JPH07500043A - 脊椎固定システム - Google Patents

脊椎固定システム

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JPH07500043A JP5514877A JP51487793A JPH07500043A JP H07500043 A JPH07500043 A JP H07500043A JP 5514877 A JP5514877 A JP 5514877A JP 51487793 A JP51487793 A JP 51487793A JP H07500043 A JPH07500043 A JP H07500043A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 を椎固定システム 発明の背景 本発明は、椎骨を所望の関係に維持するのに役立つ帷茎及び椎弓板間の固定シス テム(spinal pedicular and interlaminaI  fixation systems)に概ね関する。特に、本発明は、Edu ardo Luqueと本発明の譲り受け人とに譲渡された米国特許第4,79 0.297号及び第4,913,134号に開示されたを椎固定システムの改良 に関する。
ボルト及びナツト付きの体筒型を椎固定プレートは、BakerとHo1tの研 究を経て1948年にその起源を有する。爾来、を椎固定プレートは、椎骨にプ レートを固定するのにボルトと螺子を用いるなど、より洗練されてきている。
これらの固定プレートは、例えば椎骨の固定を促進するため、しかるべき椎骨を 相互に固定位置に保持するために用いられてきた。
過去10年間、を椎固定システムは、数本の椎骨に跨がって刺状突起の各側に係 合される概ね剛体のプレートを用いることにより発展してきた。そうしたを椎固 定システムと剛体プレートの一つが、5teffeeに対する米国特許第4゜6 11.581号及び第4,696,290号に開示されている。このシステムで は、を椎プレートは、骨螺子のような力伝達部材の螺子部分を受け入れる一連の 開口が備わっている。このを椎プレートは、当業界では3teffecプレート として知られているが、プレート内の一連の各開口の間に数個の橋絡エレメント を含み、それらがプレートの剛性を増大させている。
を椎固定システムの他の種類が、前述のLuqueへの米国特許第4.790. 297号と第4,913,134号とに示されている。このシステムでは、Lu queプレートとして知られるを椎固定プレートが、はぼプレート長に亙って延 びる単一の細長い開口を含むと記述されている。数個の扇形切欠(scallo p)すなわち窪みが、プレート上面内の中央開口端部に形成されている。扇形切 欠は、骨螺子のような力伝達部材の凸部に係合させるのに用いられる。このシス テムはまた、骨螺子がプレートの扇形切欠上に締め付けられたときにプレートが 拡開しないようにするプレートリング手段を含んでいる。
Luqueシステムはを椎固定に非常に効果があることが証明されている一方で 、を椎移植の分野の開業医は、それらをより簡単に用いられるようにしかつ様々 な処置に適合させるようにするため、システムの改良を探求してきた。さらに、 システムの改良は、を椎への外傷或いは移植中又はその後の周辺組織への外傷を 減らすため探求されてきた。使い勝手と外傷特性を改善する必要性が重要である 一方で、いかなる改善されたシステムも、上記特許に記述されたLuqueシス テムのような従来のプレートシステムの本質的に有益な機能を犠牲にすることは できない。
図面の簡単な説明 図1は、Luqueへの米国特許第4,790.297号になるを柱石側部にお けるを椎固定システムを伴った患者のを柱の一部を示す概略平面図である。
図1bは、本発明になる改善されたを椎固定システムになるを住人側部における 改良された椎骨固定システムを伴った患者のを柱の一部を示す概略平面図である 。
図2は、本発明のを椎固定システムの固定プレート手段の斜視図である。
図3は、図2に示した固定プレート手段を、矢印の方向に3−3線に沿って見た 横断面図である。
