JPH07504417A - レトロウイルスプロテアーゼ拮抗薬 - Google Patents

レトロウイルスプロテアーゼ拮抗薬

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JPH07504417A
JPH07504417A JP5515105A JP51510593A JPH07504417A JP H07504417 A JPH07504417 A JP H07504417A JP 5515105 A JP5515105 A JP 5515105A JP 51510593 A JP51510593 A JP 51510593A JP H07504417 A JPH07504417 A JP H07504417A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 レトロウィルスプロテアーゼ拮抗薬 発明の分野 本発明は、レトロウィルスプロテアーゼ阻害化合物、その医薬組成物、およびそ れによる、ヒト免疫不全ウィルス(HIV−1、HIV−2)に関連する病状の 治療方法を含むレトロウィルス性疾患の治療方法に関する。
発明の背景 レトロウィルス、すなわち、レトロヴイリデ(Retroviridae)科内 のウィルスは、デオキシリボ核酸よりもむしろリボ核酸としてそれらの遺伝物質 を運搬するウィルスの分類である。RNA−腫瘍ウィルスとしても知られている ように、それらの存在は、ヒトおよび動物における広範囲の疾患に関連している 。それらは、ラウス肉腫ウィルス(RS V)、ネコ白血病ウィルス(MLV) 、マウス乳腺癌ウィルス(MMTV)、ネコ白血病ウィルス(FeLV)、ウシ 白血病ウィル7、(BLV)、メイソシーファイザ−(Mason −Pfiz er)サルウィルス(MPM■)、ンミアン肉腫ウィルス(SSV)、シミアン 後天性免疫不全症候群(SAIDS)、ヒトT−リンパ球性fyイルx (HT LV−I、−II)、ナラびi:AIDs(後天性免疫不全症候群)およびAI DS関連複合病などの病因因子であるヒト免疫不全ウィルス(HIV−1、HI V−2)による感染に関連する病状における原因因子であると思われる。これら の場合の多くは、病原が単離されているが、この種の感染の有効な治療方法は、 研究されていない。
レトロウィルス複製は、宿主細胞中だけで起こる。この複製の限界は、機能性ウ ィルスタンパクの生産である。タンパク合成は、適切なオーブンリーディングフ レームのポリタンパク構造への翻訳によって行われ、これは、少なくとも一部が 、ウィルスプロテアーゼによって機能性タンパクに処理される。ポリタンパクの 処理においてウィルスプロテアーゼによって与えられるタンパク分解活性は、宿 主によって与えられることはなく、レトロウィルスの生活環に必須である。事実 、プロテアーゼを欠損しているか、またはその突然変異形を含有するレトロウィ ルスが感染性を欠損していることが判明した。カド−(Katoh)ら、パイク ロジー(Virology)、145.280−92 (1985)、クローフ ォード(Cravford)ら、ジャーナル・オブ・バイooジー(J、Vir ol、)、53.899−907 (1985)およびデボラフ(Debouk )ら、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシ ズ・ニー・ニス・エイ(P roc。
Natl、Acad、Sci、、USA)、84.8903−6 (1987) を参照。したがって、レトロウィルスプロテアーゼの阻害は、レトロウィルス性 疾患の治療方法を提供する。
同配体的置換の使用は、HIV−1についてのプロテアーゼ阻害剤の開発のため のストラテジーとして開示されている。欧州特許出願EP−A 337 714 、EP−A 357332、EP−A 346 847、EP−A 34254 1EP−A 352000、EP−A 393445およびEP−A 4343 65は、代表的なものであり、出典明示により本明細書の一部とする。これらの 文献には、レトロウィルスプロテアーゼの天然ポリタンパク基質のジペプチド類 似体が開示されている。これらの文献に開示されているとおり、これらのジペプ チド類似体は、レトロウィルスプロテアーゼに選択的かつ競合的に結合している が、しかしながら、該プロテアーゼは、天然基質の切れやすいアミド結合の代わ りに提供された炭素−炭素結合を切断することができない。したがって、このよ うな化合物は、プロテアーゼの不活性化によってウィルス複製を阻害するのに有 用である。ジペプチド同配体を含有する化合物のP3°およびP4°基質部位に おける複素環原子の取込みは、デソルムズ(desol+ms)ら、ジャーナル ・オブ・メディシナル・ケミストリー(J 、 Med、 Chet )、34 .2852 (1991)によって開示されている。しかしながら、これらの化 合物は、哺乳動物において、特にヒトにおいて、最適なドラッグデリバリ−を得 るのにあまり望ましくないことがある。これらの化合物のいくつかは、比較的高 い割合でアミド結合を含有しており、その結果、代謝的分解、肝臓クリアランス 、または他の排除機構を起こしがちであるので、それらは、あまり望ましくない 血清半減期、したがって、作用期間を有しており、。
レトロウィルスプロテアーゼ活性を阻害する新規化合物が必要とされており、良 好なドラッグデリバリ−1代謝安定性、良好な血清半減期、作用期間および効力 などの望ましい薬動力学的性質を有する化合物が必要とされている。かかる医薬 的使用は、今まで治療が困難であった、哺乳動物における、特にヒトにおけるレ トロウィルス性疾患の治療を提供する。
発明の概要 本発明は、レトロウィルスプロテアーゼに結合する下記式(1)で示される化合 物を提供するものである。これらの化合物は、レトロウィルスプロテアーゼの阻 害剤であり、レトロウィルスによる感染に関連する疾患の治療に有用である。
本発明は、式(I)の化合物および医薬的に許容される担体からなる医薬組成物 を提供するものでもある。
また、本発明は、治療を必要とする哺乳動物に有効量の式(1)の化合物を投与 することを特徴とするレトロウィルス性疾患の治療方法を提供するものでもある 。
発明の詳細な説明 式(I)。
[式中、 R1およびR3は、各々独立して、QlQ−CI−iアルキル、Q CI−アル ケニル、Q Cz−gアルキニル、または1〜5個のフッ素原子で置換されてい るCI−@アルキルであり、各々、所望によりR23によって置換されていても よく;Qは、H,C,−シクロアルキル、CI−6ンクロアルケニル、Arまた はHetであり: R2は、HまたはOHであり; R4は、RI−NRI+−またはC0NRIICHR’R’であり;R’lt、 R・−NRI+−4たltR”−NR11−1’、l ;Xは、N Rl l、 O*?=liSt’あ’);R?は、Q、QCI−@アルキルまたはQ−CI− sアルケニルであり;R−は、H,OH,ハ0、NCh、C0R1!、CF3. Ar、CI−aアルキル−RHlまたはR17(RlaRl・C)、TJす+R 9およびR11は、HまたはC5−4アルキルであり:Rl 11は、A−(B )、−であり;R12は、R7、OR’、NR”R”またはアミノ酸もしくはア ミノアルコールであり。
Bは、アミノ酸であり; Aは、H,Ar5Het1RI7(R”R”C)a、Ar−WSHet−Wもし くはR”(R”R”C)、−W、またはフタロイルであり、各々、所望によりR ”またはC2−6アルキルーR16から選択される1〜3個の基によって置換さ れていてもよく。
Wは、C=O,QC(=O)、NRIIC(=O)、5C(=O)、NRIIC (=S)、SO,、NR”SOzまたはP(=OXOR1りでt’):RI5は 、H、ニトロ、C1−6アルコキシ、C1−、アルキルチオ、0(C=O)R1 1゜C=OR”、CO2R2” 、 CON (R” ) 2、N(R”す1、 NHCC=N)NH−A。
■、Br、 C1,F、OR”%またはOHであり、ただし、RI5がWに隣接 する炭素の1換基である場合、WがQC(=O)またはNHCOである場合には 、Rl iは、ハロゲンまたはOHではなく: RI6は、HまたはC1−6アルキルであり;R17、RIsお、[FR”+! 、独立シテ、i)H,R”、まタハ、CI−aフルキル、Cトロアルケニル、フ ェニル、ナフチル、Cト6ノクロアルキルまたはHetであり、各々、所望によ りRI5またはRIS−C,−6アルキル基1〜3個によって置換されていても よいか、あるいは、■)R1?は、前記定義と同じであり、(RI”R1”C) は、−緒に結合してフェニル、ナフチル、C1−シクロアルキルまたはHet環 を形成するか、あるいはff1)RNは、前記定義と同じであり、R’aおよび R1・は、−緒になって;0であり; Rlmは、H,CI−sアルキル、フェニルまたはフェニル−CI−4アルキル であり;R”は、 X’ (CHり−NR”R”SX”[((CHI)、O)、 IR”。
CH2X”[((CHI)、O)、]IR、tたltペン/71Jル、インドリ ル、アサシクロアルキル、アザビシクロC7−11シクロアルキルまたはベンゾ ピペリジニルであり、所望によりC1−、アルキルによって置換されていてもよ く;qは、2〜5であり: Sは、1〜6であり、rは、各繰り返し単位S内で1〜3であり:X′ハ、CH ,、O,SまたはNH”l’あり;X”は、CH,、NR’、O%S、SOまた はSO!であり;R14およびRlSは、i)所望によりOH,CI−sアルコ キシまたはN(R’)tによって置換されていてもよいC1−・アルキルである か、H)同一または異なっており、−緒に結合して、NR,O,S、So、So !から選択されるさらなるヘテロ原子2個までを含有する5〜7員の複素環を形 成し、該複素環は、所望によりC1−4アルキルで置換されていてもよいか、あ るいは止)所望によりC3−4アルキルまたはNCR’)2で置換されていても よい芳香族複素環であり:R゛は、HまたはC8−4アルキルであり;R”l; !、HSC+−4フル+ル、C(=O)R1’、C(=O)U[(CHt)−0 1,R’、P(OXOM)2、C0zR”、C(=O)NR1’R”であり、コ コテ、Mlt、−価または二価の金属イオンであり、Uは、NR’またはOであ り;R2?は所望により1個以上のヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、Cト3アル コキシ、C0NR’、、NR’l、Co、R’、S○INR’!、CHINRz 、NR:COR’、NR’SO,R”、X”[(CH2)、O]、R’ また1 ;ICHtX”[(CH2)、○]、R’ テ置換されていてもよいC1−6ア ルキルまたはArであり;Ruは、H,C,−、アルキルであるか、または、R 27と一緒になって、5〜7員の複素環またはN、OおよびSから選択されるヘ テロ原子を含有する6員の複素環を形成し; mは、1〜4であり、 nは、0または1である] で示されるか、または、その医薬的に許容される塩である。
