JPH07500574A - ポリアミンのヒドロキサメートならびにヒドラジド誘導体、およびキレート化剤としてのこれらの医療用途 - Google Patents

ポリアミンのヒドロキサメートならびにヒドラジド誘導体、およびキレート化剤としてのこれらの医療用途

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JPH07500574A
JPH07500574A JP5502577A JP50257793A JPH07500574A JP H07500574 A JPH07500574 A JP H07500574A JP 5502577 A JP5502577 A JP 5502577A JP 50257793 A JP50257793 A JP 50257793A JP H07500574 A JPH07500574 A JP H07500574A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアミンのヒドロキサメートならびにヒドラジド誘導体、およびキレート化剤 としてのこれらの医療用途本発明は、ある種の新規なポリアミンキレート化剤、 特にポリアミンのヒドロキサメートおよびヒドラジド誘導体、ならびにその用途 、特にその医療用途に関する。
キレート化剤の医療用途は、たとえば製剤調製物用安定剤として、毒性のある重 金属種の解毒剤として、またX線造影、磁気共鳴造影(MRI) 、超音波造影 またはシンチグラフィー等の診断技術用の金属種(たとえばイオンまたは原子) を投与する場合の診断剤としてよく知られている。
ポリアミンキレート化剤、たとえばアミノポリ−(カルボン酸またはカルボン酸 誘導体)(以下、APCAという)キレート化剤およびそれらの金属キレートは よく知られており、たとえば米国特許第2407645号(Bersworth )、米国特許第2387735号(Bersworth) 、欧州特許公開第7 1564号(Schering) 、欧州特許公開第130934号(Sche ring) 、欧州特許公開第165728号(Nycomed AS)、ドイ ツ特許公開2918842号(RexolinChemicals AB)、ド イツ特許公開3401052号(Schering) 、欧州特許公開第258 616号(Salutar )、ドイツ特許公開3633245号(Scher ing)、欧州特許公開第263059号(Schering) 、欧州特許公 開第277088号(Schering)およびドイツ特許公開3633243 号(IDF)に記載されている。
すなわち、たとえば欧州特許公開第71564号には、常磁性金属キレートが記 載されている。このためのキレート化剤は、ニトリロトリ酢酸(NTA)、N、  N、 N’ 、 N’−エチレンジアミンテトう酢酸(EDTA) 、N−ヒ ドロキシエチル−N、N°、N’−エチレンジアミントリ酢酸(HEDTA)  、N、N、N’、N”、N“−ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)お よびN−ヒドロキシエチル−イミノジ酢酸であり、MRI用コントラスト剤とし て好適である。そのコントラストは、常磁性種(たとえばGd(III))の磁 場の効果と、毒性を低下させかつその常磁性種の投与を補助するのに役立つキレ ート化剤との効果によって得られる。特別の金属キレートのうち、欧州特許公開 第71564号にはGd DTPAが開示されたが、最近MRIコントラスト剤 としてのその用途が注目されるようになった。ドイツ特許公開3401052号 (Schering)および米国特許第4639365号(Sherry/テキ サス大学)に記載された1、 4.7. to−テトラアザシクロドデカンテト ラ酢酸(DOTA)のGd(I[)キレートもまた、前記の用途について最近注 目されている。
より最近になって、改善された安定性、水溶性、選択性あるいは毒性を有するキ レート化剤を提供するために、基本的APCA構造に対する化学修飾が数多(提 案されている。この例としては、Nycomedの欧州特許公開第299795 号に記載されているような親水性置換基を供給すること、あるいはScheri ngの欧州特許公開第250358号に記載されているようなアミン窒素間の架 橋鎖の構造を変更することなどがあげられる。
脂肪親和性であることが望まれる肝胆MRI用コシコントラスト剤野において、 Nycomedは欧州特許公開第165728号で、ある種のアニリド基含有イ ミノジ酢酸の常磁性キレートの使用を提案しており、Laufferは国際特許 公開86106605号で、縮合したアリール基を有するが、ほかの点では置換 されていないトリアザおよびテトラアザマクロ環状化合物の常磁性キレートの使 用を示唆している。
しかしながら、従来公知の全てのAPCAキレート化剤およびこれらの金属キレ ートは、毒性、安定性、選択性あるいは抑圧された緩和性などの問題に直面して おり、このため、毒性が低く、安定性、水溶性、選択性あるいは緩和性が改善さ れた金属キレートを形成するこのようなポリアミンキレート化剤に対する一般的 かつ継続的な要望がある。
本発明者らは、アミノポリカルボン酸のある種の置換された酸誘導体およびその 金属キレートが、診断剤および治療剤として、たとえば放射線治療剤、解毒剤お よび造影診断法におけるコントラスト剤としての使用に特に好適であることを見 出した。特に本発明者らは、このような置換APCA誘導体の高い緩和性を有す る常磁性金属キレートが、MHIコントラスト剤としての使用にとりわけ好適で あることを見出した。
したがって一つの観点からみると、本発明によれば、式IA [X (CR’  R” ’) 、コ 、XA (1)で表さね、治療剤または診断剤として使用す るための化合物、あるいはそのキレート錯化合物または塩が提供される。
式(1)中、 基R1およびR2は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により水酸基、 アルコキシ基もしくは°rリール基で置換されたアルキル基またはアルコキシ基 を示し; Xは、それぞれ独立して、酸素原子、イオウ原子、または好ましくは基NAを示 し: Aは、それぞれ独立して、水素原子、または所望により基Yで置換されたアルキ ル基を示し: Yは、それぞれ水素原子、または基Z、COZ、、So、R@、C3Z。
po、zまたはBを示し。
あるいは、異なるX部分上の1対または数対のA基は、−緒になって、[(CR ’R”)、X’]、(CR’Rt)、の基を形成してもよく、または鎖中の窒素 原子上の基Aは、 [(CR’R’)、X’]、(CR’R’)、X’Aの基を示してもよく、ここ に、pは、0〜6の整数、好ましくは0を示し、XIは、それぞれ独立して、酸 素原子、イオウ原子または基NΔ1を示し、A1は、への定義と同じであるが、 2個以上の窒素原子と結合している基の一部を形成しなくてもよく。
あるいは、2個の隣接する基R1および/またはAは、−緒になって、酸素、窒 素およびイオウから選ばれた0個、1個または2個の環視素原子を含有する、炭 素環族または複素環族の飽和または不飽和の5〜7員環を形成してもよく。
基Bは、それぞれ、基C0NR’ (OR” ) 、C0NR’ (NR”り、 PO(NR’ R’ )、 、SO2R7,So、NR’ R1またはNo、を 示し;基Zは、それぞれ独立して、基OR@、SR’またはNR”zを示し。
基R−よ、それぞれ独立して、水素原子、または所望により1個または数個の水 酸基、アルコキン基もしくはアリール基で置換されたアルキル基を示し:基R7 およびR1は、それぞれ独立して、基R@、または所望により1個または数個の 水酸基もしくはアルコキシ基で置換されたアリール基、または脂肪親和性基Mを 示し、好ましくは加水分解可能な基(たとえばエステル)を導入するか、あるい はこれを介して結合しており。
mは、2〜8の整数、好ましくは2.3または4であり;nは、2〜4の整数、 好ましくは2または3、殊に2であり;ただし、式Iの化合物が線状であり、X がそれぞれNAであり、かつ2個の末端A基が弐CON (OR”)R’のY基 を育する場合には、これらの末端A基において、(i)R”が水素であるならば 、R7は水素またはC3,アルキル基以外(好ましくは非置換アルキル基以外) であり、(ii) R”がアルコキシル化アルキル基であるならば、R1はメチ ル基以外(好ましくは非置換アルキル基以外)てあり、そして、少なくとも2個 、好ましくは少なくとも3個のBでないイオン化性Y基が存在しており、少なく とも1個のY基は、非イオン化性B基を示し、そして、好ましくは、各Xが基N Aであり、各基AがY含有基(殊にmが2であり、各Aが基−CHI Yである 場合)であり、2佃の基AがB基を含有するならば、これらB基がC0NHNR ,’の場合は、1個以上のR1はメチル基以外(好ましくは非置換Cl−3アル キル基以外)である。
本発明の他の観点からみると、本発明によれば、式IcA[X(CHI)!]、 XA (IC)で表される化合物、あるいはそのキレート錯化合物または塩が提 供される。
式Ic中、 Xは、それぞれ基NAを示し; Aは、それぞれ独立して、水素原子、または所望により基Yで置換されたアルキ ル基を示し。
あるいは、2個の末端A基は、−緒になって、[(CH,)、X’ ] (CH ,)、を形成し、ここに、Xlは、基NΔ1を示し、AIは、Aについて定義し たとおりであるが、2個以上の窒素原子と結合した基の一部を形成しなくてもよ く: Yは、それぞれ水素原子、または基Z、C0Z1So、R”、C3Z。
