JPH0750430B2 - 機能導出装置および機能導出方法 - Google Patents

機能導出装置および機能導出方法

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JPH0750430B2
JPH0750430B2 JP4074470A JP7447092A JPH0750430B2 JP H0750430 B2 JPH0750430 B2 JP H0750430B2 JP 4074470 A JP4074470 A JP 4074470A JP 7447092 A JP7447092 A JP 7447092A JP H0750430 B2 JPH0750430 B2 JP H0750430B2
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里美 金子
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、計算機システムのデ
ィスプレイ画面上にて選択されたアイコン等から所望の
システム機能を導出する機能導出装置および機能導出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムのディスプレイ画面上に
表示されたアイコン群の中から任意のアイコンを選択す
ることで、ユーザが希望するシステム機能を導出する方
式の1つとして、ある機能(主体)を表わすアイコンに
その機能の実行対象(客体)となるアイコンを重ね合わ
せる方式がある。
【0003】例えば、ある計算機システムでは、削除機
能を表わす「ゴミ箱」アイコンに文書ファイルを表わす
「ドキュメント」アイコンを重ね合わされたときに文書
ファイル削除の機能が導出される。このアイコンの重ね
合わせ操作は“いらないものをゴミ箱に入れる”と言う
日常的な操作と合致し、しかも“ゴミ箱に入っているも
のは取り出すことができる”と言う操作にも合致する。
【0004】ところで、日常生活では、前述の如く2つ
の「もの」を組み合わせても、そのどちらかが作業の主
体であるか、客体であるかが状況によって変化する。例
えば、「鉛筆」と「収納箱」との組合せを考えると、
「鉛筆」が主体となり、「収納箱」が客体となる場合に
は、「インデックスの書き込み」と言う機能が想起さ
れ、逆に「収納箱」が主体となり、「鉛筆」が客体とな
る場合は「鉛筆の収納」と言った機能が想起される。
【0005】しかしながら、これまでのアイコンを用い
た機能導出方式では、個々のアイコンに主体としての機
能および客体としての機能が一義的に定義されているた
め、日常的な人間の思考や行動パターンに合致し、かつ
柔軟性に飛んだ機能導出を行うことが困難であった。従
って、ユーザは意図する機能を導出(実行)するための
アイコン操作に関する知識を新たに獲得しなければなら
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
の複数のアイコンを用いた機能導出方式では、個々のア
イコンについて主体および客体としての役割が固定され
てしまうため、定義できる機能の種類に制限が生じてし
まい、ユーザが希望する通りの機能導出を十分に行えな
かった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するための
もので、人間の思考や行動パターンに合致し、かつ柔軟
性に飛んだ機能導出操作を行うことのできる機能導出装
置および機能導出方法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の機能導出装置は
上記した目的を達成するために、絵記号をそれぞれ有す
る複数のアイコンを表示する出力手段と、前記出力手段
により表示された前記アイコンから少なくとも2つのア
イコンを選択的に指定し、指定アイコンに対応する入力
情報を発生する入力手段と、前記入力手段から送られる
入力情報に基づいて指定されたアイコンの絵記号とこれ
らアイコンの役割を判別する指定内容判別手段と、判別
したアイコンの絵記号およびこれらアイコンの役割を所
定の表現に変換し、変換情報を指定内容情報として出力
する変換手段と、前記指定内容情報を記憶する指定内容
記憶手段と、多数の基準絵記号の機能的役割を属性知識
として格納する絵記号属性知識手段と、前記基準絵記号
と前記属性知識との関係から実行すべき機能を定義した
複数の機能ルールを記憶した機能ルール知識手段とを含
む知識ベース手段と、前記指定内容記憶手段と前記知識
ベース手段とを用いて指定された少なくとも2つのアイ
コンの役割関係から実行すべき機能を推論する機能推論
手段とを具備している。
【0009】
【作用】本発明の機能導出装置では、出力手段により表
示されたアイコンから少なくとも2つのアイコンを選択
的に指定すると、指定内容判別手段は、入力手段から送
られる入力情報に基づいて指定されたアイコンの絵記号
とこれらアイコンの役割を判別する。この後、判別した
アイコンの絵記号およびこれらアイコンの役割を所定の
表現に変換し、変換情報を指定内容情報として出力し。
これを指定内容記憶手段に記憶する。機能推論手段は、
この指定内容記憶手段、多数の基準絵記号の機能的役割
を属性知識として格納した絵記号属性知識手段、および
基準絵記号と属性知識との関係から実行すべき機能を定
義した複数の機能ルールを記憶した機能ルール知識手段
とを用いて、指定された少なくとも2つのアイコンの役
割関係から実行すべき機能を推論する。
【0010】したがって、本発明によれば、人間の思考
や行動パターンに合致し、かつ柔軟性に飛んだ機能導出
操作を行うことが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は本発明に係る一実施例の機能導出装
置の構成を示すブロック図である。同図において、1は
CRTディスプレイ等の表示装置である。この表示装置
1には計算機の機能や物を表わすオブジェクト(以下ア
イコンと称する。)が表示される。
【0013】2はマウス等の入力装置である。この入力
