JPH07500103A - トリエタノールアミン製品混合物の使用 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トリエタノールアミン製品混合物の使用この発明は、ジェタノールアミンおよび モノエタノールアミンの含有量が少ない、トリエタノールアミン製品混合物の、 シャンプーやクリームなとの化粧品およびたとえば硬質表面のための洗浄用組成 物における、使用に関する。

さまざまな化粧品および洗浄用組成物においてｌ・ジェタノールアミンを使用す ることは、よく知られている。トリエタノールアミンは通常、エチレンオキシド でアンモニアをエトキシル化することにより、■または２以上のステップにおい て生成される。ポリアルキレングリコール鎖ＨＯＣ２Ｈ４（ＯＣ２Ｈ４）、（ｎ ＞０）が形成されることを防ぎ、かつ窒素原子が四級化されることを防ぐために 、エトキシル化は、通常反応混合物が６０〜９０重量％のトリエタノールアミン 、ならびに１０〜４０重量％のジェタノールアミンおよびモノエタノールアミン を含むようになると止められる。そのような反応混合物は蒸留され、より純粋な トリエタノールアミンが得られる。ジェタノールアミンは機能性流体に用いられ ると耐食性に寄与し、化粧品および洗浄用組成物に用いられると所望のアルカリ 度および泡の安定性に寄与するため、トリエタノールアミン反応生成物か大量の ジェタノールアミンを含むという事実は、以前は本当の欠点とは考えられていな かった。

最近になって、ジェタノールアミンが有毒であって、動物実験では発癌性である ニトロソアミンを形成するという事実に、より多くの注意か払われるようになっ てきている。

したがって、ツエタノールアミン含有量を低減することが望ましい。含有量は、 勧告に従って１重量％未満とするへきである。

したかって、この発明の１つの目的は含んでいるジェタノールアミンの量力用重 量％未満であるトリエタノールアミン製品混合物を生成することである。このト リエタノールアミン製品混合物は、化粧品および洗浄用製品において少なくとも トリエタノールアミンと同じくらいの泡の安定性を有しているへきである。

この発明の他の目的は、トリエタノールアミン製品混合物の生成方法を簡単に行 なえるようにすること、およびトリエタノールアミン製品混合物を蒸留などの付 加的な清浄化および／または仕上げ加工プロセスのいかなるものもなして使用で きるようにすることである。

この発明のさらに他の目的は、エタノールアミン製品を含む四級化されたトリエ タノールアミンおよびポリアルキレングリコール鎖の形成を、低いレベルに保つ ということである。

この発明に従って、これらの目的は、化粧品および洗浄用組成物において、主成 分としてのトリエタノールアミンと、微量成分としてのジェタノールモノ−Ｃ２ −４−アルカノールアミンおよびモノエタノールジーＣ２−４−アルカノールア ミンとを含み、かつジェタノールアミンおよびモノエタノールアミンの含有量か １重量％未満である、トリエタノールアミン混合物を用いることによって、果た すことができる。「主成分としてのトリエタノールアミン」という表現は、ここ では前記のトリエタノールアミンか製品混合物の５０重量９６以上を構成すると いうことであると理解されたい。この発明に従って用いられるトリエタノールア ミン製品混合物は、Ｉまたは２以上のステップにおいてアンモニアを反応させる と得られる従来のトリエタノールアミン反応混合物を、Ｃ，−Ｃ，−アルキレン オキシドと反応させることによって、容易に得ることかできる。

そのようなプロセスが、英国特許第１１４０８６７号で説明されている。このプ ロセスでは双方ともか反応物であるジェタノールアミンおよびモノエタノールア ミンには、触媒効果があり、それら自体のアルコキシル化をいくぶん選択的に触 媒する。ジェタノールアミンおよびモノエタノールアミン以外のアルコキシル化 触媒か効果的なだけの量存在することは、望ましくない副反応を進めないように するために好ましくは避けるへきである。このプロセスによって、ジェタノール アミンおよびモノエタノールアミンの含有量は１重量％未満に低減され、その一 方でヒドロキシル基のアルコキシル化または窒素原子の四級化などの望ましくな い副反応は低いレベルに保たれる。さらに副反応を抑えるため、反応を１６０° Ｃ以下、好ましくは１２０から１５０°Ｃの間で行なうことが適切であるという ことがわかっている。加えられるアルキレンオキシドの量は、ジェタノールアミ ンおよびモノエタノールアミンとの関連で調節して、ジェタノールアミンおよび モノエタノールアミンかアルコキシル化されて対応する第三級アミンになること ができるようにしなければならない。通常、ジェタノールアミンおよびモノエタ ノールアミン中の窒素に結合されている反応性水素原子に対するアルキレンオキ シドのモル比は、１．０から１．４であり、適切には１．０からｌ。

ｌＯである。

アルキレンオキシドの選択によって、反応中に形成されるトリエタノールアミン 混合物のＨＬＢ値が影響を受け、より疎水性で界面活性な特性を備える製品混合 物が所望されるならば、ブチレンオキシドが好ましいてあろう。通常、使用され るアルキレンオキシドは、プロピレンオキシドである。プロピレンオキシドとブ チレンオキシドは双方とも、第一級および第二級アミン中の窒素原子に結合する 水素原子について高い選択性を持って反応し、モノエタノールアミン、ジェタノ ールアミンまたはトリエタノールアミン中のヒドロキシル基のプロポキシル化な どの副反応の度合は低く抑えられる。

