JPH0749908A - 医療の予約管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】病院等の医療機関の予約管理システムに関し，
それぞれの部門においてなされる検査の予約を，一元管
理し，予約の重複，近い時間帯に同じ患者が予約される
ことのないようにすることを目的とする。 【構成】 予約管理ファイル(20)を含む医療業務におけ
る検査情報を格納するファイル群(1) と，ファイル群
(1) から検査情報を取り出し，検査の予約状況を表示す
る予約状況表示手段(31)と，検査予約を仮に設定する予
約設定手段(32)と，設定情報の重複もしくは同一患者が
近い時間帯に予約されていなかの近傍チェックを行う設
定情報確認手段(47)とを備え，検査要約の重複チェック
および近傍チェックを行う構成を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は，病院等の医療機関の予
約管理方式に関する。コンピュータを利用して病院の各
科の予約を行う病院内オーダリングシステム（医療予約
システム）が医療機関において利用されている。しか
し，病院内でなされる検査は多種類あり，それぞれの科
において検査毎に予約業務がなされている。例えば，放
射線部門についてみると，放射線検査の依頼は病院内オ
ーダリングシステムを利用して内科，外科等の他の部門
から依頼を受け付けることができるが，放射線部門にお
ける検査日時等は放射線部門独自の管理システムで決め
て運用している病院もある。そして，放射線部門につい
てみると，検査項目はＸ線検査を基にしてＣＴ検査，Ｍ
Ｒ検査等がなされるが，ＣＴ検査の予約はＣＴ検査部
門，ＭＲ検査の予約はＭＲ検査部門においてそれぞれに
なされている。

【０００２】

【従来の技術】図８は従来の放射線部門における予約管
理システムを示す。図において，１００は医療予約シス
テム（病院内オーダリングシステム）であって，病院内
の各部門の予約を行うシステムである。

【０００３】１０１は放射線部門予約システムであっ
て，放射線部門におけるＸ線検査，ＣＴ検査，ＭＲ検査
等の予約を行うシステムである。１１０は放射線部門で
ある。

【０００４】１１０’は放射線部門の各種ファイル，各
種検査予定表作成手段を備えるコンピュータ側を示す。
１１１はＸ線検査室の受け付けであり，放射線部門の受
け付けでもあるものである。

【０００５】１１３はＣＴ検査室の受け付けである。１
１５はＭＲ検査室の受け付けである。１１９はＸ線検査
室の入力手段である。

【０００６】１２０はＸ線ファイルであって，Ｘ線検査
の予約データを格納するものである。１２１はＸ線検査
予定表作成手段であって，Ｘ線検査の予定表を作成する
ものである。

【０００７】１２２は出力手段であって，Ｘ線検査予定
表，Ｘ線検査予約表等を出力するプリンタ，ディスプレ
イ等である。１２３は予約票であって，Ｘ線検査の予約
票である。

【０００８】１３０はＣＴファイルであって，ＣＴ検査
の予約データを格納するものである。１３１はＣＴ検査
予定表作成手段であって，ＣＴ検査の予定表を作成する
ものである。

【０００９】１３２は出力手段であって，ＣＴ検査予定
表，ＣＴ検査予約表等を出力するプリンタ，ディスプレ
イ等である。１３３はＣＴ検査の予約票である。

【００１０】１４０はＭＲファイルであって，ＭＲ検査
の予約データを格納するものである。１４１はＭＲ検査
予定表作成手段であって，ＭＲ検査の予定表を作成する
ものである。

【００１１】１４２は出力手段であって，ＭＲ検査予定
表，ＭＲ検査予約表等を出力するプリンタ，ディスプレ
イ等である。１４３はＭＲ検査の予約票である。

【００１２】１５０は他部門である。図の構成におい
て，他部門１５０からの検査依頼は放射線部門の受け付
けであるＸ線室の受け付けで受け付けられる。

【００１３】Ｘ線検査の予約をする患者を診療している
科の関係者は，Ｘ線検査室に行き，予約申し込みをす
る。そこで，オペレータはＸ線検査予定表をディスプレ
イ（出力手段１２２）に表示し，予約状況確認して，Ｘ
線検査の日時を決定し，入力手段１１9 より予約日時，
患者番号等の予約データを入力する。予約データはＸ線
ファイル１２０に登録される。Ｘ線検査予定表作成手段
１２１は予約データを基にＸ線検査予定票を作成し，プ
リンタ（出力手段１２２）より出力する。

