JPH07501625A - 試料の交流磁化率及び直流磁化の測定方法及び装置 - Google Patents

試料の交流磁化率及び直流磁化の測定方法及び装置

Info

Publication number
JPH07501625A
JPH07501625A JP5516652A JP51665293A JPH07501625A JP H07501625 A JPH07501625 A JP H07501625A JP 5516652 A JP5516652 A JP 5516652A JP 51665293 A JP51665293 A JP 51665293A JP H07501625 A JPH07501625 A JP H07501625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
magnetic
coil
magnetic field
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5516652A
Other languages
English (en)
Inventor
クラウス ジョン ケー.
ワング ビクター
ドットリル ブラッドレイ シー.
Original Assignee
レイク ショアー クライオトロニクス インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レイク ショアー クライオトロニクス インコーポレイテッド filed Critical レイク ショアー クライオトロニクス インコーポレイテッド
Publication of JPH07501625A publication Critical patent/JPH07501625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/12Measuring magnetic properties of articles or specimens of solids or fluids
    • G01R33/16Measuring susceptibility

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 試料の交流磁化率及び直流磁化の測定方法及び装置上]jL!L 本発明は試料の磁気特性の測定に関し、より詳細には、交流及び直流測定技術を 用いた磁気パラメータの測定に関する。
宜」U1逝− 交流磁気測定法及び直流磁気測定法は、試料の磁気特性についての情報を得るた めに広く使用されている2つの技術である。以下に、これらの周知の各技術につ いての簡単な背景について示す。
簡略して言えば、典型的な直流磁気測定においては、試料の磁気モーメン)mの 値は、印加された直流磁界Hdcを評価するのに用いられる。磁気モーメントm は、集合体の特性であり、また、試料それ自体が生成する磁界の大きさである。
直流あるいは静止状態の1′磁化率′″は、磁化を印加された磁界で除すること により定められる(χdc=M/Hdc)、異なる物質を比較する際(あるいは 、同一の物質で異なる大きさの試料)、その巨視的量は、試料の単位体積当たり (あるいは単位質量)の磁化である。
直流モーメントを測定する技術は、種々のシステム製品として商品化されている 0例えば、振動試料磁力計(VSMs)、力in力計、5QtJID磁カ計等が ある。振動試料磁力計(VSM等)や5QUID磁カ計等のような最も普通に使 用される直流磁力計は、一般に磁化された試料が存在することによる磁束の変化 を測定する検出コイルを使用している。試料が永久磁気モーメントを有していな い場合には、磁界を印加する必要がある。
図1は商品化されているDC磁力計の典型的な従来技術の概略を示している。多 くの商品化されている直流磁力計においては、磁石50(例えば、電磁石や超伝 導ツレノンイド等)が、試料52に対して一定の磁界Hdcを印加して、試料を 磁気モーメント(m)で磁化するように設置している。検出コイル54と関連す る検出回路56も設置されている。検出コイル54内に磁束変化が発生するまで は、検出回路56からは出力は生じない(ファラデーの法則)。VSMにおいて は、試料52は検出コイル54の近傍で振動させられている。試料52が動くと 、試料の振動で定められる周波数の交流信号が生成される。また、5QUIDで は、試料は単に検出コイル54を通過するだけである。典型的な検出回路56で は、磁束計と、ロックインアンプとを備え、あるいはまた磁束変化(つまり、磁 気モーメント)を測定するための検出コイル54と連結されている5QUIDエ レクトロニクスを備えている。試料が検出コイルから離れるときに生じる磁束変 化(モーメント)に比例した量を、磁束計(検出回路)56が検出する場合に、 いわゆる″引抜き技術TIが知られている0例えば、” I n t r o  d uction to Magnetic Material stt、Cu 1lity著、頁61−81、特に頁65−66 (Addison−Wesl ey Publishing Co、1972)を参照することができる。
磁束計は、元来、本質的にはデジタル電圧針であり、2次コイルの出力信号を測 定するために使用するものである。しかしながら、はとんどの磁束計は、比較的 低いインピーダンスを有している(使用する検出コイルが大きな可変抵抗を有し ている場合には、大きな問題となる)、さらに、磁束計は、ドリフトと熱起電力 を扱う際には、電位測定に困難性がある。
積算デジタル電圧計を、磁束計として使用することは一般に知られている。また 、直流磁化を表示するための電圧測定を行うために、デジタル電圧計を使用する ことも良く知られている0例えば、後述するRebouilfatと5asak iの各々の参考文献には、磁化測定のための磁束計として積算デジタル電圧計を 使用する方法を示している。さらに、Werle’142特許(後述する)には 、巨視的な磁束外乱(例えば、船舶通過により生じる)を測定するための磁気磁 束計について示している。この磁気磁束計は、アナログ領域で積算された信号の レベルを表示するデジタル電圧計型の表示装置を備えている。Co1e)r’  990特許(後述する)は、その第4図に帯磁率測定装置を形成する電圧計の構 成を示している(52−66の構成要素参照)。
適正に校正されている場合には、VSMや5QUID磁力計からの出力により、 試料の磁気モーメントの大きさを知ることができる。また、試料の体積(V)が 既知の場合には、磁化(M)を定めることができる。したがって、磁化と直流磁 化率は派生量である0通常、モーメントは場の関数として測定され、物質の磁化 曲線(即ち、Hdcに対するMあるいはm)は、Hdcの異なる値に対して測定 を繰り返すことによって定められる。つまり、直流磁化測定においては、ある特 性の磁化曲線に沿って離散的な点で測定される。これによって、試料の磁化曲線 に沿って離散的な点を測定することができる。磁界の方向が逆転した場合には、 ヒステリシス曲線が形成される。
直流磁化/磁化率の測定は、非常に有用である(例えば、高磁界の分野やヒステ リシス曲線の測定)。しかしながら、試料の磁気特性について付加的(あるいは 異なる)であって、直流タイプの測定では得られないような情報がめられる場合 がある。例えば、″複素的″な(実及び虚)の磁気の磁化率は、試料の磁気的特 性(例えば、し強持性)についてのより詳細な情報を得るために測定が行われな ければならない場合がある。交流磁気測定法は、直流磁気測定法からは得られな いような情報(例えば、前記パ複素的″パラメータ)を得ることができる。さら に、交流磁気測定法では、鉄コアや超伝導磁石に伴う残留磁場によって生じる複 合を含むことのない微小な交流磁界(例えば、>>1008)を形成するために 、銅の巻回コイルが用いられる。このことは、交流技術は、試料の低磁界におけ る磁気特性を調べる際に、非常有益であることを示している。
さらに、交流技術における駆動磁界の周波数を変化させることにより、磁気シス テムにおける磁気力学も調べることができる。さらに、交流測定において、磁化 曲線の傾斜を測定することにより、非直線性の磁化及び磁気遷移も交流技術を用 いて充分に調べることができる。
したがって、交流磁気測定法は磁性材料の特性を特徴付けるために、長年広く使 用されている。しかしながら、1988年以前には、使用にたえうる製品は無く 、また、交流帯磁率測定装置の使用は、はとんど特注品であった(そのため、例 えば、多くの交流帯磁率測定装置は、入手可能な構成要素を用いたいわゆる″研 究室型″であった)、直流技術(直流においては、磁気モーメントmの実値が測 定される)とは異なり、交流技術ではmの変化(つまり、Δm)が測定される= したがって、交流磁化率は磁化曲線の傾斜(dm/dH)を表示している、この 点が、交流測定技術と直流測定技術との根本的な相違である。
高Tc超伝導体の発見により、磁気測定分野において、関心が急速に高った。高 Tc物質は、比較的小さな第112i!界磁界Hclと、小さな完全突き抜は磁 界Hpによって特徴付けられる。したがって、信軌性の高い低磁界磁化測定技術 が、これらの物質の完全な磁気特徴付けに必要である。
さらに、交流測定は、超伝導体における相互及び内部粒子の電流結合を識別する ためや、総合品質の測定に用いることができる。χ′°の分析により適当な臨界 状態モデルを用いた物質の臨界電流密度Jcについての情報を得ることができ、 また、この種の分析は、これらの化合物の超伝導のメカニズムのより良い理解に 寄与してきいている。
また、複合超伝導の解析により、研究中の系に発生するし張プロセスについての 情報を得ることができる。例えば、実際の複合物におけるスピン−格子し張現象 を調べたり、超磁石系における磁区壁の移動を調べたり、スピン−グラス系をよ り理解するのに用いることができる交流技術を用いる場合には、試料は通常検出 コイルの中に配置され、印加された交流磁界にさらされる。試料の磁気モーメン トは印加磁界に従う、検出電気回路は、一般にバランスするものであり、釣り合 った場合には、検出コイルは交流励磁による磁束変化を補償しようとする。その 結果、磁束の検出変化は、試料が交流磁界に反応したときの試料のモーメントの 変化にのみ関係している。
充分に確立した交流磁気測定法の原理を用いることにより、本発明の出願人であ るレイク ショアー クライオトロニクス社は、1988年の秋に交流帯磁率測 定装置の7000ラインを発表した0図2Aは、レイク ショアー社によって開 発された交流帯磁率測定装置の従来技術を示す概略ブロック図である。操作の基 本原理は、レイク ショアー社の゛交流磁化率測定:その目的とプロセス″(こ の文献の開示事項は、本発明の詳細な説明する上で参照によって組み込まれてい る)というタイトルのアプリケーション書に示されている。交流磁気測定そのも のを行うためには試料を動かす必要はないが、レイク ショアー社の交流帯磁率 測定装置では、測定の精度と分解能を上げるために試料移動を行うモータや試料 移動測定を備えている。
言うまでもなく、過去磁気特性を測定する技術について多くの仕事がなされてき ている。以下に示す文献は、試料の磁気特性を測定する技術に関するものである 。
リロ(Rillo)他、″固体の低温電磁気特性を測定するための多目的交流及 び直流測定装置゛′(この文献のアブストラクトは、1991年5月の S O NR講習会で発表されている); 米国特許 No、3,528,001・・ユンテマ(Yntema); 米国特許 No、3,454,875”ポル(Bol)他; 米国特許 No、4,861,990−:Iリー(C。
