JPH07505557A - 安全ベルトバックル - Google Patents

安全ベルトバックル

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JPH07505557A
JPH07505557A JP6509895A JP50989593A JPH07505557A JP H07505557 A JPH07505557 A JP H07505557A JP 6509895 A JP6509895 A JP 6509895A JP 50989593 A JP50989593 A JP 50989593A JP H07505557 A JPH07505557 A JP H07505557A
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buckle
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トルフセン,ウルフ
ダーレン,マグナス
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オートリブ ディベロップメント アクテボラゲット
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    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
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    • A44B11/2507Safety buckles actuated by a push-button
    • A44B11/2523Safety buckles actuated by a push-button acting parallel to the main plane of the buckle and in the same direction as the fastening action
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 名称二 安全ベルトバックル 本発明は、安全ベルトバックルに関するものである。
安全ベルトの部分に接続した舌片を受け、該舌片をバックル内に保持する安全ベ ルトバックルを提供することは、よく知られている。通常、バックルは、ブツシ ュボタンを有し、これは、舌片をバックルから釈放するために手動操作できるも のである。
舌片は、掛は止め位置と釈放位置との間を動くラッチまたはロック要素の手段に より、バックル内に保持されるのが通常である。この発明は、”サーボバックル ”として知られている特定のタイプのバックルに関するもので、このバックルに おいては、ラッチまたはロック要素は、舌片がそれをバックルから引く抜こうと する方向へ動くとき、即ち、テン7ョンが安全ベルトに作用したときに、釈放位 置へ動こうとする。このタイプのバックルにおいては、第2のロック要素がラッ チまたはメインのロック要素をロック位置に保持するために設けられていて、第 2のロック要素は、ブツシュボタンの手段で動き、ラッチまたはメインのロック 要素を釈放位置へ動けるようにする。
いくつかのサーボバックルにおいては、ブツシュボタンと第2のロック要素は、 メインのロック要素か釈放位置へ動かされるとき、同じ方向へ動き、この構造で は、ブツシュボタンおよび/または第2のロック要素を一方向へ動かすように作 用する力によってのみ開放されることができる。
サーボバックルの他の構造においては、ブツシュボタンと第2のロック要素は、 メインのロック要素を釈放位置へ動かすべきときに、反対の方向へ動き、このベ ック構造においては、バックルは、ブツシュボタンの動きまたは第2のロック要 素の動きの方向のいずれかに作用する力の結果として開放されることができる。
これらのコンポネンツは、バックルの長さ方向軸に平行に動くのが通常である。
かくして、バックルは、バックルの主軸にそう両方向の高い加速度に耐えるもの でなければならない。作動時、バックルへその軸にそう一方向の高い加速度を与 える安全ベルトのプレテンショナーを備えたバックルに極めて重要なことである 。
この発明は、メインのロック手段が釈放位置へ動くべきとき、ブツシュボタンが 第2のロック要素に対し反対の方向(バックルの軸輪とみなしたとき)に動くサ ーボバックルに特に関するものである。
このタイプのサーボバックルでは、ブツシュボタンと第2のロック要素が”マス バランス”することが可能であり、即ち、ブツシュボタンの質量と第2のロック 要素の質量ならびにバックル内で互いに関連するそれらの位置は、バックルがそ の長さ方向軸にそう両方向に高い加速度を受けると、ブツシュボタンと第2のロ ック要素は、互いに対し作用し、いずれかの動きを阻止し、その結果、メインの ロック要素を釈放位置へ自由に動けるようにするように選択される。
このような構成を”g−安全”とみなす。
各種のg−安全サーボバックル構造は、知られており、その一つのバックルは、 DE−O83833483に記載されている。この書面の図1から図3に示され ている実施例においては、第2のロック要素は、一対のレバーの形をとり、バッ クルを通る垂直な軸を枢軸としてピボットする。ブツシュボタンと第2のロック 要素との間に、そして、また、分離のバランスをとる質量と第2のロック要素と の間に固定の連結部がある。この構成は、g−安全なものであるが、ブツシュボ タンと第2のロック要素との間の固定された連結部は、バックルを開放するため にブツシュボタンを押せば、ブツシュボタンは、押し下げられたままになること を意味する。このような構成は、バックルを開くためにブツシュボタンを押した 後は、ブツシュボタンが元の位置へ戻らなければならないことが要求される自動 車産業に受け入れられるものではない。
