JPH11134751A - カセット・オートチェンジャー - Google Patents

カセット・オートチェンジャー

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JPH11134751A
JPH11134751A JP9299787A JP29978797A JPH11134751A JP H11134751 A JPH11134751 A JP H11134751A JP 9299787 A JP9299787 A JP 9299787A JP 29978797 A JP29978797 A JP 29978797A JP H11134751 A JPH11134751 A JP H11134751A
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JP
Japan
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cassette
hand
arrow
cassettes
autochanger
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Withdrawn
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JP9299787A
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English (en)
Inventor
Junichi Saeki
純一 佐伯
Hideaki Noguchi
秀昭 野口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセット有無検出時に、カセット検出レバー
がカセットの後端面に貼り付けられているバーコードラ
ベルに接触しないようにすること。 【解決手段】 カセット検出レバー133にカセット1
1の厚みT2 以上の長さL11を有する直線状のカセット
当接面133bを設けて、カセット有無検出時に、その
カセット当接面133bがカセット11の後端面11e
に形成されているのラベル貼付け用凹部11gをそのカ
セット厚み方向から跨ぐようにして後端面11eに垂直
状態で、平行に当接されるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状記録媒体
やディスク状記録媒体を収納した各種のカセットを自動
的に交換しながら、長時間に亘る連続記録及び/又は再
生を行うためのカセット・オートチェンジャーの技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人は、テレビジョン放送局
用のカセット・オートチェンジャーとして、大きさが異
なる複数種類のカセットを自動的に交換しながら、長時
間に亘る連続ビデオ再生や録画編集等を行うようにした
ものを先に出願している(例えば、特願平4−3222
45号参照)。
【0003】この先願例は、複数の収納棚に大きさが異
なる複数種類のカセットを収納しておく。そして、搬送
機に搭載したハンドをハンド移送機構によって収納棚に
対して前進させて、そのハンドの上下一対のカセット挟
持部によってその大きさが異なる複数種類のカセットを
選択的に上下厚さ方向から挟持する。そして、ハンド移
送機構によってハンドを収納棚に対して後退させて、カ
セットを収納棚から抜き取る。そして、そのカセットを
上下一対のカセット挟持部で挟持したまま搬送機によっ
て記録再生装置まで搬送した後、カセット移送機構によ
ってハンドを再び前進させて、カセットを記録再生装置
内に選択的に装填するようにしたものである。
【0004】この際、この先願例では、図47〜図51
に示すように、ハンド15の上下一対のカセット挟持部
67、68間に所定深さまで相対的に挿入されたカセッ
トを検出するカセット有無センサー131を設け、収納
棚に収納されたカセットや記録再生装置から排出された
カセットをハンド15によって受け取りに行く際、カセ
ット有無センサー131が上下一対のカセット挟持部6
7、68間へのカセットの所定深さまでの挿入を検出し
たことを確認して、開閉機構を作動させて、上下一対の
カセット挟持部67、68間でカセットを挟持して抜き
取るようにしていた。
【0005】そして、カセット有無センサー131は、
ハンド15のハンド本体95の側面に支点軸132を介
して上下、前後方向である矢印s、t方向に回転自在に
取り付けられた光シャッター板を兼用するカセット検出
レバー133と、そのカセット検出レバー133の回転
位置を検出する光センサー134とによって構成されて
いる。そして、カセット検出レバー133の先端部に曲
率半径の小さい円弧状のカセット当接部133aが形成
されていた。
【0006】そして、両カセット挟持部67、68に間
にカセットが挿入されていない時には、図47に実線で
示すように、カセット有無センサー131のカセット検
出レバー133が自重によって矢印t方向に回転されて
光センサー134がOFFとなっている。そして、図4
7に1点鎖線で示すように、厚みT1 が厚いカセット1
0L等に対するハンド15の矢印d方向への前進動作に
よって、両カセット挟持部67、68間にカセット10
L等が矢印e方向から相対的に挿入されると、そのカセ
ット10L等によってカセット検出レバー133の円弧
状のカセット当接部133aが矢印e方向に押されて、
そのカセット検出レバー133が矢印s方向に回転し
て、光センサー134がONとなり、カセット有りが検
出される。そして、このカセット有りの検出後に、両カ
セット挟持部67、68を上下方向(矢印b、c方向)
から相対的に閉じて、これら両カセット挟持部67、6
8間でカセット10L等が厚み方向から挟持されるよう
に構成されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先願例で
は、カセット検出レバー133のカセット当接部133
aを曲率半径の小さい円弧状に形成していたために、そ
のカセット当接部133aのカセット10L等との接触
点P11がカセット10L等の底面10cの高さ基準部を
構成している下側カセット挟持部67から比較的高い位
置H11に配置されていた。従って、カセット有無検出時
に、カセット検出レバー133における円弧状のカセッ
ト当接部133aの接触点P11がカセット10L等の端
面である後端面10eに形成されているラベル貼付け用
凹部10g内に貼り付けられているバーコードラベルB
Lに点接触状態で直に接触して、そのバーコードラベル
BLを損傷する可能性があった。但し、図47に示され
た従来のカセット10L等は厚みT1 が大きかったため
に、カセット検出レバー133のカセット当接部133
aがバーコードラベルBLの上端側に偏位された状態で
印字されている重要部分であるバーコードBCに接触す
る危険性は低かった。
【0008】しかし、図48〜図51に示されるDV
(デジタルビデオ)カセットのような厚みT2 が薄型カ
セット11を使用した場合には、その薄型カセット11
の厚み方向(矢印b、c方向)におけるハンド15の上
下方向(矢印b、c方向)の停止後のずれ等に起因し
て、カセット有無検出時に、カセット検出レバー133
における円弧状のカセット当接部133aの接触点P11
がその薄型カセット11のバーコードラベルBLに印字
されている重要部分であるバーコードBCに点接触状態
で直に接触し、かつ、そのバーコードBCを擦って損傷
してしまう危険性が非常に高くなる。また、この薄型カ
セット11に対するハンド15の高さ関係が、特に、例
えば図48の状態の時には、カセット検出レバー133
の円弧状のカセット当接部133aがその薄型カセット
11の後端面11eにおけるラベル貼付け用凹部11g
の下側の段差部分11iに引っ掛けられた結果、そのカ
セット検出レバー133に回転食い込み方向(矢印t方
向)の大きな負荷荷重を加えて、そのカセット検出レバ
ー133を破損してしまう危険性もあった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであって、カセット有無検出時に、カセッ
ト検出レバーがカセットのバーコードラベルに接触しな
いようにしたカセット・オートチェンジャーを提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のカセット・オートチェンジャーは、カセッ
ト検出レバーにカセットの厚み以上の厚さを有する直線
状のカセット当接面を形成したものである。
【0011】上記のように構成された本発明のカセット
・オートチェンジャーは、カセット検出レバーのカセッ
ト当接面をカセットの厚み以上の長さを有する直線状に
形成したので、カセット有無検出時に、そのカセット検
出レバーの直線状のカセット当接面がカセットの端面に
形成されているラベル貼付け用凹部をカセットの厚み方
向に横切る状態に当接される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をテレビジョン放送
局用のビデオカセットのカセット・オートチェンジャー
に適用した実施の形態を図を参照して説明する。
【0013】「カセット検出レバーの説明」このカセッ
ト・オートチェンジャーの概要及び各部の詳細について
は後述するが、まず、図1〜図7によって、カセット有
無センサー131におけるカセット検出レバー133に
ついて説明する。
【0014】このカセット検出レバー133は、光セン
サー134の光シャッター板を兼用していて、ハンド1
5のハンド本体95の側面に支点軸132を介して矢印
s、t方向に回転自在に取り付けられていて、自重によ
って矢印t方向に回転されて、図1〜図3に1点鎖線で
示す位置でストッパー135によって停止されるように
構成されている。そして、このカセット検出レバー13
3の先端部には、直線状のカセット当接面133bが形
成されていて、このカセット当接面133bの長さL11
がここに示したDVカセット等の薄型カセット11の厚
みT2 は言う迄もなく、後述する厚型カセット10L、
