JP2009086731A - 医用ネットワークシステム並びに検査依頼管理装置及びその管理方法 - Google Patents

医用ネットワークシステム並びに検査依頼管理装置及びその管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】医療検査の委託が行われた後の処理が煩雑になることを防止する。
【解決手段】データセンタの受付サーバ20は、依頼元のクライアント端末17,19から依頼先のクライアント端末17へ発行される依頼情報を中継して、依頼元が指定した医療施設(病院A〜D)のクライアント端末17へ配信する。受付サーバ20は、中継した依頼情報を格納する。第1依頼情報に基づく検査依頼を受け付けた依頼先が別の依頼先へ委託する際に、前記依頼先が新たな依頼元として受付サーバ20を介して委託先のクライアント端末17へ発行した第2依頼情報を、先の第1依頼情報と関連付けて格納する。互いに関連付けられている両依頼情報に基づき、大元の依頼元、この依頼元から検査依頼を受けた依頼先(委託元)、この依頼先から検査依頼を委託された委託先などを容易に把握することができるので、医療検査の委託後の処理が煩雑になることが防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して検査依頼を受け付けて、このネットワークを通じて接続されている医療検査施設に検査依頼を行う医用ネットワークシステム並びに検査依頼管理装置及びその管理方法に関するものである。
近年、地域における医療サービスの効率化と質の向上を目的として医療施設間の連携が推進されており、小規模な診療所などが、CT検査設備やMRI検査設備等の高度なモダリティ機器を持つ大規模な病院に対して、医用画像の撮影及び読影からなる医療検査を依頼する機会が増加している。このため、診療所や病院等の複数の医療施設に設置されたクライアント端末とIP(インターネットプロトコル)ネットワークなどを介して接続され、各クライアント端末からの要求に応じて種々のサービスを提供するサーバを有する医用ネットワークシステムが開発されている。
サーバは、例えば、これを運営するデータセンタに設置され、保守運用される。サーバには、上記病院の医療検査の予約管理を行うためのスケジュールデータベース(DB)が設けられている。このスケジュールDBには、上記各病院への医療検査の予約状況を表すスケジュールが記憶されている。
医用ネットワークシステムに参加している診療所は、クライアント端末にインストールされたWebブラウザを介してサーバにアクセスし、サーバからスケジュールDBに記憶されているスケジュールを受信する。この受信したスケジュールに基づいて予約画面がWebブラウザ上に表示されるので、病院や検査日時等を指定して所定の情報を入力する。これにより、サーバで医療検査の予約が受け付けられるとともに、このサーバを中継して指定された病院に対して医療検査の依頼情報が配信される(特許文献1参照)。
患者が指定日時に指定病院を訪問すると、モダリティ機器による医用画像の撮影と、読影医師による医用画像の読影とが行われて、読影レポートが作成される。作成された読影レポートは、データセンタ内に設けられたレポートDB等にアップロードされる。これにより、1つの医療検査が完了する。依頼元の診療所は、データセンタより検査完了情報が配信されたら、クライアント端末からレポートDBにアクセスして、作成された読影レポートを読み出し、これを参照する。
特開2001−265877号公報
ところで、医療検査依頼を受けた病院において、医療検査の処理数は、モダリティ機器の性能(1日当たりの撮影可能枚数)よりも、読影医師の数(1日当たりの読影可能枚数)に大きく依存する。このため、検査日当日に担当の読影医師が欠勤したときに、病院内の他の読影医師にスケジュールの空きが無いと、他の病院に読影を委託する場合がある。近年は読影医師が不足しており、特に読影医師の少ない病院では他の読影医師も多忙を極めているため、担当の読影医師のスケジュールが急遽変更されたときは、他の病院に読影を委託せざる得ない状況にある。
このように他の病院に対して読影などの医療検査の委託が行われた場合には、その後の処理が煩雑になってしまう。例えば、読影の委託先から読影レポートがデータセンタにアップロードされた場合に、読影の委託元には検査完了情報が配信されるが、大元の検査依頼元には検査完了情報が配信されないため、委託元から大元の検査依頼元に対して検査完了を通知するなど運用で対処しなければならないという問題がある。また、検査料自体は、患者が委託元で撮影を受けた際に委託元に対して全額支払われるため、例えば委託元の会計担当者は、委託先を調べるとともに、支払われた検査料の中から委託先に按分される検査料を求める必要があり、会計担当者の作業の負担が増えてしまうという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、医療検査の委託を行った場合でもその後の処理が煩雑にならないようにした医用ネットワークシステム並びに検査依頼管理装置及びその管理方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明では、医療検査の検査依頼をする依頼元とその検査依頼を受け付ける依頼先に設置される複数の端末とネットワークを介して接続され、依頼元の端末から依頼先の端末へ発行される前記依頼情報を中継して、依頼元が指定した依頼先の端末へ配信するサーバとからなる医用ネットワークシステムにおいて、前記サーバは、中継した依頼情報を格納する依頼情報格納手段と、依頼元から依頼先へ中継された第1依頼情報と、前記第1依頼情報に基づく検査依頼を受け付けた依頼先が別の依頼先へ委託する際に、前記依頼先が新たな依頼元として前記サーバを介して委託先へ発行した第2依頼情報とを関連付けて前記依頼情報格納手段に格納する依頼情報管理手段とを備えていることを特徴とする。
前記依頼情報管理手段は、前記依頼先の端末から発行される要求に基づいて、前記第1依頼情報と第2依頼情報とを関連づけることが好ましい。
前記サーバは、検査依頼を受け付け可能な受付枠を表す受付枠情報を依頼先毎に格納する受付枠情報格納手段と、前記各端末からの要求に基づいて前記受付枠情報を要求元の端末へ配信する受付枠情報配信手段とを備えていることが好ましい。これにより、依頼元は検査依頼を受け付け可能な受付枠を容易に確認することができ、依頼先は検査依頼を受け付けた受付枠を容易に確認することができるので、両者にとって便利となる。
前記受付枠情報格納手段は、前記依頼先の端末からの更新要求に基づいて更新されることが好ましい。これにより、受付枠情報格納手段と依頼先の端末との同期が取られるため、受付枠情報格納手段に格納されている情報が最新の状態に保たれる。
検査依頼には、モダリティによって被検者の撮影を行って医用画像を取得する撮影依頼と、撮影された前記医用画像の読影を行う読影依頼が含まれており、前記撮影依頼及び読影依頼のうち少なくとも一方を委託可能なことが好ましい。医療検査の処理を行う上では、医用画像の撮影よりも読影が遅れがちとなるため、読影だけ委託できるようにすれば、読影医師の急な不足にも対応することができる。
前記検査依頼で発生する会計情報を、各依頼情報に関連付けて記録する会計情報記録手段を備えており、前記会計情報記録手段は、前記第1及び第2の各依頼情報毎に会計情報の細目を記録可能なことが好ましい。これにより、医療検査の委託が行われた場合でも、委託元、委託先に支払われる検査料を容易に求めることができるので、会計担当者の作業の負担を減らすことができる。
