JP3010934U - 多向式チャックレンチ - Google Patents

多向式チャックレンチ

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JP3010934U
JP3010934U JP1994013740U JP1374094U JP3010934U JP 3010934 U JP3010934 U JP 3010934U JP 1994013740 U JP1994013740 U JP 1994013740U JP 1374094 U JP1374094 U JP 1374094U JP 3010934 U JP3010934 U JP 3010934U
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chuck
pressure plate
fixed pedestal
shaft
lower pressure
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JP1994013740U
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毓芳 艾
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毓芳 艾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の幅を持つ被夾物に対して、前後部チャ
ック及び上下部圧板により単一方向に加える力で均等に
挟着するチャックレンチを提供することにある。 【構成】 固定台座41に設けたチャックヘッド1と被
夾物5の反対側に設置位置の調整可能な固定台座42に
設けたチャックシート2とで被夾物5を左右方向より挟
着し、固定台座を固着した下部圧板4と前記チャックヘ
ッド1及び前記チャックシート2に挿入された上部圧板
3とで被夾物5を上下方向より挟着するように構成し、
チャックヘッドの螺栓を回転して被夾物5を均等に挟着
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、種々の幅を持つ被夾物を前後部チャック及び上下部圧板により単一 方向に加える力で均等に挟着できるチャックレンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に用いられている板材等を挟着固定するチャックレンチ6は、図6に被夾 物7を挟着した状態の斜視図の如く、上下両面に止め溝のある固定軸61の、任 意の位置に止留板65を固定し、他先端に設置の螺栓63による回動で可動の押 留板64とで被夾物7を挟止する固定台座62を有するチャックレンチ6で、隣 接する板材等を寄せ集めて挟着するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
被夾物7を、単に一組のチャックレンチ6で固く挟んだ場合、被夾物7は固定 軸61に当たらない反対側の片側面で持ち上がり、有効に被夾物7を挟むことが できない。従ってこの場合、両側を平均的に挟み止めるには、同時に二組以上の チャックレンチ6を用い、被夾物7の両側からチャックレンチ6を設置して、被 夾物7の両面がチャックレンチ6の固定軸61に当たるようにして、被夾物7の 持ち上がりを抑えるようにする。更に被夾物7の長さが長い場合は、多数台のチ ャックレンチ6を用い、長さに対して均等な位置に、両面から挟止するように設 置しなければならず、操作上煩雑で不便であり、また多数のチャックレンチ6を 必要として経済的にもコストの上昇になる欠点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、固定台座に設けたチャックヘッドと被夾物の反対側に設置位置の調 整可能な固定台座に設けたチャックシートとで被夾物を左右方向より、固定台座 に固着した下部圧板と前記チャックヘッド及び前記チャックシートに挿入された 上部圧板とで被夾物を上下方向より、螺栓を回動する単一方向に加える力によっ て均等に挟着するように構成したものである。
【0005】
【作用】
