JPH0750119A - 器具スイッチ - Google Patents

器具スイッチ

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JPH0750119A
JPH0750119A JP6047122A JP4712294A JPH0750119A JP H0750119 A JPH0750119 A JP H0750119A JP 6047122 A JP6047122 A JP 6047122A JP 4712294 A JP4712294 A JP 4712294A JP H0750119 A JPH0750119 A JP H0750119A
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Ellenberger and Poensgen GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気回路の自動的な再閉鎖が簡単かつ確実に
阻止されるようにする。 【構成】 コンタクトばね5が、そのコンタクト位置と
開放位置との間で運動可能な迅速旋回機構として形成さ
れており、該迅速旋回機構が、その開放位置の方向で機
械的にプレロードをかけられてコンタクト位置に位置固
定されており、しかも前記迅速旋回機構が、過電流時に
熱的なリリースエレメントによって開放位置に変位させ
られて、機械的なプレロードに抗して前記コンタクトば
ね5のほぼ旋回方向で行なわれる切換揺動体旋回運動に
よって前記開放位置から再びコンタクト位置に戻される
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動操作可能な電気的
な器具スイッチであって、絶縁ハウジングに支承された
切換揺動体が設けられていて、該切換揺動体が旋回位置
に応じて、ハウジング内室に進入した作用端部でコンタ
クトブリッジをコンタクト閉鎖位置とコンタクト開放位
置との間で移動させるようになっており、さらに、前記
コンタクトブリッジと電気的に直列接続された、熱的に
リリース可能で、ひいては過電流保護として働くコンタ
クトばねが設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の器具スイッチの電気的
な外部接続部は、器具スイッチの絶縁ハウジングの内部
に配置されて直列に接続された2つの切換エレメントに
よって互いに接続されている。一方の切換エレメントは
コンタクト閉鎖位置とコンタクト開放位置との間で運動
可能なコンタクトブリッジである。このコンタクトブリ
ッジは、絶縁ハウジングに旋回可能に支承された手動操
作可能な切換揺動体によって負荷され、これによって電
気回路を遮断することができる。こうして、器具スイッ
チは手で接続・遮断可能となる。
【0003】第2の切換エレメントは過電流保護として
働く。この第2の切換エレメントは熱的にリリース可能
なコンタクトばねとして形成されていて、作動時に同じ
く電気回路を遮断する。当然ながら、電気回路を遮断す
るための熱に基づくコンタクトばねの切換運動は極めて
緩慢である。しかし、比較的大きな電流の場合には、電
気回路の遮断が切換エレメントの迅速な切換運動を必要
とする。このために、米国特許第4528538号明細
書および同第5079530号明細書に記載の構成で
は、器具スイッチの過電流保護がそれぞれスタート装置
によって実現されている。このようなスタート装置はク
ラウゼ(W.Krause)著の「コンストルクチオー
ン・エレメンテ・デア・ファインメヒャーニク(Kon
strukutions−Elemente der
Feinmechanik)」、第521頁以降、第2
版、ミュンヘン−ウィーン在、出版社カール・ハンザ
(Carl−Hanser−Verlag)、1993
年、ISBN3−446−16530−4に基づき公知
である。上記米国特許第4528538号明細書および
同第5079530号明細書に記載の構成で使用されて
いるスタート装置は、ばねの形の各1つのエネルギ蓄え
器を有している。過電流に基づき生ぜしめられる熱エネ
ルギは機械的なエネルギとしてばねに蓄えられる。過電
流の大きさと時間とに関連した規定の時点で、蓄えられ
たエネルギが放出される。これによって、緩慢な切換運
動は飛躍的に作用する切換運動に変換される。
【0004】熱的なリリース部材が作動させられて、電
気回路を遮断した後に、このリリース部材は再び冷却
し、その後に出発位置に戻ろうとする。しかしこの場
合、電気回路が再び閉じられてしまう。多くの場合、熱
的なリリース部材の冷却後に過電流保護は電気回路を自
動的に再び閉じないことが望ましい。上記米国特許第4
528538号明細書の構成では、このような電気回路
の自動的な再閉鎖が、切換揺動体と連結された遮断部材
によって阻止される。しかし、このような遮断部材は器
具スイッチ構成部分の付加的な手間を必要とする。さら
に、切換揺動体およびコンタクトばねのスペース配置に
基づき、遮断部材の、相応してスペースをとる構造が必
要となる。さらに、遮断部材に作用する力に基づき、こ
の遮断部材の特に安定的な支承部も必要となる。しかし
このことは、僅かな力を使用するだけで可能な切換揺動
体の簡単な操作を妨げてしまう。遮断部材に作用する力
の摩耗作用は遮断部材の不正確な作業を招いてしまう。
その場合、器具スイッチの確実な作業はもはや保証され
ていない。上記米国特許第5079530号明細書に記
載の構成では、過電流リリースの実施後にコンタクトば
ねによる電気回路の自動的な再閉鎖を阻止する目的で、
コンタクトばね自体が極めて複雑に構成されている。こ
のような複雑な構造に基づき、コンタクトばねは極めて
故障しやすくなり、ひいては器具スイッチの機能確実性
も損なわれてしまう。さらに、コンタクトばねの複雑な
構造に基づき、個々の構成部分の間には小さな力伝達し
か生じなくなる。したがって、コンタクトばねは閉じら
れた電気回路における切換エレメントとしての機能にお
いても、小さなコンタクト力しか形成しない。さらに、
切換揺動体とコンタクトばねとのカップリングを得るた
めに、切換揺動体の構造も複雑になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記欠点から出発し
て、本発明の課題は、冒頭で述べた形式の器具スイッチ
を改良して、電気回路の自動的な再閉鎖が簡単かつ確実
に阻止されるような器具スイッチを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、前記コンタクトばねが、そのコン
タクト位置と開放位置との間で運動可能な迅速旋回機構
として形成されており、該迅速旋回機構が、その開放位
置の方向で機械的にプレロードをかけられてコンタクト
位置に位置固定されており、しかも前記迅速旋回機構