図4は、図1bのを椎固定システムに関連して用いたものを図示した本発明のリ ング手段の側面図である。
図5aは、本発明のを椎固定システムが取り付けられた椎骨の拡大断面図であり 、特に固定ボルトを図示するため図1bを5a−5a線に沿って矢印の方向に見 た断面図である。
図5bは、図5aに示された固定ボルトとともに用いるナツトの代替実施例の側 面図である。
図6は、本発明のを椎固定システムが取り付けられた椎骨の拡大断面図であり、 特に固定螺子を図示するため、図1bを6−6線に沿って矢印の方向に見た断面 図である。
発明の要約 本発明は、従来の固定プレート型のシステムの恩恵を取り込み、一方でこれらの システムの限界の幾つかに取り組んだを椎固定システムを企図している。特に、 本発明のシステムは、スロット開口が貫通形成された固定プレートを企図してい る。スロット開口を、米国特許第4,790.297号に記述された1、uqu Cプレートのようにプレートのほぼ全長に亙って延ばすことも、或いは開口を、 米国特許第4,611,581号に記述された5teffeeプレートのように 、橋絡エレメントにより体部化することもできる。
一つの重要な特徴として、プレートはスロット開口端部に形成された扇形切欠を 含んでおり、好ましい実施例では、スロット開口は内外隣接して配設された扇形 切欠からなる。内外隣接して配設された扇形切欠の形状は、第1群の扇形切欠を −の球面半径位置に形成し、より大きな球面半径位置に形成された第2群の扇形 切欠内に内外隣接させたものである。かくして、扇形切欠手段用に内外隣接させ られた扇形切欠の形状は、単一プレートに骨螺子かボルトを択一的に使用できる ようにしている。好ましい実施例は、内外隣接させた扇形切欠形状を想定してい るが、大小の扇形切欠を用意し、扇形切欠を一部だけ内外隣接させるか、又は大 小の扇形切欠がプレートのスロット開口に沿って交互になるよう配設することも できる。
本発明の他の側面として、骨螺子のような前係合手段すなわちファスナをプレー ト上に締め付けたときに、固定プレートが外側に偏向したり拡開したりしないよ う制御するため、リング手段が備わっている。好ましい実施例では、リング手段 は、固定プレートを側腕でもって囲繞するC形状本体からなり、側腕はプレート 側壁を捕捉して抑制する。リング手段は、側腕の端部間にギャップを含んでおり 、このギャップはプレートの最大幅寸法よりも小さく、リング手段をプレート周 りに保持する。好ましい実施例では、側腕とプレートの周側壁とは対応させて湾 曲させである。
本発明の一つの目的は、比較的堅固なプレートと骨螺子やボルトのような数個の 前係合ファスナすなわち負荷伝達部材とを用いるを椎固定システムを提供するこ とにある。さらなる目的は、螺子又はボルトの択一的な使用、すなわち異なる半 径の概ね球面状の係合面を有する部品の択一的使用を可能にすることにある。
さらに、本発明は、特定の前係合ファスナ用に剛性の程度を可変する能力を達成 している。
さらなる目的は、前係合部材をプレート上に締め付けたときにプレート壁の拡散 を抑制する何等かの手段を含む固定プレートシステムを提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、従来のそうした手段よりも痩身の輪郭を有する手 段であって、椎骨とその周辺組織に対してより外傷を与えない手段を提供するこ とにある。
本発明のを椎固定システムの他の目的としかるべき利点は、以下に書かれた記述 と添付の図面を考察することによりを椎固定分野に携わる者には容易に認識され よう。
好ましい実施例の記述 本発明原理の理解を促進する目的のため、ここで図面中に図解された実施例に言 及し、その記述のため特定の用語が用いられよう。それでも、そのことによって 本発明の範囲が制限されることは意図しておらず、図解された装置における開明 が関係する当業者に普通に想起されるであろうと熟慮しであると理解さるべきで ある。
