JPH07503587A - レターボックス信号の復号方法および復号回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 レターボックス信号の復号方法および復号回路本発明は、レターボックス信号の 復号方法および復号回路に関する。

従来の技術 地上のチャネルを介して１６：９のワイド画像フォーマットを両立的に伝送する ためには、現在のところＰＡＬｐｌ　ｕ　ｓシステム規格が挙げられる。この方 式の場合、４′３受信機では１６：９の画像情報が画像の上縁部と下縁部に黒い ストライプをともなって両立的に表示される。幾何学的比率を従来の４＝３受信 機に整合させるためには垂直方向におけるフォーマット変換が必要であり、その 際、４：３受信機の可視画像窓内には本数の少なくされた有効走査線だけが表示 される（レターボックス表示）。４：３受信機の残りの領域は、画像上縁部と下 縁部にてそれぞれ走査線７２本ずつの黒いストライプとして現れる。しかし、将 来の１６：９受信機においてフォーマット全体を埋める表示を行うには、ソース 画像のすべての走査線が必要とされる。このために必要な情報は、いわゆる補助 信号（ヘルパー）として画像上縁部と下縁部の黒いストライプ中で伝送される。

付加情報を伝送するためには、振幅範囲内で濃い黒の領域が利用される。このた め、埋め込まれた付加情報は４：３受信機ではほとんど可視的でない。

しかしながら、現行のテレビジョン規格内での１６゛９画像の既存の両立的伝送 方式にはいくつかの欠点がある。第１に、ビデオ画像の最初の走査線（走査線２ ３）は半分しかビデオ情報で満たされていない。通常、この走査線は受信機のオ ーバースキャン領域で消えてしまい、したがってこれが見える可能性はない。し かし１６：９画像のために必要とされるフォーマット変換に際して、この走査線 はレターボックス画像の最初の可視的な走査線へ移され、このためテレビジョン 画像の可視的な部分へと押し出されてしまう。それ故、見ることの可能な両立的 ＰＡＬｐｌｕｓ画像は１つの走査線の半分から始まってしまうことになる。他方 、第１フイールドと第２フイールドの相対応する各走査線の間には、３１３本の 走査線分の遅延時間が存在する。正確に３１２本の走査線分の遅延時間を有する 走査線の時間的平均が行われるＰＡＬｐｌｕｓ規格での所期のカラー符号化にと って、このことは不都合である。この結果として、第１フイールドの最初の走査 線と第２フイールドの最後の走査線はそれぞれ、パートナ−としての相対応する 走査線をもたないことになってしまう。

本発明 したがって本発明の課題は、改善されたレターボックス復号方法を提供すること にある。この課題は、請求項１に記載された本発明の方法により解決される。

基本的に、本発明による方法は以下のとおりである。

すなわち、送信側でのレターボックスフォーマット変換前に、画像内容を含む走 査線のうちそれぞれ第１フイールドの最初の走査線（２３）と第２フイールドの 最後の走査線（６２３）が所定の値−たとえば黒−にセットされ、フォーマット 変換後、第１フイールドのヘルパー走査線（２３〜５８）が１つの走査線だけ大 きい走査線数の方向へずらされ、第２フイールドのヘルパー走査線（５８８〜６ ２３）が１つの走査線だけ小さい走査線数の方向へずらされ、受信側でもとの走 査線（２３−６２３）を再構成するために（４５）それぞれ、第１フイールドの 欠落した最初のレターボックス走査線（５９）の代わりに伝送ないし記録された 最後のヘルパー走査線（５９）が用いられ、第２フイールドの欠落した最後のレ ターボックス走査線（５８７）の代わりに伝送ないし記録された最初のヘルパー 走査線（５８７）が用いられる。

さらに本発明の別の課題は、本発明による方法のための装置を提供することにあ る。この課題は、請求項２に記載された本発明による装置により解決される。

基本的に本発明による装置には、ヘルパー信号のための記憶手段（４２）とレタ ーボックス信号のための記憶手段（４３）が設けられており、書き込み／読み出 し制御部（４４）により前記記憶手段へそれぞれ対応する走査線が供給され、送 信側のもとの走査線数を形成するために、前記記憶手段から後置接続された再構 成マトリクス（４５）へ相応の走査線が読み出され、欠落したレターボックス走 査線に対しそれぞれ該レターボックス走査線の位置に時間的に配置されたヘルパ ー走査線が書き込まれるようにして、ヘルパー走査線およびレターボックス走査 線に対する書き込みと読み出しが連続的に行われる。