1ey); 米国特許 No、2,975.360−ベル(Bel■ ) ; 米国特許 No、4,037,149・・フォーナー(Foner) ; 米国特許 No、4,005,358=フオーナー(Foner) ; 米国特許 No、4,238,734・・スタイングローバー(Steingr oever)他;米国特許 No、4,849,695・・ミューラ−(Mu  l 1 e r)他; 米国特許 No、5,008,621・・ジレス(Jiles); 米国特許 No、3,863.142・・ウェーレ(Werle); ゴールドファープ(Goldfarb)他、″超伝導体の交換磁界測定及び磁気 磁化率”(1991年5月20日、ウェストバージニア バークレー スプリン グスにおける 超伝導体及びその他スピン系の磁気磁化率についてのネーバル研 究講習会); リボウラット(Rebouillat)、”超伝導磁石を用いた高感度自動磁力 計:高磁界磁化率測定への適用”IEEE マグネティクス トランザクション 、V、Mウセー8、n、3、pp630−33 (1972年9月3日); ササキ(Sasaki)、”簡易精密磁束計1.76二二−クリアーインストウ ルメント アンド メソッドn、1 pp、100−2 (1969年12月1 日);ニドワード(Edwards)他、”MPIの表面磁束密度測定のための 磁力計″、ブリティシュジャーナルオブ ノンデストラクチイブ テスティング  n、5、pp、304−306 (1987年9月);ベラクレー(Beck ley)他、1通常及び標準的な使用に適した簡略化された透磁率針″、9 メ ジャーメイント アンド コントロール n、10、p、T65−T2O(19 76年10月): マリナシオ(Marinaccio)、”磁束計のためのオペアンプコンバータ  DVM” 48 エレクトロニクス n、10 、pH2−113(1975 年5月15日); デ モッ)(De Mott)、”デジタル出力の積算磁束計″、I EEE  ジャーナル オブ マグネチックス v、MAG−6n、2 pp、269−7 1(1970年6月2日); 新聞発表、”DOWTY REL がI EEE−48のバス オペレーション にデジタル磁力fil’4提X”D。
WTY REL インダストリーズ ニュージャージーブーントン (1986 年3月24日);ジレス(Jiles)は、種々の磁気パラメータを測定可能な 測定装置(例えば、磁力計、ガウスメータ、歪み指示計)を示しており、種々の 測定のために同一の総合型の変換装置を使用している。DOWTY RELの新 聞発表では、゛磁束密度と総磁束量の両方1′を測定するデジタル磁束計につい て記述している。
さらに、交流帯磁率測定装置、直流磁力計、及び振動試料磁力計は各社から提供 されている0例えば:・カリフォルニア サンディエゴのカンタム デザイン  インコーホレイテッド社は、1985年から直流磁力針を市場に提供している。
そして、1990年早々には直流磁力計の5QUID検出系の要素を使用した交 流磁化率の測定を組み込むために、オプションを発表している。交流測定を行う 手段は明らかではなく、また、このグループでは性能特性を保証することができ ない、事実、本発明の出願臼においてなんら装置が出荷されていないことは明ら かである。
・イングランド ロンドンのタライオジエネティクコンサルタント社は、はぼ2 年間5QUID検出系に使用する直流磁力計を市場に提供している。この装置は 、交流測定の機能を備えていない、クライオジェネテイクコンサルタント社は、 また、振動試料磁力計も提供している。
・フランスのメトロニーク インシェニール オブル ブージェ社(現在営業を 停止)は、1989年12月に導入した。そして、分離型の検出コイルを備えた 交流測定オプションを提供した。使用者は、ジュワー(冷蔵庫)系内に分離型の 交流測定挿入装置を配置する必要がある。
・ニュージャジー プリンストンのEG&G プリンストン 応用研究所(PA RC)は、直流磁化測定を行う振動試料磁力針(VSM)をかなり依然に導入し た。
この装置は、アメリカの多くの設備に用いられている。
・ニュージャジー プリンストンのプリンストン メジャーメント コーポレイ ションは、約2年前に交流勾配力値力計(ACFM)を導入した。この装置は、 ■SMsや5QtJID磁力針の室温通用に充分に対抗することができるもので ある。
・カリフォルニア サンタクララのフエイズトラックイイストウルメント社は、 小規模の交流帯磁率針を市場に提供している。この装置は、直流磁化測定を行う ことはできない。
また、一般的な磁気特性測定に関する文献を以下に示す。
ジョン ケー、クラウゼ(John K、Krause)及びシェフエリ−アー ル、ベルゲン(Jeffrey R,Bergen)、”磁気測定技術の理解″ 、vol、3、no、4、pp、23−26.1990年; ジレス(Jiles)、”磁化及び磁性材料″′、頁47−68 (チャツプマ ン アンド ヒル 1991年); ゴールドファーブ(Goldfarb)、”ニールケル−マンガフ合金における 熱残留磁気及び超磁気″ 博士論文(コロラド州立大学 1979年);コーダ ー(Khoder)他、″磁気磁化率を計算するための校正定数°°; コーチ(Couach)他、″交流磁化率による超伝導体の研究″、タライオジ ェニック Vol、25、pP、695−99 (1985年); ゴールドファーブ(Goldfarb)他、1円筒状供試体のための交流磁力計 の校正″、Rev、Sciインストウルメント vol、55、pp、761− 64 (1984年); ジーバ(Zieba)他、″振動試料磁力計による観察における超伝導磁石イメ ージ効果”、Rev、Sciインストウルメント vol、54、PT)、13 7−45(1983年); リロ(Rillo)他、″磁界検出器としての高TC超伝導セラミックの感度に ついて1′センサ アンド シクチュエータ A−フィジックス Vol、27 、N1−3 pp、775−80 (1991年);磁界の分野において、交流 及び直流の両方の測定技術を可能とする実用的で費用効率の高いコマーシャルな 装置が望まれていた。前記したように、少なくともある試料の磁気特性を完全に 調査するためには、交流及び直流の測定を行うことが望ましい。しかしながら、 そのような要求にもかかわらず、過去において、交流及び直流の技術を用いて試 料の特性を正確に測定することができる実用的で費用効率の高い装置は開発され ていなかった。
本発明の出願人は、多用途で高精度で、交流磁化率と直流モーントの両方を測定 することができる最適な実施例の磁気測定システムを開発した。この発明の現在 最適で典型的な実施例に従って形成された装置は、交流磁化率測定を行うための 種々の要素(例えば、2つの逆方向に巻回された2次コイル、1次巻線に結合さ れた交流励磁電流源、コイル間で試料を移動するためのステッピングモータ)を 備えている。また、装置は、1次巻線に結合される直流電流源を含んでいる。モ ータ及び関連するサンプリング位置設定装置は、″引抜き型″の直流磁化測定の ために必要な移動を行うために使用される。高速デジタル電圧計は、2次コイル の出力をモニタし、記憶する。デジタル電圧計の記憶された出力は、磁気モーメ ントを表示する電圧積分を得るために、数値処理される(コンピュータの使用に より)。
したがって、現在最適な典型的実施例は、共通した検出構成を用いて、直流磁気 モーメントのための引抜き技術と交流磁化率の測定とを組み合わせるものであり 、装置内の全ては、電気とコンピュータの制御の通常の技術によるものである。
限定を付さない例によれば、出願人の現在の最適な実施例のシステムは、次のよ うな利点を有している。
・測定モード間で、ハードウェアの再構成を必要としない、単一の装置により行 うことがきる。つまり、単一の装置によって、物質の交流及び直流の磁気応答の 測定を行うことができる。
・ジュワーから試料を移動させることなく、交流及び直流の測定を行うことがで きる。したがって、セットアツプによる変化や試料状態における変化で生じる位 置誤差を除去することができる。
・共通の構成要素(例えば、コイルアセンブリ)を使用することにより、交流及 び直流の両方の測定に使用する校正ファクターを共通とすることができる。
・交流及び直流の両方の測定に使用する校正定数は、コイルの形状のみを考慮す ることにより計算することができる。(システムは外部の影響を排除するよう設 計されているため、基準の磁性体によって校正を行う必要がない) ・直流磁化引抜き技術に使用するステッパーのモータ、関連する試料のサスペン ションやマウンティングも、コイル測定において、2つのコイル間の相違を相殺 するために行う試料の移動に使用することができる。
・2つの対向する2次コイルは、磁界ノイズを相殺する。
・直流測定中のデジタル電圧計における非零の電圧オフセットは、その後のノイ ズ低減解析により補償される、これにより、測定間の″プツトタイム″を最小化 するための高速デジタル電圧計データの取得が可能となる。
したがって、測定感度を向上させることができる。
・交流磁化率測定の感度は、5QUID磁力計(例えば、2X10−”emu) を使用して得られる感度と同等あるいはそれ以上とすることができる。
・直流測定高感度レベル(例えば、5X10−’emu)を、有効な10’em u以上のダイナミックレンジを有したまま得ることができる。この感度レベルは 、振動試料磁力計と同等である。
・調査対象の各種の物質特性を得ることができるような広いダイナミックレンジ (104から103)である・交流磁化率測定は、広い温度レンジ(例えば、〈 4.2Kから325K)と、広い増幅率(例えば、0.lAm−’(,0012 50e)から1600Am−’ (200e)RMS)と、広い周波数領域(例 えば、IHzから10kHz)を有している。
・直流モーメント測定は、温度及び直流磁界において広いレンジ(例えば、1. 0テスラあるいは5.0テスラ、正あるいは負)を有している。
・高調波磁化率や交流抵抗及び直流抵抗(例えば、ホール効果、移動Jc’、磁 気抵抗)が測定可能である。
・交流測定において、1次コイルは交流電流源によって駆動され、これにより、 合成交流磁界は、電流源の出力の″安定度″にのみ依存する。したがって、測定 周波数と温度に依存する複雑な位相関係を除去することがで・導電物質内で発生 する渦電流や2次コイルに誘導的に結合している超伝導ソレノイド内の残留電流 の発生の影響を実質的に除去する。
・データ取得と制御のソフトウェアによって、操作を要することなく完全自動化 を行うことができる。これによって、特有の調査要求に迅速かつ容易に適応する ことができる。
・合成結果ができるだけ正確となるように、試料パラメータ(例えば、体積、質 量)や減磁ファクターを入力することができる。
・物質や応用の範囲が広い。このシステムは、常磁性体や強磁性体、アモルファ ス合金や混合磁気半導体、有機強磁性体や有機超伝導体(C60化合物)、導電 性ポリマー、薄膜記録媒体等に良好に適している。
・交流測定、直流測定、及びその両方の測定を、測定モードにかかわらず精度を 犠牲にすることな(、可能とする共通の測定基板の形状を自由に形成することが できる。
・拡張性のある構成であり、これによって、購入後において、別の測定モード機 能を付加することによって、測定システムをアップグレードすることができる。
したがって、出願人は、直流モーメント測定と交流磁力計の両方を組み合わせた 1つの装置を開発した。該装置は、交流装置の性能特性をなんら犠牲にすること な(、容易に実行することができ、感度の良い直流測定機能を得ることができる 。
幾つかの標準的な直流モーメント測定案について検討した後、出願人は引抜き技 術を選択した。引抜き技術は、基本的な方法の種々の変形に適応されているが、 一般には、磁化された試料を検出コイル内での移動(引抜き)を含んでいる。コ イルで誘導された電圧は、検出されて時間について積分され、コイルにおける総 合磁束変化を得ることでかできる。磁束変化は、試料の磁気モーメントに直接関 連している。全ての必要な実験用ハードウェアは交流磁化率の測定のために既に 用意されているため、この引抜き方法は、本発明に適している。唯一必要な要素 は、コイルにおいて誘導される電圧を検出する手段である。実験における要求と 装置の仕様とを再検討した後、出願人は、高速デジタル電圧計(DVM)を使用 することを決定した。そして、製品化されている磁束計と同等あるいとそれ以上 の機能を表示するDVMの仕様を、得ることができた。
したがって、本発明の一態様では、交流帯磁率針において最小限の変更努力との ハードウェアの変更によって、直流モーメント測定機能を得ることができる。こ の機能は、直流磁力計として単独で構成さている種々のシステムと同等である。
最適な実施例における重要な要素は、信号解析に高速デジタル電圧計(DVM) を使用である。要求される分析とモーメント測定に要する感度に加えて、DVM の性能によって、最小の支出で、システムに機能を付加することができる0例え ば、サンプルプローブを付加することによって、直流抵抗測定が行えるようにな る。
図面の簡単な説明 本発明において、これら及びその他の特徴ないし利点は、以下に現在最適で典型 的な実施例の詳細な説明を、図面を参照することによって、より完全に理解する ことができる。
図1は、直流磁力計の従来の典型例を示す概略図である。
図2は、2つの異なる試料による典型的な磁化曲線を示すグラフである。
図2Aは、従来の典型的な交流帯磁率測定装置の構成を示す概略ブロック図であ る。
図3は、本発明による磁気装置システムの最適で典型的な実施例を示す概略ブロ ック図である。