この発明に従って用いられるトリエタノールアミン製品混合物には沢山の有利な 特性がある。そして、トリエタノールアミン製品混合物は、シャンプーやクリー ムなどの化粧品処方物、およびたとえば硬質表面のための洗浄用組成物における 成分として、トリエタノールアミンと置き換えるのに非常に適しているというこ とを、適用試験は明確に示している。トリエタノールアミン製品混合物中のジェ タノールモノ−Ｃ２〜Ｃ４−アルカノールアミンの寄与するところによって泡立 ち特性が向上する。

この発明は、以下に述へる例によってさらに説明される。

例Ａ ８５重量％のトリエタノールアミンと１５重量％のジェタノールアミンおよびモ ノエタノールアミンを含む１００グラムのトリエタノールアミン製品混合物（こ れ以降はＴＥＡ８５として示す）は、８．４グラムのプロピレンオキシドと６０ °Ｃにおいて反応された。プロピレンオキシド分子の数と窒素原子に結合された 水素原子の数との間の比は、１．０１であった。すへてのプロピレンオキシドが 反応してしまった後、得られた生成物（これ以降はＴＥＡ８５−ＰＯとして示す ）は、二級および一級エタノールアミンの存在についてて分析された。これらの アルカノールアミンの総含存量は０．５重量％未満であることかわかった。

例Ｂ １００グラムの、例Ａで特定されたものと同じトリエタノールアミン製品混合物 か７０℃で１Ｏ１４グラムのブチレンオキシドと反応させられた。ブチレンオキ シド分子の数と窒素原子に結合されている水素原子の数との間の比は、１．００ であった。反応後、得られた製品混合物（これ以降はＴＥＡ８５−ＢＯとして示 す）は分析され、二級および一級アルカノールアミンの含有量は０．７重量％で あるということかわかった。

例Ｃ １００グラムの、例Ａで特定されたのと同じトリエタノールアミン製品混合物が １５０℃で１０．９グラムのプロピレンオキシドと反応させられた。プロピレン オキシド分子の数と窒素原子に結合されている水素原子の数との間の比は、１． ３であった。反応後、二級および一級アルカノールアミンの含有量は０．１重量 ％未満であることがわかった。

例１ 例ＡおよびＢのトリエタノールアミン製品混合物ＴＥＡ８５−ＰＯおよびＴＥＡ ８５−ＢＯは、硬度０．２°ｄＨの水で希釈され、それぞれ３重量％を含む溶液 にされた。

これらの溶液は次にｐＨ値が９になるまて酢酸で中和された。それと比較するも のとして、例Ａで出発物質として用いられたトリエタノールアミン製品混合物（ これ以降はＴＥＡ８５として示す）およびトリエタノールアミンを９９重量９６ 含むＴＥＡ８５の蒸留生成物から、対応する溶液も処方された。後者の生成物を これ以降はＴＥＡ９９として示す。

アルカノールアミンの溶液はその後、泡立ちについてテストされた。２００ｍ１ の各溶液が５分間力強く攪拌され、流体と泡との容積が測定された。以下のよう な結果が得られた。

■）　攪拌前の溶液の容積は２００ｍ１である。

この結果から、この発明の製品混合物の泡立ちは、先行技術の製品と同じように 低いということが明らかである。

例２ ５重量９６（７）ＣＩ　ＨＩＩＣ＠　８４０　（Ｃ２Ｈ４０）　４　Ｈ，５重量 ％のＣｓ　Ｈ１＊ｃ＠　Ｈ４０（Ｃ２Ｈ４０）ｓ　Ｈ，４０重量％の以下に示す 表におけるいずれがのアルカノールアミン、１０重量％のクエン酸、および４０ 重量％の水（１゜２°ｄＨ）を混合することによって、洗浄用組成物が処方され た。処方物は次に２０倍に希釈されてそのまま使用できる溶液にされ、溶液は４ ０ｒ、ｐ、ｍ、のスピードで水平軸の周りを回転する直立形シリンダの中で泡立 ち能力について２０’Ｃてテストされた。

ｌ）　洗浄用溶液だけでの高さは２００ｍｍである。

この発明に従うアルカノールアミン生成物を含む洗浄用溶液は非常に穏やかな泡 立ちを示す。

例３ 以下に示す組成を有する液状石鹸が調製された。

これらの組成物は６人からなるパネルによってテストされた。パネルには２つの 組成物の間に全く差異を認めることができず、このことはこの発明の利点を備え たトリエタノールアミン混合物がＴＥＡ８５に取って代わることができるであろ うということを示すものである。

国際調査報告 ＰＣＴ／ＳＥ　９２１００７００

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．化粧品および洗浄用組成物におけるトリエタノールアミン製品混合物の使用 であって、前記トリエタノールアミン製品混合物は、主成分としてのトリエタノ ールアミンと、微量成分としてのジエタノールモノ−Ｃ２〜Ｃ４−アルカノール アミンおよびモノエタノールジ−Ｃ２〜Ｃ４−アルカノールアミンとを含み、か つジエタノールアミンおよびモノエタノールアミンの含有量が１重量％未満であ る、トリエタノールアミン製品混合物の使用。
2. ２．前記主成分は６０〜９０重量％であり、前記微量成分は１０〜４０重量％で あることを特徴とする、請求項１に記載の使用。