10M、10Sの厚みT1 よりも十分に長く構成されて
いる。
【0015】「カセット有無検出動作」次に、図4〜図
6は、カセット検出レバー133によるカセット有無検
出動作を説明するものであり、図1〜図3はその時の要
部を拡大して示したものである。なお、図4及び図1
は、薄型カセット11等が上下一対のカセット挟持部6
7、68の中間に位置する時であるハンド15の標準停
止位置を示し、図5及び図2は、薄型カセット11等が
上側カセット挟持部68側へ偏位された時であるハンド
15の上側偏位停止位置を示し、図6及び図3は、薄型
カセット11等が下側カセット挟持部67側へ偏位され
た時であるハンド15の下側偏位停止位置を示してい
る。
【0016】そして、このカセット有無検出時には、ま
ず、カセット検出レバー133の直線状のカセット当接
面133bが図1〜図3に実線で示すように、角度θ11
に傾斜されている。次に、薄型カセット11等に対して
ハンド15が矢印d方向に前進されることによって、そ
の薄型カセット11等の後端面11eが上下一対のカセ
ット挟持部67、68間に矢印e方向から相対的に挿入
される。この際、薄型カセット11等に対するハンド1
5の停止位置が図4〜図6の何れの場合であっても、図
1〜図3に示すように、その薄型カセット11等の後端
面11eの底面11c側のRコーナ11iがカセット検
出レバー133の直線状のカセット当接面133bに矢
印e方向から相対的に当接される。そして、そのRコー
ナ11i上を直線状のカセット当接面133bが相対的
に滑りながら、このカセット検出レバー133が自重に
抗して矢印s方向に回転して行く。
【0017】そして、図1〜図3に1点鎖線で示すよう
に、薄型カセット11等が上下一対のカセット挟持部6
7、68間に矢印e方向から相対的に挿入完了された時
に、矢印s方向に回転されたカセット検出レバー133
がストッパー135に当接して停止され、直線状のカセ
ット当接面133bが当初の角度θ11の傾斜状態から、
垂直状態に姿勢変化されて、その直線状のカセット当接
面133bが薄型カセット11等の後端面11eのラベ
ル貼付け用凹部11gをその薄型カセット11等の厚み
方向(上下方向)に横切る状態(ラベル貼付け用凹部1
1gに上下方向に跨がる状態を言う)にその後端面11
eにほぼ平行に当接される。なお、この直前に、カセッ
ト検出レバー133の光シャッター部133cによって
光センサー134がONされてカセット有りが検出され
て、カセット有無検出が完了状態となる。
【0018】従って、上下一対のカセット挟持部67、
68間に薄型カセット11等の後端面11e側が矢印e
方向から挿入完了された時、カセット有無検出の完了状
態ではカセット検出レバー133の直線状のカセット当
接面133bがラベル貼付け用凹部11gに対して浮い
た状態(離間状態)を保つので、そのラベル貼付け用凹
部11g内に貼り付けられているバーコードラベルBL
は言う迄もなく、そのバーコードラベルBLに印字され
ている重要部分であるバーコードBCに直線状のカセッ
ト当接面133bが接触される危険性が全くない。
【0019】従って、このカセット検出レバー133を
用いることにより、カセット有無検出時に、薄型カセッ
ト11や後述する厚型のカセット10L、10M、10
S等の後端面11eや10eのラベル貼付け用凹部11
g内に貼り付けられているバーコードラベルBLやバー
コードBCにカセット検出レバー133が点接触等によ
って直に接触して、そのバーコードラベルBLやバーコ
ードBCを損傷する危険が全くないので、カセット有無
検出を安心して行える。また、このカセット有無検出時
には、カセット検出レバー133の直線状のカセット当
接面133bが後端面11eのラベル貼付け用凹部11
gをカセット厚み方向に跨がる状態で、その後端面11
eにほぼ平行に当接されるので、その後端面11eの側
のRコーナ11iによってカセット検出レバー133が
引っ掛けられて回転食い込み方向の大きな負荷を与え、
そのカセット検出レバー133を破損する危険も全くな
い。
【0020】そして、上記したカセット有無検出の完了
後に、図7に示すように、後述する制御手段によって上
側カセット挟持部68を約3mm程下方である矢印c方
向に閉じながら、ハンド15全体を約3mm程上方であ
る矢印b方向に閉じて、これら上下一対のカセット挟持
部67、68間で、薄型カセット11等の後端面11e
側を上下から挟持する際に、カセット検出レバー133
の矢印s方向の回転によって既に垂直状態に姿勢変化さ
れているカセット当接面133bが薄型カセット11等
の後端面11eに対して矢印b方向に少し平行に移動す
るものの、依然として、その直線状のカセット当接面1
33bがバーコードラベルBLやバーコードBCに接触
される危険が全くない上に、その直線状のカセット当接
面133bが薄型カセット11等の後端面11eと平行
に矢印b方向に移動するので、その直線状のカセット当
接面133bによって薄型カセット11等が上下一対の
カセット挟持部67、68から矢印e方向に不測に押し
出されるような不都合が全く発生しない。
【0021】従って、このカセット検出レバー133を
用いることにより、上下一対のカセット挟持部67、6
8によって薄型カセット11等の後端面11e側を上下
から挟持する際に、このカセット検出レバー133によ
ってこれらのカセットがハンド15に対して矢印e方向
等に不測に押し出されたために、上下一対のカセット挟
持部67、68によるカセット挟持深さ(矢印d、e方
向の深さを言う)が浅くなって、そのカセット挟持が不
安定になるような不都合も全く発生せず、上下一対のカ
セット挟持部67、68によるカセット挟持深さの設計
値を常に安定して確保することができて、そのカセット
挟持を常に安定して行うことができる。
【0022】「カセット・オートチェンジャーの概要説
明」まず、図8〜図11によって、カセット・オートチ
ェンジャーの概要を説明する。
【0023】このカセット・オートチェンジャーは、記
録媒体である磁気テープの記録フォーマットが複数種類
で、かつ、同じ記録フォーマットで大きさ(外径寸法及
び厚さ)が異なる複数種類のカセットを混載しておき、
これら複数種類のカセットを記録フォーマット別の複数
種類の記録再生装置であるVTRによって選択的に記録
及び/又は再生することができるように構成されてい
る。
【0024】次に、カセット・オートチェンジャー本体
(以下単に本体と記載する)1は、上下に長い直方体形
状の筐体に構成されていて、その前面には開閉扉2が水
平方向である矢印a方向に開閉自在に取り付けられてい
る。そして、本体1内には、上下4段の収納棚3を有す
る1つ又は複数の収納棚ユニット4と、上下7段の収納
棚5を有する収納棚ユニット6とからなる2種類の収納
棚ユニットが上下に並べて取り付けられて収納棚ユニッ
ト列7が構成されている。そして、この収納棚ユニット
列7の最上段には天板ユニット8が取り付けられてい
て、これら上下複数段の収納棚ユニット4、6及び天板
ユニット8の高さ寸法Hが同じに構成されていて、これ
ら収納棚ユニット4、6及び天板ユニット8取付位置の
互換性が取られている。
【0025】そして、1つ又は複数の収納棚ユニット4
の上下4段の収納棚3には、同じ記録フォーマットで、
大きさが3種類の大、中、小カセット10L、10M、
10Sを無差別に混載することができ、1つ又は複数の
収納棚ユニット6の上下5段の収納棚5には、同じ記録
フォーマットで、同じ大きさの薄型カセット11を水平
方向に3列で、上下方向に7段に整列して載置すること
ができる。但し、大、中、小カセット10L、10M、
10Sの記録フォーマットと、薄型カセット11の記録
フォーマットは互いに異なる。
【0026】この際、大、中、小カセット10L、10
M、10Sには、例えばデジタルカセットやUマチック
カセットのように、3/4インチ幅の磁気テープを用
い、厚みT1 が厚いカセットが使用されていて、薄型カ
セット11には、例えばDV(デジタルビデオ)カセッ
トのように、1/4インチ幅の磁気テープを用い、厚み
2 が薄い薄型のカセット11が使用されている。但
し、これらのカセット10L、10M、10S及び、1
1にはその他の各種のカセットを適用することも可能で
あり、その際、その他の各種のカセットの種類に応じて
収納棚の寸法を変更すれば良い。
【0027】次に、本体1内で、収納棚ユニット列7の
下部又は上部には大、中、小カセット10L、10M、
10Sと、薄型カセット11を選択的に記録及び/又は
再生するための記録フォーマット別の2種類のVTR1
2、13が混載されている。そして、これらのVTR1
2、13の前面には、それぞれ大、中、小カセット10
L、10M、10Sの兼用のカセット挿入口12a及び
薄型カセット11用のカセット挿入口13aが形成され
ている。そして、複数の収納棚3、5及びVTR12、
13の前面が一列状に揃えられている。
【0028】次に、本体1内で複数の収納棚3、5及び
VTR12、13と開閉扉2との間には、カセット受け
渡し用のハンド15を有する搬送機16と、その搬送機
16を複数の収納棚3、5及びVTR12、13に沿っ
て上下方向である矢印a、b方向に搬送する搬送機移送
装置17とが配置されている。なお、搬送機16には、
ハンド15を複数の収納棚3、5及びVTR12、13
に対する水平なカセット出し入れ方向である矢印d、e
方向及びそれに対して直角で水平な左右方向である矢印
f、g方向に移送するハンド移送機構18が取り付けら
れている。
【0029】次に、2種類の収納棚ユニット4、6及び
VTR12、13はユーザーが使用するカセットの記録
フォーマットに応じて自由にセットの組み換えを行うこ
とができるように、これらの収納棚ユニット4、6及び
VTR12、13は本体1に対して交換可能に取り付け
られている。
【0030】この際、2種類の収納棚ユニット4、6及
び天板ユニット8の平面状での外径寸法はほぼ同一に構
成されているが、特に、2種類の収納棚ユニット4、6
の寸法H1 が同一に構成されていて、これらの収納棚ユ
ニット4、6の使用個数の変更や配置の変更等の交換作