図4は、図3で示す典型的な試料コイル構成を示す概略図である。
図5は、ヘリウムジュワー内に装着された図3に示す典型的なクライオスタット の概略ブロック図である。
図6は、図5に示す典型的な試料装着機構の正面図である。
図7は、直流磁化測定を行うために最適な実施例のコンピュータによって実施さ れる典型的なプログラム工程を示すフローチャートである。
図8は、図3の実施例において、試料が1つの2次コイルから移動した場合に記 録される電圧パルスの典型的なグラフである。
図9から図12は、図3に示す実施例において、直流測定機能を得るために適し た典型的なオブシぢンメニューを分類して示した概略図である。
図13及び図14は、それぞれN I S T M n F !標準試料に印加 する磁界を関数としてモーメントを示すプロット図、及び直線性からのずれのデ ータを示すプロット図であり、これらプロット図は、本発明の最適で典型的な実 施例により形成されるものである。
図15は、典型的な単結晶であるYBCOの試料に100eの磁界を印加した場 合の、温度を関数とするモーメントを示した実際の実験結果のプロット図である 。
図16は、薄膜YBCOの試料に対して、最適な実施例を自動操作により4.2 K(O印)、25K(・印)、50K(三角形)の温度において、1回の測定中 に得られる典型的なヒステリシス曲線の実験結果を示すプロット図である。
・ の牙 −゛ 図3は、本発明による最良で典型的な実施例である磁気測定システム100の概 略ブロック図である0図3においては、従来技術の図2Aに示した要素と類似、 あるいは同一の要素については、共通の参照番号を使用している。しかしながら 、2つの図において、共通の参照番号が使用されたとしても、必ずしも、共通の 参照番号が付された要素が全ての点において同一というわけではない。例えば、 コンピュータ112は、従来技術の図2Aと図3の両方に示されているが、図3 のコンピュータは加算/差分機能(例えば、直流磁化が測定可能である)を行う ことができるような異なったソフトウェアを実行するものであり、これは図2へ のコンピュータとは同一ではない。
図3を参照すると、システム100は、コイルアセンブリ104をハウジングす るクライオスタット102と、サンプルプローブ108に機械的に連結されてい るステラピンクモータ106と、制御Bユニット100と、コンピュータ112 と、超伝導磁石114及び関連する磁力供給源116と、温度コントローラ11 8及び関連する温度プローブ120と、交流ロックインアンプ122と、デジタ ル電圧計(DVM)124を備えている。
図3及び図4(コイルアセンブリ104を簡略化した断面図)において、2つの 検出(2次)コイル126a、126bは同一のものであるが、好ましい実施例 ではサファイアのチューブ128に逆方向に巻回されている、各コイル126a 、126bは正確に巻回され、好ましい実施例では、はぼ1600回巻かれて平 均の直径が1.1cmで長さが1.9cmである。2次コイルは、好ましい実施 例では、中心間距離が3.8cmで同軸の位置にある。1300ターンの1次コ イル130は、好ましい実施例では、2つの2次コイル126a、126bの上 に直接重ねられて巻回される。したがって、3つのコイル126a、126b、 及び130は全て互いに同軸であり、1次コイル130は2次コイル126a。
126bの両方の上を巻回して覆っている。以降において理解されるように、2 次コイル126a、126bの間の間隔は、試料140が2次コイル126aの 内側で定められる空間内になる場合には、該試料140が2次コイル126bの 内側空間の外側(そして、2次コイル126bから磁気的にも分離されている) となるように定められている。しかしながら、試料14が少なくとも部分的でも 2次コイル126a、126bの何れかの内側空間に位置している限りにおいて は、試料は完全にコイル130の内側空間内にある。
1次コイル130は、好ましい実施例では、交流磁化率の測定を行うための交流 磁界を形成するために使用されているが、しかし、引抜き型の直流磁化測定のた めの低レベルの直流磁界を形成するためにも使用される。物理的なサイズや巻回 数で表されるコイルアンブリ104の全体の設計は、交流測定にとっては決定的 なものであり(当業者にとっては容易に理解することができる)、周波数応答や 交流磁界のレンジを決定する。
サファイヤチューブ12Bの外側には、コイル116.130とともに、温度セ ンサ120と制御ヒーター132が設置されている。コイルアセンブリ全体10 4は、好ましい実施例では、コイル箔、及び超絶縁体によって包まれ、一端(つ まり、下方の端部)134は閉じられている。サファイヤチューブ128は、開 放端136を有しており、該開放端を通してサンプルプローブがコイルアセンブ リ104の中央内の内側空間138内に降下するようになっている。以下に詳細 に説明するにように、サンプルプローブ108は、ステッピングモータ106に よって位置決めされ移動される。これによって、試料140を2次コイル126 a、126bに対する試料空間138内で正確に位置決めし、移動することがで きる。
図5は、ヘリウムジュワー(冷却装置)142内に設置された図3に示すクライ オスタット102の典型的な断面図である。図5に示すように、サファイヤチュ ーブ128の開放端136は、真空ジャケット147内のステンレススチールの チューブ146の下端144に取す付けられている。これによって、試料空間1 38は等温状態となり、超低温(例えば、液体ヘリウム)槽14日から熱的に絶 縁されている。試料空間138は、通常、試料140と温度計120との間にお ける熱的な結合を行うために内部でヘリウムのガス交換が行われている。
4.2に以下から330Kまでの温度制御を行うことができる。真空の管及び給 電線150が、真空ジャケント147内の真空絶縁空間152に結合されており 、絶縁空間から真空を引いたり、超伝導磁石114やコイルアセンブリ104や クライオスタット102内のその他の電気的構成部分への外部素子と結合する導 電体のための経路を供給している。
図6は、典型的な試料プローブ108の側部正面図である。好ましい実施例では 、試料プローブ108は、ステンレススチールのチューブ146を通って試料空 間138内に降下する。好ましい実施例においては、試料ロッド154を用いて 、室温にあるロードシールアセンブリ156と関連するサンプルブローブロード シール(図示していない)を通して、上方から2次コイル126a、126bに アクセスするよう構成されている。好ましい実施例におけるサンプルプローブロ ードシールアセンブリ156は、その下端に設置されている0リングシール15 8を備え、プローブシールとロードシールとの間で真空密のシールを形成してい る。ロードシール内で側部に対向して取り付けられているチョウネジ(図示され ていない)は、Q IJソング圧縮する方向にプローブシール156を下方に引 いてシールを最適な位置に保持し、試料の移動中においてプローブシールとロー ドシールの間で相対的な移動が生じないようにしている。
好ましい実施例では、試料ロッド154は、0.64cmの径を有する研磨した ステンレススチールのロッドであり、ナイロン製の延長部160と試料取り付は 部162を備えている。試料ロッド154は、真空密のテフロン(商品名)製の O−リングプローブシールアセンブリ156を通してスライドし、これによって 、真空シールを試料空間138内に保持したままで、試料140(試料取り付は 部162中に配置されている)の上下方向の移動を可能としている。この構成が 、システムが超低温状態のままでの試料140の交換を容易にしている。
好ましい実施例では、試料取り付は部162は、ナイロン(例えば、デルリン( Delrin(商品名)))のブッシング164、デルリン(商品名)の試料ホ ルダ166、及びホルダM(図示していない、ブッシング164を試料ホルダ1 66に機械的に結合するための#10−24のねじが切られたデルリン(商品名 )の口・ノドを構成している)。
いったん、試料140がサンプルプローブ108内に挿入され、サンプルプロー ブが2次コイル126内の試料空間13B内に挿入されると、試料口・ノド15 4の上側のねじが切られた端部168は、ファインダ ナツト170を介してス テッピングモータ106に取り付けられる。ステッピングモータ106は、2つ の2次コイル126a、126bの間におし)で、コントロールユニ・ント11 0の制御により、試料140を位置決めしたり、移動したりする。好ましい実施 例では、測定技術は、2つの2次コイル126a、126bの間におけるわずか な不平衡により生じる不明確さを除去するために、2つの位置における測定構成 を用いている。好ましい実施例では、この同じ移動機構(例えば、ステッピング モータ106や関連する機械的結合)が直流モーメント測定に使用されている。
再び図3及び図5を参照すると、7.6cmの径で1テスラの超伝導磁石114 が、真空空間152の外側で、液体ヘリウム槽148に直接接触して、取り付け られている。好ましい実施例では、磁石114は2次コイル126a、126b の軸方向の全長に対して±0.1%より良好な均一性を有するよう設計される。
交流測定において逆の効果を生じる1次と2次コイル116,130の誘導結合 を減少させるために、大きな径が使用される。好ましい実施例では、磁石114 は、直流モーメント測定に必要な磁界を試料に印加したり、好ましい実施例では 、測定を行う場合に直流バイアス磁界を試料に印加したりすくために使用される 。磁界を容易にかつ迅速に変化させるために、好ましい実施例では、持続スイッ チは使用されない。
再び図3を参照して、システム100は、自動操作を行うように設計されており 、全ての制御はコンピュータ112によって行われる。試料の移動、温度制御、 磁界の制御、及びデータの取得は全てコンピュータ112によるソフトウェア制 御によって実行される。磁石の供給源116は、コンピュータ112(例えば、 R3−232のシリアルリンク171を介して)の制御によって超伝導磁石11 4に選択的にエネルギーを供給している。
好ましい実施例では、磁石供給源116は、レイク ショアー社の規格のモデル 610あるいは612の磁石供給源により構成される。
さらに、好ましい実施例では、コンピュータ112はIEEE48Bのインター フェイスノイズ172を経て接続され、コンピュータによる温度コントローラ1 18やコントロールユニット110や交流ロツインアンブ122やDVM124 の操作の制御を行っている。好ましし)実施例では、コンピュータ112は、I EEE−488(CPIB)基板及び内蔵の71−ドディスク(図示していない )を含んだ汎用性のある通常のノマーソナルコンピュータ(例えば、ヒユーレッ トバラカード社のVECTRA (TM)(商1)コンピュータや関連するモニ ター及びキーボード)により構成することができる。内蔵のハードディスクに格 納されているソフトウェアによって、コンピュータ112はシステム100の操 作の制m ヲ行うことができる。
好ましい実施例では、交流口・747777122番よ、バス172を経てコン ピュータ112によって制御される製品として入手可能なEG&Gのモデル52 090ツインアンプにより構成することができる。つまり、口・ンインアンプは 、ロツイン状態とするため及び2次コイル16a、126bからのある型の交流 励磁信号を増幅するために、コントロールユニ・ノド110により与えられる交 流参照(励磁)信号と同期する。ロツインアンプ122は、ロツイン状態となっ たときの交流信号のノくラメータを高精度で測定することができる(同期検出は 、周知のように、ノイズ効果の除去や計器の状態を高感度とし、虚数の磁化率成 分の検出が行えるようにする)。
コントロールユニット110は、内蔵型の直流電流源110aと交流電流源11 0b及びモータコントローラ110cを含む、レーク ショア社のモデル140 あるいは710のACSコントロールユニット110により構成することができ る。好ましい実施例では、直流及び交流電流源110a、110bの出力は、1 次コイル130に接続され、これら電流源はコンピュータ112による直接のプ ログラマブルコントロールにより操作可能となっている。したがって、コンピュ ータ112は、ノイズ172を経て直流電流源110aと交流電流源110bを 制御することにより、1次コイル130に対して交流電流あるいは直流xiの調 整量を加える。好ましい実施例では、交流電流源110bは、ロックインアンプ 122の”REF ACCIN”端子に印加する参照電流出力を供給している。