本発明化合物の医薬的に許容される付加塩、複合物またはプロドラッグも本発明 に含まれる。プロドラッグは、in vivoで式(I)の活性親薬物を放出す る共有結合担体であると思われる。
式(I)は、分子中の不斉炭素原子の存在によって生じる全ての固有の非ラセミ 立体異性体を含むものとする。かかる化合物は、純粋な鏡像異性体もしくはジア ステレオマーとして、または個々の立体異性体の混合物として生じる。式(1) において−回置上使用される置換基部分の定義はいずれも、他で使用する場合と 無関係である。置換基および/または可変物の組合せは、かかる組合せによって 安定な化合物が得られる場合にのみ許される。
非環式二重結合を含む本発明化合物は、いずれか2つの置換基に関して、シス< 2>またはトランス(E)のいずれの幾何学的配置で存在してもよい。テトラゾ ールおよびトリアゾールなどの複素環の全ての互変異性形態も本発明の範囲内で ある。
好適には、R1およびR3は、C1−、アルキル、Ar−CB−6アルキル、A r−C4−6アルケニル、Ar−C24アルキニル、所望により1〜5個のフッ 素原子によって置換されていてもよいC1−6アルキル、またはR43によって 4位で置換されているベンジルである。好ましくは、R1は、ベンジルであり、 R3は、フェニルプロペニルまたはベンジルである。
好適には、R2は、HまたはOHである。好ましくは、R2は、Hである。
好ましくは、R4は、C0NRIICHR@R?である。
好適には、R5は、RI ON Rl +である。好ましくは、R5は、C1− 6アルキルオキシカルポニル、ピリジニルメチルオキツカルポニルまたはアリー ルオキシカルボニルである。さらに好ましくは、R5は、t−プチルオキシ力ル ポ二ルアミノまたはイソプロピルオキシカルボニルアミノである。
好ましくは、R6は、トリアゾールである。
好ましくは R?は、cI−8アルキルである。イソプロピルが最も好ましい。
好適には、R8は、H,C,、アルキル、NH,、NO!またはCOR”である 。
好ましくは、R3は、Hである。
好ましくは、R9は、Hである。
好適には、Bは、AlaまたはValである。好ましくは、mは、0であり、B は、存在しない。
好ましくは、Wは、QC(=O)である。
好適には、RHは、ヒドロキシ−CI−4アルコキシ、C1−4アルコキシ−C 1−4アルコキシ、または−〇(CHり!NR14R”であり、ここで、R14 およびR”は、モルホリノなどの5員または6員の複素環である。
本発明の代表的な化合物は、 (2R,4S、5S、1°5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボ ニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロピル−1′−(1,2, 4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミド ;(2R,4S、 53.1’ 5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシ −カルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロピル−1°−( 5−メチル−1゜2.4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメ チル−ヘキサンアミド;(2R,4S、5S、1°5)−6−フェニル−5−( t−ブチルオキシカルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロ ピル−1“−(1−メチル−1,2゜4−トリアゾール−3−イル))メチル− 2−フェニルメチル−ヘキサンアミド;(2R,4S、5S、1’5)−6−フ ェニル−5−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−( 1’−イソプロピル−1°−(1,2,4−1−リアゾール−3−イル))メチ ル−2−(1−フェニルプロピン−3−イル)−ヘキサンアミド。
(2R,4S、 5 S、 1’ 5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキ シカルボニル)アミノ−4−(t−ブチルジメチル)シロキシ−N−(1°−イ ソプロピル−1゛−(1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−( トランス−1−フェニルプロペン−3−イル)−ヘキサンアミド:(2R,4S 、 5 S、 1°5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボニル) アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロピル−1′−(テトラゾール− 5−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミド:(2R,4S、5 S、1’5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノ−4 −ヒドロキシ−N−(1°−イソプロピル−1′−(5−ニトロ−1,2゜4− トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミド;( 2R,4S、5S、1’5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボニ ルアミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロピル−1°−(5−アミノ− 1.2。
4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミド ;および (2R.4S、5S,1°S)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボ ニルアミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロピル−1°−(1,2.4 −トリアゾール−3−イル))メチル−2−(4. 4. 4−トリフルオロブ チル)−ヘキサンアミドである。
好ましい化合物は、(2R.4S.5S.1’S)−6−フェニル−5−(t− ブチルオキシカルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロピル −1′−(1.2.4−)リアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチ ル−ヘキサンアミドである。
本明細書で使用する「アルキル」なる語は、所定の数の炭素原子を有する直鎖状 または分枝鎖状のアルキル基を意味する。本明細書で使用するrC+−4アルキ ル」なる語は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル 、sec−ブチル、tert−ブチルを含むことを意味し: rC+−sアルキ ルさらに、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、1−メチルブチル、2 −エチルプロピル、ネオペンチル、n−ヘキシル、2.2−ジメチルブチル、2 −メチルペンチルなどが挙げられる。「アルコキン」なる語は、架橋酸素原子を 介して結合された所定の数の炭素原子を有するアルキル基を意味する。[アルキ ルチオ アルキル基を意味する。
「アルケニル」なる語は、エチニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、2− メチルプロペニル、ヘキセニルなどのような、鎖に沿っていずれかの安定な位置 で1個以上の炭素−炭素二重結合を含有する、所定の数の炭素原子を有する直鎮 状または分枝鎖状の炭化水素鎖を意味する。
「アルキニル」なる語は、エチニル、2−プロピニル、2−ブチニル、4−ペン チニル、2−メチル−3−プロピニル、ヘキシニルなどのような、鎖に沿ってい ずれかの安定な位置で炭素−炭素三重結合を含有する、所定の数の炭素原子を有 するi鎮状または分枝鎖状の炭化水素鎖を意味する。
「シクロアルキル」なる語は、所定の数の炭素原子を有する飽和環基を意味する 。rCs−yシクロアルキル」としては、シクロプロピル、シクロブチル、シク ロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロへブチルが挙げられる。「シクロアル ケニル」なる語は、少なくとも1個の環内炭素−炭素二重結合を有する、所定の 数の炭素原子を有する飽和環基を意味する。「cs−tシクロアルケニル」とし ては、シクロペンテニル、シクロへキセニルおよびシクロへブテニルが挙げられ る。
Arとして略記される「アリール」なる語は、所望により1〜3個のハロ、OH ,OR+’、Cトロアルキル、CI−sフル=+キシ、C11アルキルチオ、C 1−アルキルアミ/,CF,、アミノ、NO,、カルボキシ、CI−4アルキル カルボニル、アミノカルボニル、C1−6アルキルーHat,CI−sアルコキ シ−Het,CI−sアルキル−フェニル、CI−6アルコキシーフエニル、自 −、アルキル−、C,−、アルコキシ−、HetcH−sアルキル−、Het  C +−sアルコキシ−、フェニルCI−6アルキルー、フェニルC1−6アル コキシーまたはフェニルオキシによって置換されていてもよいフェニルまたはナ フチルを意味する。
本明細書で使用する場合、特記される場合を除き、「HetJとして略記される 「複素環」は、安定な5〜7員の単環式複素環または安定な7〜10員の二環式 複素環を表し、これは、飽和または不飽和のいずれかであり、炭素原子ならびに N,OおよびSからなる群から選択される1〜3個のへテロ原子からなり、ここ で、窒素および硫黄へテロ原子は、所望により酸化されていてもよく、窒素へテ ロ原子は、所望により4級化されていてもよく、前記定義の複素環のいずれかが ベンゼン環と縮合している二環式基を含む。複素環は、安定な構造を生じさせる いずれかのへテロ原子または炭素原子で結合されていてよく、所望により、1〜 3個のハロ、OH,アルキル、アルコキシ、アルキル−Het、アルコキシ−H et。
アルキル−フェニル、アルコキシ−フェニルで置換されていてもよい。