【００１４】そこで，Ｘ線検査の他にさらにＣＴ検査，
ＭＲ検査等を必要とする場合には，患者はＣＴ検査室１
１３の受け付けもしくはＭＲ検査室１１５の受け付けに
行き，それぞれの予約をする。

【００１５】ＣＴ検査の予約の場合には，ＣＴ検査室１
１5 に行き予約申し込みをする。そして，ＣＴ検査室の
受け付けのオペレータは，ディスプレイ（出力手段１２
２）に表示されるＣＴ検査予定表を確認し，検査予約を
行う。検査予約票１３３がプリンタ（出力手段１３２）
より出力される。

【００１６】同様に，ＭＲ検査の予約の場合には，患者
はＭＲ検査室１１５に行き，予約申し込みをする。そし
て，ＭＲ検査室の受け付けのオペレータは，ディスプレ
イ（出力手段１４２）に表示されるＭＲ検査予定表を確
認し，検査予約を行う。検査予約票１４３がプリンタ
（出力手段１４２）より出力される。

【００１７】

【発明が解決しようとする課題】従来の各部門における
検査予約は，例えば，放射線部門においてはＸ線検査，
ＣＴ検査，ＭＲ検査等の予約がそれぞれになされるよう
に，部門において検査内容に応じてそれぞれになされて
いた。そのため，それぞれの部門における予約が重複し
たり，また，同一患者の予約が互いに近い時間帯になさ
れたりして患者に負担をかけることがあった。

【００１８】本発明は，それぞれの部門においてなされ
る検査の予約を，一元管理し，予約の重複，近い時間帯
に同じ患者が予約されることのないような予約管理シス
テムを提供することを目的とする。

【００１９】

【課題を解決するための手段】本発明は，部門内の予約
を管理する予約管理ファイルを設け，部門の各検査項目
の重複予約，近傍予約をチェックするようにした。ま
た，予約作業中は該当する検査項目については，他の入
力手段から予約入力できないようにロックするようにし
た。

【００２０】図１は本発明の基本構成を示す。図におい
て，１はファイル群である。

【００２１】１０は検査情報ファイルであって，患者
名，患者ＩＤ，検査項目（Ｘ線，ＣＴ，ＭＲｅｔｃ）等
を検査情報ＩＤに対応付けてもつものである。１１は検
査情報ＩＤである。

【００２２】１２は患者名，患者ＩＤである。１３は検
査項目である。１４は使用機器名（モダリティの名称）
である。

【００２３】２０は予約管理ファイルであって，検査情
報ＩＤに対応付けて，検査日時，検査開始時刻，検査終
了時刻をもつものである。２１は検査情報ＩＤである。

【００２４】２２は日時, 時刻であって，予約日時, 時
刻である。２５はスケジュール実行ファイルであって，
使用機器（モダリティ）と現在予約作業中であることを
表すロック情報を格納するものである。

【００２５】２６は機器名であって，検査機器（モダリ
ティ）の名称である。２７は予約対象とされているモダ
リティのロック情報である。３０は検査情報選択手段で
あって，予約に必要な検査情報をファイル群１から取り
出すものである。

【００２６】３１は予約状況表示手段であって，表示画
面に検査の予約一覧表を表示するものである。３２は予
約設定手段であって，患者名，検査項目，予約日時等を
仮に設定するものである。

【００２７】３３は入力手段５０により選択された検査
情報選択データを表す。３４は入力手段５０より入力さ
れた日時設定データを表す。４５はスケジュール実行フ
ァイル制御手段であって，スケジュール実行ファイル２
５にロック情報を書き込むものである。

【００２８】４６は予約管理ファイル制御手段であっ
て，予約管理ファイル２０に予約データを登録するもの
である。４７は設定情報確認手段であって，予約の重
複，近傍チェックを行うものである。

【００２９】４８は重複チェックの処理を表す。４９は
近傍チェックの処理を表す。５０は入力手段を表す。

【００３０】５１は予約ロック手段であって，ロック情
報の書き込まれているモダリティに対して，その時点に
おいてそのモダリティに予約作業を行っている入力手段
以外の入力手段からの予約入力をロックするものであ
る。

