JPH0749770Y2 - 箔巻変圧器 - Google Patents

箔巻変圧器

Info

Publication number
JPH0749770Y2
JPH0749770Y2 JP1989137077U JP13707789U JPH0749770Y2 JP H0749770 Y2 JPH0749770 Y2 JP H0749770Y2 JP 1989137077 U JP1989137077 U JP 1989137077U JP 13707789 U JP13707789 U JP 13707789U JP H0749770 Y2 JPH0749770 Y2 JP H0749770Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
foil
corrugated board
metal corrugated
foil winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989137077U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0375519U (ja
Inventor
直人 市野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP1989137077U priority Critical patent/JPH0749770Y2/ja
Publication of JPH0375519U publication Critical patent/JPH0375519U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0749770Y2 publication Critical patent/JPH0749770Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transformer Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は箔巻変圧器に関するもので、特に巻線部に設け
た冷却ダクトの渡り線通過部の構造に関するものであ
る。
B.考案の概要 箔巻変圧器において、巻線部の冷却ダクトを形成する円
筒状金属コルゲートボードの接合端部の間を拡げて軸線
方向に沿った隙間を設け、該隙間間と金属コルゲートボ
ードの隙間側端部に複数本の円柱状絶縁スペーサを挿入
し、箔巻線の渡り部を前記隙間部に挿入した円柱状絶縁
スペーサ間を通して、金属コルゲートボードの隙間側端
縁部が箔巻線に疵をつけないようにするとともに、該部
分における箔巻線の支持剛性とコルゲート部の寸法精度
の向上を図ったものである。
C.従来の技術 電力用変圧器において、鉄心に幅広のシート電線を巻回
して構成した箔巻変圧器は、電線を冷却するために、巻
きつけられた電線の中にダクトを設ける必要がある。第
2図はかかする箔巻変圧器の従来例を示す図で、1は変
圧器鉄心脚、2は鉄心脚1の外周を覆う絶縁筒、3は絶
縁筒2の外周に絶縁シートを介して巻回された低圧巻線
で、その低圧巻線の外側には図示を省略した主絶縁層を
介して高圧巻線が巻回されている。前記低圧巻線3は内
側巻線31と外側巻線32とに分割されており、内側巻線31
の外周には、金属製の波形断面を有する波板(以下では
これを金属コルゲートボードと称す)4を円筒状に巻き
込み、軸線方向に冷却ダクト5が形成されている。該冷
却ダクト5を形成している金属コルゲートボード4は接
合部として円周上の1ケ所が切り離されていて、その切
り離された接合端部の僅かな隙間に箔巻線を通して所謂
渡り線部6とし、さらに冷却ダクト5の外周に箔巻線を
巻回して外側巻線32を形成している。
以上では、低圧巻線3中に冷却ダクト5が1個所設けら
れた例を述べたが、冷却ダクトは必要により複数箇所に
設けられる。また、図示を省略した高圧巻線において
も、前記低圧巻線と同様に適宜冷却ダクトが設けられ
る。
D.考案が解決しようとする課題 箔巻線は、巻線部中に金属コルゲートボードを円筒状に
巻装して冷却ダクトを形成し、その両側巻線の継ぎは円
筒状の軸線方向に沿った接合端部における僅かの隙間を
通して行われ、円筒状の外側に引き出した後一定の張力
状態を保って前記冷却ダクトの外周に巻回されるので、
前記金属コルゲートボード接合端部近傍では、コルゲー
トボードの波の高さが減少して円周方向に延び金属コル
ゲートボードの接合端部の角で箔巻線の引き出し作業
中、又は外周に巻線が巻かれたときに、渡り部の絶縁シ
ートが破かれ絶縁性を低下させる。また、接合端部部分
の電線の支持剛性が不足したり、また、このコルゲート
の寸法精度を高くする必要がある、等の問題があった。
E.課題を解決するための手段 本考案における上記の課題を解決するための手段は、箔
巻線の中に金属コルゲートボードを円筒状に巻き込んで
軸線方向の冷却ダクトを形成し、巻き込んだ金属コルゲ
ートボードの接合端部間の間隔を箔巻線の渡り部を通す
ようにした箔巻変圧器において、前記金属コルゲートボ
ードの接合端部間を拡げて軸線方向に沿った間隔を設
け、該間隔に少なくとも2本の円柱状絶縁スペーサを軸
線方向に挿入し、前記箔巻線渡り部をこの2本の円柱状
絶縁スペーサの間を通す。
F.作用 箔電線で内側巻線を巻回し、所定巻数巻回した後その外
周に金属コルゲートボードを円筒状に巻き込み、巻き込
んだ両端の接合端部間の間隔を拡げその間隔部に少なく
とも2本の円柱状絶縁スペーサを挿入し、その2本の絶
縁スペーサ間を箔巻線の渡り部を通して所定の張力もっ
て引き出し、金属コルゲートボードの外周に所定巻線巻
回して箔巻線を形成する。
G.実施例 第1図は本考案の一実施例を示す図で、巻線部中設けら
れた冷却ダクト部における箔巻線の渡り部を示す。
同図において、11は内側巻線、12は金属コルゲートボー
ドで内側巻線11の外周に円筒状に巻装されて、軸線方向
に間隙が開放する冷却ダクト13を形成している。前記金
属コルゲートボード12は完全な円筒状とはされず、その
両端の接合端部をコルゲートボードの波の高さの半分の
位置で軸線方向に切り、接合端部間の間隔は少なくとも
2本の円柱状絶縁スペーサ14を挿入し得る幅の隙間とな
す。円柱状絶縁スペーサ14の直径は、該スペーサ14の直
径と金属コルゲートボード12の厚さの和がコルゲートの
波の高さと等しくなるようにしてある。また、金属コル
ゲートボード12の接合端部15にはコルゲートの波の高さ
の半分程度の弧状が形成されているので、ここに円柱状
絶縁スペーサ14を挿入して、該端部15を押圧固定し、接
合端部15近傍のコルゲートの周方向への伸びなどの変形
を防止する。そして、前記内側巻線11を形成している箔
巻線を金属コルゲートボード12の隙間部に挿入した2本
の円柱状絶縁スペーサ14の間に通して渡り部15とし、さ
らに張力状態を保って冷却ダクト部13の外周に箔巻線を
巻回して外側巻線17を形成する。18は高さ寸法調整用絶
縁シートである。
H.考案の効果 本考案は箔巻変圧器の巻線部中に設けられる冷却ダクト
部における箔巻線の渡り部が、円柱状絶縁スペーサ間を
通して、その円柱状絶縁スペーサの外周曲面と当接する
ものであるから、箔巻線を構成する絶縁シートが破られ
たり、導体箔が疵っけられたりすることはなく、また、
金属コルゲートボードの接合端部に挿入された円柱状絶
縁スペーサは、その近傍のコルゲート部の高さ寸法の減
少をはじめとする変形を防止して巻線の支持剛性を向上
し、箔巻線の渡り部に作用する圧迫力の減少と均一化を
はかることができるとともに、金属コルゲートボードの
両接合端部を完全に合わせる必要が無いので、該コルゲ
ートボードの長さ寸法(伸びも含めた)の精度を高くと
る必要がない等の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である巻線部中に設けられた
冷却ダクト部における箔巻線の渡り部を示す図で、第2
図は箔巻線変圧器の従来例を示し、鉄心脚と低圧巻線部
を示す図である。 11……内側巻線、12……金属コルゲートボード、13……
冷却ダクト、14……円柱状絶縁スペーサ、15……金属コ
ルゲートボードの接合端部、16……箔巻線の渡り部、17
……外側巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箔巻線の中に金属コルゲートボードを内筒
    状に巻き込んで軸線方向の冷却ダクトを形成し、巻き込
    んだ金属コルゲートボードの接合端部間の間隔を箔巻線
    の渡り部を通すようにした箔巻変圧器において、前記金
    属コルゲートボードの接合端部間を拡げて軸線方向に沿
    った間隔を設け、該間隔に少なくとも2本の円柱状絶縁
    スペーサを軸線方向に挿入し、前記箔巻線渡り部をこの
    2本の円柱状絶縁スペーサの間を通すようにしたことを
    特徴とする箔巻変圧器。
JP1989137077U 1989-11-27 1989-11-27 箔巻変圧器 Expired - Lifetime JPH0749770Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989137077U JPH0749770Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 箔巻変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989137077U JPH0749770Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 箔巻変圧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0375519U JPH0375519U (ja) 1991-07-29
JPH0749770Y2 true JPH0749770Y2 (ja) 1995-11-13

