JPH0749652Y2 - ビデオカセットの出入搬送装置 - Google Patents

ビデオカセットの出入搬送装置

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JPH0749652Y2
JPH0749652Y2 JP1986092247U JP9224786U JPH0749652Y2 JP H0749652 Y2 JPH0749652 Y2 JP H0749652Y2 JP 1986092247 U JP1986092247 U JP 1986092247U JP 9224786 U JP9224786 U JP 9224786U JP H0749652 Y2 JPH0749652 Y2 JP H0749652Y2
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video
video cassette
picker
housing
conveyor
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雅夫 小西
成樹 土田
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ハウジング内に整列されたビデオカセット
テープなどの情報記憶定形品を同じハウジング内に設置
されたビデオテープレコーダなどの情報読出し装置に装
着したり、上記情報読出し装置から情報記憶定形品を引
き出して元の整列場所へ戻す操作を自動的に行なわせる
情報記憶定形品の出入搬送装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来のこの種の情報記憶定形品の出入搬送装置では、情
報記憶定形品をその整列位置または情報読出し装置に出
し入れするのに、情報記憶定形品を把持装置でつかんだ
りベルトで挾持して出し入れする構成が採られている。
ところが、このような構成では、情報記憶定形品は上下
方向または左右方向に拘束されるので、前記把持装置や
ベルトの停止位置が正確でないと、情報記憶定形品の整
列または情報読出し装置側にガイドが設けられていて
も、収納時に大きな摩擦力を生じたり、収納不良を起す
という問題を有する。
(考案の目的) この考案は、従来例における上記問題を解決するために
なされたもので、ビデオカセットをその整列位置または
情報読出し装置に出し入れするのに、大きな摩擦力を生
じたり、収納不良を起すことなく円滑に出し入れを行う
ことのできるビデオカセットの出入搬送装置を提供する
ことを目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、ハウジング内に縦横に整列されたビデオカ
セットを同じハウジング内のビデオデッキに装着し、或
いは、上記ビデオデッキからビデオカセットを元の整列
位置に戻すビデオカセットの出入搬送装置において、上
記ビデオカセットをその整列位置またはビデオデッキに
出し入れするピッカーを、ビデオカセットを載せて前後
方向に動作してビデオカセットの送り込みおよび引き出
しを行なうコンベアと、このコンベアを駆動する駆動源
と、上記コンベアに固定され当該コンベアとともに前後
に移動する移送基台と、上記移送基台上に、当該移送基
台に対し前後方向に相対移動自在に、前方に向け付勢さ
れて配設され、上記移送基台の前後移動とともに前後に
移動し、前方移動時はビデオカセットの把持動作を行わ
ず、後方移動時は整列位置またはビデオデッキに納めら
れているビデオカセットを把持して後方移動する上記コ
ンベア上に引き出す把持装置と、上記把持装置のストッ
パと、上記移送基台上に配設され、上記移送基台の前後
移動とともに前後に移動し、前方移動する上記コンベア
上に載せられたビデオカセットをその後から押して整列
位置またはビデオデッキに押込むプッシャーとで構成
し、上記ビデオカセットがビデオデッキ内の所定位置に
達したときに上記把持装置が前記ストッパにより前進阻
止されて上記移送基台のみが前進駆動され、上記プッシ
ャーが上記把持装置の把持部を越えて突出することによ
り、ビデオカセットを上記プッシャーでその後から押し
