JPH07503263A - 着色された導電性ポリアニリン配合物 - Google Patents

着色された導電性ポリアニリン配合物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 着色された導電性ポリアニリン配合物 発明の技術分野 本発明は一般に導電性ポリマーに関し、より詳細にはたとえば着色されたポリア ニリンの部品、容器、繊維、テープ、フィルムおよびコーチングのような導電性 の成形物品、並びにこれら導電性物品の形成および使用方法に関するものである 。
発明の背景 導電性の熱可塑性ポリマー配合物は、たとえば電子装置および部品を包装すると 共に広範囲の静電気減衰、静電気遮蔽および電磁遮蔽の諸問題を解決すべ(実用 上共々興味を集めている。しばしば、この種の配合物はたとえばカーボンブラッ ク、ステンレス鋼繊維、銀もしくはアルミニウムフレークまたはニッケル被覆繊 維をたとえばポリスチレン、ポリオレフィン、ナイロン、ポリカーボネート、ア クリロニトリルブテンスチレン(ABS)コポリマーなど絶縁性ばら熱可塑性プ ラスチックと混合して作成される。次いでこれら充填配合物は押出、射出もしく は吹込成形などにより所望の形状および物品まで加工される。上記の充填熱可塑 性配合物に伴う主たる問題は、これら材料の加工が簡単でなく、しばしば過度の 機械磨耗を伴い、さらにその着色性がそれぞれ充填剤の機械的および光学的特性 により困難になる点である。たとえば、高い導電率を有すると共に黒色でないカ ーボンブラック充填ポリマーを製造することは実質的に不可能である。導電性配 合物の着色性が重要であることは、これら材料をたとえば製品の外観が重要とな るカーペットおよびファッション工業やフィルム、容器、ハウジングおよびエン クロージャの色合せ用途に使用することから生ずる。
掻く最近、カーボンブラックもしくは金属充填配合物を、本質的に導電性のポリ マーおよびこれらと一般的な絶縁性ポリマーとの配合物で置換することに興味が 増している。後者の系はコスト上一層有利であると共に加工容易であって、所望 の機械的性質を示すと思われる。各種の導電性ポリマーのうち、ポリアニリンが その優秀な環境的安定性およびその低い生産コストのため特に注目を集めている 。
ポリアニリンは当業界で周知されており、たとえばポリアニリンをプロトン酸と 接触させる導電性型のこのポリマーの製造が開示されている[A、G、グリーン およびA、E、ウッドヘッド、「アニリン−ブラックおよびアライド配合物、第 1部」、ジャーナル・ケミカル・ソサエティ、第101巻、第1117頁(19 12);コバヤシ等、「ポリアニリンフィルム被覆電極の・・・電気化学反応」 、ジャーナル・エレクトロアナリチカル・ケミストリー、第177巻、第281 〜91頁(1984)、米国特許第3,963.498号、第4,025゜46 3号および第4,983,322号;米国特許出願第714.165号]。この 種の開示されたプロトン酸の典型例はHCI、HSo 、R−3o3H型のス2 4+ ルホン酸、燐酸などである[J、C,チアングおよびアランG、マツクジアルミ ド、「ポリアニリン:金属体に対するエメラルジン型のプロトン酸ドーピング」 、シンセチック・メタルス、第13巻、第196頁(1986)、W、R,サラ ネック等、「ポリアニリンの二次元−表面「状態」図」、シンセチック・メタル ス、第13巻、第297頁(1986)]。この種の酸はポリアニリンとの複合 体を形成し、一般に10’S/cmもしくはそれ以上の導電率を示す。したがっ て、電気的性質はこれらのいわゆる「ドープされた」ポリアニリン並びにこれら と一般的な絶縁性塊状ポリマーとの配合物を、現在では金属もしくはカーボンブ ラック充填系により示される静電気防止もしくは遮蔽の各種の用途につき好適に する。
事実、成る種のポリアニリンに基づく系は機械的磨耗なしに標準的なポリマー加 工技術により便利に加工することができ、優秀な機械的性質を示す。
しかしながら、常にポリアニリンはその導電性型において可視スペクトル範囲で 極めて強い吸光を示し、ポリマーに極めて暗い暗緑色/青色の外観を与える[第 1図における吸光スペクトル参照]。銀、鋼材および他の金属と比較して、ドー プされたポリアニリンの比較的低い導電率のため、所望の遮蔽および静電気防止 の用途に充分な導電率を付与するには絶縁性ポリマーとの配合物に多量のポリマ ーがしばしば必要とされる。すなわち、金属およびカーボンブラック充填の熱可 塑性配合物と同様に、ポリアニリンに基づく系の着色性は貧弱であると共に問題 があると思われる。明らかに、着色された導電性配合物および物品を加工する方 法につきニーズが存在する。
