JPH07500483A - 組換え体抗コクシジアワクチン - Google Patents

組換え体抗コクシジアワクチン

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JPH07500483A JP3507298A JP50729891A JPH07500483A JP H07500483 A JPH07500483 A JP H07500483A JP 3507298 A JP3507298 A JP 3507298A JP 50729891 A JP50729891 A JP 50729891A JP H07500483 A JPH07500483 A JP H07500483A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 16、上記細胞力吠腸菌(E、coli)細胞である、請求項11記載の形質転 換細胞。
17 上記DNA分子を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件下で請求 項7記載の形質転換細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチドの製造方 法。
18、上記組換え体DNA分子を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件 下で請求項8記載の形質転換細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチド の製造方法。
19、ATCC寄託番号第68537号として寄託させている組換え体細菌プラ スミド中の唯一のpBR322由来のEco[I部位に挿入されたDNA配列を 発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件下で請求項9記載の形質転換細胞 を生育させることからなる、免疫原性ペプチドの製造方法。
20、上記組換え体DNA分子を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件 下で請求項10記載の形質転換細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチ ドの製造方法。
21、上記DNA分子を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件下で請求 項11記載の形質転換細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチドの製造 方法。
22、ATCC寄託番号第68450号として寄託させている組換え体バク刊オ ファージの唯一のラムダgtl+由来のEcoRT部位に挿入されたDNA配列 を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件下で請求項12記載の形質転換 細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチドの製造方法。
23、上記生育培地がら上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項17記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
24、上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項18記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
25 上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項1つ記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
26 上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項20記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
27、上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項21記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
28、上記生育培地から1北免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項22記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
2つ、請求項1記載のイントロンを含まないDNA分子によりコートされている ペプチドであって、配列番号1のアミノ酸配列を有する上記ペプチドに特異的に 免疫反応するモノクローナル抗体。
30、請求項2記載のDNA分子によりコードされているペプチドに特異的に免 疫反応するモノクローナル抗体であって、上記ペプチドがATCC寄託番号第6 8537号として寄託されている組換え体細菌プラスミド中の唯一のpBR32 2由来のEcoRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチ ドに相当する、上記モノクローナル抗体。
31 請求項3記載の組換え体細菌プラスミド中の唯一のpBR322由来のE c o RI部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチドに特 異的に免疫反応するモノクローナル抗体。
32 請求項4記載のDNA分子によりコードされているペプチドに特異的に免 疫反応するモノクローナル抗体であって、上記ペプチドがATCC1託番号第6 8450号として寄託されている組換え体バクテリオファージ中の唯一のラムダ gtll由来のEcoR1部位に挿入されたDNA配列によりコードされている ペプチドに相当する、上記モノクローナル抗体。
33、請求項5記載のDNA配列によりコードされているペプチドに特異的に免 疫反応するモノクローナル抗体。
34、請求項6記載の組換え体バクテリオファージ中の唯一のラムダgtlI由 来のEcoR1部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチドに 特異的に免疫反応するモノクローナル抗体。
35、請求項2つ記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
36 請求項30記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
37、請求項31記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
38、請求項32記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
39 請求項33記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
40 請求項34記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
41、請求項2つ記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原性ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
42、請求項30記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物643、請求項3 1記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなるワクチン組成物 であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質以外のEime ria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
44 請求132記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
45 請求項33記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
46、請求項34記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
47、免疫原生ペプチドを主要成分として含むワクチン組成物であって、上記ペ プチドは配列番号1のアミノ酸であって、かつ、Eimeria種に感染したニ ワトリの血清中の抗体に特異的に免疫反応する、上記組成物。
48、請求項2記載のDNA分子によりコードされている免疫原生ペプチドを含 むワクチン組成物であって、上記ペプチドがATCC寄託番号第68537号と して寄託されている組換え体細菌プラスミド中の唯一のpBR322由来のEc oR1部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチドに相当する 、上記組成物。
4つ、請求項3記載の組換え体細菌プラスミド中の唯一のpBR322由来のE Co R1部位に挿入されたDNA配列によりコードされている免疫原生ペプチ ドを含むワクチン組成物。
50、請求項4記載のDNA分子によりコードされている免疫原生ペプチドを含 むワクチン組成物であって、上記ペプチドがATCC寄託番号第68450号と して寄託されている組換え体バクテリオファージ中の唯一のラムダgtll由来 のEcoRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチドに相 当する、上記組成物。
51、請求項5記載のDNA配列によりコードされている免疫原生ペプチドを含 むワクチン組成物。
52 請求項6記載の組換え体バクテリオファージ中の唯一のラムダgt11由 来のE c o R1部位に挿入されたDNA配列によりコードされている免疫 原生ペプチドを含むワクチン組成物。
53 請求項47記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリへの接種法。
54 請求項48記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリへの接種法。
