域の配列の利用可能性は、ポ リメラーゼ連鎖反応に好適なプライマーの設計を可能にし、したがってINH耐 性の迅速な検出および染色体不安定性の分子的基礎の理解の両方に向けられた研 究を容易にする。
M、 tuberculosisカタラーゼ−ペルオキシダーゼのおそらく最も 興味深い特徴は、INH感受性を媒介するその能力である。我々の現在の作動仮 説においては、この薬剤はその酵素と相互作用し、ペルオキシダーゼ活性によっ て毒性誘導体に変換され、それが未知の第二の部位に作用する(Zhang e t al、、 1992. Nature)。西洋ワサビペルオキシダーゼはこ の反応を実行することができ(Pearson etal、、 1988; 5 hoeb et al、、 1985)、ヒロドキシルおよび有機を含まないラ ジカルを生成し得るが、他のマイコバクテリウムを含め、ごくわずかの細菌しか INHに対して感受性を有さない。それらはkatGに相同な遺伝子を存するの で、このことは興味深い(図7)。これについての1つの説明は、はとんどの細 菌は2つのカタラーゼを含み、それらの一方はペルオキシダーゼ活性を有する広 いスペクトルの酵素であり、また、第二のカタラーゼはH30□を優先的に除去 することによりこのカタラーゼ−ペルオキシダーゼの能力をINHを酸化するこ とに制限するという事実によって提供され得るe M、 tuberculos isは後者の活性を欠いているので、そのKatG酵素は、電子受容体について の競合なしにINHをその致死形態に変換することができる。
あるいはそうでなければ、毒性を助長するか、またはその薬剤との相互作用を好 む、M、 tuberculosis酵素の何らかの独自の特徴が存在する可能 性がある。細菌のカタラーゼ−ペルオキシダーゼの一次構造を調べることは、こ の点に関して指示を与えるものではない。これは、それらが皆広範な配列の同一 性を共有し、ペルオキシダーゼの活性部位に特徴的な2つのモチーフを含むため である。さらに、E、coli katG遺伝子の発現はM、 tubercu losisの薬剤耐性突然変異体にINH感受性を部分的に回復させ得ることが 最近示され、この内在性酵素はいかなる薬剤特異的特性も有さない可能性がある ことが示唆された(Zhang et al、、 1993)、酵母からのシト クロムCペルオキシダーゼとの配列の比較は、KatGタンパク質の構造的およ び機能的編成についての重要な情報を提供し、推定的に重要な触媒残基の同定に 導いた(図8)。
katGの完全配列が利用可能になったので、位置指定突然変異誘発によりこれ らの仮説のいくつかを試験すること、および酵素的反応およびその生成物の詳細 な解析をインビトロで実施し得るように酵素を過剰産生させることが可能である 。同様に、酵素的活性を保持しているが、INHへの結合またはその酸化ができ ない突然変異体を単離することも比較的簡便なことのはずである。特に興味深い のは、この酵素の反復構造、およびNH,末端リピートがペルオキシダーゼの活 性部位を含むという予測である。これは、突然変異を起こした、または3′端で 短縮されたkatG遺伝子が生じ得る可能性を提起する。その生成物は、サブユ ニット−サブユニット相互作用に必要であり得る正常なC0OH末端(Weli nder、 1991)を欠いており、不安定ではあるが、低い酵素活性をなお 保持しているであろうということは考えられる。それらは、したがって、臨床的 な場においてしばしば観察されるように、この遺伝子を完全に欠いている突然変 異体とkatG”株との間の、中間的レベルのINH感受性を付与するであろう 。
本発明は、当然のことながら、上述した2、5kbの立上旦RV−腹且nIフラ グメントの一部分を使用してもよく、上記一部分はそれでもなおインニアシトに 対して耐性のM cobacterLumtuberculosisのインビト ロ検出の選択性を提供するのに充分に長いものである。
本発明は、M、 tuberculosisの多剤耐性変異体の検出のためのキ ットにも関し、上記キットは、 (a)薬剤耐性をコードしている遺伝子についてのプローブを含有している容器 ;および (b)核酸の対照調製物を含有している容器を含む。