業を行う際、収納棚ユニット4、6間の隙間調整等を一
切行う必要がなく、その交換作業を容易に行うことがで
きる。
【0031】また、天板ユニット8は2種類の収納棚ユ
ニット4、6の天板を兼用していて、収納棚ユニット列
7の最上段に配置される収納棚ユニット4、6の種類に
応じて、この天板ユニット8を上下に反転して使用する
ように構成されている。
【0032】なお、図10及び図11に示すように、2
種類の収納棚ユニット4、6は、本体1内に垂直に取り
付けられた左右一対の支柱20間に水平に挿入されて、
これら左右一対のフランジ21を左右一対の位置決めピ
ン22と左右複数の止ネジ23によって両支柱20に着
脱自在(交換可能)に取り付けられている。また、天板
ユニット8も両支柱20間に水平に挿入されて、その前
面板8aの左右両端部を左右一対の位置決めピン22及
び止ネジ23によって両支柱20に着脱自在(上下反転
可能)に取り付けられている。
【0033】そして、天板ユニット8の前面板8aの背
面に固着されたコ字状板24の左右両端に一体に形成さ
れた左右一対の垂直で平行な突片24a、24bが前面
板8aを貫通して前方に突出されていて、これら両突片
24a、24bには水平基準線P1 に沿った左右一対の
水平基準であるスリット25a、25bが形成されてい
る。
【0034】「カセット・オートチェンジャーの動作の
概要説明」次に、図8〜図10によって、このカセット
・オートチェンジャーの動作の概要を説明する。
【0035】まず、複数の収納棚3、5への複数のカセ
ット10L、10M、10S及び薄型カセット11の装
填や交換作業は、オペレータが開閉扉2を開いて手動操
作によって行う。この際、大、中カセット10L、10
Mは収納棚3の左右方向の中央位置に収納し、小カセッ
ト10Sは収納棚3の左右に振り分けて収納する。ま
た、薄型カセット11は、収納棚5の希望する位置に自
由に収納することができる。
【0036】そして、このカセット・オートチェンジャ
ーでは、複数の収納棚3、5に混載された大、中、小カ
セット10L、10M、10S及び薄型カセット11の
収納位置を予め検索して記憶しておく。そして、カセッ
ト交換指令信号に基づき、搬送機移送装置17による搬
送機16の矢印b、c方向の搬送動作と、カセット移送
装置18によるハンド15の矢印d、e及びf、g方向
の移送動作との組合せによって、ハンド15によって指
定された収納棚3、5から大、中、小カセット10L、
10M、10S及び薄型カセット11のうちの指定され
たカセットを選択的に挟持して、自動的に抜き取り、こ
れを指定されたVTR12、13まで搬送して、そのカ
セット挿入口12a、13aに自動的に装填して記録及
び/又は再生を行う。なお、記録及び/又は再生が終了
してVTR12、13のカセット挿入口12a、13a
外に排出された使用済みのカセットは上述の逆動作で元
の収納棚3、5に返却する。そして、このカセット自動
交換動作の繰り返しにより、長時間に亘る連続ビデオ再
生や録画編集を行うようにしたものである。
【0037】「搬送機移送装置の説明」次に、図12及
び図13によって、搬送機移送装置17を説明する。
【0038】まず、図12及び図13に示すように、本
体1内の一側部に垂直に配置された1つの取付基準板2
7に前記一方の支柱20が一体に形成されている。従っ
て、2種類の収納棚ユニット4、6、天板ユニット8及
びVTR12、13はこの取付基準板27に取り付けら
れることになる。
【0039】次に、この同じ取付基準板27に、搬送機
16用のガイドレール28と、後述するカウンターウエ
イト用のガイドレール29が垂直で平行状に固着されて
いる。そして、これら両ガイドレール28、29にそれ
ぞれ複数のガイドローラ30、31によってガタツキの
ないように取り付けられた一対のスライダー32、33
が両ガイドレール28、29に沿って上下方向である矢
印b、c方向に走行可能に構成されている。
【0040】次に、同じ取付基準板27に搬送機移送装
置17が取り付けられている。この搬送機移送装置17
は、モータ37と、そのモータ37に直結されたエンコ
ーダ38と、一対のタイミングベルト39、40等によ
って構成されている。そして、取付基準板27の上端の
内側に固着されたモータ取付板41の一端側にモータ3
7が取り付けられている。そして、そのモータ取付板4
1の両端に取り付けられたモータプーリ42と中間プー
リ43との間にタイミングベルト39が水平状に巻き掛
けられており、中間プーリ43と、その真下位置で取付
基準板27の下端に取り付けられた従動プーリ44との
間にタイミングベルト40が垂直に巻き掛けられてい
る。そして、タイミングベルト40の両側の一部が両ス
ライダー32、33にベルト固定部45によって固着さ
れている。
【0041】そして、この搬送機移送装置17によれ
ば、モータ37の正逆回転駆動によってタイミングベル
ト39を介してタイミングベルト40を上下方向である
矢印b、c方向に走行駆動して、搬送機16を矢印b、
c方向に搬送する。この際、カウンターウエイト36を
搬送機16の逆方向で矢印b、c方向に走行させて、搬
送機16の重量をバランスし、搬送機16を高速で搬送
させる。
【0042】そして、これに合せて、搬送機16のハン
ド15をハンド移送機構18によって矢印d、e方向及
び矢印f、g方向に移動制御する。そして、収納棚ユニ
ット4、6内の複数の収納棚3、5内に混載されて大、
中、小カセット10L、10M、10S及び薄型カセッ
ト11の中から指定された収納棚3、5のカセットをハ
ンド15によって矢印e方向に抜き取り、このカセット
を搬送機16によって指定されたVTR12、13まで
矢印c方向に搬送し、このカセットをハンド15によっ
て指定されたVTR12、13のカセット挿入口12
a、13a内に矢印a方向に自動装填するカセット自動
装填動作と、その逆動作であるカセット自動返却動作と
のカセット自動交換動作を行うようにして、長時間に亘
る連続ビデオ再生や録画編集等を行う。
【0043】「搬送機の位置検出装置の説明」次に、図
12〜図16によって、搬送機16のイニシャル設定の
ための位置検出を行う位置検出装置を説明する。
【0044】まず、図12〜図15に示すように、搬送
機16の昇降台であるステージ35にイニシャル設定の
ための位置検出を行うための1つの検出手段である発光
素子及び受光素子(何れも図示せず)を備えた1つの光
センサー47が取り付けられている。そして、搬送機1
6の基準位置を示す原点設定板48と、2種類の収納棚
ユニット4、6及び2種類のVTR12、13のそれぞ
れの種類を示す複数の種類設定板49、50が光センサ
ー47の上下方向の移動軌跡に沿って取付基準板27に
それぞれ一対の止ネジ51によって着脱自在にネジ止め
されている。これら原点設定板48及び複数の種類設定
板49、50は光センサー47の発光素子と受光素子と
の間で光を遮断するシャッター板に構成されている。そ
して、原点設定板48は定位置に取り付けられるのに対
して、複数の種類設定板50は各収納棚ユニット4、6
及び各VTR12、13の取付位置に応じて適宜配置転
換可能に構成されている。
【0045】次に、図15に示すように、原点設定板4
8と複数の種類設定板49、50の形状が互いに異なる
形状に構成されている。即ち、原点設定板48は上下巾
1が50mm以上に形成されていて、中間にスリット
48aが形成されている。そして、スリット48aの上
下巾L2 が5mmに形成され、スリット48aの下端と
原点設定板48の下端48bとの間の上下巾L3 が20
mmに設定されている。また、種類設定板49、50の
上下巾L4 、L5 がそれぞれ45mm、10mmに設定
されている。なお、取付基準板27の上下には搬送機1
6の暴走を防止する上下一対のストッパー52、53が
取り付けられている。
【0046】次に、このカセット・オートチェンジャー
への電源投入時のイニシャル設定の位置検出動作を、図
15によって図16のフローチャートを参照して説明す
る。
【0047】まず、仮に図15に1点鎖線で示すよう
に、光センサー47が原点設定板48によってOFFさ
れる位置にある状態で電源が投入された場合、光センサ
ー47のON、OFFを判断し、OFFの時にはモータ
37によってタイミングベルト40を矢印c方向に駆動
して、ステージ35を下降する。すると、光センサー4
7が原点設定板48のスリット48aを検出してONと
なり、A位置を検出する。
【0048】そして、モータ37に直結されているエン
コーダ38のパルス数によってステージ35の移動距離
を測定しながら、このA位置からステージ35を15m
m下降させて光センサー47のOFFを確認するが、ス
テージ35が5mm下降した時に光センサー47がOF
Fとなれば、B位置が確認される。即ち、A位置−B位
置=5mmであることが確認される。
【0049】そして、B位置からステージ35を20m
m下降させて光センサー47のONを確認するが、ステ
ージ35が20mm下降した時に光センサー47がON
となれば、C位置である搬送機16の原点が確認され
る。即ち、B位置−C位置=20mmであることが確認
されて、C位置が原点であると判断される。
【0050】なお、光センサー47が図15に実線で示
すような原点設定板48より下降されている位置にあっ
て、電源投入時に、光センサー47がONとなった時に
は、モータ37によってタイミングベルト40を矢印b
方向に駆動して、ステージ35を上昇させる。そして、
光センサー37がOFFとなった位置から、上記の動作
を繰り返し行って原点であるC位置を探すことになる。
【0051】次に、ステージ35を原点(C位置)から
下降させて光センサー47によって次の種類設定板49
を探すが、光センサー47がOFFしてからONした後
には、ステージ35を上昇させ、その間に光センサー4
7がOFFしてからONするまでの距離が20mmであ
れば、種類設定板49であると判断され、その種類設定
板49のD位置及びE位置がそれぞれ確認されて、D位
置がそれぞれの収納棚ユニット4、6の原点と判断され
る。同様にして、次の種類設定板50も確認される。
【0052】以上のように、この位置検出装置は、搬送
