JPH08508048A - リガンド及びその金属錯体 - Google Patents

リガンド及びその金属錯体

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JPH08508048A JP7518934A JP51893495A JPH08508048A JP H08508048 A JPH08508048 A JP H08508048A JP 7518934 A JP7518934 A JP 7518934A JP 51893495 A JP51893495 A JP 51893495A JP H08508048 A JPH08508048 A JP H08508048A
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Abstract

(57)【要約】 式(I)で表わされる新規化合物及びそれらの化合物と金属との新規錯体は、診断及び治療方法において有用であり、ここで前記式(I)中、R,R*及びQは明細書に記載される通りであり、そしてG1及びG2の1つは−N(R22であり、他の1つは−OH又は−N(R22(ここでR2は明細書に記載される通りである)である。

Description

【発明の詳細な説明】 リガンド及びその金属錯体 発明の分野 本発明は、新規化合物及びその化合物と金属との新規錯体に関する。本発明の 新規化合物及び錯体は、診断及び治療法に利用できる。 発明の背景 金属錯体、たとえば放射性金属を含む錯体は、診断及び治療剤として用途が高 い。対象の評価又は処置を促進するために所望する部位で選択的に取られ得る生 物活性成分を含むそれらの錯体が特に興味の対象である。 本発明は、リガンド及びそれから調製される錯体について当業界における必要 性を提供する。 発明の要約 本発明は、下記一般式I: 〔式中、Qは基−(C(RR))m1−(Y1n、−(C(RR))m2−(Y2−(C(RR ))m3n1−であり,ここでY1及びY2はそれぞれ独立して、−NR−,−O−, −S−,−SO−,−SO2−又は−Se−であり;n及びn1はそれぞれ独立して0 又は1であり;そしてm1,m2及びm3はそれぞれ独立して0又は1〜4の整 数であり;但し、m1及びm2は両者とも0ではなく、m1+m2+n+n1は 6よりも少なく、そしてR基を担持する炭素原子は1つ以上のヘテロ原子に直接 的に結合されておらず; 個々のR及びR*基は独立して下記の基であり: (i) R1; (ii) アルコキシ; (iii) ヒドロキシ; (iv) ハロゲン、特にフルオロ; (v) ハロアルキル; (vi) −OR1; (vii) −C(O)−OR1; (viii)−C(O)−N(R12; (ix) −N(R12−; (x) −N(R1)−COR1; (xi) −アルキル−C(O)−OR1; (xii) −アルキル−C(O)−N(R12; (xiii) −アルキル−N(R12−; (xiv) −アルキル−N(R1)−COR1; (xv) −アリール−C(O)−OR1; (xvi) −アリール−C(O)−N(R12; (xvii) −アリール−N(R12−; (xviii)−アリール−N(R1)−COR1; (xix) ニトリル; (xx) アシル; (xxi) アシルオキシ; (xxii) 複素環式基; (xxiii) ヒドロキシアルキル; (xxiv) アルコキシアルキル; (xxv) ヒドロキシアリール; (xxvi) アリールアルキル; (xxvii) −SO2−R1; (xxviii)−アルキル−SO2−R1; (xxix) −(A)p−Ra、ここでAは結合基であり、pは0又は正の整数で あり、そしてRaは生物活性成分に共有結合を形成できる生物活性成分又は反応 基であり;又は (xxx) 結合される1又は複数の原子と共に取られる基のうち2種が、置換 されていないか、又は上記(i)〜(xxix)の基から選択された1又は複数の基 により置換され得る、飽和又は不飽和化された、スピロ又は融合された炭素環式 環(たとえば融合された1,2−フェニル)又は複素環式環を形成し; 個々のR1は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリー ルであり;そして G1及びG2はそれぞれ独立して、−OH又は−N(R22であり、但し、G1又は G2のうち少なくとも1種は−N(R22であり、ここで個々のR2は独立して、水 素、アルキル、アリール、アシル又は−(A)p−Raである〕で表わされる新規 化合物(リガンドとしても言及される)を提供する。 本発明はまた、金属、好ましくはレニウム又はテクネチウムと前述の式Iの化 合物との錯体、及び診断及び治療法へのそれらの錯体 の使用を提供する。さらに、本発明は、本発明の金属錯体を調製するためのキッ トを提供する。 1つの態様においては、本発明は、器官又は器官系に選択的に局在化し、そし て心臓、脳、肝胆管又は他の器官のイメージングのために有用である、特定の生 物活性成分を含まない錯体を提供する。他の態様においては、本発明は、遊離成 分の生化学的挙動性及び親和性を保持し、そして標的領域に選択的に所望する放 射性核種の増量を急速に提供できる、生物活性成分、たとえばレセプター又は低 酸素−局在化成分を含む錯体を提供する。本発明の一定の錯体は、適切な容易に 使用できる放射性核種により周囲温度でラベル化され得;そしていくつかの錯体 は膜透過性であり、細胞内供給を可能にできる。 発明の記載 本発明は次の通りにさらに記載される。定義 下記に列挙されるものは、本発明を説明するために使用される用語の定義であ る。それらの定義は、特にことわらない限り、それらが明細書を通して使用され るような用語に適用する。 本明細書において、単独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“ア ルキル”又は“アルキ”とは、標準の鎖に1〜12個の炭素を有する、任意に置換 された、直鎖及び枝分れ鎖の飽和炭化水素基を示す。最とも好ましくは、これら の基は低級アルキル基である。代表的な置換されていないアルキル基は、メチル 、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチル、ペ ンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、4,4−ジメチルペンチル、オク チル、2,2,4−トリメチルペンチル、ノニン、デ シル、ウンデシル、ドデシル及び同様のものを包含する。代表的な置換基は、1 又は複数の次の基を包含する:ハロ、アルコキシ、アルキルチオ、アルケニル、 アルキニル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヒドロキシ、カル ボキシル(−COOH)、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、 アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニル、複素環式又はチオール(−SH )。好ましいアルキル基は、置換されていないアルキル、ハロアルキル、アリー ルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアル キル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル及びヒドロキシアルキル基 である。 本明細書に記載される場合、用語“低級アルキル”又は“低級アルキ”とは、 アルキルについて上記に記載されるようなものであるが、しかし通常の鎖に1〜 4個の炭素原子を有する任意に置換された基を示す。 用語“アルコキシ”又は“アルキルチオ”とは、それぞれ酸素結合(−O−) 又は硫黄結合(−S−)を通して結合される上記のようなアルキル基を示す。用 語“アルキルカルボニル”とは、カルボニル基を通して結合されるアルキル基を 示す。用語“アルキルカルボニルオキシ”とは、酸素結合を通して結合されてい るカルボニル基を通して結合されているアルキル基を示す。 本明細書において単独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“アル ケニル”とは、鎖に少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含み、そして好まし くは通常の鎖に2〜10個の炭素を有する、任意に置換された、直鎖及び枝分れ鎖 の炭化水素基を示す。