JPH07502455A - 液体サイクロン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液体サイクロン装置 本発明は、円形断面を有する外部密封面で設計されている、各々先端部と底部と を有する細長い複数の液体サイクロン体で構成されている繊維懸濁液を処理する 液体サイクロン装置に関する。液体サイクロン装置には、壁に円形の六があり、 それらに液体サイクロンが挿入され、密封面が六を通して伸びている９円形の密 封リングは、各密封面の周りに伸びており、密封面と壁との間を密封するために 壁の六に配置されている。

この種の従来の液体サイクロン装置において、密封リングは、処理する繊維懸濁 液に含まれる化学物質に対する耐性が比較的小さい弾性ゴム合成物からつくられ る。

従って、化学物質は、このゴムの密封リングに作用し、これらを硬化あるいは溶 解させ、その結果、液体サイクロン体の密封面と前記壁との間の密封を信頼でき ないものにする。さらに、化学物質の種類によっては、ゴム製の密封リングが膨 張し、その結果、液体サイクロン体は、壁にきつく押しつけられ、個々の液体サ イクロン体を取り外すことが困難になる。

密封リングは、現在の耐薬品性を有するゴム合成物により製造することができ、 それによって、液体サイクロン体の信頼性のない密封または壁にきつく押しつけ られる問題を解決することができることは事実である。しかしながら、耐薬品性 を有するゴム合成物は、それを、各々が２個の密封リングを必要とする数百の液 体サイクロン体からなる液体サイクロン装置に使用するには高価すぎる。

本発明の目的は、液体サイクロン体と壁との間に必要な密封体が信頼性のおける ものであり、また液体サイクロン本体が壁に押しつけられる危険性のない、従来 の装置よりさらに高価な装置を製造することにならない、液体サイクロン装置を 提供することである。

この目的は、ａ）各密封リングは、その円周方向に２つの対向自由端を形成する ように半径方向に切断されており、液体サイクロン本体を壁から外すとき、液体 サイクロン体から本体に対し横方向に外れることを防ぐに十分な堅さであり、（ ｂ）各液体サイクロン体の密封面は、液体サイクロン体の底部方向に向って密封 面に沿って半径が増大する延長部を有し、密封面の密封リングの自由端の間で密 封面に沿って軸方向に伸びる突出部を備えており、（Ｃ）各密封リングは、密封 リングが密封面の第１の位置にあるとき、壁のいずれの六にも挿入可能な断面で あり、密封リングが壁の六のいずれかに挿入され、前記第１の位置におけるより 大きな直径を有する密封面」二の第２の位置にあるとき、壁と密封面との間を密 封するために拡張し、（ｄ）各密封リングは、壁に接触するように調節されてい る半径方向外側に向く停止部分を備えており、したがって密封リングが壁の六の いずれかに挿入され、密封リングを用いる液体サイクロン体を壁の前記穴を通し て先端部を前方に移動するとき、密封リングが前記第１の位置から第２の位置に 引きずられることを特徴とする１ＭＬ初に説明したこの種の液体サイクロン装置 によって達成される。

それによって、密封リングは弾性ｅＪ要としないが、処理される繊維懸濁液に含 まれる化学物質に耐性がある廉価な成形プラスティック合成物からつくることが できる。

都合の良いことに、各密封面の突出部は、密封リングが第２の位置にあり、密封 面により拡張されているとき、密封面と壁と密封面の密封リングの自由端との間 に形成された間隙をほぼ埋めるような寸法である。密封リングが前記第２の位置 に向は密封面に沿って移動し、密封リングが拡張していると、密封リングの自由 端が互いに離れるように移動するので、突出部は、液体サイクロン体の底部に向 は密封面に沿って適度に伸びている周縁の延長部を有する。

本発明による液体サイクロン装置の好ましい実施例によれば、各密封面は、第１ の円筒形部分と、第１の円筒形部分より大きな直径の第２の円筒形部分と、第２ の円筒形部分から第１の円筒形部分に傾斜する円錐形部分とを有する。この場合 、各液体サイクロン体の密封面の突出部は、液体サイクロン本体の底部に向は密 封面の円錐部分に沿って適度に伸びている周縁の延長部を有する。