発明の要点 したがって本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消すると共にポリアニリン と1種もしくはそれ以上のプロトン酸とからなる着色された導電性配合物および 物品を提供することであり、前記プロトン酸は同時的に或いは独立して (i)ポリアニリンとの導電性複合体を形成すると共に、 (i i)近赤外、可視もしくは紫外範囲にて吸光を示すよう官能化される。
さらに本発明の目的は、ポリアニリンと1種もしくはそれ以上のプロトン酸とか らなる着色された導電性配合物および物品を提供することにあり、前記プロトン 酸は同時的に或いは独立して (1)ポリアニリンとの導電性複合体を形成し、(11)近赤外、可視もしくは 紫外範囲にて吸光を示し、 (i i i)ポリアニリンの加工性を誘発させるよう官能化される。
さらに本発明の目的は、ポリアニリンと1種もしくはそれ以上のプロトン酸とか らなる着色された導電性配合物および物品を提供することにあり、前記プロトン 酸は同時的に或いは独立して (i)ポリアニリンとの導電性複合体を形成し、(ii)近赤外、可視もしくは 紫外範囲にて吸光を示し、 (i i i)ポリアニリンの加工性を誘発して基質材料との緊密混合物(溶液 など)を形成するよう官能化される。
「基質」もしくは「基質面」という用語は、本明細書にて絶縁性(すなわち約1 0−95/cmもしくはそれ以下の導電率)および半導性(10−99/cmよ り大、たとえば約10−8〜1O−1S/cmの範囲の導電率)の範囲における 溶剤およびポリマーを示すべく用いられる。
「ポリマー」は固体、溶融物およびプレポリマー(オリゴマー)を包含する。
さらに本発明の目的は、着色された導電性ポリアニリンおよび導電性ポリアニリ ンと塊状ポリマーおよびプレポリマー基質との配合物から成形された物品、繊維 、コーチング、フィルム、テープなどを提供することにある。
本発明の他の目的、利点および新規な特徴につき部分的に以下説明し、さらに以 下の説明を見れば当業者には明かとなり或いは本発明の実施により知りうるであ ろう。
本発明の目的および利点については、特に本明細書に開示した手段およびその組 合わせによって実現しうるであ第1図は、m−クレゾールから注型された導電性 ポリアニリン(PAN i)−キシレノール・ブルー複合体の吸光スペクトルを 示す。
第2図は、m−クレゾール中の溶液におけるPANi−カンファースルホン酸( C3A)複合体の吸光スペクトルを示す。
第3図は、それぞれ点破線、点線および実線にてグラフに示されるようにキシレ ノール・ブルーとポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)との配合物;PA Ni−キシレノール・ブルー複合体とPMMAとからなる配合物:並びにPAN i−キシレノール・ブルー−C3A複合体とPMMAとの配合物の固相吸光スペ クトルを北本発明の着色された組成物は典型的には2種もしくは3種の次の成分 を含む。
(i)1種もしくはそれ以上の置換もしくは未置換のポリアニリン;および (ii)1種もしくはそれ以上の官能化されたプロトン酸溶解質、ここで対イオ ンは同時的に或いは独立して約1 OS / c mより大の導電率を組成物に 付与するよう官能化されると共に200〜800nmのスペクトル範囲における 吸光性と適宜の有機基質相(i i i)に対する適合性とが常に存在し; (i i i)必要に応じ1種もしくはそれ以上の基質相、この相は絶縁性もし くは半導性の有機物質であって、たとえば溶剤もしくはプレポリマーのような有 機液とすることができる。さらに、これは成分(i)および(i i)との配合 もしくは混合に際しおよび/または着色導電性物品まで成形する際に溶融しうる 有機固体もしくは半固体、たとえば溶融ポリマーもしくは軟化ポリマーとするこ ともできる。これは2種もしくはそれ以上のこれら物質の混合物とすることもで きる。基質は溶剤であれば加工の際に存在することができ、少なくとも最終製品 もしくは物品にて部分的に除去することができる。
驚くことに、従来技術に記載された導電性組成物とは異なり、これら物質は広範 な種類の極めて魅力的な色を示すと共に極めて広範囲の導電率を示すポリアニリ ンを含んで作成することができる。
ポリアニリン 本発明の物質における1種の成分は、米国特許出願第714.165号および米 国特許第4.983.322号(これら米国特許の両者を参考のためここに引用 する)に記載されたような置換もしくは未置換のポリアニリンホモポリマーまた はポリアニリンコポリマーである。本明細書にて「ポリアニリン」という用語を 用いる場合、その内容が特定の未置換型のみを意図することが明かでなければ、 置換および未置換のポリアニリンおよびポリアニリンコポリマーを包含すべく包 括的に用いられる。
本発明の実施に使用するのに特に好適なものは、未置換アニリンから誘導される ポリアニリンである。
一般に本発明の実施に有用なポリアニリンは、高い導電率を示すのに充分な分子 量を有し、すなわち1,000ダルトンより大の数平均分子量を有するものであ る。
