JPH05506255A - 導電性ポリマー―マレイミド ブレンド及びその製造方法 - Google Patents
導電性ポリマー―マレイミド ブレンド及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH05506255A JPH05506255A JP90505477A JP50547790A JPH05506255A JP H05506255 A JPH05506255 A JP H05506255A JP 90505477 A JP90505477 A JP 90505477A JP 50547790 A JP50547790 A JP 50547790A JP H05506255 A JPH05506255 A JP H05506255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive
- polymer
- maleimide
- polyaniline
- conductive polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L79/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
- C08L79/04—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
- C08L79/08—Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G73/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
- C08G73/06—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
- C08G73/10—Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
- C08G73/12—Unsaturated polyimide precursors
- C08G73/121—Preparatory processes from unsaturated precursors and polyamines
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L79/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
- C08L79/02—Polyamines
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B1/00—Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
- H01B1/06—Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances
- H01B1/12—Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances organic substances
- H01B1/124—Intrinsically conductive polymers
- H01B1/128—Intrinsically conductive polymers comprising six-membered aromatic rings in the main chain, e.g. polyanilines, polyphenylenes
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
導電性ポリマー−マレイミド ブレンド及びその製造方法
本発明の背景
本発明は、5tuart 1. YanigerおよびRandy E、 Ca
meranの1988年2月22日出願および本願と同じ鐘受入に譲渡されたU
、S、出願No、158.478の一部継続出願である。
本発明は、導電性ポリマー物質の製造に関し、かつ、導電性ポリアニリンおよび
導電性ポリアニリンとマレイミド系、特にビスマレイミドとを溶液混合してマレ
イミド成分の機械的性質を減少させることなく導電性を有する硬化マレイミド物
質の製造に特に関する。
ポリアニリンの遊離塩基型は式:
(式中、nは0〜lの間である)を育する亜単位から成ると考えられている。エ
メラルダイン(emeraldine)と呼ばれるポリアニリンの酸化状態は、
約0.5のn値を有すると考えられている。
ポリアニリンのこの遊離塩基型は、電気絶縁体である。
エメラルダイン遊離塩基と式HX (Xは例えばCIlである)のプロトン酸と
の反応は、A、 G、 MacDiarmid等およびMol!、 Cryst
、 Ljg、 Cryst、 I 21. l 73(1985)に開示されて
いるように絶縁体からの導電体への転移を起こさせる。この種の導電性ポリアニ
リンは、例えば佛国特許No、l、519.729に開示されているようにバッ
テリーに使用されている。
しかし、上記したような先行技術の物質は多くの障害を育する。例えば、導電性
ポリアニリンの酸塩は、少数の例外はあるが大部分の溶剤に不溶性である。上記
したエメラルダイン遊離塩基およびその導電型は、溶剤を除去すると粉末を形成
する傾向がある。少し努力すれば、フィルムに流延できるが、これらは全く弱く
、かつ、もろく、容易に砕けて粉末になる。導電性酸塩は1、液体の水に暴した
とき、それらの導電性を失う。この損失は脱プロトン化による。導電性損失は可
逆的であり;脱プロトン化物質をプロトン酸で処理することによつて導電性は回
復する。さらに、絶縁性マトリックス中における導電域は拡散する傾向がある。
例えば、エメラルダイン遊離塩基の基材上にポリアニリンの酸塩の導電性の線を
作製した場合に、この線は空間的に短時間だけ安定であるが、最後には基材全体
が一定の導電性になるまで拡散を続ける。
これらの問題の幾らかは、S、 [、Yanigerにより1986年10月2
0日出願のU、S、A、出願No、920゜474およびS、 r、Yanig
er等により1987年2月11日出願の出1iNo、013,305 (両者
共に本出願と同じ譲受人に譲渡された)に記述されている。これらの出願におい
ては、絶縁性エメラルダイン遊離塩基を導電性ポリマー塩にするのに、例えばア
ルキル化剤のようなLewis酸を使用できることが開示されている。適切なL
ewiS酸の使用によって、側鎖としてLewis酸を育する導電性ポリマーが
得られる。これらの誘導体化されたポリアニリンは、先行技術のエメラルダイン
酸塩より水に安定であり、かつ、加工し易い。これに加えて、「ドープした」導
電域と「ドープされてない」絶縁域間に拡散がないことが観察された。
このように、上記のU、S、出願No、920,474においては、ポリアニリ
ンのような塩基型非導電性ポリマーは例えば沃化メチルと反応させてメチル基に
ポリマーの窒素原子と共有結合状に結合している導電性ポリマーを形成すること
ができる。
上記のU、S、出願No、O13,305においては、エメラルダイン遊離塩基
を例えばトシルクロライドのような式R3O,Ciの薬剤と反応させて−So、
R基がポリマーの窒素原子に共有結合状に結合している導電性ポリマーを形成す
ることができる。
S、 1. YanigerおよびR0ε、 Cameronにより1988年
2月22日に出願され、本出願と同じ譲受人に譲渡されたU、S、出願No、1
58,477には、ポリアニリンのような塩基型非導電性ポリマーと無水トルエ
ンスルホン酸またはベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物のような無水物と