また、本発明は、医療検査の検査依頼をする依頼元とその検査依頼を受け付ける依頼先に設置される複数の端末とネットワークを介して接続され、依頼元の端末から依頼先の端末へ発行される前記依頼情報を中継して、依頼元が指定した依頼先の端末へ配信する検査依頼管理装置において、中継した依頼情報を格納する依頼情報格納手段と、依頼元から依頼先へ中継された第1依頼情報と、前記第1依頼情報に基づく検査依頼を受け付けた依頼先が別の依頼先へ委託する際に、前記依頼先が新たな依頼元として委託先へ発行した第2依頼情報とを関連付けて前記依頼情報格納手段に格納する依頼情報管理手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して、医療検査の検査依頼をする依頼元からその検査依頼を受け付ける依頼先へ発行される前記依頼情報を中継して、依頼元が指定した依頼先の端末へ配信する検査依頼管理方法において、中継した依頼情報を情報格納装置に格納する依頼情報格納ステップと、依頼元から依頼先へ中継された第1依頼情報と、前記第1依頼情報に基づく検査依頼を受け付けた依頼先が別の依頼先へ委託する際に、前記依頼先を新たな依頼元として委託先へ発行した第2依頼情報とを関連付けて前記情報格納装置に格納する依頼情報管理ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、第1依頼情報に基づく検査依頼を受け付けた依頼先が別の依頼先へ委託する際に、前記依頼先が新たな依頼元として委託先へ発行した第2依頼情報とを関連付けて格納するようにしたので、第1及び第2の依頼情報が互いに関係の無い別依頼として処理されることなく、両者をリンクさせることができる。これにより、医療検査の委託を行った場合でも互いに関連付けられている両依頼情報に基づき、大元の依頼元、この依頼元から検査依頼を受けた依頼先(委託元)、この依頼先から検査依頼を委託された委託先などを容易に把握することができる。このため、例えば、委託先での検査が完了した後で、大元の依頼元に検査完了情報を直接配信することができる。また、第1及び第2の依頼情報を関連付けることで、委託元の会計担当者は、委託先がどの医療施設であるかを容易に把握することができる。これにより、会計担当者の作業の負担を減らすことができる。その結果、医療検査の委託を行った場合でもその後の処理が煩雑にならないようにすることができる。
図1に示す医用ネットワークシステム2は、データセンタ10と複数の医療施設とをIPネットワーク12を介して接続することにより構成されており、オンラインで医療検査依頼(オーダ)を行うシステムである。データセンタ10は、複数の医療施設に対して、医療検査の予約のスケジュール管理サービスを提供する他、例えば、複数の医療施設が保有する医療情報をバックアップして保管するデータバックアップサービス、症例データを蓄積して医療施設間で共有させる症例参照サービスなどのアプリケーションサービスを提供するセンタである。
IPネットワーク12は、例えば、ベースネットワークとして通信事業者が保有する専用の広域IP網を使用しており、この広域IP網上にVPN(Virtual Private Network)を構築した閉域のネットワークである。こうすることで、IPネットワーク12内を行き交うデータが、医用ネットワークシステム2の外部に漏洩することがないようにデータセキュリティを確保することができる。
複数の医療施設には、病院A〜Dと診療所E,Fとが含まれる。病院A〜Dは、いずれも大規模な医療施設であり、CT(Computed Tomography)装置やMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置など高度なモダリティ機器15を保有し、外部の医療施設からの医療検査の依頼を受け付ける医療施設である。診療所E,Fは、こうした医療検査設備を持たず、医療検査の依頼元となって病院A〜Dへ検査依頼を行う小規模な医療施設である。なお、医用ネットワークシステム2に参加する医療施設の数は特に限定されるものではない。また、本明細書中における医療検査とは、モダリティ機器15による医用画像の撮影及びその読影である。
病院A〜Dには、それぞれモダリティ機器15、通信インタフェース16、クライアント端末17が設けられている。また、これらの各部は、例えば、病院A〜D内のLANなどを介して互いに接続される。通信インタフェース16は、病院A〜DのLANに対応した形式とIPネットワーク12に対応した形式とでデータ形式を変換することにより、病院A〜DのLANとIPネットワーク12とを接続する。なお、この通信インタフェース16は、例えば、モデムやルータなどであり、病院A〜DのLANやIPネットワーク12の規格に準拠して適宜選択される。
モダリティ機器15で撮影を行う場合には、患者氏名や、各医療施設固有の患者IDなどが入力される。こうして入力された情報は、医用画像のデータファイル内に付帯情報として格納される。医用画像のデータファイルは、例えば、医用デジタル画像と通信に関する標準規格である、DICOM(Digital Imaging and COMmunications)規格のファイル形式で保存される。DICOM規格のファイルには、画像本体のデータを格納するエリアの他に、付帯情報を格納するエリアが設けられており、この付帯情報には、患者名、患者ID、性別、年齢などの患者情報や、撮影するモダリティ機器の種類、撮影対象となる撮影部位、撮影を行った医療施設名などの撮影情報が含まれる。これら各項目のデータが格納されるデータフィールドはそれぞれタグとして定義されている。
クライアント端末17は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどによって構成されている。クライアント端末17は、データセンタ10と通信を行って、医療検査の予約状況のモニタへの表示や、他の病院への医療検査依頼情報の送信を行う。また、クライアント端末17は、モダリティ機器15で撮影された医用画像のモニタへの表示、医用画像の読影により作成された読影レポートのデータセンタ10へのアップロードなどにも用いられる。また、各診療所E,Fにも、それぞれ病院A〜Dと同様のクライアント端末19が設けられている。
データセンタ10は、括弧付き数字(1)〜(4)で示すように、依頼元のクライアント端末17,19から病院A〜Dへ発行される医療検査依頼情報(1)を中継して、依頼元が指定した病院A〜Dのクライアント端末17に対して医療検査依頼情報(2)を配信する。また、データセンタ10は、検査依頼先の病院A〜Dからアップロードされた読影レポート(3)を格納するとともに、各クライアント端末17,19からの要求に応じて、例えば検査依頼先に検査完了情報(4)などの更新情報を配信する。
データセンタ10は、受付サーバ20(サーバ、検査依頼管理装置)と、画像サーバ21と、レポートサーバ22と、通信インタフェース23とから構成されている。これらの各部は、例えば、データセンタ10内のLANなどによって接続されている。受付サーバ20は、依頼元から発行された医療検査依頼情報を中継して、依頼元が指定した病院A〜Dのクライアント端末17に対して医療検査依頼情報を配信するとともに、各クライアント端末17,19に対して更新情報を配信する。
画像サーバ21は、病院A〜D、診療所E,Fから読影依頼などのためにデータセンタ10にアップロードされた医用画像を格納する。レポートサーバ22は、病院A〜Dからデータセンタ10にアップロードされた読影レポートを格納する。医用画像及び読影レポートは、患者ID、医療施設IDなどのID毎に整理分類して、種々の検索キーで検索が可能なように、画像サーバ21及びレポートサーバ22にそれぞれ格納される。通信インタフェース23は、各サーバ20〜22をIPネットワーク12に接続するためのものであり、上記通信インタフェース16と基本的に同じであるので説明は省略する。
図2に示すように、受付サーバ20は、大別して制御部25と、ストレージユニット26とから構成されている。制御部25には、受付サーバ20の各部を統括的に制御するCPU27が設けられている。CPU27は、制御部25のHDD(図示せず)などから各種プログラムを読み出し、読み出したプログラムを逐次実行することにより、受付サーバ20の各部を統括的に制御する。
ストレージユニット26には、オーダ管理DB30(依頼情報格納手段、情報格納装置)と、スケジュール管理DB31(受付枠情報格納手段)と、会計管理DB32とが構築されている。オーダ管理DB30には、医療検査依頼の内容を示すオーダ情報30aが受付順に格納される。図3に示すように、オーダ情報30aには、例えば「オーダ受付番号」、「日時」、「患者氏名」、「患者ID」、「依頼元」、「依頼先」、「撮影部位」、「検査項目」、「関連オーダ」、「ステータス」等の各種情報が含まれている。