55、請求項4つ記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリへの接種法。
56、請求項50記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリへの接種法。
57 請求項51記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリへの接種法。
58、請求項52記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリへの接種法。
59 上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項53記載の 接種法。
60 上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項54記載の 接種法。
61 上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項55記載の 接種法。
62、上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項56記載の 接種法。
63、上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項57記載の 接種法。
64、上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項58記載の 接種法。
浄書(内容に変更なし) 明細書 組換え体技コクシジアワクチン 元型り分野 本発明は、組換えペプチド抗原から成る抗コクシジアワクチンに関するものであ る。
一期の背景 コクシジウム症(Coccidiosis)は広範囲にみられる病気であり、家 禽類産業に対して重大な経済的損害を与える。胎内への侵入による感染はアメリ カ属(Eimeria)の単独または複数の種によるものである。これらの寄生 虫は鳥類の消化管に侵入し、体重増加の減退、腸および盲腸の障害、色素脱失、 栄養変換の低下をもたらす。この病気が与える家禽類産業の経済的損害は年間3 億ドルにのぼると計算されている(H,D、ダンフォース、PCオーゲスティン (Danforth、H,D、& Augustine、P、C,)、1985 年、[ハイブリドーマ抗体と組換えDNA技術を用いた原虫類ワクチンの開発J アビアン・ディシーズ(Avian Disease)誌30巻: 37−42 )、今日コクシジアの不活化および殺虫の薬剤によりこの病気に対処することで 、さらに年間1G!ドルの生産コストの上昇が家禽類産業において生じている。
現在市販されている抗コクシジア蘂剤に対して耐性を獲得しつつあることから、 免疫学的技術によるこの寄生虫に対するワクチンの開発が、様々なグループで研 究されている。
コクシジア寄生虫の細胞表面の特定の領域にはっきりとした抗原特性があること が示されている(ダンフォース等、1985>。サブユニット法が、様々な抗原 に対するある程度の免疫あるいは完全な免疫を誘導するのに有効な方法であると 示されたことから、アイメリアの抗原性領域を分子レヘルで操作することで宿主 の免疫反応を高める手法が、抗コクシジアワクチンの作製方法として検討されて きた。
アイメリア属の細胞表面蛋白質をそのまま単離して、ワクチンの効力を特定し検 討できるだけの十分量を得ようとする場合、材料の供給に困難をきたすことは避 けられない。そこでこの抗原蛋白質をコードする遺伝子をバイオテクノロジーの 手法により単離し、組換え抗原蛋白質を宿主となる細菌や酵母細胞で大量に生産 させる系が利用されている。組換え抗コクシジアワクチンについては現在多くの グループで研究されている。これらのワクチンの多くについて、腸障害または胞 子原虫嚢胞体の排泄を抑える作用を持つことが、実験的な研究で示されている。
これらの研究者がそれぞれの蛋白質を合成した際には同じ組換え技術と方法を用 いたが、各ワクチンが異なるものであることは、異なる組換え抗原のアミノ酸配 列をもとに統計的確立を計算すれば示すことができる。
ダンフォース等(1985)が発表したのは、アイメリア属の特定の種の感染に よるコクシジウム症をある程度防ぐような組換え体コクシジア蛋白質である。
この記事ではこの蛋白質がコクシジアの他の種に対しても交差して作用し感染を 防ぐかについては述べられていない。
キム(Kim)等(1989、インフェクションアンドイミュニティ(Infe ctionand Immunity)誌、57巻、2434−40頁)の報告 はアイメリア アセルブリナ(Eimeria acervu I 1na)の 分裂小体のクローン化された9250表面抗原に関してである。クローン化され た抗原をもつ大腸菌形質転換体を接種することで、ある程度感染を防ぐことがで きた。
多ローン化された抗原遺伝子は、最初プラスミドを保持していた大腸菌がもはや 生育しなくなっても、腸内菌相で維持されていた。
ミラー(Mi I l e r) (1989、インフェクションアンドイミュ ニティ誌、57巻、2014−20頁)はアイメリア・テネラ(Eimenri a tenella)の蛋白質について発表している。この蛋白質はアイメリア ・アセルブリナ(Eimeria acervulina>の分裂小体に対する 抗体を用いて −同定された。このクローン化された蛋白質の遺伝子を持った大 腸菌組換え体が生育していると、感染はある程度抑えられる。
クラーク(C1arke)等(1989、モレキュラーアンドバイオケミカルパ ラザイトロジ−(Molecular and Biochemical Pa rasitology)誌、22巻、79−87頁)はアイメリア・テネラのか なりの数の抗原をコードするDNA配列を、免疫血清を用いて遺伝子ライブラリ ーを直接スクリーニングすることで単離したと報告している。これらの抗原が感 染を抑えるかどうかに関しては、何も報告されていない。
メルク社(Merck & Co)によるオーストラリア特許出願(AU−A2 8542/89)はアイメリア・テネラの組換え蛋白質抗原について公表してい る。またこうした抗原の少なくとも一つの配列を公表している。
ソルベーアンドシー社(Solvay and C1e)によるオーストラリア 特許出1II(AU−A65869/86)はアイメリア テネラ、アイメリア ・ネカトリクス(Eimeria necatrix)、アイメリア・マキシマ (Eimeria maxima)に対する免疫を付与するクローン化された抗 原について発表している。この抗原はジスルフィド結合により結ばれた2本のポ リペプチドから成り、それぞれのペプチドは17,000.8,000の分子量 を持つ。
ジェネックス社(Genex Corporation)の国際特許出願(国際 公開番号9010 O403)はトリコクシジアから発見された抗原蛋白質をコ ードする遺伝子のクローン化について公表している。公表されたのはコクシジア に対する抗体と免疫反応を起こす7種の異なる配列である。
アクゾN、V、(Akzo N、V、)による欧州特許第0349071号は家 禽類の免疫に用いることができるアイメリア属のポリペプチドについて公表して いる。このペプチドのクローンはアイメリア・アセルブリナ、アイメリア・テネ ラから単離された。
F ホフマン ラ・ロッヘAG(F、Hoffman−1a RocheAG) による欧州特許第0344808号はコクシジウム症を防ぐのに用いることがで きるクローン化された抗原について公表し、抗原の配列も記している。
メルク社による欧州特許第0324648号ではアイメリア・テネラのA、C, F、Hの各抗原グループをコードする遺伝子のクローン化が公表されている。
鬼明Q慝票 コクシジウム症に対するワクチンの開発が本発明の目的である。このワクチンは 新規のエピトープから成るペプチド免疫原を含む。
この抗原の単純で効率的な生産法を開発することも、本発明の目的である。
鶏のコクシジウム症を防止するための方法の開発もまた、本発明の目的として加 えられる6 本発明が規定するワクチン合成物は、ラムダgt11バクテリオファージ上の単 一のEcoR1部位に挿入されたDNA配列(ATCC寄託番号第68450号 に寄託)、あるいは組換え細菌プラスミドp BR322上の単一のEcoRI 部位に挿入されたDNA配列(ATCCW託番号第68537号に寄託)に一致 する組換えDNAを発現させて産生じた免疫原性ペプチド、もしくはこれらの配 列にコードされたエピトープを含むペプチドからなる。
本発明はまた望みのエピトープを含むペプチド免疫原を産生ずる方法、すなわち ラムダgt11組換えバクテリオファージ上の単一のECoRI部位に挿入され たDNA配列(ATCC寄託番号第68450号に寄託)、あるいは組換え細菌 プラスミドpBR322上の単一のEcoRI部位に挿入されたDNA配列(A TCC寄託番号第68537号に寄託)とアミノ酸配列が一致するペプチドをコ ードしたDNA配列に関して、これを含むDNA分子を用いて宿主菌を形質転換 し、これが発現するよう形質転換細胞を生育させることも規定する。
本発明はさらにアイメリア属の寄生虫種が感染した鶏が産生ずる抗体と特異的に 免疫反応を起こす新規のペプチドをコードするような、イントロンのないDNA 配列の開発を規定する。このペプチドは配列番号1として記載したアミノ酸配列 を含む。
本発明は上記に加え、鶏に本発明のワクチンを投与することにより、鶏にコクシ ジウム症に対するワクチン接種を行う方法も規定する。
アイメリア・マキシマのメツセンジャーRNAがら免疫原蛋白質をコードするc DN^DNA配列、クローン化した。この免疫原蛋白質は、鳥類のワクチン接種 に用いるとコクシジアの殺虫および/あるいは不活化の効果を与える抗原決定基 を単数または複数持つ、このワクチンは在来のワクチンに比べ、アイメリア属の 複数の寄生虫種に対してより高い効力と交差反応性を持つ。
羽井用」μ1朋 ここに示す発明の実施に用いられるのは、特に示さない限り、当該分野の技術の 範囲内でよく用いられる分子生物学、微生物学、取換えDNA手法である。こう した技術については文献で十分に説明されている。たとえばサムプルツク(Sa mbrook)等の[モレキュラークローニング・実験室マニュアル」(198 9)、rDNAクローニング:実施のアプローチ」I、■巻(D、N。
グローバー(D、N、Glover)li、1985)、「オリゴヌクレオチド の合成、(M、J、ガイド(M、J、Ga1t)綱、1984)、「核酸ハイブ リダイゼーショn」 (B、D、ハメス、S、J ヒギンス(B、D、Hame s & S。