てビデオデッキに押込むようにしている。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例であるビデオカセットの出
入搬送装置の一部を破断した外観斜視図を示す。同図に
おいて、前面の開放された棚状のハウジング1内の上半
部には、隔壁で複数列に仕切られた各空間にビデオカセ
ットテープ2を整列するカセットラック3が形成されて
いる。また、上記ハウジング1内の下半部には、上下に
数段に仕切ったデッキシェルフ4が形成され、このデッ
キシェルフ4にはビデオデッキ5が整列配置されてい
る。
ハウジング1の前面側には、ハウジング1前面に沿って
ピッカー6を水平方向に走行自在に支持するピッカー支
持フレーム7が横設されている。このピッカー支持フレ
ーム7の一端部には、第1図のハウジング1の向かって
左端部側を水平断面して示す第2図およびこの左端部側
をハウジング1の内側からみた第3図に示すように、取
付部材8を介して上下一対の昇降ガイドローラ9が枢着
され、ハウジング1の左端部側壁に縦設されたガイドレ
ール10で上記昇降ガイドローラ9を案内する一方、ピッ
カー支持フレーム7の他端部には、第1図のハウジング
の向かって右端部側を水平断面して示す第4図およびこ
の右端部側をハウジング1の内側からみた第5図に示す
ように、取付部材11,12を介して上下一対の昇降ガイド
ローラ13が枢着され、ハウジング1の右端部側壁に縦設
されたガイドレール14で上記昇降ガイドローラ13を案内
し、これによりピッカー支持フレーム7が前後にずれな
いように規制されている。
また、上記ピッカー支持フレーム7の左端部の取付部材
8には、第2図および第3図に示すように、ロープ止着
用ロッド15が螺着される一方、ピッカー支持フレーム7
の右端部の取付部材11にも、第4図および第5図に示す
ようにロープ止着用ロッド16が螺着され、これらロッド
15,16に止着されたロープ17,18によってピッカー支持フ
レーム7が吊持されている。なお、ピッカー支持フレー
ム7の右端部では、ハウジング1の前後方向に回転軸を
向けた別の一対の昇降ガイドローラ19,20が枢着され、
ハウジング1側のガイドレール14の一端部がこれら昇降
ガイドローラ19,20で挟まれ、これによりピッカー支持
フレーム7がハウジング1の幅方向に位置ずれしないよ
うに規制されている。
第6図は前記ハウジング1の上部の水平断面図、第7図
はハウジング1の左端部側を内側よりみた縦断面図を示
す。これらの図において、ピッカー支持フレーム7を吊
持する先述した左右一対のロープ17,18は、ハウジング
1の上部に枢着されたロープガイドローラ21,22,23,24
に巻架されて左右両端部よりハウジング1の背部中央に
向け案内されている。
一方、ハウジング1内では、ハウジング1の上半部に配
列されるビデオカセットテープ2と、ハウジング1の下
半部に配列されるビデオデッキ5の奥行き寸法の差によ
って、背部上半部に所定の空間が確保されており、この
背部空間25を利用して第6図および第7図に示すように
カウンターウエイト26が昇降自在に設けられている。こ
のカウンターウエイト26の中央部には、第8図および第
9図に示すように上記背部空間25に回転自在に垂設され
たボールねじ27が螺合するとともに、上記カウンターウ
エイト26の両端部に設けられたガイドスリーブ28,29
が、上記ボールねじ27と平行して垂設された左右一対の
ガイドシャフト30,31にスライド自在に嵌挿され、上記
ボールねじ27の回転によりカウンターウエイト26がガイ
ドシャフト30,31に案内されて昇降動作するように構成
されている。ボールねじ27の下端部は、第9図に示すよ
うに背部空間25の下部に設けられたモータ32の回転軸32
aにカップリング33を介して連結されており、モータ32
の駆動によりボールねじ27に回転が与えられる。また上
記カウンターウエイト26の左右両側面には、第6図ない
し第9図に示すようにフリーローラ34,35が枢着されて
おり、先述したピッカー支持フレーム7を吊持する左右
の各ロープ17,18は、ロープガイドローラ21,22およびロ
ープガイドローラ23,24を介して、それぞれ上記フリー