一般に置換および未置換のポリアニリンおよびポリアニリンコポリマーは少なく とも8個の反復単位を有する。
本発明の好適具体例において、反復単位の個数は少なくとも約10個、特に好適 な具体例において反復単位の個数は少なくとも約15個である。
ポリアニリンはその任意の物理的形態で本発明の実施に便利に使用することがで きる。有用な形態の例は米国特許出願第714,165号および米国特許第4, 983.322号に記載されたものである。未置換ポリアニリンにつき有用な形 態はロイコエメラルジン、プロトエメラルジン、エメラルジン、ニグラニリンお よびトルプロトエメラルジン型を包含する。有用なポリアニリンは、たとえば上 記引例に示された化学的および電気化学的な合成法を用いて製造することができ る。
官能化されたプロトン酸 本発明による着色された組成物の第2成分は1種もしくはそれ以上の「官能化さ れたプロトン酸」であって、対イオンは同時的に或いは独立して導電性を組成物 に付与すると共に200〜800nmのスペクトル範囲における「着色性」吸光 度を組成物に付与しかつ適宜の有機基質相との適合性を示すよう官能化される。
ここで用いる場合、「着色された」または「着色性」という用語は導電性のポリ アニリン配合物、組成物もしくは物品の性質を意味する際には配合物、組成物も しくは物品が近赤外、可視もしくは近紫外の波長にて実質的な吸光性を有し、好 ましくは200〜800 nmのスペクトル範囲にて少なくとも850 nmに おける吸光度の少なくとも0.1倍である最大(ピーク)吸光度を示すことを意 味する。(ポリアニリンは850 nmにて強い吸光性を示す)。
ここで用いる場合、「プロトン酸」はポリアニリンをプロトン化して約L OS  / c mより大の導電率を有する前記ポリアニリンとの複合体を形成する酸 である。
好適なプロトン酸はポリアニリンをプロトン化して約10’S/cmより大の導 電率を有する複合体を形成するものであり、特に好適なプロトン酸は約10’S /cmより大の導電率を有するポリアニリンとの複合体を形成するものである。
これら特に好適な具体例のうち、最も好適なものは0.IS/cmより大の導電 率を有するポリアニリン複合体を形成するようなプロトン酸である。
プロトン酸は、たとえばJ、C,チアングおよびアランG、マツクジアルミドの 引例、並びにW、R,サラネック等の引例に示されるように、導電性ポリマー技 術にてドープ剤として周知されている。これらは絶縁性もしくは半導性基質に対 し適合性としうるが、必ずしもそうでなく200〜800nmのスペクトル範囲 にて吸光性を示すとは限らない。ここで用いる「官能化された」プロトン酸は、 ポリアニリンをプロトン化して約toilS / c mに等しい或いはそれよ り大の導電率を有する前記ポリアニリンとの複合体を形成する酸;200〜80 0nmのスペクトル範囲にてこの範囲における最大吸光度と850 nmにおけ る吸光度との比が0.1より大になるような吸光度を有する複合体を形成する酸 ;並びに同時的または独立して基質(これら生成物の第3成分を構成する)に対 し混和性または可溶性となるよう官能化された酸である。
200〜800nmのスペクトル範囲にてこの範囲における最大吸光度と850 nmにおける吸光度との比が0.1より大となるような着色性吸光度を有するポ リアニリンとの導電性複合体を形成する一般に本発明に使用するための官能化さ れたプロトン酸は、式■:A o + (t ) [式中、nは1〜5の整数であり、 Aはそれぞれ同一もしくは異なるものであって、たとえばスルホン酸基、セレン 酸基、ホスホン酸基、硼酸基もしくはカルボン酸基;または水素硫酸基、水素セ レン酸基、水素燐酸基などの酸官能基であり、Dlは基Aに共有結合して式■の 化合物に200〜8゜Onmのスペクトル範囲における着色性吸光度を付与する 有機部分である] を有するものである。前記部分は一般に芳香族構造を有して染色、染料および着 色剤の技術における発色団として周知されている。
A基とDl基との両者を含むこの種の有用な官能化されたプロトン酸の多くは、 たとえばフロイドJ、グリーン、アルドリッチ・ケミカル・カンパニー・インコ ーポレーション社により「シグマ・アルドリッチ・ハンドブック・オブ・スティ ン・ダイス・アンド・インジケータース」 (ミルウォーキー、ウィスコンシン 州)、1990、ウルリッチ・ブラックマン、ラムダ・フィジーク・GmbH社 によるラムダ・ダツハクローム・レーザー・グレード・ダイス」 (ゲッチンゲ ン、ドイツ国)、1986;および「コダック、ラボラトリ−・ケミカルス」、 カタログNo、54、第895〜901頁(1990)に挙げられたように市販 されている。これら引例を参考のためここに引用する。式■の有用な官能化され たプロトン酸の例はピロガロール・レッド、ピロカテコール拳バイオレット、ク レゾール・レッド、フェノール・レッド、キシレノール・ブルー、キシレノール ・オレンジ、スルホローダミン640、スルホローダミン620などである。勿 論、官能化されたプロトン酸の選択は所望の色および吸光スペクトルに依存する 。この選択は、上記スペクトルが容易に入手できかつ一般に製造業者により供給 されるので、当業者には容易に行うことができる。