まず図1aに言及するに、前述のLuque特許第4.790,297号になる を椎固定システム10が図示されている。このを椎固定システム10の以下の記 述は、図解と比較を目的とするものである。このシステムのより詳細な記述は、 Luque“ 297号特許に見い出され、その記述はここに参照用として組み 入れることにする。とは言え、この従来のを椎固定システム10の特徴を要約す るに、実質的に剛体のを椎プレート手段11すなわちLuqueプレートが備わ っていて、を柱の椎骨Vの体部固定用に用いられる。プレート手段は、プレート 手段のほぼ全長に亙って延びるスロット開口12が貫通している。下面14は、 プレートの両端において少なくとも2個の椎骨Vに隣接又は当接している。数個 の骨螺子15が、椎骨の椎弓根のような直下の椎骨の一部に係合するよう備わっ ている。プレート手段11を囲繞又は巻き込むような手段が備わっていて、骨螺 子をプレート上に締め付けるたときにプレート側壁が拡開分離するのを防止して いる。Luque’ 297号特許のこの手段は、プレート手段の下側全体を横 切って延びるか、或いはプレートの側壁が捕捉されている場合に限りプレート手 段の下側の材料内にギャップを形成するよう破断されるかするプレート材料をも って、プレート手段を囲繞する構成部品を企図している。
一実施例では、貫通するプレート手段を受け入れる矩形の開口を有する矩形形状 をなすリング手段16が備わっているが、これは特にLuque’ 297号特 許の図12に図示され、かつその特許の第34mの62ないし68行に記述され ていて、その記述は参照用として前に組み込み済みである。他の実施例(図示せ ず)では、′ 297号特許の図15に図示されかつ第4欄の1ないし13行に 記述されているごとく、本体が備わっていて、それが骨螺子に係合し、かつまた 一対の7ランノ部を有していて、プレート手段の側壁を捕捉している。
図1bを参照するに、刺状突起の反対側には、本発明になる改善された固定シス テム20が図示しである。この改善された固定システム2oは、プレート手段2 1を含んでおり、それは概ね剛体であり、反対側の従来のLuqueプレート手 段に多くの点でほぼ似通っている。プレート手段21は、細長い開口22を含ん でいて、それがプレート手段のほぼ全長に亙って延びている。下面23は、好ま しくはプレート手段21の両端部において、少なくとも2個の椎骨Vに当接又は 隣接している。
プレート手段21は、第1の前係合手段50と第2の前係合手段51のような力 伝達部材すなわちファスナにより椎骨Vに係合している。図解する目的で、前係 合手段は手段50と51とを別個に明示してあり、本発明の改善された固定シス テム20に異なる前係合すなわち力伝達部品を用い得ることを示している。例え ば、第1の前係合手段50は、ここにより詳しく論議するように、それぞれが概 ね球形状の中間部分から突出する前係合シャンクと螺子付きポストとを含むポル トでもよい。
他方、第2の前係合手段51は、Luque’ 297号特許の図10に示され かつ第1欄の28ないし60行に記載された骨螺子であり、その記述は前に参照 用に取り込み済みである。この第2の前係合手段すなわち骨螺子51は、本質的 に螺子付き前係合シャンクと固定プレート内の扇形切欠に係合する形状をもった 頭部とを含むことが理解される。Luque” 297号特許の中でより完全に 記述されているように、この第2の前係合手段51は、プレート手段21のスロ ット開口を通って延びる螺子付きステムを含んではいない。むしろ、第2の前係 合手段51の頭部は、螺子付きシャンクがスロット開口22を通って延びて椎骨 Vに係合する状態で、プレート手段21の上面27内の扇形切欠に係合している 。
さて図2.3を参照するに、本発明の固定システム2oのプレート手段21の詳 細が図示されている。特に、プレート手段21は、下面23と上面27と周側面 28とにより境界付けられた細長いプレートの形をしている。スロット開口22 力慣通形成されていて、プレート手段21のほぼ全長に亙って延びている。
スロット開口22と上面27が交差する箇所には、扇形切欠すなわち窪みを配設 してなる扇形切欠手段29がある。扇形切欠手段29は、プレート手段21に対 する前係合手段50.51の一方の摺動を阻止すべく設けられている。本発明の 一つの重要な特徴として、扇形切欠手段が異なる球面半径位置に形成された少な くとも2組の扇形切欠を含んでいる。一実施例では、手段29内の2組の扇形切 欠は、内外隣接させた一対の扇形切欠に形作られている。特に、第1組の扇形切 欠30が、スロット開口22と上面27との間の端縁層りに形成されている。