さらにgセーフザーボバックル構成は、DE−O34007915およびDE− O34007916に記載されているが、これらの書類に記載されている構成も また上述した同じ問題を抱える。
本発明は、上記した問題をアドレスする改良された安全ベルトバックルの提供を めるものである。
この発明によれば、安全ベルトに装着された舌片を受け、保持するための安全ベ ルトバックルであって、舌片を受けるパスを構成するハウジング;舌片と係合し ない釈放位置と、舌片と係合して舌片をバックル内に保持するロック位置との間 を動くことができるメインのロック要素;ロック位置にあるとき、メインのロッ ク要素と係合し、メインのロック要素の釈放位置への動きを阻止する第2のロッ ク要素で、メインのロック要素がフリーになっていて、釈放位置へ動けるような 位置へ動くことができる第2のロック要素;そして、第2のロック要素を動かす に適するブツシュボタンを備え;ブツシュボタンとメインのロック要素に係合す る第2のロック要素の部分がメインのロック要素を釈放すべきとき、反対の方向 (バックルの軸方向)へ動くものであり;第2のロック要素は、バックルが第1 の方向へ作用するg力を受けたときに、プッンユボタンに係合され、ブツシュボ タンの動きを制限し、バックルが前記第1の方向と反対の方向に作用するg力を 受けたとき、第2のロック要素と係合し、その動きを阻止するものが提供される 。
好ましくは、バックルに前記第1の方向と前記反対の方向へ作用するg力を受け たとき、異なるスペースをおいた接触点でもって、第2のプッ/ユボタンと第2 のロック要素とが互いに係合し、該構成は、二つの異なる接触点を介して異なる 機械的利点が達成されるものである。
第2のロック要素がピボットするレバーを備えるのが好都合である。
ピボットするレバーの質量のセンターがそのピボット軸からオフセットしており 、バックルが前記した第1の方向と前記した反対の方向に作用するg力を受けた とき、第2のロック要素は、そのピボット軸まわりに作用する対抗するトルクを 受け、該トルクは、第2のロック要素がプッンユボタンに係合することと、第2 のロック要素それ自体の質量とによって発生するのが有利である。
バックルが前記した第1の方向に作用するg力を受けたとき、第2のロック要素 の質量の結果として第2のロック要素に作用するg力は、ブツシュボタンが第2 のロック要素に係合することによる第2のロック要素に作用するトルクよりも大 きいものであることが好ましい。
さらに、バックルが前記した反対の方向に作用するg力を受けたとき、ブツシュ ボタンが第2のロック要素に係合することによる第2のロック要素に作用するト ルクは、第2のロック要素の質量による第2のロック要素に作用するトルクより も大きいものである。
一つの実施例においては、バックルが前記した反対の方向にg力を受けたとき、 プッンユボタンが第2のロック要素と係合するポイントが、バックルが前記した 第1の方向にg力を受けたとき、第2のロック要素がブツシュボタンと係合する ポイントよりも第2のロック要素のピボット軸からさらに離れているようになっ ている。
他の実施例においては、バックルが前記した反対の方向に作用するg力を受けた とき、プッンユボタンの移動方向に垂直でない第2のロック要素の面を介してブ ツシュボタンが第2のロック要素に係合するようになっている。
この他の実施例においては、プッンユボタンが第2のロ、ツク要素に係合する第 2のロック要素の前記の面は、ブツシュボタンの移動方向に対し傾斜している。
また別に、ブツシュボタンが第2のロック要素に係合する第2のロック要素の前 記の面は、プソンユボタンの移動方向に対し実質的に平行である。
バックルが前記した第1の方向へ作用するg力を受けたとき、ブツシュボタンが 第2のロック要素と係合する前に、所定の距離だけ動くことが好ましい。
第2のロック要素がロック位置にあるとき、スプリングの手段によりストッパー に押し当てられことができ、ストッパーは、前記第1の方向へ作用するg力を受 けたとき、可動であり、スプリングの作用の下に第2のロック要素を、それがブ ノ/ユボタンに係合する前に動けるようにし、ブツシュボタンにより係合される 第2のロック要素の一部の動きは、ブツシュボタンの動きの方向と反対である。
ストッパーは、スプリング手段による作用を受け、スプリングによる第2のロッ ク要素への付勢力に対して反対の方向に付勢されることが好ましい。
スプリングがプソンユボタンと第2のロック要素を構成するレバーとの間にかけ わたされているのが好都合である。
一つの構成においては、ストッパーは、舌片をバックルから放出するために、バ ックル内に設けられたインエクタに連結している。
他の構成においては、ストッパーがメインのロック要素の一部によって形成され 、メインのロック要素は、バックルのハウジング内に弾性的に装着されている。
好ましい実施例においては、ロック位置にあるとき、メインの口、り要素に係合 し、メインのロック要素の釈放位置への動きを阻止するピン状の部材を第2のロ ック要素が組み込み、メインのロック要素を釈放位置へ押すようにする、ピン状 の部材を介してハウジングへ伝達される力でバックルハウジングの一部の開口部 にピン状の部材の一部が納められている。