装置2は例えば表示装置1の画面に表示されたアイコン
群の中からユーザが希望するアイコンを指定するために
用いられる。本例では、ユーザはこの入力装置2を使っ
て同時に2つのアイコンを指定する。2つのアイコンの
うち、一つは機能の主体(作業または動作を表わす)、
もう一つは機能の客体(物または道具を表わす)として
ユーザが決定したものである。この入力装置2は主体ア
イコン格納部3および客体アイコン格納部4と結合され
ている。主体アイコン格納部3には機能の主体として選
択されたアイコン名が格納される。客体アイコン格納部
4には機能の客体として選択されたアイコン名が格納さ
れる。
【0014】5はアイコン属性知識部である。このアイ
コン属性知識部5は、主体アイコン格納部3および客体
アイコン格納部4並びに機能推論部6と結合され、シス
テム上で使用可能な全てのアイコンの、主体および客体
としての機能的属性を知識情報として格納している。
【0015】機能推論部6は主体アイコン格納部3、客
体アイコン格納部4およびアイコン属性知識部5と結合
され、主体アイコン名格納部3および客体アイコン名格
納部4に格納された各アイコン名から、アイコン属性知
識部5の知識情報に基づいて該当するシステム機能を推
論する。
【0016】7は機能推論部6で得たシステム機能を実
行する機能実行部である。
【0017】そして8は上記構成部1乃至7と結合さ
れ、これら構成部間のデータの入出力等、機能導出装置
全体を制御する制御部である。
【0018】次に本実施例の機能導出装置の動作を説明
する。
【0019】表示装置1に表示されたアイコン群のう
ち、「鉛筆」と「引き出し」を示す2つのアイコンがそ
れぞれユーザにより客体および主体として指定されたと
する。これにより、表示装置1の画面上で各アイコンが
部分的に重ね合わせて表示されると共に、主体アイコン
格納部3には「引き出し」のアイコン名が、客体アイコ
ン格納部4には「鉛筆」のアイコン名がそれぞれ格納さ
れる。
【0020】ここで、アイコン属性知識部5には「鉛
筆」と「引き出し」の各アイコンに対して図2に示すよ
うな知識情報が格納されているものとする。
【0021】機能推論部6は、主体アイコン格納部3お
よび客体アイコン格納部4に格納された各アイコン名か
らアイコン属性知識部5の知識情報に基づいて該当する
システム機能を次のように推論する。
【0022】即ち、「引き出し」が主体ならば「収納す
る」が機能となり、「鉛筆」が客体ならば「文書」が機
能実行の対象となる。従って、この主体と客体との関係
から機能推論部6はシステム上の「文書作成終了」の機
能を導出し、機能実行部7がこの機能を実行する。
【0023】また、この例とは逆に「鉛筆」と「引き出
し」の各アイコンがそれぞれユーザにより主体および客
体として指定された場合、機能推論部6は「書く」が機
能で、「入れ物」が機能実行の対象であることを判断す
る。この結果、機能推論部6はシステム上の「ディレク
トリ名設定」の機能を導出する。
【0024】従って、この実施例の機能導出装置によれ
ば、アイコンの主体および客体としてのそれぞれの機能
的属性を予め定義しておき、主体として指定されたアイ
コンの属性と客体として指定されたアイコンの属性か
ら、ユーザが希望するシステム機能を推論により導出す
ることで、人間の思考や行動パターンに合致し、且つ柔
軟性に飛んだ機能導出操作を行うことができる。
【0025】次に本発明の他の実施例を説明する。
【0026】図3乃至図5は本実施例の機能導出装置の
構成を示すブロック図である。これらの図において、1
1および12はそれぞれ入力装置としてのマウスおよび
キーボードである。これらマウス11およびキーボード
12は入出力回路、即ちI/O回路13を介して入力情
報制御部14と接続されている。
【0027】入力情報制御部14はマウス座標位置検出
部15内のカーソル指定位置検出器16およびマウス変
移量検出器17とそれぞれ接続されている。カーソル指
定位置検出器16はマウスカーソルの初期位置を検出す
る。マウス変移量検出器17はマウスカーソルの初期位
置からの移動量を検出する。これらカーソル指定位置検
出器16およびマウス変移量検出器17の出力端子はそ
れぞれ加算器18と接続され、この加算器18の出力端
子はカーソルの移動位置の座標を検出するための移動座
標検出器19の入力端子に接続されている。
【0028】また移動座標検出器19の出力端子、即ち
マウス座標位置検出部15の出力端子は表示領域演算回
路20および制御部21と接続されている。制御部21
は表示装置10の表示動作を制御すると共に、後述する
機能実行部48の制御を行う。表示領域演算回路20は
マウスカーソルの移動位置の座標データからアイコンを
表示するために必要な領域を算出し、算出結果、即ちア
イコン表示領域を示すデータをオブジェクト−変更表示
領域対応処理回路22に出力する。このオブジェクト−
変更表示領域対応処理回路22は移動したオブジェクト
即ちアイコンの表示領域に関する情報を記憶し、この出
力を読み書き(R/W)制御回路23およびオブジェク
ト読み出し順位記憶回路24に出力する。
【0029】さらにマウス座標位置検出部15のカーソ
ル指定位置検出器16の出力端子は、ユーザによって指
定されたカーソル表示領域を判別するユーザ指定領域判
別器25と接続されている。この判別器25の出力端子
は指定オブジェクト領域識別回路26と接続されてい
る。この指定オブジェクト領域判別回路26は、テーブ
ルメモリ27に記憶された表示領域とオブジェクトとの
対応テーブルを参照して、ユーザ指定領域判別器25に
より判別されたカーソル表示領域に対応するオブジェク
トを判定する。さらにこの指定オブジェクト領域識別回
路26の出力端子は、指定オブジェクト識別部28内の
R−Oバッファ29に接続されている。このR−Oバッ
ファ29の出力端子は、O−Pバッファ30の出力端子
と共にオブジェクト検索回路31と接続されている。そ
してこのオブジェクト検索回路31の出力端子はO−P
−(R)バッファ32と接続されている。