いうまでもなく、その使用は、イソニアシトに対して耐性の7はどの核酸に特異 的なヌクレオチド配列を利用するあらゆる代替的検出方法であってよく、例えば 、増幅技法およびプライマーを用いる方法であって、そのプライマーは、上述の プローブのヌクレオチド配列の少な(とも一部分を含有するフラグメントの増幅 を提供するために上記特異的なヌクレオチド配列内に包含されていてもよ(、そ れにもかかわらずインニアシトに対して耐性の数社bacterium tub erculosisのインビトロ検出の選択性を提供するのに充分に長いもので あり、最終的に増幅された配列のいずれかの中の可能性がある突然変異を検出す る。
選択した抗生物質に対する耐性の検出のための好ましい代替的方法(オリゴタイ ピング)は、以下の工程を含むニー突然変異を有している可能性が高い適切な遺 伝子またはその一部を、選択した制限酵素により上記適切な遺伝子を消化するな どによって、複数のフラグメントにフラグメント化する工程、−これらのフラグ メントを、好ましくは、ストリンジエンシーの高い条件下で、対応する抗生物質 に対して耐性ではない株の対応する対照DNAの上記適切な遺伝子の全部または 一部を認識する標識プローブのシリーズである、相補的オリゴヌクレオチドプロ ーブとハイブリダイズさせる工程、 −そして、調べているマイコバクテリウムの上記適切な遺伝子のいずれかのDN Aフラグメントへの、少なくとも1つの上記オリゴヌクレオチドプローブのハイ ブリダイゼーシジンの欠如を、特に上記抗生物質に対して耐性ではない株から得 られた上記適切な遺伝子上での同じオリゴヌクレオチドを用いた同じ条件下での 試験の結果と比較して、突然変異の存在、そしておそらく対応する抗生物質に対 する耐性の証拠として関連させる工程。
別の代替的方法(SSCP解析、すなわち、一本鎖コンフォメーション多型の解 析)は、以下の工程を含む:−解析すべきDNA、特に適切な遺伝子のDNAを 消化する工程、 −得られたフラグメントを、例えばPCHにより増幅する工程、 一増幅されたフラグメントを回収する工程、および−例えば、電気泳動ゲルなど でそれらを移動させることによって、サイズにしたがってそれらを互いに分離す る工程、−異なるフラグメントのサイズを、同様のアッセイに供した、抗生物質 に対して耐性ではない1つまたはいくつかの対照株のDNAから得られたものと 比較する工程、および−おそらく検出される多型を、上記適切な遺伝子中の突然 変異の存在と関連させ、したがって調べているDNAを得たもとの株の対応する 抗生物質に対する可能性のある耐性と関連させる工程。
いうまでもなく、古典的なシーフェンシング技法を含め、他のあらゆる方法を、 同じ目的の達成のために行使することができる。
この方法は、多型の検出のための「オリゴタイピング」という表現で知られるも のを含み、0rita et al、 (本明細書中以前に既にこれを参照して いる)により開示された一本鎖のコンフォメーションに基づいた多型の検出のた めの方法を参照するのが有利である。
イソニアシトに対する耐性の場合の適切な遺伝子は、当然のことながらkatG 遺伝子またはそのフラグメントである。
リファンピシンに対する耐性の場合には、適切な遺伝子は、上記マイコバクテリ ウムのRNAポリメラーゼのβサブユニットをコードする二立上旦遺伝子であり 、あるいはその遺伝子の一部のみを使用する場合には、好ましくは二且旦1遺伝 子のコドン400〜450を含む部分である。
最後に、ストレプトマイシンに対する耐性の場合には、企図される適切な遺伝子 は、小リポソームサブユニットのS12タンパク質をコードする二m遺伝子のそ れであり、あるいは上記遺伝子の一部のみを使用する場合には、好ましくは位置 43のコドンを含む部分である。
好ましい手順を、特にPCR増幅法を利用する代替的方法に関して、以下に開示 する。
生物学的試料(例えば、血液または唾液)から、細胞破砕物を除去し、適切な溶 解緩衝液を用いて細菌細胞を溶解した後、DNAを得る。PCR増幅法を、それ ぞれ増幅すべきDNAの各ストランドのフラグメントに相補的な1対のプライマ ーを用いて、古典的な方法により実施する。
この手順は、さらに以下のように実施してもよいニー増幅産物(例えば、100 〜300ヌクレオチドを含む)を、好適なエンドヌクレアーゼにより消化し、− 増幅媒体から得られたDNAストランドを変性処理に付し、−一本鎖にしたDN Aストランドを中性5%ポリアクリルアミドゲル上に置き、 一上記一本鎖にしたDNAストランドを、電気泳動により上記ゲル上を移動させ 、 一ポリアクリルアミドゲル上を移動したDNAフラグメントを通常のエレクトロ ブロッティング技法に従ってナイロンメンブレンにトランスファーし、例えば、 sip標識したプローブのような標識プローブとハイブリダイズさせ、そして− 解析に供したDNAフラグメントの移動距離を、同じ条件下の増幅、消化、変性 電気泳動およびナイロンメンブレンへのトランスファーで得た対照から得られた ものと比較する。上記DNAは同一ではあるが調べている抗生物質に対して感受 性の細菌株から得られていたものである。