【００３１】

【作用】図１の基本構成の動作を説明する。入力手段５
０により検査情報ファイル１０に患者氏名，検査ＩＤ，
検査部位，検査機器等の検査情報を入力する。この時，
スケジュール実行ファイル制御手段４５は選択されたモ
ダリティについてスケジュール実行ファイル２５を参照
する。そして，同一モダリティに対して現在予約作業中
でロックされている場合には，予約ロック手段５１は予
約入力を禁止する。また，選択したモダリティがロック
されていない場合にはそのモダリティに対するロック情
報をスケジュール実行ファイル２５に書き込み，そのモ
ダリティに対して他の入力手段から予約入力できないよ
うにする。

【００３２】予約状況表示手段３１は，予約管理ファイ
ル２０および検査情報選択手段３０の選択した情報に従
って，予約状況表を画面表示する。オペレータは表示さ
れた予約状況表に従って，入力手段５０により予約日時
を入力する。

【００３３】予約設定手段３２は患者氏名に対して予約
日時，使用検査機器（モダリティ），検査開始時刻，終
了時刻等を仮に設定する。設定情報確認手段４７は，同
一日時に同一モダリティに対して重複予約がなされてい
ないかをチェックする。さらに，同一患者について，近
い時間帯に検査がなされていないかの近傍チェックを行
う。

【００３４】重複予約，近傍予約されていないことが確
認されると，予約管理ファイル制御手段４６は予約管理
ファイル２０に検査情報ＩＤ，予約日時を登録する。本
発明によれば，同一モダリティに対して同一日時に予約
されていないかを重複チェックするので重複予約が無く
なる。また，同一患者について，近い時間帯に続けて検
査予約がなされていないかの近傍チェックをするので，
患者に検査負担を負わせることがなくなる。さらに，予
約作業が開始されたモダリティに対しては，他の入力手
段からの予約入力をロックするので，予約入力が重複し
てなされることがない。

【００３５】

【実施例】図２は本発明の実施例構成を示す。図は放射
線部門における予約システムを例として示し，リレーシ
ョナルデータベース（ＲＤＢ）により予約管理をする場
合を示す。

【００３６】図において，６０はホストコンピュータで
ある。６１は病院内予約手段であって，病院の各部門の
予約を行うプログラムである。

【００３７】６２は放射線部門予約手段であって，放射
線部門におけるＸ線検査，ＣＴ検査，ＭＲ検査等の予約
を行うプログラムである。７０は検査情報ファイルであ
って，患者ＩＤ，検査種別，撮影部位を格納するファイ
ルのＩＤ，検査に使用する機器（モダリティ）等の検査
情報を検査情報ＩＤにより管理するものである（図３参
照）。

【００３８】７１は予約管理ファイルであって，検査情
報ＩＤに対応付けて，検査日時，検査開始時刻，検査終
了時刻等を格納するファイルである（図３参照）。７２
はモダリティファイルであって，検査機器を管理するフ
ァイルであり，検査機器とその設置場所等格納するもの
である。

【００３９】７３はスケジュール管理ファイルであっ
て，予約作業を実行中の検査機器名と機番に対応してロ
ック情報を格納するものである（図３参照）。７４はそ
の他のファイルであって，検査情報ＩＤに対応して，検
査データ（撮影データ）等を格納するものである（図３
参照）。。

【００４０】８０’はＸ線室端末装置である。８１’は
表示手段であって，ディスプレイ等である。８２’は予
約データ等の入力手段である。

【００４１】８３’は印刷手段であって，予約帳票を出
力するプリンタである。８４’はＣＴ室端末装置であ
る。８５’は表示手段であって，ディスプレイ等であ
る。

【００４２】８６’は予約データ等の入力手段である。
８７’は印刷手段であって，予約帳票を出力するプリン
タである。８８はＭＲ室端末装置である。

【００４３】８９は表示手段であって，ディスプレイ等
である。９０は予約データ等の入力手段である。９１は
印刷手段であって，予約帳票を出力するプリンタであ
る。

【００４４】９２は読影室であって，Ｘ線画像，ＣＴ画
像，ＭＲ画像を表示して診察を行う部屋を表す。図３は
各ファイルの内容の例を示す。

【００４５】７０は検査情報ファイルであって，検査情
報ＩＤ，患者ＩＤ，患者氏名，撮影部位のデータを格納
するファイルのＩＤ，検査使用機器を含むものである。
７１は予約管理ファイルであって，検査情報ＩＤ，検査
日時，検査開始時刻，検査終了時刻を含むものである。

