JPH0749259Y2 - 伝熱管のサポート構造 - Google Patents

伝熱管のサポート構造

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JPH0749259Y2
JPH0749259Y2 JP11182290U JP11182290U JPH0749259Y2 JP H0749259 Y2 JPH0749259 Y2 JP H0749259Y2 JP 11182290 U JP11182290 U JP 11182290U JP 11182290 U JP11182290 U JP 11182290U JP H0749259 Y2 JPH0749259 Y2 JP H0749259Y2
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JP
Japan
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heat transfer
transfer tube
corrugated
corrugated plate
support structure
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JP11182290U
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JPH0473769U (ja
Inventor
成信 小野
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日本建鐵株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は熱交換器に使用される伝熱管の波板方式による
サポート構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種の伝熱管のサポート構造として例えば第6
図に示すものが知られている。第6図に示すように、熱
交換器において伝熱管(1)は千鳥状に配列され、波板
方式によるサポート構造では伝熱管(1)の間に波板
(2)が挟み込まれ、それらの波板が介在することによ
ってフィン付伝熱管を好適に支持している。即ち、伝熱
管のたわみ防止または共振防止のため該波板は伝熱管の
長手方向に介在する支持点となり、そのスパンを変え、
且つまた伝熱管の間の隙間をなくし、伝熱管を側板間に
挟み付けた場合に無理な力が生じないようにしている。
該波板は多くの場合、アルミ製の平板によりプレス成形
によって作られ、伝熱管のフィンの外径に相応した波形
に形成されている。図示の構造では各伝熱管(1)と波
板(2)は両側の板(3)によって保持され、両側の板
(3)の間に斜めに取付けられるねじ棒(4)により座
金(5)およびナット(6)によって挟み付けられてい
る。なお、(7)は管板である。
(考案が解決しようとする課題) 従来のサポート構造では伝熱管(1)または波板(2)
のいずれにも位置決め用のストッパーがないため波板
(2)の位置決めに手間がかかり、またねじ棒(4)に
よる伝熱管と波板の締め付けを緩くすると、波板(2)
が振動で外れて落ちることがあった。そのような脱落を
防ぐため第6図に示すようにねじ棒(4)を両側に取付
けることが行なわれるが、それだけ作業工数が増加し、
また2本のねじ棒で締め付けるので必要以上の力が負荷
され、伝熱管のフィンを潰すという問題点があった。
本考案の目的は上記従来技術の問題点を解消することで
あって、それ故、波板の位置決めを容易にすると共に、
波板の脱落を適切に防止し得る伝熱管のサポート構造を
提供することである。
(課題を解決するための手段) 本考案による伝熱管のサポート構造の特徴は伝熱管の間
に挟み込まれる波板の先端の部分(11)が薄く形成され
ると共に、該先端部分の両側に長手方向に直角の切れ目
(12)が形成され、且つ該先端部分の両側の縁はその切
れ目から先端まで直角に曲げられてフィン間に挿入され
るようになっていることである。
(作用) 波板の先端の部分は両側の縁が直角に折り曲げられ、そ
の部分がフィン間に挿入されるので、ストッパーの役割
を果し位置決め容易になる。また、先端部分の両側の縁
がフィン間に挿入されて固定されるので波板の脱落が防
止される。
(実施例) 次に図面を参照のもとに本考案の実施例に関し説明す
る。第1図は本考案によるサポート構造を用いた熱交換
器を例示するものであって、図示の例では第6図の従来
例と同様に千鳥状に且つ適当な段数で波板(10)を介し
て配置されたフィン付伝熱管(1)が両側の板(3)の
間に保持され、そしてねじ棒(4)および座金(5)と
ナット(6)によって挟み付けられている。
本考案は伝熱管(1)の間に挟み込まれる波板(10)に
特徴を有するものであって、各波板(10)の先端の部分
(11)は第2図および第3図に示すように、伝熱管のフ
ィンの外周の約1/4を包囲し且つ先端部分(11)の両側
の縁をフィン(1a)間に挿入して取付けるようにしたこ
とである。なお、波板(10)は従来と同様に、通常はア
ルミ製の板からなり、フィン(1a)の外径に合せてプレ