機16のステージ35に取り付けた1つの光センサー4
7によって、原点設定板48と複数の種類設定板49、
50の形状を検出することによって、基準位置である原
点(C位置)を検出すると共に、複数の収納棚ユニット
4、6及びVTR12、13の位置を検出するものであ
る。但し、搬送機16が動き得る最上位置に存在してい
る時には光センサー47がOFF状態になっているこ
と、光センサー47が最下部の種類設定板50の最下端
にある時には、搬送機16が下方に15mm以上移動可
能であることが必要である。
【0053】そして、上記のイニシャル動作によって検
出された位置情報がエンコーダ38のパルス数によって
記憶回路に記憶される。そして、前述したカセット自動
交換のためのアクセスを行う際に、搬送機16の原点
(C位置)、複数の収納棚ユニット4、6及びVTR1
2、13の各原点に基づいて搬送機16の上下移動量を
エンコーダ38のパルス数によって確認しながら、カセ
ット自動交換動作を行う。
【0054】「搬送機のハンド移送機構の説明」次に、
図17〜図21によって、搬送機16のハンド15を矢
印d、e方向及び矢印f、g方向に水平移送するハンド
移送機構18を説明する。
【0055】まず、ハンド移送機構18は、水平なステ
ージ35上に水平でかつステージ35と平行に取り付け
られた第1直線運動機構55と、その第1直線運動機構
55の上部に水平でかつ直角に取り付けられた第2直線
運動機構56とによって構成されている。
【0056】そして、これら第1、第2直線運動機構5
5、56は同じ2重スライド機構に構成されていて、第
1直線運動機構55は、ステージ35上に水平に固着さ
れたスライドベース57a上に第1スライダー58a及
び第2スライダー59aを順次重ねてそれぞれ矢印f、
g方向に2重にスライド自在に取り付けている。また、
第2直線運動機構56は、第1直線運動機構55の第2
スライダー59a上に水平に固着されたスライドベース
57b上に第1スライダー58b及び第2スライダー5
9bを順次重ねてそれぞれ矢印d、e方向に2重にスラ
イド自在に取り付けている。そして、第2直線運動機構
56の第2スライダー59b上にハンド15が垂直に取
り付けられている。
【0057】そして、これら第1、第2直線運動機構5
5、56の駆動機構も同じ構造に構成されていて、各ス
ライドベース57a、57bに対して各第1スライダー
58a、58bを駆動するラック・ピニオン機構60
a、60bと、これらのピニオンを駆動するモータ61
a、61b及びこれらのモータ61a、61bに直結さ
れたエンコーダ62a、62bと、各第1スライダー5
8a、58b上で、第2スライダー59a、59bを各
第1スライダー58a、58bの2倍のストロークでス
ライドさせるタイミングベルト63a、63bとによっ
て構成されている。なお、両タイミングベルト63a、
63bは両第1スライダー58a、58bの長さ方向の
両端に取り付けられた一対のプーリ64a、64b間に
巻き掛けられており、両タイミングベルト63a、63
bの上下両側の一部がベルト固定部65によって両スラ
イドベース57a、57bと両スライダー59a、59
bに固着されている。
【0058】このハンド移送機構18によれば、両直線
運動機構55、56の両モータ61a、61bによって
両ラック・ピニオン機構60a、60bを駆動すること
により、両第1、第2スライダー58a、58b及び両
第2スライダー59a、59bを矢印f、g方向及び矢
印d、e方向に2重にスライド駆動することができる。
【0059】この際、図21に示すように、両タイミン
グベルト63a、63bの自転回転運動により、両第2
スライダー59a、59bを両第1スライダー58a、
58bのストロークS1 の2倍のストロークS2 で矢印
f、g方向及び矢印d、e方向に高速でスライドさせる
ことができる。
【0060】そして、両直線運動機構55、56によっ
て、ハンド15をカセット出し入れ方向である矢印d、
e方向と、そのカセット出し入れ方向に対して直角な矢
印f、g方向との2方向に水平に高速で直線運動させる
ことができる。
【0061】そして、ハンド15の前面には水平板で構
成された上下一対のカセット挟持部67、68が設けら
れており、第2直線運動機構56の第1スライダー58
bの上部には左右一対の水平で平行なカセット受台69
が形成されている。なお、下側カセット挟持部67はハ
ンド15に固定されている。
【0062】「スライダーへのステージ取付装置の説
明」次に、図22〜図26によって、搬送機移送装置1
7のスライダー32への搬送機16のステージ35の取
付装置71を説明する。
【0063】まず、スライダー32には、平面形状がほ
ぼH型に組立てられた左右一対の垂直な支持板72a
と、これらの間に配置された垂直な支持板72bとが設
けられており、更に支持板72bの下部には締結手段の
取付板72cが設けられている。そして、両側板72a
の上端縁にステージ受けである左右一対のピン嵌合溝7
3が形成されている。なお、これら両ピン嵌合溝73は
上方に開放されたU溝で形成されている。
【0064】そして、ステージ35はアルミダイカスト
等にて成形されていて、その一端部35aが両支持板7
2a間に上方から挿入可能な寸法に形成されている。そ
して、その一端部35aの上端の左右両側に吊下げ部で
ある水平な左右一対の吊下げピン74が一体に成形され
ている。また、ステージ35の一端部35aの先端に垂
直な端面板35bが一体に成形されていて、この端面板
35とスライダー32の取付板72cとの間を締結する
締結手段であるパンチ錠75が取付板72cに取り付け
られている。また、スライダー32の支持板72bに固
着されたナット76に水平度調整手段である調整ネジ7
7が水平に取り付けられていて、ステージ35の端面板
35bが調整ネジ77の先端に当接されるように構成さ
れている。なお、端面板35bの調整ネジ77とは反対
側にパンチ錠75の先端を引っかけるためのフック78
が固着されている。
【0065】次に、パンチ錠75は、取付板72cに複
数の止ネジ80によって支持金具81を固着し、その支
持金具81の上端の水平な支点ピン82に断面形状がほ
ぼコ字状の回転金具83の一端を回転自在に取り付け、
その回転金具83の下端側の両側に水平な支点ピン84
を介して一対の引張金具85を回転自在に取り付け、こ
れら両引張金具85に一対の係止金具86を圧着ばねで
ある一対の引張ばね87を介して連結したものであり、
一対の係止金具86の上端部間に水平な係止ピン88が
連結されている。また、フック78も複数の止ネジ89
によって端面板35bに水平に固着されている。
【0066】このステージ取付装置71によれば、図2
2及び図23に示すように、まず、ステージ35の一端
部35aをステージ35の一対の支持板72a間に上方
から挿入して、一対の吊下げピン74をスライダー32
の一対のピン嵌合溝73に上方から矢印h方向に嵌合す
る。そして、ピン嵌合溝73及び吊下げピン74を中心
にステージ35を矢印j方向に回転して、端面板35b
を調整ネジ77の先端に矢印m方向から水平に当接し
て、ステージ35をスライダー32に吊下げて水平に支
持する。
【0067】そして、パンチ錠75の先端をフック78
に引っかけて、このパンチ錠75をワンタッチで締めつ
けることにより、端面板35aが調整ネジ77の先端に
矢印m方向から強力に圧着されて、ステージ35がスラ
イダー32に強力に固定される。
【0068】この際、図24及び図26に示すように、
パンチ錠75の係止ピン88をフック78に引っかけ
て、回転金具83の下端のつまみ83aを両引張バネ8
7に抗して支点ピン84を中心に矢印o方向に回転する
ように少し押し込む。すると、回転金具83の可動点で
ある支点ピン84が固定支点である支点ピン82と係止
ピン88とを結ぶ直線である死点P2 を矢印o方向に越
えた瞬間から両引張ばね87の引張力による矢印o方向
への回転モーメントが自動的に働いて、パンチ錠75が
自動的に施錠される。
【0069】従って、パンチ錠75の締めつけをワンタ
ッチで行え、両引張ばね78の引張力によって、ステー
ジ35の端面板35bが調整ネジ77の先端に矢印m方
向から弾性的に強力に圧着される。なお、つまみ83a
を図24で矢印p方向に回転すれば、施錠時の逆動作
で、パンチ錠75をワンタッチで解錠でき、係止ピン8
8をフック78から簡単に外すことができる。
【0070】従って、このステージ取付装置71によれ
ば、ステージ35をスライダー32に組立てる際に、重
いステージ35をいちいち片手で支えながらネジ締め等
の締めつけ作業を行わなくても良い。しかも、パンチ錠
75もワンタッチで施錠することができるので、ステー
ジ35をスライダー32に簡単に、かつ、素早く組立て
ることができる。また、パンチ錠75の解錠も簡単であ
り、パンチ錠75の係止ピン88をフック78から外し
た後、ステージ35を少し持ち上げれば、両吊下げピン
74を両ピン嵌合溝73から上方である矢印i方向に外
して、ステージ35をスライダー32から簡単に分解す
ることができる。
【0071】次に、このステージ取付装置71によれ
ば、図22及び図24に示すように、調整ネジ77をナ
ット76に対して矢印m、n方向に出し入れするように
調整すれば、ステージ35を両ピン嵌合溝73内の両吊
下げピン74を中心に矢印j、k方向に回転調整するよ
うにして、ステージ35の水平度を簡単に調整すること
ができる。
【0072】この際、図24に示すように、パンチ錠7
5の両引張ばね87の引張力によって、ステージ35の
端面板35bを調整ネジ77の先端に矢印m方向から弾
性的に圧着しているので、調整ネジ77の調整によるス
テージ35とスライダー32との間の隙間G1 の変化を
両引張ばね87で収納できる効果がある。
【0073】そして、ステージ35の水平度の測定(確
認)も簡単に行える。即ち、図11に示したように、天
板ユニット8の前面板8aに設けた一対の突片24a、
24bに水平基準である一対のスリット25a、25b
を形成してあるので、図27に示すように、ハンド15
に固定されている水平な下側カセット挟持部67を測定