コノ点テ、第1のスロット3oは、Luque’ 297号特許に記述された従 来のプレート手段11の扇形切欠13に似ている。スロット開口22の対向する 端縁がそれぞれ第1の扇形切欠30を含み、それらがスロット開口を横切って互 いに整合していることが理解される。
この実施例では、第1組の扇形切欠3oを囲繞する第2組の扇形切欠31が設け られており、それ力坪面上で同心に見えている。より詳しくは、第2の扇形切欠 31は、第1の扇形切欠31が形成されている球面半径R1よりも大きな球面半 径R2をもって形成されている。換言すれば、第1組の扇形切欠30は、第2の 扇形切欠31よりもプレート手段内により深く刻み込まれている。従って、第1 の扇形切欠30はより小さな球面状係合面を有する嵌合固定部品を収容するよう 設けられている。他方、第2の扇形切欠31は、より大きな球面すなわちより浅 い湾曲係合面を有する固定部品に係合するよう設けられている。
扇形切欠30,31の各組は、端部扇形切欠内のプレート21端部において終端 されている。特に、第1の端部扇形切欠33は、プレートの各端部に形成されて いて、より大きな球面半径を有する第2の端部扇形切欠34内に内外隣接させで ある。同じ扇形切欠手段29すなわち内外隣接させて設けた扇形切欠30,31 を、プレート手段21の下面23に形成することができる。
好ましい実施例では、扇形切欠30,31の内外隣接対を企図したが、他の扇形 切欠配置の組み合わせも企図できる。例えば、扇形切欠は、大きい方の扇形切欠 31から縦方向にオフセットした小さな扇形切欠30とともに一部分だけを内外 隣接させることもできる。別の変形では、扇形切欠は内外隣接させず、スロット 開口の長さに沿って散在させられる。
本発明の一つの利点は、球面半径の異なる2組の扇形切欠を配設したことで、異 なる固定剛性特性を有する異なる前係合手段の使用が可能になることである。
例えば、骨ボルトは椎骨固定螺子よりも典型的にはより堅固な固定をもたらし、 これにより椎骨とプレート手段との間により大きな負荷伝達をもたらすことが知 られている。骨ボルトは、プレート手段の両側に係合をもたらし、プレートの− L面にだけ当接する螺子よりも、プレートに対してボルトをより堅固に保持する 。
しかしながら、プレート手段に対してより小さな球面半径で当接する骨ボルトを 使用することで、「ばね」効果をもたらすことができる。より大きな球面半径で の当接は、ボルトとプレート手段との接続剛性に重要な増大をもたらす。を椎へ の移植には、椎骨と固定プレートとの間の固定剛性を変えることがしばしば要求 される。本発明は、この要求を満たす一つの手段をもたらすものである。好まし い実施例のこの内外隣接させた扇形切欠の利点は、プレート手段の長さ沿いに許 容される前係合手段の位置のより大きな調整可能性にある。
図5aを参照するに、第1の前係合手段50がプリー8手段21のスロット開口 22を通って延びているのが図示されている。特に、この第1の前係合手段50 は、椎骨Vの椎弓根に係合するよう設けられた螺子付きシャンク53を有する骨 ボルトである。螺子付きシャンク53の上端部は、概ね球形をなす湾曲したプレ ート係合面55を含む中間部分54内に潜り込んでいる。この湾曲面55は、少 なくともこの特定の実施例では、中心を離れた位置の扇形切欠31よりも小さな 球面半径を有する第1組の扇形切欠30の一つに係合するよう適合された球面半 径を有している。
この第1の前係合手段50はまた、中間部分54から螺子付きシャンク53とは 反対側の方向に突出する螺子付きステムを含んでいる。中間部分54がプレート 手段21の下面23に係合した状態で、螺子付きステム57はスロット開口22 を通り、プレート手段の反対側の上面27を越えて延びている。螺子付きポア6 1を含むナツト60が、螺子付きステム57に係合するよう設けられている。