「オーダ受付番号」はオーダ情報30aの受付順番を示し、「日時」は検査の年月日時を示し、「患者氏名」及び「患者ID」は患者氏名及び患者IDを示し、「依頼元」は医療検査の依頼元の医療施設名を示し、「依頼先」は医療検査の依頼先の医療施設名を示し、「撮影部位」は医療検査を依頼する部位を示している。また、「検査項目」は、医用画像の「撮影」と「読影」とに分けられており、医療検査を依頼する項目には○印が入力されている。なお、図示は省略するが「検査項目」には、CT検査やMRI検査などの医療検査の種類の選択も含まれている。
「関連オーダ」は、病院A〜D間で医療検査の委託が行われているか否かを示すものであり、詳しくは後述する(図9参照)。「ステータス」は、医療検査依頼の現在の状態を示すものである。例えば、選択されている医療検査が全て完了した場合には「完了」となり、医療検査のうち医用画像の撮影のみが完了している場合には「撮影済み」となり、医療検査が未実施な場合には空欄となる。これら「関連オーダ」、「ステータス」欄は、CPU27(情報管理部27b)により更新される。
図4に示すように、スケジュール管理DB31は各病院A〜D毎に構築されている。このスケジュール管理DB31は、各病院A〜Dでそれぞれ受け付けられた医療検査依頼を示す予約情報31aを格納しており、各病院A〜Dの予約受付状況を表している。なお、図示は省略するが、スケジュール管理DB31は、さらに病院A〜Dで行われる医療検査の種類毎に構築されている。
予約情報31aは、上記オーダ情報30aに基づき生成されており、「日付」、「時間」、「オーダ受付番号」、「患者氏名」、「患者ID」、「依頼元」、「撮影部位」、「検査項目」等の各種情報が含まれている。予約情報31aは、病院A〜Dそれぞれが行う医療検査の受付枠毎に設定される。このため、スケジュール管理DB31には、受付枠毎に設定された複数の予約情報31aが日時順に並べられている。また、逆に予約情報31aで埋まっていない受付枠は、医療検査依頼を受付可能な受付枠となる。従って、予約情報31aは、各病院A〜Dで医療検査依頼を受付可能な受付枠を表す受付枠情報である。
図2に戻って、会計管理DB32には、各医療検査依頼で発生する会計情報が格納される。この会計管理DB32については、詳しくは後述するので、ここでは説明省略する(図11参照)。
制御部25のCPU27は、上述のプログラムを実行することにより、情報配信部27a(受付枠情報配信手段)、情報管理部27b(依頼情報管理手段)、会計管理部27c(会計情報記録手段)として機能する。
情報配信部27aは、各クライアント端末17、19からのデータのリロード要求(アクセス)に応じて、スケジュール管理DB31(図4参照)に格納されている各予約情報31aを読み出す。そして、情報配信部27aは、読み出した各予約情報31aと所定の画面レイアウトデータとに基づき所定の形式のページデータを作成し、要求した各クライアント端末17、19に転送する。ページデータは、例えば、HTML形式やXML形式などのマークアップ言語によって記述されたテキストファイルとして各クライアント端末17、19へ配信される。各クライアント端末17、19は、受信したページデータの記述に従って、詳しくは後述する検査予約画面41A〜41F(図6参照)を表示する。
また、情報配信部27aは、各クライアント端末17、19からデータのリロード要求(アクセス)を受け付けると、最新のデータを配信する。この配信時にデータが更新されている場合には、上述のページデータとともに更新情報が配信される。これにより、更新情報として、依頼受領情報、検査完了情報、画像格納情報などが配信される。
依頼受領情報は、新しい医療検査の依頼があったことを通知するためのものである。この依頼受領情報は、例えばスケジュール管理DB31の更新後に、医療検査依頼先となるクライアント端末17が受付サーバ20にアクセスすると、このクライアント端末17に対して配信される。
検査完了情報は、医療検査が完了(読影レポートがアップロード)したことを依頼元に通知するためのものである。この検査完了情報は、例えばオーダ管理DB30内のオーダ情報30aの「ステータス」欄が完了に更新後に、この読影レポートの依頼元のクライアント端末17,19が受付サーバ20にアクセスすると、依頼元のクライアント端末17,19に対して配信される。
画像格納情報は、医用画像の読影のみが依頼される場合において、読影を依頼された医用画像が画像サーバ21に格納されたことを読影依頼先に通知するための情報である。なお、本実施形態では、読影を依頼された医用画像が画像サーバ21に格納されたときも、この読影を依頼するオーダ情報30aの「ステータス」欄が「撮影済み」に更新される。従って、医用画像の読影のみを依頼しているオーダ情報30aの「ステータス」欄が「撮影済み」に更新後に、読影依頼先となるクライアント端末17が受付サーバ20にアクセスすると、画像格納情報が読影依頼先のクライアント端末17に対して配信される。
情報管理部27bは、各クライアント端末17,19より受信したオーダ情報30aをオーダ管理DB30に格納して管理する。また、情報管理部27bは、受信したオーダ情報30aに基づき予約情報31aを生成するとともに、生成した予約情報31aを、病院A〜D別で日時順に並ぶようにスケジュール管理DB31に格納して管理する。
会計管理部27cは、各医療検査依頼で発生する会計情報を上記各オーダ情報30aに関連付けて会計管理DB32に格納する。なお、情報配信部27aは、各クライアント端末17,19に対して、ページデータ、更新情報を配信する際に、会計管理DB32に格納されている会計情報の配信も行う。
図5に示すように、クライアント端末17,19には、CPU35と、コンソール36と、ストレージユニット37とが設けられている。CPU35は、制御部25のCPU27と同様に、プログラムを逐次処理することによって、クライアント端末17,19の各部を統括的に制御する。
コンソール36は、入力機器39やモニタ40などから構成されている。入力機器39は、例えば、マウスやキーボードなどといった周知の入力デバイスであり、ユーザからの操作指示を受け付けて、その操作指示に応じた信号をCPU35に入力する。モニタ40は、CPU35の処理に応じて様々な画面を表示する。このモニタ40には、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどの周知の表示装置が用いられる。
ストレージユニット37には、データセンタ10にアクセスし、データセンタ10から種々のデータをダウンロードして表示するWebブラウザ37aがインストールされている。Webブラウザ37a(クライアント端末17,19)は、医師などの操作とは無関係に定期的に受付サーバ20にアクセスし、予約の更新状況をチェックして、モニタ40に表示される検査予約画面41A〜41Fを自動的に更新する。このWebブラウザ37a上の画面を更新する技術は、Webサーバなどで一般的に行われている周知の技術である。
病院A〜Dや診療所E,Fの医師は、医療検査を必要とした場合、検査予約画面41A〜41Fを介して医療検査依頼のオーダ情報30aを入力し、入力したオーダ情報30aを受付サーバ20に送信する。受付サーバ20の情報管理部27bは、各クライアント端末17、19からオーダ情報30aを受信すると、新たなオーダ情報30aをオーダ管理DB30に格納してオーダ管理DB30の更新を行うとともに、新たなオーダ情報30aに基づく予約情報31aをスケジュール管理DB31に格納してスケジュール管理DB31を更新する。