上記で開示した「オリゴタイピング」手順に用いるオリゴヌクレオチドプローブ 、ならびにPCRプライマーの作製のためには、1992年9月15日にCNC Mに番号l−12167として寄託されているプラスミドに挿入された野生型M 、 tuberculosisのU旦1遺伝子に相補的なものを、有利に利用す る。
本発明は、より詳細には、小リポソームサブユニットの312タンパク質をコー ドするM cobacterium tuberculosisのユニ皿上遺伝 子のフラグメントのヌクレオチド配列、並びにストレプトマイシンに対する耐性 に関連があると認められている突然変異を起こした一L旦山上遺伝子フラグメン トヌクレオチド配列にも関する。
そのヌクレオチド配列の増幅により、m遺伝子全体のヌクレオチド配列を得るこ とができる。
本発明の詳細な説明は、以下の別の例の記載において提供され、そこで関連する 図面においてはニ ー図10は、異なるL山=と単離株の研究のために用いたPCR戦略をダイアグ ラムにより表すものであり、二2旦1のコーディング配列を示す。シーフェンシ ングされた領域は、陰影をつけた部分で示し、用いた増幅プライマーの位置およ び参考は上部の線により示し、シーフェンシングプライマーはその下に示しであ る。
一部11は、(A)リファンピシンに対する耐性を付与する突然変異を有する二 立上1の短い領域のヌクレオチド配列を、対応する対立遺伝子中の塩基の変化と 共に示すもの、および(B)E。
coliおよびL」」工凹のRNAポリメラーゼのβサブユニットの領域Hのド メインIのアミノ酸配列間の比較であり、ここで、突然変異を起こしたアミノ酸 の差異および残基の番号を示しである。リファンピシン耐性と関連する突然変異 を起こしたアミノ酸残基並びにその出現頻度も示しである。
−図12は、L」」工凹のL2旦旦遺伝子の完全配列を示す。
−図13は、M、′tuberculosisの二立上1遺伝子の一部の配列を 表す。
一部14は、M、 tuberculosisの−2皿上遺伝子の一部の配列を 表す;L」シエ憇の完全ユニ旦1遺伝子の配列と、その発現産物であるS12タ ンパク質(その出発アミノ酸は1で記しである)のそれとを両方示しである。M L518よび ML52Lライマーの位置、並びにM、 tuberculos isの二且旦ふ遺伝子の一部の配列は、L」1m凹のそれらの下に提供しである 。それらの位置のうち異なるものおよび相当するアミノ駿変化のみを示す。
−図15は、ストレプトマイシンに対する耐性に関連する、小リポソームサブユ ニットのSL2タンパク質をコードする二2旦上遺伝子フラグメントの野生型D NA配列、並びにS12タンパク質の対応するアミノ酸配列を示す。
例 リファンピシンに対する感受性を、Grosset et al、 (およびI nt、 J、 Lepr、 57: 607−614)により開示されているよ うに、マウスにおいて決定した。艶」」工凹の細胞は、古典的手順によってマウ スの足から得た。耐性株は全て、20 mg/kgの日用量のりファンビシンを 受けたマウスにおいて生育することができたが、一方、感受性株は2 mg/k g未満の低いリファンピシン濃度で殺菌された。
抽出したDNAのU立上遺伝子の適切な領域を2対のビオチン化したプライマー を用いて開始した。その配列を以下の表に示す。
表 プライマー 配 列 1oBrpo22 CAG<;AC(CGAGGCGATCACrpo23 A ACGACGACGTGGCCAGCGT15 Brpo24 CAGACGG TGTTrATGGGCGArpo25 TCGGAGAAACCGAAACG CTC2orp032TccTcGTCAGcGGTcAAGT′Arpo33  CTTCCCTATGATGACTG25 1po34 GGTGATCTG CTCACTGG卯。35 GCCGCAGACGCTGATCA従来の技法を 用いて、310bpおよび710bpを含む増幅産物を、図10に示すようにそ れぞれ得た。表に用いた異なるプライマーの配列の局在も、図10に示す。