J、Higgins)II、1985)、「転写と翻訳J(B、D、 ハメス、 S、J。
ヒギンス編、1984)、「動物細胞培養、(R,1,フレシュニー(R,I  。
Freshney)綱、19861r固定した細胞と酵素J(IRL出版、19 86)、B、パーパル(B、Perbal)の[モレキュラークローニングのた めの実践的ガイドJ (1984>を参照されたい。
定−菩 ここに示す発明の記述において以下の術語を用いるが、その陛下に述べる定義に 従う。
「組換えDNAJは2つ以上の生物種から得られたDNA配列を含むDNA分子 である。
あるDNA配列が他のDNA配列と「一致する」のは、この二つの配列が同一の アミノ酸配列をコードする場合である。
あるアミノ酸配列が他のアミノ酸配列と「一致する」のは、前者の配列のアミノ 酸の位置の少なくとも75%を、後者の配列と同一のアミノ酸残基が占めている 場合である。望ましいのはアミノ酸の存在位置の90%が同一である場合で、も っとも望ましいのはアミノ酸の存在位置の95%が同一である場合である。また 2つのアミノ酸配列間の相違が保存された置換だけであるならば、この2つの配 列は互いに一致するとみなす。
「保存されたアミノ酸置換」とは、ある配列のアミノ酸残基が同じ性質の他の残 基で置換されること、すなわち結果として生じるペプチドの二次構造、三次構造 がほとんど同一であるような置換である6互いに保存された置換とされるアミノ 酸の組み合せは、当該分野に一般に従事する者にはよく知られている。
ペプチドがある抗体と「特異的に免疫反応する」とは、この抗体の抗原結合部位 にペプチドが結合する場合である。
「免疫原性ペプチド」とは、動物に注射投与した結果、このペプチドに特異的に 免疫反応する抗体産生能をこの動物で向上させるペプチドである。
「交差反応ペプチド」とは抗体上の同一の抗原結合部位を競合するペプチドであ る。あるペプチドが抗体と結合すると一方のペプチドが結合できない場合、この 2つのペプチドは交差反応しているといえる。
本発明において「はぼ精製されたペプチド」とは、実質的にコクシジアの他のペ プチドを含まないものを指す、もっとも単純には、本発明のコクシジア蛋白質を 組換え宿主細胞で発現させることで、こうしたペプチドを得られる。またこれと は別に本発明の抗体を用いれば、本発明のコクシジア蛋白質を免疫親和性により 精製することができる。
旦NΔ配列 ここに示す発明はコクシジウム症に対するワクチンに関するものである。このワ クチンには免疫原組換えペプチドが含まれ、これまで知られていないエピトープ がこのペプチド中に存在する。このエピトープはアイメリア属の多くの生物種の エピトープと交差反応する6本発明では組換えペプチドをコードするDNA配列 を持った形質転換細胞も提供する。
ワクチンの免疫原ペプチドをコードするcDNA配列を得る際には、まずアイメ リア属コクシジアの分裂小体からメツセンジャーRNAを単離した。メツセンジ ャーRNAを逆転写酵素の鋳型としてcDNAを合成した。cDNAを制限酵素 EcoRIにより消化し、プラスミドベクターpBR322にショットガン法で クローン化した。コンピテント状態にある大腸菌細胞HBIOIをこのクローニ ングベクターにより形質転換した。また同時にEcoRrにより消化したcDN Aをラムダgtl+バクテリオファージ上のEcoRI部位にライゲーションし 、大腸菌Y1088およびY1090をこのベクターで形質転換した。形質転換 体のコロニーを選択培地上に播き、アイメリアの胞子原虫嚢胞体を感染させたト リから調製したポリクローナル抗血清を用いて、目的のcDNA配列を含むコロ ニーを単離した。陽性のクローンについては増殖させ、組換え蛋白質の有無につ いてウェスタンプロット解析により検定した。pBR322ライブラリーから単 離された1(II!の陽性クローンに含まれていたcDNAがコードする組換え ペプチドは、これまで知られていないエピトープであることがわかった。この配 列はrPVl−89と命名され、アメリカンタイプカルチャーコレクション(A TCC)にATCC寄託番号第68537号として寄託された。同様のクローン はラムダgtl+ライブラリーからも単離され、rBPl−2と命名され、AT CC寄託番号第68450号として寄託された0本発明の抗原ペプチドをコード するDNA配列は、寄託されたクローンをEcoRI消化することにより単離す ることができる。
本発明のDNA配列を含むクローンの単離は、当該分野に一般的に従事する者が よく知られた方法により行うことが可能である。たとえばアイメリアDNA配列 のライブラリーを任意のベクターに横築しくたとえばサムプルツク等を参照)、 ・rBPl−2、rPVl 89から単離したcDNA配列をプローブとしてハ イブリダイズさせることによりクローンを選択することができる。また配列番号 1をコードする縮重した一連のDNAプローブを作製し、このプローブとのハイ ブリダイゼーションによってライブラリーからクローンを選択することもできる 。
選択したクローンから単離したDNAは発現ベクターにサブクローン化し、この ベクターで形質転換した細胞が発現する蛋白質については、後で述べる方法によ り調製された本発明の組換え蛋白質に対する抗体との免疫反応性、アイメリアで 感染させたトリの血清との免疫反応性を前述のように検定するのが望ましい、こ こに記した内容の程度を考えれば、こうしたサブクローニングは当該分野の一般 的な従事者がその技術で容易に行うことができるものといえる。免疫反応性の組 換えペプチドを発現するクローンは、以下に示すようにワクチンの調製に用いる ことができる。本発明のDNA配列のアミノ酸コーディング領域は、寄託された ベクターのコーディング領域より長くしたり短くすることができる。ただしこの 場合には、このDNA配列により発現される組換えペプチド中に少なくとも1つ のエピトープが残されて、寄託された菌株が産生するアイメリアのペプチドと特 異的に免疫反応を起こす抗体に対してこのエピトープが交差反応しなければなら ない、rBPl−2、rPVl−89の全配列または部分配列と一致するDNA 配列を持ったクローンの選択、調製は、当該分野に一般に従事する者のなせると ころであり、その際にはよく用いる分子生物学の手法とともに、本明細書に示さ れた情報と、自由選択であるがATCC寄託番号第68450号またはATCC 寄託番号第68537号として寄託された形質転換細胞を併用すればよい。
徂携え俸員皇ヌ rBPl−2、rPVl−89によりコードされる組換えアイメリア蛋白質は陽 性形質転換体コロニーの細菌eutaから単離し、硫酸アンモニウム分画とイオ ン交換クロマトグラフィーにより精製した1組換えアイメリア蛋白質の分子量が およそ45−65キロダルトンであることを、ドデシル硫酸ナトリウムを用いた ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)により決定した0本発明 の組換え蛋白質のアミノ末端のアミノ酸配列は、配列番号1として記載した配列 と一致する。このアミノ末端の配列は他の既知のアイメリア蛋白質のいかなる配 列とも異なっており、本発明で寄託されたクローンに挿入されているDNA配列 は、これまで当該分野で知られていないペプチドをコードしていることが示され た。
精製した組換え蛋白質を特定の病原を持たない鳥類に投与し、後にこの鳥類にア イメリア属の様々な寄生虫種の感染を試みた1組換え蛋白質を用いたこのワクチ ン接種は、アイメリア属の広範な種にわたって感染を防止した。この組換え蛋白 質は、たとえばアイメリア・テネラ(E、tene I Ia) 、アイメリア ・ミティス(E、m1tis)、アイメリア・マキシマ、アイメリア・プルネッ テイ(E、brunetti)、アイメリア・アセルブリナ、アイメリア・プレ コックス(E、praecox)のそれぞれに特異的な免疫反応を示す抗体全て と反応する。従って本発明のペプチドは、アイメリア属の多くの種にみられる表 面蛋白質と広範な交差反応性を持つ新規の抗原である。この性質はこれまでに得 られたペプチド抗原が概して1つの種のみと反応するだけであるのとは対照的で ある。
本発明の組換え蛋白質に一致するポリペプチドは、発現ベクターに前述のアイメ リアのライブラリーから選択したクローンのDNAをのせて、これを用いて細胞 を形質転換し、この形質転換体から得ることができる6適当な発現ベクターと宿 主細胞の系は当該分野に一般に従事する者にはよく知られており、またたとえば サムプルツク等の書(1989)に記されている。ペプチドの調製は、形質転換 した細胞をクロー化したDNAが発現する条件下で増殖させることにより可能で ある。らちろん発現されるペプチドは、これが交差反応する限りにおいてはrB P−1ペプチドやrPVl−89ペプチドよりも長くても短くても構わない。
選択した発現ベクターに応じて、ペプチドを融合蛋白質として、あるいは分泌さ れたり細胞内部に保持される成熟蛋白質として、また封入蛋白質として発現させ ることが可能である。目的のペプチドの培養液からの回収はよく知られた方法に よる。すなわち遠心分離、濾過、抽出および同種の操作であり、細胞の破壊を伴 ったり伴わなかったりする。いずれにせよペプチドがどのように発現されている かによって決まる。目的とするペプチドの粗抽出水層や懸濁液中での濃度を高め るには、当該分野に一般に従事する者にはよく知られた蛋白質抽出法による。適 当な方法を実施例に示した。
え蛋 に 異 な抗 本発明の組換えペプチドに特異的に反応する抗体は、当該分野に従事する者には 容易に理解できる様々な方法(たとえばサムプルツク等を参照)に従って調製で きる。コクシジウム症にかかった鶏の血清を抗体の材料とすることが可能である 。たとえばATCC寄託番号第68450号として同定されるラムダgtllバ クテリオファージ上の、単一のECoRl部位から回収されたDNA配列を用い て形質転換した細胞を利用して、血清から選択的に結合するものを抽出すること により、抗体を精製することがてきる。あるいはまた上で述べた方法で得られた 組換え蛋白質を動物に抗原として注射投与することにより、ポリクローナル抗体 を産生させることもできる。この結果生じた抗血清を直接使用したり、既に述べ た方法で精製して使用することが可能である。
