JPH0749779Y2 - 安定器 - Google Patents

安定器

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JPH0749779Y2
JPH0749779Y2 JP1987062816U JP6281687U JPH0749779Y2 JP H0749779 Y2 JPH0749779 Y2 JP H0749779Y2 JP 1987062816 U JP1987062816 U JP 1987062816U JP 6281687 U JP6281687 U JP 6281687U JP H0749779 Y2 JPH0749779 Y2 JP H0749779Y2
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JP
Japan
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base
terminal
iron core
protective cover
lead wire
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JP1987062816U
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JPS63168966U (ja
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博 西内
清作 小林
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、圧接端子構造の端子にリード線を圧入して接
続するようにした安定器に関するものである。
〔背景技術〕
従来、圧接端子構造の端子を備えた安定器として、実開
昭58-195406号のマイクロフィルムに記載されているよ
うに、略コ字型に折り曲げた一端をさらに略直角に折り
曲げて延伸して形成した端子の延伸された先端をボビン
に取着し、この端子の充電部を覆う保護カバーをボビン
と一体に形成したものが提案されている。
しかし、上記の構成では、ボビンに巻回したコイルリー
ド線を端子に接続する作業を、電気溶接により自動化し
ようとした場合、電気溶接用の電極を端子の上下方向か
ら端子に当接するためのスペースがなく、上記作業を自
動化するのが困難であるという問題があった。
また、リード線を端子に圧接接続する際に端子に加わる
押圧力により、端子が変形するのを防止するために、略
コ字型に折り曲げ形成した端子の一端を垂下して保護カ
バーの下端に載置して保持するものが提案されている
(実開昭58-195406号のマイクロフィルム参照)。
しかし、上記の構成では、端子に加わる押圧力は保護カ
バーに載置された端子の下端部のみで受けるので、端子
が変形したり保護カバーから端子の下端部がずれ落ちた
りする可能性があるという問題があった。
さらに、リード線の挿入の仕方によっては、リード線の
先端が鉄心の側面に達し、非充電金属部である鉄心と充
電部との絶縁距離が不足し、絶縁・耐圧不良となるとい
う問題があった。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の点に鑑みて提供したものであって、器
具組立の工程上保護カバーを装着する前に、コイルリー
ド線を端子に電気溶接するための溶接用電極を端子に当
接できるスペースを有するとともに、リード線を端子に
圧接接続する際の端子の変形を防止することができ、さ
らに、リード線の接続時にリード線の挿入の仕方にかか
わらず、十分な絶縁距離を確保し、絶縁・耐圧不良にな
るのを防止した安全な安定器を提供することを目的とし
たものである。
〔考案の開示〕
(構成) 本考案は、断面を略コ字型に形成したベースと、ベース
に載置する鉄心と、鉄心に配設するボビンと、鉄心とベ
ースとの間に配置されるボビン下端部からベースに略平
行に鉄心と反対側に延伸させて第一の折曲部でベースに
略垂直に略直角に折り曲げ、第二の折曲部でベースに略
平行に略直角に折り曲げて、さらに第三の折曲部でベー
スに略垂直に略直角に折り曲げて形成し先端にリード線
を圧入接続する圧入溝を設けた端子と、絶縁材で形成さ
れ、ベースに装着して端子の充電部を覆う保護カバー
と、鉄心の側面と保護カバーの端面とで挟持して固定さ
れ、鉄心側へのリード線の侵入を阻止する絶縁材からな
る平板状の隔壁とを備え、端子を挟んで鉄心に対向する
保護カバーの側面に端子の位置に対応して上面及び側面
が開口した開口窓を設けるとともに、端子の第二の折曲
部と第三の折曲部との間の部分のベース側の面に近接し
て並行する段状部を保護カバーの内部に設けたことを特
徴とするものである。
(実施例1) 以下、本考案の一実施例を図面により説明する。第1図
は本実施例の放電灯点灯装置に用いられる安定器本体A
の分解斜視図を示し、両側のフランジ部1aを形成した断
面略コ字型のベース1と、このベース1のフランジ部1a
の上に載置された鉄心2と、鉄心2の表面を覆うキャッ
プ3と、鉄心2の側方のベース1の溝1bにボビン7によ
り配設された圧接構造の一対の端子4と、端子4の充電
部を覆う箱型で絶縁材からなる保護カバー5等で安定器
本体Aが構成されている。
鉄心2の下方に配置された絶縁材からなるボビン7の下
端部に設けられた端子4は、第1図に示すようにボビン
7下端部からベース1に略平行に鉄心2と反対側に延伸