本発明に使用するのに特に好適なものは、200〜800nmにてこの範囲にお ける最大吸光度と850nmにおける吸光度との比が0.5より大となるような 吸光度を有するポリアニリンとの導電性複合体を形成するような官能化されたプ ロトン酸である。特に好適な具体例のうち、本発明の実施に使用するのに最も好 適なものは、200〜800nmのスペクトル範囲にてこの範囲における最大吸 光度と850nmにおける吸光度との比が1より大となるような吸光度を有する ポリアニリンとの導電性錯体を形成するような官能化されたプロトン酸である。
本発明の特に好適な具体例においては、ポリアニリンとの導電性複合体を形成す ると共に200〜800nmのスペクトル範囲にてこの範囲における最大吸光度 と850nmにおける吸光度との比が10より大となるような吸光度を有する官 能化されたプロトン酸が使用される。
本発明の組成物につき用いられる官能化されたプロトン酸はポリアニリンとの導 電性複合体を形成する酸であす、この複合体は約10 S / c mに等しい 或いはそれより大の導電率を有し:200〜800 nmのスペクトル範囲にて この範囲における最大吸光度と850nmにおける吸光度との比が0.1より大 となるような吸光度を有し;さらにこれら製品の適宜の第3絶縁性もしくは半導 性成分を構成する基質に対し同時的に或いは独立して混和性または可溶性となる よう官能化されたものである。最後の現象が生ずる要件は、米国特許出願第71 4.165号に開示されている。この官能化は着色された導電性ポリアニリン複 合体を溶解、緊密混合などにより基質中にホモゲナイズすることを可能にする。
この溶解および/または緊密混合は基質における導電性物質の実質的に連続のネ ットワークを形成させて、極めて低いポリアニリン複合体の濃度でさえ全組成物 に対し比較的高レベルの導電率を付与する。
所望ならば、2種以上の官能化されたプロトン酸の混合物も使用することができ る。この場合、全組成物が「着色」される限り、必ずしも全プロトン酸が「着色 された」複合体を形成する必要はない。たとえば、1種の官能化されたプロトン 酸が所望のスペクトル範囲にて高い吸光度を与えるがポリアニリン複合体に対し 比較的低い導電率を付与する場合、他の官能化されたプロトン酸が強い所望の吸 光度を示さなくともよいが極めて高い導電率を全組成物に付与することもある。
この種の酸に関する多くの例が、ここに引用した上記の特許公報および出願明細 書に示されている。或いは、1種の官能化されたプロトン酸が所望のスペクトル 範囲にて高吸光度を示すがポリアニリン複合体の不充分な加工性を誘発させると 共に、他の官能化されたプロトン酸が所望の吸光度を示さないが優れた溶解性、 緊密な混和性などをPANi−複合体に付与する場合は、2種以上の官能化され たプロトン酸を使用することもできる。同様に、2種もしくはそれ以上の官能化 されたプロトン酸を使用し、そのそれぞれが「着色」されて異なる色調もしくは 色合を最終組成物に付与することも可能である。
これらプロトン酸(官能化されても、されなくても良い)の全ては、一般式■に は表示されない対イオンおよびイオン化しうるプロトンを有する。これら対イオ ンは高極性〜非極性もしくは弱極性の範囲の極性を有することができる。対イオ ン構造と極性との関係は米国特許出願第714,165号に示されている。プロ トン酸の対イオンの性質は、しばしば基質の選択に嗜好性をもたらす。
基質相 本発明の組成物が構成される各材料のうち適宜の第3成分は基質である。基質は 絶縁性もしくは半導性材料である。基質は有機溶剤とすることができ、或いはモ ノマー、塊状オリゴマーもしくはポリマーまたはプレポリマー材料とすることも でき、加工に際し流体(液体もしくは半固体)状に転換してポリアニリンおよび 官能化されたプロトン酸との所要の緊密混合(溶解など)を達成しうるちのとす ることができる。官能化されたプロトン酸の非極性もしくは弱極性の対イオンの 場合、非極性もしくは弱極性の溶剤、モノマーもしくはポリマーまたはその混合 物を基質として使用することが好ましい。逆に、官能化されたプロトン酸の高極 性の対イオンはより高極性の溶剤、モノマーもしくはポリマーを必要とする。有 用な一般的溶剤もしくはモノマーの例は次の通りである置換もしくは未置換の芳 香族炭化水素、たとえばベンゼン、トルエン、p−キシレン、m−キシレン、ス チレン、アニリンなど;高級アルカン、たとえばヘキサン、ヘプタン、オクタン など:ハロゲン化アルカン、たとえばクロロホルム、ブロモホルム、ジクロルメ タンなど;ハロゲン化芳香族炭化水素、たとえばクロルベンゼン、ジクロルベン ゼン;高級アルコール、たとえばブタノール、ヘキサノールなど;ジメチルホル ムアミド、N−メチルピロリドン、蟻酸、酢酸、ジメチルスルホキシド、プロピ レンカーボネート、メチルメタクリレートなど。