「アミノ酸」なる語は、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸 、システィン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシ ン、ロインン、リシン、メチオニン、フェニルアラン、プロリン、セリン、トレ オニン、トリプトファン、チロシン、バリンまたはトリフルオロアラニンのD− またはL−真性体を意味する。一般に、アミノ酸の略号は、ヨーロピアン・ジャ ーナル・オブ・バイオケミストリー(E ur、 J 、 B 1ochet  )、158.9(1984)に記載されている生化学命名法についてのIUPA C−IUB合同委員会(I U P A C−I U B J oint Co vamission on Biochemical No5enclatur ej に従っている。通常、基Bについては、親油性アミノ酸、例えば、Val、A  la。
LeuおよびIleが好ましい。B−0連結基は、アミノ酸のカルボキシル基に 結合した酸素原子を表し、B−N連結基は、アミド結合におけるように、アミノ 酸のカルボキシル基に結合した窒素原子を示すと解される。「アミノアルコール 」は、カルボキシル基がメチレンヒドロキシ基に還元されたアミノ酸を表す。
ある種の化学的名称は、慣用によって略記される。Bocは、t−ブトキシカル ボニル基を意味する。Cbzは、カルボベンジルオキシ基を意味する。Bzlは 、ベンジル基を意味する。Acは、アセチルを意味する。Phは、フェニルを意 味する。
BOPは、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホ スホニウム=ヘキサフルオロホスファートを意味する。DCCは、ジシクロへキ シルカルボジイミドを意味する。DMAPは、ジメチルアミノピリジンを意味す る。
DMSOは、ジメチルスルホキシドを意味する。HOBTは、1−ヒドロキシベ ンゾトリアゾールを意味する。NMMは、N−メチルモルホリンである。DTT は、ノチオトレイトールである。EDTAは、エチレンジアミン四酢酸である。
DIEAは、ジイソプロピルエチルアミンである。DBUは、1.8ジアザビシ クロ[5,4,OFラウンカ−7−エンである。DMSOは、ジメチルスルホキ シドである。DMFは、ジメチルホルムアミドであり;ローソン試薬は、2.4 −ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタンー 2.4−ジスルフィドであり、THFは、テトラヒドロフランである。HFは、 フッ化水素酸を表し、TFAは、トリフルオロ酢酸を表す。
[式中、R’は、Co−NR’CHR@R7であ’)、R’は、R1・RIIN −Tあ’)、R1、R1、R3およびR6は、式(I)における定義と同じであ る]で示される化合物は、 1)(a)式(■): CxIり で示される化合物を式(m): NR’N−CHRI’R7’ (I[[) L式中、Rlo、R2°、Bs”、R8°、R6°およびRフ′は、各々、式( 1)において定義したR1−R7であるが、いずれの反応性基も保護されており 、Pr’は、Hまたはヒドロキシル保護基であり、Loは、OHまたは離脱基で ある〕で示される化合物と結合させるか;または(b)式(■)。
(XV) で示される化合物を式(V)。
A’ −(B’)、−L’ (V) [式中、A′およびB′は、式(1)における定義と同じであるが、いずれの反 応性基も保護されている] で示される化合物と結合させるか、または(c)式(■): で示される化合物を式(■): A’−L’ (■) で示される化合物と結合させ、 2)所望により結合剤:次いで、 3)いずれの保護基も除去し: 4)その医薬的に許容される塩を形成することによって製造される。
結合反応は、アミノ基との反応性を有するように、in 5ituで、または、 結合反応の前に、基質を反応性官能基で活性化させることによって行ってもよい 。例えば、酸は、結合剤の添加によって、酸塩化物、臭素化物、活性エステルま たは無水物に転換される。結合剤は、in 5jtuで官能基を活性化させるた めに当該技術分野においてよく知られている。かかる結合剤の例としては、DC Cおよび他のカルボジイミド、DMAPEC5BOPおよびPPAが挙げられる 。これらの結合剤は、反応を促進させるHOBTSNMMおよびDMAPなどの 他の試薬と一緒に使用してもよい。
好適な離脱基L°は、ブロモ、クロロ、置換アシル(例えば、トリフルオロアセ チル、ブロモベンゾイル、ニトロベンゾイル)または置換フェノール(例えば、 4−ニトロフェノール)などの、アミノ基によって置換可能なものである。Lo がOHであり、その結果、A−OHが酸である場合、前記のような結合剤を使用 するのが適切である。
例えば、 AがR1?(R1″R1@C)、などの置換アルキル基である場合、Loは、ブ ロモ、クロロ、ヨードまたはアルキルもしくはアリールスロナート(sulon ate)である。
AがR17(R”R”C)m W、Ar Wまた1tHet Wであ’)、Wが c=oである場合、A−L’は、カルボン酸ハロゲニド、活性エステルもしくは 無水物、または結合剤の存在下のカルボン酸である。かかる化合物の製造方法は 、よく知られている。
Wが0C=Oである場合、A−L’は、クロロ−またはプロモーポーマートまた は活性カーボナートである。ハロホーマートは、適切なアルコールをホスゲンま たはカルボニルジブロミドと反応させることによって製造される。活性カーボナ ートは、適切なアルコールをビス(4−ニトロフェニル)カーボナートなどの好 適なカーボナートと反応させることによって製造される。
WがS02である場合、A−L’は、対応するスルホン酸から製造されるスルホ ニル=ハロゲニドである。
Wが5C=Oである場合、A−L’は、ハロチオホーマートであり、これは、カ ルボン酸ハロゲニドおよび適切なメルカプタンがら製造される。
WがPO(OR”)である場合、A−L’は、ホスホニル=ハロゲニドであり、 これは、対応するホスホン酸から製造される。
AがR1フ(R”R”C%−W、Ar WまタハHet−Wテあり、WがNR’ C=Oである化合物は、尿素であり、所望により加熱しつつ、塩化メチレンなど の好適な溶媒中、式(■)の化合物を式R17(R18RIIC)、−NGO。
Ar−NC0またはHet−NC0のイソシアナートと反応させることによって 製造される。
R−がトリアゾールである式(I[[)の化合物は、スキーム1(ここで、Pr ”は、R7およびR1と同じか、または、R1またはR1に転換される基であり 、いずれの反応性基も保護されている)に示されるような、常法に従って製造さ れる。
アミノカルボキンアミドは、一般に知られているが、または、当該技術分野でよ く知られている方法によって、例えば、好適な保護α−アミノ酸エステルをアン モニアで処理することによって製造される。α−アミノカルボキシアミドの、好 適なカルボキンアミドアセタールまたはケタールとの反応によって、アシルアミ ツノ中間体が得られ、これを、さらに、in 5ituで、酸の存在下、ヒドラ ジンまたは置換ヒドラジンと反応させて、所望のトリアゾールが得られる。例え ば、N−ペンジルオキシ力ルポニルーアラニンアミドをツメチルボルムアミドツ メチルアセクールと一緒に加熱して、N−[(N−ベンジルオキシカルボニル) アラニル]−ホルムアミジンを得:さらに、ヒドラジンおよび酢酸と反応させて 、1−ベンノルオキシカルボニルアミノー1−(1,3,4−トリアゾール−2 −イル)エタンを得る。所望により、さらに、常法によって、該トリアゾールの アルキル化による変形を行ってもよい。例えば、該トリアゾールをアルキルハロ ゲニドで処理してもよい。次なるアミノ保護基の除去によって、式(m)の化合 物が得られる。
R6がテトラゾールである式(I[[)の化合物は、スキーム2に示すように、 アジ化物を用いて、好適に保護されたα−アミノニトリルから製造される。
スキーム2 例えば、無水ジメチルホルムアミド中、2−(ベンジルオキシカルボニル)アミ ノ−ブチロニトリルを塩化アンモニウムおよびアジ化ナトリウムと一緒に加熱し て、対応する1−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(テトラゾール− 5−イル)プロパンが得られる。次なる保護基の除去、例えば、パラジウム触媒 での水素添加によるペンジルオキツカルポニル基の除去によって、式(I[[) のテトラゾール化合物が得られる。常法によって、α−アミノカルボキシアミド から、例えば、該カルボキシアミドの五塩化リンによる脱水によって、好適なα −アミノニトリルを製造することができる。
式(■): [式中、Pr2は、アミノ保護基であり、R6は、式(I)についての定義と同 じであり、R7°は、式(I)についての定義と同じであり、いずれの反応性基 も保護されている] で示される中間化合物も本発明の一部である。好ましくは、R7°は、C1−6 アルキルであり、より好ましくは、C5−5アルキルである。好適には、R6は 、テトラゾール−5−イルまたは1.3.4− トリアゾール−2−イルであり 、Pr”は、HまたはアリールメチルオキシカルボニルまたはC1−6アルキル オキシ基である。
フェニル基が所望により1〜3個のハロゲン、メトキシ、メチルチオまたはC1 −4アルキル基で置換されていてもよいベンジルオキシカルボニルは、アリール メチルオキシカルボニル基の代表例である。
R2がHである式(n)、(TV)および(Vl)の化合物は、置換5−アミノ −4−ヒドロキシペンタン酸から誘導され、これは、例えば、スキーム3に従っ て製造される。
保護5−アミノ−4−ヒドロキシ−2,5−二置換ベンタン酸のエステルおよび 酸、ならびに対応するγ−ラクトンの他の製造方法は、よく知られており、例え ば、セルフ(Szelke)ら、U、S特許4.713.455、ボガー(B  oger)ら、U、S特許4.661.473、EP−A O352000、エ バンス(Evans)ら、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J 、Org。
Chew、)、50.4615 (1985)、ケンブ(Kempf)、ジャー ナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、51.3921 (1986)、フ ライ(F ray)ら、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、51 .4828 (1986)、ハーラデイ(Halladay)ら、テトラヘドロ ン・レターズ(Tett、 Lett、 )、24.4401 (1983)、 ウッツ(Wuts)ら、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、53 .4503 (1988)、デキャンプ(Decamp)ら、テトラヘドロン・ レターズ、32.1867 (1991)、およびセルフら、WO841030 44に開示されている(これらは、全て、出典明示により本明細書の一部とする )。次いで、所望により、置換5−アミノ−4−ヒドロキシペンクン酸をそれら のアミノまたはカルボキシル末端を介して結合させて、式(II)、(IV)お よび(VI)の化合物が得られる。
