JPH07504235A - 古紙のインキ除去法 - Google Patents

古紙のインキ除去法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 古紙のインキ除去法 本発明は、新たな紙を製造する際に再使用するため古紙の含有繊維を再生する過 程で印刷古紙からインキを除去するための方法に関する。より詳細には本発明は 、全体として中性もしくは弱酸性のpH条件下で行なわれる古紙インキ除去法に 関するものである。
古紙は、製紙に使用さ4−、 ′:、2維原料として古くから使用されている。
従来、古紙からの繊維は低品質紙および厚紙製品の製造にのみ利用された。しか しながら今日では、再生繊維の一層高度の利用が再生製品を品質向上させる工程 の刺激となっている。これら工程は、廃繊維からインキを効果的に除去して新聞 紙および高品質紙の製造における使用を可能にする処理を含む。廃新聞紙は、そ の量のためこの種の再生プロセスにつき特に重要な供給原料となる。
興味ある従来の紙再生処理の過程で、インキ除去法は古紙をバルブに変換すると 共にこのバルブを化学インキ除去剤を含有するアルカリ性の水性インキ除去媒体 と接触させる工程を含む。物理的バルブ処理および水性媒体のアルカリ度はバル ブ繊維からのインキの部分的除去をもたらし、インキ除去剤はこの除去を完結す ると共にバルブから除去されたインキ粒子の懸濁および/または分散をもたらす 。得られる混合物を次いで浮選もしくは洗浄により処理して、懸濁インキをバル ブから分離する。
最も慣用のインキ除去法においては、洗浄および/または浮選工程を一般に8. 5〜1O85のアルカリ性pHで行なう。洗浄もしくは浮選工程をアルカリ性p Hで行なうのが便利である。何故なら、バルブ処理工程から搬入される流体はア ルカリ性であるからである。さらに、多くの洗浄インキ除去および浮選インキ除 去法は表面活性として脂肪酸を使用し、これら脂肪酸は水性媒体がこれらをイオ ン化するよう充分アルカリ性である場合のみ表面活性剤とてして機能することが できる。
古紙からのインキの除去は、紙をバルブまで還元すると共に表面活性剤をインキ 除去剤として含有する水性媒体とバルブを接触させるようなインキ除去法により 行ないうることが当業界で知られている。さらに、アルコール1分子当り平均し て7〜15個のオキシエチレン単位を有する洗剤範囲のアルコールもしくはアル キル置換フェノールの酸化エチレンアダクト(「エトキシレート」)である化学 剤を用いることも紙インキ除去技術(たとえば米国特許第4,162,186号 )で知られている。さらに米国特許第4,518,459号からは、高分子量も しくは長鎖アルコールのヒドロキシ末端もしくはベンジルエーテル末端の酸化エ チレン−酸化プロピレンアダクト(エトキン−プロポキシレート)であるインキ 除去用の表面活性剤を使用することも知られている。しかしながら、これらイン キ除去法は慣用のアルカリ性、すなわち塩基性条件下で行なわれた。
今回、印刷古紙のインキ除去法を全体として中性もしくは酸性条件下で行ないう ろことが突き止められた。この方法は、中性もしくは弱酸性条件下で行なわれる バルブ処理工程と、同じく中性もしくは弱酸性条件下で行なわれる1回もしくは それ以上の洗浄および/または浮選工程とからなっている。この方法は、表面活 性インキ除去剤(特にアルコールエトキシレートおよび/またはアルコールプロ ポキシエトキシレート)と、バルブ処理工程における中性〜酸性条件と洗浄およ び/または浮選工程における中性〜酸性条件下とを用いる結果として、インキ除 去されたバルブから作成される紙の全体的白色度の観点から高レベルの性能を与 える。
したがって本発明は、古紙素材をインキ除去するに際し:(a)古紙をバルブに 変換すると共に、このバルブを表面活性インキ除去剤を含有する水性媒体と接触 させ、 (b)得られたバルブ含有媒体を1回もしくはそれ以上の洗浄および/または浮 選工程にかけ、最終的洗浄および/または浮選工程を約7もしくはそれ以下のp Hで行なって、懸濁したインクを除去すると共に前記バルブ含有媒体をその後の 製紙機への添加のため状態調節する ことからなる古紙素材のインキ除去法に関するものである。