ローラ34,35に巻架され、これらロープ17,18の終端部は
背部空間25の天板部36に止着されている。そして、上記
カウンターウエイト26は、ピッカー6を含めたピッカー
支持フレーム7と重量がほぼ釣り合うように重量設定が
されており、モータ32のわずかな回転力によりピッカー
6の昇降を行えるように構成されている。なお、カウン
ターウエイト26のフリーローラ34,35は動滑車として利
用するので、ピッカー6の所要昇降距離に対して、カウ
ンターウエイト26の昇降距離はその半分でよく、コンパ
クトな索引駆動部を構成できる。
ピッカー支持フレーム7の左端部には、第2図および第
3図に示すように反射面材37が設けられている。また、
ハウジング1のガイドレール10の下位置には、第1図に
示すようにピッカー6の昇降動作領域の原点を検出する
ための反射型投受光器39が設けられ、電源投入時には必
ず、前記ピッカー支持フレーム7側の反射面材37が、こ
の原点検出用反射型投受光器39と対向する位置に復帰
し、常にその位置を原点として動作するように構成され
ている。したがって仮にロープ17,18が伸びたとして
も、電源投入時ごとにその補正が行なわれるものであ
る。上記原点位置はガイドレール10の上位置に設定して
もよい。なお、この実施例では、以上のようにロープ1
7,18でピッカー支持フレーム7を吊持した構成であるか
ら、その高さ位置を調整するのにテンショナなどの付属
品は不要であり、組立時の張力調整も省略できる 第10図はピッカー支持フレーム7の水平断面図、第11図
はピッカー支持フレーム7の正面側よりみた縦断面図、
第12図は右側方よりみた縦断面図を示す。これらの図に
おいて、ピッカー支持フレーム7の本体ケース40は断面
概形が四角形の筒状をなし、この本体ケース40内には横
方向に伸びるガイドレール41が配置されている。このガ
イドレール41上にはスライダ42を介してピッカー取付台
43が走行自在に載架されている。また上記本体ケース40
内の左端部側にはプーリー44が、本体ケース40内の右端
部側にはプーリー45およびモータ46が設けられ、上記プ
ーリー44,45およびモータ46の回転軸46aのプーリー47に
掛け渡された無端ベルト48の一部に、上記ピッカー取付
台43が連結板49により止着され、モータ46の駆動により
無端ベルト48が動作して、上記ピッカー取付台43がガイ
ドレール41に沿って左右に走行しうるように構成されて
いる。なお、上記ピッカー取付台43とスライダ42の間に
は耐震ゴム50が介挿されている。
上記本体ケース40内の左端部および右端部には、最終端
検出用のリミットスイッチ51,52が設けられる一方、ピ
ッカー取付台43の左端部および右端部には上記リミット
スイッチ51,52に作用する作用片53,54が設けられ、ピッ
カー取付台43が所定の左端位置に達すると上記作用片53
がリミットスイッチ51に作用して、前記モータ46の駆動
を停止し、またピッカー取付台43が所定の右端位置に達
すると上記作用片54がリミットスイッチ52に作用して、
前記モータ46の駆動を停止するように構成されている。
なお、上記ガイドレール41の左右両端にはそれぞれスト
ッパー55,56が設けられ、前記リミットスイッチ51,52に
よる制御が働かない非常の場合に、これらのストッパー
55,56でピッカー取付台43を停止させるように構成され
ている。第10図および第11図において、57は無端ベルト
48のテンション調整用ねじである。
第13図はピッカー6の一部を破断した水平断面図、第14
図はピッカー6の右半部を縦断した正面図、第15図はピ
ッカー6の右側方よりみた縦断面図を示す。これらの図
において、ピッカー6の本体ケース60は前記したピッカ
ー取付台43に固定されており、この本体ケース60内には
移送基台である筺体61が前後に走行自在に設けられてい
る。すなわち、上記本体ケース60内にはその左右両側部
に前後方向に向けてスライドシャフト62,63が並設され
る一方、上記筺体61の左右両側部には上記スライドシャ
フト62,63にそれぞれ嵌挿されるスライドベアリング64,
65が設けられ筺体61は上記スライドシャフト62,63によ
って走行自在に支持されている。また、本体ケース60内