POtZまたはBを示し; 基Bは、それぞれ基C0NR” (OR’ ) 、C0NR’ (NRす、PO (NR’ R”)*、Sow R’、SO2NR” R”またはNo、を示し: 基Zは、それぞれ独立して、基OR” 、SR”またはNR”!を示し;基R6 は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により1個または数個の水酸基、 アルコキシ基もしくはアリール基で置換されたアルキル基を示し;基R7および R1は、それぞれ独立して、基R1、または所望により1個または数個の水酸基 もしくはアルコキシ基で置換されたアリール基、または脂肪親和性基Mを示し、 好ましくは加水分解可能な結合(たとえばエステル)を導入するか、あるいはこ れを介して結合しており:ただし、式Iの化合物が線状であり、かつ2個の末端 A基が式CON (OR’ )R”である場合には、これらの末端A基において 、(i) R’が水素であるならば、R1は水素またはC1−、アルキル基以外 (好ましくは非置換アルキル基以外)であり、(ii) R’がアルコキシル化 アルキル基であるならば、R1はメチル基以外(好ましくは非置換アルキル基以 外)であり、そして、少なくとも2個、好ましくは少なくとも3個のBでないイ オン化性Y基が存在しており、少なくとも1個のY基は、非イオン化性B基を示 し、そして、好ましくは、各Xか基N八であり、各基AがY含有基(殊にmが2 であり、各Aが基−CH,Yである場合)であり、2個の基AがB基を含有する ならば、これらB基がC0NHNR,’の場合は、1個以上のR1はメチル基以 外(好ましく1よ非置換C1−、アルキル基以外)である。
式■およびIcにおいて、イオン化性基Yは、好ましくはカルボキシルはカルボ キシレート基であり、基A,A’.R’,R”、R@、R”およびR1中のアル キル部分およびアルキレン部分は、飽和または不飽和(しかし、好ましくは飽和 )の直鎖状または分枝状であり、好ましくは1〜8、特(こ好ましく1よl〜6 、最も好ましく旧〜3の炭素原子を含む。Y−置換のAおよびAI基中のアルキ ル部分は、好ましくはエチル基、あるいは最も好ましくはメチル基である。
B基のーSOx NR” R’ 、 PO (NR” R@)tおよび一So, R’中の基R7およびR1は、好ましくは非反応性(non−1abi le) 水素である力人、ある0は分枝または直鎖C I−1アルキル(特には、C+− sアルキル)であり、これらは任意にモノまたはポリヒドロキシル化および/ま たはモノまたはポリC +ーsーアルコキシル化されていてもよく、またはたと えばフェニル基などのアリール基により置換されていてもよい。
本発明の化合物中に存在するアリールまたはアリーレン基は、好ましくは、環中 に5〜7の環原子を存する単環または2環であり、これらの基は、好ましくは0 、NおよびSから選択される環視素原子を1または2個有する環である。
上述した脂肪親和性基Mは、分子の脂肪親和性を増加させるために従来より使用 されてきた任意の基であってよく、好ましくはベンジルあるいはフェニル基等の アリール基、アルカリール基、および飽和の分岐または非分岐の非環式炭化水素 基(たとえばアルキル基)であり、特にこのような基は、6〜22、より好まし くは8〜20、特に好ましくは12〜18の炭素原子を有する。前述したように 、との脂肪親和性基も、簡単に加水分解できる結合基により結合されていること か特に好ましい。この点に関し、エステル結合が特に好ましく、したがって、好 ましい脂肪親和性基Mとしては、以下のものがあげられる。
(5)(COCHり*−COOCHR16− および(CH, )I C−CO OCHRI″−ここで、Sは、1〜3の整数を示し、R 10は水素または任意 にヒドロキシル置換またはアルコキシ置換されたアルキル基を示す。
式■またはIcの化合物が、直鎖または分岐の場合には、(たとえば架橋基[( CR’R’)、 X’] 、 (CR’R”)、を含まない場合)B基が、末端 A基にあることが好ましい。
特に好ましいものは、式IまたはIcの直鎖化合物であって、両末端に二つのB 基を存するものである。さらに、このような直鎖化合物においては、二つのB基 か同一であることがとりわけ好ましい。
式IまたはIcの巨大環状化合物においては、1個、2個または3個の巨大環状 X基がB基を含有することが好ましい。このような巨大環状化合物は、さらに3 、4または5、特には4個のへテロ原子を巨大環状X基に有することが好ましい 。DO3A誘導体かとりわけ好ましい。
Yがカルボキシル基である場合の式IまたはICの化合物は、Yが一COOMt (ここで、ML”は、1価カチオンまたは多価カチオンの部分(fractio n)であり、たとえばアンモニウムもしくは置換アンモニウムイオン、または金 属イオンたとえばアルカリ金属またはアルカリ土類金属イオンである)の塩また はキレートを都合よく形成することができる。Mt’が有機塩基たとえばメグル ミンまたはリジンから導かれるカチオンであることか特に好ましい。このような 塩またはギjノートにおいて、1個または数個(全部でなくてよい)のカルボキ シル基はCOOMt基に変えられている。
式IまたはIcの化合物中のイオン形成基Yの数は、式IまたはIcの化合物に よりキレート化されるべき金属種の価と等しくなるように選ぶことが特に好まし い。したがって、たとえばGd (I[[)でキレート化しようとする場合は、 式Iまたは1cの化合物(またはその塩)は3個のイオン形成基Y、たとえば− 〇〇0r−T(または−COOMt)を含有することが好ましい。こうして、金 属キレートは、好ましい形である中性種として形成される。なぜならば、このよ うな化合物の濃厚溶液の浸透圧は低く、また、その毒性はそのイオン同属体にく らべて有意に低下しているためである。
本発明に係る化合物の特に好ましい例としては、電子供与性(配位性)原子がA PCA骨格の窒素であり,Y基酸(たとえばカルボキンレート)の酸素である式 ■またはIcの化合物の非イオン性金属キレート、殊に常磁性金属キレート、と りわけB基か荷電金属配位部分として機能しないものがあげられる。特に、式I またはIcの化合物は、好ましくは少なくとも2つの非イオン化性B基を含有す る。非イオン化性とは、生理的pHの水溶液中において、その基が実質的に荷電 しないことを意味する。したがって、式IまたはIcの化合物およびこれらの金 属キレートは、プロトンを含有しないB基を少なくとも1つ、好ましくは少なく とも2つ有することか特に好ましく、pKaが8未満、より好ましくはpKaか 8.5未満、特に好ましくはp K aが9または9.5である。したかって、 このようなり基は、反応性(Iabile>活性水素を含有しない。式■または Icの化合物のキレート錯体において、これらB基(好ましくはB基のみが存在 する)は、キレート金属イオンに対して荷電電子供与性基としては機能しないが 、第1配位圏における金属配位および溶媒水分子との結合に関与し、これにより 磁気情報の伝達に関与することができ、その結果、これらは向上された緩和性の 実現に重要である。
MRIコントラスト剤としての向上された緩和性は、個々のコントラスト効果を 達成するために用いられる用量を低減することができ、このためMR1検査のた めの安全マージンを増加させることができる。本発明に係るヒドロキサメートキ レートは、この点に関して特に魅力的であり、第3世代の特に改善されたCNS 剤群であると考えられる。
本発明に係る化合物の特に好ましい例としては、式1aおよびIbのものが挙こ こで、qは0、1または2、好ましくは1であり、tは1または2、好ましくは lてあり、Ylはイオン形成Y基、好ましくはカルボキシル基またはカルボキシ レート基である。
式!aおよびIbの化合物において、Bとしては、下記のものが好ましく例示さ れる。
−Co−NH−NH。
−Co−NHN (CH−)! −Co−NCR,−NH。
−Co NCH,N (CI4− )*・−Co−NR”−OR” −Co−NCH2−OR” SO−N (CHs )− −PO(N (CH,)、)1 式中、R”は、所望により置換されたアルキル基またはアリール基、あるいは脂 肪親和性基Mであり、R1は、水素原子、メチル基、ベンジル基、()−c O CH2−COOCHR”−または(CH,)、CC00CHR10−であり、R ”は、上記のとおりであり、これらのフェニル部分は、所望により水酸基、アル コキシ基、アルコキソアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコギ ン基もし、べはアルコキシアルコキシ基で置換されている。
本発明に係る特に好ましい化合物としては、式1a’およびIb’のDTP八お よびDO3Aの誘導体かあげられる。
ここで、RT’は、アルキル、アリール、アラルキルまたはアルカリル基等の脂 肪親和性基であり、R”は上記のとおりであり、好ましくはR″′は水素である 。
本発明の化合物は、対応するアミノポリカルボン酸の反応性誘導体と適切に置換 されたヒドロキシルアミンまたはヒドラジドとの反応、あるいは対応するアミン と適切に置換されたアルキル化剤との反応により製造することができる。
好適な反応性誘導体としては、無水物およびエステルがあげられる。
したがって、本発明のさらに別の観点からみて、本発明に係る化合物の製造方法 が提供され、この製造方法は、下記工程の1以上からなる。
(i)式■ A” [X” (CR’″R1″)、X” ]ヨA” (It)(式中、X“は 、基X1保護された基Xまたは基NA“であり:A“は、基A、保護された基A または基A”°であり:A“°は、活性化されたカルボキシル基またはホスホノ 基に結合したアルキル基であり、 R1”およびR2”は、それぞれ基R1またはR1、あるいは保護された基R1 またはR′であり。