を反応させ、−3O1Rおよび−COR基が導電性ポリマーの窒素原子に共有結
合状に結合している導電性ポリマーが開示されている。
しかし、一般的に、上記の出願の導電性ポリマーは、もろくなる傾向があり、そ
の結果機械的性質が劣る。
比較的もろい導電性ポリマーに可撓性ポリマーを配合して所望の電気的性質と良
好な可撓性とを兼備するブレンドの形成が望ましい。
高い導電性を得るためには、ブレンド中における導電性ポリマー:非導電性ポリ
マーの比はポリマー鎖間を電荷が有効に運ばれるために比較的高く(例えば50
%以上)なければならない。残念ながら高いボリアニ′リン充填量では、ブレン
ド物質が相分離を起こす傾向がある。
すなわち、ポリアニリンが非導電性ポリマーマトリックス内で凝集して塊になる
。これらの塊はマトリックス物質によって分離され、従ってブレンドは絶縁体と
なる。
さらに、物質の機械的性質は相分離によって損われる。
ポリアニリンが全装入量で分子レベルで平均に分散されて導電性ポリマーが形成
されているブレンドの形成が望ましい。
本出願の一部継続出願である上記のU、S、出願No。
158.478においては、最初にポリアニリンのような炭素−窒素結合を含有
する塩基型非導電性ポリマーと3.3′、4.4′−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物のようなカルボニル無水物とを反応させて塩基型ポリマーの窒素
原子に共有結合状に結合しているポリイミド状基を含有する導電性ポリマーを形
成し、かような導電性ポリマーを好適な溶剤中において非導電性ポリイミドと混
合し、溶剤を除去し、そしてポリイミドと導電性ポリマーとの導電性連続相ブレ
ンドを形成することにより形成された導電性ポリマーブレンドが開示されている
。しかし、ポリイミドが非常に低い溶融温度を育しない限り、上記出願の導電性
ポリマー−ポリイミドブレンドは溶融加工性でなく、溶融性樹脂を必要とする大
きい部材より導電性フィルムまたは繊維の製造に宵月である。導電性ポリアニリ
ンが溶融加工性であるか他の樹脂系と硬化性であるためには、かようなポリアユ
1〕ンは他の樹脂系の硬化温度に耐えることができなければならない。
R2ε、 Cameronにより1988年8月1日に出願され、本出願と同じ
譲受人に譲渡されたU、 S、出願No、 226.484には、熱に非常に安
定であるポリアニリンの導電性層スルホン酸誘導体が開示されている。
他の導電性ポリマー混合物の例が次の特許に開示されている。
Upson等に発行された特許No、4,526.708には、水中の分散相と
してポリアニリン塩半導体が結合している疎水性ポリマー粒子を含むラテックス
から成る導電性層の形成に宵月な導電性ラテックスコーティング組成物が開示さ
れている。好ましいポリマー粒子はポリウレタン粒子であるが、各種のアクリレ
ートポリマーのような他のポリマー粒子も使用できる。
McQuadeに発行された特許No、3. 786. 117には、導電性基
材上へのポリアミド酸被覆の電着に使用する有機溶剤中のポリアミド酸の電着性
溶液の製造方法が開示されている。この方法は、有機溶剤中の芳香族ポリアミド
酸の溶液を製造し、ポリアミド酸の溶液にアンモニアまたはアルカノールアミン
のような有機アミンである塩基を添加し、この塩基変性ポリアミド酸溶液に水を
1 添加して少なくとも一部のポリアミド酸を沈殿させ、そしてポリアミド酸の
安定な電着性分散体を形成することから成る。次いで、ポリアミド酸の被覆を、
媒質から導電性基材上に電着させ、次いで被覆をポリイミドまで硬化させて絶縁
被覆を形成する。
本発明の目的は、上記のU、 S、出願No、158,478のポリイミド以外
のイミドを配合した導電性ポリアニリンの部類の、改良された導電性ポリマー物
質を提供することである。
他の目的は、溶融加工が可能であり、かっ、大きい部材の製造に特に利用できる
導電性ポリアニリンのような導電性ポリマーとマレイミドとの連続相ブレンドの
形態において改良された可撓性、機械的性質および熱安定性を有する導電性ポリ
マーを提供することである。
さらに他の目的は、導電性ポリアニリンのような導電性ポリマーをドープするこ
とによってイミド、特にビスマレイミドを導電性にして、易加工性、高度に熱安
定性導電性ポリマーブレンドを製造することである。
さらに他の目的は、溶液相中においてポリアニリンをビスマレイドのようなマレ
イミドと混合し、溶剤を除去して得られたポリマーブレンドを加工して強力接着
性導電性樹脂を生成することができる新規の製造方法を提供することである。
本発明の要約
本発明によって、好適な溶剤中において、(a)炭素−窒素結合を含有する導電
性ポリマー、特に導電性ポリアニリンまたはポリアニリン誘導体および(b)マ
レイミド、特にビスマレミドの混合物を溶液混合し、−溶剤を除去し、かつ、例
えば加熱によってマレイミドを硬化させて導電性ポリマーとマレイミドとの連続
相ブレンドを形成することによって上記の目的が達成され、かつ、導電性ポリマ
ーブレンドか製造される。
本発明は、最初に、特にポリアニリンの族からの炭素−窒素結合を含有する塩基
型非導電性ポリマーを、無水カルボニルまたはスルホニルのようなポリマーの窒
素と共有結合状に結合できるカチオン供与化合物と反応させ、これによって上記
のS、 1. Yaniger等のU、S、出願No。
158.477に記載されているような塩基型ポリマーの窒素原子に共有結合状
に結合している有機または無機基を育する誘導体化されたポリアニリンのような
導電性ポリマーを形成することによって行なわれる。
かように形成した導電性ポリマーを、N−メチルピロリドン(NMP)のような
好適な溶剤中において、明細書に後記するある範囲の割合でマレイミド特にビス
マレイミドと混合し、溶液相中における2成分の溶融加工性ブレンドを形成する
。溶剤の除去後に、混合物は混合された物質が強力であり、かつ、航空機部材の
ような大きい部材の加工用のような非金属導電性複合材料におけるマトリックス
物質として使用できる導電性樹脂になる連続相ブレンドを形成する。本出願のブ
レンドは熱硬化性である。すなわち、これらは溶融し、かつ、硬化して不溶性部
材となる。
本発明の導電性ポリアニリンブレンドの他の蓋要な利点は、ビスマレイミドが揮
発物質を放出することなく、かつ、ポリアニリンを分解することなく硬化するこ
とであり、これに反して、上記のU、 S、出願No、158゜478の導電性
ポリアニリン−ポリイミドブレンドは揮発物質を放出する。
所望ならば、上記の方法において、マレイミド成分との溶液混合の間に溶剤溶液
中にポリアニリンのような非導電性ポリマーおよびかような非導電性ポリマーと
の反応用のカチオン供与化合物を配合してマレイミド成分を含む溶液中に導電性
ポリマーを形成することによって導電性ポリアニリンのような導電性ポリマーを
その場所で形成することができる。
このように、本発明においては、機械的性質に著しい不利な影響を及ぼすことな
くまたはこれを減少させることなく、マレイミド特にビスマレイミドの導電性を
増加させる方法を開示する。
本発明の詳細な説明および好ましい態様導電性ポリマー成分
好ましい実施において、炭素−窒素結合を含有する塩基型非導電性ポリマーを、
カチオン供与化合物と最初に反応させてポリマーの窒素とかような供与体カチオ
ン間に共有結合が形成されているポリマー塩を形成する。
非導電性ポリマーの好ましい形態は次のように表わされる。
式中、Aはポリアニリン中におけるようなアリール、特にベンゼン環のような炭
素含有基であり、そしてナフチルおよびビフェニル、2−メチルビフェニル、ブ
チルナフタレン、2−メチルアニリンであるアルキル置換誘導体のような置換ベ