【００４６】７２はモダリティファイルであって，検査
機器の名称，設置場所を含むものである。７３はスケジ
ュール実行ファイルであって，検査機器名（ＣＴ等），
機番（ＣＴ１等）を含むものである。

【００４７】７４はその他のファイルであって，検査情
報，撮影データを含むものである。図４はシステム構成
図である。図において，１はファイル群である。

【００４８】２はスケジュール作成部である。３はファ
イル制御部であってファイル作成を行うものである。４
は検査依頼情報制御部であって，検査情報を入力するも
のである。検査依頼情報制御部４は，予約入力データ，
検査データ等の入力処理を行うものである。

【００４９】５は表示部であって，ディスプレイであ
る。３１’は表示部５の検査一覧表示である。３１”は
表示部５の予約状況表示である。

【００５０】スケジュール作成部２において，３０は検
査情報選択手段である。３２は予約設定手段である。

【００５１】ファイル制御部３において，８０はモダリ
ティ選択処理部であって，指定された検査機器の種類
（Ｘ線検査，ＣＴ検査，ＭＲ検査等）の情報をモダリテ
ィファイル７２を参照して取り出すものである。

【００５２】８１は検査情報展開処理部であって，表示
する検査情報を展開するものである。８２は選択処理部
である。

【００５３】８５は予約管理ファイル操作指示部であっ
て，設定処理部８３に仮に設定された予約データについ
て，予約管理ファイル制御手段４６に予約制御（検索，
更新等）を指示するものである。

【００５４】８６は予約状況表示処理部であって，検査
情報ファイル７０，予約管理ファイル７１から検査情
報，予約情報を出力し，予約状況表示３１”を行うもの
である。

【００５５】４５はスケジュール実行ファイル制御手段
である。４６は予約管理ファイル制御手段である。４８
は重複チェック処理部である。

【００５６】４９は近傍チェック処理部である。ファイ
ル群１において，７０は検査情報ファイルである。

【００５７】７１は予約管理ファイルである。７２はモ
ダリティファイルである。７３はスケジュール実行ファ
イルである。

【００５８】７４’は各種情報ファイルである。図５は
本発明の検査一覧表示と予約状況表示の実施例を示す。
図において，５’は表示画面である。

【００５９】３１’は検査一覧表示であって，検査の種
類毎に患者名，患者ＩＤ，検査部位を一覧表示したもの
である。図はＣＴ検査の検査一覧を示す。３１”は予約
状況表示であって，モダリティ毎の予約状況（曜日，時
間等）を一覧表示したものである。

【００６０】図５，図６により図４のシステム構成の動
作を説明する。図６はシステム構成のフローチャートで
ある。 Ｓ１ 受け付けにおいて，オペレータはスケジューリン
グ目的（予約目的）のモダリティを選択する。モダリテ
ィ選択処理部８０は入力されたモダリティを選択し，検
査情報展開処理部８１は必要な検査情報をファイル群１
から取り出しメモリ上に展開する。そして，検査一覧表
示３１’が表示部５（表示画面５’）になされる。

【００６１】Ｓ２ 選択されたモダリティがスケジュー
ル実行ファイル制御手段４５により，スケジュール実行
ファイル７３に登録され，登録したレコードをロック
し，他の入力手段からの予約入力を受け付けないように
する。

【００６２】Ｓ３ 正常にロックできたか判定し，正常
にロックできない時は，該当するモダリティが予約作業
の対象になっているので予約作業は不可能である（Ｓ
４）。該当モダリティが予約作業の対象になっていなけ
れば，ロック処理部５１は該当するモダリティをロック
する。

【００６３】Ｓ５ 正常にロックされたら，予約状況表
示処理部８６は予約管理ファイル７１，検査情報ファイ
ル７０等を参照し，予約状況表示３１”をディスプレイ
表示する。

【００６４】また，オペレータは入力手段５０より，検
査一覧表示３１’，予約状況表示３１”を参照して，登
録目的検査を選択し入力する（予約データ８４は登録目
的検査の種類を含む）。

【００６５】Ｓ６ さらに，オペレータは入力手段５０
より，検査一覧表示３１’，予約状況表示３１”を参照
して，検査日／検査時間の設定データ（予約データ８
４）を入力する。例えば，図５に示す検査一覧の表示画
面上で患者ＩＤを選択し，予約状況表の表示画面上で予
約曜日，予約時間帯をカーソル指定する等で選択するこ
とにより入力する。