【0030】O−Pバッファ30は、複数のオブジェク
トと複数の絵記号とをそれぞれ対応させて記憶したメモ
リ33からR/W制御回路23を介して読み出された、
現在、表示装置10に表示されている絵記号と、これら
絵記号に対応するオブジェクトを記憶する。オブジェク
ト検索回路31はR−Oバッファ29およびO−Pバッ
ファ30からそれぞれ読み出された情報を比較し、この
比較結果に基づいてユーザによって指定された絵記号を
検索し、検索結果をO−P−(R)バッファ32に記憶
する。このO−P−(R)バッファ32の出力端子は、
オブジェクトと表示アドレスとを対応付けて記憶したオ
ブジェクト−表示アドレス対応テーブル34と接続され
ている。さらに表示アドレス制御回路35の出力端子も
オブジェクト−表示アドレス対応テーブル34と接続さ
れている。
【0031】また表示アドレス制御回路35は、入力情
報制御部14およびオブジェクト読み出し順位記憶回路
24の各出力端子とそれぞれ接続されており、ユーザに
より指定された絵記号を指定位置に表示するためのアド
レスを発生する。この表示アドレス制御回路35の出力
端子は絵記号重ね制御回路36およびR/W制御回路2
3と接続されている。そして絵記号重ね制御回路36の
出力端子はオブジェクト読み出し順位記憶回路24と接
続されている。
【0032】一方、指定オブジェクト識別部28内のO
−P−(R)バッファ32の出力端子は、オブジェクト
判別器37、絵記号判別器38および役割判別器39の
各入力端子に接続されている。これら判別器37、38
および39の出力端子は、特定の機能を導出するために
指定されたアイコンの組合せを判別するための指定情報
を後述する推論処理に適した表現に変換する変換器40
と接続されている。この変換器40の出力端子は、指定
内容を記憶する指定内容メモリ41の書き込み端子と接
続されている。この指定内容メモリ41の読み出し端子
は、知識メモリ42の読み出し端子と共に絵記号属性値
推論部43と接続されている。また知識メモリ42は予
め定義された知識を記憶する初期定義知識メモリ42a
と、利用者により定義された知識を記憶する利用者定義
知識メモリ42bとを有する。
【0033】絵記号属性値推論部43は、指定内容メモ
リ41の記憶内容、即ちユーザにより指定された絵記号
の組合せと、知識メモリ42から読み出される属性知識
情報とから、指定された絵記号の属性を推論する。この
絵記号属性値推論部43の出力端子は、バッファ44を
介してルール条件推論部45と接続されている。このル
ール条件推論部45は、絵記号の組合せとこの組合せに
より達成される機能との関係を定義したルールメモリ4
6と接続されている。このルールメモリ46は予め定義
されたルールを記憶する初期定義ルールメモリ46a
と、利用者により定義されるルールを記憶する利用者定
義ルールメモリ46bとを有する。ルール条件推論部4
5の出力端子は、機能実行制御回路47を介して機能実
行部48と接続されている。機能実行部48はアプリケ
ーションプログラムおよびユーティリティプログラム等
を有し、制御部21からの機能実行命令に従って指定さ
れた機能を実行する。
【0034】さらに、入力情報制御部14に接続された
オブジェクト変更制御回路49の出力端子は、テーブル
メモリ27およびR/W制御回路23と接続されてお
り、テーブルメモリ27および絵記号メモリ33の内容
を変更するために設けられている。また、入力情報制御
部14に接続された知識編集器50の出力端子は、編集
バッファ51と接続されると共に知識変換器52を介し
て知識メモリ42およびルールメモリ46と接続されて
いる。これら知識編集器50、編集バッファ51、知識
変換器52は、ユーザ個人の思考に適応した絵記号の組
み合わせを定義する属性知識や機能ルールを利用者定義
知識メモリ42bおよび使用者定義ルールメモリ46b
に追加および変更するために設けられている。
【0035】次に、上記構成の機能導出装置の動作を図
6および図7を参照して説明する。電源が投入される
と、表示装置10は画面に複数のアイコンを表示する。
次に、マウス11を操作してカーソルを、例えば、図7
のAに示されるように週報アイコンに移動し(ステップ
1)、マウス11の釦を押すことにより週報アイコンを
指定する(ステップ2)。
【0036】次のステップ3において、指定した週報ア
イコンを移動させるために釦を押したままマウス11を
移動させる。この時、マウス11の移動に伴ってマウス
11から出力される情報はI/O回路13を介して入力
情報制御部14に入力される。入力情報制御部14はマ
ウス情報をマウス座標位置検出部15のカーソル指定位
置検出器16およびマウス変移量検出器17に入力す
る。カーソル指定位置検出器16はマウス情報からカー
ソルの初期位置、即ち図7のAの週報アイコンの位置の
座標を検出して基準座標情報を出力する。マウス変移量
検出器17は初期位置からカーソルの移動量を検出し、
移動量情報を出力する。基準座標情報および移動量情報
は加算器18により加算され、その加算情報は移動座標
検出回路19に入力される。移動座標検出回路19は加
算情報から移動先の座標を検出し、検出した移動座標情
報を制御部21および表示領域演算回路20に入力す
る。表示領域演算回路20は移動先の座標値から週報ア
イコンを表示するのに必要な領域を算出し、算出結果の
表示領域をオブジェクト−変更表示領域対応処理回路2
2に記憶する。
【0037】一方、カーソル指定位置検出器16により
検出された初期位置座標情報がユーザ指定領域判別器2
5に入力されると、この判別器25は、ユーザがマウス
11で指定したアイコンが表示装置10の画面上の何処
に位置するのか、例えば、図7のAにおいて領域R1,
R2,R3のどれに位置するのかを判別する。判別器2
5が指定したアイコンの位置が領域R2であると判別す
ると、判別器25は領域R2の位置情報を指定オブジェ
クト領域識別回路26に送り込む。識別回路26は入力
された領域位置情報に基づいてテーブルメモリ27から