ンゼン、ナフチルまたはビフェニル基およびβフェニルナフタレンおよびβトリ
ルナフタレンのようなアリール置換誘導体であり;そしてyは例えば約lθ〜約
100である約I〜約1,000の範囲の整数である。
すなわち、ポリマーの上記の非導電性ポリアニリン族は、ポリアニリン、そのナ
フチル並びにビフェニル誘導体、およびアルキル並びにアリール置換ポリアニリ
ンおよびそのアルキル並びにアリール置換ナフチルおよびビフェニル誘導体から
成るものとしてさらに特徴づけることができる。
炭素−窒素結合を含有する好ましい非導電性ポリマーは、塩基性ポリマー出発物
質であるポリアニリン、エメラルダイン遊離塩基(PFB)である。
他のポリマー出発物質には、反復単位:を含有するシアンポリマーのような窒素
に結合している炭素原子を含有する他の非導電性塩基型ポリマーを含むことがで
きる。
本発明の出発物質には、ポリアニリンとポリメチルメタクリレートのブレンドの
ような上記のポリマーおよび上記のポリマーと他のポリマーとのコポリマーの非
導電性混合物およびブレンド並びに炭素−窒素基を含有するポリベンズイミダゾ
ール−ポリイミドアロイのようなポリマーアロイも含むことができる。
本明細書において使用する「非導電性ポリマーJの用語は、任意の上記のホモポ
リマーまたはコポリマー物質を示す積りである。
しかし、本発明はポリマー出発物質として好ましい非導電性遊離塩基ポリアニリ
ンを使用して以後説明する。
この物質は、so、ooo〜80,000程度の分子量を有するポリマーである
。8個の亜単位を含有し、約800〜900の分子量を有するポリアニリンのオ
リゴマーのような比較的低分子量形態のポリアニリンも使用できる。
ポリアニリンのような非導電性ポリマーは、ボ′リマーの導電性を増加させるの
に前動な任意のドーピング剤と反応させることができる。例えば、遊離塩基ポリ
アニリンは、上記のMacDIarmldの引例に開示されているようにHX
(XはCI!のようなハロゲンである)のようなプロトン酸と反応させて絶縁体
を導電体に転化できる。
しかし、好ましい導電性ポリマーは、ポリアニリンのような炭素−窒素結合を含
有する非導電性ポリマーを、かようなポリマーの窒素原子を共有結合状に結合さ
せて導電性ポリマーを形成することができるカチオン供与体化合物と反応させる
ことによって製造できる。従って、得られた導電性ポリマーは、ポリマーの窒素
原子と共有結合状に結合した有機または無機基およびかような窒素原子と結合し
てポリマー塩を形成するアニオンを有する。
かような導電性ポリマーおよびそれらの形成方法は、上記の出願に記載されてい
る。例えば遊離塩基ポリアニリンはRXSRz ox、 Rt SOa 、R″
sow cz、またはR’5SiQ(式中、R,R−3o、またはR’sSiは
窒素と容易に共有結合を形成する基であり、R,R/”およびR′の各々は、メ
チル、エチルなどのような1〜20個の炭素原子を含有するアルキル基、および
p−トルエンスルホニル(トシル)、ベンジル、トリル、キシリルおよび他の芳
香族部分のようなアリールであり、XはC1−1■−またはB7−のようなハロ
ゲン;PF5−1S b Cl g−1および置換並びに未置換ベンゼンスルホ
ネートなどのようなアニオンで−あり;そしてQはC1のようなハロゲンである
)のようなR1供与体化合物で処理およびこれと反応させることができる。
上記の反応によって導電性ポリマー塩が形成する。
かように、ポリアニリン遊離塩基または上記した同等のポリマーの窒素と共有化
学結合を形成する反応体は、例えば沃化メチルまたはジメルサルフエートのよう
なアルキル基が1〜20個の炭素原子を含有できるアルキルハライドのような上
記のR0供与体化合物の1種でよい。
塩基型非導電性ポリマーを導電性ポリマーに転化させるための反応は、次のよう
に表わすことができる(式中、例えばRXはR+供与体化合物である:他の好ま
しい態様によれば、U、S、出願No、158゜477に開示されているように
、特にポリアニリンの族からの炭素−窒素結合を含有する塩基型非導電性ポリマ
ーは、該非導電性ポリマーとR−So、−0−3o、R+、R−CO−0−CO
−R−またはR−CO−0−3O1R−またはこれらの混合物(式中、Rおよび
R−はアルキルまたはアリールである)のような無水物、例えばトシル無水物、
ベンゾフェノン テトラカルボン酸二無水物または0−スルホ安息香酸無水物と
を、上記に示した一般的反応によって反応させて、Sow RおよびCOR基が
導電性ポリマーの窒素原子と共有結合状に結合し、かつ、導電性ポリマーのアニ
オンがSO,R−またはO,CR″基である導電性ポリマーに転化できる。
R,E、 Cameronにより1988年8月1日出願の上記のU、S、出願
No、226.484に開示されているような他の好ましい態様によれば、特に
ポリアニリンの族からの炭素−窒素結合含有塩基型非導電性ポリマーは、該非導
電性ポリマーと式R(So、H)、、(式中、Rはベンゼン、もしくはナフタレ
ンのようなアリールまたはこれらの置換誘導体であり、nは少なくとも2、好ま
しくは2〜4の整数である)を有する芳香族多スルホン酸またはm−ベンゼンジ
スルホン酸のようなこれらの混合物の形態の多プロトン酸とを反応させて、−5
02H&が水素結合を介してポリマーの窒素原子を共有結合状に結合しているポ
リマー形成することによって高い熱安定性を育する導電性ポリマーに転化される
。
カチオン供与体化合物:窒素含有ポリマー遊離塩基のような非導電体のモル比は
、変化することができるが、ポリマーの導電性を増加させるのに十分な比である
。すなわち、例えば上記の供与体化合物、RX、R,OX、Rt SO4、R−
8ow CiおよびR,’SiQと無水物との場合においては、供与体化合物二
窒素含有ポリマーのモル比は、窒素!原子当り約0.01〜約2個の無水物の場
合におけるSOl R”またはCOH2基のようなカチオン基であり、ポリアニ
リンの場合にはかようなモル比は、ポリマーの反復単位1個当り約0.O1〜約
8個の範囲である。カチオン供与体化合物として芳香族長スルホン酸を使用する
場合には、各ポリマー単位の窒素当り約1/16〜約2モルの多スルホン酸の割
合を使用し、ポリアニリンの場合にはポリアニリン鎖中の各2個のアニリン単位
当り約178〜約2モルの多スルホン酸を使用する。
反応は、ポリマー出発物質が溶解していないが、無水物のようなカチオン供与体
化合物と直接反応する不均質反応で行うか、またはポリアニリン非導電性1ll
Iti塩基のようなポリマー出発物質を、N−メチルピロリドン、ジメチルスル
ホキシド(DMSO) 、ジメチルホルムアミド(DMF) 、ギ酸、ジメチル
アセトアミド(DMAC)、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(THF)お
よびピリジンのような、かような供与体化合物と不可逆的に反応しない好適な溶
剤に溶解させることもできる。
反応は、一般にほぼ周囲温度、すなわち、20〜25°Cの室温またはこれ以上
または以下の温度で行なわれる。
反応速度は、使用する特定のカチオン供与体化合物反応体によって大幅に変化し
つる。すなわち、反応速度は殆んど瞬間的から数時間またはそれ以上の範囲であ
る。
導電性ポリアニリンのような得られた導電性ポリマーの導電率は、反応の完結の
程度の制御および(または)ポリマー上に共育結合Ig鎖を生成するのに使用す
るカチオン供与体化合物の種類を変えることによって、窒素原子上に共有結合状
に結合したIK鎖の数を減少または増加させることによって変えることができる
。
上記の出願およびMacDiarmid引例の開示は、本発明の導電性ポリマー
成分およびその製造方法に関して、本明細書の参考になる。
マレイミド成分