【００６６】Ｓ７ 予約管理ファイル操作指示部８５は
予約管理ファイル制御手段４６へ予約管理ファイル７１
への登録依頼をする。 Ｓ８ 重複チェック処理部４８は同一モダリティについ
て同一日の同一時間帯に重複登録がなされていないか判
定する。重複チェックがなければＳ９に進む。重複チェ
ックがなされていればＳ５に進み，予約する検査日もし
くは検査時間を変更する。

【００６７】Ｓ９ さらに，近傍チェック処理部４９は
同一患者について，検査が同一時間帯もしくは近い時間
帯に登録されていないかチェックする。近傍に予約され
ていなければＳ１０に進み，近傍に予約されていれば，
Ｓ５に戻り，検査の曜日もしくは時間を変更する。

【００６８】Ｓ１０ 予約された日時，時間を登録す
る。 Ｓ１１ さらに他検査の登録を行うのであれば，Ｓ５以
後の処理を繰り返す。 Ｓ１２ 他検査の登録を行わないのであれば，ロックを
解除する。

【００６９】図７は予約管理ファイルの例を示す。レコ
ードとして，予約検査日，モダリティの番号であるモダ
リティＩＤ，検査番号，検査開始時間，検査終了時間，
患者番号等を持つ。

【００７０】

【発明の効果】本発明によれば，病院における部門内の
検査予約において，同一モダリティに対する重複予約を
防止できる。また，同一患者が近い時間帯に複数検査が
予約されることがなくなるので，近い時間帯に検査が続
くことにより患者に検査負担をかけることがなくなる。

【００７１】また，予約作業の対象となっているモダリ
ティに対しては予約作業をおこなっている入力手段以外
の他の入力手段からは予約が受けつけられなるなくなる
ので同一モダリティに対して同時に予約作業がなされる
ことがなく，オペレータの無駄な予約作業をなくすこと
ができる。また，同一患者について，同じ日に，まとめ
て連続的に検査するように予約することもできるように
なるので患者の来院回数を減らすことも可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の基本構成を示す図である。

【図２】本発明の実施例を示す図である。

【図３】本発明のファイル構成の実施例を示す図であ
る。

【図４】本発明のシステム構成を示す図である。

【図５】本発明の検査一覧表示と予約状況表示を示す図
である。

【図６】本発明のシステム構成のフローを示す図であ
る。

【図７】本発明の予約管理ファイルの実施例を示す図で
ある。

【図８】従来の予約管理システムを示す図である。

【符号の説明】

１：ファイル群 ２：スケジュール作成部 ３：ファイル制御部 １０：検査情報ファイル １１：検査情報ＩＤ １２：患者名，患者ＩＤ １３：検査項目 １４：使用機器名 ２０：予約管理ファイル ２１：検査情報ＩＤ ２２：日時，時刻 ２５：スケジュール実行ファイル ２６：機器名 ２７：ロック情報 ３０：検査情報選択手段 ３１：予約状況表示手段 ３２：予約設定手段 ３３：検査情報選択データ ３４：日時選定データ ４５：スケジュール実行ファイル制御手段 ４６：予約管理ファイル制御手段 ４７：設定情報確認手段 ４８：重複チェック ４９：近傍チェック ５０：入力手段 ５１：予約ロック手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 予約管理ファイル(20)を含む医療業務に
   おける検査情報を格納するファイル群(1) と，ファイル
   群(1) から検査情報を取り出し，検査の予約状況を表示
   する予約状況表示手段(31)と，検査予約を仮に設定する
   検査予約設定手段(32)と，設定情報の重複もしくは同一
   患者が近い時間帯に予約されていないかの近傍チェック
   を行う設定情報確認手段(47)とを備え，検査予約の重複
   チェックおよび近傍チェックを行うことを特徴とする医
   療の予約管理システム。
2. 【請求項２】 請求項１において，予約作業を開始する
   と予約対象の検査項目に対して予約作業を開始した入力
   手段(50)と異なる他の入力手段から予約できないように
   する予約ロック手段(51)と予約のためのロック情報を保
   持するスケジュール実行ファイル (25) とスケジューク
   実行ファイル (25) の制御を行うスケジュール実行ファ
   イル制御手段(45)とを備え，予約作業において予約作業
   を行っている入力手段(50)以外の他の入力手段から予約
   できないようにしたことを特徴とする医療の予約管理シ
   ステム。