が、過電流時に熱的なリリースエレメントによって開放
位置に変位させられて、機械的なプレロードに抗して前
記コンタクトばねのほぼ旋回方向で行なわれる切換揺動
体旋回運動によって前記開放位置から再びコンタクト位
置に戻されるようにした。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、コンタクトばねが過電
流リリース後に、付加的な構成部分なしに開放位置に保
持される。このことは、機械的なプレロードをかけられ
たコンタクトばねの特別な構造によってのみ実現されて
いる。このような迅速旋回機構の死点位置はコンタクト
位置と開放位置との間に位置している。このようなスタ
ート機構では自動的に行なわれる、コンタクト位置と開
放位置との間での切換ジャンプは制限されて、この場
合、コンタクトばねがたんにそのコンタクト位置から自
動的に開放位置に旋回するに過ぎなくなる。このために
は、コンタクトばねが既にあらかじめ開放位置の方向に
プレロードをかけられている。したがって、コンタクト
ばねは常時開放位置に向かおうとしている。熱的なリリ
ース部材の所定の限界温度において、機械的なプレロー
ドによって形成された力は、コンタクトばねをコンタク
ト位置に固持しようとする力よりも大となる。コンタク
トばねはこの瞬間、開放位置に旋回する。コンタクトば
ねは機械的なプレロードに基づき、このコンタクトばね
を固持するための付加的な構成部分なしに信頼性良く開
放位置に留まる。
【0008】開放位置におけるコンタクトばねの機械的
なプレロードは、切換揺動体旋回によってしか阻止する
ことができない。切換揺動体旋回はコンタクトばねの旋
回方向で行なわれる。切換揺動体とコンタクトばねとの
同じ運動方向は、一面では器具スイッチのスペース節約
型の構造を助成する。他面、切換揺動体は大きな過剰手
間をかけることなく、電気スイッチの迅速旋回機構を慣
用的に負荷する切換ボタンの作用を有している。切換揺
動体旋回と同時に、コンタクトブリッジはコンタクト閉
鎖位置からコンタクト開放位置に変位させられる。これ
によって、器具スイッチの電気回路は、再び切換揺動体
旋回が行われるまで引き続き遮断されたままとなる。
【0009】請求項2に記載の構成では、切換揺動体と
コンタクトブリッジとコンタクトばねとのスペース節約
型の配置が考慮されている。このことは、器具スイッチ
の小さな構造を助成する。
【0010】請求項3に記載の構成では、切換揺動体か
らコンタクトばねへの力伝達路が、切換揺動体からコン
タクトブリッジへの力伝達路よりも小さく形成されてい
る。これによって、本来コンタクトブリッジを旋回させ
る目的で設けられた切換揺動体がその旋回運動時に、コ
ンタクトばねを負荷するための充分な分圧をも有するこ
とが考慮されている。したがって、コンタクトばねは切
換揺動体によって信頼性良くコンタクト位置に戻され
る。
【0011】請求項4に記載の構成では、切換機構のた
めに必要となる器具スイッチの所要スペースが一層減じ
られる。さらに、レバーの3つの構成部分が同一の運動
平面を有していることに基づき、極めて効率の良い力伝
達が可能になる。このことは、器具スイッチの信頼性の
良い機能形式を助成する。
【0012】請求項5に記載の構成では、コンタクトば
ねが機械的に安定的に位置固定されると同時に、充分に
ばね運動可能となる。
【0013】請求項6に記載の構成では、コンタクトば
ねと電気回路との間の電気的なコンタクトを実施する可
動コンタクトが、コンタクトばねの自由端部に固定され
ている。これによって、可動コンタクトはコンタクトば
ねのコンタクト位置と開放位置との間でできるだけ大き
な旋回距離を有する。このような旋回距離に基づき、た
んに空気距離によって、既に開放位置におけるコンタク
トばねの可動コンタクトと、電気回路のコンタクト位置
との間の極めて有効な電気的な分離が保証されている。
これによって、可動コンタクトと電気回路との間の誤っ
た接触接続は極めて有効に阻止されている。
【0014】請求項7に記載のコンタクトばねの原理的
な構造は、ドイツ連邦共和国特許出願公告第15132
42号明細書(=米国特許第3340374号明細書)
および欧州特許出願公開第0275517号明細書に基
づき公知である。このようなコンタクトばねの構造は器
具スイッチにおける使用におけるあらゆる利点を持って
いる。ばねウェブに比べて短尺に締付け固定された導体
ウェブは、開放位置の方向におけるコンタクトばねの機
械的なプレロードを技術的に簡単に可能にする。
【0015】請求項8に記載の構成は、コンタクトばね
を電気回路に電気的に信頼性良く接触接続するための手
段に関する。
【0016】請求項9に記載の導体ウェブはコンタクト
ばねの短い応答時間を保証している。これによって、器
具スイッチは過電流時に極めて迅速にリリースする。導
体ウェブの材料は、たとえばジュラテルム(Durat
herm)またはCuBeである。導体ウェブは抵抗線
材のように作用する。このような抵抗線材の応答感度は
バイメタルの応答感度よりも大きい。したがって、器具
スイッチのリリース時間は一層短縮される。同様に、過
電流によって加熱された導体ウェブの冷却時間も極めて
短くなる。これによって、切換揺動体旋回によって行な
われる、コンタクト位置へのコンタクトばねの一層迅速
な戻りが可能となる。
【0017】請求項10に記載の構成では、切換揺動体
が慣用のプッシュボタンのようにコンタクトばねに作用
する。これによって、切換揺動体によってコンタクトば
ねに作用する力の大きな効率が生じる。コンタクトばね
は僅かな力を加えるだけでコンタクト位置に戻される。
【0018】請求項11に記載の構成は、コンタクトば
ねが切換揺動体によってコンタクト位置に戻される際に
コンタクトばねの良好なガイドを保証している。コンタ
クトばねの機械的に不安定な状態はこれによって回避さ
れている。
【0019】請求項12〜請求項15には、切換揺動体
の旋回運動を、コンタクトばねの機械的なプレロードに
抗してこのコンタクトばねを負荷する押圧力に変換する
ために適した手段が記載されている。このために請求項
13および請求項14に記載の構成では、ばね作用を有
するカップリング部材が設けられている。このようなカ
ップリング部材により、切換揺動体とコンタクトばねと
の間の、剛性的ではないが、しかし機械的に安定した所
要のカップリングが可能となる。さらに、請求項14お
よび請求項15に記載のコンタクト部材の配置はスペー
スを節約する。
【0020】請求項16に記載の構成では、切換揺動体
と、請求項7に記載の構成により形成されたコンタクト
ばねとの充分な機械的カップリングが考慮されている。
【0021】請求項17に記載の構成では、2腕式のレ
バーとしてのコンタクトブリッジの信頼性の良い作用形
式が保証されている。固定用ばねのばね作用は切換揺動