コンピュータ112は、また、コントロールユニット内のモータコントロールブ ロック110cに適切な情報を書き込むことによって、ステッピングモータ10 6の操作を制j’iJ している。好ましい実施例におけるステッピングモータ 106は、軸上の離れた位置でネジ付きシャフトが結合されている通常のステッ ピングモータを備えた移動モータヘッド(図示していなし1)と、サンブルフ。
ロープファインダナツト170と機械的に結合してしするネジ付きシャフトから 構成することができる。移動モータヘッドは、好ましくは、通常の設計のサンプ ルプローブ108の垂直方向の走行を制限する走行リミ・ントスイッチ(図示し ていない)を含んでいる。
好ましい実施例では、2次コイル126a、126bは、直列接続され、コイル 測定のための検出口・ンクインアンプ122あるいは直流測定のためのデジタル 電圧8十124に対して、交互に選択的に接続される。この交互接続は、好まし い実施例では、コネクタネットワーク123を経て行われる(好ましい実施例で は、ノイズを減少をさせるために、スイッチングネットワークを避けて、代わり に、交流あるいは直流のいずれの測定かに応じてロックインアンプあるいはデジ タル電圧計に対してコイル126a、126bを手動で接続を外すように、ケー ブルを操作する。) 好ましい実施例では、DVM124は、改良型のキースリー(Keithly) モデル182の高感度積分電流計により構成することができる。このDVM12 4Cよ、積分した電圧値を供給するために、コンピュータ112によって数値処 理された出力を供給してし)る。
改良型でないキースリー(Keithl)’)モデル182は非常に高感度では あるが、好ましし)実施例におし−で望まれる感度を得るに充分な速さのサンプ 1ノングをて〒っていない。これは、サンプリング間において自動零点補償のル ーチン処理(つまり、絶対値電圧の読みを得るために、計器自体の内部で形成さ れる非零の電圧オフセットを補償するためである)が行われて、実質的な″むだ 時間1゛があるためである。好ましい実施例では、零オフセツト補償機能を除く ことによって、サンプリング間の″むだ時間″を減少させるよう改良したキース リーメータを用いている(これによって、DVNは絶対値電圧の読みの代わりに 、相対値電圧を供給する)、シたがって、好ましい実施例の改良型DVM124 は、測定時間を高比率とすることができる(したがって、検出コイル126a、 126bによって供給された出力電圧が検出されている間である設定された一連 の測定工程中の時間量を増やすことができる)。この改良の結果、改良型DVM は、零の入力電圧が接続されると、入力アンプ及び計器自体でその他関連する段 階におけるドリフトによって、微小の正電圧と微小の負電圧の間でドリフトする ようになる。好ましい実施例は、このような計器のオフセットの電圧ドリフトを 補償する。同時に、2次コイル126a、126bで取り出されるバックグラウ ンド直流電圧を補償している。そして、連続するサンプリグの間の″むだ時間″ で行われるオーバーヘッド処理の量を減少することによって、減少した1′むだ 時間゛°はキースリーDVMの絶対値電圧の読み出しに用いれて、実現化される 。改良型計器は、時間とともにわずかにドリフトするが、測定が実際に行われる 時間に対しては充分に安定した出力を供給する。そのため、比較電圧の測定にお いて、特に磁特性の測定に間に生じる誤差は、比較的無視できる程度のものであ る。現在、改良型キースリーDVMと比較して低感度のために好ましいものでは ないが、ヒユーレット パラカード社のモデルHP 3458Aの積分DVMも 使用することができる。これは、充分な機能を有しており、測定面で要求される 利点を有している。好ましい実施例では、積分DVM124は、コンピュータ1 12に多くの連続サンプリング値を供給するために、測定中において比較的短時 間の間に検出コイル1126a、126bの出力を積分する。コンピュータ11 2は、直流モーメントを表示する値を供給するために、これらの連続サンプリン グ値(以下に説明する)を数値処理する。
1立凰且 A、直流磁化 超伝導磁石114は、直流測定において、試料140に一定で一様な磁界を印加 するために駆動される。印加磁界の微調整を行うために、1次コイル130に対 して制御直流電流を与えることが必要となる場合があるが、典型的には、1次コ イル130は直流測定の間においては駆動されない。したがって、好ましい実施 例では、磁石供給源116は、粗い増加量で調整可能な出方を存しており、直流 電流源110aが、例えば、試料の磁化曲線においてより多くの(あるいは、使 用者の必要とする選択による)ポイントの測定を可能とするために、磁界バイア スの微調整を可能としている。
゛引抜き方法″は、直流測定において使用される。これによって、ステッピング モータ106は、DVM124が測定を行っている間に、試料を2次コイル12 6bの軸中心から2次コイル126aの軸中心に(また、好ましい実施例では、 2次コイル126bの軸中心まで戻って)移動させる。試料の移動は磁束内に変 化を生じ、この変化は、2次コイル126a、126bによっテ検出され、試料 の総合磁気モーメントの測定を行うために、誘起電圧がDVM124によって測 定される。2次コイル126 a 、126 b ハ、同一に巻回されて(逆方 向ではあるが)、1つのコイルに誘導されたバックグラウンド電圧(例えば、漂 遊磁界)が、他方のコイルに誘導された同じバックグラウンド電圧によって相殺 されて、同一の特性が得られるにょうになっている。
引抜き測定においては、移動する試料により2次コイルに誘導される時間関数の 電圧[v(t)]は、電圧を時間に関して積分した測定値はど重要ではない。こ の積分値は、試料の移動によってコイルを通して変化する総磁束量(Φ)を与え るものである。
Φ=−Jv (t)at、 (1) 磁束の変化はどのように移動が行われたかには依存せず、その結果は、単に試料 140のスタートとストップの位置にのみ依存することが重要である。移動機構 の変更によって、v(t)の形状や外形は変化するが、積分値は変化しない。好 ましい実施例において、2つの逆方向に巻回された2次コイル126a、126 bを使用することにより、式(1)の積分値は2倍となるが、外界磁界と印加磁 界からの誘起ノイズが減少することがより重要である。
磁束は、校正係数αによって試料の磁気モーメント(m)と関連付けることがで きる。
m=αΦ 、 (2) 校正係数は、周知の磁性基準試料によって実験的に定めることができる。あるい は、コイルと試料の形状が既知の場合には、αの値は計算することができる。
上記したように、試料140は、2次コイル126a、126bの1つの中心か ら他方のコイルの中心に移動する。したがって、試料140は、常に、超伏導磁 石工14あるいは1次コイル130によって形成される均−磁界内にある(各2 次コイル126は、好ましい実施例における超伝導磁石114で定められる内側 空間内に全て存在しており、また、各2次コイルは、1次コイル130で定めら れる内側空間内に完全に存在しているからである)、また、この移動は、コイル 中心において試料によって誘導される電圧は有効的には零であるため、試料の位 置の基づいた不確定性を最小する。これは、全ての2つのコイルによるシステム について一般的に正しいわけではなく、コイル及び試料の形状や、試料と2次コ イル126a、126bのおのおのとの磁束結合に依存することによっている。
はじめに、試料140を2次コイル126a、126bのいずれか一方の中心に 位置することが必要であり、オペレータにとっては、コンピュータ112に、試 料が何れの2次コイル内にあるかを知らせる必要がある。直流測定を行う前に、 試料140の位置決めを行うために、オペレータは制御ソフトウェアにおいて、 直流磁界をセントし、″位置決め″ルーチンを選択する0次に、オペレータは、 試料がいずれの2次コイル内(上方あるいは下方)かを選択するための最良の推 定を行う0次に、2次コイル126a、126b間の距離に対応した変位によっ て、試料を自動的に移動させるための試験走査を行う。これによって、図8に示 されるようなタイプの電圧ピークが得られる。適切に配置された試料では、電圧 ピークは完全に対称となる。一方、正しく配置されていない試料では、非対称な ピークが得られる。好ましい実施例では、不適切に配置された試料140は、試 料を上方あるいは下方に必要に応じて移動することにより再配置を行う、このプ ロセスは、対照的な電圧ピークの曲線が得られるまで繰り返される。
この位置決め技術は、出力信号が非常に小さい場合には、実行が困難である。ベ ースライン付近の゛′分散分″が小さなサイズの試料による信号と同程度の場合 には、信号レベルを大きくするために、磁界の強度を上げる場合がある。最悪の 場合であっても、試料ロッド154を手動によって位置決めすることにより(例 えば、試料の2次コイル126a、126b間の距離に対する長さを物理的に測 定し、それによってロッドの位置を定めるというプロセスを経ることにより)、 試料を適切な位置に位置決めすることができる。
測定可能な電圧信号を得るために(例えば、充分高いレベルの電圧信号は測定可 能である)、試料を速く移動することが要求される。しかしながら、ステッピン グモータ106が、比較的きついO−リングシール156を通って、試料ロッド 154を移動させる速さには限界がある。異なる移動機構も考えられるが、ステ ッピングモータ106の持つ利点は、測定における制約に勝っている。数cm/ secの試料速度の設定は、所望のモーメント仕様に適合するに充分である。上 記を除いた場合には、全ての速度は、試料速度が2.4cm/secで行われる 。
図7は、直流磁気測定を行うためにシステム100によって行われる測定工程の 詳細なフローチャートである、はじめに、コンピュータ112は、仕様の強度の 一定磁界を形成するように、磁石供給源116を制御する(直流電流B 110  aを制御する場合もある)(ブロック200)、2次コイルを(コネクション ネットワーク123を経て)DVM124に結合し、該DVM124は、設定さ れた全積分時間内で、設定されたサンプリング時間毎に積分を行うようプログラ ムされている(ブロック202)、2次コイル126a、126bで誘導された 電圧は、高速積分電圧計124によって記録される。
電圧計124は、コンピュータ112に対して、電圧計が信号(τ)を積分する 時間間隔や、各測定のスタート間の時間間隔(Δt)を仕分けするようにする。
必要カベあってΔL〉τであり、その相違は、DVM装置124が一測定を完了 するに要する積分処理時間を意味して5Nる。ノイズをもっとも良く除くには、 τは供給ラインのサイクル(PLO)の整数倍に設定される。最大読み出しレー トのためには、τtはDVML24によって許容される最小源に設定される。読 み出しレートを低下させる全てのフィルタリング、オートレンジング、及びその 他の機能(例えば、自動零調整)は、無機能とされる。
好ましい実施例では、コンピュータ112は、試料140の移動を開始するため にステッピングモータを制御Bする前に、電圧のモニタを開始するようDVMを 制御する(ブロック240,206)。−回の1′走査″において、試料は典型 的には、下側のコイル126bの中心から上側のコイル126aの中心に移動さ れ、さらに、下側のコイル126bの中心に戻される。好ましい実施例の試料の 移動中においては、v(t)で表わされるほぼ100個の連続した読み出し値が 、DVM124の内蔵メモリ中に記録され格納される。次に、コンピュータ11 2は試料140の移動を停止させるようにステッピングモータ106を制御しく ブロック20B)、そして、最後に、モニタ電圧を停止するようにDVMを制御 する(ブロック210)。電圧の読み出し値は、次に、処理を行うためにコンピ ュータ112に読み戻される(ブロック212)。
ブロック204−212の″1走査″は、一つの平均値を得るために(例えば、 低レベルの信号の測定サンプリング値や、極めて精度が要求される場合に)、数 回(例えば、10回以上)繰り返される。好ましい実施例によるシステム100 では、″ハーフ走査11モード(例えば、試料140の各移動、上方向あるいは 下方向、一点測定)を行うことができる。該゛′ハーフ走査″は、高速のデータ 取得が要求される場合(例えば、高速の磁界スィーブ中)に有効である。″ハー フ走査″を行う場合には、測定の正確性と再現性が幾分減少するが、大きな試料 の場合や厳密でない測定の場合には、このモードが推奨される。