本発明による上記の導電性ポリマーと混合されるマレイミド成分は、1個の末端
マレイミド単位を有するが、好ましくは分子の反対端がマレイミド単位で封鎖さ
れているビスマレイミドである。マレイミド成分は、モノマーまたはオリゴマー
の形感でよいが、好ましくはビスマレイミドを末端基とするオリゴマーである。
本発明によって使用できるマレイミド成分の例は次の通りである:
(式中、mは1〜約lO1好ましくはI〜約4の整数である)。
式■のBMI(ビスマレイミド)は公知であり、かつ、1.3ビス(3−アミノ
フェノキシベンゼン(APB))と2単位のMl(マレイミド)との反応によっ
て製造できる。
弐■のBMIは公知であり、かつ、10単位のAPBと2単位のMlによって封
鎖されたIO単位のベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)との
反応によって製造できる。
式V(7)BMII;!、10単位(7)APB、!=6FDAとして市販され
、かつ、式:
を有し、2単位のMIで封鎖されている無水物、10単位との反応により公知の
方法によって製造できる。
追加のBMIの例は次の通りである:
導電性ポリマーは、広い範囲の割合で非導電性マレイミド成分と混合できる、一
般に混合物の重量で約1〜9996の導電性ポリマー:1〜99%のビスマレイ
ミドのような非導電性マレイミド成分の範囲である。
特に、比較的高い導電性を得るためには、重量で約50〜約99%の導電性ポリ
マーおよび約I〜約50%の非導電性マレイミド成分の使用が好ましい。かよう
な配合は、導電性ポリマーと非導電性マレイミド成分とを、N−メチルピロリド
ンのような好適な溶剤中において混合することによって行なわれる。使用できる
他の溶剤は上記に示した。所望ならば、ポリアニリンのような非導電性塩基型ポ
リマーと無水物のような適切なカチオン供与体化合物との反応を、N−メチルピ
ロリドンのような好適な溶剤中において行い、次いでマレイミド成分を、得られ
た導電性塩基型ポリマーを含有する得られた反応混合物に添加することもできる
。
ポリアニリンのような誘導体化導電性ポリマーとビスマレイミドのような予め形
成したマレイミド成分とを混合する代りに、非導電性ポリアニリンを無水物のよ
うなカチオン供与体化合物を含む溶剤溶液中においてマレイミド成分と混合し、
そして導電性ポリアニリンのような導電性ポリマーを形成する反応を、マレイミ
ド成分との混合の間にその場所で行うこともできる。あるいはまた、マレイミド
成分または導電性ポリマーおよびマレイミド成分の両者を混合の間その場所で形
成することもできる。
被覆形式用に使用するときは、導電性ポリマーおよびマレイミド成分が完全に可
溶性である得られるブレンドを、ガラス、石英、金属またはプラスチックのよう
な導電性または非導電性のいずれかの任意の好適な基材に適用し、そして溶剤を
蒸発させる。得られたフィルムは高められた温度で好適な時間加熱することによ
って硬化させる。高い導電性であり、導電性ポリマーとマレイミド成分との連続
相ブレンドの形態の強靭、可撓性フィルムが得られる。導電性フィルムを形成し
ている連続相ブレンド中における塩基型ポリマーとマレイミド成分との割合は、
ブレンドの溶液の製造において上記した割合と同じである。配合されたポリマー
は、マレイミド成分の良好な機械的性質を育すると同時に、導電性ポリアニリン
のような導電性塩基型ポリマーの良好な導電性を有する。
本発明によって製造された導電性ポリマーと非導電性マレイミド成分との連続単
−相ブレンドは、ブレンドからフィルムを形成した後に分離しない。
さらに、溶剤を除去した後、得られたポリマーブレンドは、溶融加工して強い接
着性樹脂になる。
2成分のブレンドおよび被覆形成用のブレンドを形成する代りに、導電性ポリマ
ーとマレイミド成分とのブレンドを粉末に加工できる。これは、例えばポリアニ
リンのような非導電性ポリマーとマレイミド成分、特にビスマレイミド成分とを
NMPのような好適な溶剤中において混合し、かつ、ポリアニリンとの反応用と
してベンゼンジスルホン酸のようなカチオン供与体化合物を添加して導電性ポリ
マーを形成することよって達成できる。両成分の得られたブレンドは、溶液ブレ
ンドにヘキサン、トルエンまたはこれらの混合物のような沈殿剤の添加によって
溶液から沈殿させることができる。沈殿物を濾過し、得られた粉末を熱硬化部材
に圧縮または成形し、かつ、高められた温度で硬化させることができる。
実施例1
10gのPA(ポリアニリン)エメラルダイン遊離塩基を250−のNMPに溶
解させる。この溶液に、上記の式■のBMI、10gを添加する。得られた溶液
に、6.5gのm−ベンゼンジスルホン酸を添加する。溶液は緑色になる。この
溶液は、混合物の重量で約50%の導電性PAおよび約50%のBMIを含有す
る。
NMPは得られた溶液またはブレンドから蒸発させ、得られた導電性PAおよび
BMIブレンドからガラス基材上にフィルムを流延させる。得られたフィルムを
空気中、180°Cで3時間加熱する。硬化フィルムは、導電性かつ強力である
。
実施例2
実施例1と同様に導電性PAとBMTとの溶液またはブレンドを形成する。かよ
うな溶液を、ヘキサン−トルエンの50−50混合物の500−に滴下添加する
。
緑色の沈殿が形成し、これを反応混合物から濾過する。
濾過した沈殿物を過剰のヘキサンで洗浄する。得られた乾燥粉末は、次に加圧し
てペレットまたは部材にすることができる。かような圧縮ペレットまたは部材は
、空気、アルゴンまたは窒素中において180℃で4時間加熱する。BMrは1
80℃で硬化させる前に溶融するから、得られる導電性部材は良好な機械的性質
を有する。
下記の表に圧鐘ベレットの硬化に関する硬化時間と導電性との関係を示す。
上記の表は、硬化の最初の2時間は導電率の初期減少があるが、物質がいったん
硬化した、例えば3時間後には3%時間の硬化後の導電率が2時間の硬化後の導
電率の値と同じことで証明されるように、導電率のこれ以上の減少がないことを
示している。このことは、例えばBMIがポリアニンのアミン基に結合すること
によるような、樹脂ブレンドの導電率に初期の低下はあるが、その後の硬化では
硬化樹脂は導電性であり、導電率は一定に習まることを示している。このことは
ブレンドの導電性ポリアニリンが硬化の間または後に分解しないことを立証して
いる。
硬化樹脂ブレンドに比較的高い導電性を所望する場合には、混合物の重量の75
%の導電性ポリアニリンと25%のBMIのような導電性ポリマーおよびBMI
のブレンド中において比較的大きい割合の導電性ポリアニリンポリマーを使用す
る。
実施例3
m−ベンゼンジスルホン酸の代りに、それぞれO−スルホ安息香酸無水物または
p−トルエンスルホン酸無水物を、PAに対してm−ベンゼンジスルホン酸カチ
オン供与体化合物と同量を使用したのを除いて実施例1の方法に従った。
実施例1と同様な結果が得られる。
実施例4
m−ベンゼンジスルホン酸の代りのPAに対するカチオン供与体化合物として、
それぞれ、沃化イソプロピルまたはCH2Cs H,sow C1を前記のジス
ルホン酸と同量使用して実施例1の方法を行う。
実施例1と同様な結果が得られる。
実施例5
m−ベンゼンジスルホン酸と同量のジメチルサルフェートを使用したのを除いて
実施例1の方法によって行う。
実施例1と同様な結果が得られる。
実施例6
m−ベンゼンジスルホン酸の代りに、DuPontによって販売されているポリ
フルオロ化ポリマーの多スルホン酸誘導体であるNafionの水素イオン型を
同量使用したのを除いて実施例1の方法を実施する。
実施例1と同様な結果が得られる。
実施例7
上記の式■のBMIを、式■のBMIと同量使用したのを除いて、実施例1の方
法を実施する。
実施例1と同様な結果が得られる。