さらに別の方法としては、蛋白質と特異的に免疫反応を起こすモノクローナル抗 体を、よく知られた手法(たとえばコーラ−、ミルスタイン(Kohler&  Mi l5tein)、1976、ヨーロピアンジャーナルオブイミュノロジ( Eur、j、Immuno 1.)誌6巻:611頁を参照)で調製することが 考えられる。この場合には本発明のペプチドを抗原として用いたり、抗体の選択 に用いたり、またはこの両者に用いることになる。様々な方法を用いて本発明の 組換え蛋白質に特異的に免疫反応を起こす抗体を調製することが可能であり、こ うした方法は当該分野に一般に従事する者には容易なものである。
組換え抗コクシジアワクチン 組換えペプチドを含むワクチン組成物は、当該分野に一般に従事する者によく知 られた標準的な方法により調製できる。この一つを具体的に示せば、本発明で開 発されたDNA配列を発現する組換え系で免疫原ペプチドを生産し、これを単離 することが考えられる。たとえば目的の外来遺伝子を持つ細菌細胞を大容量の培 養装置で培養し、遠心分離により集菌し細胞を高圧下でホモジナイズすることな どにより破壊する。生じた細胞粗抽出物を適当な希釈’?li(実施例で用いら れているようなもの)に再懸濁し、濾過することで抗原の水層懸濁物を得る。組 換え蛋白質は粗調製の状態でも投与することが可能である。たとえば0.1Mリ ン酸v11!i液(pH7,4>で50−500μs/mlに希釈し、滅菌され た0、22ミクロンのフィルターを通して投与すればよい。
だが蛋白質の粗調製液は投与する前に、イオン交換クロマトグラフィー、親和性 クロマトグラフィー、または他の抽出手法を用いた調製により、組換え蛋白質の 濃度を高めておくことが望ましい、さらに必要であればカラムクロマトグラフィ ーやゲル電気泳動などを含めたクロマトグラフィー精製や濃縮の操作を行う。
コクシジウム症にかかった鶏の血清から調製した抗体から成る親和性カラムを用 いて、精製するのがもっとも望ましい、調製系の温度、pH1酸素飽和、栄養要 求性などの諸条件は、用いる装置と細胞の種類により変化するが、最適な条件は 普段の実験から自ずと決定される。この方法を用いれば、治療効果の評価および 実際の治療に必要な組換え蛋白質を大量に作製することができる1組換えへプチ ド抗原の調製および投与の方法については、ここに参考文献として掲げた欧州特 許第0344808号にも示されている。
本発明のワクチンは鶏(Gallus domesticus)をコクシジウム 症の感染から守るのに使用することができる。ワクチンの投与はよく知られた方 法で行うことができる。たとえばワクチン水溶液に補助薬を加えたものまたは加 えないものを、筋肉注射あるいは皮下注射、腹膜注射により投与すればよい。
他に考えられる方法としては、ワクチンを「生ワクチン」として投与する、すな わちペプチド免疫原をコードするDNA配列を伝染性上皮腫ウィルスや改変した ウィルスなどのウィルスゲノム上に挿入し、これを防疫する鶏の集団に感染させ ることが挙げられる。こうした「生の」ワクチンの調製と投与についてはここに 参考文献として揚げた国際特許出III(PCT/US89102918>に記 されている〈特に6頁を参照)。もう一つの「生ワクチン」法は、正常な腸内細 菌相を望みのペプチド抗原をコードするDNAで形質転換し、目的とする集団に 投与する方法である。これについてはここに参考文献として揚げた欧州特許第0 324648号に記されている。
本発明は、細胞が生きている、「破壊されている」を問わず、アイメリア細胞全 体からのワクチン合成物の作製を意図するものではない。なぜならそうしたワク チンは、アイメリア細胞の細胞抽出残存物による鳥類の感染の危険性を伴うもの だからである。本発明のワクチンはアイメリア蛋白質と交差反応する一種または 複数の免疫原ペプチドを含むものであり、しかも他のアイメリア蛋白質をほとん ど含まれていない。免疫により産生される抗体はアイメリア細胞の表面に存在す る蛋白質とまず容易に反応すると考えられるから、このワクチンはアイメリアの 細胞表面蛋白質と交差反応するペプチドからなり、アイメリアのすべての非表面 局在性蛋白質がほとんど除かれている、と表現するのが適切であろう。
また本発明は1穫以上の免疫原を含んだワクチンの作製を意図している。このよ うなワクチンは2種以上の異なるペプチドを含み、これらのペプチドがそれぞれ アイメリア属の生物種の細胞表面にある異なる蛋白質のエピトープと交差反応す ることになろう、こうした異なるペプチドのそれぞれが、アイメリア属の少なく とも二つの異なる寄生虫種の表面蛋白質それぞれと交差反応することが望ましい 。もっとも望ましいのは、免疫原ペプチドのうち少なくとも一つが、rBPl− 2上の組換えDNA配列によりコードされるペプチドと交差反応する場合である 。なぜならこのペプチドはアイメリア属の多数の異なる生物種に存在する表面蛋 白質と交差反応すると考えられるからである。
以下に示す実施例は本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を制限す るものではなく、本発明の範囲は請求の範囲によってのみ限定される。
実施例1−抗血清の調製 特に病原体を有さない各鳥に約50.000−75.000の胞子形成したE。
maximaの接合子*(oocyst)を経口で与えた。投与14日後、冬鳥 から5ccの全血を上腕静脈穿刺(brachial venapunctur e)により採集したにの唾液を集め、37℃で30〜45分間インキュベートし 。
4℃で60分間冷却し、つぎに3000rpmで1o分間遠心して免疫反応性が 高い抗血清を得た。血清中の脂質は、血清と等量の脂質除去溶液(LipidC learing Solution)(Beckman Company、Fu l 1erton、CA)を加えて10秒間ポルテックスして除去した。この溶 液をつぎに3000rpmで2分間遠心して脂質が除去された上層をアスピレー シヨンて回収し、結合パンファーと1:1に希釈した。つぎに抗体を組換え体プ ロティンAキット(Beckman Company、Fu l 1erton 、CA)を用いて業者のプロトコールに従って精製した。希釈した血清を組換え 体プロティンAカラムにのせて溶出させ、つぎに10m1の結合パンファーで洗 浄した。
このプロティンAカラムをつぎにバッファー交換管につないで5mlの溶出液を カラムに加え、0.5mlから1mlのフラクションを回収した。さらに交換バ ッファー(0,1M生理食塩水)をカラム装置に通し、抗体を完全に溶出させた 。
抗体を含むフラクションは280nmでの吸光度から同定した。適当なフラクシ ョンを集めてキットに3まれる試料濃縮カラムで濃縮した。このステップにおけ る典型的な濃度は0.2−2.0mg/mIの範囲内にあった。
、腸閉の 原に詩 的な抗体の除去 大腸菌と反応する抗体はSambrook (1989)らの方法により吸収し た。形質転換をしていない大腸菌Y’1090株のコロニーを10m1の滅菌し たLB培地に接種し、37℃で一晩培養した。翌日、細菌細胞を遠心により回収 し、500μmの滅菌蒸留水に懸濁した。この細胞をドライアイスと37℃の水 を用いて凍結融解を4〜5サイクル行い破壊した。これを氷水につけて超音波処 理(30秒on、30秒off)を4〜5回行った。この500μIの粗溶菌液 を1000μmの抗体に加えて室温で4時間インキュベートした。インキュベー ション後、抗体溶液を10.000rpmで10分間遠心した。この上清を今後 の使用のために4’Cで保存した。
実施例2−抗コクシシア接合 (oocvst)の 疹原の調製接合子嚢の回収 の為にSPF鳥を、若干の修正を含むNorton(1989)らの方法により バッテリ育雛器にいれて飼った。第−日月に、鳥に適当な投与量の適当なEim eria種(効力の高い投与としてはE、tene l la、Emit is 、E、acervurina、E、maxima、E、praecox、E、b runettiの混合物、核酸の抽出のためにはE、maxima>を6羽あた りLogの飼料に混ぜて与えた。第4〜6日月に鳥の音便を2%ニクロム酸カリ ウムが入ったステンレススチールの鍋に回収した0回収後、音便を低速のプロペ ラ式ホジナイザーで撹はんし流し込むことがてきるスラリーを形成させた。これ をつぎに二重にした寒冷しや(cheese cloth)で瀘した。
この濾液を1600rpmで10分間遠心した。上清を捨て、ペレットを2.2 Mのショ糖に懸濁して再び遠心した。浮遊層をサイホンで吸って除きこれを保存 した。残りのペレットを再懸濁して再び遠心した。このときの浮遊層をサイホン で吸い、保存してあった浮遊層に加えた。これを水で希釈(接合子嚢三に対して 水道水上の割合)して、3000rpmで10分間遠心した。接合子嚢のペレッ トをlOOmIの水に再懸濁し、McMasterのチャンバースライド(○l ympic Equine Products、l5saquah、WA)を用 いて定量した。つぎに、100m1の懸濁液は、AmericaVローチーター (American Ho5pital 5upply Corporatio n。
Miami、FL)で140rpm、64−72時間エアレーションをして激し く撹はんして胞子形成させた。
工旦NΔQ抽里及び積数 RNAはSambrookらの方法(1989)を用いて抽出および精製を行っ た。胞子形成させたE、maximaの接合子嚢を遠心により回収し、冷生理食 塩水で2回洗浄し、それがら200μIcr)RNA抽出バッファー(0,14 MNaCl 、1.5mM MgCl2.10mM Tris−HCI (pH 8,6>。
0.5%Non1det−40,1mMジチオスレイトール、20mM van adyl ribonucleoside混合物)に軽くポルテックスをして懸 濁した。接合子嚢を酸で洗浄したガラスピーズと共に3分間間欠的にポルテック スをしてバラバラに拡散させ、続いて凍結溶解を繰り返して細胞質を放出させた 。
細胞の破片はミクロ遠心チューブで5000rpm、2〜3分間遠心して除いた 。
この上清に200μmのタンパク質分解酵素バッファー(0,3M Tris− HCl、pH8,0,0,3M NaCl、2%5DS) と70−r+−ゼK (最終濃度50μg/ml )を加えた。このチューブを穏やかにポルテックス をして中身を混合し、37℃で30分間インキュベートした。タンパク質を等量 のフェノール−クロロフォルムで抽出し、5000gで10分間遠心して水相を 回収した。
この水相を新しいミクロ遠心チューブに移し、400μlの冷インプロパツール を加え、よく混合して氷水上で30分間インキュベートした。RNAを15.。