ピン状の部材がレバーの一端に近接して装着されており、ブツシュボタンの動き がレバーを介してピン状の部材に伝わることが好ましい。
メインのロック要素を釈放位置へ押すようにする力は、レバーがハウジング内に 枢着されているポイントからオフセットされた位置において、バックルのハウジ ングへ伝達され、前記力は、ピン状の部材とピン状の部材を受ける開口部のエツ ジとを介してハウジングへ伝えられることが好ましい。
ピン状の部材は、レバーと一体に形成されているか、または、ピン状の部材は、 レバーと別体に形成されており、レバーに形成された凹部内に納められる。
本発明をさらに用意に理解するため、そして、その結果、それらの他の特徴を認 識するために、添付図面を参照しながら、本発明を実例により記載するもので、 図面において、 図1は、この発明による、バックルのパーツのいくつかを示す分解斜視図である ; 図2は、釈放位置におけるバックルを示す、この発明によるバックルの長さ方向 断面図である。
図3は、図2に相当する断面図であるが、安全ベルトの舌片が保持されているロ ック状態のバックルを示すもの;図4は、図2,3に相当する別の断面図である が、プッンユボタンが釈放位置へ向け、丁度動き出したときの・イノクルを示す ;図5は、バックルの一部を形成するレバーの側面図である;図6は、図5σ月 ツバ−の端面図である;図7と図8は、使用時にま引プる、バックルのいくつか のコンボー不ンツに対する力とトルクを示す略図的断面図である;図9は、この 発明によるバックルの他の実施例のいくつかのパーツを示す略図的断面図である 。
図10と図11は、図9の実施例のモディファイされたバージョンを示す。
添付図面の図1から図8に示したバックルをまず参照すると、このバックルは、 ベース2と立ち」―がっている対向の側壁3とを有するチャンネル形状のハウジ ング1を備えている。該側壁は、ベースに対し直角に立ち上がっていて、両者い ずれも同し形状であり、それぞれは、バックルの他のパーツを受けるいくつかの 孔を設けている。
このように、各側壁は、長さ方向のほぼ真ん中に、その上特に近接して円形の孔 4を有し、そして、側壁のに縁から孔4にそってほぼ90度の角度範囲にのびる 円弧状の溝孔5を有しでいる。さらに、各側壁には、孔4と溝孔5の後部に開口 部6が形成されていて、これは、側壁の上縁から下方へのびる第1の垂直部分7 と、この第1の部分の後方に配置されている第2の平行で垂直部分とを有し、第 2の垂直部分8は、」一方へ延びて、側壁の上縁からスペースをおいた位置で1 」−まっている。開口部6の第1と第2の部分7,8の間には、各側壁3が僅か に弾性作用をもつ垂下している肢9を形成している。
バックルのベースは、はぼ矩形であり、側壁3は、ベースの長辺の対向している 端縁から立ち上がっている。ベース2の中央領域の一部がチャンネル側へ切り起 こされて、チャンネル内に他のコンボー不ンツを位置させるための突起10を形 成している。
図1は、図解説明のためのものであり、実際には、ハウジング1は、やや異なる ものとなることを理解されたい。。このように、ハウジングは、各側g3の上端 から横・\のびる外方張り出しのフランジをもつものであるし、また同様に、他 の特徴も特別に図示しないし2、または、ここに記載もしない。
この説明では、バックルの…J後についてふれるとき、図面の図1から図4に見 られるように、バックルの前部は、バックルの左端でありバックルの後部は、バ ックルの右端であるものと理解されるべきである。
バックルは、チャンネルの幅にわたる掛は止め部材11の形態をしたメインロッ ク部材をイ■している。掛は止め部材11は、実質的に矩形の開口12を形成し ている本体をイイする。掛は止め部材の前端は、下向きに曲げられた部分13を 構成し、これは、掛は止め部材をロックするキャッチを形成する。掛は止め部材 は、チャンネルハウジング1内に装着され、ベース2の立ち上がっている突起1 0は、掛は止め部材の後端に近接の開口部12を抜け、掛は止め部材に形成され た後方へのびる耳部14が側壁3に形成された開口6に通される。耳部14を第 1の部分7の開放された上端から開口6へ通すことで、掛は止め部材をチャンネ ル内l\導入でき、そして、耳部を下方へスライドさせると、弾性肢9が後方へ たわみ、その結果、耳部14は、開口6のベースに位置付けされ、所定の位置で 保持される。このようにして掛は止め部材は、チャンネル内に回転自由に装着さ れ、掛は止め部材の後端でチャンネルを横断する軸を中心としてピボット回転す る。かくしてロッキングキャッチ13を有する掛は止め部材の前端は、バックル の釈放位置およびロック位置に対応して、上部位置と下部位置との間を動く自動 車ンートベルトのような安全ベルトに接続されたロッキング舌片15(図2.  3. 4参照)は、掛は止め部材11の手段によりバックル内に保持されるもの であって、そのロッキングキャッチ13は、バックルに納められた舌片と共に下 位位置にあるとき、舌片に形成された開[]1θ内に通される。