本発明は、中性もしくは酸性条件下で行なわれるヒドラバルブ処理工程と、製紙 機にバルブを供給する前に少なくとも1回の中性〜弱酸性もしくは酸性の洗浄お よび/または浮選工程とを必ず含むインキ除去法に関する。さらに本発明は、イ ンキ除去法のバルブ処理工程と洗浄および/または浮選工程とを中性もしくは弱 酸性pH値にて行なう際の、効果的かつ効率的に機能する表面活性インキ除去剤 の使用に関するものである。酸性の洗浄および/または浮選工程はヒドラバルブ 処理の直後に行なうことができる。或いは、洗浄および過酸化物漂白の操作をヒ ドラバルブ処理工程と酸性洗浄および/または浮選工程との間に、または酸性洗 浄および/または浮選工程の後のいずれかで行なうことができる。
一般に本発明は、たとえば新聞紙、書籍、台帳および雑誌のような一般的な古紙 素材のインキ除去、並びにそれらの処理に慣用される慣行および手法に適用する ことができる。一般に、この種の方法は必ず少なくとも2つの主たる工程を含む 。すなわち、第1に古紙供給物をバルブに還元すると共に、バルブをインキ除去 剤を含有する水性媒体と接触させてインキの懸濁物もしくは分散物を生ぜしめる 工程、並びに第2に得られたバルブ含有媒体を洗浄および/または浮選処理して 、そこから懸濁もしくは分散インキ粒子を除去する工程である。
本発明の方法は、バルブの形態である古紙、すなわち最初に個々の繊維まで実質 的に還元された古紙を用いて行なわれる。バルブ処理は好適には、この目的で設 計された各種の慣用方法および装置を用いて行なうことができる。最も便利には 、古紙の処理供給原料を「ヒドラパルパー」として知られる装置で処理して約7 もしくはそれ以下、好ましくは3〜7の範囲、より好ましくは3.5〜6.5の 範囲、特に好ましくは5〜5.5の範囲のpHを有する水性媒体にて繊維のスラ リーを生成させる。酸度は一般に、たとえば硫酸もしくは塩酸のような酸を水性 接触媒体に添加して維持される。典型的には、所望のpHを与えるのに充分な員 の酸を接触媒体に添加する。 次いで、得られた繊維を水性媒体にて表面活性イ ンキ除去剤と接触させる。繊維とインキ除去剤との接触は好適にはバルブ処理装 置にて、たとえば単にインキ除去剤をヒドラパルパーの水性スラリーに添加する だけで行なわれる。或いは、接触は水性バルブスラリーの撹拌を与える別途の処 理装置を用いて行なうこともできる。接触工程には、バルブを形成されるスラリ ーの全重量に対する古紙供給物の乾燥重量として計算し典型的には0.5〜12 .0重量%の量にて存在させる。好適具体例において、スラリーは4〜6重量% のバルブ繊維を含有する。スラリー中に存在させるインキ除去剤の量は好適には 乾燥繊維重量に基づき計算して0.05〜2.0重量%の範囲である。好適具体 例において、用いるインキ除去剤の量は0.2〜1.5重量%であり、0.2〜 1. 0重量%が特に好適である。
本発明の目的で、表面活性インキ除去剤は好ましくはアルコール1分子当り6〜 20個のオキシエチレン単位を有する洗剤範囲のアルコールの1種もしくはそれ 以上のオキシエチレンアダクト(すなわちエトキシレート)、洗剤範囲のアルコ ールの1種もしくはそれ以上のオキシプロピレン−オキシエチレンアダクト(す なわちプロポキシエトキシレート)またはその混合物であるが、たとえばアルキ ルフェノールのオキシエチレンアダクト、アルキルフェノールのオキシプロピレ ン−オキシエチレンアダクトおよび脂肪酸のオキシエチレン−オキシプロピレン アダクトのような他の表面活性剤も使用することができる。
本発明で使用するのに適した表面活性インキ除去剤は式[式中、Rは8〜18個 の範囲の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖もしくは分 枝鎖のアルキル基、またはアルキル部分が8〜12個の炭素原子を有するアルキ ルアリール基であり、mおよびnはそれぞれ1分子当りのオキシプロピレン基お よびオキシエチレン基の平均数を示し、mが0であればnは6〜20の範囲、好 ましくは7〜15の範囲、より好ましくは7〜13の範囲であり、mが0. 5 〜7、好ましくは1〜3、より好ましくは1〜2.5の範囲であればnは1〜2 0、好ましくは2〜12、より好ましくは2〜9の範囲である] を有するアルコールエトキシレートまたはアルコールプロポキシエトキシレート である。アルキル基は直鎖もしくは分枝鎖である炭素鎖を有することができる。