体からコンタクトブリッジへの良好な力伝達を可能にす
る。さらに、前記固定用ばねは切換揺動体およびコンタ
クトブリッジの製造誤差ならびに摩耗現象をも補償する
ので、使用時間の経過中に、切換揺動体とコンタクトブ
リッジとの間の一定の機械的なカップリング作用が維持
される。
【0022】請求項18に記載の構成では、固定用ばね
が器具スイッチのハウジングに機械的に安定的に固定さ
れていて、これによりコンタクトブリッジの安定した旋
回支承を助成する。コンタクトブリッジは固定用ばねの
固定用端部から大きく遠ざけられて支承されている。こ
うして、コンタクトブリッジの両レバーアームを負荷す
るために充分な旋回運動可能性が保証されている。
【0023】請求項19に記載の構成はコンタクト閉鎖
位置におけるコンタクトブリッジの良好な電気コンタク
ト圧を可能にする。このためには、固定用ばねのばね力
がコンタクト閉鎖位置の方向に向けられている。前記コ
ンタクト圧は、コンタクトブリッジの対応するレバーア
ームを負荷する前記切換揺動体の作用端部によって改善
され得る。さらに、コンタクトブリッジに対して平行に
延びる固定用ばねは付加的に器具スイッチの小さな構造
を助成する。
【0024】請求項20に記載の構成では、固定用ばね
の固有安定性が一層改善されている。
【0025】請求項21〜請求項23に記載の構成で
は、器具スイッチの内部で電気回路を形成する構成部分
の数が極めて少数に保持されている。機械的な固定用は
同時に電気的な接触接続としても作用する。こうして、
器具スイッチの組付け手間、ひいては構成部分の手間も
減じられている。これによって、器具スイッチは極めて
廉価に製造可能になる。少数の構成部分に基づき、通電
性の構成部分の間の望ましくない付加的な移行抵抗も回
避されている。
【0026】請求項24および請求項25に記載の構成
では、外部電気回路に接続するための器具スイッチの簡
便な取扱いが可能となる。請求項23に記載の構成によ
る、コンタクトばねと固定用ばねとを互いに電気的に接
触接続するコンタクト接続部は、器具スイッチに別の電
気消費器を接続するために使用することができるので有
利である。しかし、このような電気消費器に対しては、
コンタクトブリッジだけがオンオフスイッチとして働
く。器具スイッチに組み込まれた過電流保護はこのよう
な消費器に対しては無効となる。
【0027】請求項26は、器具スイッチ内部の切換機
構の、それぞれレバーとして働く個々の構成部分の間の
極めて有効な力伝達を可能にする。このことは、切換機
構の信頼性の良い機能形式を付加的に助成する。さら
に、請求項25に記載の構成により配置されたレバーは
コンパクトな機械的ユニットとして作用し、これによっ
て器具スイッチのスペース節約型の寸法設定を付加的に
助成する。
【0028】請求項27および請求項28に記載の構成
では、コンタクトばねの切換位置が使用者に信号報知さ
れる。請求項28に記載の構成では、光学的な信号報知
装置が設けられている。ランプと前置抵抗とをコンタク
トばねと電気的に配線することに基づき、このランプ
は、コンタクトばねがその開放位置に位置していてか
つ、コンタクトブリッジがそのコンタクト閉鎖位置に位
置している場合にしか点灯しない。その場合、この照明
構成群には、引き続き電圧が印加される。このランプ
は、たとえば白熱ランプ、グローランプまたはLEDで
あってよい。
【0029】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
【0030】図1には、器具スイッチ1の電気機能原理
が示されている。プラスチックから製造された絶縁ハウ
ジング2の内部には、器具スイッチ1のスイッチ機構が
設けられている。スイッチ機構に関しては、図1に切換
揺動体3と、コンタクトブリッジ4と、コンタクトばね
5とが図示されている。切換揺動体3は絶縁ハウジング
2に旋回可能に支承されている。切換揺動体3によって
器具スイッチ1は手によって接続・遮断可能となる。こ
のためには、切換揺動体3が旋回運動時にコンタクトブ
リッジ4を押圧負荷する。したがって、コンタクトブリ
ッジ4は切換位置に応じて、絶縁ハウジング2の内部に
2つのコンタクト接続部6,7の間に形成された電気回
路を開閉する。両コンタクト接続部6,7は電気消費器
(図示しない)および電圧源(図示しない)を接続する
ために働く。
【0031】両コンタクト接続部6,7の間では、コン
タクトブリッジ4とコンタクトばね5とが電気的に直列
に接続されている。コンタクトばね5は専ら過電流時の
電気回路遮断のために働く。このために、コンタクトば
ね5は熱リリースエレメントを有している。この熱リリ
ースエレメントは過電流時にコンタクトばね5をコンタ
クト位置から、電気回路を遮断する開放位置にリリース
する。コンタクトばね5の特別な構造と、コンタクトば
ね5と切換揺動体3との間の機械的なカップリングとに
基づき、コンタクトばね5は過電流リリース後に開放位
置に留まり、切換揺動体3の旋回によってしかコンタク
ト位置に戻され得ない。それと同時に、切換揺動体3の
このような旋回運動時には、コンタクトブリッジ4が、
電気回路を遮断するコンタクト開放位置に変位される。
こうして電気回路は、コンタクトばね5がコンタクト位
置に戻されているにもかかわらず、差し当たり遮断され
たままとなる。過電流リリース後に電気回路を再び閉じ
るためには、切換揺動体3の別の旋回運動が必要とな
る。これによって、コンタクトブリッジ4はコンタクト
開放位置からコンタクト閉鎖位置に変位される。
【0032】過電流リリースなしでは、コンタクトばね
5が切換揺動体3の旋回位置とは無関係にコンタクト位
置に留まる。コンタクトばね5はランプ8と前置抵抗9
とから成る照明構成群に電気的に並列に接続されてい
る。ランプ8は、たとえばLEDである。このランプ8
は、コンタクトばね5がその開放位置に位置していて、
しかも両コンタクト接続部6,7に電圧が印加されてい
る場合にしか点灯しない。これによって、器具スイッチ
1の過電流リリースは使用者にとって視覚的に表示され
る。その後に、使用者は切換揺動体3のただ1回の旋回
運動によってコンタクトばね5をコンタクト位置に戻す
と同時に、コンタクトブリッジ4をコンタクト開放位置
に変位させる。
【0033】コンタクトブリッジ4は、器具スイッチ1
の手による接続・遮断が頻繁に行なわれるという理由か
ら極めて大きな切換サイクル数に合わせて設計されてい
る。それに対して、コンタクトばね5は比較的僅かな切
換サイクル数しか有しない。なぜならば、コンタクトば
ね5の切換位置変化は過電流の場合にしか行なわれない
からである。
【0034】図2に示した絶縁ハウジング2のハウジン
グ壁10は、縦穴状のハウジング内室11を制限してい
る。横方向12で互いに向い合って位置する2つのハウ
ジング壁10は、各1つの支承孔13によって貫通され