代表的な置換されていないアルケニル基は、エテニル、プ ロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネ ニル、デセニル及び同様のものを包含する。代表的な置換基は、上 記のような1又は複数のアルキル基、及び/又はアルキル置換基として上記に記 載されるような1又は複数の基を包含する。 本明細書において単独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“アル キニル”とは、鎖に少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含み、そして好まし くは通常の鎖に2〜10個の炭素原子を有する、任意に置換された、直鎖及び枝分 れ鎖の炭化水素基を示す。代表的な置換されていないアルキニル基は、エチニル 、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、 ノニニル、デシニル及び同様のものを包含する。代表的な置換基は、上記のよう な1又は複数のアルキル基及び/又はアルキル置換基として上記に記載される1 又は複数の基を包含する。 本明細書において単独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“シク ロアルキル”とは、好ましくは1〜3個の環及び環当たり3〜7個の炭素を含む 、任意に置換された飽和環状炭化水素環システムを示す。代表的な置換されてい ないシクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シ クロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシル、シクロドデシ ル及びアダマンチルを包含する。代表的な置換基は、上記のような1又は複数の アルキル基及び/又はアルキル置換基として上記に示されるような1又は複数の 基を包含する。 本明細書において単独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“シク ロアルケニル”とは、部分的に飽和されていない環を形成する少なくとも1つの 炭素−炭素二重結合を含む、シクロアルキルについて上記に記載されるような任 意に置換された基を示す。 本明細書において単独で又は他の基の一部として使用される場合、好ましくは 1又は2個の環及び6〜12個の環炭素を含む、任意に置換されたホモ環状芳香族 基を示す。代表的な置換されていないア リール基は、フェニル、ビフェニル及びナフチルを包含する。代表的な置換基は 、1又は複数の、好ましくは3又はそれよりも少ないニトロ基、上記のようなア ルキル基及び/又はアルキル置換基として上記に記載されるような基を包含する 。好ましいアリール基は、置換されていないアリール及びヒドロキシアリールで ある。 本明細書において単独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“炭素 環式”とは、任意に置換された飽和の、一部不飽和の又は芳香族ホモ環状炭化水 素環システム、たとえば上記のようなシクロアルキル、シクロアルケニル又はア リール基を示す。 本明細書において単独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“複素 環式(heterocyclo or heterocyclic)”とは、少なくとも1つの環に少なくと も1つのヘテロ原子を有する、任意に置換され、十分に飽和された又は飽和され ていない芳香族又は非芳香族環の基、好ましくは個々の環に5又は6個の原子を 有する単環又は二環の基を表わす。複素環式基は、たとえば1又は2個の酸素原 子、1又は2個の硫黄原子、及び/又は1〜4個の窒素原子を環に有することが できる。個々の複素環式基は、その環システムのいづれかの炭素又はヘテロ原子 を通して結合され得る。好ましい基は、環システムのいづれかの原子を通して結 合され得る次の式: 〔式中、rは0又は1であり、そしてTは−O−,−S−,−N−R3又は−CH −R3(ここでR3は水素、アルキル、アリール又はアリールアルキルである)で ある〕で表わされる基を包含する。代表的な複素環式基は次のものを包含する: チエニル、フリル、ピロリ ル、ピリジル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピペリジニル、アゼピニル、イン ドリル、イソインドリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾチアゾリル、ベ ンゾキサゾリル、ベンズイミダゾリル、モルホリニル、ピペラジニル、4−アル キルピペラジニル、4−アルキルピペリジニル、3−アルキルピロリジニル、オ キサゾリル、ピラゾリル、チオフェニル、ピリダジニル、チアゾリル、トリアゾ リル、ピリミジニル、1,4−ジオキサニル、ベンゾキサジアゾリル及びベンゾ フラザニル。代表的な置換基は、上記のような1又は複数のアルキル基及び/又 はアルキル置換基として上記に記載される1又は複数の基を包含する。 本明細書において単独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“ハロ ゲン”及び“ハロ”とは、塩基、臭素、弗素及びヨウ素を示す。 本明細書において単独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“アシ ル”とは、有機カルボン酸の基−COOHからのヒドロキシル基の除去により形成さ れる成分を表わす。代表的なアシル基は、アルキルカルボニル、アシルカルボニ ル又はカルボシクロ−ヘテロシクロカルボニルを包含する。本明細書において単 独で又は他の基の一部として使用される場合、用語“アシルオキシ”とは、酸素 結合(−O−)を通して結合される上記のようなアシル基を示す。 上記の任意に置換された基に関しては、特定の置換基が言及され得るが、それ は他の置換基の存在を排除するものではない。従って、たとえば、“ヒドロキシ アルキル”とは、少なくとも1つのヒドロキシ置換基及び場合によっては、1又 は複数の追加の置換基を担持する、直鎖又は枝分れ鎖の飽和炭化水素基である。 “チオール保護基”とは、本明細書で使用される場合、分子の残りを破壊しな いでチオール基を生成するために硫黄から分解され得 る基を表わす。 “生物活性基”及び“生物活性成分”とは、本明細書で使用される場合、代謝 基質、触媒又はインヒビターとして機能でき、又はたとえば特定のレセプターに 対する親和性を有することによって、対象の選択された部位で選択的に取られ得 る基を表わす。 用語“結合基”とは、本明細書においては、単独で又は1又は複数の他の基と 共に、本発明の式Iの化合物の残りに生物活性基を共有結合する基を表わす。 本発明のリガンドの種々の置換基は、安定した化合物を形成するために選択さ れ得る。式Iの化合物 本発明の式Iの化合物は、次の反応スケム及び次の例に例示されるような方法 により調製され得る。 上記反応スケムは、式Iの化合物の一般的な調製方法を例示する。 反応Aに示されるような反応スケムによれば、式IIの化合物は、ジケトンIVを 形成するために約2又はそれ以上のモル当量のハロケトンIII(ここでXはハロ ゲンである)と接触せしめられ得る。次に、式Iの化合物は、置換されたヒドラ ジンによる処理のような方法による化合物IVのケト基のヒドラゾン基への転換に より反応Bにおいて調製され得る。 他方、反応Cに示されるように、式IIの化合物は、式VIの化合物を得るために 、第三アミン、たとえばジイソプロピルエチルアミンの存在下で、式V(ここで Xはハロゲン、好ましくはクロロである)の化合物の約1モル当量と接触せしめ られ得る。次に、式VIの化合物は、式VIIの化合物を形成するためにハロケトンI IIと反応Dにおいて接触せしめられ得る。次に、式VIIの化合物のケト基は、式 Iの化合物を形成するために反応Bについての上記のような方法によりヒドラゾ ン基に反応Eにおいて転換され得る。 式IIの化合物は2つの末端基を有するので、保護されていないアミノ基を通し て好ましい反応を得るためには、それらの基の1つを保護することが所望される 。従って、式IIproの化合物は他の方法に使用され得る。反応Fに示されるよう に、式IIpro及びIIIの化合物は、式VIIIのモノケトンを形成するために約1モル 当量比で接触される。化合物VIIIのケト基は、式IXの化合物を形成するために反 応Bについて上記で記載したような方法によりヒドラゾン基に反応Gにおいて転 換され得る。