好ましくは、本発明で使用するアルコールエトキシレートまたはアルコールプロ ポキシエトキシレートにおけるR基の約85%は直鎖のアルキル基である。Rは たとえばハロゲンのように不活性である任意の置換基により置換することができ る。この種類におけるエトキシレートは、従来通り酸化エチレンを触媒の存在下 に対応のアルコール(ROH)に添加して作成される。
本発明におけるインキ除去剤として適するアルコールエトキンレートもしくはア ルコールプロポキンエトキシレートは、好ましくは第一もしくは第二直鎖もしく は分枝鎖アルコールのエトキシル化もしくはプロポキシル化に続くエトキシル化 により誘導される。好適には、アルコールは8〜18個の炭素原子、好ましくは 9〜15個の炭素原子、より好ましくは12〜15個の炭素原子を有する。この 種類の最も一般的な(プロポキシ)エトキシレートおよび本発明に特に有用なも のは第一アルコール(プロポキン)エトキシレート、すなわちRがアルキル基で あり、エトキンもしくはプロポキシエーテル置換基がアルキル基の第一炭素に結 合した一般式の化合物である。
アルコールエトキシレートもしくはアルコールプロポキシエトキシレートインキ 除去剤を形成すべく (プロポキシ)エトキシル化に適するアルコールはココナ ツツ脂肪アルコール、タロウ脂肪アルコール、並びに市販の合成長鎖脂肪アルコ ール配合物、たとえばネオドール25アルコール(シェル・ケミカル・カンパニ ー社により製造販売される製品の登録商標)として入手しうるCu〜Cl &ア ルコール配合物、ネオドール45アルコールとして入手しつるC l 1〜Ch iアルコール配合物、テルギトール24L(ユニオン・カーバイド・コーポレー ション社により製造販売される製品の登録商標)として入手しうるC lf−C + +アルコール配合物、さらにたとえばネオドール23アルコール(シェル社 )として入手しうるC17〜C1,アルコール配合物を包含する。
適するアルコール(プロポキシ)エトキシレ−1・は、(プロポキン)−エトキ シル化すべきアルコールまたはアルコールの混合物に計算jl(たとえば全アル コールに対し0.1〜0.6重量%、好ましくはO,1〜0.4重量%)の強塩 基、典型的にはアルコキシル化用の触媒として作用する水酸化ナトリウムもしく は水酸化カリウムのようなアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属水酸化物を添 加して作成することができる。得られた混合物を存在する水の気相除去によって 乾燥させる。アルコールエトキシレートについては、アルコール1分子当り約7 モルより多い酸化エチレンを与えるよう計算した量の酸化エチレンを供給し、ア ルコールエトキシレートを酸化エチレンが消費されるまで反応させ、この反応の 過程に続き反応圧力を低下させる。アルコールプロポキシエトキシレートについ ては、アルコール1分子当り1〜3モルの酸化プロピレンを与えるよう計算した 量の酸化プロピレンを導入し、得られた混合物を酸化プロピレンが消費するまで 反応させ、反応の過程に続き反応圧力を低下させる。その後、得られたアルコー ルプロポキシレートを必要に応じたとえば存在する水の気相除去によって乾燥さ せ、次いでアルコール1分子当り1〜12モルの酸化エチレンを与えるよう計算 した量の酸化エチレンを導入し、アルコールプロポキシレートを酸化エチレンが 消費されるまで反応させ、反応の過程に続き反応圧力を低下させる。本発明の目 的で、アルコールプロポキシエトキンレートは好ましくはアルコールに対する酸 化プロピレンと酸化エチレンとの順次添加により作成される。プロポキシル化/ エトキシル化は常法で行なわれ、典型的には高められた温度および圧力にて行な われる。適する反応温度は120〜220℃の範囲であり、140〜160℃の 範囲が好適である。377〜860kPa (40〜110psig)の全圧力 を205〜515kPa(15〜60psig)の酸化エチレン分圧と共に用い るのが特に好適であり、446〜722kPa)(50〜90psig)の全圧 力を239〜446kPa (20〜50psig)の酸化エチレン分圧と共に 用いることが一層好適であると考えられる。圧力は反応程度の尺度として役立ち 、反応は圧力がもはや経時的に減少しなくなればほぼ完結したと考えられる。