ナツト60を螺子付きステム57上に締め付けることにより、螺子付きシャンク 53が椎骨Vの椎弓根に係合しているときでさえ、骨ボルトすなわち第1の前係 合手段50はプレート手段21に固着される。
この特定の実施例では、ナツト60は中間部分54の湾曲面55と同じ湾曲を有 する下側プレート係合面63を含む。か(して、ナツト60と特に下側係合面6 3とは、より小さな球面半径を有する第2組の扇形切欠30のうちの−っの中に ある。
さもな(ば、ナツトは図5bに示したナツト60′ で構成することもできる。
ナツト60゛ は、図5a内に示した面63よりも浅くすなわちより大きな球面 半径位置に形成された下側係合面63′ を有する。典型的には、骨ボルト中間 部分54の湾曲面55の湾曲は、面63′ と同じであり、これにより骨ボルト とナツトは、ともに固定プレート手段21内の同じより大きな半径の扇形切欠3 1に係合することになる。本発明が異なる接続剛性を有する骨ボルトの同じプレ ート手段への固定を可能にすることは、明白でなければならない。図5aに示さ れたポルト50とナツト60の組み合わせは、より弱い剛性をもたらすであろう が、−方で図5bに示されたナツト60′及び対応する形状をもったボルトの使 用は、より大きな剛性をもたらし、何故なら構成部品がより大きくより浅い半径 の扇形切欠31に係合するからである。
実際、第2の前係合手段51は、より少ない剛性すなわちプレートと椎骨の負荷 伝達インタフェースにより柔軟性が要求されるときに、骨螺子として用いられよ う。骨螺子51は、プレート手段21に上面においてのみ当接し、それ故に図5 aに見られるごと(プレートは固定部品間に挟持されることはない。図6により 明瞭に示したように、第2の前係合手段51の骨螺子は例えば稚弓根に係合する よう螺子切られた螺子付きシャンク65を含んでいる。螺子付きシャンク65は 、螺子頭部67に一体の上側筒状部66の位置で終端されている。螺子頭部67 は、扇形切欠手段29内の扇形切欠の一つに係合するよう湾曲する下側係合面6 8を含んでいる。特定の実施例では、係合面68は湾曲していてより小さな扇形 切欠30に係合し、螺子とプレートとのインタフェースに最大限の柔軟性をもた らす。(幾分少ない柔軟性を望む場合は、係合面68をより大きな半径で形成し 、より浅い扇形切欠31に係合させることもできる。) 頭部67は、骨螺子5 1を椎骨に螺入させる工具を受け入れる六角形状の凹部69を含む。
好ましい実施例では骨螺子51を叙述してきたが、骨螺子として前に記した骨ボ ルト50を用いて本質的に同じ柔軟性を得ることができる。換言すれば、骨ボル ト50はスロット開口22を通って延び、これにより球面状中間部分54の下側 部分がプレート手段20の上側の面27に当接する。
本発明のを椎固定システムは、患者に移植したときに、骨プレート手段21の両 端に位置する第1の前係合手段50すなわち骨ボルトを含み、前係合手段がプレ ート手段のより大きな第2の扇形切欠31内で係合して最大限可能な固定剛性を もたらす。同時に、第2の前係合手段51すなわち骨螺子は、プレート手段21 の端部の中間に配設することもでき、その前係合手段は、プレート手段21のよ り小さな第1の扇形切欠30に対する係合点を有していて、固定により大きな「 ばね」効果をもたらす。内外隣接させた扇形切欠30,31のいずれを用いるか は、プレートに前係合手段を固定するのに要求される相対的な剛性により決定す ることができる。そこで、本発明のプレート手段21の内外隣接させた扇形切欠 形状は、プレート全体を通じて単一の扇形切欠寸法しかもたない従来の固定シス テムを上回って、本発明のを椎固定20を使用する上での柔軟性を増大する。
図1bを再び参照するに、改善された固定システム20はまたリング手段40を 含んでおり、それがプレート手段21を囲繞して側壁21aを捕捉し、前係合手 段がプレート上に締め付けられるときに側壁の拡開を抑制する。例えば、第1の 前係合手段50のナツト60を締め付けたときに、プレートに当接する湾曲面5 5.63は一緒に引っ張られ、側壁21aを拡開させようとする。側壁が拡開し 過ぎると、固定剛性は割り引かれる。かくして、リング手段40は、固定システ ムの剛性を保護し、一方でプレートと骨螺子結合の何等かの「働き」を可能にす る。