00rpmで10分間遠心して回収した。上清をアスピレータ−で吸い出し、ペ レットを1mlのエタノールで洗浄して再遠心した。ペレットをチューブの菱を あけたまま室温でエタノールがすべて蒸発するまで乾燥させた。このペレットを 10mMのMgCl2.0.1mMジチオスレイトール及び2μg/mlのRN ase free pancreatic DNaseを含む200A1+の5 0mMTris−HCl、1mM EDTA (pH8,0>に溶解した。37 ℃で60分間インキュベートした後、EDTAとSDSをそれぞれ最終濃度10 mM及び0.2%になるように加えた。この溶液を等量のフェノール−クロロフ ォルムで一度抽出した6水相を15.OOOrpmで5分間遠心して分離し、新 しいチューブに移して0.1容積の3M酢酸ナトリウム(最終濃度0.3M)と 25容積の冷エタノールを加えて氷水上で30分間固いた。RNAを再び15. 000rpmで5分間遠心して回収し、蓋をあけたまま空気中でエタノールが蒸 発するまで乾燥させた。ペレットを200μmのTE (p)17.6)に溶解 して500μmのエタノールを加え、つぎにさらに精製するまで一70’Cで保 存した。
この核酸粗抽出液からmRNAをオリゴ(dT)セルロースカラムを用いて精製 した。カラムは2mlのオリゴ(dT)セルロースのスラリーとローディングバ ッフy−(20mM Tr i s、pH7,4,0,IM NaCl 、1m M、EDTA、0.1%5DS)を混合し、05インチのグラスウールパツキン がついた5ml注射管に入れて作製した。このスラリーをつぎに、3mlの0. 1’MNaOH15mM EDTAで洗浄したにのカラムを蒸留水で、溶出液の pi(が8より低くなるまで洗浄し、最終的に5mlの平衡バッファー(40m MTr is、pH7,4,IM NaCl、1mM EDTA、0.1%5D S)で平衡化し夕。溶解したRNAを65°Cで5分間加熱し、65℃にあらが しめ加熱したローディングバッフy−(40mM Tr i s、pH7,4, 1M NaCl。
1mM、EDTA、0.1%5DS)と混合し、2分間おいて冷ました。この試 料をつぎに、オリゴ(dT)カラムにのせた。溶出液を回収し、65℃で加熱し 、2分装置いて冷ました。この溶出液を再びカラムにのせて、5mlのローディ ングバッフy −(20mM Tris、pH7,4,O,1M NaC1,1 mM EDTA、0.1%5DS)を流した。このときのポリAを持たないRN Aを含む溶出液は捨てた。つぎに溶出バッフ7 (1,5mlの10mMTri s、pH7,4,1mM EDTA、0.05%5DS)をカラムに加え、10 滴ずつ<7)7ラクシヨンを回収した。RNAを含むフラクションは2μmの各 カラム試料をエチジウムブロマイドを含むアガロースプレート上にスポットし、 20分後短波長の紫外線を当てて同定した。適当な試料フラクションは陽性フラ クションをすべて集め、1/10容積の3M酢酸ナトリウム(pH6,0)と2 .5容積のエタノールを加えて精製、濃縮した。この溶液をつぎに30分間ドラ イアイス上でインキュベートして10.000rpmで1o分間遠心した。この ときのペレットを80%のエタノールで洗浄し、真空下で15分間乾燥させ、オ ートクレーブ滅菌した水で約1μg/μmの濃度に溶解した。このmRNAをc DNA合成に使用するまで一70℃で保存した。
cDNA合成 cDNAはcDNA合成システム(Bethesda Re5earch La boratories、Gaithersburg、MD)を用いて業者のプロ トコールにより合成した。ジエチルピロ炭酸(DEPC)処理した滅菌チューブ に、10μmの反応バッファー(250mM Tris−HCI、pH8,3゜ 375mM KCI、15mM MgCl250mMジチオスレイトール>、  2.5μ+の10mM d’NTP(各500μmolのdATP、dCTP、 dGTP。
dTTP)、’3t11のオ!Jゴ(dT)、10μlのmRNA、20μIの DEPc処理水および2.5μlのM−MLV逆転写酵素を加え37℃で1時間 インキュベートし、それから氷水につけたにの反応液に288.25μmのDE PC処理水を加え、1.OmMdNTP混合物、40μlのセカンドストランド バッフy−<188mM Tris−)1cI、pH8,3,906mM KC I、100m、M硫酸アンモニウム、46mM MgCL 、37.5mMジチ オスレイトール、1.5mM NAD)、Loμfの大腸菌DNAポリメラーゼ 1.1.75ttl RNaseH,1,25μm大腸菌DNAライゲースを加 えた。このミクロ遠心チューブを穏やかにポルテックスで撹はんし、つぎに16 ℃で2時間インキニーベートした。インキューベーション後、反応液を氷水につ けて置いてがらフェノール/クロロフォルムで抽出し酢酸アンモニウムエタノー ルで沈澱させた。このcDNAをつぎにEcoRIで軽く消化させて粘着末端を えるために、1μmの1゜バッフy−(0,5M NaCl、LM Trts、 pH7,4,0,1M MgCl2)、1.tzlのcDNA (0,5μg) 、lμlのEcoRI及び7μmの蒸留水を混合し、37℃で20〜30分間イ ンキュベートした。
ラムダ tllアームとのライゲーション及びパッケージングあらかじめEco RIで消化し、脱燐酸化をした1μgの市販されているラムダgtllDNA( Lamda gtll 引oning system。
Bethesda Re5earch Laboratories、Gaith ersburg、MD)と0.2μgのcDNAを50mM Tris−HCI (pH7,5>、10mM MgCl□、10mM DTT、および1.5mM  ATP含む10μmの反応液中で業者のプロトコールにしたがって混合した。
1ユニツトのT4 DNAライゲースを加え、反応液を4℃で一晩インキユベー トした。
つぎに、ライゲーションしたDNAのパッケージングを行うためにラムダ溶原D NAパッケージング抽出液を加えて20℃で2時間インキュベートし、それから 0.5m lのファージ希釈M(50mM Tris−HCl、pH7,5,1 00mM NaC1,10mM MgCL、0.01%gelatin)と20 μlのクロロフォルムを加えて10分間おいた。パッケージされたファージは4 ℃で保存した。
爬囚2ツユニーティング 滅菌した500m1フラスコの中で、2mlのマルトース(20%w / v  )を含む滅菌したLuria Bertani培地(100ml)に、ブレーテ ィングする大腸菌Y2O2S株の新鮮なコロニーを接種し、−晩培養した。この 細胞を2500gで10分間遠心して滅菌したチューブ内に回収した6上清をデ カントしてペレ・lトを25m1の滅菌した10mM MgSO4に懸濁した。
前記のin vitroパッケージング反応液を低(10μmのファージと90 μlのファージ希釈バッファー)中(50μmのファージと50μlのファージ 希釈バッファー)高(75μlのファージと25μmのファージ希釈バッファー )の度合いに希釈して各々を別々に200μmのY1088細胞と共に37℃で 30分間インキュベートした。この細胞とファージをつぎに3mlの融解したト ップアガーに加え、撹はんしてからLB/アンピシリンプレート上に注いだ、ト ップアガーが固まった後プレートを逆さに置いて42℃で一晩培養した。翌朝、 組換え体ファージを透明なプラークから選択し、滅菌しな14ゲージの大針を突 き刺してアガーから取り出した6取り出したものを100μlの水と1滴のクロ ロフォルムに懸だくし、軽くポルテックスをして室温で30分間、時々ポルテッ クスをしながらインキュベートした。つぎに、放出されたファージを200μl のY1090細胞に加え、37℃で30分間インキュベートした。y1090/ ファージ混合物を10mM MgCl7,9μlの10mM IPTGおよび9 μmの10%X−Ga1を含む3mlの融解したトップアガーに加え、アンピシ リン(5cIg/m l >を含むLBブし一トにまいた。トップアガーを15 分間固まらせた後、逆さに置いて42℃で一晩培養した1組換え体は透明あるい は白いプラークで確かめられた。
プレートしたライブラリーからの陽性クローンの選隔性クローンの選択と同定は Davisら(1986)およびSambrookら(1989>の方法により 行った。アガープレートの蓋をとり滅菌した表面上でアガーを下にしてプレート を30分間空気中で乾燥させた。ニトロセルロースフィルターをアガーに載せて 再び蓋をした。このフィルターをそのまま約16時装置いた6その後フィルター を先が平らなピンセットで穏やかに取り出し室温で30分間乾燥させた。このフ ィルターをつぎに、クロロフォルムの蒸気に10〜15分間さらし、再び30分 間乾燥させた。このフィルターをTBST (0,005%Tween−20を 含む、Trisを緩衝剤とした生理食塩水)で10分間、2回洗浄したにのフィ ルターをつぎにブロッキング溶液(3%(W/V)ウシ血清アルブミンフラクシ ョンV、0.1M Tris−HCI、pH7,5゜0.15M NaCl ) 中で室温で1時間穏やかに撹はんしながらインキュベートした。フィルターを浸 している10m1のブロッキング溶液に実施例1で精製した抗−球菌抗体100 μmを加えさらに1時間インキュベーションを続けた。つぎにフィルターをTB STで4回、5分づつ洗浄した。このフィルターをアルカリフォスファターゼを 結合した抗−チキンIgG(10mlブロッキング溶液中10JilのIgGを 含む)を含むブロッキング溶液中で室温で1時間インキュベートした。つぎにT risI衝剤を含む生理食塩水で1回、5分間洗浄して、きれいな濾紙の上にお いて空気中で乾燥させた0発色液は、発色液の保存液(0゜LM Tris、p H9,5,O,LM NaCl、50mM MgCl2>に40μmのニトロブ ルーテトラゾリウム(nitroblue tetrazoliurn)と30 μlの5−ブロモ−4−クロロ−3−インドイル燐酸(5−bro’mo−4− chloro−3−indoylphosphate)(NBT)を加えて調整 した。フィルターをこの溶液に浸し、遮光して30分間置き、TBSでを合成し た組換え体プラークは、ニトロセルロース膜上の紫色に発色した点によって確か められた。