レターボックス画像のために、両方のフィールドの走査線の間で新たな対応づけ を行うべきである。基本的に、第１フイールドは第２フイールドに対し１本の走 査線だけずらされる。これに加えて、各フィールドごとの有効なレターボックス 走査線数を１本の走査線だけ低減する必要があり、その結果、各フィールドごと にもともと存在していた２１６本の走査線のうち、レターボックス画像の伝送の ために２１５本の有効走査線だけが残される。

まず始めにスタジオ側で配慮されることは、第１図に示されているようにフォー マット変換前、ソースデータが第１フイールドの最初の位置（走査線番号２３） ないしは第２フイールドの最後の位置（走査線番号６２３）においてそれぞれ１ 本の黒い走査線を有するようにすることである。これらの黒い走査線はフォーマ ント変換後（そのつど４本の走査線から３本のレターボックス走査線が補間され る）用いられた補間によって、レターボックス画像において再びほぼ黒い走査線 （第２図中の走査線番号５９と５８７）が生じる。取り決めによれば、これらの 走査線は伝送してはならない。その理由は、これらの走査線の情報内容は僅かで しかないからである。

これによって生じた欠落個所は次のようにして補償される。すなわち第３図に示 されているように、第１フイールドのための最初の３６本のヘルパー走査線の伝 送は走査線番号２４ではじめて開始され、第２フイールドのための最後の３６本 のヘルパー走査線の伝送はすでに走査線番号５８７から開始されるようにして補 償される。したがって全部で、レターボックス画像のためには４３０本の有効走 査線が、ヘルパー信号のためには１４４本の走査線が残される。その結果、第１ フイールドと第２フイールドの対応する各有効走査線の間で、３１２本の走査線 分の所望の時間差が生じる。

ＰＡＬｐｌｕｓデコーダは、黒いストライブ中で伝送される合わせて１４４本の 走査線を有する補助情報とレターボックス画像とから、５７６本の有効走査線を 有するフォーマット全体を埋める１６：９画像を再構成する。したがってレター ボックス走査線と補助走査線の本数は、１．３の比率になければならない。この ため全部で１４４本の補助走査線に対して、正確に４３２本の走査線が必要とさ れる。このことは、伝送前に抜き取られたレターボックス画像のほぼ黒の走査線 を再び加える必要があることを意味する。しかじもとの走査線を利用することは もはやできないので、欠落した２本の走査線をデコーダにおいて付加的に生成す る必要がある。

本発明によれば、伝送されなかったこれらの走査線情報の代用として、伝送され たヘルパー走査線のうちの２本が用いられる。有利には、１本のヘルパー走査線 のビデオ情報を近似的に”黒”とみなすことができる。それというのは補助信号 は既述のように濃い黒の領域で伝送されるからである。

さらに本発明によれば、第１フイールドの伝送されたレターボックス画像の最初 の有効走査線として最後のヘルパー走査線（走査線番号５９）を利用するように 構成されている。これと同じことは、第２フイールドの最後の有効なレターボッ クス走査線についてもあてはまり、これはは下方の”黒い”レターボックススト ライプの最初のヘルパー走査線（走査線番号５８７）と同じである。

本発明の利点は、レターボックスフォーマットのヘルパー情報と有効走査線のた めの記憶手段の書き込み／読み出し制御部の回路技術的設計仕様が著しく簡単に されることである。