プロポキシル化/エトキシル化工程は、アルコール(プロポキシ)エトキシレー ト1分子当り所望平均数の酸化プロピレンもしくは酸化エチレン単位を導入する よう作用する。たとえば、アルコール1分子当り7モルの酸化エチレンによるア ルコール混合物の処理はアルコール成分1モル当り平均して7個の酸化エチレン 成分による各アルコール分子のエトキシル化を行うよう作用するが、アルコール 成分の実質的比率は7個より多い酸化エチレン成分と結合し、はぼ等しい比率が 7個未満と結合するようになる。典型的なエトキシル化生成混合物には、小割合 の未反応アルコールも存在する。
1具体例において、本発明のアルコールエトキシレートおよび/またはアルコー ルプロポキシエトキシレートインキ除去剤は少なくとも1種のC,〜C1゜脂肪 酸をさらに含む。これらインキ除去剤は典型的には、脂肪酸をアルコールエトキ シレートもしくはアルコールプロポキシエトキシレートに添加して作成される。
或いは、アルコールエトキシレートもしくはアルコールプロポキシエトキシレー トと脂肪酸とを別々にバルブ接触工程(工程(a))に際し水性アルカリ媒体に 添加して、インキ除去剤を形成することもできる。少量の水もしくはグリコール を添加して、取扱い性を向上させることもできる。このように製造されたインキ 除去剤は典型的には85〜99重量%のアルコールエトキシレートもしくはアル コールプロポキシエトキシレートと15〜1重量%の脂肪酸とをそれぞれ含有す る。好適具体例において、インキ除去剤は90〜97重量%のアルコールエトキ シレートもしくはアルコールプロポキシエトキシレートと10〜3重量%の脂肪 酸とを含有する。特に好適な具体例において、インキ除去剤は95〜97重量% のアルコールエトキシレートもしくはアルコールプロポキシエトキシレートとそ れぞれ5〜3重量%の脂肪酸とを含有する。
これら表面活性インキ除去剤を作成すべくアルコールエトキシレートおよび/ま たはアルコールプロポキシエトキシレートと組合せて使用される脂肪酸は好まし くはC1〜C1g、より好ましくは01□〜C11である。これは8個未満の炭 素原子を有する酸が減少したインキ凝集能力を示す一方、18個より多い炭素数 を有する脂肪酸がインキ除去能力の低下をもたらすからである。8〜18個の炭 素原子を有する本発明に使用するのに適した脂肪酸の例はラウリン酸、ステアリ ン酸、タロウ脂肪酸、ココナツツ脂肪酸、ヘキサデカン酸、テトラデカン酸を包 含し、ステアリン酸、タロウ脂肪酸およびココナツツ脂肪酸が好適である。これ ら脂肪酸は典型的には遊離酸として使用される。
バルブ繊維と表面活性インキ除去剤との間の接触に際し、水性接触媒体を約7も しくはそれ以下のpHに維持する。3〜7の範囲のpH値が好適であり、3゜5 〜6.5の範囲のpH値がより好適であり、さらに5〜5.5の範囲のpHが一 般に最も好適である。一般に酸度はたとえば硫酸、塩酸などの無機酸を添加して 維持され、硫酸が好適である。典型的には、添加する酸の量は所望のpHを維持 するのに充分な量である。
水とバルブと塩基とインキ除去剤との他に、接触スラリーはインキ除去法で常用 される他の物質をも含有することができ、これらは酸性pH条件下で機能し、た とえば増白剤、溶剤、消泡剤、水軟化剤などである。所望ならば、他のインキ除 去剤を好適アルコールエトキシレートおよび/またはアルコールプロポキシエト キシレートの他に存在させることもできる。しかしながら、追加インキ除去剤の 使用は必要でも好適でもない。
インキ除去剤との接触に際しバルブスラリーの処理は好ましくは高められた温度 、特に30〜100℃の範囲の温度で行なわれる。本発明は40〜80℃の範囲 の温度にて特に効果的であると判明したが、45〜60℃の範囲の温度が特に好 適であると考えられる。