コンピュータ112による処理の第1のステップは、熱起電力による不確定分の 除去を含んでいる。熱起電力やその他の零オフセットは、移動を開始する前(好 ましい実施例では、図7におけるブロック204と206を実行する間の時間で 設定される)、及び移動を停止した後(好ましい実施例では、図7におけるブロ ック208と210を実行する間の時間が、コンピュータ112によって設定さ れる)の何れの時点でも、検出コイル中の電圧をモニタすることによって容易に 除去することができる。好ましい実施例では、読み出し値は、時間に対して直線 性があり(図7のブロック214)、測定電圧から減じられるベースライン電圧 の形成に適している。これによって、試料を移動するだけで真の電圧データを得 ることができる。典型的な結果を図8に示している。以下に示す参照電圧は、熱 起電力により補正を行った後の電圧である。
DVMによって得られた各電圧測定(vi)は、実際には、積分期間での積分平 均値である。
ここで、tiは測定プロセスの最初を示している0式(1)が必要とするものは 、n個の電圧読み出し値からなるパルス値について電圧積分したものである。こ れは、以下の式によって表される。
(l−1 加算料Σ内の第2項であるεiは、DVMによる電圧積分が行われないΔを一τ の期間に対応する積分寄与分を含んでいる。この時間間隔が短い場合には、電圧 V(t)は時間間隔に及ぶ2つの電圧読み出し値の平均値によって概算し評価す ることができる。
εi = [(V、+Vi++ )/2] (Δt−τ)(4)式を代入して整 理し、最初と最後の電圧読み出し値が零であることを考慮すると、最終的には以 下の式となる。
jV (t)dt=ΣV、Δt (6)この最終的に表されたものは、台形近似 を用いた数値積分を示している。しかしながら、物理的な現象は数値積分ではな い。このことは、微細ではあるが、理解する上で重要な特徴である。DVM12 4の各読み出し値は、実際に時間間隔1間における電圧積分に比例しており、式 (6)による分析によって、厳密な数値積分が示すよりも良い結果を得ることが できる。数値積分においては、誤差はデータのポイント間隔と曲線との関数であ る、式(6)における誤差は、式(5)における電圧近似であり、Δを一τの大 きさであって、必ずしもデータのポイントの個数ではない。
数値誤差は、測定の絶対精度、及びある移動から次の移動への再現性に影響する ため、理解する上で重要である。もし、電圧測定値が完全に試料の移動に対して 対称である場合には、各Viは、電圧パルスにおいて正確に同一のポイントにお いて常に生じている0式(6)の数値は、つねに同一の数値結果であるが、式( 5)の近似による誤差分を含んでいる。しかしながら、完全に対称であるには、 機械要素及び電気要素間でミリセカンドのレベルのタイミングを要求している。
この要求の実現は補傷できないため、実際には、Viは各試料の移動に対するパ ルスに沿って異なったボンイトとなる。したがって、式(6)の数値には、わず かに異なった数値誤差が生じ、これは、数値処理に関して非再現性を生じること になる。
時点測定を完了するに要する時間は、測定シーケンスの設定の程度に依存してい る。1回の走査測定では、実行するのに約15秒を要する。複数回の測定では、 測定時間が増加する(例えば、10走査が選択された場合には、150秒に達す る)。コンピュータ112は、時点測定のシーケンスの終了時点において、その 時点値を形成する(ブロック216、図7)。
このアプローチ及び解析の実行可能性は、最初に、DVM124として、HP  3458AにIPLC(16,666m5ec)の積分時間を設定して試験され た。
測定間隔は、16.69m5ec程度の遅さに設定することができ、駆動下のD VMに対してトータルのパルスで99.86%以上の積分時間を与えた。永久磁 石の試料が、電圧計のノイズ基準より充分に大きな出力信号を供給するのに使用 され、試料は1cm/secの速さで移動が行われた。電圧積分値は、約0.0 104ボルド一秒であった。試料の繰り返し移動では、測定及び式(6)の値に おいて、25ppm以下の標準偏差を示した、また、式(5)において示したよ うに、Δtに20m5ecを設定した場合には、繰り返し測定による標準偏差は 、150ppmに増加した。
DVMにおける積分時間を変化させることによる効果は、同一の実験設定装置に よって試験された。読み出しの間の時間間隔を積分時間よ大きな0.023ミリ セカンドに固定し、積分時間をI PLCから40PLCに変化させた。この結 果は、−貫して±20ppmであり、電圧読み出しの個数に依存せず、予定値を 実証した。IPLCでは200ポンイト以上が記録され、一方40PLCではわ ずか5ないし6のポンイトが記録された。データに関する全ての場合において、 多数の読み出し値を加算することによる積分の値は、より長い積分時間で少ない 電圧読み出し値によるものより、同じあるいはわずかに良好な再現性を得ること ができた。この理由から、好ましい実施例では、I PLCの積分時間が採用さ れている。
電圧ノイズの基準や感度限界は、試料が存在しない状態での繰り返し測定と、積 分値における標準偏差の比較によって行うことができる。理想的には、その結果 は零であるべきである。HP 3458Aは、積分値において、±2.5X10 −:ボルトー秒の下限値を与えた。
これは約±10弓emu (10−’Am” )のモーメント感度に対応してい る。前記のパラグラフの記述において、25ppmの標準偏差はこのノイズ基準 に影響し、多くの標本点により得られる再現性の必ずしも限界とはならない。
最も大きな要求は、高分解能に対抗する高感度である。この理由から、最終的な システム構成(前記したように)では、実際には、HP 3458Aの代わりに 改良型のキースリー182の高感度電圧計を使用している。
キースリーの装置は、電圧感度や分解能において約10個の改良点の要素を提供 しており、積分値において±2.5X10−”ボルドー秒の下限値をもたらして いる。これは、モーメント感度において約±10−’ (10−’Am2)と等 しい。検出コイルからのマイクロボルト以下の電圧は、容易に検出し測定するこ とができる。
キースリーにおいて増加して感度は、ある程度の速度と多機能性を犠牲にしてい る。キースリーにおいては、電圧読み出しは、約30ミリセカンドの時間間隔が 限界であるPLCの積分時間では、電圧はトータルの時間のわずか55%を越え る程度で積分される。式(5)の近似による数値誤差は、積分量定の正確さと再 現性に約0.1%の限界を与えている。しかしながら、これは、たいていの応用 に対して充分なものである。
ある応用においては、直流モーメント測定の間(あるいはその測定中)において 、磁界の強度を変化させるほうが好ましい場合がある。例えば、設定された一連 の磁界(試料の磁化曲線に沿って種々のポイントにおいてモーメントを測定する ために)によりシステム100を自動的にステップさせるために用いる磁界のテ ーブルを用意する場合に適している。好ましい実施例では、典型的には、磁界の 変化の間において、次の連続測定の前に磁界が安定し、また、好ましくは、正確 度を上げるために磁石供給源116の電流出力を直接モニターするようにパ待ち ″期間を備えている。また、測定中に磁界を1スイープ″するように、使用者の 設定したレートで″傾斜′°するように磁石供給源を制御することも可能である (これは、例えば、ヒステリシス曲線を形成するのに有効である)。
一佼I2 モーメントの測定を行うために、式(2)における校正係数の値が設定されなけ ればならない、αの値は、試料は2次コイルの間の結合による磁束の測定値であ り、試料の大きさや形状によって変化する。したがって、適当な校正には、各測 定する試料の形状に対応した校正係数が要求される。
しかしながら、試料は、しばしば、検出コイル126a、126bに対して小さ く、このような状況では、磁気双極子として近似することができる。このような 前提とこのシステムで用いられる簡単な2次コイル126の形状では、αの式は 、一定の型にによって容易に引き出すことができる。校正は、交流校正係数を引 き出すのに用いたものと類似している。磁気双極子は、2次コイルの1つの中心 にあるものと仮定され、磁界は、トータルの磁束を与えるために2次コイル12 6a、126bの両方の形状に渡って統合されている。空のコイル中の含まれる 磁束は、このトータル量のわずか0.6%であり、これは1.2つの2次コイル 126a、126bは互いにほぼ独立していることを表している。試料の移動に よる2次コイルに対するトータルの磁束変化は、計算値の2倍である。これによ って、αの値は、約5300emu/vo l t−s e c (5,3Am ” /vo l t−5ec)となる。
多くの試料が、例えば、円筒等の単純な形状である場合には、数値的に扱うこと ができる。このタイプの計算にると、双極子による近似は、実際、たいていの応 用に対して非常に良好な近似となる。現在のコイル形状で、径が5mm以上で長 さが10mm以下の試料について、双極子近似によるポテンシャル誤差は、3% 以下であるαの数値が有効に計算されると、好ましい実施例であるシステム10 0によって行われる測定は、モーメントの絶対的な測定となる。正確さは、工な いし2パーセントで評価される校正係数の正確さによって制限されることになる 。コイル機構104の寸法が1%よりも良好であることは知られており、熱によ る膨張と収縮の影響は、1パーセントの10分の幾つかである。好ましい実施例 において、2つの検出コイル126a、126bは、0.2%以内で一致してお り、その交流応答により、あるいは、磁界が傾斜しているときの誘導電圧を測定 することによって確かめられる。この校正の正確さのレベルは、標準試料によっ てしばしば達成される正確さと同程度である。
完璧とするために、校正係数の計算値は、Nl5TのNiとM n F zの標 準試料を用いて、実験的に確認されている。−成性は、実験の不明確さの範囲内 である。
渦電流やその他の交流に特徴的な問題を避けて正確に設計されたシステムにおい て、交流の校正は、直流の校正等にそのまま従う0両校正係数は、コイルと試料 との間を結合する磁束に関連している。好ましい実施例では、使用されている直 流校正係数は、交流校正係数のπ倍である。したがって、1つの校正係数と関連 のある解析は、交流及び直流の測定の両方に用いることができる。
このことは、交流の測定値が、交流に関連した効果を示さない試料に対する直流 の測定直流と矛盾しないということから立証されている。
好ましい実施例のシステム100は、また、試料取り付は部162や試料ロッド 154やモーメント測定中にバックグラウンド信号を形成するかもしれないその 他のもの(例えば、基板の物質)が起因となるバックグラウンドの信号を測定す る可能性を備えている。試料があるときに記録されたデータからバックグランウ ド信号を減じる機能は、コンピュータ112が実行するソフトウェアにより与え られる。該″付録データ゛°は、適当な温度範囲における固定温度のポイント、 及び使用を意図しているレンジをわたる少なくとも2つの適用磁界(1つの磁界 は零磁界である)を用いて記憶されるべきである。
好ましい実施例が備えている校正解析の特別な選択では、″付録データ″を処理 して、記録されている温度/磁界/モーメントのデータを、その後の使用のため にファイルに格納する。システム100は、要求に応じて測定された標本のモー メントら付録データを自動的に減じる、オペレータは、標本データが記憶されて いる温度Tと磁界Hを単にチェックするだけでよい、システムlo。
は、温度Tと磁界Hにおける付録のモーメントを定めるために、付録ファイル中 の温度/磁界/モーメントのデータを用いる(つまり、単に2次元のりニア−な 相関が行われる)、そして、付録のデータを実際の試料モーメントから減じる。
図9及び図12は、好ましい実施例のシステム100に直流磁気測定を行なわせ るコンピュータ112が実施するソフトウェアが備えている典型的なソフトウェ アメニューである。付録Aは、メニューを分解したリストと図9ないし図12の 機能の説明を備えている。
実験結果 直流測定は、好ましい実施例において、1つの完全な移動サイクルを行うことに よって成される。試料は、コイルの底部から頂部に移動し、底部に戻る。2つの 電圧の積分値が得られ、試料の最終的なモーメント出力を慕えるために平均化さ れる。
このプロセスは、完了するのに約15秒を要する。複数個の測定値を平均化する ことによって、感度を向上させ、ノイズを<5X10−’emu (5X10− ”Am” )の下限とすることができる。DVMにおいて複数の電圧レンジを利 用する場合には、測定するモーメントには実質的には上限はない。