の前後にはそれぞれ左右一対のプーリー66a,66bおよび
プーリー67a,67bが設けられ、プーリー67a,67bは駆動軸
68で連結され、上記プーリー66a,67a間およびプーリー6
6b,67b間にそれぞれ無端ベルト69a,69bを掛け渡してベ
ルトコンベア69が構成されけている。そして、前記筺体
61は、その両端部に形成された取付片70a,70bを上記各
無端ベルト69a,69bにそれぞれ止着して、ベルトコンベ
ア69の駆動により前記スライドシャフト62,63のガイド
で前後に走行しうるように構成されけている。第13図に
は、筺体61が後方および前方にある状態が図示してあ
る。
さらに、本体ケース60の後部の駆動軸68は、第15図に示
すように本体ケース60の後部下位置に設けられたモータ
71と、プーリー72,73および無端ベルト74を介して連結
されており、このモータ71の駆動により上記ベルトコン
ベア69を動作させるように構成されている。上記筺体61
の左右両端部には、前方に向け突出するプッシャー75a,
75bが進退可能に設けられるとともに、圧縮コイルばね7
6a,76bにより突出方向にばね付勢されている。
一方、上記筺体61内には把持装置77が設けられている。
この把持装置77は、筺体61の両側部に前後方向に向け並
設されたスライドシャフト78a,78bにスライド自在に
(すなわち筺体61に対し前後方向に相対移動自在に)支
持されるとともに、これらスライドシャフト78a,78bに
嵌装された圧縮コイルばね79a,79bにより前方に向け付
勢されている。
上記把持装置77の前部には、後部が軸80により互いに枢
結された上下一対の把持爪81a,81bが設けらけれ、各把
持爪81a,81bの中間部左右両端は第13図および第15図に
示すようにそれぞれピン82a,82bで枢支され(第13図に
おいては下側把持爪81bの左右ピン82bのみを1点鎖線に
て示してある)、このピン82a,82bを支点にして開閉動
作を行うように構成されている。そして、把持装置77の
後部には、前記把持爪81a,81bを枢結する軸80に連結さ
れたプランジャを有するソレノイド83が配置され、この
ソレノイド83のプランジャの進退動作により、上記上下
一対の把持爪81a,81bが開閉動作するように構成されて
いる。軸80はプッシャー75a.75bのシャフトに巻回され
たばね91により前方に付勢されて、把持爪81a,81bは通
常は開いた状態にあり、ソレノイド83の通電によりばね
力に逆らって閉じられる。
また、上記本体ケース60内の前部の所定位置にはストッ
パー84が設けられ、前記把持装置77の後部より垂設され
た作用片85がこのストッパー84に当接することにより、
把持装置77の進出を阻止するように構成されている。把
持装置77の進出が阻止されたとき、モータ71をさらに駆
動するこによって、筺体61のみがばね79a,79bのばね力
に逆らって進出し、プッシャー75a,75bを突出させる。
第16図は先述したカセットラック3を構成する各ユニッ
ト部材86の斜視図を示し、第17図はその組立状態の平面
図を示す。これらの図において、カセット3の各ユニッ
ト部材86は、先端部に下向きに傾斜するガイド面87aの
形成された支持板87と、この支持板87の中間位置に垂設
される仕切壁88とで形成され、仕切壁88の前縁部にはテ
ーパー状のガイド面88aが形成され、また仕切壁88の後
部側面には、後方に向けて変化するテーパー状のガイド
面88bが形成されている。そして、上記仕切壁88の後端
に形成されたT字状の係止部89を、先述したハウジング
1内に横設された第17図に示す取付板90のスリット90a
に係止することにより、同図のごとく所定の間隔で各ユ
ニット部材86が取り付けられてカセットラック3が構成
される。
第18図は、この実施例の装置の制御系のブロック図を示
す。同図において、100は先述した昇降機構のモータ32
を駆動するZ軸モータドライバ、101は先述したピッカ
ー支持フレーム7のモータ46を駆動するX軸モータドラ
イバ、102は先述したピッカー6のモータ71を駆動する
Y軸モータドライバ、103は先述した把持装置77のソレ
ノイド83をを駆動するソレノイドドライバであり、これ
