JPH0749748B2 - 防火ドア - Google Patents

防火ドア

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JPH0749748B2
JPH0749748B2 JP62153884A JP15388487A JPH0749748B2 JP H0749748 B2 JPH0749748 B2 JP H0749748B2 JP 62153884 A JP62153884 A JP 62153884A JP 15388487 A JP15388487 A JP 15388487A JP H0749748 B2 JPH0749748 B2 JP H0749748B2
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義弘 太田
正三 平尾
宏明 碓氷
隆 中井
博之 石川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は防火ドアに関する。
〔背景技術〕
従来一般に用いられている防火ドアは、金属製のものが
ほとんどである。しかし、金属製の防火ドアは、木質感
が得られないので、木製のドアのような柔らかい感じを
与えることができず、美観も劣るといった問題があっ
た。
〔発明の目的〕
この発明は、防火性に優れ、しかも、木質感を得ること
もできる防火ドアを提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、発明者らは、研究を
重ねた。その結果、ドアの少なくとも表裏両面を木材で
構成するとともに、ドアの木材部分を構成する木材に、
不溶性不燃性無機物を含ませて、防火性を高めておけば
よいということを見出し、ここに、この発明を完成し
た。
したがって、この発明は、少なくとも表裏両面が木材か
らなるドアにおいて、Mg,Al,Ca,ZnおよびBaカチオンか
らなる群の中から選ばれた少なくとも1種を含むカチオ
ン含有処理液と、CO3,SO4,PO4,BO3およびOHアニオン
からなる群の中から選ばれた少なくとも1種を含むアニ
オン含有処理液であって、互いに混合することにより不
溶性不燃性無機物を生じさせるカチオン含有処理液とア
ニオン含有処理液のうちの一方を原料木材に含浸させた
のちに他方を含浸させることにより、前記原料木材の組
織内に不溶性不燃性無機物を定着させてなる木材を、ド
アの木材部分に用いていることを特徴とする防火ドアを
その要旨としている。
以下に、この発明を詳しく説明する。
不溶性不燃性無機物を木材中に含ませることにより、難
燃性(防火性)のほか、防腐・防虫性および寸法安定性
を付与した木材を得ることができる。
木材の難燃化について、つぎに説明する。
木材に難燃性を付与するための処理法として、種々の方
法がある。難燃化のメカニズムから分類すると、大体、
つぎのように分けられる。
(a)無機物による被覆 (b)炭化促進 (c)発炎燃焼における連鎖反応の阻害 (d)不燃性ガスの発生 (e)分解・結晶水放出による吸熱 (f)発泡層による断熱 木材中に不溶性不燃性無機物を含ませれば、前記(a)
のほか、無機物の種類によっては、(b)等のメカニズ
ムによる効果も併せて期待できる。しかも、不溶性不燃
性無機物は、木材から溶け出す恐れが少ないので効果が
薄れる恐れも少ない。
(a)および(b)のメカニズムについて、つぎに詳し
く説明する。(a)の無機物による被覆は、たとえ、可
燃性の材料であっても、不燃性の無機物と適当な配合比
で複合すれば、難燃化しうるということである。たとえ
ば、従来知られている木片セメント板は、可燃性木材を
不燃性のセメントと約1対1の重量配合比で混合し、板
状に形成したものであって、JISで準不燃材料として認
められている。(b)の炭化促進はつぎのようなメカニ
ズムである。木材は、加熱されると熱分解して可燃性ガ
スを発生し、これが発炎燃焼するわけであるが、リン酸
あるいはホウ酸が存在すると木材の熱分解すなわち炭化
が促進される。こうして形成された炭化層が断熱層とし
て作用し、難燃効果が生じる。したがって、不溶性不燃
性無機物がリン酸成分あるいはホウ酸成分を含む場合
は、難燃効果が高いものとなる。
つぎに、木材の防腐・防虫化について説明する。菌類が
木材を腐敗させる際、まず、菌糸が木材内腔中へ侵入す
ることが不可欠である。しかし、木材内腔中に異物が存
在すると菌糸が侵入できず、結果的に腐敗されにくくな
る。木材内腔中の異物は、特に防腐効果のある薬剤(防
腐剤)である必要は無く、菌類の養分になるもので無け
れば、何であっても良い。防虫についても防腐と同じで
ある。しかし、異物は、薬剤としての効果があればそれ
にこしたことはなく、たとえば、虫に対して消化性の悪
いもの、消化しないもの、あるいは、忌避作用のあるも
のが好ましい。したがって、不溶性不燃性無機物を木材
内腔中に含ませれば、木材の防腐・防虫性を向上させう
る。
さらに、木材の寸法安定化について説明する。木材を水
で膨潤させておき、木材細胞壁中に何らかの物質を固定
できれば、バルク効果により、寸法安定化効果が得られ