古紙バルブと水性インキ除去媒体との接触時間は本発明の目的には臨界的でない 。しかしながら、約10分間より長い接触時間がインキ除去性能の観点から好適 である。工程効率の目的で、接触時間は20分間〜1時間の範囲であることが好 ましく、より好適には接触時間は20分間〜45分間の範囲である。
バルブとインキ除去剤を含有する水性媒体との間の接触の後、接触混合物を処理 してバルブ繊維とインキ粒子とを分離し、これら両者を媒体中に分散もしくは懸 濁させる。その媒体からの一方または他方の分離は慣用のインキ除去法で一般的 に用いられる技術(特に洗浄および浮選として当業界で知られた処理)により弱 酸性pH条件下で行なわれる。洗浄では、インキ粒子を水の流れと一般的にはバ ルブに対し向流で接触させることによりバルブから濯ぐ。洗浄のため工業的に使 用されかつ本発明の実施に使用するのに適した装置にはサイドヒル・スクリーン 、重力デツカ−またはドラム・ウオッシャ−1傾斜スクリユ一抽出機、スクリュ ープレスおよび種々の設計の遠心クリーナがある。インキ分離の浮選法は、一般 に空気または他の気体の流れをバルブ中にバブリングさせることを含む。気泡が 表面まで上昇して、これらと共にインキ粒子を搬送することにより、分離しうる フオームを形成する。ここに説明したバルブ処理および接触工程、並びにインキ 除去工程の他に、本発明はたとえば一般に古紙再生操作および特に新聞紙のイン キ除去で用いられるような他の処理工程を用いて実施しつることが了解されよう 。
分離の浮選法を用いる1具体例においては、接触混合物を弱酸性条件下で行なわ れる1回の浮選工程にかける。pHは好適には約7もしくはそれ以下、好ましく は3〜7の範囲、より好ましくは3.5〜6.5の範囲、特に好ましくは5〜5 .5の範囲である。一般に弱酸性媒体は、たとえば硫酸、亜硫酸、塩酸などの酸 を水性接触媒体に添加して得られる。典型的には、接触媒体に添加する酸の量は 、バルブ繊維の乾燥重量に対し計算して0.05〜2重量%の範囲である。
或いは接触混合物を2回以上の浮選工程にかけることもでき、各工程を弱酸性条 件下で行なう。同様に分離の洗浄法を用いる場合は、接触混合物を1回の中性も しくは酸性の洗浄工程にかけ或いは複数回の中性もしくは酸性の洗浄工程にかけ ることができる。好適には接触混合物を洗浄工程と浮選工程との組合せにかける こともでき、さらにたとえば浮選工程に続く任意の濃縮工程にかけ、次いで洗浄 工程を行なったり、或いは洗浄に続き浮選工程を行ない、次いで任意に濃縮工程 および洗浄工程を行なうこともでき、或いは洗浄に続きヒドロ亜硫酸ナトリウム を漂白剤として用いる還元漂白を行なうなど他の慣用の処理工程にかけることも できる。
バルブ処理工程と洗浄および/または浮選インキ除去工程との両者を酸性条件下 で行う利点は、慣用のアルカリ性インキ除去法で得られる白色度に等しい或いは それより高い紙白色度特性を含む。さらに、インキ除去バルブから作成された紙 におけるインキ粒子レベルは慣用のアルカリ性インキ除去法で得られるよりも低 く或いはそれに等しい。慣用のアルカリ性インキ除去法において、バルブは紙の 性質に悪影響を及ぼしうる製紙機にバルブを入れる前に酸性にせねばならない。
何故なら、セルロース繊維は、紙が形成され、製紙機から除去されカリ乾燥され る前に酸性pHに平衡する時間を持たないからである。本発明の方法においては バルブが既に酸性であり、したがって製紙機に入れるべく適切に状態調節される 。
本明細書に示した範囲および限定は、本発明を特に明確に規定すると思われるも のである。しかしながら、実質的に同じ機能を果たして、はぼ同様に同じもしく は実質的に同じ結果を得る他の範囲および限界も本発明の範囲内であることが了 解されよう。
以下、限定を意味するものてないが、例示の目的で実施例により本発明をさらに 説明する。
実施例1 この実施例は、1分子当り平均約13個のオキシエチレン単位を有するC 11 〜Cl [の主として線状の第一アルコール(約60重量%のC1および40重 量%のC25)の混合物をインキ除去剤として使用する本発明により行なわれる 古新聞紙のインキ除去を例示する。エトキシレートインキ除去剤を、慣用の水酸 化カリウム触媒の存在下で行なわれる付加反応により作成した。酸化エチレンを CI l〜C05アルコールの混合物に添加してエトキシレートを生成させた。