チャックヘッドの下栓軸を下部圧板の固定台座の底部溝に嵌め込む。チャック シートの下栓軸を被夾物の幅に応じて下部圧板の可調整固定台座の適当な位置の 半円形溝槽を選択して嵌め込む。被夾物を下部圧板の上部に載置し、上部圧板を チャックヘッドとチャックシートとの間に渡設し、被夾物の上面を押さえる状態 で設置し、チャックヘッドの螺栓を回転して上下、左右方向より挟着する。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案を示す構成斜視図である。本考案の多向式チャックレンチは、 前部チャックヘッド1、後部チャックシート2、上部圧板3及び下部圧板4で構 成される。図2に前部チャックヘッド1の分解斜視図を示す如く、2枚の長偏形 側板11の両端及び中央に3個の鑚孔111が等間隔にあけられている。この鑚 孔111には、上栓軸12、下栓軸122及び中央栓軸13が埋め込み嵌合され ている。上栓軸12にはパイプローラ121がはめ込まれ、固く挟んだ時に前部 チャックヘッド1の作動が円滑になるようになっている。中央栓軸13には螺紋 孔131があり、螺栓14がねじ込まれ、螺栓14の先端には推動塊15がはめ られ、直接被夾物5と接触する。螺栓14の後端には羽根型ナット16がかしめ られてあり、羽根型ナット16を回動させると、螺栓14は中央栓軸13に設け られた螺紋孔131を進退し、被夾物5を挟む動作及び開放の動作を行う。
【0007】 図3に後部チャックシート2の分解斜視図を示す如く、2枚の長偏形側板21 の両端及び中央に3個の鑚孔211が等間隔にあけられている。この鑚孔211 には、上栓軸22、下栓軸222及び中央栓軸23が埋め込み嵌合されている。 上栓軸22にはパイプローラ221がはめ込まれている。中央栓軸23にはコ字 型の受け止め台座231が取り付けられ、被夾物5を推動塊15との間に挟止す るようになっている。
【0008】 上部圧板3は、図1に示すように被夾物5の持ち上がりを抑えるのに充分な厚 さと、前部チャックヘッド1及び後部チャックシート2の2枚の長偏形側板11 、21の間に挿入される幅を備え、長さは被夾物5の幅に応じて前部チャックヘ ッド1及び後部チャックシート2とに渡設されるものである。 下部圧板4は、前記上部圧板3と同等の長さ、幅及び厚さを備えたものである 。この下部圧板4の一端底部に固定台座41及び他端底部に可調整固定台座42 を設けてある。
【0009】 固定台座41は、短い方形状を呈した、底部に半円形の溝槽(図1の斜視図に は示されていない)を設け、下部圧板4の一端底部に2本のボルト43によって ボルト締め固定されている。半円形の溝槽には前部チャックヘッド1の下栓軸1 22を嵌め込み、前部チャックヘッド1の設置位置を決めるようになっている。 可調整固定台座42は、長方形状を呈した、底部に複数条の半円形溝槽421 を設け、下部圧板4の他端底部に複数本のボルト43によってボルト締め固定さ れている。半円形溝槽421には後部チャックシート2の下栓軸222を、被夾 物5の幅に応じて溝の位置を選択して嵌め込み、後部チャックシート2の設置位 置を決めるようになっている。
【0010】 以上のように構成された多向式チャックレンチで被夾物5を挟着固定するには 、図4に設置状態を示す如く、下部圧板4に前部チャックヘッド1を装入し、下 栓軸122を固定台座41の底部溝に嵌め込む。次に、後部チャックシート2を 下部圧板4の他端より装入し、被夾物5の幅に応じて、下栓軸222を可調整固 定台座42の適当な位置の半円形溝槽421を選択して嵌め込む。然る後、被夾 物5を下部圧板4上部の、既に装入された前部チャックヘッド1の推動塊15と 後部チャックシート2の受け止め台座231の間に載置する。最後に、上部圧板 3を前部チャックヘッド1の長偏形側板11と後部チャックシート2の長偏形側 板21を垂直に立てた状態で長偏形側板11、21の間に装入し、被夾物5の上 面を押さえる状態で設置し、羽根型ナット16を締め付ける。
【0011】 図5に本考案のチャックレンチが被夾物5を固着した状態図を示す。羽根型ナ ット16を締め付けることによって、長偏形側板11、21は下栓軸122、2 22を支点として外側に向かって傾斜することによって、前部チャックヘッド1 及び後部チャックシート2の各部分には、図5の矢印で示すような方向に力が加 わり、推動塊15及び受け止め台座231によって被夾物5は内側方向に圧着さ れ、上部圧板3及び下部圧板4によって被夾物5は上下方向に一様に圧着される 。