舌片15は、舌片を受けるバスを有効に構成するバース2の上面にそってバック ル内へ挿入される。舌片がバックル内に納められ、掛は止め部材11のロッキン グキャッチ13により所定の位置に保持されると、掛は止め部材は、ベース2の 」−面の直」二の位置で舌片に係合する。図3から最も良く分かるように、掛は 止め部材のピボット軸は、舌片15のレベルよりも上で、かつ、ロッキングキャ ッチ13と舌片との間の保合ポイントのレベルの、」二に位置しており、かくし C1安全ベルトにおけるテンンヨ/により、舌片が掛は止め部材に対し作用する 力によって、掛は止め部材にトルクがかかり、掛は止め部材をそのピボット軸を 回転軸とし゛C時計方向へ回転させる。かくして、そのような力が、ロッキング キャッチ13を持ち上げ、掛は止め部材を釈放位置へ動かす3゜スプリング付勢 の舌片イジェクタ17が掛は止め部(、」11の下位のチャンネルハウジングの ベースl−に配置され、既知の態様で舌片15をバックルの外部へ付勢するよう になっている。かくして、舌片15が接続されている安全ベルトにテン/11ン がほとんどないか、または、全くないときでも、イジェクタ17により、モ゛片 15を介り、て[1ンキノ′グキヤ、・チ13へ力が加わり、掛は止め部材を釈 放位[nへ回転させるように作用ジーるトルクが生しる。
イジェクタは、立ち」−かり、後方へのびる一対のアーム18を有し、これらは 、111け止め部材の本体の開口部]2から抜は出ており、二つのアーム18の 間でバックルを横断するロッドまたはビン19により相互に連結されている掛は 止め部材11が釈放位置へ動かないようにするに、断面円形のビン20をもつレ バーの形状の第2のロック要素か設けられており、該ビン20は、バックルの横 断方向へのび、掛は止め部材の111ff部に向く位置で掛は止め部材の上面に 係合する。ビン20は、レバー21の下端で受けられていて、該し/<−は、側 壁3の円形の孔4に挿通されたジャーナル22により、バックルのチャンネルハ ウジング1の内部にピボット回転自由に支持されている。かくして、レバー21 は、ビン20と同様に、チャンネルハウジングを横断するようになっている。ビ ン20は、第2のロック要素とされる一方、該ビンまたは該ビンを組み込んで完 成されたレバー21のいずれも第2のロック要素とみなされる。ビン20は、レ バー21の下端に形成された適当な形の凹部23で受けられている。し/クーの ピボット軸は、図2,3における側面図で示されるように、レバーの上下端の間 でレバーの真ん中のちょっと上の位置に配置されている。
ビン20の両端は、レバー21から突き出ており、側壁3に形成された円弧状の 溝孔5で受けられている。かくして、ジャーナル22と/’lウジンリン孔4に より構成されたピボット軸をレバー21が回転するとき、溝孔5は、ビン20の 動きの所定のバスを構成する。
レバー21がバックルハウジングに装着されるとき、レバーは、イジェクタ17 のビンまたはロッド19の手前に位置し、テンションスプリング24かビン20 からイジェクタ17のビ/19へかけわたされ、スプリング24は、二つのビン 19.20を共に引張する。かくして、該スプリングは、イジェクタ17をバッ クルの前部側へ押し、ビン20をバックルの後部側へ引っ張り、これによってレ バー21をピボット軸を回転軸として反時計方向へ回転させる。
図面の図5から明らかなように、レバー21は、二つの立ち上がっているレバ一 部分25を備え、これらは、ジャーナル22に正 する横断部分26により相互 に連結されている。実際に、ビン20が適合する凹部23は、二つのレバ一部分 2Sの下端領域である。各レバ一部分25の上端領域は、バックルの前部に向い ているフック状の突起27を構成するフック形状になっている。この前方へ向い ているフック状の突起は、バックルが図3に示したロック位置にあるとき、バッ クルハウジングの側壁3の上端のレベルよりも僅か上に位置する。しバーの横断 部分26は、後方・\向いたりノブまたは畝28を構成する。
ブツシュボタン29がバックルハウジングに装着されていて、フンベンンdナル な態様で軸方向l\スライド運動する。ブツシュボタン2θは、舌片15をバッ クルから釈放するのに用いられる。ブツシュボタン29の−iは、チャンネルハ ウジングの」二を横切り、側壁3の上端に着座する。ボタンのこの部分は、レバ ー21により構成された前向きのフック状の突起27に係合し、これと共働する 後ろ向きの而30を構成する。さらにブツシュボタン29は、符号31で示す後 ろ向きで下方へのびる部分を有し、ブツシュボタンの最後尾は、前向きになって いる足32を支持し、これは、バックルが図3に示すようにロックされた位置に あるとき、レバー21の後ろ向きのリップまたはl1i228の下側で受けられ るようになっている。ブツシュボタン29は、図面に示されていないスプリング または類似物により図2.3の左側へ向は付勢される。図4においては、ブツシ ュボタンは、手動により右側へ動かされている。ブツシュボタンは、通常は、図 2に示す位置に留まるものではなく、左側へ押されている。
図2は、バックルが使用されておらず、釈放位置にあるときのバックルの構成を 示す。上記したように、ブツシュボタン29は、通常は、さらに左倶りへ僅か移 動する。掛は止め部材は、下側に位置し、ロッキングキャッチ13と係合してい るイジェクタの前端で持ち」二げられた位置にある。レバー21が反時計方向へ 回転すると、ピン20は、円弧状の溝孔5の真ん中あたりに位置し、スプリング 23が圧縮されて、リラックスした状態またはごく僅かにテンシコンがかかった 状態になる。勿論、スプリング24を圧縮すると、イジェクタ17をバックル内 の前方へ引き寄せる。
舌片15をバックル内へ差し込むと、イジェクタ17は、後方へ押され、スプリ ング24を引き伸ばす。スプリングのこのテンシコンは、ピン20を円弧状の溝 孔にそってバックさせ、レバー21が反時計方向へ回転する。ピン20が掛は止 め部材11の上面に係合することで、下方へ向いているロッキングキャッチ13 をもつ掛り止め部材の前端を下方へ動かし、これによって、ロッキングキャッチ が舌片に形成された開口部16内へ入り込む。