る。固定物質として、水に溶けにくい無機物も使いう
る。したがって、不溶性不燃性無機物を木材細胞壁中に
固定すれば、寸法安定性を向上させうる。
しかし、一般に、不溶性不燃性無機物をそのまま水に分
散させ、この分散液からなる処理液を木材中に浸透させ
ようとしても、木材中にほとんど水しか浸透して行かな
い。これは、つぎのような理由による。すなわち、木材
中に浸透する際に処理液が通過するべき経路の内、最も
狭い部分はピットメンブランであるが、ここにおける空
隙径が約0.1μmであるのに対し、分散した不溶性不燃
性無機物の粒子は、普通、0.1μmよりもかなり大きい
からである。
そこで、混合することにより不溶性不燃性無機物を生じ
させる2種の無機物溶液の一方を原料木材に含浸させた
のちに他方を含浸させることにより、前記原料木材の組
織内に不溶性不燃性無機物を分散定着させるようにす
る。このようにすれば、不溶性不燃性無機物を木材内に
多量に生成させることができるのである。
この発明にかかる防火ドアは、たとえば、つぎのように
して得ることができる。まず、防火ドアを構成する木
材、たとえば、1枚板からなるドアパネル用板材,ドア
パネルを構成する部材としての板材,ドアパネルとなる
合板を構成する単板等を用意する。木材の樹種は、特に
限定されない。つぎに、木材中に不溶性不燃性無機物を
含ませる処理を行う。この処理は、たとえば、混合する
ことにより不溶性不燃性無機物を生じさせるカチオン含
有処理液とアニオン含有処理液の組み合わせを用いるこ
とにより行うことができる。カチオン含有処理液として
は、Mg,Al,Ca,ZnあるいはBaカチオン等のうちの1種あ
るいは2種以上を含むものが用いられる。アニオン含有
処理液としては、CO3,SO4,PO4,BO3あるいはOHアニオ
ン等のアニオンのうちの1種あるいは2種以上を含むも
のが用いられる。アニオン含有処理液としては、PO4,B
O3アニオンを含むものを用いるようにするのが好まし
い。前記(b)のメカニズムによる効果が得られるから
である。カチオン含有処理液は、たとえば、Mg,Al,Ca,Z
nあるいはBaカチオン等のうちのいずれかを含む水溶性
無機物を水に溶解させることにより得ることができる。
アニオン含有処理液は、たとえば、CO3,SO4,PO4,BO3
あるいはOHアニオン等のアニオンのうちのいずれかを含
む水溶性無機物を水に溶解させることにより得ることが
できる。水に溶解し、Mg,Al,Ca,ZnあるいはBaカチオン
を生じさせる無機物としては、たとえば、MgCl2,MgB
r2,MgSO4・H2O,Mg(NO3)2・6H2O,AlCl3,AlBr3,Al
2(SO4)3,Al(NO3)3・9H2O,CaCl2,CaBr2,Ca(NO3)2,Z
nCl2,BaCl2・2H2O,BaBr2,Ba(NO3)2等があげられる。
水に溶解し、CO3,SO4,PO4,BO3あるいはOHアニオンを
生じさせる無機物としては、たとえば、Na2CO3,(NH4)2
CO3,H2SO4,Na2SO4,(NH4)2SO4,H3PO4,Na2HPO4,(NH
4)2HPO4,H3BO3,NaBO2,NH4BO2等があげられる。
木材の処理はつぎのようにして行う。まず、カチオン含
有処理液およびアニオン含有処理液に木材を順に浸漬す
る。浸漬はカチオン含有処理液およびアニオン含有処理
液のいずれを先にするようであってもよい。
前記のようなカチオン含有処理液およびアニオン含有処
理液により生成され、木材中に定着する不溶性不燃性無
機物としては、カチオン含有処理液およびアニオン含有
処理液が前記のようなカチオン,アニオンを含む場合
は、たとえば、リン酸マグネシウム,リン酸カルシウ
ム,リン酸バリウム,リン酸アルミニウム,ホウ酸マグ
ネシウム,炭酸マグネシウム,炭酸カルシウム,リン酸
亜鉛,炭酸バリウム,硫酸カルシウム,硫酸バリウム等
があげられる。
なお、カチオン含有処理液およびアニオン含有処理液の
木材に対する含浸方法は、浸漬に限定されるものではな
い。
このようにして不溶性不燃性無機物の含浸処理を行った
木材を適宜乾燥させたのち、防火ドアの組立に用いる。
たとえば、不溶性不燃性無機物を含ませた一枚板あるい
は加工一枚板を、そのままドア加工にまわし、ドアパネ
ルとして用いて防火ドアをつくる。ドアパネルを構成す
る部材に不溶性不燃性無機物を含ませるようにした場合
は、部材をドアパネルに組んだのち、ドア加工にまわし
て防火ドアをつくる。あるいは、不溶性不燃性無機物を
含ませた単板を所定枚合わせて合板とし、これをドアパ
ネルとする。表面だけに不溶性不燃性無機物を含ませた
単板を用い、芯部は不溶性不燃性無機物を含まない単板
を用いた合板をドアパネルとするようにしてもよい。ド
アパネル表面に模様加工を施す場合、この模様加工は、
不溶性不燃性無機物を含ませる前に一枚板あるいは構成
部材に行っておくようにしてもよいし、不溶性不燃性無
機物を含ませたあとで、一枚板,構成部材,構成部材が
組み合わされてなるドアパネルに行うようにしてもよ
い。
この発明にかかる防火ドアは、全体が木材からなってい