子に利用して、この下側カセット挟持部67を一方のス
リット25aから他方のスリット25bにかけて図10
の水平基準線P1 に沿って矢印f方向に水平移動させ
る。そして、下側カセット挟持部67がうまく両スリッ
ト25a、25b間を通り抜けることができれば、ステ
ージ35の水平度が許容範囲であることを確認できる。
従って、ステージ35の水平度の測定を簡単に行える上
に、別の治具を用いて水平度を測定する手間を省ける。
【0074】「ハンドの説明」次に、図28〜図32、
図1〜図7によって、ハンド15の詳細を説明する。ま
ず、図28及び図29に示すように、前述したハンド移
送機構18の第2直線運動機構56の第2スライダー5
9bの上部にハンド支持台91が複数の止ネジ92によ
って水平に固着されている。そして、このハンド支持台
93上に一対の昇降ガイド軸93、94が垂直に植立さ
れていて、ハンド15のほぼ筐型のハンド本体95が一
対の垂直ガイド穴96、97によって上下方向である矢
印b、c方向に昇降自在に遊嵌されている。なお、一方
の昇降ガイド軸93が直径の太い主軸に構成されてい
て、ハンド本体95を円滑に昇降させるためにハンド本
体95の上下に固着された一対の合成樹脂等のスリーブ
98がこの昇降ガイド軸93に遊嵌されている。また、
この昇降ガイド軸93の上端には抜け止め用のフランジ
付きネジ93aが取り付けられている。
【0075】従って、上下一対のカセット挟持部67、
68間でカセット10L等を上下から挟持した状態で、
ハンド15がハンド支持台91上で両昇降ガイド軸9
3、94に沿って矢印b、c方向に自由に昇降できるよ
うに構成されている。
【0076】「セット挟持部の開閉機構の説明」次に、
図30に示すように、水平板で形成された下側カセット
挟持部67がハンド本体95の下面に複数の止ネジ99
によって固着されていて、水平板で形成された上側カセ
ット挟持部68が上下方向である矢印b、c方向に平行
に開閉自在に構成されている。なお、両カセット挟持部
67、68の上下対向面にはカセットのすべり止め部材
67a、68aが接着されている。
【0077】そして、上側カセット挟持部68を上下に
開閉する開閉機構100がハンド本体95内に取り付け
られている。この開閉機構100は、ハンド本体95の
上下壁95a、95b間に垂直に取り付けられた開閉ガ
イド101と送りネジ102とを有し、上側カセット挟
持部68が開閉ガイド101に摺動自在に係合され、上
側カセット挟持部68に固着されたナット116が送り
ネジ102に螺合されている。そして、ハンド本体95
内にはモータ103と上下壁95a、95b間に垂直に
取り付けられた中間軸104とが取り付けられていて、
モータ軸103aに固着されたギア105が中間軸10
4に遊嵌されたトルクリミッターギア106に噛合さ
れ、トルクリミッターギア106と中間軸105との間
に一方向スリップ式のトルクリミッター107が介在さ
れ、中間軸104に固着されたギア108が送りネジ1
02に固着されたギア109に噛合されている。また、
中間軸104に固着されたシャッター円板110とハン
ド本体95内に取り付けられた光センサー111とによ
って開き量制御手段であるエンコーダ112が構成され
ている。また、上側カセット挟持部68に取り付けられ
たシャッター板113によってON−OFFされて上側
カセット挟持部68の上限位置と下限位置とを検出する
上限センサー114及び下限センサー115がハンド本
体181に取り付けられている。
【0078】そして、この開閉機構100の原点サーチ
動作は次のように行われる。まず、カセット・オートチ
ェンジャーに電源が投入されると、モータ103が正回
転され、ギア105、106、トルクリミッター10
7、中間軸104、ギア108、109を介して送りネ
ジ102が正回転駆動される。すると、送りネジ102
によるナット116のネジ送り動作によって上側カセッ
ト挟持部68が開閉ガイド101によって案内されて矢
印c方向に平行に下降される。そして、1点鎖線で示す
ように、シャッター板113を下限センサー115が検
出した位置P3 が下限位置に相当する原点であり、上側
カセット挟持部68がこの原点P3 まで下降された時に
モータ103が停止される。
【0079】カセット挟持動作は次のように行われる。
次に、カセット挟持命令が出ると、モータ103が逆回
転され、送りネジ102が逆回転駆動される。そして、
送りねじ102によるナット116のネジ送り動作によ
って上側カセット挟持部68が開閉ガイド101によっ
て案内されて矢印b方向に平行に上昇されて、上側カセ
ット挟持部68が下側カセット挟持部67に対して上方
に開かれる。この時のトルクリミッター107はノンス
リップ状態で回転し、エンコーダ112によって下側カ
セット挟持部67に対する上側カセット挟持部68の開
き量H1 が正確にカウントされる。
【0080】そして、カセット挟持命令が出された時点
で、挟持するために指定されたカセットの厚さ情報が判
明しているので、このカセットの厚さ情報に基づいて、
開き量H1 をエンコーダ112によってカウントして、
所定の値に調整してモータ103を停止する。
【0081】そして、両カセット挟持部67、68間
に、図29に示す厚さが異なるカセット10L、11等
が矢印e方向から水平に挿入されたことが後述するカセ
ット有無センサーによって検出されると、モータ103
が再び正回転され、送りネジ102の正回転駆動によっ
て上側カセット挟持部68が矢印c方向に再び平行に下
降される。そして、下側カセット挟持部67上に上側カ
セット挟持部68によって厚さが異なるカセット10
L、11等をこれらの厚さに対応して矢印c方向から平
行に押え込むようにして挟持する。
【0082】なお、この時、トルクリミッター107が
スリップ可能状態で回転し、両カセット挟持部67、6
8間で厚さが異なるカセット10L、11等を挟持した
時に上側カセット挟持部68が受ける矢印b方向の反発
力、即ち、負荷が一定トルク値を越えた時に、トルクリ
ミッター107がスリップを生じて、トルクリミッター
107の出力側にある中間軸104が停止して、上側カ
セット挟持部68が自動停止する。そして、中間軸10
4が停止したことがエンコーダ112によって検出され
ることにより、両カセット挟持部67、68間でのカセ
ット10L、11等の挟持完了が検出されて、モータ1
03が停止される。
【0083】従って、このカセット・オートチェンジャ
ーによれば、厚さが異なるカセットを常に一定の値の挟
持力で、常に安定良く挟持することができ、カセットの
厚さの変化によってカセットの挟持力が過大となり、カ
セットを不測に破損してしまうような事故を未然に防止
できる。
【0084】なお、図30において、実線で示す上側カ
セット挟持部68の位置P4 は、厚さが最も大きい大カ
セット10Lの厚さよりも更に大きい最大開き位置を示
したものであり、1点鎖線で示す位置P5 がカセット検
出レバー113を上限センサー114が検出した上限停
止位置である。そして、このハンド15は、モータ10
3の逆回転によって、上側カセット挟持部68を最大開
き位置P4 から上限停止位置P5 までオーバーストロー
クS3 で矢印b方向にノンスリップで上昇駆動すること
ができるように構成されている。
【0085】「カセット押込み手段の説明」次に、図3
1及び図32に示すように、ハンド本体95の一側部に
カセット押込み手段117が取り付けられている。この
カセット押込み手段117は、ほぼL型の回転アーム1
18と、水平な押込みアーム119と、復動用の引張ば
ね120とによって組立てられている。
【0086】即ち、回転アーム118の上端側が水平な
支点軸121を介して矢印q、r方向に回転自在に取り
付けられていて、その回転アーム118の上側部の内側
に水平な支軸121aを介してコロ122が水平に取り
付けられている。水平な押込みアーム119は上下一対
のカセット挟持部67、68間に配置されて、ハンド本
体95の水平な下壁95bの一側端の上部に水平に載置
されている。そして、この押込みアーム119は各一対
のガイドピン123とガイド溝124を介してVTR1
2、13に対する前後進方向である矢印d、e方向に水
平に出入り自在に下壁95b上に取り付けられている。
なお、この押込みアーム119の先端119aは水平面
内でほぼL型に屈曲されて両カセット挟持部67、68
の左右巾方向のほぼ中央部に延出されている。
【0087】そして、回転アーム118の下端と押込み
アーム119の後端とがピン125及び長孔126を介
して相互に回転自在に連結されて、これらがほぼL型の
リンク機構に構成されている。そして、回転アーム11
8と押込みアーム119の長さ方向のほぼ中間部に形成
された一対のばね係止部127、128間に引張ばね1
20がほぼ三角形状に取り付けられている。そして、回
転アーム118のコロ122に上側カセット挟持部68
の一側端が下方から当接できるように構成されている。
【0088】このカセット押込み手段117は次のよう
に駆動される。即ち、図32に実線で示す状態は、復動
状態であり、引張ばね120によって回転アーム118
と押込みアーム119の開き角が縮小される方向の付勢
力を受けることによって、回転アーム118が矢印q方
向に回転付勢され、押込みアーム119が矢印e方向に
スライドされて、その先端119aが両カセット挟持部
67、68の先端位置P6 より矢印e方向に引っ込めら
れた復動位置P7 まで復動されている。
【0089】次に、前述したように、開閉機構100に
よって上側カセット挟持部68が図32に示す最大開き
位置P4 から上昇停止位置P5 までオーバーストローク
3分矢印b方向に上昇駆動されると、その上側カセッ
ト挟持部68によってコロ122が矢印b方向に押し上
げられる。
【0090】すると、図32に1点鎖線で示すように、
回転アーム118が支点軸121を中心に引張ばね12
0に抗して矢印r方向に回転駆動され、押込みアーム1
19が矢印d方向に押し出されて、その先端119aが
両カセット挟持部67、68の先端位置P6 を通過して
矢印d方向の十分な押出し位置P8 までストロークS 4