ら各ドライバ100〜103とこれを制御するマイクロコンピ
ュータ104とにより制御装置105が構成されている。111
は昇降機構のモータ32に設けられたエンコーダで、この
エンコーダ111のパルスをカウントすることによりマイ
クロコンピュータ104がピッカー6の高さ位置を検出す
るようになっている。112はピッカー支持フレーム7の
モータ46に設けられたエンコーダで、このエンコーダ11
2のパルスをカウントすることによりマイクロコンピュ
ータ104がピッカー6の横走行位置置を検出するように
なっている。113はピッカー6のモータ71に設けられた
エンコーダで、このエンコーダ113のパルスをカウント
することによりマイクロコンピュータ104がピッカー6
の進出位置を検出するようになっている。そして、先述
したピッカー支持フレーム7におけるリミットスイッチ
51,52などの各種センサ106の検出信号を上記マイクロコ
ンピュータ104に入力して、所定の制御指令を出力する
ように構成されている。また、前記ハウジング1の下半
部に配列された各ビデオデッキ5の動作もマイクロコン
ピュータ104で制御するように結線され、マイクロコン
ピュータ104からの切換信号により切換器107を制御し
て、各ビデオデッキ5と、例えば学校の各教室などの遠
隔地の各テレビジョン108とを任意に切換え接続できる
ように構成されてている。109はモニタ操作盤、110は遠
隔地側の各操作盤である。
つぎに、この装置の動作を説明する。第18図に示す遠隔
地の1つの操作盤110から制御装置105のマイクロコンピ
ュータ104に、所定のビデオカセットテープ2の再生指
令が与えられると、制御装置105ではそのビデオカセッ
トテープ2を非使用中の任意のビデオデッキ5に装着す
る制御がつぎのように開始される。
まず、ハウジング1の背部空間25のモータ32が駆動を開
始して、ボールねじ27の回転によりカウウンターウエイ
ト26が昇降動作する。これに伴いロープ17,18に吊持さ
れているピッカー支持フレーム7が昇降動作する。ピッ
カー支持フレーム7の昇降に伴いモータ32のエンコーダ
111のパルスをマイクロコンピュータ104がカウントす
る。指定されたカセットラック3の高さ位置に相当する
パルスをマイクロコンピュータ104がカウントすると、
昇降動作は停止し、ピッカー6の高さが位置決めされ
る。なお、装置の電源投入時には、先述したようにピッ
カー指示フレーム7は、第1図に示す原点検出用投受光
器39が検出信号を出力する下位置に一旦復帰して、ここ
から実質上の昇降動作を開始するので、非使用時にロー
プ17,18に緩みが生じるなどの位置精度を狂わせるよう
な変化があった場合にも、常に所定の原点位置を始点と
して昇降動作が開始され、自動的に位置修正が行われる
ことになる。
一方、ピッカー支持フレーム7では、モータ46が駆動し
て、無端ベルト48が動作し、この無端ベルト48にピッカ
ー取付台43を介して結合されているピッカー6が左右方
向に走行する。この動作に伴い、モータ46のエンコーダ
112のパルスをマイクロコンピュータ104がカウントす
る。指定されたカセットラック3の位置に相当するパル
スをマイクロコンピュータ104がカウントするとピッカ
ー6の横移動は停止され、ピッカー6の横走行位置が位
置決めされる。以上の動作により、ピッカー6は所望の
ビデオカセットテープ2の前に停止する。
ついでピッカー6の本体ケース60内のモータ71が駆動を
開始して、その回転はプーリー72、無端ベルト74、プー
リー73を介して駆動軸68に伝達され、ベルトコンベア69
が動作する。これによりベルトコンベア69の各無端ベル
ト69a,69bに止着されている筺体61が進出動作する。第1
3図および第15図では筺体61が後退している状態と進出
した状態が併せて示されている。この進出動作時には、
把持装置77のソレノイド83に通電が行われず、把持爪81
a,81bは開放姿勢を保っている。プッシャー75a,75bの先
端が第20図に示すようにカセットラック3内のビデオカ
セットテープ2の前面に当接して筺体61の進出が阻まれ
る位置に達すると、ソレノイド83に通電が行われ、把持