1匹セ二相膨J1 イミュノブロツテイングによるスクリーニングにおいて発色した。透明なプラー クを以降の解析の為に選択した6オリジナルプレート上で相当する位置を確かめ て1選択したプラークから滅菌した針を用いてアスピレーションにより試料を取 り出した。この試料を前記の通りに懸だくし、1滴のクロロフォルムで溶菌させ 、大腸菌Y1090の培養液を感染させるのに使用した。以降の細胞系は実験ナ ンバーとプラークナンバーによって指名した。選択したコロニーをアンピシリン を含むしB培地で増幅した。この粗製ライブラリーを作製する過程で、感染細胞 はLB液体培地と40%グリセロール(1:1)中、−20℃で保存した。
別法として、cDNAはpBR322のようなプラスミドに連結することでam pやtetなとの選択マーカーとリンクさせ、それから前記の通りにラムダgt llアームに結合させ得るが、このときファージのパッケージング容量を越えな いように注意する必要がある。
ラムダgtllライブラリー、pBR322ライブラリー、S、cerevis iaeで増幅させたpTRP56ライブラリーから独立したクローンを分離した 。バクテリオファージラムダのライブラリーから得られ、rBPl−2と呼ばれ るクローンはATCC68450として寄託した。rpVl−89と呼ばれるp BR322のライブラリーから分離したクローンはATTCC68537として 寄託した。
クローン化したcDNAは3つのEcoR1部位を持ち、長さは約4−7キロベ ースであった。この発明の好ましい態様では、Eimeriaから分離した全長 の配列にコードされる抗原性ペプチドが意図(contemplate)されて いるが、rBPl−2の1つあるいは2つのEC0RI断片などの部分的な配列 によってコードされる抗原性ペプチドをも意図(contemplate)する 。特に、rBPl−2の配列の中央にある2キロベースのEcoRI断片をふく むDNA配列は意図(contemplate)されている。
ATCC組 え休日 の特:86 100μmの組換え体大腸閉/rBPl 2細胞をアンピシリン50μg/m1 を含む500m1の新鮮なLuria Bertani培地で37℃で一晩培養 した。翌朝、細胞を遠心して回収し、200m1の滅菌した5%スキンミルク( Difco Labaratories、Det、roit、Ml)と0,25 %バクトベプトン’(bactopeptone)(Difco Labora tories、Detroit、Ml)凍結乾燥懸たく培地に懸たくして凍結乾 燥した(Engler、1990)、この培養物をAmerican Type Culture Col 1ection、12301 Parklawn D r、。
Rockv口1 e、MD 20852.IJSAに寄託し1990年10月2 6日に有効(effective)となった、指定された寄託ナノバーはATC Cアクセスナンバー(Accession No、)68450である。大腸菌 HB10]、/rPV1−89細胞も同様に培養し1991年3月1日に寄託し た。この寄託はATCCアクセスナンバー(Accession No、)68 537と指定された。
実施例3・組換疋体タンパク質の単離 組換え体タンパク質は、若干の修正を加えたベラカー(Becker)ら、(1 990)の方法により分離した。組換え体大腸閉Y1090/rBP1−2細胞 をアンピシリン(50Mg/μm)とLuria Bert、ani培地を含む 密栓して滅菌した10100Oエレンマイヤーフラスコ中で37℃で一晩培養し た。細菌細胞を遠心してベレットを0.174mg/mlのフェニルメチルスル フオンルフルオライド(PMSF)を加えた5〜10m1のZバッファー<0. 12M Na=HPO4,0,4M NミHPO4,0,01M KCI、1m M MgSO4゜および0.3%(V/V)2−メルカプトエタノール、pH7 0)に懸たくした。
等量の酸−洗浄したガラスピーズをチューブに加えた。細胞を30秒間、高速で ボルテックスして、過熱を防ぐために30秒間氷水につけた。この操作を全部で 6サイクル行った。ガラスピーズがチューブの底に沈むのを待ち、液体をアスピ レーシコンで取りだし、きれいな容器に移した。溶菌液を、Vibra−Ce  l I超音波破砕1t(Sonics and Materials Inco rporaしed、Danbury、CT)を用いて氷水上で50Wで30秒間 超音波処理をして、30秒間体止し、これを2回繰り返した6次にこれを500 0rpmで5分間遠心してベレットを捨てた。上清を、マグネチ・ンクスターラ ー上で氷につけた、きれいな250m1のガラスビーカー中の100m1の21 <・ソファ−に加えた。溶液にさらに17.4mgのPMSFを加えてゆべりと 撹はんした1組換え体タンパク質をつぎに、硫酸アンモニウムを最終濃度が70 %飽和となるように加えて沈澱させた。溶菌液と1m酸アンモニウムを氷上で1 −2時間撹はんした。沈澱物を遠心して回収し、少量の0.1M燐酸ナトリウム ノく・ソファ−1pH74に懸たくした。このステップにおける典型的なタンノ ザ質濃度は13io−Rad colorimetric protein m 1cro−assay(Bio−Rad Laboratories、Rich mond、CA)を用いて決定したところ500−700μg/mlであった。
同様の操作がrPVl−89で形質転換をした細胞からの組換え体タンパク質を 得るのに用し)られtiする。
抗原特異性を持つフラクションを、標準的なイオン交換ある1)はゲルクロマト グラフィーの方法を用いて得た。このフラクションはE、Maximaを投与し たチキン血清との免疫反応性を前記の方法により同定した。rBPl−2とrP Vl−89にコードされる組換え体タンパク質は異なるチキンの血清に対して同 じ免疫反応を示した。
絶倒4:組 え タンパク の 組換え体タンパク質の分子量を5DS−PAGE (1,1〜23%の指数的( exponential)グラジェントゲル、6%濃縮ゲル、陽極ノく・ンファ ー; 1.2M ammediol 5ulfate、pH9,5;陰極バ・・ ノファー゛0.75M ammediol、0.75M glycine、pH 9,5,0,5%ドデシル硫酸ナトリウム;泳動条件;50■で15分間、10 0■で6時間)で決定した。rPVl−89で形質転換した細胞の抽出液のゲル には、形質転換しない宿主株の抽出液のゲルにはない、45〜65kDのバンド を含んでいた。
rBPl−2で形質転換した細胞の粗抽出液にも、同様の約140kDの融合タ ンパク質を示すバンドがあった二融合タンパク質中のベータガラクトシダーゼ遺 伝子にコードされる部分の分子量を差引くとEimeriaのペプチドの分子量 は約50〜65kDと算出される。このタンパク質はZバッファー(前記)中、 4℃で60日間、非常に安定であったが、0.1MNaC1に対する透析におい て有意な反応性を失った(約100%)。
各タンパク質の濃度は、高速液体クロマトグラフィー(条件ニジエチルアミノエ チル(DEAE)カラム;バッファー1 : 20mM Tris、pH8,5 ,バッファー2: 20mM Tr i s、pi−17,0,0,3M Na C1;リニアグラジェント:0−100%バッファー2.30分間:流速1.0 ml/min280nm、0.5 AUFS)において、全タンパク質の濃度か ら算出した。メジャーな細菌タンパク質は通常流出時間2.5−3.5分の間に 溶出した6組換え体の融合タンパク質は流出時間14.4と16.8分の二つの ピークとなって溶出した。組換え体の2つのピークは典型的にrBPl−2のタ ンパク質試料では全タンパク質濃度の約24%、rPVl−89のタンパク質試 料では約lO%に相当した。pBR322ベクターを用いたrPVl−12で形 質転換した細胞からの粗製タンパク質フラクションでは組換え体タンパク質は全 体の約5%に相当した。
実施例5・組 え体タンパク のアミノ酸 1発現ベクターrPV1−89から 発現したペプチドは融合タンパク質ではないので、アミン末端に大腸菌の配列で はな(Eimeriaの配列をコードする。
rPVl−89ペプチドは、大腸菌細胞をrPVl−89で形質転換して実施例 1で部分的に精製した抗血清と反応する形質転換体を選び、得られた。選択した 形質転換体を培養して粗製タンパク質抽出液を5DS−PAGEで分画した。形 質転換体の抽出液に見られ、形質転換しない宿主の抽出液に見られないバンドを ゲルから切り出してタンパク質を電気的に溶出させ、精製した組換え体タンパク 質を調製した6組換え体タンパク質のアミン末端のアミノ酸配列はApplie d Biosystems Incorporatedモデル477Aプロティ ンシーケンサ−を用いて決定した。アミノ酸配列解析の結果を表1に示し、決定 されたアミノ酸配列は配列番号1に提供する。
表 1.N末端配列 サイクル アミノ酸残基 回収率(ピコモル)I XX 2 E Glu 1.77 3 Q Gln 3.25 4 E Glu 2.73 5 T Thr 0.42 6 S Ser 1.12 7 A Ala 1..76 8 T Thr O,56 9E Glu 2.95 10 V Val O,19 11X X − 12T Thr O,59 13P Pro O,73 14S Ser O,83 15Y Tyr O,37 16K Lys O,17 17M Met 0.22 18 T Thr O,45 1つ X X − 20S Ser O,57 表1に開示された配列は大腸菌のベータガラクトシダーセには現れない。この配 列を、抗球菌ワクチン調製物を報告した櫟々な著者により開示されたタンパク質 配列の最初の20アミノ酸と比較した(表2)。この比較において最高のホモロ ジーは20アミノ酸中3アミノ酸であった。したがって本発明のペプチドはEi meria DNAのクローンから分離されたタンパク質のなかでユニークなも のである。
表25選択した組換え体タンパク質とrPVl−89タンパク質のアミノ末端の 配列のホモロジーの比較 著 者 アミノ末端あたりの ホモロジーマッチしたアミノ酸数 % Miller、 1989 0/20 0^U−^28542/89(Merc k) 3 / 20 15EP 0324648(Herek)1 / 20  5^U−^65869/86(Solvay and C1e) O/’20  ONo O349071(Genex) 2 / 20 10EP 03490 71(^kzo) 1/20 5EP O344808(1) ()loffs +an) l / 20 5EP O344808(2) (Horfman)  1 / 20 5εP 0344808(3)()lolTman) 2/  20 10EP O344808(4)(Hoff鮎n) O/ 20 0実施 @6・1nvivoにおける効力の初期試験初期の研究として、少量の試料サイ ズ(n=27)を使用してワクチンの潜在的な毒性と、穏やがな接合子*(oo cysUの投与量(to、000接合子嚢/鳥)において接合子嚢の増殖を阻止 し、腸の障害を減少させる組換え体タンパク質の能力を決定した。鳥はSPF鳥 のし・グホン種で、オスメス両方混じっており、生後4週間まで個別に飼育され たものであった。この鳥に任意に2つの処理を施した。ワクチングループは15 0ugの組換え体タンパク質を(+11酸生理食塩水とフロントの非完全シュハ ンドの混合物(5・1)に加え、筋肉内1ケ所に与えた(全11 m l /鳥 を注射した)。注射は7日後前の位置と左右逆の位置に繰り返した。その7日後 、鳥にE、Maximaを経口で11与した(接合子嚢10゜000/鳥)。投 与7日後に鳥を解剖して腸における傷害を検討した。この実験の結果を表3に示 す。