分矢印d方向に自動的に押し出される。そして、この後
に、上側カセット挟持部68が最大開き位置P4 まで矢
印c方向に復動すれば、回転アーム118及び押込みア
ーム119が引張ばね120によって実線で示す復動位
置までそれぞれ矢印q、e方向に復動される。
【0091】なお、回転アーム118と押込みアーム1
19との間に引張ばね120をほぼ三角状に取り付けて
おくと、これら回転アーム118と押込みアーム119
との間に引張ばね120を予め組み付けた状態で、これ
ら回転アーム118と押込みアーム119をハンド本体
95に簡単に取り付けることができ、復動用ばねとして
捩りコイルばね等を用いるものに比べて、ハンド本体9
5へのカセット押込み手段117の組立てを簡単に行え
る。また、回転アーム118を上側カセット挟持部68
によって回転駆動できるので、カセット押込み手段11
7の専用の駆動機構を設ける必要がない。
【0092】「カセット有無センサーの説明」次に、図
1〜図7、図29及び図31に示すように、ハンド本体
95の左右両側で下端側に偏位された位置に垂直な左右
一対のカセット停止板130が設けられていて、その両
カセット停止板130の左右両側に左右一対のカセット
有無センサー131が取り付けられている。これら両カ
セット有無センサー131は、両カセット停止板130
に一対の支点軸131を介して上下、前後方向である矢
印s、t方向に回転自在に取り付けられた光シャッター
板を兼用する一対のカセット検出レバー133と、両カ
セット停止板130に取り付けられて、両カセット検出
レバー133によってON−OFFされる一対の光セン
サー134とによって構成されている。そして、これら
両カセット検出レバー133の先端側に前述したような
直線状のカセット当接面133bが形成されていて、こ
れらの後端側には光センサー134をON−OFFする
光シャッター部133cが一体に形成されている。
【0093】そして、両カセット挟持部67、68に間
にカセットが挿入されていない時には、図1〜図3に実
線で示すように、両カセット有無センサー131の両カ
セット検出レバー133が自重によって矢印t方向に回
転されて、これらの光シャッター部133cによって両
光センサー134がOFFとなっている。なお、この
時、両カセット検出レバー133の直線状のカセット当
接面133bの最先端である下端が僅かな距離L6 だけ
両カセット停止板130から矢印d方向に突出された状
態で、両カセット検出レバー133が両カセット停止板
130に形成された一対のストッパー135上に当接さ
れて停止している。
【0094】次に、図1〜図3に1点鎖線で示すよう
に、両カセット挟持部67、68間に薄型カセット11
やカセット10L等が矢印e方向から相対的に挿入され
て、その薄型カセット11やカセット10L等が両カセ
ット停止板130に平行に当接されると、その薄型カセ
ット11やカセット10L等によって両カセット有無セ
ンサー131の両カセット検出レバー133が前述した
ように矢印e方向に押されて矢印s方向に回転し、両光
センサー134がONとなり、カセット有りが検出され
る。
【0095】なおこの際、両カセット有無センサー13
1は、カセット傾きセンサーを兼用している。即ち、図
31に点線で示すように、両カセット挟持部67、68
間にカセット10L等が水平面内で矢印u又はv方向に
傾いて矢印e方向から挿入された時には、両カセット有
無センサー131の何れか一方だけがONとなるもの
の、他方はOFF状態を維持することになり、これによ
ってカセット10L等の傾きを検出できる。
【0096】「収納棚からのカセット受け取り時の制御
を行う制御装置の説明」次に、図33〜図39によっ
て、ハンド15によって収納棚3、5からの厚さが異な
るカセットを選択的に受け取る際の制御を説明する。
【0097】まず、このカセット・オートチェンジャー
は、図33及び図34に示すように、収納棚3、5に収
納されている厚さが異なるカセット10L、11等をハ
ンド15の上下一対のカセット挟持部67、68によっ
て厚さ方向から選択的に挟持した後、ハンド15を第1
スライダー58b上で矢印e方向にスライドさせること
によって、そのハンド15によって選択的に挟持した厚
さが異なるカセット10L、11等を収納棚3、5から
矢印e方向に抜き取る。そして、その抜き取ったカセッ
ト10L、11等を第1スライダー58bの一対で平行
な一対のカセット受台69上に水平に安定良く載置し
て、搬送機16によってVTR12、13へ安定良く搬
送するようにしたものである。
【0098】この際、図35の(A)(B)に示すよう
に、上下一対のカセット挟持部67、68を上下から矢
印b、c方向に同時に閉じるようにして、厚さが異なる
カセット10L、11等を上下から挟持する方式である
と、両カセット受台69上にカセット10L、11等を
安定良く載置できなくなると言う問題がある。
【0099】即ち、図35の(A)(B)に示すよう
に、両カセット挟持部67、68を上下方向から矢印
b、c方向に同じに閉じるようにして、厚みT1 が大き
いカセット10Lと、厚みT2 が小さい薄型カセット1
1を上下から挟持した場合、その挟持されたカセット1
0L、11の上下方向のセンターP9 は変化しない。し
かし、薄型カセット11の底面11cはT1 −T2 /2
に相当する段差G2 だけカセット10Lの底面10cに
対して上方である矢印b方向に浮き上る。
【0100】従って、カセット受台69の高さをカセッ
ト10Lの底面10cと同じ高さLWに設定した場合に
は、薄型カセット11の底面11cとカセット受台69
との間に段差G2 が発生してしまい、その薄型カセット
11をカセット受台69上に安定良く載置することが全
くできなくなる。この際、薄型カセット11を抜き取っ
た時に、段差G2 だけカセット受台69を矢印b方向に
上昇調整すれば良いが、カセット受台69を厚さが異な
るカセット10L、11等に合せて上下に高さ調整する
方法は構造が著しく複雑になり、実用性に欠ける。
【0101】そこで、このカセット・オートチェンジャ
ーでは、前述したように、下側カセット挟持部67をハ
ンド15に固定しておき、上側カセット挟持部68だけ
を上下に開閉するように構成すると共に、厚さが異なる
カセット10L、11等をハンド15で受け取りに行く
際には、上側カセット挟持部68を下方に閉じると共
に、下側カセット挟持部67と一体にハンド15全体を
上方へ駆動するようにしている。
【0102】まず、図36に示す制御回路137は、マ
イクロコンピュータ138によって、I/Oポート13
9を通してドライバー140、141によって開閉機構
100のモータ103と搬送機移送装置17のモータ3
7を同時に制御する。そして、モータ103によって上
側カセット挟持部68を下方に閉じると共に、モータ3
7によって搬送機16のハンド15全体を上方に移動制
御する。この際、モータ103のエンコーダ112によ
って上側カセット挟持部68の閉じ量を検出すると共
に、モータ37のエンコーダ112によってハンド15
全体の上昇量を検出し、これらの情報をカウンタ14
2、143、I/Oポート139を通してマイクロコン
ピュータ138で読み取るように制御するものである。
【0103】次に、図37及び図38によって、実際の
動作を説明する。まず、図37は、収納棚3内の厚みT
1 が大きいカセット10Lをハンド15によって受け取
りに行く場合であり、図37の(A)に示すように、両
カセット挟持部67、68がカセット10Lの厚みT1
に対して上下に3mmの隙間G3を持った状態で、ハン
ド15がカセット10Lに矢印d方向から近づく。そし
て、図37の(B)に示すように、両カセット挟持部6
7、68がカセット10Lの上下に完全に挿入されて、
前述した両カセット有無センサー131が共にカセット
10Lを検出すると、図37の(C)に示すように、図
36のモータ103によって上側カセット挟持部68が
3mm矢印c方向に下降されると共に、図36のモータ
37によって下側カセット挟持部67と一体にハンド1
5全体が3mm矢印b方向に上昇される。この時、ハン
ド15と一体にカセット受台69も3mm上昇されて、
下側カセット挟持部67に対するカセット受台69の高
さが常に一定に保たれる。そして、両カセット挟持部6
7、68間でカセット10Lが上下厚さ方向から同時に
挟持される。そして、図37の(D)に示すように、ハ
ンド15によってカセット10Lを収納棚5から矢印e
方向に抜き取ってカセット受台69上に段差の全くない
状態に安定良く載置する。
【0104】次に、図38は、収納棚5内の厚みT2
小さい薄型カセット11をハンド15によって受け取り
に行く場合であり、図38の(A)に示すように、両カ
セット挟持部67、68が薄型カセット11の厚さT2
に対して上下に3mmの隙間G3 を持った状態で、ハン
ド15が薄型カセット11に矢印d方向から近づく。そ
して、図38の(B)に示すように、両カセット挟持部
67、68が薄型カセット11の上下に完全に挿入され
て、前述した両カセット有無センサー131が共に薄型
カセット11を検出すると、図38の(C)に示すよう
に、図36のモータ103によって上側カセット挟持部
68が3mm矢印c方向に下降されると共に、図36の
モータ37によって下側カセット挟持部67と一体にハ
ンド15全体が3mm矢印b方向に上昇される。この
時、ハンド15と一体にカセット受台69も3mm上昇
されて、下側カセット挟持部67に対するカセット受台
69の高さが一定に保たれる。そして、両カセット挟持
部67、68間で薄型カセット11が上下厚さ方向から
同時に挟持される。そして、図38の(D)に示すよう
に、ハンド15によって薄型カセット11を収納棚5か
ら矢印e方向に抜き取ってカセット受台69上に段差の
全くない状態に安定良く載置する。
【0105】そして、上記のように、両カセット挟持部
67、68をカセット10L、11の厚さT1 、T2
対して上下に3mmの隙間(余裕)G3 を持たせてカセ
ット10L、11の上下に挿入し、上側カセット挟持部
68を矢印c方向に下降させると共に、ハンド15全体
を矢印b方向に上昇させるようにして、カセット10