本発明の性能を試験するため、古新聞紙のインキ除去につき次の手順を行なった 。
試料作成 新聞紙を手で引き裂いて、よく混合した。引く裂く前に新聞紙の印刷されてない 部分を切取って、ブランク標準として使用するために集めた。
ヒドラバルブ処理およびインキ除去 水道水を40〜45℃まで加熱した。次いで10重量%硫酸水溶液を添加して、 pHを約5.5に調整した。これに4mlの1重量%表面活性剤溶液(乾燥古紙 に対し0.2重量%の表面活性剤)を添加した。約5%コンシスチンシーのスラ リーを、20gの引き裂いた新聞紙を添加することにより作成した。このスラリ ーをハミルトン・ビーチ・ミキサにて高速度の撹拌設定にて30分間混合した次 いで、このスラリーを浮選にかけた。
浮選 水道水を40〜45℃まで加熱し、約2リツトルをデンバー・フローテーション ・マシーンに入れた。この装置は撹拌モータとインペラシャフトと撹拌羽根とバ ルブスラリー用の容器とで構成される。スラリーを撹拌する際、空気を中空撹拌 シャフトから抜取り、小さい穴を介し撹拌羽根から流出させた。このようにして 形成された気泡はバルブスラリー中を上昇して、インキ粒子を取込んだ。容器の 頂部における泡を除去して、インキ粒子をバルブスラリーから分離した。
このバルブスラリーを容器に添加すると共に、40〜45℃の追加水道水を用い て約5リツトルの全容積まで希釈した。次いでpHを10重量%硫酸水溶液の添 加により5.5に調整した。バルブスラリーのコンシスチンシーは約0. 5重 量%であった。この混合物を毎分900回転にて約10分間撹拌しながら、スラ リーフオームを掬い取って集めた。
スラリーを浮選セルからデカントし、100U、S、 メツシュのスクリーンに より濾過した。
還元漂白 浮選から得られたバルブを別途に40〜45℃の水道水により800m1まで希 釈した。これに0.17 gのヒドロ亜硫酸ナトリウムを添加した。スラリーの pHを、40〜45m1の0.INの塩酸溶液の添加により430〜4.5に調 整した。得られた混合物を緩和に撹拌し、次いで30分間にわたり静置させた。
このヒドロ亜硫酸ナトリウム還元漂白は白色度を増大させた。
製紙 インキ除去されたバルブから製紙すると共に、この紙を白色度および汚れにつき 分析して、インキ除去法の性能を測定した。各漂白されたバルブを4分割して、 少なくとも3つ(好ましくは4つ)のそれぞれ3〜4gの重量を有するハンドシ ートを作成した。バルブの各部分を7リツトルの40〜45℃の水道水でTMI  (テクニカル・マシーン・インコーポレーション社)のTAPPI(テクニカ ル・アソシエーンジン・オブ・バルブ・アンド・ベーパー・インダストリー)標 準シート・マシーンで処理した。
この装置でバルブが沈着して濡れたシートを形成し、これを通して水を急速に排 水した。このように形成されたシートを厚い濡れた濾紙で覆った後、厚い乾燥し た濾紙で覆い、次いで数層を13.6kg (30ポンド)の綿棒で圧縮して絞 った。これら層を次いで装置から除去し、作成したシートを濾紙から分離した。
最後に、作成したシートを4枚の厚い濾紙(上側の2枚および下側の2枚)の間 に挟み、446kPa (50psig)の力でTMI TAPPIシート・プ レスで圧縮し、新鮮な厚い濾紙の間で室温にて暗所で約24時間乾燥させた。
このように作成した紙(「ハンドシート」)を、同じ手順を用いたブランク標準 から作成されたハンドシートと対比して白色度につき分析した。白色度の測定は シートからの光反射率に基づいて行ない、標準技術S−4白色度テスターを用い た。各シートにつき8回の測定を行ない、1回を両側におけるそれぞれ四分円の 中心にて行ない、8つの数値をシートにつき平均した。一般に、8つの別々の測 定値は約1%以下の範囲で変化した。記載した白色度測定値は少なくとも3枚の 同様に処理したシートの白色度の結果の平均である。結果を比較する際、2つの 白色点(2%)を、一般に各実験の間の有意な最小差として当業者により考えら れる。
