JPH0749187A - 天井埋込形熱交換器 - Google Patents

天井埋込形熱交換器

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JPH0749187A
JPH0749187A JP5171923A JP17192393A JPH0749187A JP H0749187 A JPH0749187 A JP H0749187A JP 5171923 A JP5171923 A JP 5171923A JP 17192393 A JP17192393 A JP 17192393A JP H0749187 A JPH0749187 A JP H0749187A
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JP
Japan
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heat exchange
exchange element
housing
ceiling
mounting
Prior art date
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Application number
JP5171923A
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English (en)
Inventor
Toru Fujimoto
徹 藤本
Kiyoto Hamaguchi
清人 浜口
Yodo Nakano
容道 中野
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0749187A publication Critical patent/JPH0749187A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/007Auxiliary supports for elements
    • F28F9/0075Supports for plates or plate assemblies
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F12/00Use of energy recovery systems in air conditioning, ventilation or screening
    • F24F12/001Use of energy recovery systems in air conditioning, ventilation or screening with heat-exchange between supplied and exhausted air
    • F24F12/006Use of energy recovery systems in air conditioning, ventilation or screening with heat-exchange between supplied and exhausted air using an air-to-air heat exchanger
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/30Arrangement or mounting of heat-exchangers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D21/0001Recuperative heat exchangers
    • F28D21/0014Recuperative heat exchangers the heat being recuperated from waste air or from vapors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/56Heat recovery units