リング手段40の詳細は、図4により明瞭に示されている。この図では、本発明 のリング手段40が上側バー42が備わった概ねC形状の本体41を含んでおり 、上側バー42からは湾曲する左右一対の側腕43が延びている。プレート開口 44が上腕と側腕との間に備わっていて、そこを通るプレート手段21を受け入 れる。側腕43はまた、それらの中間にプレート開口44内に開口するギャップ 45を画成している。リング手段40は、C形状本体41のプレート開口44を 通してプレート手段21を摺動させることにより、移植の前にプレート手段21 に容易に組み込むことができる。
本発明のリング手段40の重要な側面として、各側腕43は湾曲した内部保合面 46を含んでいる。これらの湾曲した内部係合面46は、プレート手段21の同 様に湾曲する周側面28に当接するよう形作られている。(図3参照) かくし て、図5aにより明瞭に示したように、リング手段40はプレート手段21の両 側面に当接又は隣接する側腕43の内部係合面46とともにプレート手段21を 囲繞している。側面28と側腕43の係合面46との全く一致する湾曲が、少な くとも一度固定システム20が移植された後は、リング手段40をしてプレート 手段21からの取り外しを阻止する。より詳しくは、側腕43の端部間のギャッ プ45は、好ましい実施例では湾曲する周面28の頂点21bにおけるプレート 手段の最大幅よりも小さい幅を有している。
図58に示したように、各側腕43の下端47はプレート手段21の下面23( 図4に想像線で示す)の下側に突出している。しかしながら、側腕の下端はプレ ート下面の下側に突出させる必要はな(、代わりにプレートの下面23の上側の 位置47° (図4)において終端させてもよい。リング手段40のこの形状が 、リング手段によって引き起こされる患者の椎骨及び周辺組織への外傷の量を低 減することが分かっている。さらに、このリング手段40は、従来のリング手段 を用いた椎骨接骨処置に生ずることがあった空隙と緊張の問題を緩和することが できる。しかしながら、側腕の端部間のギャップ45が、47.47’のどちら の位置にあろうと、頂点21b間のようなプレート手段20の最大幅よりも狭い ことは重要である。
図5aから分かるように、従来技術の固定システム10のリング手段16により 占められた包絡線は、想像線で描かれたように、本発明のリング手段40により 占められた包絡線よりも大である。かくして、リング手段40は、周辺組織に接 触したり外傷を与えるようなことはそれほどない。それと同時に、リング手段は 実質的にプレート手段21を囲繞していて、前係合手段50.51がプレート上 に締め付けられるさいにプレート手段が唸り出すのを防止する。
本発明の特定の実施例では、プレート手段21は、特定の用途と橋絡しようとす る椎骨の数とに応じて30.0mmないし160.0mmの長さを有する。扇形 切欠30.31は、約5.0mm間隔に分散されている。第1組の扇形切欠30 は、プレート手段の上方的0.4rnmの位置にある中心点C1から約4.Om mの球面半径R1で形成されている。より大きな第2の扇形切欠31は、プレー トの上方的8.7mmの位置にある中心点C2から約10.0mmの球面半径R 2で形成されている。この特定の実施例のスロット開口22は、約6.6mmの 幅を有する。これらの特定の寸法をもって、一連の中間平面32が各第1のスロ ット30の間に画成されている。図解された特定の実施例のより大きな第2の扇 形切欠31は、概ねプレート手段21のスロット開口22の長さに沿って互いに 重なり合っている。(しかしながら、別の実施例では、より小さな扇形切欠30 が、図解した実施例において平面32が配置された箇所、すなわちより大きな第 2の扇形切欠31の間に位置している。) この特定の実施例のプレート手段2 1は、上面27ど下面23の両方に全く同じ形状を有する第1及び第2の扇形切 欠を含む。