領域R2に対応するオブジェクトとして週報を識別し、
識別結果、即ち領域R2=週報であることを示す情報を
R−Oバッファ29に送り込む。これにより、ユーザが
指定したアイコンは週報であることが認識される。
【0038】次に、このオブジェクト、即ち週報がどの
ような絵記号を使用しているかを認識する処理が行われ
る。この場合、先ず、オブジェクトと絵記号とを対応さ
せて記憶しているメモリ33から、現在、表示装置10
に表示されている絵記号とオブジェクトとの組を含めた
複数の対がR/W制御回路23によって読み出され、O
−Pバッファ30に記憶される。この後、オブジェクト
検索回路31はR−Oバッファ29に記憶されているオ
ブジェクトとO−Pバッファ30に記憶されているオブ
ジェクトとを照合し、指定オブジェクト、即ち週報に対
応する絵記号を検索し、検索結果をO−P−(R)バッ
ファ32に送り込む。このときには、指定されたオブジ
ェクトおよびこのオブジェクトに対応する絵記号並びに
初期指定領域が認識されたことになる。
【0039】次に、指定されたオブジェクト、即ち、週
報および絵記号がO−P−(R)バッファ32から読み
出され、オブジェクト・表示アドレス対応テーブル34
に記憶される。このテーブル34は表示アドレス制御回
路35による制御を受け、カーソルの移動位置に対応す
るアドレスによりアドレス指定される。この状態におい
て、R/W制御回路23はテーブル34に記憶されたオ
ブジェクト、即ち週報に対応する絵記号をメモリ33か
ら読み出し、この絵記号をアドレスに対応する画面上の
位置に表示する(図7のB)。即ち、週報アイコンの移
動が完了する(ステップ4)。
【0040】この後、マウス11の押し釦が解除される
ことによって、図7のCに示されるように週報アイコン
の移動位置が確定する(ステップ5)。
【0041】次のステップ6で、アイコンの重ね合わせ
が完了したかがチェックされる。この時、アイコンの重
ね合わせが行われていないので、マウス11を操作して
マウスカーソルが例えば鉛筆アイコンに移動される。即
ち、動作がステップ1に戻される。この後、上記の週報
アイコンの移動と同様にして鉛筆アイコンが週報アイコ
ンの方へ移動され、週報アイコンに重ねられる(図7の
D)。即ち、表示領域演算回路20によって演算された
鉛筆アイコンの表示領域がオブジェクト−変更表示領域
対応処理回路22に記憶された週報アイコン表示領域と
比較される。この比較により鉛筆アイコンと週報アイコ
ンとの重なりが検出される。この重ね合わせ条件が鉛筆
アイコンおよび週報アイコンに加えて更に他のアイコ
ン、例えばごみ箱アイコンが重ねられる場合には動作は
ステップ1に戻る。重ね合わせ条件が週報アイコンと鉛
筆アイコンとの2つであれば、ステップ7にて、重ね合
わせ順序の変更の有無、即ち主体および客体の役割の変
更の有無がチェックされる。この場合、下側に表示され
るアイコン、即ち週報アイコンが主体となり、上側のア
イコン、即ち鉛筆アイコンが客体となる。
【0042】尚、この実施例において、鉛筆の絵記号が
主体として役割を持った場合、この絵記号は“文書作成
する”という動作を表わし、客体としての役割を持った
場合、“筆記具”としての道具の意味を持つ。同様に引
出し絵記号が主体としての役割を持った場合、この絵記
号は、“収納する”と言う動作を表わし、客体としての
役割を持った場合、“収納箱”としての道具の意味を持
つ。更にごみ箱絵記号は主体として“削除する”と言う
動作を示し、客体としては“収納箱”としての意味を持
つ。
【0043】主体および客体の役割の変更が無い場合に
は、確定操作が行われる(ステップ9)。この場合、図
7のEに示されるように、重ねたアイコンのいずれかの
上にマウスカーソルを移動させ、マウス11をダブルク
リックする。このときのマウス11からのダブルクリッ
ク情報は入力情報制御部10を介して表示アドレス制御
回路35に入力される。表示アドレス制御回路35は入
力したダブルクリック情報に応答して重ね合わせ表示の
ためのアドレス情報をオブジェクト−表示アドレス対応
テーブル34に記憶する。この結果、図7のFに示すよ
うに週報アイコンを主体とし、鉛筆アイコンを客体とし
たアイコンの組合せが確定する。
【0044】主体および客体の役割を変更する場合に
は、図7のGに示されるように変更対象となるアイコン
にマウスカーソルを移動し、マウス11の左ボタンまた
は右ボタンをシングルクリックする。左ボタンのシング
ルクリックによって指示された週報アイコンは図7のH
に示されるように前面に出される。また、右ボタンのシ
ングルクリックによって指定されると、週報アイコンが
図7のFに示されるように背面に隠れる。このようなア
イコンの重なり状態の切換は、マウス11の右または左
シングルクリックにより発生するクリック情報が入力情
報制御部14を介して表示アドレス制御回路35に入力
され、この表示アドレス制御回路35のアドレスカウン
タに入力されるX,Y方向のマスクパルスが制御される
ことにより行われる。重なり状態の変更によって、アド
レス制御回路35により制御されたアドレスがオブジェ
クト−表示アドレス対応テーブル34に転送され、そこ
に記憶される。
【0045】次に、アイコンの組合せを変更する場合に
ついて説明する。
【0046】週報アイコンと鉛筆アイコンとの組合せ
を、例えば、鉛筆アイコンとtoolアイコンとの組合
せに変更する場合、先ず、図7のIに示されるようにマ
ウスカーソルを週報アイコン上に移動し、次に、マウス
11の押し釦を押しながらマウス11を移動させ、週報
アイコンを鉛筆アイコンとの重なり位置から離れた位置
に移動させる。週報アイコンが鉛筆アイコンから離され
たとき、マウス11の押し釦が解除される。次に、カー
ソルをtoolアイコンに移動させ、このtoolアイ
コンを指示したときにマウス11の押し釦を押し、その
ままマウス11を移動することにより図7のJに示され
るようにtoolアイコンが鉛筆アイコンに重ね合わさ
れる。toolアイコンが鉛筆アイコンに重なったとき
に上述した確定操作を行うことによりアイコン組合せの