また、クライアント端末17,19は、例えば他の医療施設に対する読影依頼用の医用画像や、読影レポートをデータセンタ10にアップロードするのにも用いられる。なお、医用画像がアップロードされる際には、読影依頼の予約情報31a(図4参照)に含まれる「オーダ受付番号」などが画像情報として医用画像とともにアップロードされる。また、読影レポートがアップロードされる際には、そのレポート作成依頼の予約情報31aに含まれる「オーダ受付番号」などがレポート情報として読影レポートとともにアップロードされる。そして、画像サーバ21は、アップロードされた医用画像及び画像情報を関連付けて格納し、レポートサーバ22は、アップロードされた読影レポート及びレポート情報を関連付けて格納する。
図6に示すように、各クライアント端末17,19のモニタ40に表示される検査予約画面41A〜41Fには、更新情報を通知する更新情報通知ボックス50、検査を受ける医療施設を選択する医療施設選択ボックス51、予約状況をカレンダー形式で表示する予約状況表示領域52が設けられている。
更新情報通知ボックス50は、クライアント端末17のWebブラウザ37aが定期的に受付サーバ20にアクセスした際に、受付サーバ20の情報配信部27aから配信された上述の更新情報(依頼受領情報、検査完了情報、画像格納情報)を受信したとき、件数表示が+1件となる。そして、更新情報通知ボックス50の右端の逆三角形のマークをポインタ53で指定してクリックすることで、プルダウンメニューの形式で更新情報がリスト表示される。この中から、1つの情報を選択すると、その具体的内容が表示される。
医療施設選択ボックス51は、医療検査の依頼先となる病院A〜Dの選択に用いられる。この医療施設選択ボックス51の右端の逆三角形のマークをポインタ53で指定してクリックすることで、病院A〜Dの名称がプルダウンメニューの形式でリスト表示される。この中から1つの病院(例えば、「病院A」)を選択すると、予約状況表示領域52に病院Aの予約状況が表示される。
予約状況表示領域52には、カレンダー形式で月単位の予約状況を一覧できる月別表示領域55と、この月別表示領域55で指定された1日の予約状況を表示する日別表示領域56とが設けられている。月別表示領域55には、例えば、受付枠に空きあり、医療検査依頼の受付(予約)が可能な日は無印で表示される。そして、休日には「×」印が表示され、既に予約が埋まっている日にはハッチングが表示される。こうした表示により、予約ができる日とできない日とが区別される。
月別表示領域55内の所望の日をポインタ53で指定してクリックすると、日別表示領域56に指定された日の受付枠58が時間割で表示される。各受付枠58のうち、予約の受け付けが可能な受付枠58には、予約ボタン58aが表示される。一方、既に受け付け済みの受付枠58には、医療検査を受ける患者の氏名、医療検査を行う際の撮影部位、医療検査の依頼元となる医療施設の名称とが表示されるとともに、予約の詳細内容(オーダ受付番号等)を表示するための詳細ボタン58bが表示される。
予約状況表示領域52は、例えばCT検査、MRI検査、腹部エコー検査、アイソトープ検査、動脈硬化検査などの病院A〜Dで受けることができる医療検査の種類毎に選択的に表示される。この表示の切り替えはタブ60によって行われる。なお、図6中ではCT検査が選択されている例を示している。
CT検査やMRI検査の予約状況表示領域52には、撮影条件選択領域62と検査依頼条件選択領域63とが表示される。この撮影条件選択領域62では、頭部、胸部、腹部などの撮影部位の項目が列挙されており、各項目に対応するチェックボックスにポインタ53でチェックを入れることで、検査が必要な撮影部位を指定する。
検査依頼条件選択領域63には、項目「読影のみ」に対応し、医療検査のうち読影のみを依頼するか否かを選択するためのチェックボックスと、項目「委託」に対応し、受け付けた医療検査依頼を他の病院に委託するか否かを選択するためのチェックボックスとが設けられている。
撮影条件選択領域62で撮影部位を選択した後、受付枠58内の予約ボタン58aをポインタ53で指定してクリックすると、患者名や患者IDなどのオーダ情報30a(図3参照)を入力するための入力画面がポップアップ表示される。この入力画面で「撮影部位」以外のオーダ情報30aを入力することで、入力したオーダ情報30aが受付サーバ20へ送信されて、医療検査依頼が行われる。
このようにして医療検査依頼が行われた後、患者が依頼先病院を指定日時に訪問することで、スケジュール通りに医用画像の撮影、及び医用画像の読影が行われる。そして、この依頼先病院から読影レポートがレポートサーバ22にアップロードされることで、医療検査依頼の実行が完了する。この際に依頼先病院では、スケジュール通りに医療検査が実行されるのが通常ではあるが、担当の読影医師が検査日当日に急遽欠勤するなどした場合には、依頼先病院で読影が行えなくなる事態も発生する。上述したように、医療検査の処理は、医用画像の撮影(モダリティ機器15の処理能力)よりも読影(読影医師の人数)がネックとなるため、読影医師の少ない病院では読影が行えなくなる事態が発生し易い。
このため、上述の事態が発生したときは、依頼先病院を新たな医療検査の依頼元として、他の病院に対して読影のみを委託する新たな検査依頼を行えるようにする。この際に、新たな検査依頼(委託)と最初の検査依頼とが互いに関係の無い別依頼として処理されてしまうと、読影の委託先から読影レポートがアップロードされたときに、上述したような大元の検査依頼元に検査完了情報が送られなかったり、会計担当者の作業の負担が増えたりするなどの問題が発生する。
そこで、他の病院に対して読影のみを委託する場合に、受付サーバ20の情報管理部27bは、最初の検査依頼情報(第1の依頼情報)と、検査委託情報(第2の依頼情報)とを関連付けてオーダ管理DB30に格納することで、上記問題の解決を図って、他の病院に対する読影の委託が行えるようにする。以下、読影のみの委託を行う一例として、オーダ管理DB30(図3参照)のオーダ受付番号「X3」のオーダ情報30a(依頼元:診療所E、依頼先:病院A)の読影を他の病院に委託する場合について説明を行う。
病院Aにおいて、オーダ受付番号X3(富士一郎)の担当の読影医師が検査日(9月27日)当日に急遽欠勤した場合には、病院Aの例えば検査管理科の担当者がクライアント端末17を操作してWebブラウザ37aを起動し、モニタ40に検査予約画面41Aを表示させる。次いで、担当者は、ポインタ53を医療施設選択ボックス51の逆三角形のマークに合わせてクリックして病院A〜Dのリスト表示を行い、例えば病院Bを選択して予約状況表示領域52に病院Bの予約状況を表示させる。
図7に示すように病院Bの予約状況を表示されたら、担当者は、日別表示領域56を見て、9月27日においてオーダ受付番号X3(富士一郎)の医用画像撮影後(15:00以降)に、この医用画像の読影を可能な受付枠58が空いているか否かを確認する。本実施形態では、病院Bの受付枠58が空いているとして説明を行うが、受付枠58に空きがない場合には病院C,Dの予約状況を確認する。なお、受付枠58は、モダリティ機器15のスケジュールが空いて、且つ読影医師の勤務スケジュールが空いていた場合に予約可能となるが、この場合に問題となるのは、読影医師の勤務スケジュールが空いているか否かである。従って、他の病院に読影を委託する場合には、予約状況表示領域52に読影医師の勤務スケジュールのみを表示させるようにしてもよい。
担当者は、病院Bの15:30〜16:00の受付枠58にオーダ受付番号X3(富士一郎)の読影を委託することを決定したら、ポインタ53で検査依頼条件選択領域63の項目「読影のみ」、「委託」のチェックボックスにチェックを行った後、決定した受付枠58内の予約ボタン58aをポインタ53で指定してクリックする。
図8に示すように、「委託」に対応するチェックボックスがチェックされた状態で予約ボタン58aがクリックされると、Webブラウザ37aは、委託するオーダ情報30a(第1依頼情報)のオーダ受付番号を入力する入力画面65を最初にポップアップ表示させる。担当者は、この入力画面65の入力欄65aにオーダ受付番号X3を入力したら、OKボタン66をポインタ53で指定してクリックする。なお、委託するオーダ情報30aのオーダ受付番号の確認は、オーダ受付番号X3の受付枠58の詳細ボタン58b(図6参照)をクリックすればよい。