本発明のリング手段の特徴に関しては、C形状の本体41は、約14.Qmmの 幅を有するプレート手段21に係合するよう設けられており、かくして左右の側 腕43の内側係合面46間の最大距離は、最低でも14.0mmなければならな い。他方、ギャップ45の幅は、この特定の実施例で13.0mmの寸法を有す るプレート手段の幅よりも小さい。プレート手段21の周側面28の湾曲は半径 的4.75mmであり、対する内部係合面46の湾曲は若干大きくて半径が約4 .95mmである。リング手段本体41の端部は、好ましくは組織の外傷を最小 化するよう面取りされている。
本発明は、図面と先の記述とにより詳細に図解及び記述してきたが、これは図解 であってその性格から拘束的なものではないと考えられるべきであり、好ましい 実施例だけを図示しかつ記述し、本発明の精神内に入る変形や修正はすべて保護 されるよう望んでいることは理解さるべきである。例えば、好ましい実施例を公 知のLuqueプレートの修正として記述したが、本発明の特徴は1個又は多数 のスロットを有する他の公知の固定プレートや、前係合部品を締め付けたときに プレート側壁の拡開を抑制することが望まれる箇所の固定プレートに組み入れる ことができる。
1A 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 6年 8月19囁l

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.椎骨を所望の関係に維持するため骨係合ファスナとともに用いる器具であっ て、 椎骨上に配置される実質的に剛体のプレート手段であって、椎骨に対向する下面 と反対側の下面とを有する前記プレート手段と、前記上面と下面との間に前記プ レート手段を貫通して画成した数個のスロット開口であって、それぞれが骨係合 ファスナを貫通させて受け入れる寸法とされた前記スロット開口と、 前記プレート手段に対する骨係合ファスナの摺動を阻止する扇形切欠手段であっ て、第1組及び第2組の扇形切欠を含み、各組の扇形切欠が前記数個のスロット 開口において前記プレートの前記下面と前記上面の少なくとも一方に画成された 数個の窪みにより形成されており、前記第1組の扇形切欠が前記第2組の扇形切 欠とは異なる球面半径位置に画成されている前記扇形切欠手段とを具備する、こ とを特徴とする前記器具。
  2. 2.請求項1記載の器具において、 前記第1組の扇形切欠には、前記数個の窪みが第1の球面半径位置に画成されて おり、前記第2組の扇形切欠には、前記数個の窪みが前記第1の球面半径よりも 大きな第2の球面半径位置に画成されている、ことを特徴とする前記器具。
  3. 3.請求項2記載の器具において、 前記第1の球面半径の中心点は、前記プレートの前記下面と上面の少なくとも一 方から第1の距離にあり、 前記第2の球面半径の中心点は、前記プレートの前記下面と上面の少なくとも一 方から第2の距離にあり、該第2の距離は前記第1の距離よりも大である、こと を特徴とする前記器具。
  4. 4.請求項3記載の器具において、 前記第2の距離は、前記第1の球面半径よりも大である、ことを特徴とする前器 器具。
  5. 5.請求項1記載の器具において、 前記扇形切欠手段は、前記数個のスロット開口箇所において前記プレートの前記 下面と前記上面の両方に画成された数個の窪みにより形成された前記第1組及び 前記第2組の扇形切欠のそれぞれをさらに含む、ことを特徴とする前記器具。
  6. 6.請求項1記載の器具において、 前記第1組の扇形切欠は、前記第2組の扇形切欠に内外隣接させてある、ことを 特徴とする前記器具。
  7. 7.請求項6記載の器具において、 前記第1組の扇形切欠には、前記数個の窪みのそれぞれが第1の球面半径位置に 画成されており、前記第2組の扇形切欠には、前記数個の窪みのそれぞれが第1 の球面半径よりも大きな第2の球面半径位置に画成されている、ことを特徴とす る前記器具。
  8. 8.請求項7記載の器具において、 前記第1の球面半径の中心点は、前記プレートの前記下面と上面の少なくとも一 方から第1の距離にあり、 前記第2の球面半径の中心点は、前記プレートの前記下面と上面の少なくとも一 方から第2の距離にあり、該第2の距離は前記第1の距離よりも大である、こと を特徴とする前記器具。