得られたDNAを、リファンピシンに対して感受性の単離株の二!立上配列に基 づいてシーフェンシングした。その遺伝子の配列を含むプラスミドは、番号l− 1266として1992年9月15日にCNCMに寄託されている。ビオチニル 化したPCR産物を、攪拌しながらストレプトアビジンでコーティングしたビー ズに接触させることにより、PCR反応混合物から濃縮した。ビーズに付着した ビオグーニル化されたストランドを、次いで回収し、シーフェンシングした。得 られた配列を、野生型株の二立上旦遺伝子の配列と比較した。野生型遺伝子(リ ファンピシンに対して感受性のマイコバクテリウムの)、およびリファンピシン に対して耐性の4つの突然変異体のβサブユニットの対応する配列のシーフェン シングの結果として、有為な結果が得られた(図11)。
M、 tuberculosisに感染した患者から得た102ストランドから 始めて、結果が得られた。この102ストランドのうち、53はリファンピシン に対して感受性であり、49はリファンピシンに対して耐性であった。後者のう ちでは、突然変異は、突然変異体のうち43において400〜450の領域中に 位置決定され、突然変異は42! Serの領域でLeuへ起こっていた。
ストレプトマイシン(こ・するマイコバクテリウムの而・ の の例 M、 tuberculosis株の培養およびストレプトマイシンに対するそ の感受性の試験は、L6wenstein−Ierva培地上での比例法により 実施した〔「臨床マイコバクテリウム学の実験室方法(LaboratoryM ethod for C11nical Mycobacteriology)  J−Hugo David−VeroniqueLevy Frebault 、 M、F、 Thorel、 In5titut Pa5teur刊】。
L」」m凹のユニ皿上遺伝子のヌクレオチド配列は、配列類似性により、ストレ プトマイシン耐性に関連のあることに責任がある、推定突然変異部位を含む領域 を取り囲む、PCR反応に好適なM L 51 (CCCACCATTCAGC AGCTGGT)およびM L 52 (GTCGAGCGAACCG(:GA ATGA)の2つのプライマーの構築に導いた。マトリックスとして使用した、 用いたし」重囲1」匹nのDNAは、306bpの一!旦玉フラグメントを得る ことを可能にした。配列決定したフラグメントのヌクレオチド配列は、L」」m 凹のそれと28か所の差異を呈していた。
二m遺伝子またはM、 tuberculosisの43ストランド(そのうち 28は耐性であった)を、PCRおよび5scp技法の両方で増幅した。
凍結−解凍(congelation−decongelation)技法によ り、100μlの鉱物油でカバーされたM、 tuberculosis試料の 200μmアリコートからDNAを抽出した(Woods and Cafe、  1989. FEBSMicrobiol、 Lett、、 65:305− 308)。
試験したDNAストランドの電気泳動後、突然変異体のうち16に突然変異が示 された。考慮中の16ストランドにおける突然変異の性質を確立するために、M L51およびML52プライマーを用いてPCHにより相当するLlil運上子 フラグメントを増幅し、それらの各々のヌクレオチド配列を決定した。
得られた配列を野生型d遺伝子の配列と比較した。野生型に関して単一の差異が 見出された。コドン43のAAGが突然変異によりAGGとなり、結果として、 Lys−42アミノ酸がArgに置き換わっていた。
本発明は、「突然変異を起こした」DNAフラグメントにも関する。それらは、 次に、好適なハイブリダイゼーション手順における検出のための、および上記で 説明したいずれがの抗生物質に対して耐性を有する疑いのあるM、 tuber culosis株から抽出したDNAにおける同様の突然変異の検出のための、 ハイブリダイゼーションブローブとして使用することができる。
本発明は、さらに、インニアシト、リファンピシンまたはその類似体、およびス トレプトマイシンに対するマイコバクテリウム科の耐性についてのキットにも関 する。
本発明は、さらに、イソニアシトに対するマイコバクテリウム属細菌の耐性のイ ンビトロ診断のためのキットであって、−katG遺伝子またはそのフラグメン トのDN’Aの遺伝子を増幅する手段、 −そのようにして得られた増幅産物の1つまたはいくっがの突然変異を証明する 手段、 一イソニアシトに対して感受性の上記細菌の株のkatG遺伝子またはそのフラ グメントの対照DNAの調製物、−場合によっては、イソニアシト耐性マイコバ クテリウム株のkatG遺伝子のDNAの対照調製物 を含むことを特徴とするキットにも関する。