ている。両支承孔13は横方向12で互いに整合してい
る。この支承孔13は切換揺動体3に設けられた2つの
支承ピン14を旋回支承の目的で絶縁ハウジング2に形
状接続的に収容するために働く。両支承ピン14(図2
には1つの支承ピン14しか見えない)は、通常プラス
チックから製造された切換揺動体3に一体成形されてい
る。切換揺動体3は横方向12に対して直角に設定され
た挿入方向15でハウジング内室11に挿入されて、そ
の挿入位置で支承孔13とロックする。支承ピン14を
備えた前記切換揺動体3の両側壁は、それぞれ楔状に延
長されていて、挿入方向15に沿ってハウジング内室1
1に進入する楔形先端部を形成している。このような延
長部はコンタクトブリッジ4に対する圧力負荷の作用端
部16として働く。
【0035】切換揺動体3はその挿入位置(図3〜図
6)で挿入方向15とは反対の方向で絶縁ハウジング2
を越えて突出する。この範囲では、切換揺動体3がフレ
ーム状のハウジングカラー17によってほぼ形状接続的
に取り囲まれている。挿入方向15で見てハウジングカ
ラー17は絶縁ハウジング2と同様に方形の輪郭横断面
を有している。この横断面平面において、ハウジングカ
ラー17は全ての側で絶縁ハウジング2から突出してい
る。ハウジングカラー17とハウジング壁10とは互い
に一体に結合されている。またハウジングカラー17は
ハウジング内室11内に嵌め込まれる構成部分を機械的
な損傷から保護している。
【0036】長手方向18で互いに向い合って位置する
2つのハウジング壁10には、各2つのロックアーム1
9が一体成形されている。このロックアームは挿入方向
15に沿って延びていて、器具スイッチ1をたとえば配
電盤にロックするために役立つ。
【0037】長手方向18は横方向12と挿入方向15
とに対して直角に配置されている。挿入方向15で見て
ハウジングカラー17に向い合って位置する前記絶縁ハ
ウジング2のハウジング底部20には、2つの隔壁2
1,22が一体成形されている。隔壁21の壁面は、横
方向12と挿入方向15とによって形成された平面内に
位置している。隔壁22の壁面は、挿入方向15と長手
方向18とによって形成された平面内に位置している。
挿入方向15で見て、両隔壁21,22は一緒になって
T字形を形成している。両隔壁21,22はハウジング
底部20の面をほぼ等大の3つの面区分に分割してい
る。各面区分には、コンタクト接続部6,7,23が配
属されている。このコンタクト接続部は挿入方向15で
ハウジング底部20から突出している。隔壁21,22
はコンタクト接続部6,7,23を互いに電気的にシー
ルドするために働く。
【0038】ハウジング底部20は3つのスリットによ
って貫通されている。これによって、コンタクト接続部
6,7,23は器具スイッチ1の組付け時に挿入方向1
5でハウジング内室11に挿入されて、ハウジング底部
20を貫通することができる。前記スリットは、各スリ
ットに対応するコンタクト接続部6,7,23を形状接
続的に取り囲み、これによってコンタクト接続部6,
7,23の機械的に安定した、ハウジング固定の装着を
生ぜしめる。ハウジング底部20から突出した前記コン
タクト接続部6,7の端範囲を、ハウジング内室11内
に嵌入した範囲に対して少しだけねじることによって、
コンタクト接続部6,7の付加的な位置安定化を得るこ
とができる。このためには、コンタクト接続部6,7
に、長手方向18で互いに相対して位置する各2つの溝
24が加工成形されている。
【0039】コンタクト接続部6,7,23はプレート
状の導電性コンタクトピンである。コンタクト接続部
6,7は挿入方向15と長手方向18とによって形成さ
れた平面内に位置している。コンタクト接続部6はハウ
ジング内室11の内部を挿入方向15とは反対の方向で
コンタクト接続部7よりも短尺に延びている。ハウジン
グ内室11の内部に位置するコンタクト接続部6の自由
端部は横方向12に折り曲げられていて、ほぼ方形のプ
レートの形状を有している。このプレートには、固定コ
ンタクト25が配置されている。この固定コンタクト2
5はコンタクト接続部6のプレート状の自由端部から球
欠体として押出し加工されている。別の実施例では、固
定コンタクト25がリベットまたは溶接プレートとして
構成されている。固定コンタクト25は、プレート状の
コンタクトブリッジ4から球欠体として押出し加工され
た可動コンタクト26と協働する。この可動コンタクト
26は、挿入方向15で見てT字形のコンタクトブリッ
ジ4の「T字」の基部の範囲に配置されている。コンタ
クトブリッジ4の「T字」の屋根部は挿入方向15で固
定用スリット27によって貫通されている。組付け状態
において、挿入方向15に対してほぼ平行に向けられた
支承ウェブ28は前記固定用スリット27を貫通する。
この支承ウェブ28は固定用ばね29の一体の構成部分
である。固定用ばね29は横方向12で見てU字形に形
成されており、この場合、支承ウェブ28は「U字」の
一方の脚部を形成している。「U字」の他方の脚部は、
横方向12で互いに整合した2つの固定用ウェブ30に
よって形成されている。両固定用ウェブ30は器具スイ
ッチの組付け状態においてコンタクト接続部23に、た
とえば溶接によって機械的に固く結合されている。した
がって、組付け状態では、支承ウェブ28が固定用スリ
ット27に係合することにより、コンタクトブリッジ4
のハウジング固定の旋回支承部が得られる。コンタクト
ブリッジ4の旋回方向は挿入方向15もしくは挿入方向
15とは反対の方向に延びている。固定用ばね29は一
種の板ばねのように、ほぼ挿入方向15に延びるばね力
で作用する。こうして、コンタクトブリッジ4のコンタ
クト閉鎖位置において、固定コンタクト25と可動コン
タクト26との間には所要のコンタクト圧が形成される
(図3)。
【0040】コンタクト接続部7は挿入方向15とは反
対の方向で固定コンタクト31の分だけ延長されてい
る。この固定コンタクト31はコンタクト接続部7の一
体の構成部分である。固定コンタクト31はコンタクト
接続部7から片側で横方向12に突出している。固定コ
ンタクト31は、コンタクトばね5に機械的かつ電気的
に結合された可動コンタクト32のためのプレート状の
ストッパ面を形成している。固定コンタクト31は挿入
方向15とは反対の方向に折り曲げられている。この折
り曲げられたプレート範囲には、挿入方向とは反対の方
向に延びる固定用ピン33が一体成形されている。この
固定用ピン33は長手方向18で見てV字形に形成され
ている。組込み状態では、固定用ピン33が、絶縁プレ
ート34(さらに説明する)のプレート面に対応成形さ
れたスリットを貫通する。組付け状態では、絶縁プレー
ト34が固定用ピン33とロックする。
【0041】コンタクトばね5はばね弾性的なU字形の
金属ストリップを有している。この金属ストリップは