図13及び図14は、N I S T M n F zの標準試料において、達 成できる性能のレベルを示している0図13は、印加磁界に対する測定モーメン トを示している。
データは使用した磁界にわたってリニアーであるべきで、図14は直線からの偏 差をプロットしたデータである、直線についての標準偏差は6X10−’emu であり、測定において良好な直線性を示している。
固定磁界で試料に1時間以上にわたって繰り返して測定を行った結果、±0.1 %より良好な再現性が得られる。データ処理、試料の位置、磁界の設定等の全て の実験上における点を考慮した場合、総合的な測定の再現性は、1パーセントの 10分の幾つかである。
超伝導磁石においてはイメージ効果が報告されており、これらの効果が測定され る場合には、測定値に現れることになる。磁石114の径を検出コイル126a 、126bに対して比較的に大きくとることにより、該効果は観察されなかった (<0.1%)。
図15及び図16は、システムの性能と応用性をさらに示すための直流モーメン トの結果を表している0図15は、100oe (試料は零の磁界にしてあり、 15゜2mgの質量を有している)の印加磁界におけるYBCOの単結晶の温度 を関数とするモーメントを表している、図16は、薄膜YBCOの試料に対して 、4.2K(O印)、25K(・印)、50K(三角形)の温度において、実験 的に測定したヒステリシス曲線を表している、図15のデータで使用している低 直流磁界と、比較的低いモーメントの試料に対する図16のヒステリシス曲線の 滑らかさを示している。
B、交流磁化率 システム100は、レーク ショア社のモデル7000の交流帯磁率測定装置の 製品(図2Aは、この従来技術の交流帯磁率測定装置の構成のブロック図であり 、図3に示す本発明の好ましい実施例に使用するものと類偵あるいは同一の要素 を示している)と関連して1988年以来使用している交流測定技術に原理的に は基本的に同一の方法によって、交流磁化率の測定を行う。
つまり、図3の好ましい実施例を用いた交流磁化率の装置を行うために、試料1 40は試料空間138内に配置され、交流電流源110bは、1次コイル130 を経て試料に設定したコイル磁界を供給するように駆動される。印加される交流 磁界は変化するため、試料140の磁化はこれに反応して変化する。2次コイル 126a。
126bの測定値は、磁界中において試料140の磁化率に応じて変化する(印 加磁界中で磁化の″応答”変化は、試料の磁気応答に依存する量により遅れる) 。
超伝導磁石114は、交流帯磁率測定においては駆動する必要はない、これは、 たいていの交流帯磁率測定は・好ましくは、低磁界の下で行われるからである( 例えば、゛非可逆性の情報″のタイプの測定のように、高磁界の交流測定が望ま れる場合には、超伝導磁石が駆動されることがある)。さらに、ロツインアンプ 122によって、交流磁化率のパラメータの測定が行われている時間の間におい ては、試料140は静止している。
好ましい実施例では、ステンピングモータ106は、試料140を、第1の1つ の2次コイル126bの内側空間内に位置決めするために用いられ(このとき、 最初の測定は、測定中に試料140を静止状態にしたままで行われる)、次に、 試料を別の2次コイル126aの内側空間内に位置決めするために用いられる。
2つの測定は、コンピュータ112によって、2つのコイルの間における誤差の 大きさと方向を確定するために用いられる(高い正確さの結果を得るために、誤 差は2つの測定値の内の1つから相殺される)、シたがって、ステンピングモー タ106は、ロツインアンプ122が実際に交流測定値を入力している間では試 料140は静止状態であるが、好ましい実施例では、交流磁化率の測定プロセス の間に使用される。
本発明は、現在の段階で最も実際的で好ましい実施例と考えられるものに基づい て示しているが、本発明が開示した実施例に限定されるものではなく、特許請求 の範囲の精神の範囲に含まれる種々の修正と等価な変更を含むものと考えるもの である。
r匈、IJ 磁界(koe) 磁界(koe) r匈、 15 温度(K) 磁界(koe) フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,SN、 TD。
TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH。
CZ、DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、 KR,LK、 L U、 MG、 MN、 MW、 NL、 NO、NZ、PL、PT、R○、 R U、 SD、SE、SK。
UA、VN (72)発明者 ドラトリル ブラッドレイ シー。
米国 オハイオ 43081 ウエスタービレリバティー レーン 380

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1つの検出コイルと、 試料と機械的に結合するとともに試料を前記検出コイルに対して移動させる手段 と、 前記試料に磁界を印加する手段と、 前記検出コイルに接続され、前記検出コイルから受けた信号に応じて前記試料の 交流磁化率と直流磁化を測定することができる電気的装置と、 を備えた試料の交流磁気特性及び直流磁気特性を測定するための磁気測定システ ム。 2.前記システムは、前記検出コイル及び前記試料を収める室を含み、 前記電気的装置は、試料を前記室から取り出さない状態で交流磁化率の測定と直 流磁化の測定を行う請求の範囲第1項記載のシステム。 3.前記室は、試料を超低温に維持する手段を含む請求の範囲第2項記載のシス テム。 4.前記電気的装置は、交流磁化率の測定と直流磁気の測定を行うための共通の 校正係数を使用する手段を含む請求の範囲第1項記載のシステム。 5.前記電気的装置は、 前記検出コイルに接続され、連続してサンプルされる値を供給するために前記検 出コイルによって供給される前記信号を持続してサンプリングを行い、実質的に 零でない入力電圧のオフセット及び減少したむだ時間を示すデジタル電圧計と、 前記連続してサンプルされる値を受け、前記実質的に零でない入力電圧のオフセ ットに起因する誤差を減少あるいは除くように該受けた値を処理するコンピュー タ手段を含む請求の範囲第1項記載のシステム。 6.前記少なくとも1つの検出コイルは、第1及び第2の反対方向に卷回された 同軸の検出コイルを含む請求の範囲第1項記載のシステム。 7.前記移動手段は、直流磁化の測定プロセス中に引抜き技術を用いて直流磁化 の測定を行うように作動し、交流磁化率の測定プロセス中に、前記第1及び第2 の反対方向に卷回した検出コイル間の不平衡による影響を減少させるように作動 する請求の範囲第6項記載のシステム8.さらに、中空の内部試料空間を囲む表 面が円筒状の細長いコイル取り付け構造を含み、 前記第1及び第2コイルは前記円筒状表面上に卷回され前記移動手段は、試料を 前記試料空間内において移動する請求の範囲第1項記載のシステム。 9.前記磁界印加手段は、 前記試料に一定の磁界を選択的に印加する手段と、前記試料に交番磁界を選択的 に印加する手段とを含む請求の範囲第1項記載のシステム。 10.前記磁界印加手段は、前記試料に接続される1次コイルを含み、 前記1次コイルは、前記試料に交番磁界及び/あるいは一定磁界を選択的に印加 する請求の範囲第1項記載のシステム。 11.前記磁界印加手段は、さらに前記試料に高強度の一定磁界を印加するため の超伝導磁石を含む請求の範囲第10項記載のシステム。 12.前記磁界印加手段は、さらに前記試料に高強度の一定磁界を印加するため の超伝導磁石を含む請求の範囲第1項記載のシステム。 13.(a)少なくとも1つの検出コイルに近接して試料を取り付け、 (b)前記取り付けられた試料に実質的に一定磁界を印加し、 (c)前記印加ステップ(b)に間において、前記検出コイルから受け取る信号 を測定しながら、前記取り付けられた試料を前記検出コイルに対して移動し、( d)前記取り付けられた試料に交番磁界を印加し、(e)前記印加ステップ(d )に間において、前記検出コイルから信号を受け取り、 (f)前記ステップ(c)及び(e)の間において、それぞれ測定された信号に 応じて交流磁化率及び減磁に関連した値を供給する工程を含む試料の交流磁気特 性及び直流磁気特性を測定する方法。 14.前記取り付けステップ(a)は前記試料を内部に収納する室の取り付けを 含み、 前記ステップ(c)及びステップ(e)は、前記試料を前記室から取り除くこと なく連続して行われる請求の範囲第13項記載の方法。 15.さらに、前記試料を前記室内で超低温に維持するステップを含む請求の範 囲第14項記載の方法。 16.さらに、前記交流測定値及び直流測定値に共通の校正係数を適応するステ ップを含む請求の範囲第13項記載の方法。 17.前記ステップ(c)は、連続してサンプルされる値を供給するための検出 コイルに接続されたデジタル電圧計とともに前記検出コイルによって、供給され る信号を持続してサンプリングすることを含むものであって、前記デジタル電圧 計は実質的に非零の入力電圧オフセット及び減少したむだ時間を示すものであり 、前記ステップ(f)は、前記連続したサンプル値を受け取り、前記連続したサ ンプル値を前記実質的に零でない入力電圧のオフセットに起因する誤差を減少あ るいは除くように処理することを含む請求の範囲第13項記載の方法。 18.前記ステップ(c)は、前記試料を第1及び第2の反対方向に卷回された 同軸の検出コイル内において移動し、前記第1及び第2コイルによって供給され る信号を検出することを備える請求の範囲第13項記載の方法19.前記移動ス テップは、引抜き技術を用いた直流磁化の測定を行うために、直流磁化測定プロ セス中において動作し、 前記ステップ(e)は、前記第1及び第2の反対方向に卷回した検出コイル間の 不平街による影響を減少させるように、交流磁化率の測定プロセス中において、 前記試料を前記第1及び第2のコイル内で移動することを含む請求の範囲第18 項記載の方法。 20.前記ステップ(c)は、その表面上に前記第1及び第2コイルが卷回され る円筒形の細長いコイル取り付け構造内に設定される内部試料空間の中において 、前記試料を移動することを含む請求の範囲第18項記載の方法。 21.試料に磁界を印加する手段と、 少なくとも1つの検出コイルと、 前記検出コイルに対して前記試料を移動するために、前記試料に機械的に接続す る手段と、 前記検出コイルの直流電圧出力を検出するために、前記検出コイルに選択的に接 続される直流電圧検出手段と、前記検出コイルの交流検出出力を検出するために 、前記検出コイルに選択的に接続される信号検出手段と、前記直流信号検出手段 と前記交流信号検出手段とに接続され、前記検出された交流電圧出力に応じて前 記試料の交流磁気特性を表す第1の値を形成し、前記検出された直流電圧出力に 応じて前記試料の直流磁気特性を表すその他の値を形成する処理手段とを含む、 試料の交流磁気特性及び直流磁気特性を測定する磁気測定システム。 22.前記処理手段は、前記第1及びその他の各値を形成するために共通の校正 係数を使用する請求の範囲第21項記載のシステム。 23.前記少なくとも1つの検出コイルは、第1及び第2の反対方向に卷回され た検出コイルを備える請求の範囲第21項記載のシステム。 24.超低温室と、 前記超低温室内に配置される少なくとも1つの検出コイルと、 前記試料を前記室内に取り付け、前記試料を前記検出コイルに対して移動するた めの手段と、 前記試料に交番及びまたは一定の磁界を印加する手段と前記検出コイルに接続さ れ、前記試料を前記室からの取り出しを必要とせずに、前記試料の直流磁気特性 及びまたは交流磁気特性を選択的に測定する手段とを含む超低温における試料の 交流磁気特性及び直流磁気特性を測定するための磁気測定システム。
JP5516652A 1992-03-18 1993-03-17 試料の交流磁化率及び直流磁化の測定方法及び装置 Pending JPH07501625A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/853,400 US5311125A (en) 1992-03-18 1992-03-18 Magnetic property characterization system employing a single sensing coil arrangement to measure AC susceptibility and DC moment of a sample
US853,400 1992-03-18