実施例8
上記の式VのBMIを、式■のBMIと同量使用したのを除いて実施例1の方法
を実施する。
実施例1と同様な結果が得られる。
実施例9
5gのPA遊離塩基および15gのBMI成分を使用したのを除いて実施例1の
方法を繰返し、混合物の重量で約25%の導電性PAおよび約75%のBMIを
含有する溶液ブレンドを形成する。
本発明の導電性ポリマーブレンドは、導電性複合材料、電子部品、導体、電極、
バッテリー、スイッチ、電気遮蔽材料、抵抗器、コンデンサーなどの製造に利用
価値を育する。
上記の説明から、本発明によって導電性ポリアニリンのような、好ましくは導電
性窒素含有ポリマーと特にビスマレイミドであるマレイミド成分とを溶液混合す
ることによって強靭、可撓性導電性フィルムに容易に流延できる新規の部類の導
電性ポリマー物質が得られることが分かる。得られた樹脂ブレンドは、その機械
的結合性を減少させることなくマレイミド成分の導電性を増加させる。結果はす
ぐれた強度、靭性、可撓性および加工適性を育する導電性樹脂である。導電性ポ
リアニリンと混合したときのBMIの溶融これに続く硬化によって、導電性ブレ
ンドは揮発物質を放出することなく溶融および硬化する。これらの物質に関して
ポリアニリンの分解は見本発明を説明する目的で特定の態様について説明したが
、本発明の精神の範囲内で種々の変法および改良が可能であることが理解できる
であろう、かつ、本発明は添付の請求の範囲による以外は限定されるものと解釈
すべきではない。
補正書の翻訳文提出書 (特許法組84条の8)平成3年9月20日
田
Claims (35)
- 1.好適な溶剤中において、(a)炭素−窒素結合を含有する導電性ポリマー、 および(b)マレイミドの混合物を溶液混合し、 前記の溶剤を除去し、そして 前記の導電性ポリマーと前記のマレイミドとの導電性連続相ブレンドを形成する ことを特徴とする導電性ポリマーブレンドの製造方法。
- 2.前記の導電性ポリマーを、導電性ポリアニリン、そのナフチル並びにビフェ ニル誘導体、およびアルキル並びにアリール置換ポリアニリンおよびそのアルキ ル並びにアリール置換ナフチルおよびビフェニル誘導体から成る群から選ぶ請求 の範囲1の方法。
- 3.前記の導電性ポリマーが、該ポリマーの窒素原子と共有結合状に結合してい る有機または無機基を有する請求の範囲1の方法。
- 4.前記の導電性ポリマーが、該ポリマーの窒素原子と共有結合状に結合してい る無水物または芳香族多スルホン酸から誘導された有機基を有する請求の範囲2 の方法。
- 5.前記の導電性ポリマーが、ポリアニリンであり、該導電性ポリアニリンが該 ポリアニリンの窒素原子と共有結合状に結合している無水物または芳香族多スル ホン酸から誘導された有機基を有する請求の範囲2の方法。
- 6.前記のマレイミドが、ビスマレイミドまたはビスマレイミドを末端基とする オリゴマーである請求の範囲1の方法。
- 7.前記のビスマレイミドがビスマレイミドを末端基とするオリゴマーであり、 そして混合物の重量で、約1〜約99%の前記のポリマーおよび約1〜約99% の前記のマレイミドを使用する請求の範囲5の方法。
- 8.前記の連続相ブレンドの加熱および前記のマレイミドの硬化を含む請求の範 囲1の方法。
- 9.ポリアニリン、そのナフチル並びにビフェニル誘導体、およびアルキル並び にアリール置換ポリアニリンおよびそのアルキル並びにアリール置換ナフチルお よびビフェニル誘導体から成る群から選ばれ、炭素−窒素結合を含有する塩基型 非導電性ポリマーと、該非導電性ポリマーを導電性ポリマーに転化できる化合物 とを反応させ、そして該ポリマーの窒素原子と共有結合状に結合している有機ま たは無機基を有する前記の導電性ポリマーを形成し、 好適な溶剤中において該導電性ポリマーとマレイミドとを溶液混合し、 前記の溶剤を除去し、そして 前記の導電性ポリマーと前記のマレイミドとの導電性連続相ブレンドを形成する ことを特徴とする導電性ポリマーブレンドの製造方法。
- 10.前記の導電性ポリマーを形成する前記の反応を、前記のマレイミドとの溶 液混合の間その場所で行う請求の範囲9の方法。
- 11.前記のマレイミドが、ビスマレイミドまたはビスマレイミドを末端基とす るオリゴマーである請求の範囲9の方法。
- 12.前記の化合物が、カルボニル無水物またはスルホニル無水物であり、そし て、前記のポリマーの窒素原子と共有結合状に結合している無水物基を形成する 請求の範囲9の方法。
- 13.前記の化合物が、芳香族多スルホン酸である請求の範囲9の方法。
- 14.前記の化合物を、RX,R3OX,R2SO4,R′SO2ClおよびR ′′3SiQ(式中、R,R′SO2またはR′′3Siは窒素と共有結合を形 成する基であり、そして、R,R′およびR′′は1〜20炭素原子を含有する アルキルまたはアリールであり、Qはハロゲンである)から成る群から選ぶ請求 の範囲9の方法。
- 15.混合物の重量で、約1〜約99%の前記の導電性ポリマーおよび約1〜約 99%の前記のマレイミドを使用する請求の範囲9の方法。
- 16.前記のポリマーがポリアニリンであり、前記のマレイミドがビスマレイミ ドまたはビスマレイミドを末端基とするオリゴマーである請求の範囲15の方法 。
- 17.前記の化合物が、カルボニル無水物またはスルホニル無水物であり、そし て前記のポリマーの窒素原子と共有結合状に結合している無水物基の形成、およ び前記の連続相ブレンドの加熱を含む請求の範囲16の方法。
- 18.前記の化合物が、芳香族多スルホン酸であり、そして前記のポリマーの窒 素原子上の水素結合によって該ポリマーの窒素原子と共有結合状に結合している −SO3H基の形成、および前記の連続相ブレンドの加熱を含む請求の範囲16 の方法。
- 19.好適な溶剤中における(a)炭素−窒素結合を含有する導電性ポリマーお よび(b)マレイミドのブレンド。
- 20.前記の導電性ポリマーが式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはアリールであり、yは約1〜約1,000の整数である)を有する ポリマーから誘導される請求の範囲19のブレンド。
- 21.導電性ポリアニリン、そのナフチル並びにビフェニル誘導体、およびアル キル並びにアリール置換ポリアニリンおよびそのアルキル並びにアリール置換ナ フチル並びにビフェニル誘導体から成る群から選ばれる前記の導電性ポリマーお よび(b)マレイミドからなる請求の範囲19のブレンド。
- 22.混合物の重量で、約1〜約99%の前記の導電性ポリマーおよび約1〜約 99%の前記のマレイミドを使用する請求の範囲21のブレンド。
- 23.前記の導電性ポリマーが、該ポリマーの窒素原子と共有結合状に結合して いる有機または無機基を有する請求の範囲21のブレンド。
- 24.前記の導電性ポリマーが導電性ポリアニリンであり、該導電性ポリアニリ ンが該ポリアニリンの窒素原子と共有結合状に結合している無水物または有機多 スルホン酸から誘導された有機基を有する請求の範囲21のブレンド。
- 25.前記のマレイミドがビスマレイミドまたはビスマレイミドを末端基とする オリゴマーである請求の範囲21のブレンド。
- 26.前記のマレイミドがビスマレイミドまたはビスマレイミドを末端基とする オリゴマーであり、そして、混合物の重量で約1〜約9996の前記の導電性ポ リマーおよび約1〜約99%の前記のマレイミドを使用する請求の範囲24のブ レンド。
- 27.(a)導電性ポリアニリン、そのナフチル並びにビフェニル誘導体、およ びアルキル並びにアリール置換ポリアニリンおよびそのアルキル並びにアリール 置換ナフチルおよびビフェニル誘導体から成る群から選ばれ、炭素−窒素結合を 含有する導電性ポリマーおよび(b)マレイミドの連続相ブレンドから成り、重 量で、約1〜約99%の前記の導電性ポリマーおよび約1〜約99%の前記のマ レイミドを含有することを特徴とする導電性固体ポリマー物質。