R2がOHである式(11)、(rV)および(Vl)の化合物も、U、 S、 特許4.864゜017およびタイスリボンゲス(T haisrivongs )ら、ジャーナル・オブ・メデイシナル・ケミストリー(J 、 Med、 C he@、 )、30.976 (1987)に開示されているような、当該技術 分野で一般的な同様の方法によって誘導される。
アミノ、ヒドロキシル、カルボン酸、メルカプタン基について好適な保護基およ びこれらの官能基を脱保護するための試薬は、グリーン(G reene)ら、 プロテクティブ・グループズ・イン・オーガニック・シンセシス(PROTEC TIVE GROUPS IN 0RGANIC5YNTHESIS)、第2版 、ジョン・ウイリイ・アンド・サンズ(J ohn Wiley and 5o ns)、ニューヨーク、1991に開示されている。脱保護は、保護基の除去お よび水素原子との置換を示す。特に、好適に置換されたアセチル、ベンジルおよ びシリル基は、ヒドロキシル基を保護するのに有用である。アセチル基は、一般 に、アルコールと水との混合物中、該化合物をアルカリ金属の水酸化物などの塩 基と反応させることによって除去される。テトラアルキルアンモニウムフルオリ ドなどのフッ素化物試薬によって、または酸加水分解によって、トリメチルシリ ル、ジメチル−t−プチルンリルおよびt−ブチル−ジフェニルシリルなどのシ リル基を除去してもよい。
ベンジル基は、接触水素添加によって除去されてもよい。
アミノ基について好適な保護基は、前記のグリーンらによって開示されたもので ある。ベンジルオキシカルボニルおよびt−ブトキシカルボニル基は、特に、有 用なアミノ保護基である。
本発明は、医薬的に許容される酸付加塩を含む。本発明化合物の酸付加塩は、好 適な溶媒中、標準的な方法で、親化合物および過剰の、塩酸、臭化水素酸、硫酸 、リン酸、酢駿、マレイン酸、コハク酸またはメタンスルホン酸などの酸から製 造される。酢酸塩形が特に有用である。最終化合物が酸の基を含有する場合、カ チオン性塩が製造される。典型的には、親化合物を、適切なカチオンを含有する 、過剰の、ヒドロキシド、カーポナートまたはアルコキシドなどのアルカリ試薬 で処理する。Na”、K’、Ca←およびNH,1などカチオンは、医薬的に許 容される塩中に存在するカチオンの例である。該化合物のあるものは、許容され る内部塩または双性イオンを形成する。
本発明化合物は、プロテアーゼのウィルスコード化天然基賀と同様の方法でレト ロウィルスプロテアーゼに選択的に結合し、プロテアーゼに対するこれらの基買 と競合する。この競合は、プロテアーゼによるポリタンパク前駆体からのきわめ て重大なウィルスタンパクの形成をブロックすることによってウィルス複製を阻 害し、その結果、in vivoで疾患進行を阻害する。
レトロウィルスに感染したか、あるいは潜在的に感染した動物に本発明の化合物 を投与すると、ウィルス複製は、阻害され、その結果、疾患の進行が遅延される 。プロテアーゼのアミノ酸配列のために、種々のレトロウィルスの結合およびペ プチド結合切断部位は、非常によく保存されていると思われ、阻害剤は、1種以 上のレトロウィルスに対して広(活性であると思われる。また、肝炎ウィルスな どのウィルスコード化プロテアーゼに依存するDNAウィルスは、かかる治療に も敏感である。
式(I)の化合物は、レトロウィルス複製を阻害するために使用され、哺乳動物 、特に敏感なレトロウィルスに感染しており、かかる治療を必要とするヒト患者 を治療するのに有用である。哺乳動物、特にヒトにおけるレトロウィルス性疾患 の治療方法は、該哺乳動物に、好ましくは医薬的担体に分散させた、有効量の式 (I)の化合物を内部投与(例えば、経口、非経口、口腔内、経皮、直腸、また は吸入による)することからなる。活性成分の投与単位は、当業者に慣用の方法 によって選択され、一般に、0.Olol−5O/byの範囲である。これらの 投与単位は、急性または慢性の感染症に対して1日1〜10回投与することがで きる。
好ましくは、該化合物は、1日2〜4回、1〜10 If/69のレベルで投与 される。
本発明化合物を前記投与範囲で投与する場合、許容されない毒物学的影響は、全 (示されない。
本発明は、好ましくは医薬的担体に分散させて、有効量の式(I)の化合物を投 与することを特徴とするHIV感染に関連する病状または後天性免疫不全症候群 (AIDS)の治療方法を提供するものでもある。
有効な効力は、本発明のプロテアーゼ阻害性化合物と一緒に他の抗ウィルス薬を 、別々に、または組み合わせて、共投与することによって実現する。抗ウィルス 薬の例としては、ヌクレオシド類似体、ホスホノホーマート、リファブチン、リ バビラン、ホスホノチオアート、オリゴデオキシヌクレオチド、カスタノスペル ミン、デキストランスルフアート、αインターフェロンおよびアンプリゲンが挙 げられる。2°、3゛−ジデオキシシチジン(dde)、2°、3゛−ジデオキ シアデニン(ddA)および3°−アジド−2°、3°−ジデオキシチミド(A ZT)を含むヌクレオシド類似体が特に有用である。AZTは、好ましい薬物で ある。好適には、医薬組成物は、抗ウィルス薬、本発明のプロテアーゼ阻害性化 合物、および医薬的に許容される担体からなる。
本発明は、式(りの化合物および医薬的に許容される担体からなる医薬製剤でも ある。医薬的に許容される担体は、当該技術分野でよく知られており、例えば、 スブロウルズ・アメリカン・ファーマシ−(SPROWL’S AMERICA NPHARMACY)、ディッタート、エル(Dittert、 L、) i! 、ジェイ・ビー・リッピンコット・カンパニー(J、B、Lippincott  Co、)、フィラデルフィア、1974およびリミントンズ・ファーマシュー ティカル・サイエンシズ(REMINGTON’S PHARMACEUTIC AL 5CIENCES)、ゲナロ。
エイ(G ennaro、 A、 )編、マッグ・パブリッシング・カンパニー (MackPublishing Co、 )、ペンシルベニア州イーストン、 1985に開示されている。
本発明化合物またはその誘導体の医薬組成物は、非経口投与用溶液剤または凍結 乾燥粉末剤として製剤化される。粉末剤は、使用前に、好適な希釈剤または他の 医薬的に許容される担体の添加によって再構成される。液体製剤は、一般に、緩 衝化された等強性水溶液であるが、所望によりアルコールと一緒のプロピレング リコールなどの親油性担体は、本発明化合物に対して、より好適である。好適で ある。かかる製剤は、非経口投与に特に好適であるが、経口投与のために使用し てもよく、あるいは吸入用計量投薬吸入器またはネブライザー中に含有させても よい。エタノール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ヒドロキシセルロース、 アラビアガム、ポリエチレングリコール、マンニトール、塩化ナトリウムまたは クエン酸ナトリウムなどの賦形剤を添加するのが望ましい。
別法としては、これらの化合物は、経口投与のために、被包したり、錠剤化した り、あるいはエマルジョンまたはシロップに調製してもよい。医薬的に許容され る固体または液体担体を添加して、組成物を増強または安定化させるか、あるい は組成物を調製し易(する。液体担体としては、シロップ、ダイズ油、落花生油 、オリーブオイル、グリセリン、食塩水、エタノールおよび水が挙げられる。
ジメチルスルホキシド、エタノールまたはホルムアミドなどの可溶化剤を添加し てもよい。所望により可溶化賦形剤と一緒の、油などの担体は、特に好適である 。
油としては、天然もしくは合成非イオン型水不混和性液体、または親油性化合物 を溶かすことができる低融点固体が挙げられる。トリグリセリドなどの天然油が 代表的である。事実、本発明の別の態様は、式(I)の化合物および油からなる 医薬組成物である。
固体担体としては、デンプン、ラクトース、硫酸二水素カルシウム、白土、ステ アリン酸マグネシウムまたはステアリン酸、タルク、ペクチン、アラビアガム、 寒天またはゼラチンが挙げられる。ジメチルスルホキシドまたはホルムアミドな どの可溶化剤を添加してもよい。該担体としては、単独で、またはワックスと一 緒の、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの徐放 性物質も挙げられる。固体担体の量は、変化するが、好ましくは、投与単位当た り約20吋〜約1gである。医薬調製物は、錠剤形態については、粉砕、混合、 顆粒化、および所望により圧縮;あるいはゼラチン硬カプセル形態については、 粉砕、混合および充填を含む慣用の製剤技術に従って調製される。液体担体を使 用する場合、調製物は、シロップ剤、エリキシル剤、乳剤または水性もしくは非 水性懸濁液剤の形態である。かかる液体製剤は、そのまま経口投与されてもよく 、あるいは、ゼラチン軟カプセル中に充填されてもよい。
直腸投与のためには、本発明化合物の粉末をココアバター、グリセリン、ゼラチ ンまたはポリエチレングリコールと混合し、坐剤に成型する。該粉末は、油性調 製物、ゲル、クリームまたはエマルジョンと調合し、緩衝化するか、または緩衝 化せず、経皮バッチを介して投与されてもよい。
本発明化合物の薬理活性は、酵素アッセイによりレトロウィルスプロテアーゼの 阻害活性を測定し、in vitro細胞ペースアッセイにより化合物の細胞浸 透能およびウィルス複製阻害能を測定し、薬動力学的アッセイにより経口生物学 的利用能、薬物半減期およびクリアランスを測定することによって示される。こ れらのアッセイは、当該技術分野でよ(知られている。
酵素活性 ドレイヤ−(Dreyer)ら、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカ デミ−・オブ・サイエンシズ・ニー・ニス・エイ(Proc、Natl、Aca d、Sci、、U、S。
A、)、86.9752 (1989)、グランド(G rant)ら、バイオ ケミストリー (B 1oche+1istry)、30.8441 (199 2)およびEP−A 352000によって開示されているアッセイを使用して 、本発明化合物のHIV−1プロテアーゼ酵素阻害能を実証する。実施例7(a )の化合物は、2μM未満のKiを示した。実施例3.7(b)および7(c) の化合物は、250nM未満のKiを示した。実施例2.4および6の化合物は 、80nM未満のKiを示した。実施例1および5の化合物は、10nM未満の Kiを示した。