PCT/US1993/002345 WO1993019381A1 (en) 1992-03-18 1993-03-17 Method and apparatus for measuring ac susceptibility and dc magnetization of a sample

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07501625A true JPH07501625A (ja) 1995-02-16

Family

ID=25315943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5516652A Pending JPH07501625A (ja) 1992-03-18 1993-03-17 試料の交流磁化率及び直流磁化の測定方法及び装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US5311125A (ja)
JP (1) JPH07501625A (ja)
AU (1) AU3808893A (ja)
WO (1) WO1993019381A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064419A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 National Institute For Materials Science 磁化測定方法とこの方法を実施する磁化測定装置
JP2009281935A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 New Industry Research Organization 磁化率精密測定方法及び超伝導量子干渉計用の測定セル
JP2014219371A (ja) * 2013-05-11 2014-11-20 国立大学法人岡山大学 磁気特性評価装置
KR20190078246A (ko) * 2017-12-26 2019-07-04 주식회사 포스코 포화 자화 측정장치
JP2021107838A (ja) * 2019-03-06 2021-07-29 サガワ産業株式会社 非破壊検査装置

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4333830C2 (de) * 1993-09-30 1997-11-27 Inst Maschinen Antriebe Und El Verfahren zur selektiven Bestimmung von Größen zur kontinuierlichen ortsauflösenden Überprüfung von oberflächennahen Materialparametern für die Fertigungskontrolle sowie Anordnung zur Durchführung des Verfahrens
DE4334380C2 (de) * 1993-10-08 2000-10-26 Micro Epsilon Messtechnik Verfahren zur Kalibrierung eines Sensors und zur Meßwertverarbeitung
US5600241A (en) * 1995-07-07 1997-02-04 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Vibrating-reed susceptometer for measuring anisotropic aspects of susceptibility
US6239596B1 (en) 1997-06-09 2001-05-29 Joseph J. Stupak, Jr. Total magnetic flux measuring device
US6437563B1 (en) 1997-11-21 2002-08-20 Quantum Design, Inc. Method and apparatus for making measurements of accumulations of magnetically susceptible particles combined with analytes
WO2000079500A1 (en) * 1999-06-21 2000-12-28 Telenetics Corporation Remote meter monitoring system and method
JP3513601B2 (ja) * 2001-06-15 2004-03-31 岩手大学長 強磁性構造材の脆性の変化に伴う経年劣化の非破壊測定方法
GB0124341D0 (en) * 2001-10-10 2001-11-28 Randox Lab Ltd Assay
US6995558B2 (en) * 2002-03-29 2006-02-07 Wavbank, Inc. System and method for characterizing a sample by low-frequency spectra
BR0305669A (pt) * 2002-04-19 2004-10-19 Wavbank Inc Detecção de amostra com base em componentes espectrais de baixa frequência
US7166997B2 (en) * 2002-10-07 2007-01-23 Seagate Technology Llc Complex transverse AC magneto-optic susceptometer for determination of volume and anisotropy field distribution in recording media
JP5624708B2 (ja) * 2004-07-27 2014-11-12 ネイティヴィス、インコーポレイテッド 化学的又は生化学的信号を発生するためのシステム及び方法
US20080093219A1 (en) * 2005-03-15 2008-04-24 Tufts University Magnetic Protein Nanosensors and Methods of Use
US20090165877A1 (en) * 2006-02-07 2009-07-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Actuator elements for microfluidics, responsive to multiple stimuli
JP4676361B2 (ja) * 2006-03-09 2011-04-27 株式会社日立製作所 磁気的免疫検査装置
KR100738321B1 (ko) 2006-06-09 2007-07-12 한국표준과학연구원 자기 모멘트 측정 장치
US8447379B2 (en) * 2006-11-16 2013-05-21 Senior Scientific, LLC Detection, measurement, and imaging of cells such as cancer and other biologic substances using targeted nanoparticles and magnetic properties thereof
KR100834846B1 (ko) * 2006-12-07 2008-06-09 재단법인서울대학교산학협력재단 자기전기 감수율 측정 시스템
CN101408598B (zh) * 2008-06-30 2011-03-30 广州市格宁电气有限公司 一种交流溯源直流校正方法
JP5586599B2 (ja) * 2008-07-11 2014-09-10 ザ ユニバーシティ オブ ケープ タウン 磁力計
CN101387696B (zh) * 2008-11-07 2012-05-30 河南电力试验研究院 数字式交直流测试仪的校准系统及方法
TWI403752B (zh) * 2009-12-14 2013-08-01 Magqu Co Ltd 一種交流磁導率量測裝置及其方法
SE534842C2 (sv) * 2010-05-26 2012-01-17 Imego Ab Spole innefattande lindning bestående av en multi-axialkabel
DE202011004616U1 (de) * 2011-03-30 2011-06-09 Bürkert Werke GmbH, 74653 Hubanker-Antrieb
CN102778658B (zh) * 2011-05-11 2016-03-09 磁量生技股份有限公司 一种交流磁导率量测装置及其方法
US9007058B2 (en) * 2012-02-27 2015-04-14 Uchicago Argonne, Llc Dual-stage trapped-flux magnet cryostat for measurements at high magnetic fields
EP2807494A1 (en) * 2012-03-22 2014-12-03 TDK Corporation Movable coil scanner systems and methods
EP2968967A4 (en) 2013-03-15 2016-08-17 Nativis Inc CONTROL SYSTEM AND FLEXIBLE COILS FOR TREATMENT ADMINISTRATION, FOR EXAMPLE FOR THE TREATMENT OF CANCER
US9698660B2 (en) 2013-10-25 2017-07-04 General Electric Company System and method for heating ferrite magnet motors for low temperatures
US9602043B2 (en) * 2014-08-29 2017-03-21 General Electric Company Magnet management in electric machines
US10705162B2 (en) 2015-12-03 2020-07-07 Lifeassays Ab Temperature controlled magnetic permeability detector
GB201616957D0 (en) * 2016-10-06 2016-11-23 The Technology Partnership Plc Gas analyser
US20180177429A1 (en) * 2016-12-23 2018-06-28 Edward R Flynn Detection Of Targeted Biological Substances Using Magnetic Relaxation Of Individual Nanoparticles
CN106996967B (zh) * 2017-04-28 2023-08-22 成都哈工智传科技有限公司 磁性矿品位检测方法及检测设备
CN109655771B (zh) * 2017-10-11 2020-05-12 中国科学院物理研究所 交流磁化率测量装置及其测量方法
CN107834916A (zh) * 2017-11-22 2018-03-23 魏海峰 一种无刷直流电机的低成本转速指示装置
JP2020056704A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 株式会社玉川製作所 振動試料型磁力計用自動試料交換装置
TWI717176B (zh) * 2019-12-26 2021-01-21 陳瑞凱 一種高溫磁性溫度計之校正方法
BR112022013189A2 (pt) * 2019-12-31 2022-09-13 Univ Santiago Chile Magnetômetro de campo externo fixo, portátil, para detecção de sinais magnéticos a partir de amostras e avaliação da quantidade de material magnético na amostra