- 28.前記の導電性ポリマーが、該ポリマーの窒素原子と共有結合状に結合して いる有機または無機基を有する請求の範囲27の導電性ポリマー物質。
- 29.前記の導電性ポリマーが、該ポリマーの窒素原子と共有結合状に結合して いる無水物または芳香族多スルホン酸から誘導された有機基を有する請求の範囲 27の導電性ポリマー物質。
- 30.前記のポリマーがポリアニリンであり、該導電性ポリアニリンが、該ポリ アニリンの窒素原子と共有結合状に結合している多スルホン酸から誘導された有 機基を有する請求の範囲27の導電性ポリマー物質。
- 31.前記のポリマーがポリアニリンであり、該導電性ポリアニリンが、該ポリ アニリンの窒素原子と共有結合状に結合しているR,R′SO2およびR′′2 Si(式中、R,R′およびR′′はアルキルまたはアリールである)から成る 部類から選ばれる有機基を有する請求の範囲27の導電性ポリマー物質。
- 32.前記のマレイミドが、ビスマレイミドまたはビスマレイミドを末端基とす るオリゴマーである請求の範囲27の導電性ポリマー物質。
- 33.前記のマレイミドが、ビスマレイミドまたはビスマレイミドを末端基とす るオリゴマーである請求の範囲30の導電性ポリマー物質。
- 34.前記のマレイミドが次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ および▲数式、化学式、表等があります▼(式中、mは1〜約10の整数である )を有する群から選ばれる化合物である請求の範囲30の導電性ポリマー物質。
- 35.前記のマレイミドが、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼および▲数式、化学式、表等があります▼ を有する群から選ばれる化合物である請求の範囲30の導電性ポリマー物質。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US325,724 | 1989-03-20 | ||
US07/325,724 US4983690A (en) | 1988-02-22 | 1989-03-20 | Conductive polymer-maleimide blends and method of producing same |
PCT/US1990/001351 WO1990011317A1 (en) | 1989-03-20 | 1990-03-15 | Conductive polymer-maleimide blends and method of producing same |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05506255A true JPH05506255A (ja) | 1993-09-16 |
Family
ID=23269154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP90505477A Pending JPH05506255A (ja) | 1989-03-20 | 1990-03-15 | 導電性ポリマー―マレイミド ブレンド及びその製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4983690A (ja) |
EP (1) | EP0466766A1 (ja) |
JP (1) | JPH05506255A (ja) |
CA (1) | CA2049962A1 (ja) |
WO (1) | WO1990011317A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006299009A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | New Japan Chem Co Ltd | 溶剤可溶性ポリイミド樹脂組成物及び機械強度向上剤。 |
JP2006526014A (ja) * | 2003-05-05 | 2006-11-16 | アドバンスト アプライド アドヘッシブズ | イミド−リンクしたマレインイミドおよびポリマレインイミド化合物 |
US8513375B2 (en) | 2003-05-05 | 2013-08-20 | Designer Molecules, Inc. | Imide-linked maleimide and polymaleimide compounds |
US9278909B2 (en) | 2003-05-05 | 2016-03-08 | Designer Molecules, Inc. | Amide-extended crosslinking compounds and methods for use thereof |
Families Citing this family (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0409124A3 (en) * | 1989-07-19 | 1991-09-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electrically conducting polymer, method for preparing the same and electrolytic capacitor comprising the same |
US5095076A (en) * | 1990-11-05 | 1992-03-10 | Lockheed Corporation | Preparation of highly soluble conductive polymer materials |
US5217649A (en) * | 1991-01-31 | 1993-06-08 | Americhem, Inc. | Electrically conductive blends of intrinsically conductive polymers and thermoplastic polymers containing sulfonamide plasticizer and acidic surfactant |
US5281363A (en) * | 1991-04-22 | 1994-01-25 | Allied-Signal Inc. | Polyaniline compositions having a surface/core dopant arrangement |
US5246627A (en) * | 1991-05-06 | 1993-09-21 | Uniax Corporation | Melt-processible conducting polymer blends based on fibrils of intractable conducting polymers |
US5232631A (en) * | 1991-06-12 | 1993-08-03 | Uniax Corporation | Processible forms of electrically conductive polyaniline |
US5624605A (en) * | 1991-06-12 | 1997-04-29 | Uniax Corporation | Processible forms of electrically conductive polyaniline |