式IXの化合物は、さらなる反応のために式VIの化合物を形成するた めに反応Hにおいて保護解除される。次に、後者の化合物は、式VIIの化合物を 得るために式IIIのハロケトンと接触せしめられ、そして反応Eが所望する式I の化合物を得るために 実施され得る。 (式IIIの化合物は、Pfleidererなど.,Liebigs Ann.Chem.,99,3008(1966) により記載されるような方法により得られる。) さらに、式Iの化合物が調製され、ここでいづれかのR基が、所望するR基を 担持するヒドラジンとモノオキシムとの反応により最後の反応段階においてリガ ンド中に容易に取込まれ得る。これは、R基が合成が難かしく又は生存できない ほど不安定である場合に特に好都合である。 本発明の化合物を調製するために記載されるすべての上記反応においては、基 、たとえば硫黄基;アミン基及びケトン基が保護され得、ここで種々の反応の間 、適切であり、そしてそのようにして保護された得られる生成物は、その後、既 知の技法により保護解除される。好ましい化合物 式Iの化合物が好ましく、ここでn,n1及びm2はゼロであり、そして従っ てQは(C(RR))m1であり;R及びR*は独立してH又はアルキル基であり、特 に置換されていない低級アルキル基、たとえばメチルであり;そして少なくとも 1つのR2は水素である。 特に好ましい化合物は、Qが(CH22又は(CH23であり;残りのR及びR* 基はCH3であり;G1はOH又はNH2であり;そしてG2はNH2,NHCH3,NHC6H5又はNH C(O)C6H5であるものである。 好ましい結合基及び好ましいRa基が下記に論ぜられる。金属錯体 式Iの化合物は、金属錯体の形成のためのリガンドとして使用され得る。 本発明の金属錯体は、放射性又は非放射性金属、たとえば原子番号22〜31,39 〜49又は73〜82を有する金属、特にレニウム又はテク ネチウムにより式Iの化合物を塩基性条件下で錯化することによって形成され得 る。 本発明の金属錯体の形成のための代表的な方法は次のようなものである;所望 する酸化状態において及び1又は複数の容易に置換できる(すなわち不安定性の )リガンド(たとえばH2O、ハロゲン(たとえばCl)、NO3又は糖)を含む状態に おける所望する金属の錯体又は塩が本発明のリガンドと共に所望する錯体を形成 するために適切なpH値で混合される。不安定リガンドは、本発明の金属錯体を形 成するために本発明のリガンドにより金属から置換される。 それらの方法の例示は下記に示される: (1)(Met)(Liglab4+(Liginv)→(Met)(Liginv)+4(Liglab)こ こで、Metは所望する酸化状態での金属であり;Liglabは不安定リガンド、たと えばH2O,Cl-,Br-,F-、又はNO3 -であり;そしてLiginvは本発明のリガンドで ある。 (2)(Met)OCl4+(Liging)→(Met)O(Liginv)+4Cl- (3)(Met)O2(Ligmono4+(Liginv)→(Met)O2(Liginv) +4(Ligmono) ここで、Ligmonoはモノテンテートリガンド、たとえばピリジン、ハロゲン、ホ スフィン又はアミンである。 (4)(Met)(Ligbi2+(Liginv)→(Met)(Liginv)+2(Ligbi) 又は (5)(Met)O(Ligbi2+(Liginv)→(Met)O(Liginv)+2(Ligbi) ここで、Ligbiはヒデンテートリガンド、たとえば糖、ジオール、ビスアミン、 ビピリジン又はホスフィンであり、そして上記の個々の等式(1)〜(5)に関 しては、適切な電荷バランスが用いられる。 他方、本発明の金属錯体は、所望する錯体の酸化状態とは異なる 酸化状態での金属から調製され得る。そのような方法の例は、次のようなもので ある:還元剤又は酸化剤のいづれかが(使用される金属の酸化状態及び所望する 最終生成物の酸化状態に依存する)、所望する酸化状態に金属をするためにその 金属を含む反応混合物に添加される。酸化剤又は還元剤が、所望する酸化状態で はあるが、しかし次に本発明の所望するキレート化リガンドにより置換される不 安定リガンドを有する中間錯体を形成するために任意に使用され得;又は酸化剤 又は還元剤が、所望する酸化状態への変化及び単一段階での所望する金属へのキ レート化を達成するために所望するリガンドと共に金属含有反応混合に添加され 得る。 本発明の代表的な金属錯体は、下記の式I: 〔式中、R及びR*基は上記の通りであり、そしてMはその満たされていない配 位部位に他のリガンドW1及び/又はW2を任意に有する放射性又は非放射性金属 である〕で表わされる錯体である。水素結合が、錯体形成上でG1とG2との間に 形成され得る。これは、非水素結合の錯体に対して錯体の安定性を高めるであろ う。放射性金属、たとえばテクネチウムがそれらの錯体において好ましい。好ま しくは、Mがレニウム又はテクネチウムである場合、前記 それらの錯体を形成するための他の適切な補助リガンド(co-ligand)W1及びW2 は、リガンドIと共に組合される場合、+5酸化状態での金属を有する、特に テクネチウム又はレニウムの中性金属錯体を形成するモノ、ジ−又はトリデンテ ートリガンドを包含するが、但しこれだけには限定されない。 本発明の金属錯体は、診断及び/又は治療剤として利用できる。従って、本発 明は、疾病状態の存在及び/又は状態の診断のための、又は疾病状態の処置のた めの方法を提供し、ここで前記方法は必要な対象への本発明の金属錯体を投与す る段階を含んで成る。本発明の金属錯体は、いづれかの適切な経路、たとえば経 口、非経口(たとえば、静脈内、腹腔内、筋肉内又は皮下)、又はいづれか他の 適切な方法により投与され得る。たとえば、本発明の錯体は、巨丸剤又は遅い浸 剤の静脈内注射により対象に投与され得る。 投与される量は、対象の器官又は他の部位の診断像又は所望する放射性治療効 果を生成するために、当業界において知られている方法により、所望する用途に 基づいて選択され得る。典型的な用量は、約30〜200mCiのレニウム(放射性治療 のためには)又は約10〜60mCiのテクネチウム(イメージングのためには)を用 いての量である。本発明の方法の“対象”は好ましくは、哺乳類、たとえば家畜 、たとえばイヌ、ネコ、ウマ又は同様のもの、又は最とも好ましくはヒトである 。使用される金属及びリガンドに依存して、本発明の錯体は、器官、たとえば心 臓又は脳(ここで錯体は血液−脳バリヤーを交叉することができる)のイメージ ングのために又は肝胆管シ ステムのイメージングのために有用なイメージング剤として使用され得る。本発 明の錯体は、低酸素性組織のイメージングのために、及び治療剤、たとえば低酸 素性組織細胞毒性又は放射性感作物質として、生物局在成分に結合される場合、 特に有用である。 14C−スクロースの透過性よりも高い、細胞膜、たとえば低酸素症−局在成分 を含むそれらの膜を通しての透過性を有する金属錯体は、本発明の診断又は治療 方法の1つの態様である。細胞透過性は、膜の内部構造内の外来分子(透過物) の移動性を説明する細胞膜の性質である(Stein,“Transport and Diffusion A cross Cell Membrane”.New York Academic Press Inc.(1986);Kotykなど. ,Biophysical Chemistry of Membrane Functions,Chichester,UK;John Wile y & Sons(1988))。膜を透過性である分子は、反対側上での環境に達するため にその膜を透過できる。細胞透過性は、1993年4月27日にLinderなどにより出願 されたアメリカ特許出願第08/054,120(アトニードケット番号RB90b)に記載さ れるような方法により決定され得る。 本発明の好ましい錯体は、放射性核種、たとえばテクネチウム又はレニウムに より錯化された式Iの化合物を含んで成るものである。 レニウムは放射性治療剤として有用である。使用されるレニウムは一般的に、 放射性核種Re-186又はRe-188の1つ、又はRe-185及び/又はRe-187を含むことが できるその混合物である。金属がレニウムである本発明の錯体の調製は、+5又 は+7の酸化状態におけるレニウムを用いて達成され得る。レニウムがRe(VII )で存在する化合物の例は、NH4ReO4又はKReO4である。Re(V)は、たとえば〔 ReOCl4〕(NBu4),〔ReOCl4〕(AsPh4),ReOCl3(PPh32及びReO2(ピリジン )4 +そして利用できる。