本発明は、さらに、リファンピシンまたはその類似体に対するマイコバクテリウ ム属細菌の耐性のインビトロ診断のためのキットであって、 一上記マイコバクテリウムのL2立旦遺伝子もしくはRNAポリメラーゼのβサ ブユニットのDNAまたはそのフラグメントの遺伝子を増幅する手段、 −そのようにして得られた増幅産物の1つまたはいくつかの突然変異を証明する 手段、 一リファンピシンに対して感受性の上記細菌の株のRNAポリメラーゼのβサブ ユニットをコードする二2旦旦遺伝子またはそのフラグメントの対照DNAの調 製物、 −場合によっては、イソニアシト耐性マイコバクテリウム株の二り旦1遺伝子の DNAの対照調製物 を含むことを特徴とするキットにも関する。
同様に、本発明はストレプトマイシンに対するM、 tuberculosis の耐性のインビトロ診断のためのキットであって、−小リポソームサブユニット のSL2タンパク質をコードする一LJ」L1遺伝子またはそのフラグメントの 遺伝子を増幅する手段、 −得られた増幅産物の1つまたはいくつかの突然変異を証明する手段、 一ストレプトマイシンに対して感受性のM、 tuberculosis株のリ ポソームの小サブユニットのSL2タンパク質をコードする一2旦上遺伝子のD NA配列の対照調製物、および−場合によっては、ストレプトマイシンに対して 耐性のLtuberculosis株のリポソームの小サブユニットの312タ ンパク質をコードするU山上遺伝子のDNA配列の対照調製物を含むことを特徴 とするキットにも関する。
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DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 PT、 S E)、 CA、JP、 US(71)出願人 ユニベルシテ・ビニール・工・マ リ・キュリー(パリザシックスス) フランス国、75252 パリ・セデュ・05、プラス・ジュラシュ−4 (71)出願人 ユニベルシテ・ドウ・ベルンスイス国、3010 ベルン、フ リートビュールシュトラーセ 51 (72)発明者 ヘイム、ベアーテ フランス国、75010 パ唄すュ・ドウ・う・フィデリテ 16 (72)発明者 コール、スチュワードフランス国、92140 クラマール、 リス・セシル・ディナン、23 ビス (72)発明者 ヤング、ダグラス イギリス国、ミドルセックス エイチ・ニー・46・イー・ディー、ルイスリッ プ、ローン・クロース 躬 (72)発明者 ツァン、イン イギリス国、ロンドン ダブリス・120・ニー・イー、デュケイン・ロード、 オドリスコール・ハウス、137エー (72)発明者 オノール、ナディン フランス国、92700 コロンブ、リス・デ・グリシン 11 (72)発明者 テレンティ、アマリオスイス国、3016−ベルン、ゼンヴエ ーク(72)発明者 ボードマー、トーマススイス国、3423 エアズイゲン 、ザントルーテヴエーク 9

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.マイコバクテリウムにおける抗生物質に対する耐性の検出方法であって、k atG遺伝子またはそのフラグメント、rpoB遺伝子またはそのフラグメント 、およびrpsL遺伝子またはそのフラグメントよりなる群から選択される遺伝 子中の突然変異を検出することを特徴とする方法。
  2. 2.イソニアジドに対して耐性のMycobacterium tubercu losisの核酸の存在をインビトロで検出するための請求項1記載の方法にお いて、以下の工程; −必要であれば予めプローブに接触可能にした上記核酸を、ハイブリダイゼーシ ョンを可能にする条件下でプローブに接触させる工程、 −上記核酸にハイブリダイズしたプローブを検出する工程を含み、 上記プローブが、プラスミドPYZ56の2.5kbのEcoRV−KpnIフ ラグメントまたはその一部分である核酸配列を含み、上記フラグメントはBam HI切断部位を含み、上記一部分はイソニアジドに対して耐性のMycobac terium tuberculosisのインビトロでの検出の選択性を提供 するのに充分に長いものである、方法。