感染力 ミータ(Meek)ら、ネイチャー (Nature)、343.90 (19 9,、O)およびペットウェイ(P ettevay)ら、トレンズ・イン・フ ァーマコロジカル・サイエンシズ(Trends Pharmacol、 Sc i、)、12.28 (1991)によって開示されているアッセイを使用して 、本発明化合物の、ヒト免疫不全ウィルスに感染した細胞中への進入能およびi n vitroウィルス復製阻害能を実証する。実施例1.4および5の化合物 は、2μM未満のIC50を示した。
細胞毒性 トリバンブルー染色細胞(T−リンパ球)の直接顕微鏡実験、および処理培養物 の、テトラゾリウム塩XTT (2,3−ビス[2−メトキシ−4−二トロー5 −スルホフェニル]−2H−テトラゾリウム−5−カルポキサニリドナトリウム 塩)をホルマザン色素に代謝させる能力によって、細胞毒性を評価する。XTT アッセイは、使用した細胞/ウィルス系について50%毒性濃度を決定させる。
以下の実施例によって本発明を説明する。実施例は、本発明の範囲を限定するも のではなく、本発明化合物の製造および使用方法を示すためものである。
実施例では、全ての温度は、摂氏である。買置分析は、高速原子衝撃(FAB) またはエレクトロスプレィ(ES)イオン化を使用して行った。融点は、トーマ スーツ−バー・キャピラリー融点装置で測定し、非補正である。
NMRは、特記しない限り、プルカー(Bruker) AM 250分光計を 使用して250MHzで測定した。化学シフトは、テトラメチルシランからの低 磁場を1)pll (δ)で測定する。NMRスペクトルの多重性は、S=ニシ ンブレットd=ダブレット、1=+−リプレット、q=カルチット、m=マルチ ブレット、dd=ダブレットのダブレット、dt=トリブレットのダブレットな どとして示され、brは、幅広いシグナルを示す。Jは、NMR結合定数をヘル ツで示す。
セライト(Celite[F])は、コロラド州デンバーのマンスヴイル・コー ポレイション(Mansville Corp、 )によって製造されている酸 洗浄ケイソウ土シリカからなる濾過助剤である。フロリジル(Florisil @)は、活性ケイ酸マグネシウムクロマトグラフィー支持体であり、ペンシルベ ニア州ビッッパーグのフロリドン・カンパニー(F 1oriclon Co、  )の登録商標である。S at、は、飽和溶液を示し、例えば、主要な反応物 に対して等モル量の試薬の割合を示す。
実施例1 (2R,4S、58.1’5)−6−フェニル’5−(t−ブチルオキシカルボ ニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロピル−1°−(1,2, 4−)リアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミド の製造a) (S) −1−(1,2,4−トリアゾール−3−イル)−1−ベ ンジルオキシカルボニルアミノ−2−メチルプロパンN−ベンジルオキシカルボ ニル−バリンアミド(2,40g、9.6ミリモル)およびジメチルホルムアミ ド・ジメチル・アセタール(1,25g、10.5ミリモル)を無水DMF5m lに懸濁させ、90℃で15分間加熱し、室温に放冷した。氷酢酸5mlを加え 、室温で激しく撹拌した。無水ヒドラジン(307mg。
9.6ミリモル)を加えた。直ちにどろどろした沈殿物を形成した。反応混合物 を90℃で2時間加熱し、室温に冷却した。該反応混合物を冷水100m1中に 注いだ。約2時間後、白色沈殿物を濾過し、減圧下で一夜乾燥し、標記化合物( 2,45g、93%)を得、それをメタノール−水から再結晶した。
’HNMR(CDCIs、 250MHz) 0.90 (dd、6H,J=1 4.6Hz)、2.25 (m、IH) 、4.82 (t、LH,J=4Hz ) 、5.12 (t、2H,J=6Hz) 、6.02 (brd、IH,J =4Hz) 、7.20−7.45 (m、5H)、8.07 (s、LH); MS (ES)275 (M+H)+、231.214 : 547.2 (2 M−H)−1273(M−H)−1165,122゜b)(S)−1−(1,2 ,4−トリアゾール−3−イル)−1−アミノ−2−メチルプロパン 実施例1(a)の化合物(255mg、領93ミリモル)および10%パラジウ ム/炭素(15mg)をメタノール25m1に懸濁させ、水素雰囲気下で12時 間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標) (Celite■)を介して 濾過し、蒸発させて標記化合物(130mg、100%)を得た。
’HNMR(CDCIs、250MHz)0.90 (dd、6H,J=6、I Hz)、2.12 (m、LH) 、3.95 (d、IH,J=4Hz) 、 5.15 (brs、2H)、8.05 (s、 LH) 。
c) (2R,4S、5S、1°5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシ カルボニル ルー1’− (1.2.4−)リアゾール−3−イル))メチル−2−フェニル メチル−ヘキサンアミド (2R,4S,5S) −2−ベンジル−4−(t−ブチルジメチル5−(t− ブチルオキシカルボニル)アミノづ一フェニルヘキサン酸(1.0g,1.89 ミリモル)、BOP試薬(840mg,1.90ミ1ノモル)、実施P+1(b )の化合物(265mg,1.89ミリモル)、およびジイソプロピルエチルア ミン(538mg、4.17ミリモル)を、CH2CltlOml中で24時間 撹拌した。反応混合物を10%NaHCO3で洗浄し、分離し、乾燥(MgSO 4)し、蒸発させて無色油を得た。粗生成物を精製(シ1ツカゲル、CHzC1 i/メタノール2%)して標記化合物(945mg、77%)を得た。
’H NMR (CDCIs. 2 5 0MHz)0. 0 5 (s, 6 H) 、0. 7 5 (d, 6H。
J=3Hz) 、0.90 (s.9H) 、1.35 (s.9H) 、1. 52−1.80(m.2H) 、2.28 (m.LH.J=3Hz) 、2. 50−2.90 (m.5H)、3、72 (m.IH) 、4.00 (m. LH) 、4.65 (t,IH,J=3Hz)、4、73 (d.LH,J= 4Hz) 、6.50 (d.IH,J=3Hz) 、6.90 −7、40  (rn.101() 、7.82 (s.IH) 。
d) (2R.4S.5S.1°S)−6−フェニルー5−(t−ブチルオキシ カルボニル トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミド実施 例1(C)の化合物(945mg、1.45ミIノモル)を無水THFIOm1 に溶かした。フッ化テトラブチルアンモニウムのTHF中1.0M溶液(8。
74ml、8.74ミリモル)を加え、反応混合物を一夜撹拌した。溶媒を蒸発 させ、残渣をC H 2 C 1 tに溶かし、ブラインおよび水で洗浄し、分 離し、乾燥(+tgso.) シ、蒸発させて無色油を得た。粗生成物を精製( シ;ツカゲル)し、白色泡沫体として標記化合物(550mg、71%)を得j こ。
’H NMR (CD30D. 4 0 0MHz) 0. 6 5 (d.  3 )(、 J = 3Hz) 、0. 85 (d,3H.J=3Hz) 、 1.30 (s.9H) 、1.55 (t,IH.J=3Hz)、1、62  (t,IH,J=3Hz) 、1.97 (m.IH) 、2.50−2.83  (m。
5H) 、3.49 (d,IH.J=4Hz) 、3.62 (t,IH,J =2Hz)、4、72 (d.LH,J=3Hz) 、6.20 (d,LH, J=4Hz) 、6.90 −7、40 (m. IOH) 、8. 12 ( br s, IH) ;MS (FAB) 558(M+Na)’″、5 3  6 (M+H)” ; 5 8 0 (M+HCOz)−、5 7 0 (M+ C1)−、5 3 4 (M−H)−。
実施例2 (2R. 4 S, 5 S. 1″S)−6−フェニル−5−(t−ブチルオ キシカルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1°−イソプロピル−1’−  (5−メチル−a)(S)−1− (5−メチル−1.2.4−1−リアゾー ル−3−イル)−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−メチルプロパンN .Nージメチルアセトアミド(57mg,0.65ミリモル)を、テトラフルオ ロホウ酸トリメチルオキソニウム(100mg,0.68ミリモル)の塩化メチ レン(2=+)中溶液に加え、反応物を30分間撹拌した。この時間の後、塩化 メチレンを減圧蒸留により除去し、無水ジメチルホルムアミド(3=+)を加え た。ついで、Z−パルアミド(160mg,0.65ミリモル)を加え、反応混 合物を90℃で30分間加熱し、室温に冷却し、氷酢酸(2=+)で、つづし) てヒドラジン(21mg,0.65ミリモル)で処理した。得られた溶液を90 ℃に加熱した。2時間後、反応混合物を水(25ml)中に注ぎ、クロロホルム (3x50ml)で抽出した。合した抽出液を乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過 し、濃縮して黄色油を得た。該油をクロマトグラフィー(シリカ;5%メタノー ル/塩化メチレン)に付し、白色固体として5−メチルトリアゾール(23mg 。
13%)を得た: ’H NMR (CDCIs. 2 5 0MHz)60. 8 5 (cl,  3H, J =2Hz)、0、89 (d.3H,J=2Hz) 、2.14  (m. LH) 、2.42 (s,3H)、4.85 (m、IH) 、5 .02 (s、2H) 、5.38 (bd、IH,J=7Hz)、7.38  (s、5H);MS (ES/Na”CHOOつm/e312 (M+Na)” 、290 (M+H)4゜ b) (2R,4S、5S、1°5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシ カルボニル)アミノ−4−(t−ブチルジメチル)シロキシ−N−(1°−イン プロピル−1°−(5−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチ ル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミド メタノール(5ml)中、実施例2aのメチルトリアゾール(23mg、0゜0 8ミリモル)を、10%パラジウム/炭素(1mg)の存在下、25℃(lat m)で1時間水素添加した。この時間の経過後、混合物を濾過し、その溶液を減 圧濃縮して無色油を得、それを塩化メチレン(5ml)に溶かし、実施例1(C )の操作に従って、(2R,48,5S)−2−ベンジル−4−(t−ブチルジ メチル)シロキシ−5−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノ−6−フェニル ヘキサン酸(31mg、0.071ミリモル)にカップリングして標記化合物( 43mg、81%)を得た。