(Phはフェニルであり;Buはn−ブ チルである)。他のレニウム試薬、たとえばレニウム錯体を形成できる“キャリ ヤーレニウム”がまた使用され得る。“キャリヤーレニウム”とは、使用される レニウム化合物が非放射性レニウムを10-nM以上の濃度で含む。 テクネチウムは、診断用イメージング剤として特に有用である。使用されるテ クネチウムは好ましくは、1又は複数の放射性核種99mTc,94mTc又は94mTcであ る。医療用イメージングのための好ましい放射性同位体は99mTcである。その140 KeVのγ−光子は広く利用できるγ−カメラに使用され得る。それは短い(6時 間)半減期を有し、これは患者の線量法を考慮する場合に所望される。99mTcは 市販の99Mo/99mTc発生器システムを通して比較的低い費用で容易に利用できる 。金属がテクネチウムである本発明の錯体の調製は、ペルテクネテートイオンの 形でテクネチウムを用いて達成され得る。99mTcに関しては、ペルテクネテート イオンは好ましくは、市販のテクネチウム−99m親−娘発生器(parent-daughte r generators)から得られ;そのようなテクネチウムは+7酸化状態で存在する 。このタイプの発生器を用いてのペルテクネテートイオンの発生は当業界におい て良く知られており、そしてアメリカ特許第3,369,121号及び第3,920,995号によ り詳細に説明されている。それらの発生器は、一般的に塩溶液により希釈され、 そしてペルテクネテートイオンはナトリウム塩として得られる。ペルテクネテー トはまた、当業界において良く知られている方法を用いてシクロトロン−生成性 放射性テクネチウムから調製され得る。 テクネチウム錯体の形成は好ましくは、適切なリガンドと共に通常の塩溶液に おけるペルテクネテートイオンを混合することによって達成される。適切な緩衝 液又は生理学的に許容できる酸又は塩基が、リガンドをラベリングするために適 切な値にそのpHを調整する ために使用され得る。このpHの適切な値は、リガンドの性質に依存して変化し; たとえば式Iのリガンドに関しては、約5.5〜約9.5の間の範囲のpH、好ましくは 7.0〜8.5の範囲のpH値が適切である。次に、還元剤の源が添加され、リガンドに よるキレート化のためにTc(V)の酸化状態にペルテクネテートが下げられる。 第一錫イオンが好ましい還元剤であり、そして第一錫塩、たとえば塩化第一錫、 弗化第一錫、酒石酸第一錫、ジエチレントリアミンペンタ酢酸第一錫又はクエン 酸第一錫又は同様のものの形で導入され得る。反応は好ましくは、水性又は水性 /アルコール混合物において、室温又はほぼ室温で、約1分〜約1時間の反応時 間を用いて実施される。還元剤は好ましくは、5〜50μg/mLの濃度で存在する 。リガンドは好ましくは、0.5〜2mg/mLの濃度で存在する。場合によっては、 上記に論ぜられた補助−リガンドW1及びW2が添加され得る。 他方、本発明のテクネチウム錯体は、リガンド交換により調製され得る。不安 定Tc(V)錯体は、不安定テクネチウム錯体を形成するリガンド、たとえばエチ レングリコール、マンニトール又はヒドロキシカルボキシレートリガンドグルコ ヘプトネート、グルコネート、シトレート、マレエート又はタルトレートの存在 下で、使用される交換リガンドのために適切であるpH値(通常、5〜8)で、Tc O4の還元により調製され得る。還元剤、たとえば上記の第一錫塩が添加され、交 換リガンドによりTcの還元された不安定錯体の形成が引き起こされる。次に、こ の還元されたTc錯体が、適切なpH値(上記に記載されるような)で、所望される リガンドと共に混合される。不安定交換リガンドが所望するリガンドにより金属 から置換され、従って、本発明のテクネチウム錯体が形成される。 本発明の金属錯体が好ましく、ここで“好ましい化合物”の標題 のセクション下に記載される化合物が金属、最とも好ましくはレニウム又はテク ネチウムにより錯体化される。単一の中性錯体を形成するリガンドが好ましい。 代表的な錯体は、次の構造を有するものである: 〔式中、M1はテクネチウムである〕。 下記のような1又は複数の生物活性基を含む本発明の金属錯体は有用であるが 、そのような基を欠いている本発明の錯体もまた、器官イメージングに有用であ る。生物活性基を欠いている好ましい錯体は、心臓、脳又は肝胆管システムをイ メージングするために適切な親油性リガンド、又は腎臓又は肝機能をイメージン グするために適切なアニオン又はカチオン基から生成されるものである。生物活性基 本発明の化合物の生物活性基(Ra)は、非標的組織からの錯体のクリアラン スにおいて助けるために、代謝基質、触媒又はインヒビターとして機能すること ができ;又は細胞認識部位、たとえばレセプター、酵素又は輸送機構のための親 和性を有することによって、対象の選択された部位で選択的に取られ得;又はタ ンパク質へのカップリングのための反応性基を含み;又は他の生化学工程による 組織局在化をもたらすことができる。従って、1又は複数の生物活 性基が、そのように結合される場合、それらの所望する生物活性を保持する錯体 の残りに結合されている本発明の錯体が好ましい。 代表的な生物活性基は、アンフェタミン、バルビチュレート、スルホンアミド 、モノアミンオキシダーゼ基質及びインヒビター、ホルモン、酵素、脂質、細胞 膜レセプターのためのリガンド、抗高血圧剤、神経伝達物質、アミノ酸及びオリ ゴヌクレオチド、放射性感作物、ステロイド(たとえばエストロゲン又はエスト ラジオール)、モノクローナル又はポリクローナル抗体又はそのフラグメント、 炭水化物(たとえばグルコース誘導体)、脂肪酸、ムスカリン様レセプターのた めの基質(たとえば3−キヌクリジニルベンジレート)、ドパミンレセプターの ための基質(たとえばスピペロン)、ビオチン、特定のレセプターに結合するペ プチド及びタンパク質、ベンゾジアゼピンレセプターのための基質及び低酸素局 在化成分を包含する。 生物活性基を含む本発明の錯体は、それらが、たとえば特定の部位又は機能の イメージング又は処置を提供するために特定の生化学的に活性な基のレセプター 結合、代謝、等の性質を使用することにおいて有用である。特に、金属が99mTc であるそれらの錯体は、遊離の生物活性基の摂取された性質を実質的に保持しな がら、放射性核種錯体と生物活性基との間での共有結合により特徴づけられる診 断用イメージング生成物を高い有効性を伴って比較的容易に使用する。本発明の 錯体のための診断用途の例は、たとえば心臓、脳、肺又は腫瘍における低酸素組 織のイメージング;生物活性基が親油性アミン含有化合物、たとえばアンフェタ ミンである場合の脳及び肺のイメージング;生物活性基が糖(たとえばグルコー ス誘導体)である場合の脳、心臓又は腫瘍のイメージング;生物活性基が脂肪酸 である場合の心臓のイメージング;生物活性基がステロイド(たと えば乳癌をイメージングするためのエストロゲン)である場合のステロイドレセ プター基のイメージング;及び生物活性基が感染の部位で局在する血液細胞タイ プについての親和性を有する走化性ペプチドである場合の感染の部位のイメージ ングを包含するが、但しこれだけには限定されない。 診断剤の他に、本発明はまた、放射性治療用示唆、たとえばアメリカ特許第4, 871,836号に記載される示唆のための安定して結合された錯体を供給する。たと えば、エストラジオールを含む本発明のRe錯体は、乳癌の処置に有用され得る。 また、低酸素組織が腫瘍に存在することが知られる程度まで、生物活性基が低酸 素局在化成分である本発明のRe錯体は放射性治療のために適切である。放射性治 療に使用のための本発明の錯体(金属はReである)が好ましくは、ヒトに注入さ れ、そして所望する部位で濃縮せしめられる。従って、高い特異性を伴って所望 する部位への放射性核種の標的化が達成され得る。放射性治療は、十分な量の相 互作用部位(たとえばエストロゲンレセプター又は低酸素組織)が処置を要する 領域に治療レベルの放射性核種を付与するために存在するそれらの領域のために 向けられる。 生物活性基Raがステロイドである場合、ステロイド、置換ステロイド誘導体 又は非ステロイド誘導体のいづれかが使用され得ることが理解されるが、但し選 択されるRa基はステロイドレセプターのための親和性を有する。たとえば、Ra は下記式のステロイドエストラジオールであり得る: エストラジオール基は、分子上のいづれかの利用できる位置で錯体の残りに結合 され得るが、しかし好ましくは、B環における原子又はD環における原子のいづ れかに結合基を通して結合される。