表3 初期効力試験の結果 グループ 処 理 n 平均重量 平均傷害数 グラムあたり接合子嚢数a 1 注射しなか 13 1432.92 3,00 1.91った対照 2 組換え体 14 1467.50 2.58 0.69タンパク質 a106接合子嚢/腸及び盲腸から取り出しな音便実施例7・in vivoに おける効力試験22回目の試験では、試料サイズをn=300に拡大し、実際の 生産条件をシュミレートした条件で行った。この試験は、コンクリートの床、寝 藁を持つ個別の床上檻を持つ営利的な養鶏場で行った。Ross x Arbo r Acresブロイラーチキンは生後1日のものをふ化業者から得て(雄雌混 合)、6つの檻のうちの一つにランダムに、1フイートあたり1羽に鳥の密度で いれた。すべての鳥は薬物を処方しないブロイラー用試料(プレスターター、ス ターター、グローワーおよびフィニッシャ−)(prestarter、5ta rter、gr。
Werおよびfinisher)と無制限の水を与えられた。各々の処理につい て2つの柵が6つの檻からランダムに指定されて行われた。(表4)ワクチンの 接種は表5のスケジュールに従って行った。
表4 檻および指定した処理:試験2 処 理 檻ナンバー 〇 注射しない対照 4,6 50/檻 ベーターガラクトシダーゼ 2.5 50/檻組換え体タンパク質rBP1−2  1,3 50/檻表5 ワクチン接種のスケジュールおよび投与量:試験3処 理 投与量/経由 日 対照 − ベーターガラクトシダーゼ 50μg/5ub−q 150ug/5ub−q  7 50μg/5ub−q 21 組換え体タンパク質rBP1−2 1Qμg/sub Q 150ug/5ub −q 7 100ug/5ub−q 21 第288目に、各々の処理をした鳥に50.000接合子II/鳥の混合培養液 (E、tene I Ia、E、m1tis、E、acervul ina、E 、maxima、E、praecox、およびE、brunetti)を砕いた 飼料に希釈して投与した(鳥あたり83.3グラムの飼料)、投与後7日目(第 35日月)に、鳥を安楽死させ、JohnsonとRe1d (1970)の方 法に従って腸に損傷がないか検討した。損傷数、飼料変換率(feed con version)、体重、および音便グラムあたりに含まれた接合子嚢の数を得 て、表6に示した。
表6 効力試験2の結果 対 照 ベーターガラクトシダーゼ 組み換え体ワクチン肝臓の重量 1405 .75 (a)’ 1335.03 (b) 1418.33 (t)(グラム ) 飼料変換率” 1.68 1.87 1.7jl1球菌による 0 0 0 死亡率% 損傷数 2.563 (a) 2.711 (a) 2.279 (b)接合子 嚢数’ 1.541 (a) 1.448 (a) 0.847 (b)対照に 対する −6,1045,0 接合子の 阻止率(%) 1 括弧内に文字を含む値は0.05%の確率の範囲内で変動する。
2 平均肝臓重量にあわせた。
3 音便グラムあたりXIO”接合子嚢実施例8:in vivoにおける効力 試験3第3番目の試験では、アーカンサス(Arkansas)の土壌がら分離 された6株のEimeria病原株の混合病原へなる決められた投与における、 組換え体ワクチンの効力を様々な市販の球菌阻止シャトルプログラム(shut tleprogram)のものと比較した。生後1日日のブロイラーチキンを7 種類の処理の為にランダムに分別し、1種類の処理あたり4つの実験を行い(n =160/実@)通常の養鶏場の床上檻にいれた1表7に各々の処理を示したニ ゲループ5のワクチン接種は表8に示すスゲジュールにしたがった。
表7 処理の記載 試験3 グループ 処 理 I N1carb−Coban 2 Robenz−Coban 3 N1carb−BioCox 4 感染、薬剤非処理の対照 5rBP1−2 組換え体ワクチン1 6 N1carb−Coban−Zeolyte7 Nicarb−Coban −MicroAidlrBPl−2とRehydragel 20% (V/V )水酸化アルミニウムアジュバント 表8 組換え体ワクチン投与のスゲジュール:試験3日 投与/経由 1 50Ig/皮下注射 7 50Ig/皮下注射 21 50Ig/皮下注射 第28日目、に各実験の鳥にE、tenel!a、E、m1tis、E、ace rvuI ina、E、maxima、E、praecox、およびE、bru nettiの混合物の培養液を90,000接合子嚢/鳥濃度で砕いた飼料に混 ぜて投与した。投与後7日日(35日目)に、実験あたり8羽の鳥(32羽/処 理)を解析のために得た。これらの鳥における平均データを表9に示す。
表9 抗球菌効力(Anticoccidial efficacy)Eimeria 処 理1 平均損傷数 35日目の 接合子嚢数2 %接合子嚢の減少3肝臓重 量 NC2,3442,7890,27398,32RC2,2502,9900, 35697,82NB 2.094 2.930 0.257 98.43I  NC2,2232,90616,316−−−VAC2,0632,9550, 44197,3ONCZ 2.313 2.755 0.292 98.21N CM 2.219 2.818 0.290 98.221 省略文字:NC− N1carb、Coban;RC−Robenz。
Coban:NB−Nicarb、BioCox; lNC−感染、薬剤非処理 対照;VAC−rBP1−2組換え体ワクチン;NCZ−Nicarb。
Coban、Zeolyte ;NCM−Nicarb、Coban、Mico Acid 2 腸内内容物ダラムあたりの×106接合子嚢3 感染、薬剤非処理対照(I NC)に対する値配列表 配列番号・1 (1)配列の特徴 (A)配列の長さ、20アミノ酸 (B)配列の型・アミノ酸 (D)トポロジー 直鎖状 (11)配列の種類:ペブチト (iii )ハイボセティカル配列二N。
(v)フラグメント型、N末端フラグメント(vl)起源 (A)生物名:Eimeria maxima(癲)直接の起源・ (B)クローン名;rPV1 89 (xl)配列・配列番号 Xaa Glu Gln Glu Thr Ser Ala Thr Glu  Val Xaa Thr Pro Ser Tyrl 5 10 15 Lys Met Thr Xaa Ser補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 5年 9月14日囚

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.Eimeria種に感染したニワトリの血清中の抗体と特異的に免疫反応す るペプチドをコードする、イントロンを持たないDNA分子であって、上記ペプ チドは配列番号1に示されるアミノ酸配列を含むEimeria蛋白質の全部ま たは一部である、上記DNA分子。
  2. 2.ATCC寄託番号第68537号として寄託されている組換え体細菌プラス ミド中の唯一のpBR322由来のEcoRI部位に挿入されたDNA配列によ りコードされているペプチドに相当するペプチドをコードする組換えDNA分子 。
  3. 3.ATCC寄託番号第68537号として寄託されている組換え体細菌プラス ミド。
  4. 4.ATCC寄託番号第68450号として寄託されている組換え体バクテリオ ファージの唯一のラムダgtll由来のEcoRI部位に挿入されたDNA配列 によりコードされているペプチドに相当するペプチドをコードする組換えDNA 分子。
  5. 5.ATCC寄託番号第68450号として寄託されている組換え体バクテリオ ファージ中の唯一のラムダgtll由来のEcoRI部位において挿入されたD NA配列に相当するDNA配列を含む組換えDNA分子。
  6. 6.ATCC寄託番号第68450号として寄託されている組換え体バクテリオ ファージ。
  7. 7.請求項1に記載のDNA分子を含む形質転換細胞。
  8. 8.請求項2に記載の組換え体DNA分子を含む形質転換細胞。
  9. 9.請求項3に記載の組換え体プラスミドを含む形質転換細胞。
  10. 10.請求項4に記載の組換え体プラスミドを含む形質転換細胞。
  11. 11.請求項5に記載の組換え体プラスミドを含む形質転換細胞。
  12. 12.請求項6に記載の組換え体プラスミドを含む形質転換細胞。
  13. 13.上記細胞が大腸菌(E.co1i)細胞である、請求項7記載の形質転換 細胞。
  14. 14.上記細胞が大腸菌(E.coli)細胞である、請求項8記載の形質転換 細胞。
  15. 15.上記細胞が大腸菌(E.coli)細胞である、請求項10記載の形質転 換細胞。
  16. 16.上記細胞が大腸菌(E.coli)細胞である、請求項11記載の形質転 換細胞。
  17. 17.上記DNA分子を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件下で請求 項7記載の形質転換細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチドの製造方 法。
  18. 18.上記組換え体DNA分子を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件 下で請求項8記載の形質転換細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチド の製造方法。
  19. 19.ATCC寄託番号第68537号として寄託させている組換え体細菌プラ スミド中の唯一のpBR322由来のEcoRI部位に挿入されたDNA配列を 発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件下で請求項9記載の形質転換細胞 を生育させることからなる、免疫原性ペプチドの製造方法。