本発明を添付図面を参照してさらに詳細に説明する。

図１は１本発明による液体サイクロン装置を示す。

図２は、取り外した位置における液体サイクロン体を示した図１による液体サイ クロン装置の詳細図である６図３は、取り付けられた密封位置における液体サイ クロン体の図２と同様の詳細図である。

図４は、図２の線ＴＶ−ＴＶに沿った断面図である。

図５は、図３の線■−■に−沿った断面図である。

図６は、図１による液体サイクロン装置の液体サイクロン体の一部である。

図７は１図６の線■−■に沿った断面図である。

図８は、図６による液体サイクロン体の密封リングを示す。

図９は、図８の線ＩＸ−ＩＸに沿った図面である。

図１に示す液体サイクロン装置は、各々が底部２から先端部３への傾斜している 複数の細長い液体サイクロン体１を有する。３つの円筒形の垂直壁４乃至６は、 互いに同心円状に配置され、生成された重い部分のための円筒形の空間７は、最 内部の壁４によって限定され、処理すべき繊細懸濁液のための環状空間８は、最 内部の壁４と中間の壁５によって限定され、生成された軽い部分のための環状空 間９は、中間の壁５と最外部の壁６によって限定される。液体サイクロン体１は 、環状空間８を半径方向に伸び、円筒形空間のまわりに規則正しい角度で配置さ れている。各液体サイクロン体ｌは、その底部２において中間の壁５の穴を通し て伸びており、その先端部３において最内部の壁４を通して伸びている。最外部 の壁６に六ｌＯがあり、液体サイクロン体ｌは、その六を通して液体サイクロン 装置に取り付けられ、また取り外される。六１０は、着脱可能な蓋１１によって 閉鎖される。

各液体サイクロン体ｌは、その底部２に外部密封面１２を有するように設計され 、外部密封面１２は、第１の円筒形部分１３と１部分１３より大きな直径を有す る第２の円筒形部分１４と１部分１４から部分１３に傾斜する円錐形部分１５と を有する。密封面１２は、液体サイクロン体ｌの外側にフランジ１６および１７ の形をした２つの停止部分によって軸方向が限定されている。

各密封面の周りに１弾力性のある合成物からなる円形の密封リング１８が伸びて おり、密封リング１８の円周方向に２つの対向する自由端１９．２０を密封リン グ１８−ヒに形成するように半径方向に切断されている。密封リング１８は、液 体サイクロン体１から本体に対し横方向に外れることを防ぐに十分な堅さである 。液体サイクロン体ｌに沿った軸方向の密封リング１８の動きの自由度は、フラ ンジ１６および１７によって制限される。密封リング】８は、半径方向外側に向 いたフランジ２１の形をした停止部分を備え、このフランジ２１は、壁５の穴よ り大きい横断方向の延長部であり、液体サイクロン体ｌの底部２に最も接近して いる密封リング１８の軸方向の端部に配置されている。

各密封面１２は、突出部２２を備えており、この突出部２２は、密封面１２に沿 フて密封面１２の密封リング１８の自由端１９．２０の間で軸方向に伸びている 。密封面１２の周縁の突出部２２の延長部は、液体サイクロン体１の底部に向か う方向に円錐部分１５に沿って連続的に増加する。

最内部の壁４に対して密封するために、各液体サイクロン体は、その先端部３に 密封面２３．密封リング２４゜フランジ２５．２６および突出部２７（図２およ び図３）を備えており、これらは、液体サイクロン体ｌの底部２の前述した対応 する部品と類似す看ように形成され、それと同じ機能を有するのでこれ以上の説 明を必要としな液体サイクロン体ｌを取り付けるとき、その取り付けは、最外部 の壁６の六のいずれか１つにその先端部３を前にして移動させ、さらに図２およ び図４に示す位置に壁５および壁４の適合する六を通して移動させることにより 行われる。この位置において、密封リング１８は。

密封面１２の円筒形部分１３に配置され、壁５が密封リング１８のフランジ２１ に接触するように壁５の六に挿入される。液体サイクロン体ｌを図３および５に 示す密封する位置まで壁４および５の六にさらに挿入されると、密封リング１８ は壁５によって引きずられ、円錐形部分１５によって拡張される。その結果、密 封リング１８が密封面１２の円筒形部分１４に引きずられたとき、密封リング１ ８は壁５と密封面１２の間を密封する。突出部２２は、液体サイクロン体ｌが図 ３および図５に示す密封位置にあるとき、密封面１２と壁５および密封リング１ ８の自由端１９．２０との間に作られた間隙をほぼ満たすような寸法である。