OKボタン66がクリックされると入力画面65が閉じて、上述したように、病院Bに読影のみを委託する新たなオーダ情報30a(第2依頼情報)を入力するための入力画面がポップアップ表示される。この入力画面で依頼元を病院A、依頼先を病院Bに指定したオーダ情報30aを入力する。この際に、オーダ情報30aの「関連オーダ」欄には、先に入力画面65で入力されたオーダ受付番号X3が自動的に入力されている(図9参照)。また、「読影のみ」のチェックボックスがチェックされている場合には、オーダ情報30aの「検査項目」欄は自動的に読影のみが指定されている。入力したオーダ情報30aは受付サーバ20へ送信されて、医療検査依頼(委託)が行われる。なお、キャンセルボタン67がクリックされると、オーダ受付番号の入力は行われず、オーダ情報30aはその「関連オーダ」欄が空欄の状態のまま受付サーバ20へ送信される。
図9に示すように、受付サーバ20の情報管理部27bは、クライアント端末17から新たなオーダ情報30aを受信したら、新たなオーダ情報30aをオーダ管理DB30に格納する。なお、この新たなオーダ情報30aのオーダ受付番号は「X8」とする。
このように新たに格納されたオーダ情報30aの「関連オーダ」欄にオーダ受付番号X3が入力されている場合に、情報管理部27bは、オーダ管理DB30内に格納されているオーダ受付番号X3のオーダ情報30aを検索する。そして、情報管理部27bは、オーダ受付番号X3のオーダ情報30aの「検査項目」のうち「読影」をキャンセル(×印)に変更する。これにより、病院Aに対するオーダ受付番号X3の読影依頼がキャンセルされる。
この読影依頼キャンセルと同時に、情報管理部27bは、オーダ受付番号X3のオーダ情報30aの「関連オーダ」欄にオーダ受付番号X8を入力する。これにより、オーダ受付番号X3,X8のオーダ情報30aが互いに関連付けられた状態でオーダ管理DB30に格納される。また、情報管理部27bは、新たに受信したオーダ情報30aに基づき生成された新たな予約情報31aをスケジュール管理DB31に格納する。
以下、上述したように各クライアント端末17,19のWebブラウザ37aが受付サーバ20にアクセスした際に、各検査予約画面41A〜41Fが更新される。この際に、病院Bのクライアント端末17に対して依頼受領情報(更新情報)が配信されるため、検査予約画面41Bの更新情報通知ボックス50の件数表示が+1件となる。病院Bの読影医師は、更新情報通知ボックス50による通知に基づき、検査予約画面41B(図10参照)を見て、読影のみの検査依頼を確認して待機する。
病院Aでは、オーダ受付番号X3の患者「富士一郎」の医用画像の撮影が上記図6に示す受付枠58内の時間(14:30〜15:00)に行われる。医用画像の撮影が終了したら、担当者は、病院Aのクライアント端末17で所定の画像アップロード画面(図示せず)を起動する。次いで、担当者は、画像アップロード画面内の画像情報入力欄にオーダ受付番号X8などの画像情報を入力した後、アップロード操作を行う。これにより、医用画像及び画像情報がデータセンタ10にアップロードされる。画像サーバ21は、アップロードされた医用画像及び画像情報を関連付けて格納する。
受付サーバ20の情報管理部27bは、画像サーバ21に新たに格納された医用画像の画像情報(オーダ受付番号X8)に基づき、オーダ管理DB30内の受付番号X8のオーダ情報30a(図9参照)の「ステータス」欄を「撮影済み」に更新する。また、情報管理部27bは、受付番号X8に関連している受付番号X3のオーダ情報30aの「ステータス」欄も同様に「撮影済み」に更新する。そして、情報配信部27aは、読影依頼先となる病院Bのクライアント端末17のWebブラウザ37aが受付サーバ20にアクセスした際に、画像格納情報(更新情報)を配信する。
図10に示すように、画像格納情報が配信されたら、病院Bの検査予約画面41Bの更新情報通知ボックス50の件数表示が+1件となる。また、Webブラウザ37aは、検査予約画面41Bを更新したときに、日別表示領域56の患者「富士一郎」に対応する受付枠58内に画像ボタン70を表示させる。病院Bの読影医師は、更新情報通知ボックス50による通知に基づき、受付枠58内の画像ボタン70をポインタ53で指定してクリックする。これにより、Webブラウザ37aは、対応する医用画像を画像サーバ21からダウンロードして、医用画像を表示する医用画像表示画面を新たに起動させる。
医用画像表示画面が起動したら、病院Bの読影医師は、画面に表示される医用画像を読影して読影レポートを作成する。読影レポートの作成が終了したら、読影医師は、病院Bのクライアント端末17で所定のレポートアップロード画面(図示せず)を起動する。次いで、読影医師は、レポートアップロード画面(図示せず)のレポート情報入力欄にオーダ受付番号X8などのレポート情報を入力した後、アップロード操作を行う。これにより、読影レポート及びレポート情報がデータセンタ10にアップロードされる。レポートサーバ22は、アップロードされた読影レポート及びレポート情報を関連付けて格納する。
受付サーバ20の情報管理部27bは、レポートサーバ22に新たに格納された読影レポートのレポート情報(オーダ受付番号X8)に基づき、オーダ管理DB30内の受付番号X8のオーダ情報30a(図9参照)の「ステータス」欄を「完了」に更新するとともに、オーダ受付番号X8に関連するオーダ受付番号X3のオーダ情報30aの「ステータス」欄を「完了」に更新する。そして、情報配信部27aは、読影の委託元である病院Aのクライアント端末17、医療検査の大元の依頼元である診療所Eのクライアント端末19のWebブラウザ37aがそれぞれ受付サーバ20にアクセスした際に、検査完了情報(更新情報)を配信する。
図11に示すように、検査完了情報が配信されたら、診療所Eの検査予約画面41Eの更新情報通知ボックス50の件数表示が+1件となる。また、Webブラウザ37aは、検査予約画面41Eを更新したときに、日別表示領域56の患者「富士一郎」に対応する受付枠58内に完了ボタン72を表示させる(病院Aの検査予約画面41Aも同様)。
診療所Eの医師は、更新情報通知ボックス50による通知に基づき、受付枠58内の完了ボタン72をポインタ53で指定してクリックする。これにより、Webブラウザ37aは、対応する読影レポートをレポートサーバ22からダウンロードして、読影レポートを表示するレポート表示画面を新たに起動させる。以上で、互いに関連付けられた受付番号X3,X8のオーダ情報30aに基づく医療検査依頼が全て完了する。
次に、図2及び図12を用いて医療検査に伴い発生する会計情報の管理について説明を行う。会計管理部27cは、オーダ管理DB30内のオーダ情報30aの「ステータス」欄が「完了」に更新されたら、会計情報32aを完了したオーダ情報30aに関連付けて会計管理DB32に格納する。従って、会計情報32aは、完了したオーダ情報30a毎に会計管理DB32に格納される。会計情報32aには、例えば「オーダ受付番号」、「患者氏名」、「患者ID」、「依頼元」、「依頼先」、「会計細目」、「関連オーダ」等の各種情報が含まれている。
「会計細目」以外については既に説明したので、ここでは説明を省略する。「会計細目」は、保険点数がP1点の「撮影」と、保険点数がP2点の「読影」とに分けられており、各オーダ情報30a毎にそれぞれ実行された細目に○印が入力され、実行されなかった細目に×印が入力されている。
受付サーバ20の情報配信部27aは、会計管理DB32に新たな会計情報32aが格納されたら、この会計情報32aで依頼元・依頼先に指定されている病院A〜Dのクライアント端末17が受付サーバ20にアクセスした際に、この会計情報32aを依頼先のクライアント端末17に対して配信する。受信した会計情報32aの詳細は、例えばクライアント端末17で所定の会計管理画面を起動させることで確認することができる。