  3. 3.請求項2記載の方法において、以下の工程;(A)Mycobacteri um tuberculosisの核酸を、プローブに接触可能になるように、 固体支持体上におき、固定する工程;(B)工程(A)からの固定化された核酸 を、ハイブリダイゼーションを可能にする条件下でプローブと接触させる工程; (C)工程(B)から得られるフィルターを、ハイブリダイズしていないプロー ブを除去するように洗浄する工程;および次に、 (D)工程(C)から得られた洗浄したフィルター上のハイブリダイズしたプロ ーブを検出する工程 を含むことを特徴とする方法。
  4. 4.上記プローブが、式: APLNSWPDNASLDKAR−RLLWPSKKKYGKKLSWADL IV で示されるポリペプチドをコードする核酸配列を含む、請求項2または3記載の 方法。
  5. 5.プローブが、放射活性標識、酵素標識、蛍光標識および発光標識よりなる群 から選択される標識を有する、請求項2〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 6.イソニアジドに対して耐性のMycobacterium tubercu losisを含有する疑いのある細菌含有試料中の、イソニアジドに対して耐性 のMycobaterium tuberculosisの存在を検出するため の、請求項2〜5のいずれか1項記載の方法において、特に上記試料中に初めに 存在していたDNAと形成されるまたは形成されたハイブリッドDNA複合体の 形態の、ハイブリダイズしたプローブの検出を、イソニアジドに対して耐性のM ycobacterium tuberculosisの上記試料中の存在の指 標として用いる方法。
  7. 7.上記プローブとの上記DNAの接触に先立って、上記細菌を、上記試料から 分離して、ニトロセルロースメンブレンのようなDNA結合性支持体上に固定化 しておく、請求項6記載の方法。
  8. 8.イソニアジドに対して耐性のMycobacterium tubercu 1osisの検出のためのキットであって、 (A)プローブは、好ましくは放射活性標識、酵素標識、蛍光標識および発光標 識よりなる群から選択される標識により標識した、プラスミドPYZ56の2. 5kbのEcoRV−KpnIフラグメントまたはその一部分である核酸配列を 含み、上記フラグメントはBamHI切断部位を含み、イソニアヅドに対して耐 性のMycobacterium tuberculosisのインビトロでの 検出の選択性を提供するのに充分に長いものである、プローブを含んでいる容器 ; (B)核酸の対照調製物を含んでし、る容器を含むことを特徴とするキット。
  9. 9.イソニアジドに対して耐性のMycobacterium tubercu losisを検出するための核酸プローブであって、上記プローブが、プラスミ ドPYZ56の2.5kbのBamHI切断部位を含むEcoRV−KpnIフ ラグメント、またはイソニアジドに対して耐性のMycobacterium  tuberculosisのインビトロでの検出の選択性を提供するのに充分に 長いものである上記フラグメントの一部分よりなる、プローブ。
  10. 10.ヒト血清タンパク質もしくはヒト組織またはその両方、ウイルスタンパク 質、細菌タンパク質、および上記タンパク質をコードする核酸配列を含まないD NAである、請求項9記載のプローブ。
  11. 11.相補的な塩基配列のヌクレオチド配列に水素結合した、実質的に請求項9 記載のプローブからなるハイブリッド二本鎖分子。
  12. 12.どのヌクレオチド配列が、請求項9または10に記載されたプローブにハ イブリダイズするかを決定する工程を含むことを特徴とする、ヌクレオチド配列 の群からイソニアジドに対して耐性のMycobacterium tuber culosisのヌクレオチド配列を選択するための方法。
  13. 13.INH耐性マイコバクテリウム株に対する化合物の反応性を決定する工程 を含むことを特徴とする、Mycobacterium tuberculos isに対して活性がある化合物を選択するための方法。
  14. 14.図2に記載された350塩基配列またはその一部分を含むヌクレオチド配 列。
  15. 15.KatG遺伝子の点突然変異または部分的欠失を検出するための方法であ って、Mycobacterium tuberculosisの試料を請求項 9または10記載のプローブと接触させることを特徴とする方法。