させて第一の折曲部4bでベース1に略垂直に略直角に折
り曲げ、第二の折曲部4cでベース1に略平行に略直角に
折り曲げて、さらに第三の折曲部4dでベース1に略垂直
に略直角に折り曲げて形成され、端子4の先端にはリー
ド線を上から圧入して接続する上端開口の圧入溝4aを設
けてある。
保護カバー5はその鉄心2側が開口しており、また、端
子4の位置に対応して上面及び側面が開口した開口窓6
が一対形成されている。この開口窓6を介して後述する
リード線が挿入され、端子4と接続されることになる。
さらに、保護カバー5の内部には、図2に示すように、
ベース1に装着された時に端子4の第二の折曲部4cと第
三の折曲部4dとの間の部分のベース1側の面に近接して
並行する段状部5aが設けてある。そして、保護カバー5
をベース1の溝1b内に第1図の矢印方向に挿入して固定
し、完成品としている。
ここで、保護カバー5をベース1に組み立てる際に、樹
脂等の絶縁材料からなる平板状の隔壁9を端子4と鉄心
2との間に配設している。つまり、この隔壁9をボビン
7の上に載置すると共に、鉄心2の側面と保護カバー5
の端面とで挟持して隔壁9を固定している。
上述したような安定器A本体を組み立てる工程におい
て、ボビン7に巻回したコイルリード線を端子4に電気
溶接するために、溶接用の電極を端子4に上下方向から
当接する必要がある。上記構成においては、保護カバー
5をベース1に装着していない状態では、端子4の第二
の折曲部4cと第三の折曲部4dとの間のベース1に略平行
な部分とベース1との間に溶接用の電極を上下方向から
当接するのに充分なスペースが確保できるので、コイル
リード線を端子4に電気溶接する作業の自動化が容易に
図れる。
一方、完成した安定器Aにリード線を接続するのには、
通常は第2図に示すように、被覆を被った電線であるリ
ード線8をベース1に対して平行にし、これを図中の矢
印に示すように保護カバー5の開口窓6まで下げ、上方
より治具にてリード線8に力を加えることで、端子4の
圧入溝4aでリード線8の被覆が削れてリード線8の芯線
と端子4とが電気的接続がとれるようになっている。
この作業において、リード線8を端子4の圧入溝4aに上
方より圧入する際に、端子4にも下向きの押圧力が加わ
ることになる。しかし、保護カバー5をベース1に装着
した状態では、上述した電気溶接用の電極を端子4に当
接するためのスペース、すなわち端子4の第二の折曲部
4cと第三の折曲部4dとの間のベース1に略平行な部分と
ベース1との間に、保護カバー5の内部に設けた段状部
5aが配置され、下向きに押圧されて下方に撓んだ端子4
が段状部5aに面接触して支持されるので、端子4が変形
するのを防止できるのである。
さらに、器具組立においてリード線8を保護カバー5の
開口窓6から端子4及び鉄心2側へどのように挿入して
も、リード線8の鉄心2側への侵入は隔壁9により阻止
され、リード線8の先端が非充電金属部に当たることが
なくなり、絶縁距離が確保でき、隔壁9を追加するだけ
の簡単な構成で絶縁・耐圧不良になるのを防止して安全
性を確保することができるのである。
(実施例2) 第3図及び第4図は他の実施例を示し、弾性を有する保
護カバー5を上下2つに分割して、上側の上カバー5bと
下カバー5cとで構成し、下カバー5cはベース1に装着す
るようにし、ベース1に装着された時に端子4の第二の
折曲部4cと第三の折曲部4dとの間の部分のベース1側の
面に近接して並行する段状部5aを下カバー5cに設けてあ
る。
一方、上カバー5bには、端子4と鉄心2とを隔絶する隔
壁9を一体に形成してあって、この隔壁9によってリー
ド線8の先端が鉄心2の側面に達するのを妨げることが
できるのである。そして、上カバー5bは下カバー5cに凹
凸係合するようにし、下カバー5cの端部両側の下面に係
合凹所10を形成し、この係合凹所10に係合する係合片11
を上カバー5bの両側の内側面下部に一体に形成してい
る。
本実施例の構成では、実施例1の効果に加えて、鉄心2
と保護カバー5とが直接当たらず、保護カバー5の熱が
低くなるため、保護カバー5の熱的な材料グレードを下
げることができ、コストダウンにつながる。また、実施
例1よりも端子部の温度を下げることができ、端子部の
信頼性がより向上するものである。
(実施例3) 第5図は更に他の実施例を示し、第1図に示す実施例と
比べて、隔壁9を保護カバー5と一体に形成し、且つ、
隔壁9と保護カバー5の上端面との接合部をヒンジ構造
としたものである。従って、隔壁9はこのヒンジ部で開
閉自在となっており、保護カバー5をベース1へ矢印の
ように挿入しつつ、隔壁9を折り曲げることで、隔壁9
が端子4と鉄心2との遮蔽体となる。このように構成す
ることで、実施例1及び実施例2の効果に加えて、部品
点数が少なくなり、製造がしやすくなるものである。ま
た、隔壁9と保護カバー5との接合部は保護カバー5の
側端面に形成して、その接合部をヒンジ構造としても良
い。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、断面を略コ字型に形成したベー
スと、ベースに載置する鉄心と、鉄心に配設するボビン
と、鉄心とベースとの間に配置されるボビン下端部から
ベースに略平行に鉄心と反対側に延伸させて第一の折曲
部でベースに略垂直に略直角に折り曲げ、第二の折曲部
でベースに略平行に略直角に折り曲げて、さらに第三の