変更が完了する。
【0047】上記の動作はアイコンを移動させる動作で
あり、アイコンの移動および組合せが完了し、確定操作
が行われると(ステップ9)、次に推論処理が行われる
(ステップ10)。次にこの推論処理を説明する。
【0048】推論処理においては、オブジェクト判別器
37および絵記号判別器38がO−P−(R)バッファ
32から選択されたオブジェクトおよび絵記号を取り込
み、それらを変換器40に送り込む。役割判別器39は
オブジェクト読み出し順位記憶回路24からの信号とO
−P−(R)バッファ32から読み出された複数の絵記
号とを受け、絵記号の重ね合わせ順序に応じて、絵記号
によって表わされるオブジェクトが主体であるか、客体
であるかを判別する。この役割判別結果は変換器40に
入力される。変換器40は、入力されたオブジェクト情
報、絵記号情報および役割情報を絵記号属性値推論部4
3およびルール条件推論部45において使用できる表
現、例えば図8に示されるような表現に変換する。変換
器40により変換されたオブジェクト情報、絵記号情報
および役割情報は指定内容メモリ41に記憶される。指
定内容メモリ41から読み出される情報は知識メモリ4
2から読み出された情報と共に絵記号属性値推論部43
に入力される。知識メモリ42には図9に示されるよう
な知識情報が記憶されており、絵記号属性値推論部43
は、図8の情報と図9の情報とからユーザにより指定さ
れたアイコンにより示される絵記号の属性を推論する。
例えば図7のDのように週報アイコンに鉛筆アイコンが
重ねられた場合、即ち、週報アイコンの絵記号である引
き出しに主体としての役割が、そして鉛筆アイコンの絵
記号である鉛筆に客体として役割が与えられた場合、指
定内容メモリ41には図8に示される表現(a)によっ
て情報が記憶されている。即ち、オブジェクト名が“R
EPORTS”、絵記号が“drawer”そして役割
が“主体”である情報およびオブジェクト名が“EDI
TOR”、絵記号が“pencil”そして役割が“客
体”である情報がメモリ41に記憶される。絵記号属性
値推論部43はこれらの情報を知識メモリ42の絵記号
属性知識(図9)と照合し、指定されたアイコンの属性
を推論する。この場合、知識メモリ42から“draw
er”の主体としての役割および“pencil”の客
体としての役割が図9に示す知識情報から推論され、
“drawer”は“contain”としての属性を
持ち、“pencil”は“tool”としての属性を
持つ。これらの属性情報(図9のA1,A2)および指
定内容メモリ41の指定内容(図8(a))がバッファ
44を介してルール条件推論部45に入力される。
【0049】ルール条件推論部45はルールメモリ46
から読み出された機能導出ルール(図10)に従って機
能を導出する。図10のルールから、主体が“cont
ain”の属性を有し、客体が“tool”の属性を有
するルールが検索される。これらの属性を有するルール
はルール1と判定される。このルールに基づいて“pe
ncil”のオブジェクト名が“EDITOR”である
ことから“quitEDITOR”すなわち“文書作成
が終了する”と言う機能が機能実行制御部47に送られ
る。機能実行制御部47は機能実行命令を機能実行部4
8に送り、機能の実行、即ち編集の終了が実行される。
【0050】以下に、本実施例の動作説明を補足する。
図7のAからBの状態にアイコンを移動する場合、 (1) カーソルを目的の週報アイコン(引き出し)のとこ
ろに移動する。 (2) カーソルが週報アイコン上にある状態でマウス11
の押し釦を押す。 (3) マウス11の押し釦を押したまま週報アイコンを所
定の位置まで移動する。 このとき、カーソルの移動にともない、ユーザが指定し
た領域はカーソル指定位置検出器16、ユーザ指定領域
判別器25により判別される。そして、ユーザ指定領域
判別器25により判別されたカーソルによる指定領域情
報は、指定オブジェクト領域識別回路26の一方の入力
端子に入力される。
【0051】この指定オブジェクト領域識別回路26の
他方の入力端子には、表示領域−オブジェクト対応テー
ブルメモリ27内の、領域とオブジェクト間の関係を示
す情報が入力される。
【0052】このため、いまカーソルで動かそうとして
いる表示領域に表示されているアイコンに対するオブジ
ェクトが、指定オブジェクト領域識別回路26によって
識別される。
【0053】この領域識別回路26によって識別された
カーソルによる指定領域とオブジェクトとの対応を示す
情報はR−Oバッファ29に加えられる。言い換える
と、ユーザがカーソルを移動して指定した領域に対応す
るオブジェクトが何であるかの情報がR−Oバッファ2
9に加えられる。
【0054】このとき、実際に表示されているアイコン
はメモリ33(画像ファイル)から読み出された絵記号
によって画像表示される訳だが、各画像ファイルを構成
する各画像プレーンには、画像情報領域に加え、オブジ
ェクト情報を格納したオブジェクト領域が設けられてい
るため、画面上に表示しているオブジェクトと絵記号情
報がR/W制御回路23を介してO−Pバッファ30に
与えられる。
【0055】このO−Pバッファ30に与えられたオブ
ジェクト−絵記号情報と上記R−Oバッファ29に与え
られた領域−オブジェクト情報とから、オブジェクト検
索回路31は指定オブジェクトに対応する絵記号を検索
する。この検索の結果、カーソルを用いて指定したオブ
ジェクトに対応する絵記号情報および領域情報がO−P
−(R)バッファ32にストアされる。
【0056】次に、マウス11の押し釦が押されたまま
でのカーソルの移動に伴う絵記号の移動について説明す
る。
【0057】マウス11の移動による表示領域の変更情
報は表示領域演算回路20を介してオブジェクト−変更
表示領域対応処理回路22に伝えられる。オブジェクト
−変更表示領域対応処理回路22は、ユーザが指定した
オブジェクトと表示領域を指定するために必要な情報を
発生する。
【0058】ユーザのマウス移動にともない、上記オブ