ただし、少な(とも1個、好ましくは少な(とも2個のA“が存在する)で表さ れる化合物を、弐■ B″H(I[[) (式中、B′は、基NR’ (OR’ ) 、NR,’ NR−またはNR’R ”、、あるいはこれらの保護された基である)で表されるアミン誘導体と反応さ せ、次いで必要に応し、保護基を除去する工程: (11)式■ A” [X” (CR’″R2”)、X”]、A” (IV)(式中、A”は、 基へ、保護された基Aまたは水素原子であり;X#は基X、保護された基Xまた は基NA”であり:R1“、R1”、nおよびmは、前記定義の通りであり、た だし、少なくとも1個、好ましくは2個の八〇は水素原子である)で表される化 合物を、式VLv−A、” (V) (式中、Lvは、脱離基、たとえばハロゲン原子であり、八〇は、Yを含むA基 または保護されたA基である)で表される化合物と反応させ、次いで必要に応じ 、保護基を除去する工程; (iii)式Iの化合物を、その塩に変えるか、または式Iの化合物の塩を、遊 離酸または遊離塩基に変える工程:および (iv) 式Iの化合物またはその塩を、そのキレート錯化合物に変える工程。
上述した式■または■の出発化合物は、文献類、たとえば前述したような198 3年の5aluIar Inc 、 Nycomed AS、 Bracco、 Guerbet SSchering、 5quibbお■ びMallinckrodtらの特許公報類およびこれら文献中の引用から公知 であるか、または標準的手法により、公知化合物から製造できる。
式■の化合物中の活性カルボキシルおよびホスホノ基は、アミンと反応して、ペ プチド結合またはボスホンアミド結合を形成しうる任意の誘導体、たとえば酸無 水物あるいは酸ハライド基であってもよい。これらの化合物は、従来技術により 製造てきる。
したがって、たとえば環状の酸無水物およびこれらの環状アミド誘導体、ならび にAPCAエステルを、下記反応スキームによって示すように、式■および■の 出発物質どして用いることができる。
4 τrA ここで、RIIおよびR”は、導入しようとする置換基であり、R”は、ハロゲ ン原子であり、R”はハロゲン原子またはアルコキシもしくはアシル基である。
アミド結合の形成に寄与しない置換基は、無論、保護されていることが必要な場 合があり、たとえばヒドロキシル基を、工程(itにおける初期の反応の間、エ ステル基に変えねばならないことがある。従来の保護および脱保護技術を用いる ことができ、たとえば、T、 W、 Greene、 Wiley−1nter science、 NY、 +981による“Protective Grou ps in Organic 5ynthesis’およびJFW McOmi e、 Plenum、 L盾獅р盾氏B 1973による+Protective Groups in Organic  Chemistry”が参照される。
塩およびキレートの形成は、たとえば上記の特許公報類に記載されている従来の 技術により行うことができる。
式Iのキレート化剤は、A、A’ SR’ 、R” 、R7またはR1基の1( 11を、巨大分子または重合体、たとえばポリリシンまたはポリエチレンイミン のような組織特異的な生体分子または重合体骨格(これは数個のキレート化剤基 を育することができ、またそれ自体が巨大分子に結合して2官能性−ポリキレー ト他剤を生成することができる)との結合基または連結基で置換することによっ て、2官能性のキレート化剤またはポリキレート他剤化合物、すなわち数個の独 立したキレート化剤基を有する化合物のための基礎物質として用いることができ る。式■の化合物のこのような巨大分子誘導体、およびその金属キレートおよび 塩は、本発明の他の特徴を形成する。
式1の化合物を巨大分子または重合体骨格(バックボーン)に結合させるには、 5alutar (国際特許公開90/12050号参照)の方法、あるいは任 意の従来法、たとえばカルボジイミド法、Krejcarek et al、の 混合無水物法(およびSSC11erinの方法(たとえば欧州特許公開第33 1616号参照)によって、またNycomedにより国際特許公開89106 979号に記載されたリンカ−分子を用いて行うことができる。
塩およびキレートの形成は、従来の方法で行うことができる。式Iのキレート化 剤は、解毒に使用するか、または金属キレートの形成に使用するのに特に適して いる。これらのキレートは、インビボまたはインビトロでの磁気共鳴(MR)、 X線または超音波診断(たとえばMR造影およびMR分光検査)、またはシンチ グラフィーのためのコントラスト剤中にまたはコントラスト剤として、あるいは 放射線治療法のだめの治療剤中にまたは治療剤として用いることができる。この ような金属キレートの使用は、本発明の他の特徴を形成する。
重金属の原子またはイオンを含有する本発明に係る化合物の塩またはキレート錯 化合物は、診断造影または治療において特に有用である。特に好ましいものは、 原子番号20〜32.42〜44.49および57〜83の金属、殊にGd、D yおよびYbとの塩または錯化合物である。MR診断用コントラスト剤として用 いるためのキレート金属種としては、常磁性種が特に適しており、この金属は好 ましくは遷移金属またはランタニドであり、原子番号21〜29.42.44ま たは57〜7]の金属が好ましい。金属種がEu、Gd、Dy、Ho、Cr、M nまたはFeである金属キレートが好ましく、Gd”、Mn”およびDyl+が 特に好ましい。前記の個々に挙げたこれらの金属のイオンど式■のキレート化剤 とのキレート、あるいは生理的に容認される対イオンとの塩は、本明細書に記載 した診断造影法に特に適しており、またこれらのキレートおよび塩ならびにその 使用は、本発明の範囲内にあるとみなされる。したがって、本明細書中でのこれ らの化合物についての言及は、これらのキレートを含むものと考えるべきである 。
診断造影に用いるためには、金属キレート錯体は、できるだけ安定で体内での錯 体の解離が防止されることが特に重要である。この点に関して、本発明のヒドロ キサメートおよびヒドラジド誘導体は、MHIにおいて非常に興味深い金属イオ ンと特に安定な錯体を形成し、したがってこのようなキレートは、診断造影剤と して用いるのに特に適していることを記憶すべきである。
磁気共鳴造影(MRI)において、ある器官あるいは組織をターゲットとできる ことかしばしば望ましい。特に、改善された肝胆造影MRコントラスト剤に対す る要請がある。基COB中の1個または2個以上のR7またはR1基が脂肪親和 基Mである式■の化合物と、常磁性金属とのキレートは、脂肪親和基の存在が肝 臓細胞による取込みを促進するであろうから、肝胆MRコントラスト剤としての 使用に特に適している。容易に加水分解できる結合基、例えばエステル等を介し て脂肪親和性基を化合物分子に結合することにより、腸への排出後の再吸収を防 止することかできる。
ある種の肝胆造影の目的には、脂肪親和性コントラスト剤は、肝臓内のクツパー 細胞に取り込まれ得る粒子として沈澱できることが好ましい。このような場合、 式Iの脂肪親和性化合物とDyI3のキレートを、コントラスト剤の磁気・感受 率特性を用いた造影システムと結び付けて用いることが好ましい。肝臓内のクツ パー細胞はまれであり、従来のMR造影で(例えば、T1緩和剤として)一般的 に用いられるガドリニウムのキレートを用いて達成されるコントラストは、一般 に不充分である。このような磁化率剤は、本発明の重要な態様を形成する。
MRIのコントラスト剤として使用するためには、常磁性金属種は非放射性であ ることが有利である。なぜならば放射性はMR診断用コントラスト剤にとって必 要でなく、また望ましくもない特性だからである。X線用または超音波用コント ラスト剤として用いるためには、キレート金属種は、たとえば原子番号が37よ り大きい、好ましくは50より大きい重金属種、たとえばDy1が好ましい。
シンチグラフィーおよび放射線治療に用いるためには、キレート金属は勿論、放 射性でなければならず、従来の任意の錯化合物生成可能な放射性金属同位元素、 たとえば”””Tcs ” Gaまたは1lIInを使用できる。放射線治療の ためには、キレート化剤は、たとえば”Sm、 @7Cuまたは1・Yとの金属 キレートの形であってよい。
重金属の解毒に用いるためには、キレート化剤は、生理的に容認される対イオン たとえばナトリウム、カルシウム、アンモニウム、亜鉛またはメグルミンとの塩 の形であることを要し、これはたとえば式Iの化合物と亜鉛またはカルシウムと のキレートのナトリウム塩である。
金属キレートが、先行技術のGd DTPAの場合のように全体に電荷を有する 場合には、生理的に容認される対イオンたとえばアンモニウム、置換アンモニウ ム、アルカリ金属またはアルカリ土類金属(たとえばカルシウム)のカチオン、 あるいは無機酸または有機酸から導かれるアニオンとの塩の形で用いることがで きる。これに関しては、メグルミン塩が特に好ましい。
他の観点からみると、本発明によれば、医薬または獣医薬上の少なくとも1種の 担体または賦形剤と一緒に含有するか、製剤に適するか、あるいはヒトまたは動 物に用いられる製剤に含有させるのに適する金属キレート(そのキレート化の実 体は、本発明の式Iの化合物の残基にある)を含む診断用または治療用薬剤が提 供される。