c) (2R,4S、5S、1°5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシ カルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1°−イソプロピル−1’−(5 −メチル−1,2,4−)リアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチ ル−ヘキサンアミド THF (3ml)中、実施例2(b)の化合物(43mg、0.065ミリモ ル)をフッ化テトラブチルアンモニウム溶液(LM、250μl)と反応させた 。
該溶液を12時間撹拌し、ついで減圧下で濃縮した。分取用HPLC(4%メタ ノール/塩化メチレン)に付し、標記化合物(5,5mg、15%)を得た。
’HNMR(CDCIs、250MHz)δ7゜1−7.3 (m、10H)  、5.95(brd、LH) 、4.96 (m、IH) 、4.63 (br d、IH) 、3.7.1 (m。
2H) 、2.90 (m、4H) 、2.67 (d、2H,J−7,5Hz ) 、2.43 (s。
3H) 、2.11 (m、IH) 、1.81 (m、2H) 、1.38  (s、9H) 、1゜21 (m、IH) 、0.91 (d、3H,J=6H z) 、0.83 (d、3H,J=6゜2Hz);MS (ES、Na”CH OOつm/e550 (M+H)”、548(M−H)−1594(M+cHO O)一実施例3 (2R,4S、5S、1°5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボ ニル)a)(S)−1−(5−メチル−1,2,4−1−リアゾール−3−イル )−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−メチルプロパンN、N−ジメチ ルホルムアミド・ジメチルアセクール(248mg、2.0ミリモル)をベンジ ルオキシカルボニル−バリンアミド(520mg、2.0ミリモル)の無水ジメ チルホルムアミド(3ml)中等液に加えた。反応混合物を90℃で30分間加 熱し、室温に冷却し、氷酢酸(2ml)と、つづいてN−メチルヒドラジン(9 7mg、3.0ミリモル)と反応させた。得られた溶液を90℃に再び加熱した 。2時間経過後、反応混合物を氷水(25ml)中に注ぎ、実施例2aと同様の 方法にて後処理し、白色固体として標記化合物(102mg、 20%)を得た 二 ’HNMR(CDCIs、250MHz)δ 0.75 (t、3H,J=6. 9Hz)、0.98 (d、3H,J=6.7Hz) 、2.14 (m、IH ) 、3.87 (s、3H)、4.61 (m、 IH) 、5.02 (A B、2H,J=8.7) 、6.06 (bd、 IH。
J=7Hz) 、7.26 (s、5H) 、7.76 (s、LH);MS  (ES/Na”CHOOつm/e312 (M十Na)”、290 (M+H) ”、b)(2R,4S、5S、1’S) 6−フェニル−5−(t−ブチルオキ シカルボニル)アミノ−4−(t−ブチルジメチル)シロキシ−N−(1’−イ ソプロピル−1’−(1−メチル−1,2,4−)リアゾール−3−イル))メ チ/l/−2−フェニルメチル−ヘキサンアミド メタノール(5ml)中、実施例3(a)の化合物(100mg、0.35ミリ モル)を、10%パラジウム/炭素(6mg)の存在下、25℃(latm)で 1.5時間水素添加した。この時間後、該混合物を濾過し、溶液を減圧下で濃縮 して無色油を得、それを塩化メチレン(5ml)に溶かし、実施例1(C)の操 作に従って(2R,4S、5S)−2−ベンジル−4−(t−ブチルジメチル) シロキシ−5−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノ−6−フェニルヘキサン 酸(166,5mg、0.32ミリモル)にカップリングし、標記化合物(18 9mg、89%)を得た。
c) (2R,4S、5S、1°S) 6−フs=ルー5−(t−ブチルオキシ カルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1°−イソプロピル−1’−(1 −メチル−1,2,4−)リアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチ ル−ヘキサンアミド THF (3ml)中、実施例3(b)の化合物(189mg、0.28ミリモ ル)をフッ化テトラブチルアンモニウム溶液(IM、800μm)と反応させた 。
該溶液を12時間撹拌し、ついで減圧下で濃縮した。分取用HPLC(3%メタ ノール/塩化メチレン)に付し、標記化合物(96mg、62%)を得た。
’HNMR(CDCIs、250MHz)60.73 (d、3H,J=6)  、0.92(d、3H,J=6) 、1.46 (s、9H) 、1.82 ( m、2H) 、2.13 (m。
IH) 、2.68 (d、2H,J=7) 、2.85 (m、4H) 、3 .72 (m、2H)、3.88 (s、3H) 、4.84 (t、IH,J =7)、5.08 (db、IH,J=7)、6.8−7.4 (m、10H)  、7.78 (s、IH);MS (ES/Na”CHOO→m/ e 55 0 (M+H)”、548 (M−H)−1594(M+CHOO)−。
実施例4 (2R,4S、 5 S、 1’ 5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキ シカルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1°−イソプロピル−1’−( 1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−(1−フェニルプロピン −3−イル)−ヘキサンアミドの製造 a)(3R,5S) ((1°S)−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノ− 2゛−フェニルエチル) −3−(1’−フェニルプロピン−3°−イル)テト ラヒドロフラン−2−オン 一78℃、アルゴン下、リチウムジイソプロピルアミドの溶液(3,61m1゜ THF中2.0M;2.2当量)に、(5S)−((1°S) −(t−ブチル オキシカルボニル)アミノ−2゛−フェニルエチル)−テトラヒドロフラン−2 −オン(1,0g、1.0当量)を加えた。15分間撹拌した後、HMPA ( 1,14m1;2当量)を加えた。さらに10分間経過した後、臭化フェニルプ ロパルギル(1,28g;2.0当量)を加え、混合物を一78℃で2時間撹拌 した。反応混合物を3N水性MCIで希釈し、CH2Cl!で抽出した。該有機 抽出液を油に濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、20%酢酸エチル/ ヘキサン)に付し、白色固体として標記化合物(0,455g、33%)を得た 。
’HNMR(CDCIg、250MHz)67.18 (IOH,m) 、4. 50 (2H,m) 、3.93 (IH,q) 、2.79 (5H,m)  、2.23 (2H,m)、1.24 (9H;s)。
b)(2R,4S、5S)−2−(1−フェニルプロピン−3−イル)−4−( を−ブチルジメチル)シロキシ−5−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノ− 6−フェニルヘキサン酸 標記化合物(0,496g、84%)を、エバンス・ビー・イー(Evans、  B、 E、 )ら、(1985)、ジャーナル・オン・オーガニック・ケミス トリー(J、Org、Chew、) 50. 4615に記載の操作に従って、 実施例4(a)の化合物(0,45g)から製造した。
’HNMR(CDCIs、250MHz)δ 7.49−7.10 (IOH, m)、4.71 (IH,d) 、3.94 (3H,m) 、2.69 (4 H,m) 、1.90(2H,m)、1.31 (9H,s)、0.89 (9 H,s)、0.11 (6H,d)。
c) (2R,4S、5S、1°5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシ カルボニル)アミノ−4−(t−ブチルジメチル)シロキシ−N−(1’−イソ プロピル−1°−(1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−(1 −フェニルプロピン−3−イル)−ヘキサンアミド標記化合物(0,177g、 58%)を、実施例1(C)のカップリング操作を用いることで、(2R,4S 、5S)−2−(1−フェニルプロピン−3−イル)−4−(t−ブチルジメチ ル)シロキシ−5−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノ−6−フェニルヘキ サン酸(’0.25 g)と実施例1(b)の化合物とから製造した。
’HNMR(CDCIg、 250MHz)67.18 (11H,m) 、4 .61 (2H,m) 、3.84 (2H,m) 、2.60 (5H,m)  、1.66 (2H,m)、1.52 (IH,m) 、1.20 (9H, s) 、0.84 (9H,s) 、0277(6H,dd) 、0.09 ( 6H,d)。
d) (2R,4S、5S、1’5)−6−7エ=zlz 5 (t−フチルオ *シhルyt:ニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1′−イソプロピル−1 ’−(1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−(1−フェニルプ ロピン−3−イル)−ヘキサンアミド 実施例4(c)の化合物(0,144g)を実施例1(d)の記載に従って(n  Bu)4NFT脱保護L、m配化合物(0,100g)(収率83%)を得た 。