盈皿 次に、図面を参照して本発明を説明する。

第１図は、フォーマット変換前のスタジオにおける１６°９画像の走査線の配置 構成図である。

第２図は、フォーマット変換後の１６：９画像の走査線の配置構成図である。

第３図は、ＰＡＬｐｌｕｓ伝送のためのレターボックス走査線とヘルパー走査線 の配置構成図である。

第４図は、本発明にょるＰＡＬｐ　ｌ　ｕ　ｓデコーダの基本ブロック回路図で ある。

実施例 第４図におけるＰＡＬｐｌｕｓデコーダはその人力側４０でたとえ合成カラーテ レビジョン（ＦＢＡＳ）信号を受信し、この信号のうち相応のヘルパー走査線は ヘルパーメモリ４２に記憶され、レターボックス走査線はレターボックスメモリ ４３に記憶される。さらに合成カラーテレビジョン信号のうちから同期信号が利 用され、この信号は両方のメモリのための書き込み／読み出し制御部４４へ供給 される。再構成マトリクス４５において、相応に整合された遅延時間後に有利に は連続的に読み出される記憶されたデータによって、それぞれ３本のレターボッ クス走査線と１本のへルバー走査線から、５７６本の有効走査線を有する１６： ９画像のそれぞれ４本の走査線が補間され、これらは出力側４６で得られる。該 当するヘルパー走査線７１と７４内に、補間された周縁部の走査線の画像内容を 実質的に変化させる補助情報が存在するが否かは、もとの画像における相応の垂 直方向のスペクトル成分に依存する。

本発明を用いないとしたならば、伝送されないレターボックス走査線の補償は、 ヘルパーメモリ４２とレターボックスメモリ４３の書き込み／読み出し過程を中 断して行わなければならない。しかしこのことによって回路の複雑性が高まって しまう。その理由は、付加的な制御信号を生成しメモリへ供給しなければならな くなるからである。とりわけ不利になってしまうのは、このプロセスを１つのフ ィールド内のただ１本の走査線のためにだけ行わなければならないことであり、 さらに両方のフィールドの走査線の位置がそれぞれ異なることになってしまうか らである。この場合には、書き込み／読み出し制御部４４内のカウンタの状態を 質問走査するための付加的な論理素子および付加的な信号線路が必要となる。

これに対して本発明のように、レターボックス画像の開始時点と終了時点がそれ ぞれ相応のヘルパー走査線に固定されているならば、伝送されないレターボック ス走査線の生成ならびにそれに付随する制御信号のだめの付加的なコストを省略 できる。これによりＰＡＬｐｌｕｓデコーダに対し見かけ上一連続的な書き込み ／読み出しシーケンスにより得られたそれぞれ２１６本の走査線を有する２つの フィールドから成る一４３２本の走査線のレターボックス画像となる。

たとえばＮＴＳＣのようなその他のテレビジョンシステムに対して、既述の数値 を相応に適合させることができる。

走査線 走査線 、　−、、、−９，ＰＣＴ／ＥＰ　９３１００１８９

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．レターボックス信号の復号方法において、送信側でのレターボックスフオー マット変換前に、画像内容を含む走査線のうちそれぞれ第１フィールドの最初の 走査線（２３）と第２フィールドの最後の走査線（６２３）が所定の値−たとえ ば黒ーにセットされ、フォーマット変換後、第１フィールドのヘルパー走査線（ ２３〜５８）が１つの走査線だけ大きい走査線数の方向へずらされ、第２フィー ルドのヘルパー走査線（５８８〜６２３）が１つの走査線だけ小さい走査線数の 方向へずらされ、受信側でもとの走査線（２３−６２３）を再構成するために（ ４５）それぞれ、第１フィールドの欠落した最初のレターボックス走査線（５９ ）の代わりに伝送ないし記録された最後のヘルパー走査線（５９）が用いられ、 第２フィールドの欠落した最後のレターボックス走査線（５８７）の代わりに伝 送ないし記録された最初のヘルパー走査線（５８７）が用いられることを特徴と する、 レターボックス信号の復号方法。 ２．請求の範囲第１項記載の方法を実施するための復号回路において、 ヘルパー信号のための記憶手段（４２）とレターボックス信号のための記憶手段 （４３）が設けられており、書き込み／読み出し制御部（４４）により前記記憶 手段ヘそれぞれ対応する走査線が供給され、送信側のもとの走査線数を形成する ために、前記記憶手段から後置接続された再構成マトリクス（４５）へ相応の走 査線が読み出され、 欠落したレターボックス走査線に対しそれぞれ該レターボックス走査線の個所に 時間的に配置されたヘルパー走査線が書き込まれるようにして、ヘルパー走査線 およびレターボックス走査線に対する書き込みと読み出しが連続的に行われるこ とを特徴とする、 レターボックス信号の復号回路。