ス成形により作られる。
従って、この波板(10)はその成形過程において第4図
および第5図に示すように、先端の部分(11)がロール
などにより薄く延ばされ、且つ先端の部分(11)の根元
側、即ち薄く延ばされた区域と元の厚さのままの部分と
の境界に近接した区域、の両側の縁における相対する位
置に切れ目(12)が波板(10)の長手方向に直角に入れ
られる。この切れ目(12)によって先端部分(11)の両
側の縁は該切れ目から先端まで直角に容易に曲げられる
状態になっている。一例では波板(10)の厚さ4mm、幅2
0mmの場合、先端の部分(11)は1mm程度に薄くされ、切
れ目(12)は約5mmにとられる。
波板の先端部分(11)の両側の縁の折り曲げはユニット
組立時に行なわれる。波板(10)は伝熱管(1)の間に
入れられるものであるため、管板(7)に伝熱管を1段
分組み入れ、伝熱管(1)の上に適当な間隔で波板(1
0)を配置し、その上に次の段の伝熱管(1)を組み入
れ、そのような作業が順次行なわれるが、波板(10)を
配置する際に作業者によって先端部分(11)の両側の縁
は切れ目(12)から先端まで、折り曲げられた縁がフィ
ン(1a)間に適当に挿入されるように、手作業によって
折り曲げられる。
このように各波板(10)はその先端の部分(11)がフィ
ン(1a)の外周の1/4を被い且つその両側の縁がフィン
間に挿入されるため該先端部分(11)が位置決めストッ
パーの役割を果し、組立時の工数を低減する。即ち、従
来の波板では、伝熱管の上に波板を単に置き、さらに次
の段の伝熱管をその上に組み入れていくと、その際に波
板が動き、波板の位置が不揃いになる。波板の位置が不
揃いになると、伝熱管との間に隙間が生じ、伝熱管に無
理な力が負荷されるので、組立後にフィンから僅かなが
ら出ている波板の先端をスケールにより測定しながら移
動して揃えることが行なわれるが、この波板(10)の使
用によりそのような調整作業を省くことができる。
なお、上記の実施例ではねじ棒(4)によって伝熱管
(1)が固定されているが、伝熱管に伸びが発生する場
合など、ねじ棒(4)による固定が行なわれない構造の
ものについても、波板の先端部分(11)は位置決めスト
ッパーとしての役割を果し、同じ効果が得られることは
明らかである。
(考案の効果) 上記のように、本考案によれば、波板の先端の部分が位
置決めストッパーの役割を果すため、波板の位置決めが
容易になり、且つ波板のずれも生じないので、組立作業
をを容易にし、また波板の脱落を防止することができ
る。従ってまた締め付け用のねじ棒は両側に設ける必要
はなく、それだけ作業を容易にし、且つ過大な締付力が
負荷されることもない。さらに本考案はねじ棒を用いな
い構造のものにも適用することができ、そのような構造
では従来、複雑なサポート構造がとられてきたが、その
ような複雑なサポート構造を不要にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による伝熱管のサポート構造が用いられ
た熱交換器の断面図、第2図はその伝熱管の一部の正面
図、第3図は第2図に示された部分の側面図、第4図は
本考案で用いられる波板の平面図、第5図はその波板の
側面図、そして第6図は従来例を示す伝熱管のサポート
構造を示す断面図である。 図中、1:伝熱管、1a:フィン、10:波板、11:波板の先端
部分、12:切れ目

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】千鳥状に配置された伝熱管の間に該伝熱管
    のフィンの外径に相応して波形に形成された波板が挟み
    込まれて前記伝熱管が支持される伝熱管のサポート構造
    において、前記波板の先端の部分は薄く形成され且つ前
    記先端部分の両側に長手方向に直角の切れ目が形成さ
    れ、前記先端部分の両側の縁は前記切れ目から先端まで
    直角に曲げられて伝熱管のフィン間に挿入されているこ
    とを特徴とする伝熱管のサポート構造。
JP11182290U 1990-10-25 1990-10-25 伝熱管のサポート構造 Expired - Lifetime JPH0749259Y2 (ja)

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JP11182290U JPH0749259Y2 (ja) 1990-10-25 1990-10-25 伝熱管のサポート構造

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JP11182290U JPH0749259Y2 (ja) 1990-10-25 1990-10-25 伝熱管のサポート構造

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JPH0473769U JPH0473769U (ja) 1992-06-29
JPH0749259Y2 true JPH0749259Y2 (ja) 1995-11-13

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