折曲部でベースに略垂直に略直角に折り曲げて形成し先
端にリード線を圧入接続する圧入溝を設けた端子と、絶
縁材で形成され、ベースに装着して端子の充電部を覆う
保護カバーと、鉄心の側面と保護カバーの端面とで挟持
して固定され、鉄心側へのリード線の侵入を阻止する絶
縁材からなる平板状の隔壁とを備え、端子を挟んで鉄心
に対向する保護カバーの側面に端子の位置に対応して上
面及び側面が開口した開口窓を設けるとともに、端子の
第二の折曲部と第三の折曲部との間の部分のベース側の
面に近接して並行する段状部を保護カバーの内部に設け
たので、器具組立の工程上保護カバーを装着する前に、
コイルリード線を端子に電気溶接するための溶接用電極
を端子に当接できるスペースを有しており、端子にコイ
ルリード線を電気溶接する作業を自動化するのが容易に
なるという効果を奏する。また、リード線を端子に圧接
接続する際に、下方に押圧力を受けて撓んだ端子を保護
カバーの内部に設けた段状部に面接触させて端子を支持
し、端子の変形を防止できるという効果を奏する。さら
に、鉄心の側面と保護カバーの端面とで挟持される隔壁
を追加するだけの簡単な構成で、リード線を鉄心側へど
のような方向から挿入しても、隔壁によりリード線の鉄
心側への侵入を阻止することができ、そのため、リード
線が鉄心に当たることがなく、絶縁距離を確保できて絶
縁・耐圧不良になるのを防止することができるという効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1の分解斜視図、第2図は同上
の要部断面図、第3図は実施例2の分解斜視図、第4図
は同上の要部断面図、第5図は実施例3の分解斜視図で
ある。 1はベース、2は鉄心、4は端子、5は保護カバー、5a
は段状部、7はボビン、8はリード線、9は隔壁であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面を略コ字型に形成したベースと、ベー
    スに載置する鉄心と、鉄心に配設するボビンと、鉄心と
    ベースとの間に配置されるボビン下端部からベースに略
    平行に鉄心と反対側に延伸させて第一の折曲部でベース
    に略垂直に略直角に折り曲げ、第二の折曲部でベースに
    略平行に略直角に折り曲げて、さらに第三の折曲部でベ
    ースに略垂直に略直角に折り曲げて形成し先端にリード
    線を圧入接続する圧入溝を設けた端子と、絶縁材で形成
    され、ベースに装着して端子の充電部を覆う保護カバー
    と、鉄心の側面と保護カバーの端面とで挟持して固定さ
    れ、鉄心側へのリード線の侵入を阻止する絶縁材からな
    る平板状の隔壁とを備え、端子を挟んで鉄心に対向する
    保護カバーの側面に端子の位置に対応して上面及び側面
    が開口した開口窓を設けるとともに、端子の第二の折曲
    部と第三の折曲部との間の部分のベース側の面に近接し
    て並行する段状部を保護カバーの内部に設けたことを特
    徴とする安定器。
JP1987062816U 1987-04-24 1987-04-24 安定器 Expired - Lifetime JPH0749779Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987062816U JPH0749779Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24 安定器

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JP1987062816U JPH0749779Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24 安定器

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Publication Number Publication Date
JPS63168966U JPS63168966U (ja) 1988-11-02
JPH0749779Y2 true JPH0749779Y2 (ja) 1995-11-13

Family

ID=30897455

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987062816U Expired - Lifetime JPH0749779Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24 安定器

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58195406U (ja) * 1982-06-22 1983-12-26 東芝テック株式会社 コイルボビン
JPS6112660U (ja) * 1984-06-26 1986-01-24 株式会社 大隈鐵工所 切削液と空気供給機能を有する主軸装置
JPS6181123U (ja) * 1984-11-30 1986-05-29

Also Published As

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JPS63168966U (ja) 1988-11-02

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