液体サイクロン装置から何れか液体サイクロン体ｌを外すとき、液体サイクロン 体１を壁４乃至６から半径方向外側に引く、液体サイクロン体ｌの密封リング１ ８は、壁５によって引きずらされ、密封リング１８は、密封面１２の円筒形部分 １４に沿ってフランジ１７に向かって摺動する。拡張した状態の密封リング１８ が円錐形部分１５を通るとき、弾性によって壁５の六より小さい直径に戻る。従 って、密封リング１８は、円筒形部分１３に到達し、フランジ１７に接触すると き、壁５から容易に離れる。

旦９↓ 巳９ｊ Ｆｉｇ、５ Ｆｉｇ、７　巳９５ ジ）、９　ＦＩＧ、Ｓ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．繊維懸濁液を処理する液体サイクロン装置であって、細長い複数の液体サイ クロン体（１）で構成され、各々が先端部（３）および底部（２）を有し、円形 の断面を有する外部の密封面（１２，２３）と、各液体サイクロン体を挿入する 円形の穴を有する壁（４，５）とを備え、密封面が穴を通して伸びており、円形 の密封リング（１８，２４）が、各密封面の周りに伸びており、密封面と壁の間 を密封するように壁の穴に配置されるように設計された液体サイクロン装置にお いて、各密封リング（１８，２４）は、その円周方向に２個の対向する自由端（ １９，２０）を形成するように半径方向に切断されており、液体サイクロン体を 壁（４，５）から外すとき、液体サイクロン体（１）の横方向に液体サイクロン 体（１）から外れることを防ぐに十分な堅さであり、 各液体サイクロン体（１）の密封面（１２，２３）は、液体サイクロン体の底部
2. （２）に向かう方向の密封面に沿って半径が増大する延長部を有し、密封面の密 封リング（１８，２４）の自由端（１９，２０）の間で密封面に沿って軸方向に 伸びる突出部（２２，２７）を備えており、 各密封リング（１８，２４）は、密封リングが密封面（１２，２３）の第１の位 置にあるとき、壁（４，５）の穴のいずれにも挿入可能であり、密封リングが壁 の穴のいずれか１つに挿入され、前記第１の位置におけるより大きな直径を有す る密封面の第２の位置にあるとき、壁と密封面との間を密封するために拡張され 、各密封リング（１８，２４）は、壁（４，５）に接触するようになっている半 径外方向に向いている停止部分（２１）を備えており、密封リングを壁の穴のい ずれかに押入し、密封リングを使用する液体サイクロン体（１）を壁の前記穴を 通して先端部（３）を前方に移動するとき、密封リングが前記第１の位置から第 ２の位置に移動されることを特徴とする液体サイクロン装置。 ２．各密封面（１２，２３）の突出部（２２，２７）は、密封リングが前記第２ の位置にあり、密封面によって拡張されるとき、密封面、壁（４、５）および密 封面の密封リング（１８，２４）の自由端（１９，２０）の間に形成された間隙 をほぼ埋めるような寸法であるニとを特徴とする請求項１に記載の液体サイクロ ン装置。
3. ３．各液体サイクロン体（１）の密封面（１２，２３）の突出部（２２，２７） は、液体サイクロン体の底部（２）に向かう方向に密封面に沿って増大する周縁 の延長部を有することを特徴とする請求項２に記載の液体サイクロン装置。
4. ４．各密封面（１２，２３）は、第１の円筒形部分（１３）と、第１の円筒形部 分より大きな直径を有する第２の円筒形部分（１４）と、第２の円筒形部分から 第１の円筒形部分に傾斜する円錐形部分（１５）とを有することを特徴とする請 求項１または２に記載の液体サイクロン装置。
5. ５．各液体サイクロン体（１）の密封面（１２，２３）の突出部（２２，２７） は、液体サイクロン体の底部（２）に向かう方向に密封面の円錐部分（１５）に 沿って増大する周縁の延長部を有することを特徴とする請求項４に記載の液体サ イクロン装置。