さらに、エストラジオール分子は、1又は複 数のR基(ここでRは上記の通りである)により利用できる位置で置換され得る 。他方、ステロイド分子は、エストロゲンレセプターのための既知の親和性を有 する下記式: 〔式中、(A)p及びRは上記の通りである〕で表わされる非ステロイドジオール により置換され得る。 生物活性基がムスカリンレセプターのための基質である場合、錯体の−(A)p −Ra部分は好ましくは、下記式: で表わされる基であり、ここで(A)p及びRは上記の通りであり、そしてR4は 第三又は第四アミン、たとえば3−キヌクリジノール、又は置換された3−キヌ クリジノール又は次の化合物である: 結合基 本発明の化合物の結合基(A)pは、存在する場合(すなわち、pがゼロよりも 大きい場合)、式Iの化合物又はその錯体の残りから生物活性基を物理的に引き 離し又は分離するように作用することができるいづれかの1又は複数の成分であ り得る。そのような結合基の存在が所望され、ここで生物活性基は錯体の残りに よりその作用において阻止され得る。使用され得る種々の結合基を考慮する場合 、pは所望する錯体のための選択に依存して、いづれかの便利な値であり得るこ とが理解される。好ましくは、pは≦20であり、そして最とも好ましくは≦10で ある。 単独で(ここでpは1である)、又は直鎖又は枝分れ鎖を形成するために一緒 に(ここでpは1よりも大きい)使用され得、そしていづれかの末端からリガン ドの残りに結合され得る結合基の例は次のものである:−CH2−,−CHR5−,−C R5R6−,−CH=CH−,CH−CR5−,−CR5=CR6−,−C≡C−、シクロアルキル 、シクロアルケニル、アリール(たとえばp−フェニレン又はヒドロキシ 置換されたp−フェニレン)、ヘテロシクロ、酸素、硫黄、−C(O)−,−NH− ,−HC=N−,−CR5=N−,−NR5及び−CS-;ここでR5及びR6はアルキル、 アルケニル、アルコキシ、アリール、5−又は6−員の窒素又は酸素含有複素環 式物、ハロゲン、ヒドロキシ又はヒドロキシアルキルから独立して選択される。 存在する場合、(A)p(いづれかの末端からリガンドの残りに結合される)の ための好ましい値は、アルキル、オキサ−アルキル、ヒドロキシアルキル、ヒド ロキシアルコキシ、アルケニル、アリールアルキル、アリールアルキルアミド、 アルキルアミド、アルキルアミン及び(アルキルアミン)アルキルである。 (A)pのための最とも好ましい値は次のもの(いづれかの末端からリガンドの 残りに結合される)から選択される:−(CH21-5−(特にメチル又はエチル) 、−CH2−CH=CH−CH2−,−(CH21-2−C(O)−NH−(CH21-3−,−C6H5− (CH21-2−,−(CH21-2−CH(OH)−CH2−,−(CH22−O−,−CH2CH( OH)CH2OCH2−,−CH2−C(O)−NH-CH-C6H5−,−(A′−O−A″)1-3及び −(A′−NH-A″)1-3;ここでA′及びA″は同じか又は異なったアルキル又 はアリール基であり、そしてC6H5はp−フェニレンである。金属錯体を形成するためのキット 錯体が使用される予定である部位で又はその近くで本発明の錯体を調製するこ とが便利である。放射性核種イオン自体以外の本発明の錯体を調製するために必 要とされる成分のすべてを含む単一の又は複数のバイアルキットは、本発明の構 成要素の一部である。 本発明の好ましい単一バイアルキットは、式Iのリガンド及び医薬的に許容で きる還元剤、たとえば第一錫塩の源を含んで成る。最とも好ましくは、さらに、 そのキットは上記のような錯体形成のための所望する値にpHを調整するために医 薬的に許容できる酸又は塩 基により緩衝される。キット内容物は凍結乾燥形で存在することが好ましい。そ のような単一バイアルキットは、場合によっては、交換リガンド、たとえばグル コヘプトネート、グルコネート、マンニトール、マレート、クエン酸又は酒石酸 を含むことができ、そしてまた、反応変性剤、たとえばジエチレントリアミンペ ンタ酢酸又はエチレンジアミンテトラ酢酸を含むこともできる。追加の添加剤、 たとえば溶解剤(たとえばα−,β−又はγ−シクロデキストリン)、酸化防止 剤(たとえばアスコルビン酸)、充填剤(たとえば塩化ナトリウム)が、最終生 成物の放射化学純度及び安定性を改良するために、又はキットの製造において助 力になるように使用され得る。 本発明の好ましい複数バイアルキットは、1つのバイアルに、上記のような不 安定放射性核種(特にTc(V))錯体を形成するために必要とされる、放射性核 種自体以外の成分、すなわち交換リガンド及び医薬的に許容できる還元剤、たと えば第一錫塩を含んで成る。使用される交換リガンドの量及びタイプ、及び還元 剤及び緩衝剤の量及びタイプは、形成されるべき交換錯体の性質に基づいて選択 され得る。本発明のリガンドIは、第2のバイアルに含まれ、さらに最適な値に pHを調整するのに適切な任意の添加剤、たとえば緩衝液もそれに含まれ得る。 単一バイアルキットは、放射性核種イオン、たとえばペルテクネテートの添加 に続いての使用のために用意ができている。複数バイアルキットは、交換リガン ド及び還元剤を含むバイアルへの放射性核種イオン、たとえばペルテクネテート の添加による使用のために用意ができており、そして不安定錯体の形成のために 適切な時間、待った後、このバイアルの内容物が、所望するリガンドの源を含む 第二バイアルに添加される。約1〜60分の反応時間の後、本発明の 錯体が形成される。この複数バイアルキットの両バイアルの内容物は凍結乾燥さ れることが好都合である。単一バイアルキットについて記載されるように、追加 の添加剤が、最終生成物の放射化学純度及び安定性を改良し、又はキットの生成 を助けるために使用され得る。 他方、複数バイアルキットは、1つのバイアルに所望するリガンド及び第2バ イアルに還元剤、たとえば第一錫イオンの源を含むことができる。ペルテクネテ ートは、リガンドを含むバイアルに添加され得、そして次に、第2バイアルの内 容物がラベリングを開始するために添加される。上記のように、リガンド、緩衝 pH及び還元剤の量及びタイプは、使用される所望するリガンドの性質に基づいて 選択され得る。再び、両バイアルの内容物は凍結乾燥されることが好都合である 。 本発明の化合物及び錯体のすべての立体異性体は、単独で(すなわち、他の異 性体を実質的に含まない)、一定の立体異性体の混合物として(たとえばラセミ 体として)、又はそれらの他のいづれかの混合物として本発明においては向けら れる。 次の例は本発明の特定の態様を例示するものであって、本発明を限定するもの ではない。 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−ヒドラゾン 10−オキシムの合成 A.3−クロロ−3−メチル−2−ニトロソブタン 2−メチルブト−2−エン(37ml、0.35モル)及びイソアミルニトリル(39.0 ml、0.29モル)の溶液を、四塩化炭素−ドライアイス浴において−10℃に冷却し た。濃縮された塩酸(35ml)を−5℃で1時間にわたって滴下した。その緑色の 溶液をさらに30分間撹拌した。沈殿された固体を濾過により分離し、冷エタノー ル(−20℃、3×10ml)により洗浄し、そして窒素の蒸気下で部分的に乾燥した 。真空下で2時間乾燥した後、白色固体21.8g(55%)を得た;mp.72〜74℃、1 H NMR(CDCl3)δ5.97(1,1H),1.68(s,3H),1.65(s,3H),1.50(d,3 H) B.3−ブロモ−3−メチル−2−ブタノン 無水四塩化炭素(200ml)中、臭素(450g)を、無水四塩化炭素(500ml)中 、イソプロピルメチルケトン(258g)の溶液に3時間にわたって滴下した。温 度を0℃で維持し、そして湿気を反応容器から排除した。添加の後、反応混合物 を室温で16時間撹拌した。四塩化炭素及び他の揮発物を50〜60℃でアスピレータ ー真空下で除去し、そして残留する暗色液体を、温度を100〜110℃にアスピレー ター真空下で高めることによって蒸留した。このようにして得られた黄色の液体 を、6インチの精留塔を用いて3度蒸留し、そして139〜142℃で煮沸する画分を 集めた。収量:206g;bp.139〜142℃。1H NMR(CDCl3)δ2.45(s,3H)及び1 .85(s,6H)。(Lit.Pfleiderer,W.;Zondel,H.Leibigs Ann.Chem.1966 ,99,3008)。 