【0012】 なお、本考案のチャックレンチにおいて、被夾物5の幅が異なり、可調整固定 台座42の半円形溝槽421による調整範囲以上のものに対しては、上部圧板3 及び下部圧板4の長さを加減した圧板を用意することによって如何なる幅の被夾 物5にも適用することができる。また、被夾物5の厚さが異なり、上下部圧板3 、4の間に装入できないものに対しては、長偏形側板11、21の長さの異なる 種々の寸法の前部チャックヘッド1及び後部チャックシート2を用意することに よって如何なる厚さの被夾物5にも適用することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案の多向式チャックレンチは、下部圧板の一端に設けた前部チャックヘッ ドと、他端に設置位置を調整可能に設けた後部チャックシート及び上部圧板によ って一組のチャックレンチを構成したことにより、構造は簡単で、容易に被夾物 を挟着する組立作業が可能で、羽根型ナットを回転して締め付けることによる単 一方向に加える力のみによって、被夾物を同時に上下、左右の4方向から均等に 強固に挟着することができるので、作業が簡単で充分な挟着効果を発揮する。
【0014】 また、特に下部圧板底部に設けられた可調整固定台座を運用することにより、 後部チャックシートと前部チャックヘッドの間隔を調節することにより、各種寸 法の板材等の被夾物に対してかなり広い適用範囲を有している。更に、本考案は 上下、左右から同時に挟着する力が作用し均等に挟着されるので、従って多数の チャックレンチを同時に使用する煩雑さがなく、使用台数を減らせることによる コスト低減が図れる経済的効果をも発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の被夾物を挟着した状態の構成斜視図で
ある。
【図2】本考案の前部チャックヘッドの分解斜視図であ
る。
【図3】本考案の後部チャックシートの分解斜視図であ
る。
【図4】本考案に被夾物を載置した側面図である。
【図5】本考案に被夾物を挟着した状態を示す側面図で
ある。
【図6】従来のチャックレンチに被夾物を挟着した状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 前部チャックヘッド 12、22 上栓軸 121、221 パイプローラ 122、222 下栓軸 13、23 中央栓軸 131 螺絞孔 14 螺栓 15 推動塊 2 後部チャックシート 231 受け止め台座 3 上部圧板 4 下部圧板 41 固定台座 42 可調整固定台座 421 半円形溝槽

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定台座に設けたチャックヘッドと被夾
    物の反対側に設置位置の調整可能な固定台座に設けたチ
    ャックシートとで被夾物を左右方向より、固定台座を固
    着した下部圧板と前記チャックヘッド及び前記チャック
    シートに挿入された上部圧板とで被夾物を上下方向よ
    り、螺栓を回動する単一方向に加える力によって均等に
    挟着するように構成したことを特徴とする多向式チャッ
    クレンチ。
  2. 【請求項2】 下栓軸を下部圧板の固定台座の底部溝に
    嵌め込み設置し、パイプローラを備えた上栓軸で上部圧
    板を押圧し、中央栓軸に設けた螺紋孔にねじ込まれた螺
    栓を回動し、該螺栓の先端に設けた推動塊によって被夾
    物を押圧する構成のチャックヘッドにより被夾物を挟
    着、開放する請求項1記載の多向式チャックレンチ。
  3. 【請求項3】 下栓軸を下部圧板の可調整固定台座の底
    部に設けた多数条の任意の溝に被夾物の幅に応じて選択
    して嵌め込み設置し、パイプローラを備えた上栓軸で上
    部圧板を押圧し、中央栓軸に設けた受け止め台座で被夾
    物を挟着する構成のチャックシートによる請求項1記載
    の多向式チャックレンチ。
  4. 【請求項4】 一端底部にチャックヘッドの下栓軸を嵌
    め込む溝を設けた固定台座を備え、他端底部にチャック
    シートの下栓軸を嵌め込む多数条の溝を設けた可調整固
    定台座を備えた下部圧板に被夾物を載置し挟着する構成
    の請求項1記載の多向式チャックレンチ。
JP1994013740U 1994-11-08 1994-11-08 多向式チャックレンチ Expired - Lifetime JP3010934U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108857499A (zh) * 2018-08-31 2018-11-23 无锡和宏精密制造有限公司 一种枕头块夹具

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