安全ベルトにテンシコンが作用すると、舌片15をバックルから引き抜こうとし 、ロッキングキャッチ13の後端が開口部j6の縁部に係合し、舌片がバックル から引き抜かれるのを明止する。舌片15の挿入によって、レバー21が反時計 方向へ回転するとき、レバーの十部にある前向きのフック状の突起2゛7がブツ シュボタン29の後ろ向きの而30に係合し、ブツシュボタンを左手へ押す。同 時に、プツシ、ボタン29の後方延長部にある足32は、レバーのリップまたは 畝28の下部に係合するまで、前方へ引っ張られ、これによって、レバーの時計 方向への回転を阻止する。図面の図3から明らかなように、ブツシュボタンの後 ろ向きの面30とレバーの前向きフック状の突起27との間には、バックルがロ ックされた位置にあるとき、小さなりリアランスが残る。
舌片15をバックルから釈放しようとするときは、ブツシュボタン29をバック ルの後方、即ち、図3に示す位置の右手へ動かす。図4は、ブツシュボタンが而 30とフック状の突起27との間に通常残されているクリアランスに等しい距離 だけ右側へ動かされたときのバックルを図示する。理解されるように、後ろ向き の而30とレバー21の前向きのフック状の突起27との間のクリアランスは、 面30がレバーの上端縁に実際に係合し、レバー21を時計方向へ回転させ始め る前に、足32をリップまたは畝28の下から外れるようにする。レバーのこの 回転により、ピン20が円弧状の溝孔5にそって動くにつれ、スプリング24を 引き伸ばす。スプリング24が引き伸ばされると、イジェクタ17は、バックル の前部へ引っ張られる。上記したように、掛は止め部材11は、ピン20によっ てロック位置に保持されていなければ、釈放位置へ動くのがノーマルであって、 かくして、イジェクタが舌片15をバックルから放出し、掛は止め部材を持ち上 げ位置または釈放位置に保持すると、掛は止め部材は、上を向く。付勢スプリン グは、ブツシュボタン29を元の位置へ戻す。
上記の記述から認められるように、舌片15をバックルから釈放しようとすると 、ブツシュボタン29は、バックルの後方へ向は動かさねばならず、他方、ピン 20はバックルの前方へ動き、即ち、レバー21は、時計方向へ動く。組み合わ されたレバー21とピン20の(即ち、第2のロック要素の)重心は、ジャーナ ル22により構成のピボット軸の下に位置する。ブツシュボタン29とレバー2 1とピン20の質量およびそれら相互のバックル内の位置を適当に選択すること により、バックルは、°′g−セーフ”またはnマス・バランスされた”もの、 即ち、ブツシュボタンと第2のロック要素は、相互に対しバランスされ、バック ルの軸方向の両方向に突然g力が作用してもバックルは、釈放位置へ動かない。
実際、ブツシュボタンと第2のロック要素は、”オーバーバランスlとなるよう に設計され、事故状態の場合、バックルが高い軸方向加速力を一方向へ受けたと き、第2のロック要素の慣性力の方が優勢であり、他方、バックルが高い軸方向 加速力を反対の方向へ受けたとき、ブツシュボタンの慣性力の方が優勢である。
図7と図8は、バックルが高い軸方向の加速力を受けたとき、第2のロック要素 に作用する力とそれに作用する結果のトルクを示す。
図面の図7においては、バックルは、図面左側へ、即ち、バックルの前方へ作用 する高い加速力を受けている。これにより、ブツシュボタンは、慣性の結果とし てバックル本体に対し右側へ動き、面30がレバー21の上端のフック状の突起 27に係合し、レバーにトルクがかかり、レバーは、ピボット軸まわりを時計方 向に回転する。このトルクは、図7に示すように、モーメントアームr2の倍数 である力F2に等しい。力F2は、重力gによる加速力により倍加されるブツシ ュボタン29の質量に等しい。第2のロック要素の質量の中心は、レバーのピボ ット軸の下に位置し、バックルに左手方向への加速力が作用すると、これにより 第2のロック要素を反時計方向へ回転させようとするトルクが生ずる。このトル クは、図7に示されるモーメントアームrlにより倍加される力F。
に等しい。力F、は、重力gによる加速力により倍加される第2の口、り要素の 質量に等しい。ブツシュボタンと第2のロック要素は、ブツシュボタンによるト ルクF2.r2よりも大きな第2のロック要素F+、r+の質量によるトルクで 、′”オーバーバランス”になるように設計され、その結果、第2のロック要素 は図7に示す位置を越えてブツシュボタンが右側へ動いてゆくのを阻止し、これ によって、掛は止め位置でメインのロック要素を保持する位置にピン20を留め ておく図8は、バックルが右側へ作用する高い加速力を受けるときに何が発生す るかを示す。この場合、ブツシュボタン29の慣性力によりブツシュボタンは、 バックルに対し、左側へ動き、ブツシュボタンの後部の足32が畝28の下面に スラストする。図面の図7,8で明らかなように、畝28のこの下面は、傾斜し ていて、その結果、ブツシュボタン29が左側へ動き、力がこの方向で第2のロ ック要素に伝わっても、力は、設面に対し直角に作用するコンポーネントをもち 、これは、図8において、FNとして示されている。この力により、第2のロッ ク要素を反時計方向へ回転させようとする関連のモーメントアームrsにより倍 加されるFNに等しいトルクが第2の四ツク要素に作用する。同時に、第2のロ ック要素の質量で、レバーを時計方向へ回転させようとするトルクがレバーのピ ボット軸に作用する。このトルクは、モーメントアームr、により倍加されるF 、に等しく、即ち、該トルクは、図7に示した状況で発生するものと同じである が、第2のロック要素を反対方向へ回転させる。畝28の下面の傾斜した構造に より、該面に力FNが作用し、この力は、ブツシュボタンによりレバーに伝わる 軸方向の力F2よりも遥かに大きく、重力による加速力により倍加されるブツシ ュボタンの質量に等しい。此の構成は、第2のロック要素を反時計方向へ回転さ せようとするトルクFs、rsが第2のロック要素を時計方向へ回転させようと するトルクF+、r+よりも大きくなるように構成されている。かくして、全体 の結果としては、ピンがメインのロック要素を掛は止め位置に保持する位置に第 2のロック要素が保持される。