ハンドシートを画像分析法によりインキ(「汚れ」)粒子につき検査した。円形 ハンドシートの縁部からの距離が変化する4枚の1インチ×1インチのセクショ ンを試験した。画像をMTIシリーズ6800型ビデオカメラ(ミノルタ50m mマクロレンズを有する)によりトラコル・ノーザン8502/C画像分析器に 直接入力した。ブランク画像は、画像回収システムに固有の斑点および陰影を含 む系統的アーチファクツを示した。これらをハンドシート画像から差し引いたo  75×75大型メジアンフイルタを用いて、試料映像における長範囲の白色度 変動につき補正した。このフィルタは長範囲変動の画像を形成し、これを試料画 像から差し引いた。インキ数(ppmにて表すインキ粒子により占められた相対 的ハンドシート表面積)を0.04mm2よりも大きい面積の粒子につき測定し た。10枚の異なるハンドシートの比較実験は、画像分析を用いて得られたイン キ数がTAPPI標準法T437om−85を用いて得られた数値と同様である ことを示した。
白色度およびインキ数の試験の結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1の手順を反復したが、ただしヒドラバルブ処理工程および浮選工程の両 者を3.5のpHにて行なった。これら試験の結果を第1表に示す。
実施例3 実施例1の手順を反復したが、ただしヒドラバルブ処理工程および浮選工程の両 者を7.0のpHで行なった。これら試験の結果を第1表に示す。
実施例4 実施例1の手順を反復したが、ただし用いたアルコールエトキシレートインキ除 去剤は平均して約7個のオキシエチレン単位を1分子当りに有するCIl〜C+ +の主として線状の第一アルコール(約60重量%のC++および40重量%の Cl 6)の混合物とした。結果を第1表に示す。
実施例5 実施例1の手順を反復したが、ただし使用したアルコールエトキシレートインキ 除去剤は平均して約9個のオキシエチレン単位を1分子当りに有するC I2〜 CI、の主として線状の第一アルコール(約30重量%のC12,25重量%の C11,25重量%のC11および20重量%のC15)の混合物とした。結果 を第1表に示す。
実施例6 実施例1の手順を反復したが、ただし使用したインキ除去剤をCI2〜C,、( PO)? (EO)、とした。これら試験の結果を第1表に示す。
実施例7 実施例2の手順を反復したが、ただし使用したインキ除去剤をCat〜C,、( PO)2 (EO)、とした。これら試験の結果を第1表に示す。
実施例8 実施例3の手順を反復したが、ただし使用したインキ除去剤をC,I−C,、( PO)、(EO)、とした。これら試験の結果を第1表に示す。
比較例A 実施例1の手順を反復したが、ただしヒドラバルブ処理工程と浮選工程との両者 を9.0のpHで行なった。結果を第1表に示す。
比較例B 実施例4の手順を反復したが、ただしヒドラバルブ処理工程および浮選工程の両 者を9.0のpHて行なった。結果を第1表に示す。
比較例C 実施例5の手順を反復したが、ただしヒドラバルブ処理および浮選工程の両者を 9.0のpHで行なった。結果を第1表に示す。
比較例り 実施例6の手順を反復したが、ただしヒドラバルブ処理工程および浮選工程の両 者を9. 0のpHで行なった。結果を第1表に示す。
I C,、−C1,(EO)、1 5.5 58.3 4232 c++−c+ + (EO)+3 3.5 58.4 3743 C1,−CI、 (EO)1 s 7.0 57.9 3664 C11−C11(EO)+ 5.5 58. 2 4635 C,2−C,、(EO)。 5.5 57.2 4196 Cl 2−CIl (PO)2 (EO)、 5.5 57.8 3997 Cl2− CIS (PO)2 (Eo)t 3.5 55.8 3668 C12CIS  (PO)2 (EO)y 7.0 57.2 366比較例A C1,−CI S (EO)II 9,0 55 −−−比較例B Cz−Chi (EO)+  9.0 55 −−−比較例C,Ctff−CIs(EO)e 9.0 53  461比較例D ell−C16(PO)2 (EO)、 9.0 52 1 95第■表に見られるように、pH5,5および3.5にてC8,、□ls ( EO) l−を用いれば、慣用の塩基性バルブ処理およびインキ除去条件の下で 得られる結果(比較例A)と対比して、向上したシート白色度を与える。実施例 1と2との比較は、試験pHを悪影響なしに5.5から3.5まで低下させうる ことを示唆する。実施例Iと3と比較例へとの対比は、試験pHを5.5から7 .0〜9.0まで上昇させると徐々に白色度が減少することを示唆する。