ジェクト−変更表示領域対応処理回路22は、表示すべ
き絵記号の変更領域を演算する。この演算結果は表示ア
ドレス制御回路35に与えられる。表示アドレス制御回
路35は、アドレスカウンタ(図示せず)を有してお
り、メモリ33(画像ファイル)の絵記号を読み出すの
に必要なアドレス値を制御する。すなわち、表示アドレ
ス制御回路35によってオブジェクト−表示アドレス対
応テーブル34のアドレスが変更制御される。
【0059】これにより、マウス11の押し釦を押した
ままでのマウス11の移動と共に、絵記号の表示が画面
上で移動する。ここで、マウス11を押し釦を解除する
と、上記アドレス値が定まり固定位置に絵記号が表示さ
れる。
【0060】次に、すでに移動してあるアイコンに対し
て重ねる対象となるアイコンを前述したようにマウス1
1を操作して移動する。
【0061】すでに移動を終えた静止アイコンの表示ア
ドレスは、表示アドレス制御回路35の制御のもと表示
されている。
【0062】オブジェクト−表示アドレス対応テーブル
34は、表示画面に対応して絵記号の表示位置を規定す
るためのアドレスを記憶する。この場合のアドレスは表
示アドレス制御回路35によって制御される。
【0063】表示アドレス制御回路35は、すでに移動
を完了しているアイコンに対して、アイコン表示位置に
対応した画像ファイル読み出し制御を行う。
【0064】ここで、上記静止アイコンに重ね合わせる
アイコンを移動すると、移動対象アイコンのアドレスが
表示アドレス制御回路35によって変更され、これによ
りアイコン表示位置が移動する。
【0065】アイコンの移動が進み両アイコンが重なる
と、表示アドレス制御回路35はオブジェクト−変更表
示領域対応処理回路22での指定領域が重畳することを
検出する。
【0066】重畳すると、移動中アイコンに対する画像
ファイルの読み出しを重畳領域で優先する制御を表示ア
ドレス制御回路35が行うことで、重畳部分には移動中
のアイコンが表示され、アイコンの重畳表示がなされ
る。
【0067】アイコンの重畳後、組み合わせるアイコン
およびそれらの主体・客体関係を確定するためには、機
能の実行を意図して組み合わせたアイコンのいずれかの
上にカーソルを移動しダブルクリックを行う。
【0068】ダブルクリックを行うと、その情報は表示
アドレス制御回路35と絵記号重ね制御回路36に送ら
れる。
【0069】表示アドレス制御回路35にダブルクリッ
ク信号が入力されると、そのときにカーソルにより指定
したアイコンおよびそれに重なるアイコンが推論処理の
対象として指定される。
【0070】確定操作が行われると、その段階で下側に
重ね合わされたアイコンを主体と特定するが、確定操作
前に重畳状態を変更する場合は次のように操作する。
【0071】重畳関係の絵記号の上側に位置するアイコ
ンにカーソルを合わせ、シングルクリック操作を行う
と、絵記号重ね制御回路36は、オブジェクト読み出し
順位記憶回路24に対して重ね合わせの変更があったこ
とを示す信号を供給する。この変更信号によりオブジェ
クトの読み出し順位が変更され、これにともなってアイ
コンの重畳関係を逆転するのに必要なアドレス制御を表
示アドレス制御回路35に対してオブジェクト読み出し
順位記憶回路24が供給する。
【0072】このとき、読み出し順位における先頭のオ
ブジェクトについて、当該オブジェクトの絵記号の読み
出しを優先する制御信号が表示アドレス制御回路35に
加えられて、アイコンの重畳関係が逆転する。
【0073】なお、このとき優先するオブジェクトが何
であるかは、シングルクリック操作時のカーソルの位置
からユーザ指定領域判別器25で判別した指定領域を基
に、指定オブジェクト領域識別回路26が表示領域−オ
ブジェクト対応テーブルメモリ27から検索したオブジ
ェクトで定まる。
【0074】そしてこの優先オブジェクトに対応するオ
ブジェクトおよび絵記号はO−P−(R)バッファ32
にストアされ、主体として扱われるオブジェクト情報
は、確定操作の後に、O−P−(R)バッファ32から
役割判別器39に送られる。
【0075】上述した表示領域−オブジェクト対応テー
ブルメモリ27は、アイコンの標準表示領域における表
示領域−オブジェクト表である第1のテーブルと、マウ
ス操作により移動したアイコン表示領域における表示領
域−オブジェクト表である第2のテーブルとからなる。
第2のテーブルは、オブジェクト−変更表示領域対応処
理回路22が、オブジェクト毎に書き替えられる毎に書
き替えられる。
【0076】このため、上述したダブルクリックによる
確定操作を行うまでは、互いに重畳するアイコンの組を
複数組生成することが可能である。この場合、各アイコ
ンの組の相対的位置関係の変更も、マウス操作により可
能である。さらに、重畳関係の組み合わせの変更も可能
である。
【0077】次に、絵記号ファイル(メモリ33)にス
トアされている各絵記号に対応したオブジェクトの変更
操作について説明する。
【0078】表示装置10に現在表示されている絵記号
とオブジェクトの間で、変更されるべきオブジェクトに
対応したアイコンの領域にカーソルが動かされたとき、
マウス11がシングルクリックされ、変更されるべきオ
ブジェクト名がキーボード12によって入力される。新
しいオブジェクト名が入力され、リターンキーが押され
たら、オブジェクト変更制御回路49は、オブジェクト
名の入力に対応して、表示領域−オブジェクト対応テー
ブルメモリ27のオブジェクトを変更し、オブジェクト
−変更表示領域対応処理回路22は変更されたオブジェ
クトに対応して書き替えられる。さらに、絵記号ファイ
ル(メモリ33)にストアされているオブジェクトは、
変更されたオブジェクトに対応して変更される。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明の機能導出装
置および機能導出方法によれば、アイコンの主体および
客体としてのそれぞれの機能的属性を予め定義してお
き、主体として指定されたアイコンの属性と客体として
指定されたアイコンの属性から、ユーザが希望するシス