爪81a,81bの軸80が後方に引かれるため、各把持爪81a,8
1bはそれぞれピン82a,82bを支点にして閉じる方向に回
動し、これによりビデオカセットテープ2の前部が把持
爪81a,81bで把持される。このあと、モータ71は進出動
作時とは逆向きに回転駆動を切り換えられ、ベルトコン
ベア69が後退側に向けて動作を開始する。そのため筺体
61が後退し、把持爪81a,81bに把持されたビデオカセッ
トテープ2はカセットラック3から引き出され、左右の
無端ベルト69a,69bの前端のアール部(プーリ巻回部)
に乗り上げて、ベルトコンベア69に載架される。そして
この状態で、ベルトコンベア69により駆動される筺体61
と同じ速度で後方へ運ばれる。このため把持爪81a,81b
の把持力としては、それ程強いものは要求されない。
取出し時のビデオカセットテープ2の位置ずれのうち左
右および奥行き方向のものは、ピッカー6内にビデオカ
セットテープ2の通過スペースを充分に設けることで対
処でき、これによりビデオカセットテープ2とピッカー
6の外壁との無用の摩擦を回避してビデオカセットテー
プ2を摩擦傷などから保護できる。また上下方向の位置
ずれに対しては、前述したようなビデオカセットテープ
2の、左右の無端ベルト69a,69bの前端アール部への乗
り上げにより対処でき、さらに把持装置77がスライドシ
ャフト78a.78bに対して若干の自由度(がたつき)を持
つように構成しておけば、ビデオカセットテープ2の位
置ずれに対応して把持爪81a,81bが自在に上下動し、ビ
デオカセットテープ2の保護を図れる。
このあと、前記とほぼ同様の動作によりピッカー6の高
さ位置と横方向位置とが変更され、指定されたビデオデ
ッキ5の前にピッカー6が停止する。ついでピッカー6
によりビデオカセットテープ2がビデオデッキ5内に装
着される。このときの進出動作時には、第21図(A)に
示すように把持爪81a,81bは開放姿勢に保たれ、ビデオ
カセットテープ2は単にベルトコンベア69上に載せられ
たままの状態で運ばれる。プッシャー75a,75bは、ビデ
オカセットテープ2とベルトコンベア69との間にすべり
が生じたときの後押しとして働く。そして、ビデオカセ
ットテープ2の前部がビデオデッキ5に届き、ベルトコ
ンベア69による送込みができなくなると、今度は筺体61
の進出動作に伴うプッシャ75a,75bの押動作用により、
ビデオカセットテープ2はビデオデッキ5に押し込まれ
る。このとき把持装置77の進出は、作用片85がストッパ
ー84に当接して阻止されるが、ベルトコンベア69の駆動
はなおも継続して行われる。そのため把持装置77と筺体
61との間に介装されている圧縮コイルばね79a,79bの付
勢力に抗して、筺体61がさらに進出動作し、これに伴っ
てプッシャ75a,75bが突出して、第21図(B)に示すよ
うにビデオカセットテープ2をビデオデッキ5内に押し
込む。この押込み量は、ビデオデッキ5側の引込み機構
が作動を開始しうる範囲に届くように設定されており、
以後はビデオデッキ5側の動作によりビデオカセットテ
ープ2がビデオデッキ5内に装置される。プッシャー75
a,75bのヘッド部と筺体61の前面との間には圧縮コイル
ばね79a,79bが介装されているため、例えばビデオデッ
キ5側の引込み機構が働かないままプッシャー75a,75b
による無理な押込み動作が行われた場合でも、上記圧縮
コイルばね79a,79bに抗して筺体61のみが前進し、ビデ
オカセットテープ2を傷付けることはない。ビデオデッ
キ5の入口にガイドを設けて、ビデオカセットテープ2
の送り込み位置ずれを補正するようにしてもよい。この
ように、プッシャー75a,75bを前方に押し出してビデオ
カセットテープ2をビデオデッキ5に収納することによ
り、ビデオカセットテープ2のビデオデッキ5に対する
位置関係が上下方向あるいは左右方向に多少ズレていて
も、ビデオカセットテープ2の収納時に大きな摩擦力を
生じさせたり、収納不良を生じさせたりすることなく、
スムースにビデオデッキ5に収納することができる。
ビデオデッキ5からビデオカセットテープ2を取り出す
動作は、先述したカセットラック3からのビデオカセッ