他の観点からみて、本発明によれば、生理的に容認される対イオンとの弱い錯体 または塩の形にあり、医薬または獣医薬上の少なくとも1種の担体または賦形剤 と一緒に含有するか、製剤に適するか、あるいはヒトまたは動物に用いられる製 剤に含有させるのに適する本発明のキレート化剤を含む解毒剤が提供される。
本発明の診断剤または治療剤は、従来の医薬または獣医薬上の製剤用助剤、たと えば安定剤、抗酸化剤、浸透圧調節剤、緩衝剤、pH調節剤などを用いて製剤化 することができ、非経口的または経小腸的投与たとえば注射または注入、あるい は外部排出管を有する体腔たとえば胃腸管、膀胱または子宮内に直接投与するの に適する形態であってよい。したがって、本発明の組成物は、従来の製剤投与形 態、たとえば錠剤、カプセル、散剤、溶液、懸濁液、分散液、シロップ、半開等 であってよいが、生理的に容認される担体媒体、たとえば注射用水中の溶液、懸 濁液および分散液が一般に好ましい。
したがって本発明の化合物は、生理的に容認される担体または賦形剤を用いて当 業者によく知られた方法で投与用に製剤化することができる。たとえば本化合物 を、所望により製剤上容認される賦形剤を添加して、水性媒体中に懸濁または溶 解させ、次いで得られた溶液または懸濁液を滅菌することができる。好適な添加 物としては、たとえば生理的に生物学的適合性の緩衝剤(たとえばトロメタミン 塩酸塩)、キレート化剤(たとえばDTPA、DTPA−ビスアミド、または式 Iの錯化していないキレート化剤)またはカルシウムキレート錯化合物(たとえ ばカルシウムDTPASCa/NaDTPA−ビスアミド、または式Iのキレー ト化剤のカルシウム塩またはキレート)の添加(たとえば0.01〜10モル% )、あるいは所望によりカルシウム塩またはナトリウム塩(たとえば式lのキレ ート化剤の金属キレート錯化合物などと組み合わせた塩化カルシウム、アスコル ビン酸カルシウム、グルコン酸カルシウムまたは乳酸カルシウムなど)の添加( たとえば1〜50モル%)が挙げられる。
本化合物を、たとえば経口投与のために水または生理食塩水中の懸濁液の形態に 製剤化しようとする場合には、少量の可溶性キレートを、経口溶液に伝統的に添 加される不活性成分および/または界面活性剤および/または風味付は用芳香剤 の1種または数種と混合することができる。
人体のある部分をMRIおよびX線造影するために、コントラスト剤としての金 属キレートを投与するのに最も好ましい様式は、非経口投与、たとえば静脈内投 与である。非経口的に投与しうる形態、たとえば静脈用溶液は、滅菌されている べきてあり、生理的に容認されない薬剤を含んでいてはならず、投与の際の刺激 または他の副作用を最小限にするために、低い浸透圧を有すべきであり、したが ってコントラスト媒体は、好ましくは等優性であるかまたはわずかに高張性であ るべきである。好適なビヒクルとしては、非経口溶液の投与に通常用いられる水 性ビヒクル、たとえば塩化ナトリウム注射液(Sodiu+s Chlorid e Injection)、リンゲル注射液(Ringer’s Inject jon) 、デキストロース注射液(DextroseInjection)  、デキストロースおよび塩化ナトリウム注射液(Dextrose andSo dium Chloride Injection) 、乳酸塩添加リンゲル注 射液(LactatedRinger” s Injection ) 、およ びRemtngton’ s PharaIaceutical 5cienc esA第15 版、 Easton: Mack Publishing Co、、 1405 −1421頁および1461−1487頁(1975)およびThe Nati onal Formulary XIV、第14版、 Washington: ^mericanPharmaceutical As5ociation ( 1975) に記載されているようなその他の溶液が挙げられる。これらの溶液 は、非経口溶液に通常用いられる保存剤、抗微生物剤、緩衝剤および抗酸化剤、 あるいはキレートと適合し、生成物の製造、貯蔵または使用を妨げない賦形剤お よび他の添加物を含有することができる。
診断剤または治療剤が毒性金属種たとえば重金属イオンのキレートまたは塩を含 む場合には、この調製物は小過剰のキレート化剤、たとえばドイツ特許公開36 40708号(Schering)に記載されたキレート化剤、あるいはより好 ましくは小過剰のこのようなキレート化剤のカルシウム塩を含有することが望ま しいことがある。
MR診断試験のためには、本発明の診断剤は、溶液、懸濁液または分散液の形態 である場合は、一般に金属キレートを1マイクロモル〜1. 5モル/!、好ま しくは0.1〜700mMの範囲の濃度で含有する。しかし診断剤は、投与する 前に希釈するために、より高濃度の形で供給することもできる。本発明の診断剤 は、通常は体重1kg当りlo−2〜3ミリモルの金属種の量、たとえば約1ミ リモルDy/kg体重の量で投与することができる。
X線診断のためには、コントラスト剤の用量は、MR診断よりも一般に高く、シ ンチグラフィーのためにはMR診断よりも一般に低い。放射線治療および解毒の ためには、従来の用量を用いることができる。
他の観点からみると、本発明によれば、人体またはヒト以外の動物の増幅された 像を形成する方法が提供され、この方法は、該人体またはヒト以外の動物体に下 記式l A[X(CR’ R’)、]、XA (1)で表される金属キレートを含む診断 薬を投与することを含んでいる。
式(1)中、 基R1およびR2は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により水酸基、 アルコキシ基もしくはアリール基で置換されたアルキル基またはアルコキシ基を 示し: Xは、それぞれ独立して、酸素原子、イ才つ原子、または好ましくは基NAを示 し; Aは、それぞれ独立して、水素原子、または所望により基Yで置換されたアルキ ル基を示し、; あるいは、異なるX部分上の1対または数対のA基は、−緒になって、[(CR ’ R”)、X’]、(CR’ R”)、の基を形成してもよく、または鎖中の 窒素原そ上の基Aは、[(CR’R’)、X’]、(CR’R’)、X’Aの基 を示してもよく、ここに、pは、θ〜6の整数、好ましくは0を示し、Xlは、 ぞれぞれ独立して、酸素原子、イオウ原子または基NA’を示し、A’は、Aの 定義と同じであるが、2個以との窒素原子と結合している基の一部を形成してい なくてもよく、 あるいは、2個の隣接する基R1および/またはAは、−緒になって、酸素、窒 素およびイオウから選ばれた0個、1個または2@の環視素原子を含有する、炭 素環族または複素環族の飽和または不飽和の5〜7員環を形成してもよく;Yは 、それぞれ水素原子、または基Z、COZ、So、R’ 、C3Z、po、zま たはBを示し。
基Bは、それぞれ、基C0NR’ (OR’ ) 、C0NR’ (NR”、) 、PO(NR’ R’ )t 、SOx NR” R”、sow R”またはN O3を示し:基Zは、それぞれ独立して、基OR’ 、SR@またはNR@、を 示し:基R6は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により1個または数 個の水酸基またはアルコキシ基で置換されたアルキル基を示し:基R7およびR ”は、それぞれ独立して、基R1、または所望により1個または数個の水酸基も しくはアルコキシ基で置換されたアリール基、または脂肪親和性基Mを示し、好 ましくは加水分解可能な基(たとえばエステル)を導入するか、あるいはこれを 介して結合しており; mは、2〜8の整数、好ましくは2.3または4であり;nは、2〜4の整数、 好ましくは2または3、殊に2であり;ただし、式Iの化合物が線状であり、X がそれぞれNAであり、かつ2個の末端A基か弐〇〇N (OR” ’)R’の Y基を有する場合には、これらの末端A基において、(i) R’が水素である ならば、R7はメチル基以外(好ましくは水素または非置換アルキル基、特にC 4−2アルキル基以外)であり、(if) R’がアルコキシル化アルキル基で あるならば、R″はメチル基以外(好ましくは非置換アルキル以外)であり、そ して、少なくとも2個、好ましくは少なくとも3個のBでないイオン化性Y基が 存在しており、少なくとも1個のY基は、非イオン化性B基を示す。
他の観点からみると、本発明によれば、人体またはヒト以外の動物体に施される 放射線治療方法か提供され、この方法は、人体またはヒト以外の動物体に、放射 性金属種と、下記式I A[X(CR’ R”)、]、XA (1)で表されるキレート化剤とのキレー トを投与することを含んでいる。
式(r)中、 基R1およびR″は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により水酸基、 アルコキシ基もしくはアリール基で置換されたアルキル基またはアルコキシ基を 示し。
Xは、それぞれ独立して、酸素原子、イオウ原子または、好ましくは基NAを示 し: Aは、それぞれ独立して、水素原子、または所望により基Yで置換されたアルキ ル基を示し、。
あるいは、異なるX部分上の1対または数対のA基は、−緒になって、[(CR ’ R”)、X’ ] 、(CRI R’ )、の基を形成してもよく、または 鎖中の窒素原子上の基Aは、[(CR’R”)、X’1.(CR’R’)、X’ Aの基を示してもよ(、ここに、pは、0〜6の整数、好ましくは0を示し、X lは、それぞれ独立して、酸素原子、イオウ原子または基NA’を示し、A′は 、Aの定義と同じであるが、2個以上の窒素原子と結合している基の一部を形成 していなくてもよく、 あるいは、2個の隣接する基R1および/またはAは、−緒になって、酸素、窒 素およびイオウから選ばれた0個、1個または2個の環視素原子を含有する、炭 素環族または複素環族の飽和または不飽和の5〜7員環を形成してもよ(;Yl t、それぞれ水素原子、または基Z、C0ZSSo、R@、C3Z。