この際に、各会計情報32aはオーダ情報30aに関連付けてられているので、オーダ受付番号X3の「関連オーダ」欄にはオーダ受付番号X8が入力され、オーダ受付番号X8の「関連オーダ」欄にはオーダ受付番号X3が入力されている。これにより、病院Aの会計担当者は、オーダ受付番号X3の会計情報32aの「関連オーダ」欄に基づき、読影の委託先が病院Bであることを容易に把握することができる。また、病院Bの会計担当者も、この読影依頼が病院Aから委託されたものであることを容易に把握することができる。
また、各オーダ情報30a毎に会計情報32aの細目を記録可能とすることで、特に上述したような読影のみを他の医療施設に委託した場合に、会計担当者の会計処理が簡単になる。具体的には、オーダ受付番号X3の患者「富士一郎」は、病院Aで医用画像の撮影が行われた時に、病院Aに対して、医療検査(撮影、読影)の全検査料を支払っている。このため、病院Aは、支払われた全検査料の中から、病院Bに対して読影検査料を支払う必要がある。
病院Aの会計担当者は、病院Aに対して配信されるオーダ受付番号X3の会計情報32aに基づき、病院Aで行われた撮影に対して支払われる撮影検査料を容易に求めることができる。これにより、全検査料から撮影検査料を引くだけで、病院Bに対して支払われる読影検査料を容易に求めることができる。また、病院Bの会計担当者も、病院Bに対して配信されるオーダ受付番号X8の会計情報32aに基づき、病院Aから支払われる読影検査料を容易に求めることができる。
次に図13のフローチャートを用いて医用ネットワークシステム2及び受付サーバ20の作用について説明を行う。なお、このフローチャートでは、医療検査依頼を受けた病院が他の病院に対して読影のみを委託する場合のみを説明し、読影の委託が行われない場合は周知であるので説明は省略する。
診療所Eの医師は、CT検査やMRI検査等のモダリティ機器15を用いた医療検査を必要としたときに、クライアント端末19のWebブラウザ37aを起動して、モニタ40に検査予約画面41Eを表示させる。診療所Eの医師は、検査予約画面41Eを見ながら、病院Aを依頼先とするオーダ受付番号X3のオーダ情報30aを入力して、医療検査の依頼を行う。これにより、オーダ受付番号X3のオーダ情報30aが受付サーバ20に送信される。
受付サーバ20の情報管理部27bは、受信したオーダ受付番号X3のオーダ情報30aをオーダ管理DB30に格納するとともに、このオーダ情報30Aに基づく予約情報31aをスケジュール管理DB31に格納する。これにより、病院Aのクライアント端末17が受付サーバ20にアクセスした際に、その検査予約画面41Aが更新されるとともに、更新情報通知ボックス50の件数表示が+1件となる。病院Aの読影医師は、更新情報通知ボックス50による通知に基づき、検査予約画面41Aの予約状況表示領域52を見て、オーダ受付番号X3の医療検査依頼を確認する。
病院Aにおいて、オーダ受付番号X3を担当する読影医師が検査日当日に欠勤した場合には、病院Aの担当者がクライアント端末17を操作してWebブラウザ37aを起動し、モニタ40に検査予約画面41Aを表示させる。次いで、担当者は、検査予約画面41の予約状況表示領域52に各病院B〜Dの予約状況をそれぞれ表示させて、読影を委託可能な病院を探す。
担当者は、病院Bにオーダ受付番号X3(富士一郎)の読影を委託することを決定したら、ポインタ53で検査依頼条件選択領域63の項目「読影のみ」、「委託」のチェックボックスにチェックを行った後、決定した受付枠58内の予約ボタン58aをポインタ53で指定してクリックする(図7参照)。次いで、担当者は、ポップアップ表示された入力画面65(図8参照)にオーダ受付番号X3を入力した後、新たに表示される入力画面に、依頼元を病院A、依頼先を病院Bに指定したオーダ受付番号X8のオーダ情報30a(図9参照)を入力する。これにより、オーダ受付番号X8のオーダ情報30aが受付サーバ20に送信される。
受付サーバ20の情報管理部27bは、受信したオーダ受付番号X8のオーダ情報30aをオーダ管理DB30に格納する。この際に、情報管理部27bは、このオーダ情報30aの関連オーダ欄に入力されているオーダ受付番号X3に基づき、オーダ受付番号X3のオーダ情報30aの「検査項目」のうち「読影」をキャンセルするとともに、その「関連オーダ」欄にオーダ受付番号X8を入力する。これにより、オーダ受付番号X3,X8のオーダ情報30aが互いに関連付けられた状態でオーダ管理DB30に格納される(図9参照)。また、情報管理部27bは、オーダ受付番号X8のオーダ情報30aに基づき生成された新たな予約情報31aをスケジュール管理DB31に格納する。
病院Bのクライアント端末17が受付サーバ20にアクセスした際に、その検査予約画面41Bが更新されるとともに、更新情報通知ボックス50の件数表示が+1件となる。病院Bの読影医師は、更新情報通知ボックス50による通知に基づき、検査予約画面41B(図10参照)を見て、オーダ受付番号X8のオーダ情報30aに基づく読影のみの医療検査依頼を確認する。
病院Aにおいて、オーダ受付番号X3の患者「富士一郎」の医用画像の撮影が終了したら、担当者は、病院Aのクライアント端末17で所定の画像アップロード画面(図示せず)を起動して、医用画像及び画像情報をデータセンタ10にアップロードする。これにより、医用画像及び画像情報が関連付けて画像サーバ21に格納される。両者が格納されると、受付サーバ20の情報管理部27bにより、オーダ管理DB30内の受付番号X3,X8のオーダ情報30aの「ステータス」欄が「撮影済み」に更新される。
両オーダ情報30aの「ステータス」欄が更新された後、病院Bのクライアント端末17のWebブラウザ37aが受付サーバ20にアクセスすると、情報配信部27aにより、画像格納情報が病院Bのクライアント端末17に配信される。これにより、病院Bの検査予約画面41Bの更新情報通知ボックス50の件数表示が+1件となる。また、病院Bの検査予約画面41Bが更新された際に、日別表示領域56の患者「富士一郎」に対応する受付枠58内に画像ボタン70が表示される。
更新情報通知ボックス50による通知に基づき、病院Bの読影医師が、画像ボタン70をポインタ53で指定してクリックすると、対応する医用画像が画像サーバ21からダウンロードされて、この医用画像を表示する医用画像表示画面が起動される。病院Bの読影医師は、医用画像を読影して読影レポートを作成する。
読影レポートの作成が終了したら、読影医師は、病院Bのクライアント端末17で所定のレポートアップロード画面を起動して、読影レポート及びレポート情報をデータセンタ10にアップロードする。これにより、読影レポート及びレポート情報が関連付けてレポートサーバ22に格納される。両者が格納されると、情報管理部27bにより、オーダ管理DB30内の受付番号X3,X8のオーダ情報30aの「ステータス」欄が「完了」に更新される。
両オーダ情報30aの「ステータス」欄が「完了」に更新された後、診療所E(病院Aも同様)のクライアント端末19のWebブラウザ37aが受付サーバ20にアクセスすると、情報配信部27aにより、検査完了情報が診療所Eのクライアント端末19に配信される。これにより、診療所Eの検査予約画面41Eの更新情報通知ボックス50の件数表示が+1件となる。また、検査予約画面41Eが更新された際に、日別表示領域56の患者「富士一郎」に対応する受付枠58内に完了ボタン72が表示される(図11参照)。
更新情報通知ボックス50による通知に基づき、診療所Eの医師が、完了ボタン72をポインタ53で指定してクリックすると、対応する読影レポートがレポートサーバ22からダウンロードされて、このレポートを表示するレポート表示画面が起動される。以上で、医療検査依頼が全て完了する。
また、オーダ管理DB30内のオーダ受付番号X3,X8のオーダ情報30aの「ステータス」欄が「完了」に更新されると、会計管理部27cにより、各オーダ情報30a毎の会計情報32aが会計管理DB32に格納される(図12参照)。そして、病院A、Bのクライアント端末17が受付サーバ20にアクセスすると、情報配信部27aによって、各クライアント端末17に対してそれぞれ会計情報32aが配信される。