「U字」の脚部として長手方向18に延びるばねウェブ
35を備えており、さらに横方向12に延びる「U字」
の基部を備えている。この「U字」の基部はコンタクト
ばね5の組付け状態において、可動コンタクト32によ
って貫通されている。両ばねウェブ35の間の真ん中で
は、同じく長手方向18に延びる導体ウェブ36が配置
されている。この導体ウェブ36は抵抗線材として形成
されていて、U字形の金属ストリップの「U字」の基部
に一体成形されている。導体ウェブ36はほぼT字形の
ウェブ端部37で、長手方向18でばねウェブ35を越
えて突出している。図3につきさらに説明するコンタク
トばね5の締付け固定は絶縁部材38で行なわれる。
【0042】絶縁部材38はコンタクト接続部23に面
した側で、この絶縁部材に一体成形された絶縁ピン39
によって延長されている。この絶縁ピンは組付け状態
で、コンタクト接続部23に設けられた対応するピンス
リット40を形状接続的に貫通する。これによって、絶
縁部材38は器具スイッチの組付け状態において、コン
タクト接続部23に位置固定されている。ピンスリット
40は挿入方向15に沿って、組込み状態でコンタクト
接続部23の前記ハウジング底部20から突出した十字
形の部分と、ピンスリット40の上方で挿入方向15と
は反対の方向に向けられた延長部分とを分離している。
この延長部分の自由端部には、2つの固定用ピン41,
42が一体成形されている。組付け状態において、固定
用ピン41,42はほぼ同じ構成高さで配置されてい
る。両固定用ピン41,42は前記固定用ピン33と同
様に、絶縁プレート34に対応成形されたスリットを貫
通する。こうして、絶縁プレート34は運動不能に支承
される。両固定用ピン41,42は横方向12でギャッ
プ43によって互いに分離されている。ギャップ43
は、コンタクト接続部23に設けられた、挿入方向15
に延びる溝状の切込み部である。ギャップ43はピンス
リット40の僅かに上方に位置するギャップ端部の範囲
で、2つの緊定溝44を互いに分離している。緊定溝4
4は、長手方向18でコンタクト接続部23の前記コン
タクトばね5とは反対の側に配置されていて、横方向1
2に延びている。この緊定溝44は器具スイッチ1の組
付け状態において、ウェブ端部37を位置固定するため
に働く。
【0043】固定用ピン33,42は挿入方向15で溝
状に切り込まれている。固定用ピン33に設けられた切
込み部はランプ8の接続線材45の収容および電気的な
接触接続のために働く。それに対して、固定用ピン42
に設けられた切込み部は同じく前置抵抗9の接続線材4
6の収容および電気的な接触接続のために働く。これに
よって、ランプ8と前置抵抗9とから成る照明構成群は
コンタクトばね5に対して電気的に並列に接続されてい
る。
【0044】絶縁プレート34の前記切換揺動体3に面
した表面には、2つの同一のプレート壁47と、2つの
同一のプレート壁48とが一体成形されている。プレー
ト壁47とプレート壁48とは、それぞれ互いに横方向
12に延びる間隔をおいて配置されている。両プレート
壁48の間には、照明構成群が機械的に安定して支承可
能である。プレート壁47は戻しばね51(さらに説明
する)を接続線材45に対してシールドしている。
【0045】絶縁プレート34の、挿入方向15で前記
切換揺動体3とは反対の側の表面には、いわば羊飼いの
杖に似た形の2つの収容フック49が一体成形されてい
る。この収容フック49は横方向12で互いに間隔をお
いて配置されていて、この方向で互いに整合している。
収容フック49のフック自由端部は挿入方向15とは反
対の方向で半円形に曲げられている。このフック自由端
部は戻しばね51の、対応して曲げられた支承端部50
を形状接続的に嵌め込むために働く。この支承端部50
はばね弾性的な金属ストリップの一体の構成部分であ
る。この金属ストリップの、前記支承端部50に続いた
ストリップ部分はほぼ長手方向18に向けられている。
すなわち、このストリップ部分は一種のループのように
折り曲げられている。このループ自体はコンタクトばね
5のばねウェブ35を押圧負荷するためのカップリング
端部52として働く。このカップリング端部52を機械
的に形状維持するためには、折り曲げられたストリップ
部分と、折り曲げられていないストリップ部分とが補強
舌片53によって互いに結合されている。
【0046】横方向12で見て、戻しばね51はほぼT
字形の形状を有している。支承端部50とカップリング
端部52との間に延びるストリップ部分は「T字」の横
方向脚部を形成している。折り曲げられたストリップ部
分に補強舌片53の範囲で続いているばね長手方向脚部
54は、挿入方向15とは反対の方向に向けられてい
て、「T字」の長手方向脚部を形成している。ばね長手
方向脚部54の自由端部は挿入方向15でU字形に曲げ
られている。曲げられた自由端部は支持端部55として
働き、組付け状態で切換揺動体3に支持されている(図
3)。ばね長手方向脚部54を補強するためには、この
ばね長手方向脚部54に、挿入方向15に向けられたス
トリップ状の補強舌片56が一体成形されている。2つ
のばねウェブ35に相応して、戻しばね51は同一の2
つのT字形のばね部分をも有している。両ばね部分は互
いに横方向12に延びる間隔をおいて配置されていて、
横方向12で互いに整合している。前記ばね部分はこの
間隔範囲において戻しばね51のストリップ部分によっ
て互いに結合されている。前記戻しばね51は唯一つの
金属ストリップから製造可能である。このような金属ス
トリップは適宜な切抜き加工および曲げ加工によって前
成形するだけで済む。
【0047】図3では、器具スイッチ1の全ての構成部
分が組付け状態で位置している。図3からは、戻しばね
51を介して行なわれる、切換揺動体3とコンタクトば
ね5とのカップリングも良く判る。U字形の支承端部5
0は収容フック49に旋回運動可能に支承されている。
支持端部55は切換揺動体3の、挿入方向15で絶縁プ
レート34に面した内表面に支持されている。この内表
面には、2つの支持ストッパ57,58が一体成形され
ている。この支持ストッパ57,58は互いに異なる輪
郭横断面と、互いに異なる長さを持ってほぼ挿入方向1
5にピン状に延びている。支持ストッパ57,58は互
いに長手方向18に延びる間隔をおいて配置されてい
る。この間隔によって形成された中間室に、前記支持端
部55が嵌合する。支持ストッパ57,58に基づき、
戻しばね51はその支持端部55で規定の範囲内でしか
挿入位置から変位することができなくなる。両収容フッ
ク49における戻しばね51の支承および切換揺動体3
における戻しばね51の支持は、ばね長手方向脚部54
とカップリング端部52との間のばね運動的な旋回可能
性を生ぜしめる。この場合、仮想旋回軸は横方向12に
延びていて、ばね長手方向脚部54と、このばね長手方