po、zまたはBを示し; 基Bは、それぞれ、基C0NR’ (OR” ) 、C0NR’ (NR’t) 、PO(NR’R”)t、5OtNR’R@、SO*R”またハN O*を示し 二基Zは、それぞれ独立して、基OR” 、SR”またはNR” 、を示し;基 R1は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により1個または数個の水酸 基またはアルコキシ基で置換されたアルキル基を示し;基R7およびR1は、そ れぞれ独立して、基R6、または所望により1個または数個の水酸基もしくはア ルコキシ基で置換されたアリール基、または脂肪親和性基Mを示し、好ましくは 加水分解可能な基(たとえばエステル)を導入するか、あるいはこれを介して結 合しており: mは、2〜8の整数、好ましくは2.3または4であり;nは、2〜4の整数、 好ましくは2または3、殊に2であり;ただし、式Iの化合物が線状であり、X がそれぞれNAであり、がっ2個の末端A基が式CON (OR’ )R’のY 基を有する場合には、これらの末端A基において、(i) R”が水素であるな らば、R7はメチル基以外(好ましくは水素または非置換アルキル基、特にC+ −sアルキル基以外)であり、(ji) R’がアルコキシル化アルキル基であ るならば、R1はメチル基以外(好ましくは非置換アルキル以外)であり、そし て、少なくとも2個、好ましくは少なくとも3個のBでないイオン化性Y基か存 在しており、少なくとも1個のY基は、非イオン化性B基を示す。
他の観点からみると、本発明によれば、人体またはヒト以外の動物体に施される 重金属解毒方法が提供され、この方法は、下記式IA [X (CR’ R”  )、]、XA (1)で表される本発明のキレート化剤、あるいはその生理的に 容認される対イオンとの弱い錯化合物または塩を、人体またはヒト以外の動物体 に投与することを含ん基R’およびR1は、それぞれ独立して、水素原子、また は所望により水酸基、アルコキシ基もしくはアリール基で置換されたアルキル基 またはアルコキシ基を示し; Xは、それぞれ独立して、酸素原子、イオウ原子または、好ましくは基NAを示 し: Aは、それぞれ独立して、水素原子、または所望により基Yで置換されたアルキ ル基を示し、; あるいは、異なるX部分上の1対または数対のA基は、−緒になって、[(CR ’ R” )、X’ ] 、(CR’ R” )、の基を形成してもよく、また はアミFM中(7)窒素原子上の基Alt、[(CR’ R”)、X’l、(C R’ R”)。
X’Aの基を示してもよく、ここに、pは、0〜6の整数、好ましくは0を示し 、XIは、それぞれ独立して、酸素原子、イオウ原子または基NA’を示し、A 1は、への定義と同じであるが、2個以上の窒素原子と結合している基の一部を 形成していなくてもよく、 あるいは、2個の隣接する基R1および/またはAは、−緒になって、酸素、窒 素およびイオウから選ばれた0個、1個または2個の環視素原子を含有する、炭 素環族または複素環族の飽和または不飽和の5〜7員環を形成してもよく;Yは 、それぞれ水素原子、または基Z、COZ、SOs R@、C3Z1PO,Zま たはBを示し: 基Bit、ツレツレ、基C0NR’ (OR” )、C0NR’ (NR”t) 、PO(NR” R’ )! 、SO2NR’ R” SSow R’ ijた はNOt tl”示し;基Zは、それぞれ独立して、基OR” 、SR’または NR−を示し;基R@は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により1個 または数個の水酸基またはアルコキシ基で置換されたアルキル基を示し;基R1 およびR’は、それぞれ独立して、基R6、または所望により1個または数個の 水酸基もしくはアルコキシ基で置換されたアリール基、または脂肪親和性基Mを 示し、好ましくは加水分解可能な基(たどえばエステル)を導入するか、あるい はこれを介して結合しており; mは、2〜8の整数、好ましくは2.3または4であり;nは、2〜4の整数、 好ましくは2または3、殊に2であり;ただし、式Iの化合物が線状であり、X がそれぞれNAであり、かつ2個の末端A基か弐CON (OR” )R’のY 基を有する場合には、これらの末端A基において、(1)R”が水素であるなら ば、R7はメチル基以外(好ましくは水素または非置換アルキル基、特にCI− 1アルキル基以外)であり、(ii) R”がアルコキシル化アルキル基である ならば、R9はメチル基以外(好ましくは非置換アルキル以外)であり、そして 、少なくとも2個、好ましくは少なくとも3個のBでないイオン化性Y基が存在 しており、少なくとも1個のY基は、非イオン化性B基を示す。
このような方法において用いるのに好ましいものは、上記で定義した式1. 1 a% lb、Ia’ 、Ib’およびIcの化合物であり、ただし、式Iの化合 物が線状であり、XがそれぞれNAであり、かつ2個の末端A基が弐〇〇N ( OR”)R7のY基を有する場合には、これらの末端A基において、(i) R ’が水素であるならば、R7はメチル基以外(好ましくは水素または非置換アル キル基、特にC+−iアルキル基以外)であり、(ii) R’がアルコキシル 化アルキル基であるならば、R1はメチル基以外(好ましくは非置換アルキル以 外)であり、そして、少なくとも2個、好ましくは少なくとも3個のBでないイ オン化性Y基が存在しており、少なくとも1個のY基は、非イオン化性B基を示 す。
他の観点からみると、本発明によれば、人体またはヒト以外の動物体に施される 偉の生成方法、解毒方法または放射線治療方法に用いられる診断剤または治療剤 を製造するための本発明の化合物、特に金属キレートの用途が提供される。
さらに他の観点からみると、本発明によれば、本発明の金属キレートの製造方法 か提供され、この方法は、式■の化合物、その塩(たとえばナトリウム塩)また はそのキレートを、上記金属が少なくともわずかに可溶性の化合物たとえば塩化 物、酸化物、酢酸塩または炭酸塩と共に溶剤中で混合することからなる。
さらに他の観点からみると、本発明によれば、本発明の診断剤または治療剤の製 造方法が提供され、この方法は、本発明の金属キレートまたは生理的に容認され るその塩を、少なくとも1種の製薬または獣医上の担体または賦形剤と共に混合 することからなる。
さらに他の観点からみると、本発明によれば、本発明の解毒剤の製造方法が提供 され、この方法は、本発明のキレート化剤を、好ましくは生理的に容認される対 イオンとの塩の形で、少なくとも1種の医薬または獣医薬上の担体または賦形剤 と共に混合することからなる。
本明細書中で述べたすべての文献の開示は、本明細書に含まれる。
以下の実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるも のではない。特に示されないかぎり、実施例中のすべての割合および96は重量 であり、すべての温度は°Cである。
実施例 N、0−ジメヂルヒドロキシルアミン塩酸塩(16,0g/164ミリモル)を 、ジイソプロピルエチルアミン(34,5J/198ミリモル)とともに乾燥ア セトニトリル(6〇−)に加えた。この溶液を、常温でアミンが溶解するまで( 10分間)攪拌した。
次いでDTPAビス無水物(6,0g/16.8ミリモル)を、少量ずつに分け て2分間にわたって加えた。添加終了後10分間で、無水物すべてが溶解した。
この混合物を一晩攪拌し、次いで酢酸(11,4mj/198ミリモル)を加え た。この混合物を蒸発させて油状の残留物となし、水に溶解し、pH9,5のA GI−X8イオン交換カラム(アセテート型)にかけた。カラムを水洗し、生成 物を0.5Mの酢酸で溶離した。クロマトグラフィーの操作を2回繰り返すと、 表題の化合物が得られた。収量3.5g(理論値の43%)。この白色固体を、 IPAから2回再結晶化した。
’H−NMR(DtO): CHs−03,48(s、 6H): CHs−N  2.98(s、 6H); N−C,Kg−CO4,4(刀A 4H)。
3.62(s、 4H)、 3.29(s、 2H); N−C11*−C1l t−N 2.9(&48)、 3.3(+a、 4H)水:4.0% 滴定:純度的98% FAB−MS : MH+ : 480 (83%)、422(17%)、20 3(100%)DTPA−TMDX (50■10.104ミリモル)を、水( 2,(W) i:、溶解し、水(3−)中ノG d CI s −6H* O( 36■10.97ミリモル)を加えた。2N(7)NaOHでpHを6.74に 調整し、サンプルを凍結乾燥すると、表題の化合物が得られた。IOM)Izお よび37℃で水中における緩和性R+ =4. 21mmol−’ seC”’ 、およびRt=5. 14nvnol−’5ec−’。
1.1−ジメチルヒドラジン(6,l tml/80.6ミリモル)とジイソプ ロピルエチルアミン(17,61d!/101ミリモル)とを、常温で乾燥アセ トニトリル(40−ゎに溶解した。DTPAビス無水物(12,0g/33.6 ミリモル)を、粉末として少量ずつに分けて、N、雰囲気下に機械攪拌しながら 1o分間にわたって加えた。この溶液を一晩攪拌した。次いでジエチルエーテル (600d)を滴下し、混合物をさらに24時間攪拌し、溶剤をデカントした。