テム機能を推論により導出することで、人間の思考や行
動パターンに合致し、かつ柔軟性に飛んだ機能導出操作
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の機能導出装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1のアイコン属性知識部に格納された知識情
報の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る一実施例の機能導出装置の構成の
一部を示すブロック図である。
【図4】図3に示す機能導出装置の他の部分の構成の一
部を示すブロック図である。
【図5】図3および図4に示す機能導出装置のさらに他
の部分の構成の一部を示すブロック図である。
【図6】図3乃至図5に示す機能導出装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図7】図6の動作に従ったアイコン表示画面の変化を
示す図である。
【図8】オブジェクト情報、絵記号情報および役割情報
を絵記号属性値推論部およびルール条件推論部において
解読可能な表現に変換した結果の例を示す図である。
【図9】知識メモリに格納された知識情報の例を示す図
である。
【図10】ルールメモリから読み出された機能導出ルー
ルの例を示す図である。
【符号の説明】
10…表示装置、11…マウス、12…キーボード、1
3…I/O回路、14…入力情報制御部、15…マウス
座標位置検出部、16…カーソル指定位置検出器、17
…マウス変移量検出器、18…加算器、19…移動座標
検出器、20…表示領域演算回路、21…制御部、22
…オブジェクト−変更表示領域対応処理回路、23…R
/W制御回路、24…オブジェクト読み出し順位記憶回
路、25…ユーザ指定領域判別器、26…指定オブジェ
クト領域識別回路、27…表示領域−オブジェクト対応
テーブルメモリ、28…指定オブジェクト識別部、29
…R−Oバッファ、30…O−Pバッファ、31…オブ
ジェクト検索回路、32…O−P−(R)バッファ、3
3…メモリ、34…オブジェクト・表示アドレス対応テ
ーブル、35…表示アドレス制御回路、36…絵記号重
ね制御回路、37…オブジェクト判別器、38…絵記号
判別器、39…役割判別器、40…変換器、41…指定
内容メモリ、42…知識メモリ、43…絵記号属性値推
論部、44…バッファ、45…ルール条件推論部、46
…ルールメモリ、47…機能実行制御回路、48…機能
実行部、49…オブジェクト変更制御回路、50…知識
編集器、51…編集バッファ、52…知識変換器。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絵記号をそれぞれ有する複数のアイコン
    を表示する出力手段と、 前記出力手段により表示され
    た前記アイコンから少なくとも2つのアイコンを選択的
    に指定し、指定アイコンに対応する入力情報を発生する
    入力手段と、 前記入力手段から送られる入力情報に基づいて指定され
    たアイコンの絵記号とこれらアイコンの役割を判別する
    指定内容判別手段と、 判別したアイコンの絵記号およびこれらアイコンの役割
    を所定の表現に変換し、変換情報を指定内容情報として
    出力する変換手段と、 前記指定内容情報を記憶する指定内容記憶手段と、 多数の基準絵記号の機能的役割を属性知識として格納す
    る絵記号属性知識手段と、前記基準絵記号と前記属性知
    識との関係から実行すべき機能を定義した複数の機能ル
    ールを記憶した機能ルール知識手段とを含む知識ベース
    手段と、 前記指定内容記憶手段と前記知識ベース手段とを用いて
    指定された少なくとも2つのアイコンの役割関係から実
    行すべき機能を推論する機能推論手段とを具備すること
    を特徴とする機能導出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の機能導出装置において、 前記指定内容判別手段は、前記入力手段による少なくと
    も2つのアイコンの指定順位に応じてそれぞれのアイコ
    ンの役割を決定する役割決定手段を有することを特徴と
    する機能導出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の機能導出装置において、 前記役割決定手段は、前記入力手段により先に指定した
    アイコンを動作としての役割を示す主体とし、次に指定
    されたアイコンを道具としての役割を示す客体として決
    定することを特徴とする機能導出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の機能導出装置において、 前記役割決定手段は、前記アイコンの主体および客体の
    関係を変更する手段を有することを特徴とする機能導出
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の機能導出装置において、 前記出力手段は、前記入力手段により指定された少なく
    とも2つのアイコンを重ねて表示する手段を有し、前記
    指定内容判別手段は、前記アイコンの重なりを検出する
    手段と、重なった前記アイコンの下側の1つを動作とし
    ての役割を示す主体とし、上側の他方を道具としての役
    割を示す客体として決定する役割決定手段とを有するこ
    とを特徴とする機能導出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の機能導出装置において、
    前記役割決定手段は、前記アイコンの主体および客体の
    関係を変更する手段を有することを特徴とする機能導出
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の機能導出装置において、 前記入力手段は、押し釦を有し、自在に移動可能であ