図7,8に図示され、上記された二つの異なる状況においては、第2の口、り要 素は、それぞれの場合において、ブツシュボタンと、それ自体の質量によって発 生するカウンターアクティングトルクを受ける。第2のロック要素の質量による トルクに対するプッンユボタンによるトルクのレシオは、二つの異なる状況にお いては相違し、その結果、バックルが一方向の軸方向加速力を受けたとき、それ は、優越する第2のロック要素それ自体の質量からのトルクであり、他方、バッ クルが反対方向の軸方向加速力を受けたとき、それは、優越する第ブツシュボタ ンによるトルクであって、何れの場合も、結果としてのトルクは、第2のロック 要素を押して反時計方向へ回転させる。プッンユボタンにより第2のロック要素 に作用したトルクは、ブツシュボタンと第2のロック要素とが二つの異なるスペ ースをおいた接触点で係合することで発生する二つの異なった状況においては、 二つの接触点のそれぞれを介して異なる機械的利点がある。
また、掛は止め部材を持ち上げ位置または釈放位置へ押すようにする力は、ビン 20を介してバックルハウジングへ伝わるものであることが上記記述から認めら れる。かくして、そのような力は、ビン2oを介し、そして、レバー21の本体 を介さすに円弧状の溝孔5を介して、掛は止め部材からハウジングへ伝達される 。このことは、レバー21を極めて丈夫に作る必要が無<、シたがって、プラス チックス素材から作ることができることを意味する。この結果、レバーをより強 い金属レバーにする必要がある場合に較ベレバーは極めて軽量なものになる。ビ ン20は、それ自体金属からなるものであるが、ビンをレバー21と別体に形成 する構成が記載されていても、レバーとビンとをレバーの主な部分を比較的薄い ものにして一体に作ることが可能であり、これは、レバーが力のほとんどをバッ クルハウジングに伝えるものではないからである。どのような場合でも、釈放位 置の掛は止め部材を動かす力は、レバーのピボット軸で構成されるジャーナル2 2からオフセットされている位置のビン20によってバックルハウジングへ伝達 される。
図9は、他の実施例の主なコンポーネントを示す略図的長さ方向の断面図である 。記述を簡略化するため、同じ符号を用いて、図1から図8に関して記載された パーツに相当するパーツを示す。このモディファイされた構成においては、舌片 15は、またも、舌片に形成された開口部16内に入る下方に向いたロッキング キャッチ13ををするメインの掛は止め部材11の手段によってバックル内に保 持される。メインのロック部材はバックルハウジングの後部にピボット回転自由 に装着され、釈放位置とロック位置に相当する持ち上げられた位置と下がった位 置との間を動けるようになっている。
このモディファイされた実施例においては、メインの掛は止め部材11をロック 位置に保持するようにする第2のロック要素は、バックルハウジング内にピボッ ト回転自由に装着されたレバー21を備え、その結果、レバーの下端部は、掛は 止め部材11の前部の上面に通常係合する。舌片15は、プッンユボタン29の 手段により、バックルから釈放される。ブツシュボタンの後方へのびた部分は、 傾斜した開口部34を形成し、該開口部は、後方からバックルの前方へ向けての 方向で上方へ傾斜し、レバー21の上端部は、この開口部を貫通する。したがっ て、傾斜した開口部34は、前面35と後面36とを膏し、これらは、ブツシュ ボタンが右手または左手へ動いたとき、第2のロック要素との接触点を構成する 。
この別の実施例は、バックルが異なる軸方向における加速力を受けたとき、ブツ シュボタンがレバー21にトルクを与える二つの異なる接触点を構成する開口部 34の前面35の下端と後面36の上端をもって、前記した実施例と同様に作用 する。図9から直ちに分かるように、二つの異なる接触点は、レバー21のピボ ット軸から異なる位置にあり、かくして、バックルが異なる軸方向における加速 力を受けるとき、ブツシュボタンによりレバー21に作用するトルクは、異なっ たものとなる。その結果、どのような場合でも、ブツシュボタンと、第2のロッ ク要素それ自体の質量とによる第2のロック要素に作用するトルクで、第2のロ ック要素が反時計方向へ押され、バックルは、ロックされた位置に保持されるよ うに構成されている。
バノクルコンポーネンツの”マスバランシングは、前記したように、静的力に関 連している。ある場合においては、しかしながら、動的力が活動する。かくして 、図9の構成において、高いg力が右側へ向けて(即ち、開放方向に)、プノン ユボタン29へ突然作用すると、ブツシュボタンは加速されてレバー21に係合 する前に、ある程度の速度に達する。この結果、ブツシュボタンの質量から生ず る静的g力に加えて、ブツシュボタン29によりレバー21へ動的な力が作用す る。それがために、釈放位置へのレバー21の時計方向の回転を阻止することを 確実にするには、動的力ならびに静的力を補償する必要がある。