残った沈澱物を水に溶解し、容量を150−にした。2NのNaOHでpHを9 に調整し、溶液をAGl−X8イオン交換カラム(アセテート型)にかけた。カ ラムを水(2900m&’)で洗浄した後、生成物を0.5Mの酢酸で溶離した 。生成物を含む採取した留分を合併し、凍結乾燥すると、表題の化合物9.2g (57%)が得られた。この物質を、水/IPA/アセトンから2回再結晶化し た。
’H−NMR(DIO,1)H6,8): δ2.29(s、 12H); 2 .82(t、 4H); 2.97(s、 4H); 3.O7(t。
4H); 3.13(s、 4H); 3.55(s、 2H)FAB−MS  : Ml(+ : 478 (100%)、420 (20%)、202(70 %)DTPA−TMH2(50w10.104ミリモル)を、水(2,Od)  i;溶解し、水得られた。10MHzおよび37℃で水中における緩和性R+  =4. 86閤o1−’ 5ec−’、およびR,=5.40mn+or’5e c−’。
DTPA (DEH2)* 1.2−ジエチルヒドラジンジ塩酸塩(1,61g、 10ミリモル)とジイソ プロピルエチルアミン(4,52g、35ミリモル)とを、常温で乾燥アセトニ トリル(50rnl)に溶解する。DTPAビス無水物(2,95g、8.25  ミリモル)を、粉末として少量ずつに分けて、N、雰囲気下に機械攪拌しなが ら10分間にわたって加える。この溶液を一晩攪拌する。次いでジエチルエーテ ル(75mr)を滴下し、混合物をさらに24時間攪拌し、溶剤をデカントする 。残った沈澱物を水(20WLl)に溶解する。
2NのNaOHでpHを9に調整し、溶液をAGI−X8イオン交換カラム(ア セテート型)にかける。水洗した後、生成物を0.5Mの酢酸で溶離する。
チルアミン(6,5mN/37 ミリモル)とともに乾燥アセトニトリル(15 0=7)中で、常温で透明な溶液が得られるまで(0,5時間)攪拌した。DT PAビス無水物(1,0g/2.8ミリモル)を、粉末として加え、得られた混 合物を一晩攪拌した。
酢酸(2,2mN/37 ミリモル)を加え、溶液を蒸発して得られた油状残留 物を、水に溶解した。2NのNaOHでpHを0.5に調整し、混合物をAGI −X8イオン交換カラム(アセテート型)にかけた。カラムを水(1000d) および0.5Nの酢酸(600ml)でフラッシュし、生成物を2Nの酢酸で溶 離した。生成物を含む留分を、溶離剤としてメタノール:水(容量で1:l)中 のINの酢酸を用いて、再びクロマトグラフィーにかけると、表題の化合物(5 0■)が得られた。
’H−NMR(DtO): Ph−H7,1?(s); Ar−CHt 4.6 5(S); N−Cl!−Co 3.4−3,5; N−Ckl*−CIft− 水中におけるGd DTPA−DX−(2−イソプロピル)、(たとえばて調製 )の緩和性を、16−〜0.08−の濃度範囲で測定すると、6. 7dJ−’ s−1であった。測定は、IOM)IZおよび37℃で行った。
5NのNaOH(50d)を、125−の分液漏斗に注いだ。0−ベンジル−ヒ ドロキシルアミン−HC1(11,2g10.07モル)を加え、CHHC1l  (3X35−)で抽出した。この抽出物を水洗し、Na@ S04で乾燥し、 回転蒸発器中で濃縮すると、油状物が得られた。この油状物をピリジンで希釈し 、EDTA−ビス無水物(7,7glo、03モル)を加え、混合物をNa下で 撹拌棒を用いて攪拌した。ピリジンを、回転蒸発器(65°C、ポンプ)を用い て除去した。ガラス様残留物を、熱I P A (lOOJ)に溶解した。溶剤 を真空下で除去して得られた泡状固体を、熱I PA (150d)に溶解した 。酢酸エチル(40M’)を加えると、ガム状沈澱物が生成した。上澄み液をデ カントし、これにジエチルエーテルを攪拌混入し、混合物を冷却した。生成した 白色沈澱物(r@2生成物」)を濾過し、乾燥した(6g)。ガム状沈澱物は、 メタノール(150ml>に溶解し、冷却した。
酢酸エチル(100ml’)とジエチルエーテル(100yd>を加え、混合物 を30分間放置した。生成した沈澱物を濾過し、乾燥した(6g)。Igの第2 生成物を加水分解実験に用いた。残った乾燥沈澱物(約12g)を熱メタノール (約100−)に溶解し、濾過した。酢酸エチル(200ml)を加え、混合物 を2時間攪拌した。
沈澱物を濾過し、真空乾燥した。収量:10g、Mpt:117〜119℃。
実施例9 1、4.7.10−テトラアザシクロデカンテトラ塩酸塩(66,6g、 20 9ミリモル)を、CHCl、(2L)に懸濁し、この溶液にアンモニアガスを1 時間にわたつて吹き込んだ。この溶液を一晩攪拌した。白色固体を濾別し、10 0−のCHCIIで4回洗浄した。濾液をCHCl5洗液と合併し、回転蒸発し て濃縮した。得られた白色固体を、5011dlのりエチルエーテルで4回洗浄 し、真空乾燥すると、表題の化合物(31,5g)が得られた。第2生成物(3 ,7g)は、エーテル洗液を濃縮することによって得られた。
’H−NMR(CDCIg): N−CHt−C!1t−N 2.71(4)1 . s); N−1i2.35(IH,s)。
酢酸ナトリウム(50,0g、 609ミリモル)を、常温でN、N−ジメチル アセトアミド(DMA) (600m/)中のシクレン(35,0g、203ミ リモル)の攪拌懸濁液に加えた。0.5時間後、DMA (1501Rj’)中 のブロモ酢酸t−ブチル(118,9g。
609ミリモル)の溶液を、N、下で滴下した。この混合物を、常温でN、下で 19日間攪拌した。白色固体を濾過して採取し、水冷DMA (75d)および 酢酸エチル(100yd)で洗浄し、50°Cで真空乾燥すると、80.2gの 生成物と酢酸ナトリウムとが得られた。38.4gの第2生成物は、濾液を濃縮 して約500−にし、固体を上記のように単離することによって採取された。合 併した固体を、CHC1= (600mわに溶解し、100mjの脱イオン水で 4回洗浄した。CHCl8層を、無水Na*SO,上で乾燥し、濾過し、濃縮す ると、表題の化合物(67、4g ’)が白色固体として得られた。
’H−NMR(CDCIs) : NCH,CO,C(CH,)、 3.22( 4)1. s); NCHICoIC(CHs)13.23i21(、S); NCI(tcHt−N 3.04(4H,bs); N−C)ltcHt−N  2.86(@); NCHtCO*(CHs)s 1.40i27H,5) c)CICHtCONHOBz O−ペンジルヒドロキシルアミン塩酸塩(5,0g)を、N a OH(5N、  200d)で処理し、エーテル(200d)で抽出した。エーテル層を水洗し 、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、濃縮すると、遊離塩基が黄色の油 状物(4,06g)として得られた。
’H−NMR(CDCLs): 7.35(s、 Ar−H); 5.35(b r、 s、 N)lり; 4.68(s、 OCHり0−ベンジルヒドロキシル アミン(4,06g、 33ミリモル)とトリエチルアミン(4,7dJ、33 ミリモル)とを、クロロホルム(50−)に溶解し、窒素下で一30℃に冷却し た。クロロホルム(15d)中のクロロアセチルクロリド(2,63d、33ミ リモル)の溶液を45分間にわたって滴下した。淡緑色の溶液を常温に放置して 常温となし、7時間攪拌した。水(20rd)を加えた後、有機層を除去し、飽 和炭酸水素ナトリウム溶液(20mj)および水(20d)で洗浄した。この有 機層を、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、濃縮すると、粗生成物(6 ,02g)が淡青色固体として得られた。この物質をl:lのエーテル/クロロ ホルム混合物(100mN)中で一晩懸濁し、濾過し、エーテル(30d)で洗 浄した。この固体を、真空乾燥した(4.85g、74%)。 −’H−NMR (CDCIg) : 8.79(br、 Ntl); 7.39(s、 Ar− H); 4.93(s、 OCH諺); 4.O3(s。
C0CH*) d)0−ベンジルヒドロキサム酸DO3A−トリーt−ブチルエステルアセトニ トリル(60d)中のDO3A−)リーt−ブチルエステル(8,0g%13゜ 4ミリモル)の攪拌溶液に、0−クロロ−N−ベンジルヒドロキサム酸(2,7 g、 14゜4ミリモル)を加えた。次いでテトラメチルグアニジン(3,31 d、 26.9ミリモル)を加え、さらにアセトニトリル(50mt’)を加え た。この混合物を高温下に置き、60°Cに加熱し、3日間攪拌した。得られた 全褐色溶液を濃縮して黄色の残留物となし、これをクロロホルム(70rd)に 吸収させ、水(3X40d)で洗浄した。有機層を乾燥(MgSO,) L、濾 過し、初めに回転蒸発器上で、次いで真空下で濃縮すると、赤褐色の油状物10 . 6g (116%)が得られた。
’)l−NMR(CDCIg) :δ(m、 12H); 2.46(s、 4 H); 1.43(s、 9H); 1.41(s、 18g) e)DO3A−0−ベンジルヒドロキサム酸塩化メチレン(4mi’)中の0− ベンジルヒドロキサム酸DO3A−)リー1−ブチルエステル(150■、0. 220ミリモル)の攪拌溶液に、トリフルオロ酢酸(8−)と塩化メチレン(4 −)の混合物を加えた。常温で3時間攪拌した後、この溶液を濃縮し、次いでト リフルオロ酢酸(8−)と塩化メチレン(8−)の混合物に再溶解した。この溶 液を、常温で7時間攪拌した後、濃縮して得られた褐色の油状物を、まずクロロ ホルム(4XlOd) 、次いで水(3X10rR1)で洗浄(chase )  L/た。次いでこの油状物を、4MのNaOH(10d)に溶解し、クロロホ ルム(3X10m7)で洗浄した。水層を濃縮して得られた濃褐色の油状物を、 真空下に置くと、ベージュ色の固体130■が得られた。