C.N−(3−アミノプロピル)−1−アミノ−1,1−ジメチル−2−ブタノ ン オキシム メタノール(250ml)中、化合物A(20.3g、0.15モル)の溶液を 、メタノール(100ml)中、1,3−ジアミノプロパン(50ml、0.60モル)の撹 拌溶液に0℃で滴下した。添加の完結の後、反応混合物を6時間還流した。メタ ノールを回転蒸発器上で除去し、そして水(100ml)を添加した。得られた白色 沈殿物を濾過により除去した。濾液を塩化ナトリウムにより飽和し、そしてジク ロロメタンにより抽出した(5×100ml)。組合された有機抽出物を無水硫酸マ グネシウム上で乾燥し、そして次に、減圧下で蒸発し、黄色の油状物を得た。ア セトニトリルによる結晶化により白色の結晶性固体として生成物を得た(12.96 g、50%);mp.70〜72℃。MS(CI):MS m/e(M+H)+=174。1H NMR(CDCl3) δ2.77(t,2H),2.48(t,2H),1.48(s,3H),1.63(m,2H),1.24(s,6 H)。 D.4,8−ジアザ−3,3,9,9−テトラメチルウンデカン−2,10−ジオ ン モノオキシム 化合物C(0.53g、3.06モル)及び化合物B(0.56g、3.39モル)を、無水ジ メチルホルムアミド(2ml)中、無水炭酸カリウム(0.47g、3.62mモル)の懸 濁液に添加した。その混合物を室温で窒素雰囲気下で18時間撹拌した。エーテル (30ml)を添加し、そしてその混合物を濾過し、沈殿された固体を除去した。溶 媒を真空下で除去し、そして得られる半固体物をヘキサンと共に粉砕し、無色の 結晶性固体として生成物を得た。収量:0.64g(81%);mp.71〜72℃;TLC〔 シリカゲル、ジクロロメタン;メタノール9:1〕Rf0.30。1H NMR(CDCl3)δ1 .24(2s,12H,gem-CH3),1.65(m,4H,NHCH2CH2),1.86(s,3H,N(OH)CC H3),2.18(s,3H,COCH3)及び2.45(t,4H,NHCH2);MS m/e(M+H)+=258 。 E.3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオ ン 2−ヒドラゾン 10−オキシム エタノール(3ml)中、化合物D(0.6g、2.34mモル)及びヒド ラジン水和物(0.31g、4.70mモル)の溶液を室温で18時間撹拌した。反応混合 物は、溶媒の蒸発の後、無色の結晶性固体として生成物を付与した。収量:0.6 g(95%);mp.125〜126℃;TLC〔シリカゲル、ジクロロメタン:メタノール 8:2〕Rf 0.21。1H NMR(CDCl3)δ1.22(2s,12H,gem-CH3),1.58(m,4H ,NHCH2CH2),1.76(s,3H,N(NH2)CCH3),1.86(s,3H,N(OH)CCH3),2 .41(m,4H,NHCH2)及び5.01(s,2H,NNH2);MS:(M+H)+=272;C13H30N5O (M+H)+についてのHRMS、計算値272.2540;実測値272.2457。C13H29N5O・0.14H2 Oについての分析。0.14ヘキサン:C,58.12;H,11.01;N,24.49。実測:C,5 8.14;H,11.18;N,24.29。 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−(2−メチルヒドラゾン) 10−オキシムの合成 メタノール(3ml)中、例1からの化合物D(0.5g、1.95mモル)の溶液を 、メチルヒドラジン(0.17g、3.70mモル)により処理し、そして15時間撹拌し た。真空下で揮発物の蒸発から得られたペーストをHClにより飽和されたメタノ ール(5ml)により溶解した。溶媒を除去し、そして得られた固体をメタノール −エーテルから再結晶化し、無色の結晶性固体としてトリヒドロクロリド塩生成 物 を75%の収率(0.42g)で得た;mp 175〜177℃。1H NMR(D2O)δ1.46(s,GH ,C(CH32);1.55(s,6H,C(CH32);1.85(s,3H,CCH3);2.06(m,2 H,CH2CH2CH2);2.14(s,3H,CCH3);3.01(s,3H,NHCH3);3.15(m,4H, NHCH3)。MS:(M+H)+=286。C14H32N5O(M+H)+についてのHRMS、計算値286.2 607;実測値286.2595。C14H31N6O・3HCl・0.60H2Oについての分析、計算値C,41 .46;H,8.75;N,17.27;Cl,26.22。実測値C,41.66;H,9.13;N,17.11;Cl ,26.18。 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−(2−フェニルヒドラゾン) 10−オキシム 無水メタノール(5.0ml)中、フェニルヒドラジン塩酸塩(0.425g、2.94mモ ル)及び水酸化ナトリウム(0.12g、3.0mモル)の溶液を0℃で1時間撹拌し 、そして濾過し、形成された塩化ナトリウムを除去した。この溶液を、メタノー ル(1ml)中、例1からの化合物D(0.5g、1.95mモル)に添加し、そしてそ の混合物を室温で15時間撹拌した。真空下で溶媒を蒸発した後、得られたペース トをヘキサンと共に粉砕し、そして形成された固体を分離し、そしてエーテルか ら再結晶化し、無色固体として60%の収率(0.40g)で生 成物を得た;mp 145〜146℃。1H NMR(CDCl3)δ1.22(s,6H,C(CH32);1. 30(s,6H,C(CH32);1.60(m,2H,CH2CH2CH2);1.89(s,3H,CCH3);2 .45(m,4H,NHCH2);6.96(s,2H,N=NH);6.82,7.08及び7.23(m,5H,C6 H5)。MS:(M+H)+=348。C19H34N5O(M+H)+についてのHRMS、計算値348.2763 、実測値348.2765。C19H33N5Oについての分析:計算値C,65.67;H,9.57;N,2 0.15。実測値C,65.81,H,9.88;N,20.19。 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−(2−ベンゾイルヒドラゾン) 10−オキシムの合成 安息香酸ヒドラジド(0.29g、2.13mモル)を、メタノール(3.0ml)中、例 1からの化合物D(0.5g、1.95mモル)の溶液に添加し、そしてその反応混合 物を室温で48時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、エーテルと共にその得られ たクリーム色のペーストを粉砕し、結晶性固体として生成物を得た。追加の精製 のために、前記化合物を逆相C18カラム(4.60×25cm)上に負荷し、そして4% アセトニトリル/H2O(0.1% TFA)により溶出した。化合物(分析HPLCにより分 析された)を有する画分を集め、そして凍結乾燥し、標記 化合物を無色の固体として得た。収量:0.41g(53%);mp.95〜96℃(ビス− トリフルオロアセテート塩)。1H NMR(D2O)δl.42 & 1.55(2s,6H,C(CH32 ),1.80 & 2.05(2s,6H,CCH3),2.12(m,2H,CH2CH2CH2),3.18(m,4H ,NHCH3)及び7.42,7.55 & 7.72(m,5H,C6H5)。MS:(M+H)+=376。C20H34 N5O2(M+H)+についてのHRMS、計算値376.2713。実測値376.2714。C20H33N5O2・ 2CF3COOH・1.26H2Oについての分析、計算値C,46.03;H,6.04;N,11.18。実測 値C,46.12;H,5.79;N,11.09。 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン ビスヒドラゾンの合成 A.4,8−ジアザ−3,3,9,9−テトラメチルウンデカン−2,10−ジオ 1,3−ジアミノプロパン(0.3g、4.0mモル)及び例1からの化合物B(1. 65g、10.0mモル)を、無水テトラヒドロフラン(10ml)中、無水炭酸カリウム (1.38g、10.00mモル)の懸濁液に添加し、そしてその混合物を窒素雰囲気下 で室温で18時間撹拌した。ジクロロメタンを添加し、そしてその混合物を10分間 撹拌し、そして濾過した。濾液を真空下で蒸発し、溶離としてジクロロメタン中 、2%メタノールを用いてシリカゲルカラム上で精製し、薄黄色の油状物を得た 。生成物を有する画分を組合し、そして溶媒を蒸発し、94%の収率(0.92g)で 無色の油状物として化合物Aを得た。