DE69229253T2 (de) * | 1991-10-08 | 1999-11-04 | Americhem Inc | Verfahren zur Herstellung eines eigenleitfähigen Polymeren und dieses enthaltende Gegenstände aus thermoplastischer Polymermischung |
NL9101750A (nl) * | 1991-10-21 | 1993-05-17 | Dsm Nv | Polymeersamenstelling. |
US5626795A (en) * | 1991-11-27 | 1997-05-06 | Uniax Corporation | Optical quality transparent conductors |
EP0545729B1 (en) * | 1991-12-05 | 2002-05-08 | Neste Oy | Process for producing conducting polymer material |
EP0625280B1 (en) * | 1992-02-04 | 1999-07-28 | Neste Oy | Colored electrically conductive polyaniline compounds |
US5494609A (en) * | 1992-04-15 | 1996-02-27 | Kulkarni; Vaman G. | Electrically conductive coating compositions and method for the preparation thereof |
US5324453A (en) | 1992-08-07 | 1994-06-28 | Neste Oy | Electrically conducting polyaniline: method for emulsion polymerization |
US6132645A (en) * | 1992-08-14 | 2000-10-17 | Eeonyx Corporation | Electrically conductive compositions of carbon particles and methods for their production |
US5498372A (en) * | 1992-08-14 | 1996-03-12 | Hexcel Corporation | Electrically conductive polymeric compositions |
USH1523H (en) * | 1993-03-08 | 1996-04-02 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Method of making a polymer film having a conductivity gradient along its thickness and polymer film so made |
US5637652A (en) * | 1993-06-04 | 1997-06-10 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Electroconductive polymer and process for producing the same |
US5532025A (en) * | 1993-07-23 | 1996-07-02 | Kinlen; Patrick J. | Corrosion inhibiting compositions |
US5595689A (en) * | 1994-07-21 | 1997-01-21 | Americhem, Inc. | Highly conductive polymer blends with intrinsically conductive polymers |
US6099757A (en) * | 1995-06-05 | 2000-08-08 | Americhem, Inc. | Tuned conductive coatings and blends from intrinisically conductive polymers and processes for making same |
US5629050A (en) * | 1995-08-30 | 1997-05-13 | The Dow Chemical Company | Process for preparing coated articles |
FR2779268B1 (fr) * | 1998-05-27 | 2000-06-23 | Alsthom Cge Alcatel | Bobinage electrique, transformateur et moteur electrique comportant un tel bobinage |
US6066710A (en) * | 1998-10-29 | 2000-05-23 | Occidental Chemical Corporation | Imide-containing polymers made by bulk polymerization |
US6706823B2 (en) * | 2001-12-31 | 2004-03-16 | Bridgestone Corporation | Conductive gels |
US8822039B2 (en) * | 2004-03-25 | 2014-09-02 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Charge-transporting varnish and organic electro-luminescent devices made by using the same |
JP5496108B2 (ja) | 2007-12-28 | 2014-05-21 | 株式会社ブリヂストン | イソブチレン及びジエンのマー単位を含有するインターポリマー |
TWI384024B (zh) * | 2008-11-27 | 2013-02-01 | Ind Tech Res Inst | 質子交換膜與其形成方法 |
TWI443133B (zh) * | 2008-12-30 | 2014-07-01 | Ind Tech Res Inst | 互穿網狀質子交換膜與其形成方法及質子交換膜燃料電池 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1519729A (fr) * | 1967-02-20 | 1968-04-05 | Centre Nat Rech Scient | électrodes à base de semi-conducteurs organiques et générateurs électrochimiques mettant en oeuvre de telles électrodes |
US3766117A (en) * | 1970-03-12 | 1973-10-16 | Gen Electric | Method of making a dispersion from polyamide acid |
US4526706A (en) * | 1980-05-01 | 1985-07-02 | Eastman Kodak Company | Conductive latex compositions, elements and processes |