蔦HNMR(010) : δ 7.21(br、5H); 3.85−2.3 7(br、26H)実施例10 0−ベンジルヒドロキサム酸DO3A(実施例9)のガドリニウムキレートを、 実施例2と同様にして製造する。IOMI(Zおよび37°Cで水中における緩 和性R+ =4. 42mmol−’5ee−’、およびR,=4. 62mm ol−’5ee−’である(プラズマ中で測定した対応する値は、それぞれRr  = 5. 31−およびR,=6.77mol−’ s ecりである)。
フロントページの続き (51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号CO7C311/31  7419−4H317/28 7419−4H CO7D 257102 7433−4C2591007433−4C CO7F 5100 D 7457−4H9/24 H9155−4H 9/6524 9155−4H //C09K 3100 108 D 9155−4H8415−4C (72)発明者 クラーフェネス、ジョーノールウェー エヌ−0276オス口  2スコイエン テラッセ 15 I A61K 43100 (72)発明者 ストランデ、ベル ノールウェー エヌ−0755オス口 7ノルデンクフアイエン 78アー (72)発明者 ダグスタッド、ハラルドノールウェー エヌー0576 オス 口 5トレ フンズ ファイ 6

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.治療剤または診断剤として使用するための、式IA[X(CR1R2)■] ■XA(I)〔式(I)中、 基R1およびR2は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により水酸基、 アルコキシ基もしくはアリール基で置換されたアルキル基またはアルコキシ基を 示し; Xは、それぞれ独立して、酸素原子、イオウ原子または基NAを示し;Aは、そ れぞれ独立して、水素原子、または所望により基Yで置換されたアルキル基を示 し; Yは、それぞれ水素原子、または基Z、COZ、SO2R6、CSZ、PO2Z またはBを示し; あるいは、異なるX部分上の1対または数対のA基は、一緒になって、[(CR 1R2)nX1]p(CR1R2)■の基を形成してもよく、または鎖中の窒素 原子上の基Aは、 [(CR1R2)■X1]p(CR1R2)mX1Aの基を示してもよく、ここ に、pは、0〜6の整数を示し、X1は、それぞれ独立して、酸素原子、イオウ 原子または基NA1を示し、A1は、Aの定義と同じであるが、2個以上の窒素 原子と結合している基の一部を形成しなくてもよく;あるいは、2個の隣接する 基R1および/またはAは、一緒になって、酸素、窒素およびイオウから選ばれ た0個、1個または2個の環複素原子を含有する、炭素環族または複素環族の飽 和または不飽和の5〜7員環を形成してもよく;基Bは、それぞれ、基CONR 7(OR■)、CONR7(NR■2)、PO(NR7R■)2、SO2R7、 SO2NR7R■またはNO2を示し;基Zは、それぞれ独立して、基OR4、 SR■またはNR■2を示し;基R■は、それぞれ独立して、水素原子、または 所望により1個または数個の水酸基、アルコキシ基もしくはアリール基で置換さ れたアルキル基を示し;基R7およびR■は、それぞれ独立して、基R■、また は所望により1個または数個の水酸基もしくはアルコキシ基で置換されたアリー ル基、または脂肪親和性基Mを示し; mは、2〜8の整数であり; nは、2〜4の整数であり; ただし、式Iの化合物が線状であり、XがそれぞれNAであり、かつ2個の末端 A基が式CON(OR■)R7のY基を有する場合には、これらの末端A基にお いて、(i)R5が水素であるならば、R7は水素またはC1−2アルキル基以 外であり、(ii)R7がアルコキシル化アルキル基であるならば、R■はメチ ル基以外であり、そして、少なくとも2個のBでないイオン化性Y基が存在して おり、少なくとも1個のY基は、非イオン化性B基を示す)で表される化合物、 またはそのキレート錯化合物または塩。
  2. 2.式IaまたはIb ▲数式、化学式、表等があります▼(Ia)▲数式、化学式、表等があります▼ (Ib)(式中、Bは、請求の範囲第1項で定義したとおりであり、qは、0、 1または2であり、tは、1または2であり、Y1は、イオン形成基である)で 表される、請求の範囲第1項に記載の式Iの化合物。
  3. 3.Y1がカルボキシル基またはカルボキシレート基である、請求の範囲第2項 に記載の式IaまたはIbの化合物。
  4. 4.式Ic A[X(CH2)2]3XA(Ic) 〔式Ic中、Xは、それぞれ基NAを示し;Aは、それぞれ独立して、水素原子 、または所望により基Yで置換されたアルキル基を示し; あるいは、2個の末端A基は、一緒になって、[(CH2)2X1](CH2) 2を形成し、ここに、X1は、基NA1を示し、A1は、Aについて定義したと おりであるが、2個以上の窒素原子と結合した基の一部を形成しなくてもよく; Yは、それぞれ水素原子、または基Z、COZ、SO3R4、CSZ、PO2Z またはBを示し; 基Bは、それぞれ基CONR7(OR■)、CONR7(NR■2)、PO(N R7R■)2、SO2R7、SO2NR7R■またはNO2を示し;基Zは、そ れぞれ独立して、基OR4、SR6またはNR■2を示し;基R■は、それぞれ 独立して、水素原子、または所望により1個または数個の水酸基、アルコキシ基 もしくはアリール基で置換されたアルキル基を示し;基R7およびR■は、それ ぞれ独立して、基R■、または所望により1個または数個の水酸基もしくは、ア ルコキシ基で置換されたアリール基、または脂肪親和性基Mを示し; ただし、式Iの化合物が線状であり、かつ2個の末端A基が式CON(OR■) R7である場合には、これらの末端A基において、(i)R■が水素であるなら ば、R7は水素またはC1−3アルキル基以外であり、(ii)R7がアルコキ シル化アルキル基であるならば、R■はメチル基以外であり、そして、少なくと も2個のBでないイオン化性Y基が存在しており、少なくとも1個のY基は、非 イオン化性B基を示す〕で表される化合物。
  5. 5.Bが、下記の基 −CO−NH−NH2 −CO−NH−N(CH3)2 −CO−NCH3−NH2 −CO−NCH3−N(CH3)2 −CO−NR7′−OR■′ −CO−NCH2−OR■′ −SO2N(CH3)2 −PO(N(CH3)2)2 −SO2CH3 −NO2 (式中、R7′は、所望により置換されたアルキル基またはアリール基、あるい は脂肪親和性基Mであり、R■′は、水素原子、メチル基、ベンジル基、▲数式 、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼で あり、R10は、水素原子、または所望により水酸基もしくはアルコキシ基で置 換されたアルキル基を示し、これらのフェニル部分は、所望により水酸基、アル コキシ基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキ シ基もしくはアルコキシアルコキシ基で置換されている)から選ばれたものであ る、請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の化合物。
  6. 6.式Ia′またはIb′ ▲数式、化学式、表等があります▼(Ia′)▲数式、化学式、表等があります ▼(Ib′)(式中、R7′′は、脂肪親和性基であり、R■′は、請求の範囲 第5項で定義したとおりである)で表される、請求の範囲第1項〜第5項のいず れかに記載の化合物。
  7. 7.R7′′が、アルキル基、アリール基、アルアルキル基またはアルキルアリ ール基であり、R■′が、水素である、請求の範囲第6項に記載の式Ia′また はIb′の化合物。
  8. 8.下記の工程: (i)式II ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中、X′′は、基X、保護され た基Xまたは基NA′′′であり;A′′は、基A、保護された基Aまたは基A ′′′であり;A′′′は、活性化されたカルボキシル基またはホスホノ基に結 合したアルキル基であり、 R1′′およびR2′′は、それぞれ基R1またはR2、あるいは保護された基 R1またはR2であり; ただし、少なくとも1個のA′′′が存在する)で表される化合物を、式III B′′H(III) (式中、B′′は、基NR7(OR■)、NR7NR■2またはNR7R■、あ るいはこれらの保護された基である)で表されるアミン誘導体と反応させる工程 ; (ii)式IV ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)(式中、A■は、基A、保護された 基Aまたは水素原子であり;X■は基X、保護された基Xまたは基NA■であり ;R1′′、R2′′、nおよびmは、前記定義の通りであり、ただし、少なく とも1個のA■は水素原子である)で表される化合物を、式V▲数式、化学式、 表等があります▼(V)(式中、Lvは、脱離基、例えばハロゲン原子であり、 A■は、Yを含むA基または保護されたA基である)で表される化合物と反応さ せ、次いで必要に応じ、保護基を除去する工程; (iii)式Iの化合物を、その塩に変えるか、または式Iの化合物の塩を、遊 離酸または遊離塩基に変える工程;および(iv)式Iの化合物またはその塩を 、そのキレート錯化合物に変える工程の一つまたは二つ以上を含むことを特徴と する、請求の範囲第1項で定義した化合物の製造方法。