L、11を両カセット挟持部67、68によって上下か
ら同時に挟持するように構成すれば、収納棚3、5に対
するハンド15の停止位置が下方に多少ずれたとしても
(但し3mmの範囲)、そのずれをハンド15全体の上
方への移動量で簡単に補正できるので、上側カセット挟
持部68でカセット10L、11を下方に無理に押えつ
けて、カセット10L、11を収納棚3、5内で下方に
傾けさせてしまい、カセット10L、11が収納棚3、
5内でこじれて抜け取れなくなるような不都合が全く発
生しない。
【0106】また、ハンド15で挟持したカセット10
L、11等を収納棚3、5等へ挿入する際にも、上記の
逆動作を行う。即ち、ハンド15で挟持したカセット1
0L、11等の底面が収納棚3、5のカセット載置面と
一致する位置で搬送機16を停止し、ハンド15によっ
てカセット10L、11等を収納棚3、5内に挿入する
が、カセット10L、11の先が収納棚3、5に或る程
度乗ったところで、上側カセット挟持部68を上方に開
くと共に、下側カセット挟持部67をハンド15と一体
に下方に下げながら、ハンド15によってカセット10
L、11等を収納棚3、5内にスムーズに押し込むこと
ができる。
【0107】なおこの際、図39の(A)に示すよう
に、搬送機16の停止位置のバラツキによって、カセッ
ト10L等が収納棚3等の下側の先端の傾斜案内面14
5に矢印d方向から当接されて、カセット10L等がそ
の傾斜案内面145によって段差G4 分上方に押し上げ
られようとした時には、図39の(B)に示すように、
ハンド15全体が昇降ガイド軸93に沿ってハンド支持
台91から段差G4 分上方である矢印b方向に追従して
浮き上ることができる。
【0108】そして、上記のように、ハンド15全体を
矢印b、c方向に昇降駆動する制御手段として、図36
に示したように、搬送機移送装置17のモータ37及び
エンコーダ38を利用すれば、特別な駆動手段を新たに
設けなくても良く、構造の簡素化及び低コスト化を図る
ことができる。
【0109】「VTRへのカセット押込み動作の説明」
次に、図40によって、VTR13の奥深い位置まで薄
型カセット11等を強制的に押し込む動作を説明する。
まず、図40の(A)に示すように、ハンド15の両カ
セット挟持部67、68間で薄型カセット11を挟持し
たまま、ハンド15をVTR13に対して矢印d方向に
前進させて、図40の(B)に示すように、薄型カセッ
ト11をVTR13のカセット挿入口13aに矢印d方
向から水平に挿入する。そして、図40の(C)に示す
ように、薄型カセット11の先端がカセット挿入口12
aに或る程度挿入された時点で、上側カセット挟持部6
8を上方である矢印b方向に開きながら、図40の
(D)に示すように、薄型カセット11をハンド15の
図29及び図31に示した両カセット停止板130によ
ってカセット挿入口13a内に矢印d方向に押し込む。
【0110】そして、図41の(A)に示すように、上
側カセット挟持部68を引き続き図26に示した最大開
き位置P4 から上限停止位置P5 まで矢印b方向に上昇
させて、図41の(B)に示すように、カセット押込み
手段117の押込みアーム119を図26に示した復動
位置P7 から押出し位置P8 まで矢印d方向に押し出
し、その押込みアーム119の先端119aによって薄
型カセット11をカセット挿入口13a内の奥深い位置
まで強制的に確実に押し込むことができる。なお、この
後は、図41の(C)に示すように、ハンド15を矢印
e方向に後退させると共に、上側カセット挟持部68を
図32の最大開き位置P4 まで矢印c方向に戻して、押
込みアーム119を復動位置まで矢印e方向に戻す。
【0111】このように、上側カセット挟持部68を矢
印b方向に開く動作を利用して、押込みアーム119を
矢印d方向に押出し駆動するようにして、薄型カセット
11をVTR12内の奥深い位置まで強制的に押し込む
装置は、薄型カセット11の押込み動作を素早く、確実
に行えるので、カセット自動交換のためのアクセスタイ
ムやサイクルタイムを大巾に短縮できる。また、カセッ
ト押込み動作を常にスムーズに行える上に、上側カセッ
ト挟持部68の矢印b方向のオーバーストロークS3
利用する駆動方式は制御プログラムを簡単にできる。
【0112】「VTRから浅く排出されたカセットの受
け取り時にハンドを制御する制御装置の説明」まず、図
42に示す制御回路147は、マイクロコンピュータ1
38によって、I/Oポート139を通してドライバー
140、148によって開閉機構100のモータ103
とハンド移送機構18のモータ61bを制御する。そし
て、モータ103によって上側カセット挟持部68を開
閉制御すると共に、モータ61aによってハンド15を
VTR12、13に対して前後進制御する。そして、モ
ータ103のエンコーダ112とモータ61bのエンコ
ーダ62bによって上側カセット挟持部68の開閉動作
量とハンド15の前後進移動量とを検出し、これらの情
報をカウンタ142、149、I/Oポート139を通
してマイクロコンピュータ138で読み取る。なお、マ
イクロコンピュータ138はカセット有無センサー13
1からの情報もI/Oポート139を通して読み取るよ
うに制御するものである。
【0113】次に、何らかの原因で、VTR12等から
浅く排出された(排出量が規定量より少なくなること)
薄型カセット11等の受け取り動作を、図44及び図4
5によって、図42の制御回路147及び図43のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0114】まず、図44の(A)は何らかの原因で、
VTR13からの薄型カセット11の排出量が規定量よ
り少なくなった状態を示しており、ハンド15は通常通
り矢印d方向に前進して、その薄型カセット11を受け
取りに行く。この時、カセット有無センサー131が薄
型カセット11を検出したか否か、ハンド15がVTR
13にとどいたか否かを常に確認する。
【0115】しかし、図44の(B)に示すように、ハ
ンド15の両カセット挟持部67、68の先端がVTR
13の前面パネル13aに衝突されて、ハンド15が停
止するので、カセット有無センサー131は薄型カセッ
ト11を検出することができない。一方、ハンド15が
VTR13にとどいて停止したことがエンコーダ62b
によって検出される。
【0116】すると、図44の(C)に示すように、上
側カセット挟持部68を下方に閉じて、両カセット挟持
部67、68間で薄型カセット11の一部を浅い挟持量
1で上下から挟持する。そして、図44の(D)に示
すように、ハンド15を矢印e方向に20mmの距離L
7 だけ後退させて、薄型カセット11をVTR13から
矢印e方向に20mmだけ引き出す。
【0117】次に、図45の(A)に示すように、上側
カセット挟持部68を上方に開いた後、図45の(B)
に示すように、ハンド15を再び矢印d方向に前進させ
て、薄型カセット11を再び受け取りに行く。そして、
この時にもカセット有無センサー131が薄型カセット
11を検出したか否かを確認するが、この時には、薄型
カセット11が両カセット挟持部67、68間に通常通
り深く挿入されることになり、カセット有無センサー1
31が薄型カセット11を検出することができる。
【0118】すると、図45の(C)に示すように、上
側カセット挟持部68を下方に閉じて、両カセット挟持
部67、68間で薄型カセット11を通常通り20mm
以上の深い挟持量C2 で上下から挟持できる。そこで、
図45の(D)に示すように、ハンド15を矢印e方向
に後退させて、薄型カセット11をVTR13から矢印
e方向に通常通り安定良く、確実に抜き取ることができ
る。
【0119】「カセットの傾き修正動作の説明」次に、
図46によって、VTR12等から排出されたカセット
10L等を受け取りに行く際のカセット10L等の傾き
修正動作を説明する。まず、図46の(A)に示すよう
に、VTR12のカセット挿入口12a等に矢印e方向
に排出されたカセット10Lが何らかの原因で傾いた場
合、図46の(B)に示すように、ハンド15によって
カセット10Lを矢印d方向に受け取りに行く際、図3
1で示したように、一対のカセット有無センサー131
によってカセット10Lの傾きを検出することができ
る。
【0120】従って、この時には、図46の(C)に示
すように、両カセット挟持部67、68を開いたまま
で、ハンド15の図29及び図31に示した一対のカセ
ット停止板130でカセット10Lを矢印d方向に押し
てカセット10Lをハンド15に対する平行姿勢に修正
する。そして、この後、図46の(D)(E)に示すよ
うに、両カセット挟持部67、68でカセット10Lを
挟持して、VTR12から矢印e方向に安定良く確実に
抜き取ることができる。
【0121】以上、本発明の実施の形態に付き述べた
が、本発明は上記の実施の形態に限定れることなく、本
発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
また本発明はビデオカセットのオートチェンジャーに限
定されることなく、その他の各種のテープ状記録媒体や
ディスク状記録媒体を収納した各種のカセットのオート
チェンジャーに適用可能である。
【0122】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のカセッ
ト・オートチェンジャーは、次のような効果を奏する。
【0123】請求項1は、カセット検出レバーのカセッ
ト当接面をカセットの厚み以上の長さを有する直線状に
形成して、カセット有無検出時に、そのカセット検出レ
バーの直線状のカセット当接面がカセットの端面に形成
されているラベル貼付け用凹部をカセットの厚み方向に
横切る状態に当接されるようにしたので、そのラベル貼
付け用凹部内に貼り付けられているバーコードラベルの
バーコードにカセット検出レバーが接触する危険がな
く、そのカセット検出レバーによってバーコードラベル
やバーコードを損傷するような不都合が全く発生しな
い。従って、安全性が高く、高信頼性を確保できる。
【0124】請求項2は、カセット有無検出の完了時点