有用なポリマー基質の例はポリ エチレン、アイソタクチックポリプロピレン、エラストマー、たとえばスチレン −ブタジェン−スチレン(S B S)コポリマー、ポリブタジェンなど、ポリ (ビニルクロライド)、ポリスチレン、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(エチ レンテレフタレート)、ナイロン、たとえばナイロン6、ナイロン6゜6、ナイ ロン12など;ポリ(メチルメタクリレート)、ポリカーボネート、アクリロニ トリル・ブテン・スチレポリアニリンとプロトン酸と基質材料との比率は臨界的 でなく、ここに示した範囲における最終組成物の所望の導電率および色のレベル に応じ、広範囲に変化することができる。一般に導電率は組成物における導電性 複合体の比率の直接的関数であって、全体的組成物に高導電率を付与するには導 電性ポリアニリン複合体の高含有量が必要とされる。同様に色強度は官能化され たプロトン酸の含有量と共に直接変化し、一層強カに着色した組成物については 200〜800nmのスペクトル範囲に吸光を示す多量割合の官能化されたプロ トン酸が必要とされる。一般に、一時的な溶剤基質を存在させる場合、全溶液の 比率としての溶剤基質の量は臨界的でなく、ポリマー加工の当業者により容易に 調整して有用物品の製造につき特定の加工要件に合致させることができる。
典型的には、本発明の組成物は1種もしくはそれ以上のポリアニリンと1種もし くはそれ以上の官能化されたプロトン酸と1種もしくはそれ以上の溶剤もしくは 可塑化された基質とを含む。これら材料の相対的比率は次の範囲とすることがで きる: 0.01〜100重量%のポリアニリン+プロトン酸、99.99%〜0%の基 質; 好ましくは0,01〜99重量%のポリアニリン+プロトン酸、 99.99%〜1%の基質; より詳細には0.05〜50重量%のポリアニリン+プロトン酸、 99.95%〜50%の基質。
これは極めて好適な組成物につき、さらに詳記すれば次の通りである・ ポリアニリン 1重量部、 プロトン酸 アニリンの各10反復単位につき少なくとも1個のプロトン酸プロ トン、好ましくは各8反復単位につき少なくとも1個〜各アニリン反復単位につ き20個のプロトン酸プロトン、典型的には0.01〜20重量部、 基質 0.1〜1000重量部、特に0.5〜500重量部。
ポリアニリンホモポリま−もしくはコポリマーまたは置換アニリンホモポリマー もしくはそのコポリマーと1種もしくはそれ以上の官能化されたプロトン酸と1 種もしくはそれ以上の基質との他に、本発明の組成物はこの組成物に溶解し或い は溶解(分散)しない他の適宜の成分を含むこともできる。この種の適宜成分の 性質は広範囲に変化することができ、ポリマー物品に添加剤、充填剤および強化 剤として含ませるべく当業者に知られたような物質を包含する。存在させうる他 の物質の合計は全混合物に対し98%程度であり、適宜という意味は全く省略す ることも可能である。一般に産業魅力的な製品を得るには、これら添加成分は全 最終製品の90重量%、特に2〜90%、特に5〜80%を占めることができる 。
本発明の組成物に使用するのに特に有用な他の物質は0〜10重量%、特に0. 1〜5重量%の蛍光性染料および他の染料、並びにその光学特性をさらに向上さ せうる着色剤である。
加工 本発明の着色された導電性組成物を形成する方法は重要でなく、広く変化するこ とができる。しかしながら、基質が存在する場合には成る段階にて基質をポリア ニリンおよび官能化された酸と共に流体(液体、半固体もしくは溶融状態)で加 工して、適切な緊密混合を確保することが重要である。これは全体的組成物が極 めて独特かつ有利な性質を示すことを可能にし、全体的組成物中に連続相として 存在する導電性ポリアニリン複合体を有する理由で極めて高い導電率を有するこ とがここに示したプロトン酸と基質との適切な選択により可能となる。
その池の点では特殊な要件を必要とせず、たとえば溶液、ゲルおよび溶融物の配 合のようなポリマー加工の当業者に知られた一般的技術を用いることができる。
さらに、有用な着色された導電性物品を本発明の組成物から加工するには、一般 的な製造法を用いることもできる。
ポリマー製品製造の当業者には了解されるように、各種の技術を所望の物品もし くは製品の性質および形状に応して用いることができ、たとえば溶融紡糸、溶液 紡糸、ゲル紡糸、溶融吹込、射出成形、フィルム流延、絞り成形などとすること ができる。
以下、限定はしないが特定実施例により本発明を例示する。