Family

ID=31684252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989137077U Expired - Lifetime JPH0749770Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 箔巻変圧器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0749770Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60261116A (ja) * 1984-06-08 1985-12-24 Toshiba Corp 箔巻変圧器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62193716U (ja) * 1986-05-30 1987-12-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60261116A (ja) * 1984-06-08 1985-12-24 Toshiba Corp 箔巻変圧器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0375519U (ja) 1991-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2962679A (en) Coaxial core inductive structures
US3302149A (en) Electrical insulating structure
KR100208483B1 (ko) 원통형 리니어모터
JP5152839B2 (ja) 静止型電磁機器の円形鉄心
JPH0749770Y2 (ja) 箔巻変圧器
US3328737A (en) Transformer cores and method of making same
JPH09153416A (ja) ギャップ付鉄心形リアクトル
JPH11265833A (ja) 点火コイル用コア及び該コアの製造方法
JPH05258940A (ja) コイル
JPH0625939Y2 (ja) 変圧器
JP2501610Y2 (ja) ガス絶縁変圧器
JPS6240414Y2 (ja)
JPS633411A (ja) 冷却用通路付角形コイルの製造方法
JP2598660Y2 (ja) シート巻線変圧器
JPS6334251Y2 (ja)
JPH09219327A (ja) 変圧器
JPH0714625U (ja) ガス絶縁計器用変圧器
JP2506765Y2 (ja) 箔巻巻線
JPH0512995Y2 (ja)
JPH0126086Y2 (ja)
JPH04123411A (ja) 変圧器巻線
KR850000859B1 (ko) 보조심을 구비한 권철심형 변압기의 제조방법
JPS6133618Y2 (ja)
JPS6035222Y2 (ja) 電源変圧器
JPS641924B2 (ja)