で、カセット検出レバーの直線状のカセット当接面がカ
セットの端面をそのカセット厚み方向に横切る状態で、
かつ、そのカセットの端面とほぼ平行に当接されるよう
に構成したので、ハンドの一対のカセット挟持部によっ
てカセットを厚み方向から挟持する際に、ハンドがカセ
ットに対してその厚み方向に相対的に移動されても、カ
セットが一対のカセット挟持部間から外方へ不測に押し
出されることを未然に防止することができて、カセット
の挟持を常に安定して行うことができる。従って、重い
大カセットであっても、上下一対のカセット挟持部によ
って確実に挟持してカセット自動交換動作を常に安全に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカセット・オートチェンジャ
ーの実施の形態におけるカセットに対するハンドの標準
停止位置の時のカセット検出レバーによるカセット有無
検出動作を説明する要部の拡大側面図である。
【図2】同上のカセット・オートチェンジャーにおける
カセットに対するハンドの上側偏位停止位置の時のカセ
ット検出レバーによるカセット有無検出動作を説明する
要部の拡大側面図である。
【図3】同上のカセット・オートチェンジャーにおける
カセットに対するハンドの下側偏位停止位置の時のカセ
ット検出レバーによるカセット有無検出動作を説明する
要部の拡大側面図である。
【図4】同上のカセット・オートチェンジャーにおける
カセット有無センサー全体を示すカセットに対するハン
ドの標準停止位置の時の側面図である。
【図5】同上のカセット・オートチェンジャーにおける
カセット有無センサー全体を示すカセットに対するハン
ドの上側偏位停止位置の時の側面図である。
【図6】同上のカセット・オートチェンジャーにおける
カセット有無センサー全体を示すカセットに対するハン
ドの下側偏位停止位置の時の側面図である。
【図7】同上のカセット・オートチェンジャーにおける
カセット有無センサー全体を示すカセット挟持完了状態
の側面図である。
【図8】同上のカセット・オートチェンジャー全体の正
面図である。
【図9】同上のカセット・オートチェンジャー全体の一
部切欠き概略側面図である。
【図10】同上のカセット・オートチェンジャー全体の
一部切欠き概略平面図である。
【図11】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る収納棚ユニット及び天板ユニットを示す斜視図であ
る。
【図12】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る搬送機移送装置全体を示す一部切欠き側面図である。
【図13】図12のA−A矢視での拡大平面図である。
【図14】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る搬送機の位置検出装置全体を示す一部切欠き側面図で
ある。
【図15】同上の位置検出装置の要部を示す一部切欠き
側面図である。
【図16】同上の位置検出装置の制御動作を示すフロー
チャート図である。
【図17】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る搬送機全体を示す斜視図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】図18のB−B矢視での一部切欠き側面図で
ある。
【図20】図18のC−C矢視での一部切欠き側面図で
ある。
【図21】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
るハンドの移送ストロークを説明する概略側面図であ
る。
【図22】同上の搬送機移送装置のスライダーへの搬送
機のステージの取付装置を説明する一部切欠き側面図で
ある。
【図23】図22の一部切欠き平面図である。
【図24】同上のステージ取付装置の締結手段の施錠状
態を示す拡大側面図である。
【図25】同上の締結手段の解錠状態を示す拡大側面図
である。
【図26】図24のD−D矢視での側面図である。
【図27】同上の搬送機のステージの水平度測定動作を
説明する一部切欠き斜視図である。
【図28】同上の搬送機のハンド支持台上へのハンドの
取付装置を説明する斜視図である。
【図29】同上のハンド取付装置の一部切欠き側面図で
ある。
【図30】同上のハンドのカセット挟持部の開閉機構を
説明する概略側面図である。
【図31】同上のハンド全体の平面図である。
【図32】図31のE−E矢視での側面図である。
【図33】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る搬送機のカセット受台を示す斜視図である。
【図34】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る収納棚とカセット受台との間でのカセットの出し入れ
を説明する一部切欠き側面図である。
【図35】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る厚さが異なるカセットを上下一対のカセット挟持部で
上下から同時に挟持して収納棚から抜き取る際の問題点
を説明する概略側面図である。
【図36】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る厚さが異なるカセットをハンドで受け取る際の制御を
行う制御回路のブロック図である。
【図37】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る収納棚から厚さが大きいカセットをハンドで受け取る
際の動作を説明する概略側面図である。
【図38】同上の引き続きの動作を説明する概略側面図
である。
【図39】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る収納棚へのカセット挿入時のハンドの浮き上りを説明
する概略側面図である。
【図40】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
るカセットをVTRの奥深い位置へ押し込む動作を説明
する概略側面図である。
【図41】同上の引き続きの動作を説明する概略側面図
である。
【図42】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
るVTRから浅く排出されたカセットをハンドで受け取
る際のハンドの制御を行う制御回路のブロック図であ
る。
【図43】同上の制御回路の制御動作を示すフローチャ
ート図である。
【図44】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
る収納棚から浅く排出されたカセットをハンドで受け取
る際の動作を説明する概略側面図である。
【図45】同上の引き続きの動作を説明する概略側面図
である。
【図46】同上のカセット・オートチェンジャーにおけ
るVTRから斜めに排出されたカセットをハンドで受け
取る際の動作を説明する概略平面図である。
【図47】カセット・オートチェンジャーの先願例のカ
セット有無センサーを説明する側面図である。
【図48】カセット・オートチェンジャーの先願例に薄
型カセットを用いた際のカセットに対するハンドの標準
停止位置での同上のカセット有無センサーによるカセッ
ト有無検出動作を説明する側面図である。
【図49】同上のカセットに対するハンドの上側偏位停
止位置での同上のカセット有無センサーによるカセット
有無検出動作を説明する側面図である。
【図50】同上のカセットに対するハンドの下側偏位停
止位置での同上のカセット有無センサーによるカセット
有無検出動作を説明する側面図である。
【図51】同上のカセット・オートチェンジャーの先願
例のハンドによる薄型カセットの挟持状態を示した側面
図である。
【符号の説明】
3、5は収納棚、10L、10M、10Sは厚みの厚い
大、中、小カセット、11は厚みの薄い薄型カセット、
12、13は記録再生装置であるVTR、15はハン
ド、16は搬送機、17は搬送機移送装置、18はハン
ド移送機構、67、68はハンド15のカセット挟持
部、100は開閉機構、130はカセット有無センサ
ー、132は支点軸、133は光シャッター板を兼用す
るカセット検出レバー、133bは直線状のカセット当
接面、133cは光シャッター部、134は光センサ
ー、135はストッパーである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体が収納された複数のカセットと、
    これら複数のカセットが収納された複数の収納棚と、こ
    れら複数のカセットを選択的に記録及び/又は再生する
    記録再生装置と、上記複数の収納棚と上記記録再生装置
    との間で上記複数のカセットを選択的に搬送する搬送機
    とを備えたカセット・オートチェンジャーにおいて、 上記搬送機に取り付けられ、上記カセットを厚さ方向か
    ら挟持する一対のカセット挟持部を有するカセット受け
    渡し用のハンドと、 上記ハンドに取り付けられて、上記一対のカセット挟持
    部間に所定深さまで相対的に挿入された上記カセットを
    検出するカセット有無センサーとを備え、 上記カセット有無センサーのカセット検出レバーに、上
    記カセットの厚み以上の長さを有する直線状のカセット
    当接面を形成したことを特徴とするカセット・オートチ
    ェンジャー。
  2. 【請求項2】カセット有無検出の完了時点で、上記カセ
    ット検出レバーの直線状のカセット当接面が上記カセッ
    トの端面をそのカセット厚み方向に横切る状態で、か
    つ、そのカセットの端面とほぼ平行に当接されるように
    構成されたことを特徴とする請求項1に記載のカセット
    ・オートチェンジャー。
JP9299787A 1997-10-31 1997-10-31 カセット・オートチェンジャー Withdrawn JPH11134751A (ja)

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