1H NMR(CDCl3)δ1.88〔s,6H,C(CH32 〕,1.55(m,2H,CH2CH2CH2),1.85(bs,2H,NH),2.18(s,6H,COCH3) 及び2.40(m,4H,NHCH2)。MS:(M+H)+=243。 B.3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオ ン ビスヒドラゾン ヒドラジン水和物(0.4g、6.06mモル)を、メタノール(3ml)中、化合物A (0.50g、2.07mモル)の溶液に添加し、そしてその混合物を室温で18時間撹拌 した。溶媒を回転蒸発器上で除去し、そして得られたペーストを石油エーテルと 共に粉砕し(35〜60℃)、無色の固体を得た。その固体を単離し、そしてエチル アセテート−ヘキサンから結晶化し、80%の収率(0.45g)で生成物を得た;mp 95〜96℃。1H NMR(CDCl3)δ1.98(s,12H,C(CH32),1.55(m,4H,CH2CH2 CH2及びNHCH2),1.74(s,6H,NCCH3),2.40(t,J=7.0Hz,4H,NHCH2)及 び4.95(s,4H,NHH2);MS(M+H)+=271。C13H31N6(M+H)+についてのHRMS 、計算値271.2610。実測値271.2599。C13H30N6・0.44H2Oについての分析:計算 値:C,56.08;H,12.39;N,30.18。実測値:C,56.16;H,12.43;N,30.11。 3,3,8,8−テトラメチル−4,8−ジアザデカン−2,9−ジオン 2−(2−フェニルヒドラゾン) 9−オキシムの合成 A.N−(2−アミノエチル)−3−アミノ−3−メチル−2−ブタノン オキ シム 例1からの化合物(10g、73.8mモル)の溶液を、メタノール(10ml)中、1 ,2−ジアミノエタン(25g、416.7mモル)の撹拌溶液に0℃で滴下した。添加 の完結後、その混合物を室温で撹拌しながら一晩放置した。真空下でメタノール を除去し、薄黄色の油状物を得、これを水に溶解した。その溶液のpHを約11に調 整した。溶媒を真空下で除去し、そして残留物を酢酸エチルにより抽出した。有 機相を蒸発し、薄黄色の半固体を得、これをエーテルにより結晶化し、結晶性固 体として生成物を得た。収量:5.89g(50%);mp.65〜67℃。1H NMR(CDCl3 )δ1.22〔s,6H,C(CH32〕,1.87〔s,3H,C(=N)CH3〕,2.49(t,2H,C H2NH2)及び2.88(m,2H,NHCH2)。MS:(M+H)+=160。 B.4,7−ジアザ−3,3,8,8−テトラメチルデカン−2,9−ジオンモ ノオキシム 例1からの化合物B(1.14g、6.91mモル)及びK2CO3(0.95g、6.91mモル )を、無水ジメチルホルムアミド(5ml)中、N−(2 −アミノエチル)−1−アミノ−1,1−ジメチル−2−ブタノンオキシム(1. 0g、6.29mモル)の溶液に添加し、そしてその反応混合物を室温で15時間撹拌 した。ジクロロメタンを前記混合物に添加し、次にそれを10分間撹拌し、そして 濾過し、固体物質を除去した。真空下で溶媒を除去し、黄色のペーストを得、こ れをエーテル−ヘキサンから結晶化し、無色の固体として生成物を得た。収量: 1.15g(75%);mp.96〜97℃。1H NMR(CDCl3)δ1.25〔2s,12H,C(CH32 〕,1.87〔s,3H,C(=NOH)CH3〕,2.22〔s,3H,C(=O)CH3〕及び2.52(s ,4H,CH2NH)。MS:(M+H)+=244。 C.4,7−ジアザ−3,3,8,8−テトラメチルデカン−2,9−ジオン− 2−オキシム 9−フェニルヒドラゾン メタノール(5ml)中、化合物B(0.5g、2.06mモル)の溶液を、フェニル ヒドラジン・HCl(0.326g、2.26mモル)及び酢酸ナトリウム(0.30g、2.26m モル)により処理した。その反応混合物を室温で8時間撹拌した。溶媒の蒸発の 後、得られた黄色のペーストをジクロロメタン−ヘキサンから結晶化し、無色の 結晶性固体として生成物を得た;収量:0.25g(58%);mp.95〜97℃。1H NMR (CDCl3)δ1.98(s,12H,C(CH32),1.55(m,4H,CH2CH2CH2及びNHCH2) ,1.74(s,6H,NCCH3),2.40(t,J=7.0Hz,4H,NHCH2)及び4.95(s,4H,N NH2);MS(M+H)+=334。C18H31N5O・0.91H2Oについての分析:計算値:C,61 .79;H,9.45;N,20.02。実測値:C,61.84;H,9.05;N,19.97。 例7 例1,2及び3におけるリガンドの99mTc錯体の調製 例1,2及び3のリガンド(約1mg)を、塩溶液(1ml)、0.1Mの炭酸水 素ナトリウム(0.5ml)及びテクネチウム発生機用溶離剤(0.5ml)にそれぞれ別 々に溶解した。塩溶液中、飽和酒石酸錫(50 μl)を添加した。室温で約5分間放置した後、個々の錯体の放射化学純度(HP LCにより測定される場合;PRP-1 10μm、アセトニトリル/0.1MのNH4OAc pH 4.6〔70:30又は40:60のいづれか〕、1ml/分)は90%以上であった。 例8 例4におけるリガンドの99mTc錯体の調製 例4のリガンド(4.4mg)を、塩溶液(1ml)、0.1Mの炭酸水素ナトリウム(0 .5ml)及びテクネチウム発生機用溶離剤(0.5ml)に溶解した。塩溶液中、飽和 酒石酸錫(50μl)を添加した。その反応は室温で5分以下で完結した。標記錯 体の放射化学純度は、HPLC分析〔Nucleosil C8,60/40 ACN/0.02Mのリン酸ナ トリウム(pH7.4)、1ml/分〕により測定される場合、約85%であった。その 放射化学純度は、試験準備されたC18 Sep-Pak(Sep-PakTMプラス)上に反応混合 物を負荷し、50%エタノール/塩溶液2mlにより洗浄し、そして次に、エタノー ル1mlにより溶離することによって改良された。約30%の活性を、エタノール溶 液から回収した。エタノール中、精製された化合物の放射化学純度は97.6%であ った。 例9 例3におけるリガンドの99Tc錯体の調製 NaTc(O)(エチレングリコール)。(25.5mg、0.1mモル)をメタノール(5m l)に溶解し、そしてメタノール(5ml)中、例3のリカンド(34.7mg、0.1mモル )の溶液に添加した。その混合物を15分間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。 オレンジ色の油状残留物をジクロロメタンに溶解し、シリカゲルカラム上に負荷 し、そしてジクロロメタン中、5%メタノールにより溶離した。オレンジ色の生 成物を、ジクロロメタン/エーテル/ヘキサンにより再結晶化した。収量:11.2 mg(24%)。C19H30N5O2Tc・0.25CH2Cl2についての計 算値:C,48.10;H,6.40;N,14.57。実測値:C,48.30;H,6.28;N,14.25。 NMR(CDCl3):δ7.26(t),6.95(t),6.85(d),3.5(m),3.23(t),2. 40(s),2.30(s),1.66(s),1.45(s),1.43(s),1.42(s)。MS(FAB+ ):m/z=460(M+H),459(M),444(M+H-O)。IR(KBr):ν(cm-1):92 6(Tc=O)。 例10 例1におけるリガンドの99Tc錯体の調製 この化合物を、例9に記載の方法に従って調製した(収率:11%)。NMR(CDC l3).δ3.5(m),3.21(t),2.28(s),2.22(s),1.46(s),1.45(s) ,1.43(s),1.34(s)。MS(FAB+):m/z=384(M+H),383(M)。IR(KBr )ν(cm-1):920(Tc=O)。 例11 例4におけるリガンドの99Tc錯体の調製 エチレングリコール(30μl、0.55mモル)を、メタノール(1ml)及びテト ラブチルアンモニウム99Tc(O)Cl4(32.3mg、0.065mモル)の撹拌溶液に添加 した。次に、酢酸ナトリウム(0.75M、0.3ml)のメタノール溶液を滴下し、そ してその反応物を15分間撹拌した。その溶液は、テトラブチルアンモニウム〔Tc (O)(Eg)2〕の形成を示す濃紫色に変わった。メタノール(1ml)中、例4の リガンド(40.6mg、0.065mモル)を添加した。その反応混合物を室温で15分間 撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発した。