動的力は、g力が極めて突然に作用したとき、マテリアルエフェクトをもつのみ である。g力が徐々に作用するときは、ブツシュボタンは、ゆっくりと右側へ動 き、低速度でレバー21と係合し、そのような場合、動的な力は、無視でき、補 償の必要はないものとなる。かくして、動的な力をカウンターアクトしなければ ならないのは、ある場合においてのみである。
図10と図11に示されたモディファイされた構成は、このことが行える手段を 示す。図10と図11のモディファイされた構成の両者においては、レバー21 は、可動(反時計方向へ回転)のもので、突然の高いg力の影響のもとに、ある 速度でに達することができ、プ、ツユボタン29と係合するポイントにおけるレ バーのこの動きで、プッンユボタンの動きから生ずる動的力にカウンターアクト する動的力を与える。この手段で、動的力は、′バランス”されることができる 。
図10と図11の両者の構成においては、レバー21は、可動スト。
バー37と、それかロック位置にあるときに係合し、プ、7ンユボタン29とピ ボットポイントの下にあるレバー21の下方部分との間にわたっているスプリン グ38の手段により、ストッパーに対し押されている。それが故に、スプリング 38は、レバー21にトルクを加え、レバーを反時計方向へ回転させようとする 。
ストッパー37は、それ自体、図面圧へスト、バーを押すスプリング手段39の 作用を受けている。かくして、スプリング手段39によりレバー21にトルクが 加えられ、レバーを時計方向へ回転させようとする。スプリング手段39による トルクは、スプリング38によるものよりも強く、その結果、普通の場合では、 ストッパー37は、レバー21がスプリング38で押し当てられる固定のストッ パーとみなされる。しかしながら、レバーとブツシュボタンとに突然g力が作用 するとき、プッンユボタンは、図面において右へ動き、スプリング38を圧縮し 、スプリングが圧縮された結果、スプリングによりレバー21へ大きな力が作用 する。同時に、ストッパー37は、スプリング39の作用に抗する高いg力の作 用で右へ動く。ストッパー37のこの動きにより、スプリング38の作用の下に 、レバー21は、反時計方向へ回転し、その結果、レバー21の上端は、ブツシ ュボタン29の接触面35と係合するときは、すでにある速度をもって動き出し ており、動き出しているレバーと動いているブツシュボタンとの動的力は、相殺 される。
ストッパー37とスプリング手段39の正確な作用は、図10と図11に示され た二つのバージョンにおいて異なる。図10においては、ストッパー37は、舌 片15のイジェクタ17に固定されたコンポーネントにより構成されている。イ ジェクタ17は、上記したように、スプリングで付勢されたイジェクタであり、 それが故に、スプリング手段39は、通常では、イジェクタに作用するスプリン グからなる。図11においては、ストッパーは、レバー21のベースの小さな突 起に係合するメインのロック要素の一端により構成されている。この場合におい ては、メインのロック要素11は、ハウジング内に装着され、バックルの軸方向 に可動になっていて、メインのロック要素11の枢着部分は、スプリング手段3 9を構成するリーフスプリングまたは類似物により作用を受けるようになってい る。
FI6 1 FIG9 □ フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、BR,DE、JP、KR,U

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.安全ベルトに装着された舌片(15)を受け、保持するための安全ベルトバ ックルであって、舌片(15)を受けるバスを構成するハウジング(1);舌片 (15)と係合しない釈放位置と、舌片(15)と係合して舌片(15)をバッ クル内に保持するロック位置との間を動くことができるメインのロック要素(1 1);ロック位置にあるとき、メインのロック要素(11)と係合し、メインの ロック要素の釈放位置への動きを阻止する第2のロック要素(21)で、メイン のロック要素がフリーになっていて、釈放位置へ動けるような位置へ動くことが できる第2のロック要素(21);そして、第2のロック要素(21)を動かす に適するプッシュボタン(29)を備え;プッシュボタン(29)とメインのロ ック要素(11)に係合する第2のロック要素の部分がメインのロック要素(1 1)を釈放すべきとき、反対の方向(バックルの軸方向)へ動くものであり;第 2のロック要素(21)は、バックルが第1の方向へ作用するg力を受けたとき に、プッシュボタンに係合され、プッシュボタン(29)の動きを制限し、バッ クルが前記第1の方向と反対の方向に作用するg力を受けたとき、第2のロック 要素(21)と係合し、その動きを阻止することを特徴とするもの。 2.バックルに前記第1の方向と前記反対の方向へ作用するg力を受けたとき、 異なるスペースをおいた接触点でもって、第2のプッシュボタン(29)と第2 のロック要素(21)とが互いに係合し、異なる接触点を介して異なる機械的利 点が達成される請求の範囲1による安全ベルトバックル。 3.第2のロック要素がピボットするレバー(21)を備える請求の範囲1また は請求の範囲2による安全ベルトバックル。 4.