向脚部54に続いた、前記仮想旋回軸のための枢支点で
あるばねストリップ部分との間に屈曲点を有している。
こうして、切換揺動体3の旋回運動は、ばねウェブ35
を負荷するばね力に変換することができる。
【0048】絶縁プレート34は長手方向18でほぼハ
ウジング内室11全体にわたって延びている。この絶縁
プレートは電気回路と操作範囲、つまり切換揺動体3と
の間の所要の沿面距離および空気距離を保証している。
【0049】コンタクトばね5は、旋回運動可能なばね
端部に長手方向18で向い合って位置する緊定端部でハ
ウジング固定に締付け固定されている。コンタクトばね
5の緊定端部はウェブ端部37と、ばねウェブ35の自
由端部とを有している。導体ウェブ36はコンタクト接
続部23に設けられたギャップ43を貫通して、ウェブ
端部37でコンタクト接続部23に背後から係合してい
る。このウェブ端部37は緊定溝44にナイフエッジ支
承形式で位置固定されている。ばねウェブ35の自由端
部はそれぞれ絶縁部材38に設けられた各1つのV字形
の緊定溝59に、それぞれナイフエッジ支承形式で支持
されている。この緊定溝59はコンタクトばね5の可動
コンタクト32の方向に拡開されている。緊定溝59と
緊定溝44との間の間隔は、コンタクトばね5の組付け
状態で導体ウェブ36が引張り負荷されて、両ばねウェ
ブ35が曲げられるように設定されている。したがっ
て、ばねウェブ35は切換揺動体3の方向でプレロード
をかけられている(図4)。カップリング端部52のば
ね力に基づき、ばねウェブ35はコンタクトばね5のコ
ンタクト位置に相当する位置に押圧される(図3)。
【0050】コンタクトばね5はコンタクト位置におい
てコンタクト接続部6に電気的に接触接続されている。
このためには、コンタクトばね5の可動コンタクト32
が、充分なコンタクト圧を受けて固定コンタクト31に
接触している。この位置において、コンタクトばね5は
戻しばね51によって負荷されていない。
【0051】コンタクトブリッジ4は図3ではコンタク
ト閉鎖位置に位置していて、コンタクト接続部6に電気
的に接触接続されている。この場合に、可動コンタクト
26は充分なコンタクト圧で固定コンタクト25に接触
している。コンタクトブリッジ4は、固定ばね29の支
承ウェブ28に旋回可能に支承された2腕式のレバーで
ある。自由端部に可動コンタクト26を備えた前記コン
タクトブリッジ4のレバーアームは、対応してプレロー
ドをかけられた固定用ばね29によって固定コンタクト
25に押圧される。作用端部16の旋回運動はハウジン
グ固定の制限ストッパ65によって制限されている。コ
ンタクトブリッジ4のコンタクト閉鎖位置において、作
用端部16は挿入方向15とは反対の方向に延びる制限
ストッパ65に接触している。この場合に作用端部16
はコンタクトブリッジ4の前記レバーアームに支持され
ている。こうして、コンタクトブリッジ4は図3に示し
た切換揺動体3の旋回位置でコンタクト閉鎖位置に信頼
性良く留まる。固定用ばね29自体は1腕式のレバーで
ある。この固定用ばね29はばね端部である支承ウェブ
28で旋回運動可能である。固定用ばね29の仮想旋回
軸はハウジング固定の支持部の範囲に配置されている。
固定用ばね29のハウジング固定の支持は、固定用ウェ
ブ30の溶接と、支持ピン60における固定用ウェブ3
0の載着とによって行なわれる。支持ピン60はハウジ
ング底部20に一体成形されていて、挿入方向15とは
反対の方向に延びている。この支持ピンはさらに、コン
タクト接続部23の側面に位置していて、このコンタク
ト接続部のハウジング固定を補強している。
【0052】図3では、器具スイッチ1が接続位置に位
置している。切換揺動体3の旋回運動により、器具スイ
ッチ1は手で遮断位置にもたらすことができる(図
5)。この場合に、作用端部16は長手方向18に沿っ
て、図3では負荷されていなかった前記コンタクトブリ
ッジ4のレバーアームの方向に移動する。コンタクトブ
リッジ4はこれによって作用端部16によって時計回り
方向に旋回させられる。これによって、コンタクトブリ
ッジ4はコンタクト開放位置に変位され、器具スイッチ
1の内部の電気回路は遮断されている。
【0053】器具スイッチ1内部の電気回路は次のよう
に経過する。コンタクト接続部6−固定コンタクト25
−可動コンタクト26−コンタクトブリッジ4−固定用
ばね29−コンタクト接続部23−導体ウェブ36−可
動コンタクト32−固定コンタクト31−コンタクト接
続部7。再び切換揺動体旋回運動を行なうことにより、
コンタクトブリッジ4はコンタクト閉鎖位置に変位可能
となる。
【0054】コンタクトばね5のコンタクト位置(図
3)では、既に説明したように両ばねウェブ35がその
プレロードに抗して位置固定されている。過電流時で
は、導体ウェブ36がばねウェブ35に対して長手方向
18で著しく膨張される。導体ウェブ36とばねウェブ
35との間の大きな膨張は、電流が導体ウェブ36を通
ってしか流れないことにより可能となる。この導体ウェ
ブ36は一方ではウェブ端部37を介して、他方では可
動コンタクト32を介してそれぞれ電気回路に電気的に
接続されている。それに対して、ばねウェブ35は絶縁
材料から製造された絶縁部材38に位置固定されてい
る。緊定溝44,59の間の間隔は極めて小さいので、
通常プラスチックから製造された絶縁部材38の膨張は
導体ウェブ36とばねウェブ35との間の膨張比に影響
を与えない。導体ウェブ36が過電流に基づく膨張によ
り規定の長さに達すると、ばねウェブ35の標準のプレ
ロードは図3に示したばねウェブ35の緊縮よりも大と
なる。この瞬間、コンタクトばね5は挿入方向15に対
して平行に延びる旋回方向66で旋回する。すなわち、
ばねウェブ35は挿入方向15とは反対の方向で死点位
置を越えて、標準のプレロードに相当する位置に旋回す
る(図4)。図4に示したばねウェブ35の緊縮は組み
状態における標準の緊縮にも相当するので、コンタクト
ばね5は切換揺動体3の旋回なしに信頼性良く開放位置
に留まる。
【0055】コンタクトばね5が過電流によって開放位
置に変位されると、コンタクトブリッジ4は差し当たり
まだコンタクト閉鎖位置に位置する(図4)。引き続き
電気回路に電圧が印加されると、開放位置へのコンタク
トばね5の変位が使用者に対して、点灯したランプ8に
よって視覚的に表示される。ランプ光を一層良好に認識
できるようにするために、透光性プラスチックから製造
された切換揺動体3には、複数のプリズム61が挿入さ
れている。
【0056】使用者は切換揺動体3を図4に示した旋回
位置から、図5に認められる旋回位置に変位させること
ができる。この場合、戻しばね51の両カップリング端
部52は時計回り方向に旋回させられ、これによって両
ばねウェブ35を挿入方向15で押圧負荷する。コンタ