  9. 9.請求の範囲第1項〜第7項のいずれかで定義した式I、Ia、Ib、Ic、 Ia′またはIb′の化合物、またはその金属キレートまたは塩が、巨大分子ま たはポリマーに結合している、これらの化合物、その金属キレートまたは塩の巨 大分子誘導体。
  10. 10.人体またはヒト以外の動物体において行われる造影法、解毒法または放射 線治療法に用いられる診断剤または治療剤を製造するために、式I▲数式、化学 式、表等があります▼(I)〔式(I)中、 基R1およびR2は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により水酸基、 アルコキシ基もしくはアリール基で置換されたアルキル基またはアルコキシ基を 示し; Xは、それぞれ独立して、酸素原子、イオウ原子または基NAを示し;Aは、そ れぞれ独立して、水素原子、または所望により基Yで置換されたアルキル基を示 し; あるいは、異なるX部分上の1対または数対のA基は、一緒になって、▲数式、 化学式、表等があります▼の基を形成してもよく、または鎖中の窒素原子上の基 Aは、 ▲数式、化学式、表等があります▼の基を示してもよく、ここに、pは、0〜6 の整数を示し、X1は、それぞれ独立して、酸素原子、イオウ原子または基NA 1を示し、A1は、Aの定義と同じであるが、2個以上の窒素原子と結合してい る基の一部を形成しなくてもよく;あるいは、2個の隣接する基R1および/ま たはAは、一緒になって、酸素、窒素およびイオウから選ばれた0個、1個また は2個の環複素原子を含有する、炭素環族または複素環族の飽和または不飽和の 5〜7員環を形成してもよく;Yは、それぞれ水素原子、または基Z、COZ、 SO2R■、CSZ、PO2ZまたはBを示し; 基Bは、それぞれ、基▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表 等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、SO2R7、▲数式、化 学式、表等があります▼またはNO2を示し;基Zは、それぞれ独立して、基O R■、SR■またはNR■2を示し;基R■は、それぞれ独立して、水素原子、 または所望により1個または数個の水酸基、アルコキシ基もしくはアリール基で 置換されたアルキル基を示し;基R7およびR■は、それぞれ独立して、基R■ 、または所望により1個または数個の水酸基もしくはアルコキシ基で置換された アリール基、または脂肪親和性基Mを示し; mは、2〜8の整数であり; nは、2〜4の整数であり; ただし、式Iの化合物が線状であり、XがそれぞれNAであり、かつ2個の末端 A基が式CON(OR6)R7のY基を有する場合には、これらの末端A基にお いて、(i)R6が水素であるならば、R7はメチル基以外であり、(ii)R 7がアルコキシル化アルキル基であるならば、R■はメチル基以外であり、そし て、少なくとも2個のBでないイオン化性Y基が存在しており、少なくとも1個 のY基は、非イオン化性B基を示す〕で表される化合物、またはそのキレート錯 化合物または塩を使用する方法。
  11. 11.式IaまにはIb ▲数式、化学式、表等があります▼(Ia)▲数式、化学式、表等があります▼ (Ib)(式中、Bは、請求の範囲第1項で定義したとおりであり、qは、0、 1または2であり、tは、1または2であり、Y1は、イオン形成基である)で 表される化合物、あるいはその金属キレートまたは塩の、請求の範囲第10項に 記載の使用法。
  12. 12.式Ia′またはIb′ ▲数式、化学式、表等があります▼(Ia′)▲数式、化学式、表等があります ▼(Ib′)(式中、R7′′は脂肪親和性基であり、R■′は、水素原子、メ チル基、ベンジル基、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼で あり、R10は、水素原子、または所望により水酸基もしくはアルコキシ基で置 換されたアルキル基を示し、これらのフェニル部分は、所望により水酸基、アル コキシ基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキ シ基もしくはアルコキシアルコキシ基で置換されている)で表される化合物、ま たはその金属キレートまたはその塩の、請求の範囲第10項または第11項に記 載の使用法。
  13. 13.式Ic ▲数式、化学式、表等があります▼(Ic)〔式Ic中、Xは、それぞれ基NA を示し;Aは、それぞれ独立して、水素原子、または所望により基Yで置換され たアルキル基を示し; あるいは、2個の末端A基は、一緒になって、▲数式、化学式、表等があります ▼を形成し、ここに、X1は、基NA1を示し、A1は、Aについて定義したと おりであるが、2個以上の窒素原子と結合した基の一部を形成しなくてもよく; Yは、それぞれ水素原子、または基Z、COZ、SO2R■、CSZ、PO2Z またはBを示し; 基Bは、それぞれ基▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等 があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、SO2R7、SO2NR7 R■またはNO2を示し;基Zは、それぞれ独立して、基OR6、SR6または NR62を示し;基R■は、それぞれ独立して、水素原子、または所望により1 個または数個の水酸基、アルコキシ基もしくはアリール基で置換されたアルキル 基を示し;基R7およびR■は、それぞれ独立して、基R6、または所望により 1個または数個の水酸基、アルコキシ基もしくは脂肪親和性基Mで置換されたア リール基を示し; ただし、式Iの化合物が線状であり、XがそれぞれNAであり、かつ2個の末端 A基が式CON(OR6)R7である場合には、これらの末端A基において、( i)R■が水素であるならば、R7はメチル基以外であり、(ii)R7がアル コキシル化アルキル基であるならば、R■はメチル基以外であり、そして、少な くとも2個のBでないイオン化性Y基が存在しており、少なくとも1個のY基は 、非イオン化性B基を示す〕 で表される化合物、またはそのキレート錯化合物または塩の、請求の範囲第10 項に記載の使用法。
  14. 14.ヒトまたは動物に使用するために、請求の範囲第10項〜第13項のいず れかで定義した式I、Ia、Ib、Ic、Ia′またはIb′の化合物の金属キ レートまたはその塩を、少なくとも1種の医薬用または動物薬用の担体または賦 形剤と一緒に含有するか、あるいはこれらの担体または賦形剤と共に処方するの に適するか、または製剤組成物中に含ませるのに適する診断剤または治療剤。
  15. 15.ヒトまたは動物に使用するために、キレート化剤として、請求の範囲第1 0項〜第13項のいずれかで定義した式I、Ia、Ib、Ic、Ia′またはI b′の化合物を、生理的に容認される対イオンとの弱い錯化合物または塩の形で 、少なくとも1種の医薬用または動物薬用の担体または賦形剤と一緒に含有する か、あるいはこれらの担体または賦形剤と共に処方するのに適するか、または製 剤組成物中に含ませるのに適する解毒剤。
  16. 16.人体またはヒト以外の動物体に、請求の範囲第10項〜第13項のいずれ かで定義した式I、Ia、Ib、Ic、Ia′またはIb′の化合物の金属キレ ートまたはその塩を含有する診断剤を、人体またはヒト以外の動物体に投与する ことからなる、人体またはヒト以外の動物体の増強された像を生成させる方法。
  17. 17.放射性金属種と、請求の範囲第10項〜第13項のいずれかで定義したキ レート化剤とのキレートを、人体またはヒト以外の動物体に投与することからな る、人体またはヒト以外の動物体に施される放射線治療方法。
  18. 18.請求の範囲第10項〜第13項のいずれかで定義したキレート化剤を、人 体またはヒト以外の動物体に投与することからなる、人体またはヒト以外の動物 体に施される重金属の解毒方法。
  19. 19.特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれかで定義した式I、Ia、Ib、 Ic、Ia′またはIb′の化合物の金属キレートを製造する方法において、該 化合物、またはその塩またはキレートを、溶剤中で、該金属の少なくとも僅かに 可溶性化合物と一緒に混合することからなる、特許請求の範囲第1項〜第7項の いずれかで定義した化合物の金属キレートを製造する方法。
  20. 20.請求の範囲第10項〜第13項のいずれかで定義した式I、Ia、Ib、 Ic、Ia′またはIb′の化合物の金属キレート、または生理的に容認される その塩を、少なくとも1種の医薬用または動物薬用の担体または賦形剤と一緒に 混合することからなる、請求の範囲第14項で定義した診断剤または治療剤を製 造する方法。
  21. 21.請求の範囲第10項〜第13項のいずれかで定義した式I、Ia、Ib、 Ic、Ia′またはIb′の化合物のキレート化剤、または生理的に容認される その塩を、少なくとも1種の医薬用または動物薬用の担体または賦形剤と一緒に 混合することからなる、請求の範囲第15項で定義した解毒剤を製造する方法。
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