実施例4と比較例Bとの比較は、Cl4−1.(EO)、も同様に9,0のpH よりも顕著に高い白色度を5.5のpHで与えることを示す。
実施例5と比較例Cとの対比は、Chi−js (EO)−が9.0における試 験pHよりも5.5のpHにて顕著に高い白色度と低いインキ粒子数とを与える ことを示す。 C,、、& (PO)1 (EO)、の結果は、インキ除去表面 活性剤が酸化プロピレンを含有すれば酸性および中性の両試験pHにて相当高い 光沢値が得られることを示す。酸性pHにおける一層高いインキ数は実際よりも 明らかである。僅かな小さいインキ粒子は、酸性および中性pHで得られた白色 度の高いハンドシートバックグランドに対し容易に検出される。
補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)平成6年 8月24日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)古紙をパルプに変換すると共に、このパルプを表面活性インキ除去剤 を含有する水性媒体と接触させ、 (b)得られたパルプ含有媒体を1回もしくはそれ以上の洗浄および/または浮 選工程にかけ、前記洗浄および/または浮選工程を約7もしくはそれ以下のpH で行なって、懸濁したインクを除去すると共に前記パルプ含有媒体をその後の製 紙機への添加のため状態調節することから成る古紙素材のインキ除去法。
  2. 2.前記表面活性インキ除去剤をアルコールエトキシレート化合物、アルコール プロポキシエトキシレート化合物およびその混合物よりなる群から選択する請求 の範囲第1項に記載の方法。
  3. 3.前記表面活性インキ除去剤が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは8〜18個の範囲の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキ ル基またはアルキル成分が8〜12個の炭素原子を有するアルキルアリール基で あり、mおよびnはそれぞれ1分子当りのオキシプロピレン基およびオキシエチ レン基の平均数を示し、mが0であればnは6〜20の範囲であり、mが0.5 〜7の範囲であればnは1〜20の範囲である]を有するアルコールエトキシレ ートまたはアルコールプロポキシエトキシレートである請求の範囲第2項に記載 の方法。
  4. 4.前記表面活性インキ除去剤がアルコールエトキシレートまたはアルコールプ ロポキシエトキシレートであってmが0であればnが7〜15の範囲であり、m が1〜3の範囲であればnが2〜12の範囲である請求の範囲第3項に記載の方 法。
  5. 5.前記表面活性インキ除去剤がC8〜C18脂肪酸をさらに含む請求の範囲第 1〜4項のいずれか一項に記載の方法。
  6. 6.工程(a)における水性媒体が約7もしくはそれ以下のpHを有する請求の 範囲第1〜4項のいずれか一項に記載の方法。
  7. 7.工程(a)における水性媒体が3〜7の範囲のpHを有する請求の範囲第1 〜4項のいずれか一項に記載の方法。
  8. 8.前記洗浄および/または浮選工程を3〜7の範囲のpHにて行なう請求の範 囲第1〜4項のいずれか一項に記載の方法。
  9. 9.工程(b)に先立ち、工程(a)からの得られたパルプ含有媒体を:(i) 洗浄してさらにインキを除去し、(ii)過酸化水素を用いて9〜12のpHで 、またはヒドロ亜硫酸ナトリウムを用いて4〜6.5のpHで漂白し、 (iii)アルコールエトキシレート化合物、アルコールプロポキシエトキシレ ート化合物およびその混合物よりなる群から選択される表面活性インキ除去剤と 約7もしくはそれ以下のpHで接触させる 請求の範囲第1〜4項のいずれか一項に記載の方法。
  10. 10.水性媒体が0.5〜12重量%のパルプを含有し、工程(a)を30〜1 00℃の範囲の温度で行なう請求の範囲第1〜4項のいずれか一項に記載の方法 。
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