クトばね5は旋回方向66に旋回し、これによってコン
タクト位置に戻される。それと同時に、切換揺動体3の
作用端部16は逆時計回り方向で旋回させられる。した
がって、この作用端部は器具スイッチ1の遮断位置にお
けるように、コンタクトブリッジ4の短い方のレバーア
ームを押圧負荷する。旋回揺動体3の新しい旋回位置に
おいて、作用端部16は制限ストッパ62に当接する。
制限ストッパ62はハウジング底部20に一体成形され
ていて、挿入方向15とは反対の方向に延びている。こ
の制限ストッパ62は逆時計回り方向における作用端部
16の旋回距離を制限している。これによって、図5に
示した切換揺動体3の旋回位置では、作用端部16が常
時コンタクトブリッジ4に係合したままとなることが保
証されている。これによって、コンタクトブリッジ4は
新たな切換揺動体旋回なしにコンタクト開放位置に信頼
性良く留まる。
【0057】図6から認められるように、器具スイッチ
1は挿入方向15に対して平行に延びる対称軸線63に
関して、主要な機能部分で軸対称的に構成されている。
このことは器具スイッチ1のスペース節約型のコンパク
トな構造を助成する。器具スイッチ1の、レバーとして
働く構成部分全体の旋回軸線は、切換揺動体3の切換揺
動体軸線64と同様に、横方向12に対して平行に配置
されている。このことも、やはり器具スイッチ1のコン
パクトで小さな構成形状および単純な構造を助成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による器具スイッチの回路図である。
【図2】本発明による器具スイッチの主要構成部分の分
解図である。
【図3】本発明による器具スイッチを、閉じられたコン
タクトばねと、閉じられたコンタクトブリッジとを有す
る接続位置で示す側面図である。
【図4】図3に示した器具スイッチを、開かれたコンタ
クトばねを有する接続位置で示す側面図である。
【図5】図3に示した器具スイッチを、開かれたコンタ
クトブリッジを有する遮断位置で示す側面図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿った器具スイッチの側
面図である。
【符号の説明】
1 器具スイッチ、 2 絶縁ハウジング、 3 切換
揺動体、 4 コンタクトブリッジ、 5 コンタクト
ばね、 6,7 コンタクト接続部、 8 ランプ、
9 前置抵抗、 10 ハウジング壁、 11 ハウジ
ング内室、 12 横方向、 13 支承孔、 14
支承ピン、 15 挿入方向、 16作用端部、 17
ハウジングカラー、 18 長手方向、 19 ロッ
クアーム、 20 ハウジング底部、 21,22 隔
壁、 23 コンタクト接続部、 24 溝、 25
固定コンタクト、 26 可動コンタクト、 27 固
定用スリット、 28 支承ウェブ、 29 固定用ば
ね、 30 固定用ウェブ、 31 固定コンタクト、
32 可動コンタクト、 33 固定用ピン、34
絶縁プレート、 35 ばねウェブ、 36 導体ウェ
ブ、 37 ウェブ端部、 38 絶縁部材、 39
絶縁ピン、 40 ピンスリット、 41,42 固定
用ピン、 43 ギャップ、 44 緊定溝、 45,
46 接続線材、 47,48 プレート壁、 49
収容フック、 50 支承端部、51 戻しばね、 5
2 カップリング端部、 53 補強舌片、 54 ば
ね長手方向脚部、 55 支持端部、 56 補強舌
片、 57,58 支持ストッパ、 59 緊定溝、
60 支持ピン、 61 プリズム、 62 制限スト
ッパ、 63 対称軸線、 64 切換揺動体軸線、
65 制限ストッパ、 66 旋回方向

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作可能な電気的な器具スイッチ
    (1)であって、絶縁ハウジング(2)に支承された切
    換揺動体(3)が設けられていて、該切換揺動体(3)
    が旋回位置に応じて、ハウジング内室(11)に進入し
    た作用端部(16)でコンタクトブリッジ(4)をコン
    タクト閉鎖位置とコンタクト開放位置との間で移動させ
    るようになっており、さらに、前記コンタクトブリッジ
    (4)と電気的に直列接続された、熱的にリリース可能
    で、ひいては過電流保護として働くコンタクトばね
    (5)が設けられている形式のものにおいて、前記コン
    タクトばね(5)が、そのコンタクト位置と開放位置と
    の間で運動可能な迅速旋回機構として形成されており、
    該迅速旋回機構が、その開放位置の方向で機械的にプレ
    ロードをかけられてコンタクト位置に位置固定されてお
    り、しかも前記迅速旋回機構が、過電流時に熱的なリリ
    ースエレメントによって開放位置に変位させられて、機
    械的なプレロードに抗して前記コンタクトばね(5)の
    ほぼ旋回方向(66)で行なわれる切換揺動体旋回運動
    によって前記開放位置から再びコンタクト位置に戻され
    るようになっていることを特徴とする、手動操作可能な
    電気的な器具スイッチ。
  2. 【請求項2】 コンタクトブリッジ(4)が、切換揺動
    体(3)のレバーアームに対してほぼ平行に延びてお
    り、コンタクトばね(5)が、前記コンタクトブリッジ
    (4)と、前記切換揺動体(3)のレバーアームとに対
    してほぼ平行に延びている、請求項1記載の器具スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 コンタクトばね(5)が、切換揺動体
    (3)とコンタクトブリッジ(4)との間に配置されて
    いる、請求項1または2記載の器具スイッチ。
  4. 【請求項4】 コンタクトブリッジ(4)と切換揺動体
    (3)とコンタクトばね(5)とが、同一の運動平面内
    に旋回可能に支承されていて、互いに平行に延びる旋回
    軸線を有している、請求項1から3までのいずれか1項
    記載の器具スイッチ。
  5. 【請求項5】 コンタクトばね(5)の固定端部がハウ
    ジング側に締付け固定されており、コンタクトばね
    (5)の可動端部がコンタクト位置と開放位置との間で
    旋回運動可能である、請求項1から4までのいずれか1
    項記載の器具スイッチ。
  6. 【請求項6】 コンタクトばね(5)が、前記可動端部
    に配置された可動コンタクト(32)によって電気回路
    に接触接続可能である、請求項5記載の器具スイッチ。
  7. 【請求項7】 ハウジング固定に締付け固定されたコン
    タクトばね(5)が、2つの平行なばねウェブ(35)
    の間にリリースエレメントとして金属性の導体ウェブ
    (36)を有しており、該導体ウェブ(36)が、前記ばね