る必要は必ずしもなく、少なくとも表裏両面が木材から
なるようであればよい。たとえば、芯部が金属で構成さ
れ、その表裏面に木材が当てられていてもよいのであ
る。また、木材部分の一部に、不溶性不燃性無機物を含
まない木材が用いられるようであってもよい。
この発明にかかる防火ドアは、少なくとも表裏両面に木
材が用いられているので、木質感を得ることができ、し
かも、その木材部分に不溶性不燃性無機物を含む木材が
用いられているので、防火性も高く、防腐・防虫性およ
び寸法安定性も高いものとなる。表裏面に不溶性不燃性
無機物を含む木材を用いた防火ドアは、発明者らが調べ
たところ、乙種防火戸の規格に合格しうるものであるこ
とがわかった。
つぎに、実施例について説明する。
(実施例1) アッシュ材(240mm×1800mm×40mm)を7日間水槽に浸
し、吸水させた。つぎに、50℃のZnCl2溶液(2mol/l)
からなる第1浴にこの板材を48時間浸漬し、さらに、50
℃のNa2HPO4溶液(4mol/l)からなる第2浴に48時間浸
漬した。木材を第2浴から取り出したあと、木材を日陰
で風乾し、気乾状態になったあとは、乾燥機中60℃で充
分乾燥させた。この板材に加工を施し、第1図に示され
ているように、所定枚の板材1を横にならべて繋ぎ合わ
せ、ドアパネル部2をつくった。このドアパネル部につ
き、防火性能を試験したところ、乙種防火戸に相当する
性能を有していることがわかった。
(実施例2) 板材を用いてドアパネル部をつくったのち、このドアパ
ネル部を第1浴および第2浴に浸漬し、乾燥させるよう
にしたほかは、実施例1と同様にした。得られたドアパ
ネル部につき、防火性能を試験したところ、実施例1と
同様、乙種防火戸に相当する性能を有していることがわ
かった。
(実施例3) 板材として、ラジアタパイン材からなるものを用いるよ
うにしたほかは、実施例1と同様にしてドアパネル部を
つくった。得られたドアパネル部につき、防火性能を試
験したところ、実施例1と同様、乙種防火戸に相当する
性能を有していることがわかった。
(実施例4) 実施例1のドアパネル部表面に模様加工を施したとこ
ろ、不溶性不燃性無機物が木材内部に充分含まれている
ことがわかった。この模様加工を施したドアパネル部に
つき、防火性能を試験したところ、実施例1と同様、乙
種防火戸に相当する性能を有していることがわかった。
(実施例5) 実施例1において、ZnCl2溶液に代えてBaCl2・2H2O,Ca
Cl2混合溶液(両者ともに1.5mol/l)を用いるようにす
るとともに、Na2HPO4溶液に代えて(NH4)2HPO4溶液(4mo
l/l)を用いるようにしてドアパネル部をつくった。得
られたドアパネル部につき、防火性能を試験したとこ
ろ、実施例1と同様、乙種防火戸に相当する性能を有し
ていることがわかった。
(実施例6) 板材として、ラワン材1枚板(800mm×1800mm×40mm)
を用いるようにし、板材の繋ぎ合わせを行わないように
したほかは、実施例1と同様にしてドアパネル部をつく
った。得られたドアパネル部につき、防火性能を試験し
たところ、実施例1と同様、乙種防火戸に相当する性能
を有していることがわかった。
〔発明の効果〕
この発明にかかる防火ドアは、前記したような構成を備
えているので、防火性に優れ、しかも、木質感を得るこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はドアパネル部の製造説明図である。 1……板材、2……ドアパネル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 隆 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 石川 博之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも表裏両面が木材からなるドアに
    おいて、Mg,Al,Ca,ZnおよびBaカチオンからなる群の中
    から選ばれた少なくとも1種を含むカチオン含有処理液
    と、CO3,SO4,PO4,BO3およびOHアニオンからなる群の
    中から選ばれた少なくとも1種を含むアニオン含有処理
    液であって、互いに混合することにより不溶性不燃性無
    機物を生じさせるカチオン含有処理液とアニオン含有処
    理液のうちの一方を原料木材に含浸させたのちに他方を
    含浸させることにより、前記原料木材の組織内に不溶性
    不燃性無機物を定着させてなる木材を、ドアの木材部分
    に用いていることを特徴とする防火ドア。
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JPH0353901A (ja) * 1989-07-24 1991-03-07 Shizuoka Pref Gov Mokuzai Kyodo Kumiai Rengokai 木製防火ドアーの製造方法
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