US11136543B1 (en) 2020-02-11 2021-10-05 Edward R. Flynn Magnetic cell incubation device
CN112782623B (zh) * 2020-12-16 2023-10-24 兰州空间技术物理研究所 一种磁矩的测量装置及方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920865A (ja) * 1982-07-27 1984-02-02 Yokogawa Hokushin Electric Corp 電流計測装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2975360A (en) * 1956-07-05 1961-03-14 Varian Associates Magnetoabsorption flux meter and gradiometer
US3454875A (en) * 1963-09-03 1969-07-08 Morris Bol Superconductive circuit and method for measuring magnetic fields and magnetic properties of materials employing serially connected superconductive loops
US3528001A (en) * 1967-11-09 1970-09-08 United Aircraft Corp Test cell for measuring the magnetic properties of cryogenic materials
US3665297A (en) * 1970-03-04 1972-05-23 Union Oil Co Apparatus for determining magnetic susceptibility in a controlled chemical and thermal environment
US3863142A (en) * 1971-09-03 1975-01-28 Us Navy Magnetic fluxmeter
US4005358A (en) * 1974-10-07 1977-01-25 Simon Foner Magnetometer with out-of-phase correction
US4037149A (en) * 1975-12-18 1977-07-19 Simon Foner Multiple mode magnetometers
US4134064A (en) * 1976-12-27 1979-01-09 General Electric Company Method and apparatus for magnetically determining the Gd2 O3 content in UO2 fuel pellets while eliminating the effect of ferromagnetic impurities
DE2749681A1 (de) * 1977-11-07 1979-05-10 Erich Dr Ing Steingroever Magnetische moment - messpule
FR2412177A1 (fr) * 1977-12-16 1979-07-13 Thomson Csf Systeme d'antenne a pouvoir separateur eleve
FR2418469A1 (fr) * 1978-02-24 1979-09-21 Cogema Sonde de mesure de la susceptibilite magnetique utilisant un enroulement de compensation
US4588947A (en) * 1983-12-30 1986-05-13 International Business Machines Corporation Integrated miniature DC SQUID susceptometer for measuring properties of very small samples
US4801883A (en) * 1986-06-02 1989-01-31 The Regents Of The University Of California Integrated-circuit one-way isolation coupler incorporating one or several carrier-domain magnetometers
US4861990A (en) * 1988-02-09 1989-08-29 California Institute Of Technology Tunneling susceptometry
US5008621A (en) * 1989-04-14 1991-04-16 Iowa State University Research Foundation, Inc. Multiparameter magnetic inspection system with magnetic field control and plural magnetic transducers

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920865A (ja) * 1982-07-27 1984-02-02 Yokogawa Hokushin Electric Corp 電流計測装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064419A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 National Institute For Materials Science 磁化測定方法とこの方法を実施する磁化測定装置
JP4599538B2 (ja) * 2004-08-25 2010-12-15 独立行政法人物質・材料研究機構 磁化測定方法とこの方法を実施する磁化測定装置
JP2009281935A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 New Industry Research Organization 磁化率精密測定方法及び超伝導量子干渉計用の測定セル
JP2014219371A (ja) * 2013-05-11 2014-11-20 国立大学法人岡山大学 磁気特性評価装置
KR20190078246A (ko) * 2017-12-26 2019-07-04 주식회사 포스코 포화 자화 측정장치
JP2021107838A (ja) * 2019-03-06 2021-07-29 サガワ産業株式会社 非破壊検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5311125A (en) 1994-05-10
AU3808893A (en) 1993-10-21
US5506500A (en) 1996-04-09
WO1993019381A1 (en) 1993-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07501625A (ja) 試料の交流磁化率及び直流磁化の測定方法及び装置
Fiorillo Measurements of magnetic materials
Koyama et al. Instrument for high resolution magnetization measurements at high pressures, high magnetic fields and low temperatures
Dodrill et al. Vibrating sample magnetometry
Lagutin et al. A probe for magnetization measurements of thin superconducting films in pulsed high magnetic fields
Krishnan et al. Harmonic detection of multipole moments and absolute calibration in a simple, low-cost vibrating sample magnetometer
Amaya et al. Magnetization measurements in very high pulsed fields produced by a single-turn coil system
US5108191A (en) Method and apparatus for determining Curie temperatures of ferromagnetic materials
Ravikumar et al. A novel technique to measure magnetisation hysteresis curves in the peak-effect regime of superconductors
Kundu et al. An Automated Home Made Low Cost Vibrating Sample Magnetometer
Sakai et al. Compact rotating-sample magnetometer for relaxation phenomenon measurement using HTS-SQUID
Black et al. Measurements of magnetism and magnetic properties of matter
Janů et al. Continuous reading SQUID magnetometer and its applications
Cross et al. Hall probe magnetometer for SSC magnet cables: effect of transport current on magnetization and flux creep
Johansson et al. A low frequency vibrating sample magnetometer
Ramakrishnan et al. An AC susceptometer from 1.5 to 300K
Kallias et al. High Tc SQUID sensor system for non-destructive evaluation
Drake Traceable magnetic measurements
Zhong et al. Development of measuring techniques for rotational core losses of soft magnetic materials
Kos et al. Cryogenic pulsed inductive microwave magnetometer
Dam et al. Automatic in situ force magnetometer for electric-lead-suspended samples
Das Complex Permeability And Magnetization Studies In Some Fe? Rich Soft Ferro-Magnetic Metallic Glasses
Traisigkhachol et al. A concept for the characterization and analysis of the permeability of soft magnetic thin-films
Fischer Development of a device for the determination of local magnetic properties of thin films on whole wafers: Entwicklung eines Geräts zur Bestimmung lokaler magnetischer Eigenschaften von Dünnschichten auf ganzen Wafern
Fischer Development of a device for the determination of local magnetic properties of thin films on whole wafers