配信される会計情報32aに基づき、病院Aの会計担当者は、読影の委託先が病院Bであることを容易に把握することができる。また、病院Aの会計担当者は、患者から支払われた全検査料の中から、病院Aで行われた撮影に対して支払われる撮影検査料を容易に求めるとともに、病院Bに対して支払われる読影検査料を容易に求めることができる。また、病院Bの会計担当者も、読影検査の委託元が病院Aであることを容易に把握して、この病院Aから支払われる読影検査料を容易に求めることができる。その結果、読影のみを他の医療施設に委託したような場合でも、会計担当者の作業の負担を減らすことができる。
以上のように本発明は、医療検査依頼を受けた医療施設(病院A)が、受けた検査依頼を他の医療施設(病院B)に対して委託する際に、委託元の医療施設(病院A)に対する第1検査依頼情報(オーダ受付番号X3のオーダ情報30a)と、委託先の医療施設(病院B)に対する第2検査依頼情報(オーダ受付番号X8のオーダ情報30a)とを関連付けてオーダ管理DB30に格納することで、第1及び第2の検査依頼情報が互いに関係の無い別依頼として処理されることなく、両者をリンクさせることができる。これにより、医療検査の大元の依頼元(診療所E)は、その依頼先での医療検査の委託の有無に関係なく、検査完了情報及び検査結果(読影レポート)を受け取ることができるので、検査依頼先で検査の委託が行われたとしても何らの不具合は生じない。また、上述したように会計担当者の作業の負担を減らすことができる。その結果、医療検査の委託を行った場合でもその後の処理が煩雑にならないようにすることができる。また、医用ネットワークシステムに参加している医療施設の地域連携を高めることができる。
また、従来では、読影医師が急遽欠勤した場合などに検査予約をキャンセルしないといけない場合があったが、本発明では、他の病院の読影医師に読影のみを依頼することができるので、スケジュールの空いている読影医師を友好的に活用することができる。これにより、医療検査が検査日当日などに急遽キャンセルされて、患者に多大な迷惑をかけてしまうことが防止される。
なお、上記実施形態では、各病院A〜Dにおいて読影医師が欠勤した場合や、モダリティ機器15が故障した場合には、クライアント端末17でデータセンタ10の受付サーバ20にアクセスして、検査予約の受付が不可能になった受付枠58を閉じる必要がある。このため、上記実施形態では欠勤や故障が発生するたびに受付サーバ20にアクセスしなければならなくなり、担当者の作業負担が増えてしまうという問題がある。
そこで、例えば図14に示すように、各病院A〜D(病院C,Dは図示を省略)のクライアント端末17などにそれぞれ個々のスケジュール管理を行うスケジュール管理DB80を設けて、スケジュール管理DB80のデータと受付サーバ20のスケジュール管理DB31のデータとを同期させるようにしてもよい。ここで、医療検査を受け付ける受付枠58が空いているか否かは、読影医師の勤務スケジュールの空き状況と、モダリティ機器15の空き状況とに依存する。つまり、読影医師の勤務スケジュールが空き、且つモダリティ機器15が空いたときに、受付枠58が空くことになる。このため、両スケジュール管理DB31,80にはそれぞれスケジュールデータ、医師勤務データ、機器管理データの3種類のデータが格納されている。
スケジュール管理DB31には、各病院A〜Dの予約受付状況を表す統合スケジュールデータ82、各病院A〜Dの読影医師の勤務スケジュールを表す統合医師勤務データ83、各病院A〜Dのモダリティ機器15の使用予定スケジュールを表す統合機器管理データ84が格納されている。統合スケジュールデータ82には、病院Aの予約受付状況を表す病院A用データ82a、病院Bの予約受付状況を表す病院B用データ82b、・・・が格納されている。同様に、統合医師勤務データ83及び統合機器管理データ84にも、各病院A〜D毎の病院A用データ83a,84a・・・、病院B用データ83b,84b・・・がそれぞれ格納されている。
病院Aのスケジュール管理DB80には、病院Aの予約受付状況を表すスケジュールデータ86a、病院Aの読影医師の勤務スケジュールを表す医師勤務データ87a、病院Aのモダリティ機器15の使用予定スケジュールを表す機器管理データ88aが格納されている。病院Bのスケジュール管理DBにも同様に、病院Bの予約受付状況、勤務スケジュール、使用予定スケジュールをそれぞれ表すスケジュールデータ86b、医師勤務データ87b、機器管理データ88bが格納されている。なお、図示は省略するが病院C、Dも同様である。
統合スケジュールデータ82の病院A用データ82aはスケジュールデータ86aと同期が取られ、病院B用データ82bはスケジュールデータ86bと同期が取られている。同様に、統合医師勤務データ83の病院A及び病院B用データ83a,83bはそれぞれ医師勤務データ87a,87bと同期が取られているとともに、統合機器管理データ84の病院A及び病院B用データ84a,84bはそれぞれ機器管理データ88a,88bと同期が取られている。
これら受付サーバ20のスケジュール管理DB31の各データと、各病院A〜Dのスケジュール管理DB80の各データとの同期を取るための更新監視方式として、例えば、受付サーバ20、クライアント端末17(図1参照)から発信される更新通知をトリガーとして、更新を検知するイベント通知方式を採用している。なお、イベント通知方式の代わりに周知の各種更新監視方式を用いてよい。
このようにスケジュール管理DB31の各データと、各スケジュール管理DB80の各データとの同期が取られることで、スケジュール管理DB31の各データが常に最新の状態に保たれる。例えば、病院Aの読影医師が急遽欠勤した場合には、病院Aの担当者はクライアント端末17を操作して、医師勤務データ87aの欠勤した読影医師の勤務スケジュールを欠勤に更新する。この医師勤務データ87aが更新されると、欠勤した読影医師が担当する受付枠58が閉じられて予約受付不可となるようにスケジュールデータ86aも更新される。
病院Aのスケジュールデータ86a、医師勤務データ87aが更新されると、これらに同期している統合スケジュールデータ82の病院A用データ82a、統合医師勤務データ83の病院A用データ83aもほぼリアルタイムに更新される。その結果、病院Aの担当者は、受付サーバ20にアクセスすることなく、受付サーバ20のスケジュール管理DB31の各データを更新することができるので、担当者の作業負担を減らすことができる。また、スケジュール管理DB31の各データと、各スケジュール管理DB80の各データとの同期が取られることで、スケジュール管理DB31の各データが最新の状態に保たれるという効果も得られる。
なお、上記実施形態では、医療検査として医用画像の撮影及び読影の依頼を受けた医療施設が他の医療施設に対して読影のみを委託する場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、医療検査を受けた医療施設が撮影及び読影の両方を他の医療施設に委託する場合や、撮影のみを委託する場合にも本発明を適用することができる。また、医用画像は予め依頼元で撮影して、その医用画像の読影のみの依頼を行った場合において、読影依頼先の医療施設が読影依頼を他の医療施設に委託する場合にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、複数の医療施設(病院A〜D、診療所E,F)が参加している医用ネットワークシステム2を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の検査部門や読影部門を有する1つの病院内の医用ネットワークシステムにも本発明を適用することができる。また、1つの病院は、複数の拠点に各部門が分散されていてもよい。
なお、上記実施形態において、各病院A〜Dに配信される会計情報32a(図12参照)の「会計細目」には、医用画像の撮影と読影とがそれぞれ行われたか否かしか入力されておらず、単に撮影と読影とがそれぞれ行われたか否かで検査料が決定されてしまうが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、検査依頼(検査予約)が検査希望日の前日または当日などに検査依頼を行った場合には、インセンティブ(割増料金)を請求できるようにしてもよい。