トテープ2の取出し動作と同様である。ビデオデッキ5
から取り出されたビデオカセットテープ2を元のカセッ
トラック3に戻す動作も、先述したビデオデッキ5への
装着動作とほぼ同様であり、その動作状態を第19図に示
している。ただし、この動作では把持装置77停止後のプ
ッシャー75a,75bによる押込み動作は不要であるので、
把持装置77の作用片85がストッパー84に当接する位置で
ベルトコンベア69の動作は停止する。また、ビデオカセ
ットテープ2をカセットラック3に押し込むこの動作の
場合、先述したように把持爪81a,81bにより把持される
ことなく、単にベルトコンベア69上に載架されたまま途
中まで運ばれ、最後はプッシャー75a,75bにより押し込
むだけであるので、ビデオカセットテープ2の押し込み
位置がカセットラック3の位置から多少ずれていたとし
てもカセットラック3を構成するユニット部材86に形成
された各ガイド87a,88a,88bによって、このような位置
ずれは第17図に仮想線で示すように円滑に補正される。
すなわち、同図において、位置ずれしたままカセットラ
ック3に向うビデオカセットテープ2は、まず同図に符
号Iで示すように支持板87の前端部のガイド面87aで上
下の位置ずれを修正されるとともに、仕切壁88前縁のガ
イド面88aで横方向の位置ずれが修正される。ついでビ
デオカセットテープ2が半部以上カセットラック3内に
導入されると、以後は仕切壁88の後部のガイド面88bに
より横方向の位置ずれがさらに符号IIで示すように修正
され、最終的には符号IIIで示すように正しい位置に収
納それる。この実施例では、カセットラック3の場合に
ついてのみ、上記ガイド機構を付加した場合を示してい
るが、ビデオデッキ5についても上述したように類似の
ガイド機構を付加してもよい。
なお、ここではビデオカセットテープ2をビデオデッキ
5に装着したり、ビデオデッキ5から元のカセットラッ
ク3に戻すビデオテークの場合を例示して説明したが、
そのほかビデオディスク、フロッピーディスクなど情報
を記憶した定形品を、情報読出し装置に出し入れする場
合にも適用可能なことは勿論である。
(考案の効果) 以上のように、この考案のビデオカセットの出入搬送装
置によれば、ビデオカセットを把持または挾持して収納
しなくてよく、ピッカーの位置決めが容易で収納を円滑
に行うことができるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例であるビデオカセットの出
入搬送装置の外観傾斜図、第2図はハウジングの左端部
側の水平断面図、第3図はハウジングの左端部側を内側
よりみた正面図、第4図はハウジングの右端部側の水平
断面図、第5図はハウジングの右端部側を内側よりみた
正面図、第6図はハウジングの水平断面図、第7図はハ
ウジングの側部側よりみた縦断面図、第8図はカウンタ
ーウエイトの平面図、第9図は昇降機構の主要部をハウ
ジング背面側よりみた正面図、第10図はピッカー支持フ
レームの平面図、第11図はピッカー支持フレームの正面
側からみた縦断面図、第12図はピッカー支持フレームの
側部側からみた縦断面図、第13図はピッカーの水平断面
図、第14図はピッカーの正面側よりみた縦断面図、第15
図はピッカーの側部側よりみた縦断面図、第16図はカセ
ットラックのユニット部材の傾斜図、第17図はカセット
ラックへのビデオカセットテープの収納動作を示す説明
図、第18図は制御系を示すブロック図、第19図はビデオ
カセットテープのカセットラックへの収納動作を示す説
明図、第20図はビデオカセットテープのカセットラック
からの取出し動作を示す説明図、第21図(A),(B)
はビデオカセットテープのビデオデッキへの装置動作を
示す説明図である。 1……ハウジング、3……カセットラック、4……デッ
キシェルフ、6……ピッカー、7……ピッカー支持フレ
ーム、61……筺体、69……ベルトコンベア、71……モー
タ、75a,75b……プッシャー、76a,76b……圧縮コイルば
ね、77……把持装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−76809(JP,A) 特開 昭56−134353(JP,A) 特開 昭56−124160(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に縦横に整列されたビデオカ