実施例1 0.0543g (反復単位に基づき0.0006M)のエメラルジン塩基型に おけるポリアニリン(PhNとして示す)を璃瑠乳鉢および乳棒を用いて窒素が 充填された乾燥袋内で0.12g (0,0003M)のピロガロール・レッド (アルドリッチ社)と充分混合した。ピロガロール・レッドとエメラルジン塩基 反復単位とのモル比は0.5とした。実験室プレスを用い、得られた混合物を室 温および165℃にてベレットまでプレスした。
試料の導電率を標準的な4−プローブ法を用いて測定した。測定された導電率を 第1表に示す。
実施例2 実施例1を反復したが、ピロガロールの代りにエメラルジン塩基を他のスルホ染 料、ピロカテコール・バイオレット、クレゾール・レッド、フェノール・レッド 、キシレノール・ブルー、キシレノール・オレンジ(アルドリッチ社)、スルホ ローダミン640またはスルホローダミンB(ラムダ・フィジーク社)と混合し た。得られた複合体の導電率データを第1表に示す。
第1表 ポリアニリンと選択された スルホ染料との複合体の導電率 染料 染料/PHN スルホローダミン640 0.5 スルホローダミン620 0.5 第1表(続き) 染料 導電率(37cm) ピロカテコール・ 3.7!IQ−’ 1.9110−2バイオレツト クレゾール・3.8w1O−62,2110−’レッド フェノール・4.9110−” 8. +!10−’レッド キシレノール・ 4.9xlO’ 2.1!10−6ブルー キシレノール・1. I!!0−51.8110−’オレンジ スルホローダミン 1.3xlO−63,8!111−5スルホローダミン2. 7110−78.0110−6実施例3 実施例1および2のそれぞれ0.1gの量のポリアニリン−染料混合物を50℃ における超音波処理により4゜9gのm−クレゾールに溶解させた。PANt− スルホ染料複合体の溶液の色は、m−クレゾールに溶解された純粋な染料の色と 実質的に同じであった。m−クレゾールにおけるP A N i−キシレノール ・ブルー複合体の吸光スペクトルを例示として第1図に示す。比較的弱い約80 0〜900nmで測定された吸光は導電型のポリアニリンの典型であって、エメ ラルジン塩基とスルホ染料との間の複合体形成を示唆する。さらに、スペクトル は染料に起因する約550 nmにおける強い吸光度をも示す。550nmにお ける最大吸光度と850nmにおける吸光度との比は16.6である。
実施例4 1.81g (0,02M)のエメラルジン塩基を、瑞瑞乳鉢および乳棒を用い 不活性雰囲気(すなわち窒素ガスが充填された手袋)にて2.32g (0,O IM)の(±)−10−カンファースルホン酸[C5A] (アルドリッチ社) と混合した。C3AとPhN反復単位とのモル比は0.5とした。1.0gの量 の得られた混合物を49.0gのm−クレゾールに入れ、超音波浴で処理した。
ポリアニリン−C3A複合体は完全に溶解して、粘性の深緑色溶液を与えた。こ の溶液をガラス表面上に流延させた。溶剤を蒸発させた後、可撓性の自立フィル ムが得られた。流延フィルムの吸光スペクトルを第2図実施例3におけると同様 に作成した0、2gの量の溶液をm−クレゾール中の一般的なポリ(メチルメタ クリレート)[PMMA]の10%(W/W)溶液1gと混合した。溶液におけ るPANi−スルホ染料の含有量は2%であった。得られた均質溶液をガラスス ライド上に流延した。次いで、スライドを50℃の空気中における熱板に載せて 、m−クレゾールをフィルムから除去した。
透明な自立性のポリブレンドフィルムが得られ、その厚さは20〜30μmの範 囲であった。自立性フィルムの導電率を標準的な4−プローブ法を用いて測定し た。その結果を第2表に要約する。純粋染料/PMMAブレンドフィルムを比較 の目的で同様に作成した。
実施例6 実施例5を反復したが、0.05gの実施例4のPANi−C8A溶液を室温に て実施例5で作成された溶液に添加した。C8Aとスルホ染料との両者と複合化 したポリアニリンの均質溶液が得られ、これは純粋染料の溶液と実質的に同じ色 を有した。これら溶液を流延すると共に、50℃で乾燥して強靭な可撓性の自立 フィルムを得た。得られた透明かつ導電性のPANi−複合体/PMMAブレン ドフィルムの色は、比較の染料/PMMAフィルムと極めて類似した。第3図は キシレノール・ブルー/PMMASPAN i−キシリノール・ブルーおよびP ANi−キシレノール−ブルー−C3A/PMMAブレンドフィルムの吸光スペ クトルを比較する。約550nmにおけるキシレノール−ブルーの強力な吸光ピ ークは、P M M Aとの流延の後にほぼ未変化に留まった。
約850nmにおける導電型のポリアニリンに関連した典型的な吸光ピークは弱 く、その結果として導電性ブレンドフィルムは純粋染料と実質的に同じ色を示し たのに対しフィルムの導電率はしばしば7〜8倍程度増大した。
これは第2表に示した導電率データによって示される。
550nmにおける最大吸光度と850 nmにおける吸光値との比は、PAN i−キシレノール・ブルー/PMMAおよびPANi−キシレノール・ブルー− C3A/PMMAフィルムにつきそれぞれ6.6および10.3であった。