この場合には、例えば、会計情報32aの「会計細目」に細目「インセンティブ」を追加する。そして、制御部25の会計管理部27c(図2参照)は、検査依頼が検査希望日の前日または当日などに受け付けられたものであった場合には、細目「インセンティブ」に○印を入力する。これにより、各病院A〜Dの会計担当者は、配信された会計情報32aの詳細をクライアント端末17等で確認した際に、細目「インセンティブ」に○印が入力されているか否かを確認することで、インセンティブを発生させるか否かを決定することができる。
なお、上記実施形態では、医療検査の委託を行う際に、検査予約画面41A〜41Fの入力画面65(図8参照)で委託するオーダ情報30aの受付番号を入力することで、委託元の医療施設に対するオーダ情報(第1検査依頼情報)と、委託先の医療施設に対するオーダ情報(第2検査依頼情報)とが関連付けられてオーダ管理DB30に格納される場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、オーダ情報30aを受信したときに、情報管理部27bが、その送信元(依頼元)及び送信先(依頼先)の情報(施設名)と、オーダ情報30aに含まれる患者情報(患者氏名、患者IDなど)とに基づいて、オーダ管理DB30を検索して関連付けの対象となるオーダ情報30aを検索するようにしてもよい。また、この検索の結果、関連付けの対象であると推定されるオーダ情報30aが合った場合には、情報管理部27bが送信元へ問い合わせを発行するようにしてもよい。そして、情報管理部27bは、送信元から関連付けを行う旨の指示がなされたら、オーダ情報30aの関連付けを行う。
また、上記実施形態では、医療検査として医用画像の撮影及び読影の少なくともいずれか一方を行う場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の医療検査を行う場合にも本発明を適用することができる。
医用ネットワークシステムの構成を概略的に示す説明図である。 受付サーバの構成を概略的に示す機能ブロック図である。 オーダ管理DBの構成を概略的に示す説明図である。 スケジュール管理DBの構成を概略的に示す説明図である。 クライアント端末の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 検査予約画面の一例を示す説明図である。 検査予約画面の説明図であり、他の病院に医療検査(読影)を委託する際に、他の病院の予約状況を確認している状態を説明するための図である。 検査予約画面の説明図であり、他の病院に医療検査(読影)を委託する際に、委託するオーダ情報の受付番号の入力を行う状態を説明するための図である。 オーダ管理DBの説明図であり、他の病院に対し医療検査(読影)を委託が行われた状態を説明するための図である。 検査予約画面の説明図であり、医療検査(読影)の委託元で撮影された医用画像が画像サーバにアップロードされた後の状態を説明するための図である。 検査予約画面の説明図であり、医療検査(読影)の委託先から読影レポートがレポートサーバにアップロードされた後の状態を説明するための図である。 会計管理DBの構成を概略的に示す説明図である。 医療検査(読影)の委託が行われた場合の受付サーバの処理手順を説明するためのフローチャートである。 受付サーバのスケジュール管理DBの各データと、各病院のスケジュール管理DBの各データとの同期を取った他の実施形態の各管理DBの構成を概略的に示す説明図である。
符号の説明
2 医用ネットワークシステム
10 データセンタ
15 モダリティ機器
17,19 クライアント端末
20 受付サーバ
25 サーバコンピュータ
26 ストレージユニット
27 CPU
27a 情報配信部
27b 情報管理部
27c 会計管理部
30 オーダ管理DB
30a オーダ情報
31 スケジュール管理DB
31a 予約情報
32 会計管理DB
32a 会計情報
37a Webブラウザ
41A〜41F 検査予約画面
A〜D 病院
E,F 診療所

Claims (8)

  1. 医療検査の検査依頼をする依頼元とその検査依頼を受け付ける依頼先に設置される複数の端末とネットワークを介して接続され、依頼元の端末から依頼先の端末へ発行される前記依頼情報を中継して、依頼元が指定した依頼先の端末へ配信するサーバとからなる医用ネットワークシステムにおいて、
    前記サーバは、中継した依頼情報を格納する依頼情報格納手段と、依頼元から依頼先へ中継された第1依頼情報と、前記第1依頼情報に基づく検査依頼を受け付けた依頼先が別の依頼先へ委託する際に、前記依頼先が新たな依頼元として前記サーバを介して委託先へ発行した第2依頼情報とを関連付けて前記依頼情報格納手段に格納する依頼情報管理手段とを備えていることを特徴とする医用ネットワークシステム。
  2. 前記依頼情報管理手段は、前記依頼先の端末から発行される要求に基づいて、前記第1依頼情報と第2依頼情報とを関連づけることを特徴とする請求項1記載の医用ネットワークシステム。
  3. 前記サーバは、検査依頼を受け付け可能な受付枠を表す受付枠情報を依頼先毎に格納する受付枠情報格納手段と、前記各端末からの要求に基づいて前記受付枠情報を要求元の端末へ配信する受付枠情報配信手段とを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の医用ネットワークシステム。
  4. 前記受付枠情報格納手段は、前記依頼先の端末からの更新要求に基づいて更新されることを特徴とする請求項3記載の医用ネットワークシステム。
  5. 検査依頼には、モダリティによって被検者の撮影を行って医用画像を取得する撮影依頼と、撮影された前記医用画像の読影を行う読影依頼が含まれており、前記撮影依頼及び読影依頼のうち少なくとも一方を委託可能なことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の医用ネットワークシステム。
  6. 前記検査依頼で発生する会計情報を、各依頼情報に関連付けて記録する会計情報記録手段を備えており、前記会計情報記録手段は、前記第1及び第2の各依頼情報毎に会計情報の細目を記録可能なことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の医用ネットワークシステム。
  7. 医療検査の検査依頼をする依頼元とその検査依頼を受け付ける依頼先に設置される複数の端末とネットワークを介して接続され、依頼元の端末から依頼先の端末へ発行される前記依頼情報を中継して、依頼元が指定した依頼先の端末へ配信する検査依頼管理装置において、
    中継した依頼情報を格納する依頼情報格納手段と、
    依頼元から依頼先へ中継された第1依頼情報と、前記第1依頼情報に基づく検査依頼を受け付けた依頼先が別の依頼先へ委託する際に、前記依頼先が新たな依頼元として委託先へ発行した第2依頼情報とを関連付けて前記依頼情報格納手段に格納する依頼情報管理手段とを備えていることを特徴とする検査依頼管理装置。
  8. ネットワークを介して、医療検査の検査依頼をする依頼元からその検査依頼を受け付ける依頼先へ発行される前記依頼情報を中継して、依頼元が指定した依頼先の端末へ配信する検査依頼管理方法において、
    中継した依頼情報を情報格納装置に格納する依頼情報格納ステップと、
    依頼元から依頼先へ中継された第1依頼情報と、前記第1依頼情報に基づく検査依頼を受け付けた依頼先が別の依頼先へ委託する際に、前記依頼先を新たな依頼元として委託先へ発行した第2依頼情報とを関連付けて前記情報格納装置に格納する依頼情報管理ステップとを有することを特徴とする検査依頼管理方法。
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