’HNMR(CDs○D、250MHz)67.72 (LH,s) 、7.1 6 (10H,m) 、6.04 (IH,d) 、3.61 (2H,m)  、3.15 (LH,m)、2、88−2.36 (5H,m) 、2.04  (LH,m) 、1.76 (2H,m)、1.28 (9H,s) 、0.9 4 (IH,m) 、0.77 (6H,dd);MS :m/ z 560. 2 (M+H)”、504.2.486.2.46o 2.442.2゜実施例 5 (2R,4S、5S、1’5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボ ニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1−イソプロピル−1°−(1,2,4 −トリアゾール−3−イル))メチル−2−(トランス−1−フェニルプロペン −3−イル)−ヘキサンアミドの製造 標記化合物を、実施例4の工程(a)において、臭化フェニルプロパルギルの代 わりに臭化3−フェニル−プロパー2−エニルを用いる以外、実施例4と同様に して製造した。
’HNMR(CDC13) 0.71 (d、J=7Hz、3H) 、0.84  (d、J=7Hz、3H) 、1.36 (s、9H) 、1.71 (m、 2H) 、2.05 (m、 IH)、2.17 (m、IH) 、2.34  (m、IH) 、2.58 (m、LH) 、2.82 (m。
LH) 、2.98 (m、IH) 、3.29 (m、IH) 、3.35  (m、IH)、5.93 (m、IH) 、6.26 (d、J=16Hz、I H) 、7.15 (m、10H)、7.70 (brs、IH);MS (E S)m/z562 (M+H)”。
実施例6 (2R,4S、 5 S、 1’ 5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキ シカルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1°−イソプロピル−1゛−( テトラゾール−5−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミドの製 造a)(S)−1−(テトラゾール−5−イル)−1−ベンジルオキシカルボニ ルアミノ−2−メチルプロパン ナトリウムアジド(290mg、4.5ミリモル)および塩化アンモニウム(2 40mg< 4.5ミリモル)を、(S)−2−(カルボベンシルオキシ)アミ ノ−3−メチルブチロニトリル(940mg、4.1ミリモル)の無水ジメチル ホルムアミド(15ml)中溶液に加えた。反応混合物を125℃で28時間加 熱し、室温に冷却し、5%塩酸(5ml)で処理した。ジメチルホルムアミドを 減圧下で除去して樹脂状の固体を得、それを水(5ml)に溶かした。この溶液 のpHを5%NaOHでpH9に調整し、この溶液をエーテルで抽出した。つい で、水溶液のpHを5%HCIでpH2に調整し、その点でテトラゾールが沈殿 した。沈殿物を真空濾過により収集し、氷水で洗浄し、風乾して標記化合物(6 94mg、65%)を得た。
’HNMR(CDC1*、250MHz)δ 0.89 (d、3H,J=3H z) 、1゜03 (d、3H,J=3Hz) 、2.41 (m、LH) 、 4.89 (t、3H,J=6Hz) 、5.10 (q、2H,J=9) 、 5.88 (brd、IH,J=6) 、7.33 (s、5H);MS (E S/Na”CHOO−)m/e298 (M+Na)″、276 (M+H)“ 、274 (M−H)−。
b)(2R,4S、5S、1’5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカ ルボニル)アミノ−4−(t−ブチルジメチル)ノロキン−N−(1°−イソプ ロピル−1゛−(テトラゾール−5−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘ キサンアミド メタノール(7,5m1)中、実施例1aのテトラゾール(110mg、0.3 5ミリモル)を、10%パラジウム/炭素(12mg)の存在下、25℃(la tm)で1時間水素添加した。この時間後、該混合物を濾過し、溶液を減圧下で 濃縮し、無電池として遊離アミン(53mg、 0.42 ミリモル、99%) を得、それを塩化メチレン(5ml)に溶かし、実施例1(C)の操作を用いて (2R,4S、5S)−2−ベンジル−4−(t−ブチルジメチル)シロキシ− 5−(1−ブチルカルボニル)アミノ−6−フェニルヘキサン酸(200mg、 0゜38ミリモル)にカップリングした。クロマトグラフィー(シリカゲル、3 %メタノール/塩化メチレン)に付し、標記化合物(187mg、76%)を得 た。
’HNMR(CDCl2.250MHz)60.08 (s、3H)、0.10  (s。
3H) 、0.73(d、3H,J=6.5Hz) 、0.84 (d、3H, J=6.7)、0.92 (s、9H) 、1.32 (s、9H) 、1.7 4 (m、LH) 、2.4−2.9(m、7H) 、3.47 (q、IHj =7.1Hz) 、3.71 (m、LH) 、3.96 (m、IH) 、4 .76 (bd、IH,J=9Hz) 、4.88 (t、LH,J−9)、6 .78 (bd、LH,J=9Hz) 、6.9−7.4 (m、10H) ; MS (ES/Na″CHOO’)m/e673 (M+Na)’、651 ( M+H)”、649 (M−H)−。
c) (2R,4S、5S、1°5)−6−フニールー5−(t−ブチルオキシ カルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1°−イソプロピル−1°−(テ トラゾール−5−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミドTHF  (2ml)中、実施例6(b)の化合物(160mg、0.25ミリモル)を 、フッ化テトラブチルアンモニウムの溶液(THF中IM、1.25m1)と反 応させた。該溶液を12時間撹拌し、減圧下で濃縮した。分取用HPLC(シリ カゲル、5%メタノール/塩化メチレン)に付し、標記化合物(27mg。
21%)を得た。
’HNMR(CD30D、 250MHz)δ0.54 (d、3H,J=5)  、0.73 (d、3Hj=5) 、1.28 (s、9H) 、1.57  (m、2H) 、1.95(m、LH) 、2.3−2.7 (m、6H) 、 3.22 (s、IH) 、3.38 (m。
LH) 、3.52 (m、LH) 、4.71 (m、IH) 、5.28  (db、LH。
J=8) 、6.6−7.4 (m、l0H);MS (FAB)m/e537  (M十H)”″、559 (M+CHOO)−。
実施例7 前記に開示した操作と同様の操作を用いて、以下の化合物を製造した:a)(2 R,4S、5S、1’5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボニル )アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロピル−1’−(5−ニトロ− 1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサ ンアミド: b) (2R,4S、5S、1°5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシ カルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1’−イソプロピル−1°−(5 −アミノ−1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチ ル−ヘキサンアミド;および c)(2R,4S、5S、1’5)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカ ルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1°−イソプロピル−1°−(1, 2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−(4,4,4−トリフルオロ ブチル)−経口投与するための適当な投与形を、実施例2のペプチド(312, 5mg)をジメチルスルホキシド(1ml)に溶かし、大豆油を用いて濃度12 .5mg/mlに希釈することにより製造した。その液体を、投与用の適当な軟 ゼラチンカプセルにてカプセル化してもよい。
実施例9 静脈内投与するための適当な投与形を、実施例1の化合物(0,02,g)をジ メチルスルホキシド(1ml)に溶かし、70%プロピレングリコール/30% エタノール溶液で20m1に希釈することにより製造した。
フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、 BE、 C,H,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 PT、 S E)、 AU、 CA、 JP、 KR,U