カッ色の残留物を、ジクロロメタン5mlに 溶解し、2×5mlの水により洗浄し、そして無水硫酸水素ナトリウム上で乾燥せ しめた。ジクロロメタン溶液を約1mlに濃縮し、ジクロロメタン処理シリカゲル カラム(3/4″×4″)上に負荷し、そしてジクロロメタン中、2%メタノー ルにより溶離した。オレンジ色のバンドを集めた。生成物を−15℃でジクロロメ タン/エーテルにより再結晶化した。オレンジ色の結晶を濾 過により集め、3×1mlのエーテルにより洗浄し、そして真空下で乾燥せしめた 。収率は5.2mg(16%)であった。MS〔m/z(種)〕:(FAB+):488(M+H),4 70(M-OH);(FAB-):486(M-H)。1H NMR(CDCl3)δ8.10(m,2H,フェニル ),7.48(m,3H,フェニル),3.49(m,2H,CH2),3.41(t,2H,CH2),3.28 (t,2H,CH2),2.39(s,3H,CH3),2.28(s,3H,CH3),1.67(s,3H,CH3 ),1.51(s,3H,CH3),1.45(s,3H,CH3),1.44(s,3H,CH3)。IR(KBr )ν(cm-1):920(Tc=O)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07C 391/00 9450−4H C07F 13/00 Z C07F 13/00 7431−4C A61K 49/02 B 7431−4C C 8415−4C 43/00

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記一般式I: 〔式中、Qは基−(C(RR))m1−(Y1n−(C(RR))m2−(Y2−(C(RR))m3n1−であり,ここでY1及びY2はそれぞれ独立して、−NR−,−O−,−S −,−SO−,−SO2−又は−Se−であり;n及びn1それぞれ独立して0又は1 であり;そしてm1,m2及びm3はそれぞれ独立して0又は1〜4の整数であ り;但し、m1及びm2は両者とも0ではなく、m1+m2+n+n1は6より も少なく、そしてR基を担持する炭素原子は1つ以上のヘテロ原子に直接的に結 合されておらず; 個々のR及びR*基は独立して下記の基であり: (i) R1; (ii) アルコキシ; (iii) ヒドロキシ; (iv) ハロゲン; (v) ハロアルキル; (vi) −OR1; (vii) −C(O)−OR1; (viii)−C(O)−N(R12; (ix) −N(R12−; (x) −N(R1)−COR1; (xi)−アルキル−C(O)−OR1; (xii)−アルキル−C(O)−N(R12; (xiii)−アルキル−N(R12−; (xiv)−アルキル−N(R1)−COR1; (xv)−アリール−C(O)−OR1; (xvi)−アリール−C(O)−N(R12; (xvii)−アリール−N(R12−; (xviii)−アリール−N(R1)−COR1; (xix)ニトリル; (xx)アシル; (xxi)アシルオキシ; (xxii)複素環式基; (xxiii)ヒドロキシアルキル; (xxiv)アルコキシアルキル; (xxv)ヒドロキシアリール; (xxvi)アリールアルキル; (xxvii)−SO2−R1; (xxviii)−アルキル−SO2−R1; (xxix)−(A)p−Ra、ここでAは結合基であり、pは0又は正の整数であ り、そしてRaは生物活性成分に共有結合を形成できる生物活性成分又は反応基 であり;又は (xxx)結合される1又は複数の原子と共に取られる基のうち2種が、置換さ れていないか、又は上記(i)〜(xxix)の基から選択された1又は複数の基に より置換され得る、飽和又は不飽和化された、スピロ又は融合された炭素 環式環又は複素環式環を形成し; 個々のR1は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリー ルであり;そして G1及びG2はそれぞれ独立して、−OH又は−N(R22であり、但し、G1又は G2のうち少なくとも1種は−N(R22であり、ここで個々のR2は独立して、水 素、アルキル、アリール、アシル又は−(A)p−Raである〕で表わされる化合 物。 2.少なくとも1つのR2が水素である請求の範囲第1項記載の化合物。 3.n,n1及びm2が0であり、そしてR*が独立してH又はアルキル基で ある請求の範囲第1項記載の化合物。 4.n,n1及びm2が0であり、R及びR*が独立してH又はアルキル基で あり、そして少なくとも1つのR2が水素である請求の範囲第1項記載の化合物 。 5.Qが(CH22又は(CH23であり;残りのR及びR*基がCH3であり;G1 がOH又はNH2であり;そしてG2がNH2,NHCH3,NHC6H5又はNHC(O)C6H5である請 求の範囲第2項記載の化合物。 6.少なくとも1つのRが−(A)p−Raである請求の範囲第1項記載の化合 物。 7.下記群: 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−ヒドラゾン10−オキシム; 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−(2−メチルヒドラゾン)10−オキシム; 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−(2−フェニルヒドラゾン)10−オキシム; 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2 ,10−ジオン2−(2−ベンゾイルヒドラゾン)10−オキシム; 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン ビスヒドラゾン;及び 3,3,8,8−テトラメチル−4,8−ジアザデカン−2,9−ジオン2− (2−フェニルヒドラゾン)9−オキシム から選択される請求の範囲第1項記載の化合物。 8.請求の範囲第1項記載の化合物及び金属を含んで成る錯体。 9.下記式I: 〔式中、R及びR*基は上記の通りであり;そしてMはその満たされていない配 位部位に他の補リガンドW1,W2又は両者を任意に有することができる放射性又 は非放射性金属である〕で表わされる錯体を有する請求の範囲第8項記載の錯体 。 10.前記金属がテクネチウム又はレニウムである請求の範囲第9項記載の錯体 。 11.下記式: 〔式中、M1はテクネチウムである〕で表わされる構造を有する請求の範囲第8 項記載の錯体。 12.テクネチウムが、下記群: 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−ヒドラゾン10−オキシム; 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−(2−メチルヒドラゾン)10−オキシム; 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−(2−フェニルヒドラゾン)10−オキシム; 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン 2−(2−ベンゾイルヒドラゾン)10−オキシム; 3,3,9,9−テトラメチル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン ビスヒドラゾン;及び 3,3,8,8−テトラメチル−4,8−ジアザデカン−2,9−ジオン2− (2−フェニルヒドラゾン)9−オキシム から選択された化合物により錯化される請求の範囲第8項記載の錯体。 13.請求の範囲第8項記載の錯体をその必要な対象に投与し、そして前記対象 をイメージングすることを含んで成る診断方法。 14.前記錯体の金属がテクネチウムである請求の範囲第13項記載の方法。 15.請求の範囲第8項記載の錯体をその必要な対象に投与することを含んで成 る、疾病の処理方法。 16.請求の範囲第1項記載の化合物及び医薬的に許容できる還元剤を含んで成 るキット。 17.前記キットが、請求の範囲第1項記載の前記化合物及び前記還元剤を含む 単一バイアルを含んで成る請求の範囲第16項記載のキット。 18.第一及び第二バイアルを含んで成るキットであって、前記第一バイアルが 請求の範囲第1項記載の化合物を含み、そして前記第二バイアルが医薬的に許容 できる還元剤を含むことを特徴とするキット。
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