    セットを同じハウジング内のビデオデッキに装着し、或
    いは、上記ビデオデッキからビデオカセットを元の整列
    位置に戻すビデオカセットの出入搬送装置において、上
    記ビデオカセットをその整列位置またはビデオデッキに
    出し入れするピッカーを、ビデオカセットを載せて前後
    方向に動作してビデオカセットの送り込みおよび引き出
    しを行なうコンベアと、このコンベアを駆動する駆動源
    と、上記コンベアに固定され当該コンベアとともに前後
    に移動する移送基台と、上記移送基台上に、当該移送基
    台に対し前後方向に相対移動自在に、前方に向け付勢さ
    れて配設され、上記移送基台の前後移動とともに前後に
    移動し、前方移動時はビデオカセットの把持動作を行わ
    ず、後方移動時は整列位置またはビデオデッキに納めら
    れているビデオカセットを把持して後方移動する上記コ
    ンベア上に引き出す把持装置と、上記把持装置のストッ
    パと、上記移送基台上に配設され、上記移送基台の前後
    移動とともに前後に移動し、前方移動する上記コンベア
    上に載せられたビデオカセットをその後から押して整列
    位置またはビデオデッキに押込むプッシャーとで構成
    し、上記ビデオカセットがビデオデッキ内の所定位置に
    達したときに上記把持装置が前記ストッパにより前進阻
    止されて上記移送基台のみが前進駆動され、上記プッシ
    ャーが上記把持装置の把持部を越えて突出することによ
    り、ビデオカセットを上記プッシャーでその後から押し
    てビデオデッキに押込むようにしたことを特徴とするビ
    デオカセットの出入搬送装置。
JP1986092247U 1986-06-16 1986-06-16 ビデオカセットの出入搬送装置 Expired - Lifetime JPH0749652Y2 (ja)

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DE19873790313 DE3790313T1 (ja) 1986-06-16 1987-06-09
PCT/JP1987/000368 WO1987007751A1 (en) 1986-06-16 1987-06-09 Conveyor device for storing and retrieving information storing regular article
KR1019880700178A KR960009228B1 (ko) 1986-06-16 1987-06-09 정보기억정형품의 출입반송장치
US07/339,897 US4945430A (en) 1986-06-16 1989-04-18 Carrier apparatus for taking information-storage regular articles in and out

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU518495B2 (en) * 1976-07-16 1981-10-01 Consolidated Electronic Industries Pty. Ltd. Automatic tape cartridge selection, handling and replay apparatus
JPS56124160A (en) * 1980-02-29 1981-09-29 Nippon Filing Co Ltd Control device for information recording medium
JPS56134353A (en) * 1980-03-22 1981-10-21 Sony Corp Position selective device of tape cassette

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