  20. 20.上記組換え体DNA分子を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件 下で請求項10記載の形質転換細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチ ドの製造方法。
  21. 21.上記DNA分子を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件下で請求 項11記載の形質転換細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチドの製造 方法。
  22. 22.ATCC寄託番号第68450号として寄託させている組換え体バクテリ オファージの唯一のラムダgtll由来のEcoRI部位に挿入されたDNA配 列を発現させて免疫原性ペプチドを形成させる条件下で請求項12記載の形質転 換細胞を生育させることからなる、免疫原性ペプチドの製造方法。
  23. 23.上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項17記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
  24. 24.上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項18記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
  25. 25.上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項19記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
  26. 26.上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項20記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
  27. 27.上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項21記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
  28. 28.上記生育培地から上記免疫原性ペプチドを単離することをさらに含む、請 求項22記載の免疫原性ペプチドの製造方法。
  29. 29.請求項1記載のイントロンを含まないDNA分子によりコードされている ペプチドであって、配列番号1のアミノ酸配列を有する上記ペプチドに特異的に 免疫反応するモノクローナル抗体。
  30. 30.請求項2記載のDNA分子によりコードされているペプチドに特異的に免 疫反応するモノクローナル抗体であって、上記ペプチドがATCC寄託番号第6 8537号として寄託されている組換え体細菌プラスミド中の唯一のpBR32 2由来のEcoRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチ ドに相当する、上記モノクローナル抗体。
  31. 31.請求項3記載の組換え体細菌プラスミド中の唯一のpBR322由来のE coRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチドに特異的 に免疫反応するモノクローナル抗体。
  32. 32.請求項4記載のDNA分子によりコードされているペプチドに特異的に免 疫反応するモノクローナル抗体であって、上記ペプチドがATCC寄託番号第6 8450号として寄託されている組換え体バクテリオファージ中の唯一のラムダ gtll由来のEcoRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされている ペプチドに相当する、上記モノクローナル抗体。
  33. 33.請求項5記載のDNA配列によりコードされているペプチドに特異的に免 疫反応するモノクローナル抗体。
  34. 34.請求項6記載の組換え体バクテリオファージ中の唯一のラムダgtII由 来のEcoRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチドに 特異的に免疫反応するモノクローナル抗体。
  35. 35.請求項29記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
  36. 36.請求項30記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
  37. 37.請求項31記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
  38. 38.請求項32記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
  39. 39.請求項33記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
  40. 40.請求項34記載の抗体に特異的に免疫反応する、実質的に精製されたペプ チド。
  41. 41.請求項29記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原性ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
  42. 42.請求項30記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
  43. 43.請求項31記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
  44. 44.請求項32記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
  45. 45.請求項33記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
  46. 46.請求項34記載の抗体に特異的に免疫反応する免疫原生ペプチドからなる ワクチン組成物であって、上記ワクチン組成物がEimeria細胞表面蛋白質 以外のEimeria蛋白質を実質的に含まない、上記組成物。
  47. 47.免疫原生ペプチドを主要成分として含むワクチン組成物であって、上記ペ プチドは配列番号1のアミノ酸であって、かつ、Eimeria種に感染したニ ワトリの血清中の抗体に特異的に免疫反応する、上記組成物。
  48. 48.請求項2記載のDNA分子によりコードされている免疫原生ペプチドを含 むワクチン組成物であって、上記ペプチドがATCC寄託番号第68537号と して寄託されている粗換え体細菌プラスミド中の唯一のpBR322由来のEc oRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチドに相当する 、上記組成物。
  49. 49.請求項3記載の組換え体細菌プラスミド中の唯一のpBR322由来のE coRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされている免疫原生ペプチド を含むワクチン組成物。
  50. 50.請求項4記載のDNA分子によりコードされている免疫原生ペプチドを含 むワクチン組成物であって、上記ペプチドがATCC寄託番号第68450号と して寄託されている組換え体バクテリオファージ中の唯一のラムダgtll由来 のEcoRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされているペプチドに相 当する、上記組成物。
  51. 51.請求項5記載のDNA配列によりコードされている免疫原生ペプチドを含 むワクチン組成物。
  52. 52.請求項6記載の組換え体バクテリオファージ中の唯一のラムダgtll由 来のEcoRI部位に挿入されたDNA配列によりコードされている免疫原生ペ プチドを含むワクチン組成物。
  53. 53.請求項47記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリヘの接種法。
  54. 54.請求項48記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリヘの接種法。
  55. 55.請求項49記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリヘの接種法。
  56. 56.請求項50記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリヘの接種法。
  57. 57.請求項51記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリヘの接種法。
  58. 58.請求項52記載のワクチン組成物を有効量ニワトリに投与することからな る、コクシジウム症に対するニワトリヘの接種法。
  59. 59.上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項53記載の 接種法。
  60. 60.上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項54記載の 接種法。
  61. 61.上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項55記載の 接種法。
  62. 62.上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項56記載の 接種法。
  63. 63.上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項57記載の 接種法。
  64. 64.上記ワクチン組成物を注射によりニワトリに投与する、請求項58記載の 接種法。
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