    り、前記押し釦の動作および移動に応じた情報信号を出
    力するポインティング装置により構成され、前記役割決
    定手段は、前記ポインティング装置の押し釦が二度押さ
    れたことを検出する手段と、前記押し釦が二度押された
    ことが検出されたとき前記アイコンの主体および客体の
    関係を変更する手段とを有して構成されることを特徴と
    する機能導出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の機能導出装置において、 前記機能推論手段は、前記指定内容記憶手段から読み出
    された指定内容情報のアイコンの絵記号およびこのアイ
    コン間の役割関係と、前記絵記号属性知識手段に記憶さ
    れた属性知識とから、指定されたアイコンの絵記号の属
    性値を推論する絵記号属性値推論手段と、前記絵記号属
    性値推論手段によって推論された属性値と前記機能ルー
    ル知識手段の機能ルール知識から実行すべき機能を推論
    するルール条件推論手段とを有することを特徴とする機
    能導出装置。
  9. 【請求項9】 絵記号をそれぞれ有する複数のアイコン
    を表示する表示手段と、 前記表示手段により表示され
    た前記アイコンから複数のアイコンを選択的に指定し、
    指定アイコンに対応する入力情報を発生する入力手段
    と、 前記入力手段から送られる入力情報に基づいて指定され
    た複数のアイコンを重ね合わせる手段と、 指定された前記アイコンの絵記号の判別および前記アイ
    コンの重なり状態から前記アイコンのそれぞれの機能的
    役割の判別を行う指定内容判別手段と、 判別したアイコンおよびこれらアイコンの役割を所定の
    表現に変換し、変換情報を指定内容情報として出力する
    変換手段と、 前記指定内容情報を記憶する指定内容記憶手段と、 多数の基準絵記号の機能的役割を属性知識として格納す
    る絵記号属性知識手段と、前記基準絵記号と前記属性知
    識との関係から実行すべき機能を定義した複数の機能ル
    ールを記憶した機能ルール知識手段とを含む知識ベース
    手段と、 前記指定内容記憶手段と前記知識ベース手段とを用いて
    指定された複数のアイコンの機能的役割の関係から実行
    すべき機能を推論する機能推論手段とを具備することを
    特徴とする機能導出装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の機能導出装置におい
    て、 前記指定内容判別手段は、前記アイコンの重なりを検出
    する手段と、重なった前記アイコンの下側の1つを動作
    として役割を示す主体とし、上側の他方を道具としての
    役割を示す客体として決定する役割決定手段とを有する
    ことを特徴とする機能導出装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の機能導出装置におい
    て、 前記役割決定手段は、前記アイコンの主体および客体の
    関係を変更する手段を有することを特徴とする機能導出
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の機能導出装置におい
    て、 前記機能推論手段は、前記指定内容記憶手段から読み出
    された指定内容情報のアイコンの絵記号とこのアイコン
    間の役割関係と、前記絵記号属性知識手段に記憶された
    属性知識とから指定されたアイコンの絵記号の属性値を
    推論する絵記号属性値推論手段と、前記絵記号属性値推
    論手段によって推論された属性値と前記機能ルール知識
    手段の機能ルール知識とから実行すべき機能を推論する
    ルール条件推論手段とを有することを特徴とする機能導
    出装置。
  13. 【請求項13】 絵記号をそれぞれ有する複数のアイコ
    ンを表示する工程と、 表示されたアイコンから少なくとも2つのアイコンを選
    択的に指定し、指定アイコンに対応する入力情報を発生
    する工程と、 前記入力情報に基づいて指定されたアイコンの絵記号と
    これらアイコンの役割を判別する工程と、 判別したアイコンの絵記号およびこれらアイコンの役割
    を所定の表現に変換し、変換情報を指定内容情報として
    出力する工程と、 前記指定内容情報を記憶する工程と、 前記記憶された指定内容情報と、多数の基準絵記号の機
    能的役割を示す属性知識、および前記基準絵記号と前記
    属性知識との関係から実行すべき機能を定義した複数の
    機能ルールとを用いて指定された少なくとも2つのアイ
    コンの役割関係から実行すべき機能を推論する工程とを
    有することを特徴とする機能導出方法。
  14. 【請求項14】 絵記号をそれぞれ有する複数のアイコ
    ンを表示する工程と、 表示されたアイコンから複数のアイコンを選択的に指定
    し、指定アイコンに対応する入力情報を発生する工程
    と、 前記入力情報に基づいて指定された複数のアイコンを重
    ね合わせる工程と、 指定された前記アイコンの絵記号の判別および前記アイ
    コンの重なり状態から前記アイコンのそれぞれの機能的
    役割の判別を行う工程と、 判別したアイコンおよびこれらアイコンの役割を所定の
    表現に変換し、変換情報を指定内容情報として出力する
    工程と、 前記指定内容情報を記憶する工程と、 前記記憶された指定内容情報と、多数の基準絵記号の機
    能的役割を示す属性知識および前記基準絵記号と前記属
    性知識との関係から実行すべき機能を定義した複数の機
    能ルールとを用いて指定された複数のアイコンの機能的
    役割の関係から実行すべき機能を推論する工程とを有す
    ることを特徴とする機能導出方法。
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