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(1): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、 R1およびR3は、各々独立して、Q、Q−C1−6アルキル、Q−C2−6ア ルケニル、Q−C2−6アルキニル、または1〜5個のフッ素原子で置換されて いるC1−6アルキルであり、各々、所望によりR23によって置換されていて もよく:Qは、H、C2−6シクロアルキル、C5−6シクロアルケニル、Ar またはHetであり: R2は、HまたはOHであり: R4は、R6−NR11−またはCONR11CHR5R7であり:R5は、R 6−NR11−またはR10−NR11−であり:R6は、▲数式、化学式、表 等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表 等があります▼であり:Xは、NR11、OまたはSであり: R7は、Q、Q−C1−6アルキルまたはQ−C2−6アルケニルであり:R8 は、H、OH、ハロ、NO2、COR12、CF3、Ar、C1−6アルキル− R15、またはR17(R18R19C)mであり:R9およびR11は、Hま たはC1−4アルキルであり:R10は、A−(B)m−であり: R12は、R7、OR7、NR7R11またはアミノ酸もしくはアミノアルコー ルであり: Bは、アミノ酸であり: Aは、H、Ar、Het、R17(R18R19C)m、Ar−W、Het−W もしくはR17(R18R19C)m−W、またはフタロイルであり、各々、所 望によりR15またはC1−6アルキル−R15から選択される1〜3個の基に よって置換されていてもよく: Wは、C=O、OC(=O)、NR11C(=O)、SC(=O)、NR1lC (=S)、S02、NR11SO2またはP(=O)(OR22)であり:R1 5は、H、ニトロ、CI−6アルコキシ、CI−6アルキルチオ、O(C=0) R16、C=OR22、CO2R22、CON(R16)2、N(R22)2、 NHC(=N)NH−A、1、Br、Cl、F、OR10、またはOHであり、 ただし、R15がWに隣接する炭素の置換基である場合、WがOC(=O)また はNHCOである場合には、R15は、ハロゲンまたはOHではなく: R16は、HまたはC1−6アルキルであり:R17、R18およびR19は、 独立して、i)H、R15、または、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、 フェニル、ナフチル、C3−6シクロアルキルまたはHetであり、各々、所望 によりR15またはR15−C1−6アルキル基1〜3個によって置換されてい てもよいか、あるいは、ii)R17は、前記定義と同じであり、(R18R1 9C)は、一緒に結合してフェニル、ナフチル、C3−6シクロアルキルまたは Het環を形成するか、あるいは、iii)R17は、前記定義と同じであり、 R18およびR19は、一緒になって=Oであり: R22は、H、C1−6アルキル、フェニルまたはフェニル−C1−4アルキル であり:R23は、−X′−(CH2)qNR24R25、X′′[((CH2 )rO)6]R26、CH2X′′[((CH2)rO)■]R26、またはベ ンゾフリル、インドリル、アザシクロアルキル、アザビシクロC7−11シクロ アルキルまたはベンゾピペリジニルであり、所望によりC1−4アルキルによっ て置換されていてもよく:qは、2〜5であり: sは、1〜6であり、rは、各繰り返し単位s内で1〜3であり:X′は、CH 2、O、SまたはNHであり:X′′は、CH2、NR′、O、S、SOまたは SO2であり:R24およびR25は、i)所望によりOH、C1−3アルコキ シまたはN(R′)2によって置換されていてもよいC1−6アルキルであるか 、ii)同一または異なっており、一緒に結合して、NR、O、S、SO、SO 2から選択されるさらなるヘテロ原子2個までを含有する5〜7員の複素環を形 成し、該複素環は、所望によりC1−4アルキルで置換されていてもよいか、あ るいはiii)所望によりC1−4アルキルまたはN(R′)2で置換されてい てもよい芳香族複素環であり:R′は、HまたはC1−4アルキルであり:R2 6は、H、C1−4アルキル、C(=O)R27、C(=O)U[(CH2)m O]nR′、P(=O)(OM)2、CO2R27、C(=O)NR27R28 であり、ここで、Mは、一価または二価の金属イオンであり、Uは、NR′また はOであり:R27は所望により1個以上のヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、C 1−3アルコキシ、CONR′2、NR′2、CO2R′、SO2NR′2、C H2NR2、NR′COR′、NR′SO2R′、X′′[(CH2)rO]■ R′またはCH2X′′[(CH2)rO]■R′で置換されていてもよいCI −6アルキルまたはArであり、R28は、H、C1−6アルキルであるか、ま たは、R27と一緒になって、5〜7員の複素環またはN、OおよびSから選択 されるヘテロ原子を含有する6員の複素環を形成し: mは、1〜4であり、 nは、0または1である] で示される化合物またはその医薬的に許容される塩。
  2. 2.R1およびR3がCI−6アルキル、Ar−C1−6アルキル、Ar−C2 −6アルケニル、Ar−C2−6アルキニル、所望によりフッ素原子1〜5個に よって置換されていてもよいC1−6アルキルである請求項1記載の化合物。
  3. 3.R4がCONR11CHR6R7である請求項1記載の化合物。
  4. 4.R6がトリアゾールであり、R7がC1−6アルキルである請求項1記載の 化合物。
  5. 5.AがC1−6アルキルOC(=O)、ピリジニルメチルオキシカルボニルま たはアリールメチルオキシカルボニルであり、R2、R9およびR11がHであ る請求項4記載の化合物。
  6. 6.(2R,4S,5S,1′S)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカ ルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1′−イソプロピル−1′−(1, 2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンア ミド:(2R,4S,5S,1′S)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシ −カルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1′−イソプロピル−1′−( 5−メチル−1,2,4−リアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチ ル−ヘキサンアミド: (2R,4S,5S,1′S)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボ ニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1′−イソプロピル−1′−(1−メチ ル−1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘ キサンアミド:(2R,4S,5S,1′S)−6−フェニル−5−(t−ブチ ルオキシカルボニル)アミノ−4−ヒドロキシ−N−(1′−イソプロピル−1 ′−(1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−(1−フェニルプ ロピン−3−イル)−ヘキサンアミド: (2R,4S,5S,1′S)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボ ニル)アミノ−4−(t−ブチルジメチル)シロキシ−N−(1′−イソプロピ ル−1′−(1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−(トランス −1−フェニルプロペン−3−イル)−ヘキサンアミド:(2R,4S,5S, 1′S)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノ−4−ヒ ドロキシ−N−(1′−イソプロピル−1′−(テトラゾール−5−イル))メ チル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミド:(2R,4S,5S,1′S)− 6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノ−4−(t−ブチル ジメチル)シロキシ−N−(1′−イソプロピル−1′−(5−ニトロ−1,2 ,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−フェニルメチル−ヘキサンアミ ド: 2R,4S,5S,1′S)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボニ ル)アミノ−4−(t−ブチルジメチル)シロキシ−N−(1′−イソプロピル −1′−(5−アミノ−1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2− フェニルメチルーヘキサンアミド:または (2R,4S,5S,1′S)−6−フェニル−5−(t−ブチルオキシカルボ ニル)アミノ−4−(t−ブチルジメチル)シロキシ−N−(1′−イソプロピ ル−1′−(1,2,4−トリアゾール−3−イル))メチル−2−(4,4, 4−トリフルオロブチル)−ヘキサンアミド である請求項1記載の化合物。
  7. 7.請求項1記載の化合物および医薬的に許容される担体からなることを特徴と する医薬組成物。
  8. 8.請求項1記載の化合物の有効量を投与することを特徴とするレトロウイルス プロテアーゼの阻害方法。
  9. 9.レトロウイルスによる感染を治療するための医薬の製造における請求項1記 載の化合物の使用。
  10. 10.請求項1記載の化合物の有効量を投与することを特徴とするHIV感染に 関連する病状の治療方法。
  11. 11.式(VIII): ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 Pr2は、アミノ保護剤であり: R′は、HまたはC1−4アルキルであり:R6は、請求項1における定義と同 じであり:R7′は、請求項1における定義と同じであり、いずれの反応性基も 保護されている] で示される化合物。
  12. 12.1)(a)式(II): A′−L′(VII) で示される化合物を式(III): N′RN−CHR6′R7′(III)[式中、R1′、R2′、R3′、R5 ′、R6′およびR7′は、式(I)における定義と同じであるが、いずれの反 応性基も保護されており、Pr1は、Hまたはヒドロキシル保護基であり、L′ は、OHまたは離脱基である]で示される化合物と結合させるか:または(b) 式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)で示される化合物を式(V): A′−(B′)■−L′▼(V) [式中、A′およびB′は、式(I)における定義と同じであるが、いずれの反 応性基も保護されている] で示される化合物と結合させるか:または(c)式(VI): ▲数式、化学式、表等があります▼(VI)で示される化合物を式(VII): A′−L′(VII) で示される化合物と結合させ、 2)所望により結合剤:次いで、 3)いずれの保護基も除去し: 4)その医薬的に許容される塩を形成することを特徴とする式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、R4は、CO−NR′CHR 6R7であり、R5は、R10R11N−であり、R1、R2、R3およびR6 は、式(I)における定義と同じである]で示される化合物の製造方法。
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