    ウェブ(35)よりも短く締付け固定されている、請求
    項5または6記載の器具スイッチ。
  8. 【請求項8】 コンタクトばね(5)の締付け固定され
    た固定端部が、導体ウェブ(36)を介して電気回路に
    電気的に接触接続されている、請求項1から4までのい
    ずれか1項記載の器具スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記導体ウェブ(36)が、高い熱膨張
    率を有する金属である、請求項7または8記載の器具ス
    イッチ。
  10. 【請求項10】 切換揺動体(3)がその旋回運動時
    に、開放位置に位置するコンタクトばね(5)をほぼ旋
    回方向(66)で押圧負荷して、コンタクト位置に戻す
    ようになっている、請求項1から9までのいずれか1項
    記載の器具スイッチ。
  11. 【請求項11】 切換揺動体(3)が、コンタクトばね
    (5)の両ばねウェブ(35)を負荷している、請求項
    7から10までのいずれか1項記載の器具スイッチ。
  12. 【請求項12】 コンタクトばね(5)が、切換揺動体
    (3)に機械的に結合されたカップリング部材によって
    負荷されている、請求項10または11記載の器具スイ
    ッチ。
  13. 【請求項13】 前記カップリング部材がばね部材であ
    る、請求項12記載の器具スイッチ。
  14. 【請求項14】 前記カップリング部材が、T字形の戻
    しばね(51)であり、該戻しばね(51)の横方向脚
    部と、ばね長手方向脚部(54)とが、旋回支点として
    働く結合点を中心にして、切換揺動体(3)の旋回平面
    内で互いに向かってばね運動可能に旋回可能であり、さ
    らに前記戻しばね(51)の1つの脚部がコンタクトば
    ね(5)を負荷している、請求項13記載の器具スイッ
    チ。
  15. 【請求項15】 前記戻しばね(51)のばね長手方向
    脚部(54)が、切換揺動体(3)に支承されており、
    前記戻しばね(51)の横方向脚部の、カップリング端
    部(52)として働く一方の自由端部が、コンタクトば
    ね(5)を負荷しており、前記横方向脚部の、支承端部
    (50)として働く他方の自由端部が、ハウジング側で
    旋回運動可能に支承されている、請求項14記載の器具
    スイッチ。
  16. 【請求項16】 前記戻しばね(51)が、コンタクト
    ばね(5)の各1つのばねウェブ(35)を負荷するた
    めの2つのカップリング端部(52)を有している、請
    求項15記載の器具スイッチ。
  17. 【請求項17】 コンタクトブリッジ(4)が、ハウジ
    ングに支承された2腕式のレバーであり、該レバーの一
    方のレバーアームがコンタクト閉鎖位置で、他方のレバ
    ーアームがコンタクト開放位置で、それぞれ切換揺動体
    (3)によって負荷されており、前記コンタクトブリッ
    ジ(4)が、固定用ばね(29)によって絶縁ハウジン
    グ(2)に旋回可能に支承されていて、切換揺動体
    (3)の作用端部(16)によって直接に負荷されてい
    る、請求項1から16までのいずれか1項記載の器具ス
    イッチ。
  18. 【請求項18】 前記固定用ばね(29)が、1腕式の
    レバーとしてハウジング固定に固定されており、前記固
    定用ばね(29)の、固定用端部から遠い方の範囲が、
    コンタクトブリッジ(4)を支承支持している、請求項
    17記載の器具スイッチ。
  19. 【請求項19】 前記固定用ばね(29)が、コンタク
    トブリッジ(4)のコンタクト閉鎖位置の方向でプレロ
    ードをかけられた板ばねであり、該板ばねが、コンタク
    トブリッジ(4)に対してほぼ平行に延びている、請求
    項17または18記載の器具スイッチ。
  20. 【請求項20】 前記固定用ばね(29)が、U字形の
    横断面を有しており、「U字」の基部が、コンタクトブ
    リッジ(4)に対してほぼ平行に延びており、固定用ウ
    ェブ(30)として働く「U字」の一方の脚部が、ハウ
    ジング固定に固定されており、支承ウェブ(28)とし
    て働く「U字」の他方の脚部が、コンタクトブリッジ
    (4)を旋回支承する目的で、該コンタクトブリッジ
    (4)に設けられた支承切欠き(27)に貫通係合して
    いる、請求項18または19記載の器具スイッチ。
  21. 【請求項21】 コンタクトブリッジ(4)が、電気的
    に接触接続されて前記固定用ばね(29)に支承されて
    いる、請求項17から20までのいずれか1項記載の器
    具スイッチ。
  22. 【請求項22】 コンタクトばね(5)と固定用ばね
    (29)とが、ハウジング固定に固定されていて、しか
    も互いに電気的に接触接続されている、請求項1から2
    1までのいずれか1項記載の器具スイッチ。
  23. 【請求項23】 コンタクトばね(5)と固定用ばね
    (29)とが、ハウジング固定の導電性のコンタクト接
    続部(23)に位置固定されている、請求項22記載の
    器具スイッチ。
  24. 【請求項24】 コンタクトばね(5)がコンタクト位
    置で、コンタクトブリッジ(4)がコンタクト閉鎖位置
    で、それぞれ電気消費器の接続のために働くハウジング
    固定のコンタクト接続部(6,7)に電気的に接触接続
    されている、請求項1から23までのいずれか1項記載
    の器具スイッチ。
  25. 【請求項25】 前記コンタクト接続部(6,7,2
    3)が、絶縁ハウジング(2)からピン状に突出してい
    る、請求項23または24記載の器具スイッチ。
  26. 【請求項26】 レバー全体、つまり切換揺動体(3)
    とコンタクトばね(5)と戻しばね(51)とコンタク
    トブリッジ(4)と固定用ばね(29)とが、同一の運
    動平面内で旋回可能に支承されていて、互いに平行に延
    びる旋回軸線を有している、請求項1から25までのい
    ずれか1項記載の器具スイッチ。
  27. 【請求項27】 コンタクトばね(5)の切換位置を表
    示する表示装置が設けられている、請求項1から26ま
    でのいずれか1項記載の器具スイッチ。
  28. 【請求項28】 ランプ(8)と前置抵抗(9)とから
    成る照明構成群が、光学的表示装置としてコンタクトば
    ね(5)に対して電気的に並列に接続されている、請求
    項27記載の器具スイッチ。
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