ピボットするレバー(21)の質量のセンターがそのピボット軸からオフセ ットしており、バックルが前記した第1の方向と前記した反対の方向に作用する g力を受けたとき、第2のロック要素(21)は、そのピボット軸まわりに作用 する対抗するトルクを受け、該トルクは、第2のロック要素(21)がプッシュ ボタン(29)に係合することと、第2のロック要素(21)それ自体の質量と によって発生する請求の範囲3による安全ベルトバックル。 5.バックルが前記した第1の方向に作用するg力を受けたとき、第2のロック 要素の質量の結果として第2のロック要素(21)に作用するg力は、プッシュ ボタン(29)が第2のロック要素に係合することによる第2のロック要素(2 1)に作用するトルクよりも大きいものである請求の範囲4による安全ベルトバ ックル。 6.バックルが前記した反対の方向に作用するg力を受けたとき、プッシュボタ ン(29)が第2のロック要素に係合することによる第2のロック要素(21) に作用するトルクは、第2のロック要素(21)の質量による第2のロック要素 (21)に作用するトルクよりも大きいものである請求の範囲4または請求の範 囲5による安全ベルトバックル。 7.バックルが前記した反対の方向にg力を受けたとき、プッシュボタン(29 )が第2のロック要素(21)と係合するポイントが、バックルが前記した第1 の方向にg力を受けたとき、第2のロック要素(21)がプッシュボタン(29 )と係合するポイントよりも第2のロック要素(21)のピボット軸からさらに 離れている、請求の範囲2に従属する、請求の範囲6による安全ベルトバックル 。 8.バックルが前記した反対の方向に作用するg力を受けたとき、プッシュボタ ン(29)の移動方向に垂直でない第2のロック要素(21)の面を介してプッ シュボタン(29)が第2のロック要素(21)に係合する請求の範囲1から6 のいずれか一つによる安全ベルトバックル。 9.プッシュボタン(29)が第2のロック要素(21)に係合する第2のロッ ク要素(21)の前記の面は、プッシュボタン(29)の移動方向に対し傾斜し ている請求の範囲8による安全ベルトバックル。 10.プッシュボタン(29)が第2のロック要素(21)に係合する第2のロ ック要素(21)の前記の面は、プッシュボタン(29)の移動方向に対し実質 的に平行である請求の範囲8による安全ベルトバックル。 11.バックルが前記した第1の方向へ作用するg力を受けたとき、プッシュボ タン(29)が第2のロック要素(21)と係合する前に、所定の距離だけ動く 先行の請求の範囲いずれか一つによる安全ベルトバックル。 12.第2のロック要素(21)がロック位置にあるとき、スプリング(38) の手段によりストッパー(37)に押し当てられ、ストッパー(37)は、前記 第1の方向へ作用するg力を受けたとき、可動であり、スプリング(38)の作 用の下に第2のロック要素(21)を、それがプッシュボタン(29)に係合す る前に動けるようにし、プッシュボタン(29)により係合される第2のロック 要素(21)の一部の動きは、プッシュボタン(29)の動きの方向と反対であ る請求の範囲2に従属する請求の範囲11による安全ベルトバックル。 13.ストッパー(37)は、スプリング手段(39)による作用を受け、スプ リング(38)による第2のロック要素(21)への付勢力に対して反対の方向 に付勢される請求の範囲12による安全ベルトバックル。 14.スプリング(38)がプッシュボタン(29)と第2のロック要素(21 )を構成するレバーとの間にかけわたされている請求の範囲12または請求の範 囲13による安全ベルトバックル。 15.ストッパー(37)は、舌片(15)をバックルから放出するために、バ ックル内に設けられたイジェクタ(17)に連結している請求の範囲12、13 または14による安全ベルトバックル。 16.ストッパー(37)がメインのロック要素(11)の一部によって形成さ れ、メインのロック要素(11)は、バックルのハウジング(1)内に弾性的に 装着されている請求の範囲12、13または14による安全ベルトバックル。 17.ロック位置にあるとき、メインのロック要素(11)に係合し、メインの ロック要素(11)の釈放位置への動きを阻止するピン状の部材(20)を第2 のロック要素(21)が組み込み、メインのロック要素(11)を釈放位置へ押 すようにする、ピン状の部材(20)を介してハウジング(1)へ伝達される力 でバックルハウジング(1)の一部の開口部(5)にピン状の部材(20)の一 部が納められる先行の請求の範囲のいずら一つによる安全ベルトバックル。 18.ピン状の部材(20)がレバー(21)の一端に近接して装着されており 、プッシュボタン(29)の動きがレバー(21)を介してピン状の部材(20 )に伝わる請求の範囲3に従属する、請求の範囲17による安全ベルトバックル 。 19.メインのロック要素(11)を釈放位置へ押すようにする力は、レバー( 21)がハウジング(1)内に枢着されているポイントからオフセットされた位 置において、バックルのハウジング(1)へ伝達され、前記力は、ピン状の部材 (20)とピン状の部材(20)を受ける開口部(5)のエッジとを介してハウ ジング(1)へ伝えられる請求の範囲18による安全ベルトバックル。 20.ピン状の部材(20)は、レバー(21)と一体に形成されている請求の 範囲18または19による安全ベルトバックル。 21.ピン状の部材(20)は、レバー(21)と別体に形成されており、レバ ー (21)に形成された凹部(23)内に納められる請求の範囲18または請求の 範囲19による安全ベルトバックル。
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