第2表 スルホ染料、PMMAと配合したPANi/スルホ染料複合体およびPAN i −スルホ染料/C3A複合体の導電率の比較 スルホ染料 PMMAにおける濃度(%W / W )染料 PANi−染料  PANi −C3^ピロガロール・ 4.0 レッド ピロカテコール・ 4.0 バイオレット レッド 2.0 2、 0 1. 0 第2表(続き) ルホ染料 PMMAにおける濃度(%w / w )染料 PANt−染料 P ANi −C3Aブルー スルホローダミン 5.0 5.0 0.5 第2表(続き) スルホ染料 導電率 色* (S / c m ) ピロガロール・ <10−11 赤橙色レッド 4.2X10’ 赤褐色 5.2X10−1 赤褐色 3.0X10’ 暗紫色 4.6X10’ 暗紫色 2.0XIO〜9 暗赤色 1.4X10−1 暗赤色 3、oxlo−9赤褐色 2.4X10” 赤褐色 第2表(続き) スルホ染料 導電率 色* 6.8xlO’ 黄緑色 4.0xlO’ 紫色 * 透過光における色 ** 蛍光染料 実施例7 2gの量のDCM(4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−p−ジメチルアミ ノスチリル)4H−ピラン)(エフサイトン)を10gのm−クレゾールに溶解 させた。0.5gの量の得られた溶液を3.8gのm−クレゾールにおけるPM MAの10%(W/W)溶液および0.5gの実施例4のPANi−C3A溶液 と混合した。
得られた均質溶液をガラス表面上に流延し、溶剤を50℃にて空気中で蒸発させ た。透明な自立性の赤色ポリブレンドフィルムが得られ、その厚さは20〜30 μmの範囲であった。実験を反復したが、添加したPANi−C3A溶液のIを O,Og (比較)、0.02g、0゜05gおよび0.2gとした。得られた ブレンドフィルムの導電率を第3表に示す。
実施例8 実施例7を反復したが、ディスパース・レッド(赤色)、ソルベント・ブルー( 青色)、ソルベント・イエロー(黄色)染料を用いた。ブレンドフィルムの導電 率データを第3表に示す。
実施例7および8は、着色された導電性ポリアニリン材料の加工に使用するため の非スルホン酸染料の使用を例示する。
第3表 染料/PAN 1−C3A/PMMA フィルムのブレンドフィルムの特性 染料 PMMA配合物における 濃度(重量%) 染料 PANi−C8A ディスパース・イエロー 4 2.0 第3表(続き) 染料 導電率 色* (S / c m ) DCM** < 10” 赤色 DCM 2xlO’ 赤色 DCM 1.7xlO−’ 赤橙色 ソルベント・ブルー < 10−II 青色ソルベント・ブルー 5.4xlO ” 青色ソルベント・ブルー 2.7xlO−2青色ソルベント・ブルー 8. 5xlO’ 青色ディスパース・ 3.2xlO’ 赤色レッド ディスパース・ 1.4xlO−’ 赤色ディスパース・ 1.0xlO−1黄 緑色イエロー * 透過光における色 実施例9 実施例6を反復したが、PMMAの代りにそれぞれナイロン12、ナイロン4. 6、トロガミド(非晶質ナイロン、アウルス・フルス社)、ポリスチレン、AB S。
ポリビニルアセテート、ポリカーボネート、ポリスルホンおよびポリビニルピロ リドンのm−クレゾールにおける10%(W/W)溶液を、m−クレゾールにお けるPANi−キシレノール・ブルー−C3A溶液に添加した。
全ての場合、紫色ポリブレンドフィルムが得られた。得られたフィルムの導電率 を第4表に示す。この実施例は、着色された導電性ポリアニリン組成物が広範囲 の市販ポリマーから作成されうろことを示す。
第4表 種々異なる市販ポリマーとのPANi−キシレノール・ブルーC3A1jj合体 のブレンドフィルムの導電率ポリマー 配合物における濃度(重量%) 導電率 PANi −PANi − ナイロン12 2.0 1.0 2.7xlO’2.0 2.0 5.8xlO ’ ト ロ ガ ミ ド 2. 0 1. 0 1. 2xlO’(非晶質ナイロン ) ポ’)7.fレン 2.0 1.0 5.0xlO−’2.0 2.0 9.5 xlO’ ABS 2.0 1.0 7.3xlO−32,02,09,0xlO’ PVAC2,01,01,3xlO’ 2.0 2.0 2.6X10−3 ポリカーボネート 2.0 1.0 3.4xlO−22,01,01,0xl O” ポリスルホン 2.0 1.0 7.0xlO’ポリビニル−5,01,02, 2xlO’ピロリドン 実施例10 0.046g (0,0005M)の非導電型のポリアニリンを璃瑞乳鉢および 乳棒にて0.082g (0,00025M)のDBSAおよび0.076gの 実施例2のPANi−フェノール・レッド複合体および0.254gの線状ポリ エチレン粉末(PE 、GR2755;M、=200.000)と、窒素が充填 された乾燥袋で混合した。この混合物を160℃にて熱板間で30秒間にわたり プレスし、30秒間の熱プレス工程をさらに3回反復して均一混合を確保した。