  9. 9.請求項8記載の器具において、 前記第2の距離は、前記第1の球面半径よりも大である、ことを特徴とする前記 器具。
  10. 10.椎骨を所望の関係に維持するための器具であって、椎骨上に配置される実 質的に剛体のプレートであって、椎骨に対向する下面と反対側の上面とを有する 前記プレートと、前記プレートを椎骨に接続し、かつ第1のプレート係合部を有 する第1の骨係合ファスナと、 前記プレートを椎骨に接続し、かつ第2のプレート係合部を有する第2の骨係合 ファスナを具備し、 前記プレートは、前記上面と下面との間に貫通形成した数個の細長いスロット開 口を含んでいて、該数個のスロット開口のそれぞれが、前記一対の骨係合ファス ナのそれぞれを貫通させて受け入れるような寸法とされており、さらに、前記プ レートに対する骨係合ファスナの摺動を阻止する扇形切欠手段であって、第1組 及び第2組の扇形切欠を含み、各組の扇形切欠が前記数個のスロット開口におい て前記上面と前記下面の少なくとも一方に画成された数個の窪みにより形成され ていて、前記一対の骨係合ファスナのそれぞれの前記プレート係合部を受け入れ 、前記第1組の扇形切欠が前記第2組の扇形切欠とは異なる球面半径位置に画成 されている前記扇形切欠手段を具備する、ことを特徴とする前記器具。
  11. 11.請求項10記載の器具において、前記第1の骨係合ファスナの前記第1の プレート係合部は、第1の球面半径位置に形成されており、前記第2の骨係合フ ァスナの前記第2のプレート係合部は、前記第1の球面半径よりも大きな第2の 球面半径位置に形成されている、ことを特徴とする前記器具。
  12. 12.椎骨を所望の関係に維持するための器具であって、椎骨上に配信される実 質的に剛体のプレートであって、椎骨に対向する下面と反対側の上面とを有する 前記プレートと、前記プレートを椎骨に接続する一対の骨係合ファスナを具備し 、前記プレートは、その間に数個の細長いスロット開口が画成された左右一対の 側壁を含んでいて、該スロット開口が前記プレートを前記上面と下面の間を貫通 して延びており、前記数個のスロット開口のそれぞれが、前記一対の骨係合ファ スナのそれぞれを貫通させて受け入れるような寸法とされており、前記一対の係 合ファスナは、前記側壁間で前記プレートに対してファスナを締め付ける手段を 含んでおり、 さらに、前記プレートを囲繞し、前記骨係合ファスナの一つが前記プレート上に 締め付けられたときに前記プレートの前記側壁が拡開分離しないようにするリン グ手段であって、前記プレートの前記側壁に隣接して延びる左右一対の腕を含み 、かつ該各腕の一端部間に前記側壁における前記プレートの最大幅寸法に満たな い寸法を有するギャップを画成する前記リング手段を具備する、ことを特徴とす る前記器具。
  13. 13.請求項12記載の器具において、前記リング手段は、前記左右一対の腕を 含むC形状の本体を含む、ことを特徴とする前記器具。
  14. 14.請求項12記載の器具において、前記各側壁は、湾曲した外面を有し、 前記左右の各腕は、前記各側壁の前記湾曲した外面に対応する湾曲内面を有する 、 ことを特徴とする前記器具。
  15. 15.請求項12記載の器具において、前記左右の各腕の前記一端部は、前記リ ング手段が前記プレートを囲繞するときに前記プレートの前記底面を越えて突出 する、ことを特徴とする前記器具。
  16. 16.請求項12記載の器具において、前記左右の各アームの前記一端部は、前 記リング手段が前記プレートを囲繞するときに前記プレートの前記底面を越えて 突出しない、ことを特徴とする前記器具。
  17. 17.請求項12記載の器具において、前記プレートに対する骨係合ファスナの 摺動を阻止する扇形切欠手段であって、前記数個のスロット開口箇所において前 記プレートの前記上面と下面の少なくとも一方に画成された数個の窪みにより形 成され、前記一対の骨係合ファスナの一方を受け入れる一組の扇形切欠を含む前 記扇形切欠手段をさらに具備する、ことを特徴とする前記器具。
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