  16. 16.選択した抗生物質に対する耐性を検出するための請求項1記載の方法であ って、 −突然変異を有する可能性が高い適切な遺伝子またはその一部分を、選択した制 限酵素により上記適切な遺伝子を消化することなどによって、複数のフラグメン トにフラグメント化し、−これらのフラグメントを、相補的なオリゴヌクレオチ ドプローブ、好ましくは、ストリンジェンシーの高い条件下で、対応する抗生物 質に対して非耐性の株の対応する対照DNAの上記適切な遺伝子の全ての部分を 認識する、標識したプローブのシリーズにハイブリダイズさせ、 −調べているマイコバクテリウムの上記適切な遺伝子のDNAフラグメントのい ずれかに対する上記オリゴヌクレオチドプローブの少なくとも1つのハイブリダ イゼーションの欠如を、特に、上記抗生物質に対して耐性ではない株から得られ た上記適切な遺伝子について同じオリゴヌクレオチドを用いて同じ条件下で試験 を実施して得られた結果と比較して、突然変異の存在、およびおそらくは相当す る抗生物質に対する耐性の存在の証拠として関連させること、 を含み、 上記適切な遺伝子は、katGまたはそのフラグメント、rboB遺伝子または そのフラグメント、rpsL遺伝子またはそのフラグメントのいずれかであるこ と、を特徴とする方法。
  17. 17.請求項1記載の方法において、 −解析すべきDNA、特に適切な遺伝子のDNAを消化し、−得られたフラグメ ントを、例えばPCR法により増幅し、−増幅されたフラグメントを回収し、 −例えば電気泳動ゲル上で、それらを移動させることなどにより、それらをサイ ズにしたがって互いに分離し、−異なるフラグメントのサイズを、同様のアッセ イに供した抗生物質に対して耐性ではない1つまたはいくつかの対照株のDNA から得られたものと比較し、そして −おそらくは検出された多型を、上記適切な遺伝子中の突然変異の存在と関連さ せ、したがって、調べているDNAを得たもとの株の対応する抗生物質に対する 可能性のある目性と関連させること、 を含み、 上記適切な遺伝子は、katG遺伝子またはそのフラグメント、rboB遺伝子 またはそのフラグメント、rpsL遺伝子またはそのフラグメントのいずれかで あることを特徴とする方法。
  18. 18.イソニアジドに対するマイコバクテリウム属の細菌の耐性のインビトロ診 断のためのキットであって、−katG遺伝子またはそのフラグメントのDNA の遺伝子を増幅する手段 −そのようにして得られた増幅産物の1つまたはいくつかの突然変異を証明する 手段 −イソニアジドに対して感受性の上記細菌の株のkatG遺伝子またはそのフラ グメントの対照DNA調製物−場合によっては、イソニアジド耐性マイコバクテ リウム株のkatG遺伝子のDNAの対照調製物 を含むことを特徴とするキット。
  19. 19.リファンピシンまたはその類縁体に対するマイコバクテリウム属の細菌の 耐性のインビトロ診断のためのキットであって、−上記マイコバクテリウムのR NAポリメラーゼのβサブユニットのDNAもしくはropB遺伝子のDNAま たはそのフラグメントの遺伝子を増幅する手段 −そのようにして得られた増幅産物の1つまたはいくつかの突然変異を証明する 手段 −リファンピシンに対して感受性の上記細菌の株のRNAポリメラーゼのβサブ ユニットをコードするrpoB遺伝子またはそのフラグメントの対照DNA調製 物 −場合によっては、イソニアジド耐性マイコバクテリウム株のrpoB遺伝子の DNAの対照調製物 を含むことを特徴とするキット。
  20. 20.ストレプトマイシンに対するM.tuberculosisの耐性のイン ビトロ診断のためのキットであって、 −小リボソームサブユニットのS12タンパク質をコードするrpsL遺伝子ま たはそのフラグメントの遺伝子を増幅する手段−得られた増幅産物の1つまたは いくつかの突然変異を証明する手段 −ストレプトマイシンに対して感受性のM.tuberculosis株のリボ ソーム小サブユニットのS12タンパク質をコードするrpsL遺伝子のDNA 配列の対照調製物 −場合によっては、ストレプトマイシンに対して耐性のM.tuberculo sis株のリボソームの小サブユニットのS12タンパク質をコードするrps L遺伝子のDNA配列の対照調製物を含むことを特徴とするキット。
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