全ポリマーに対するPANi−フェノール・レッド複合体およびPAN 1−D BSA複合体復電体比はそれぞれ0.16および0.28であった。上記実験を 反復したが、PANi−DBSA複合体の量を全ポリマーに対するPAN 1− DB SA?jt合体の重量比が0.16.0.01および0.045、並びに 0.0となるように変化させた。得られた深赤色フィルムの導電率を測定し、そ の結果を第5表に示す。
第5表 PEとのPANi−フェノール・レッド−DSA複合体の溶融配合フィルムの導 電率 PE配合物における濃度(重量%) 導電率PANi −PANi − 1602,0xlO” 16 16 1.0xlO’ 16 28 2.0xlO’ 実施例11 実施例10を反復したが、DBSAとPhN反復単位とのモル比を1.0にし、 全ポリマーに対するPANi−DBSAの重量比をそれぞれ0.376.0.3 22.0.244.0.142および0.078とした。配合物の導電率データ を第6表に示す。
第6表 PEとのPANi−フェノール・レッド−DSA複合体の溶融配合フィルムの導 電率 配合物における濃度(重量%) 導電率レッド DBSA (S/am) 16 37.5 9.3xlO’ の導電率を第7表に示す。
第7表 PEとのPANi−キシレノール・ブルー複合体の溶融配合フィルムの導電率 配合物における濃度(重量%) 導電率PANi −PANi − ブルー DBSA (S/cm) O 面 ギ 殆

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.1種もしくはそれ以上のポリアニリンからなる着色された導電性ポリマー組 成物において、前記組成物は約10−11S/cmより大の導電率と200〜8 00nmのスペクトル範囲にてこの範囲における最大吸光度と850nmにおけ る吸光度との比が0.1より大になるような吸光度を有することを特徴とする着 色された導電性ポリマー組成物。
  2. 2.1種もしくはそれ以上のポリアニリンとプロトン化するのに有効量の1種も しくはそれ以上のプロトン酸とを混合してなる着色された導電性ポリマー組成物 において、前記プロトン酸は約10−11S/cmより大の導電率および200 〜800nmのスペクトル範囲にて、この範囲における最大吸光度と850nm における吸光度との比が0.1より大となるような吸光度を組成物に同時にまた は独立して付与するよう官能化されてなる着色された導電性ポリマー組成物。
  3. 3.0.01〜99重量%のポリアニリンとプロトン酸とで構成された請求の範 囲第1項または第2項に記載の組成物。
  4. 4.少なくとも10−6S/cmの導電率を有する請求の範囲第1項または第2 項に記載の組成物。
  5. 5.少なくとも10−3S/cmの導電率を有する請求の範囲第1項または第2 項に記載の組成物。
  6. 6.少なくとも0.1S/cmの導電率を有する請求の範囲第1項または第2項 に記載の組成物。
  7. 7.200〜800nmのスペクトル範囲にてこの範囲における最大吸光度と8 50nmにおける吸光度との比が0.5より大となるような吸光度を有する請求 の範囲第1項または第2項に記載の組成物。
  8. 8.200〜800nmのスペクトル範囲にてこの範囲における最大吸光度と8 50nmにおける吸光度との比が1より大となるような吸光度を有する請求の範 囲第1項または第2項に記載の組成物。
  9. 9.200〜800nmのスペクトル範囲にてこの範囲における最大吸光度と8 50nmにおける吸光度との比が10より大となるような吸光度を有する請求の 範囲第1項または第2項に記載の組成物。
  10. 10.少なくとも10−6S/cmの導電率を有する請求の範囲第7項に記載の 組成物。
  11. 11.少なくとも10−3S/cmの導電率を有する請求の範囲第7項に記載の 組成物。
  12. 12.少なくとも0.1S/cmの導電率を有する請求の範囲第7項に記載の組 成物。
  13. 13.少なくとも10−6S/cmの導電率を有する請求の範囲第8項に記載の 組成物。
  14. 14.少なくとも10−3S/cmの導電率を有する請求の範囲第8項に記載の 組成物。
  15. 15.少なくとも0.1S/cmの導電率を有する請求の範囲第8項に記載の組 成物。
  16. 16.少なくとも10−6S/cmの導電率を有する請求の範囲第9項に記載の 組成物。
  17. 17.少なくとも10−3S/cmの導電率を有する請求の範囲第9項に記載の 組成物。
  18. 18.少なくとも0..1S/cmの導電率を有する請求の範囲第9項に記載の 組成物。
  19. 19.請求の範囲第1〜18項のいずれかにに記載の組成物からなる成形物品。
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