US4692225A (en) * | 1986-07-08 | 1987-09-08 | Rockwell International Corporation | Method of stabilizing conductive polymers |
US4798685A (en) * | 1986-10-20 | 1989-01-17 | Lockheed Corporation | Production of base-type conducting polymers |
US4806271A (en) * | 1987-02-11 | 1989-02-21 | Lockheed Corporation | Preparation of base-type conducting polymers |
US4855361A (en) * | 1988-02-22 | 1989-08-08 | Lockheed Corporation | Conductive polymer-polyimide blends and method for producing same |
US4851487A (en) * | 1988-02-22 | 1989-07-25 | Lockheed Corporation | Conductive polymer materials and method of producing same |
-
1989
- 1989-03-20 US US07/325,724 patent/US4983690A/en not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-03-15 WO PCT/US1990/001351 patent/WO1990011317A1/en not_active Application Discontinuation
- 1990-03-15 CA CA002049962A patent/CA2049962A1/en not_active Abandoned
- 1990-03-15 EP EP90905805A patent/EP0466766A1/en not_active Withdrawn
- 1990-03-15 JP JP90505477A patent/JPH05506255A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526014A (ja) * | 2003-05-05 | 2006-11-16 | アドバンスト アプライド アドヘッシブズ | イミド−リンクしたマレインイミドおよびポリマレインイミド化合物 |
US8513375B2 (en) | 2003-05-05 | 2013-08-20 | Designer Molecules, Inc. | Imide-linked maleimide and polymaleimide compounds |
JP2014194021A (ja) * | 2003-05-05 | 2014-10-09 | Designer Molecules Inc | イミド−リンクしたマレインイミドおよびポリマレインイミド化合物 |
US9278909B2 (en) | 2003-05-05 | 2016-03-08 | Designer Molecules, Inc. | Amide-extended crosslinking compounds and methods for use thereof |
JP2006299009A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | New Japan Chem Co Ltd | 溶剤可溶性ポリイミド樹脂組成物及び機械強度向上剤。 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0466766A1 (en) | 1992-01-22 |
WO1990011317A1 (en) | 1990-10-04 |
CA2049962A1 (en) | 1990-09-21 |
US4983690A (en) | 1991-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05506255A (ja) | 導電性ポリマー―マレイミド ブレンド及びその製造方法 | |
US4851487A (en) | Conductive polymer materials and method of producing same | |
US4855361A (en) | Conductive polymer-polyimide blends and method for producing same | |
US4806271A (en) | Preparation of base-type conducting polymers | |
AU601689B2 (en) | Polymer composition including polysulphone, polyketone and polyimide | |
US5095076A (en) | Preparation of highly soluble conductive polymer materials | |
US5804649A (en) | Water-soluble self acid-doped polyaniline, method of preparation thereof, and polymer blends made therefrom | |
JPH07503263A (ja) | 着色された導電性ポリアニリン配合物 | |
WO1990013601A1 (en) | Conductive polymer-polyamide blends and method of producing same | |
US4613637A (en) | Copolymers utilizing isoimides and method of preparing same | |
JP3962244B2 (ja) | 枝分かれ構造を有する導電性重合体 | |
EP0563281B1 (en) | Method for processing electrically conductive polyanilines in lewis-base solvents | |
EP0209546B1 (en) | Aromatic polymer compositions | |
JP3798484B2 (ja) | 架橋導電性ポリマー及びその前駆物質 | |
JPH06207011A (ja) | 共役重合体 | |
JPH0481469A (ja) | 導電性樹脂組成物 | |
JPH08217959A (ja) | 耐熱性樹脂組成物 | |
WO1992011644A1 (en) | Method of processing electrically conductive polyanilines in solvent mixtures | |
JPH0790179A (ja) | 複合成形体およびその製造方法 | |
JP3075472B2 (ja) | ポリイミド/エポキシ樹脂複合体及びその製法 | |
JP2678679B2 (ja) | 可逆的収縮・膨潤体及びその製造方法 | |
US3417042A (en) | Process for preparing a polyamide acid solution | |
JPS61103923A (ja) | 有機高分子導電体 | |
JPH02500197A (ja) | 塩基型導電性ポリマーの製造 | |
JPS61126137A (ja) | 熱可塑性芳香族ポリアミドイミド共重合体 |