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 熱交換エレメント20にエレメント側装着部
材FLを設ける。また、熱交換エレメント20を収容す
るハウジング11に、ハウジング側装着部材12、13
を設ける。ハウジング側装着部材12、13には、エレ
メント側装着部材FLを介して熱交換エレメント20を
案内する案内部材30を設ける。案内部材30は、装着
位置とメンテナンス位置との間で熱交換エレメント20
を案内する。 【効果】 熱交換エレメント20とハウジング11の挿
抜口の周囲とを干渉させることなく熱交換エレメント2
0を昇降させることができる。従って、熱交換エレメン
ト20やハウジング11の挿抜口11a側部材の損傷を
確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井埋込形熱交換器に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の天井埋込形熱交換器は、
図24に示すように、熱交換されるべき二種の空気をそ
れぞれ異なる流通経路に導通することにより熱交換を行
なう熱交換エレメント120と、熱交換エレメント12
0を収容する箱型のハウジング111とを備えている
(例えば実開平1−60142号公報、実公平3−54
345号公報、及び実公昭63−37622号公報参
照)。
【0003】上記熱交換エレメント120は、端面が四
角形に形成されており、その長手方向が略水平に延びた
状態で上記ハウジング111内に収容されている。他
方、上記ハウジング111は、天井内に配設される箱体
であり、天井から室内と連通して内部に機能部品を挿抜
するための挿抜口111aを下部に備えている。そし
て、この挿抜口111aを介して上記熱交換エレメント
120を、当該長手方向が略水平に延びた状態で上下に
挿抜するようにしている。
【0004】熱交換エレメント120のハウジング11
1に対する着脱可能に保持するために、従来より、種々
のエレメント装着機構が提案されている。例えば実公昭
63−37622号公報には、図24に示すように、互
いに横方向に対向する一対の稜線部の何れか一方を蝶番
113によって、挿抜口111aに向かい回動可能な状
態でハウジング111の内壁側に係脱可能に連結すると
共に、他方をハウジング111の内壁側に係脱自在に構
成している。
【0005】上記蝶番113は、アングル材114を介
してハウジング111の内壁に取り付けられていたの
で、常時熱交換エレメント120の装着位置を規制する
一定部位に固定された回動支点によって、熱交換エレメ
ント120をハウジング111側に連結していた。この
構成では、図24に示すように、稜線部の他方をハウジ
ング111の内壁側から外し、蝶番113を軸に挿抜口
111a側に回動させ、次いで、熱交換エレメント12
0の蝶番113側を取り外すことにより、ハウジング1
11から熱交換エレメント120を取り出すようにして
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
上記蝶番113が、熱交換エレメント120の装着位置
を規制する一定部位に固定された回動支点によって、熱
交換エレメント120をハウジング111側に連結して
いたので、熱交換エレメント120を着脱位置に回動変
位させた際、熱交換エレメント120全体をハウジング
111の外部に変位させることができなかった。このた
め従来の構成では、図24の二点鎖線Xで示すように、
熱交換エレメント120が着脱位置に回動変位した際、
ハウジング111の挿抜口111aに角当たりし、熱交
換エレメント120や、挿抜口111aを構成するハウ
ジング111の挿抜口側部材を損傷するおそれがあっ
た。
【0007】特に、具体的には図示していないが、通
常、上記ハウジング111を製品化する場合、ハウジン
グ111の挿抜口111a部分と図外の化粧パネルとの
間にチャンバ部を設けて、ハウジング111と天井板と
の間の高さ調整を行なう必要があるため、この蝶番11
3から挿抜口111a迄の距離が一層遠くなり、回動量
を規制することになる。この為、図24に示す姿勢に熱
交換エレメント120が変位した際に、二点鎖線Xで示
す干渉部分と反対側の部分の作業空間が著しく狭くな
り、図24の姿勢でフィルタの取外しを行なうことは、
不可能であった。
【0008】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、熱交換エレメントの着脱作業による部品の損傷
を確実に防止でき、しかもメンテナンス作業を容易に行
なうことのできる天井埋込形熱交換器を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載の天井埋込形熱交換器は、天井
内に配設され、且つ、天井から室内と連通して内部に機
能部品を挿抜するための挿抜口を下部に有するハウジン
グと、略四角柱体に形成され、且つ、ハウジングの挿抜
口からハウジングの内外に挿抜される熱交換エレメント
と、熱交換エレメントをハウジングの内部に対し着脱可
能に保持するエレメント装着機構とを備え、上記エレメ
ント装着機構は、熱交換エレメントに設けられるエレメ
ント側装着部材と、ハウジングに設けられ、エレメント
側装着部材を介して熱交換エレメントをハウジング内の
装着位置に保持するハウジング側装着部材と、ハウジン
グ側装着部材に設けられ、エレメント側装着部材を介し
てハウジング内の装着位置と挿抜口近傍のメンテナンス
位置との間で熱交換エレメントを昇降可能に案内する案
内部材とを有していることを特徴としている。
【0010】また、本発明の請求項2記載の天井埋込形
熱交換器において、上記熱交換エレメントは、装着位置
において、熱交換エレメントの端面の対角線が上下左右
に沿う姿勢に配置され、上記エレメント側装着部材は、
装着位置にある熱交換エレメントの横方向に対向する稜
線部に設けられる第1、第2のフランジ部を含み、上記
ハウジング側装着部材は、各フランジ部とそれぞれ接合
する一対の保持部材を含み、一方の保持部材に取り付け
られた案内部材は、対応するフランジ部が係脱可能な状
態で当該フランジ部を挿抜口の近傍で回動自在に支持す
る支点部を備え、他方の保持部材に取り付けられた案内
部材は、対応するフランジ部を挿抜口の近傍で着脱可能
な着脱部を備えている。
【0011】さらに、本発明の請求項3記載の天井埋込
形熱交換器は、上記エレメント側装着部材は、上記着脱
部からそれに対応するフランジ部が離脱した際に上記着
脱部に係止することにより、熱交換エレメントを所定の
姿勢に維持する係止手段をさらに含んでいる。さらに、
本発明の請求項4記載の天井埋込形熱交換器において、
上記熱交換エレメントは、装着位置において、熱交換エ
レメントの端面の対角線が上下左右に沿う姿勢に配置さ
れ、上記ハウジング側装着部材は、装着位置にある熱交
換エレメントのエレメント側装着部材と接合する保持部
材を含み、上記案内部材は、保持部材から挿抜口に向か
って延びる本体部、本体部の一端側に設けられ、本体部
を保持部材に取り付ける基端部、及び本体部の他端側に
設けられ、エレメント側装着部材を挿抜口の近傍で担持
する引っ掛け部を含み、上記エレメント側装着部材は、
熱交換エレメントの装着時において当該案内部材の引っ
掛け部に係脱可能に係止する係止部をさらに含んでい
る。
【0012】さらに、本発明の請求項5記載の天井埋込
形熱交換器は、上記熱交換エレメントは、装着位置にお
いて、熱交換エレメントの端面の対角線が上下左右に沿
う姿勢に配置され、上記ハウジング側装着部材は、装着
位置にある熱交換エレメントのエレメント側装着部材と
接合する保持部材、及び各保持部材に固定される止定具
を含み、上記案内部材は、エレメント側装着部材を係脱
させる本体部、本体部の一端側に設けられ、本体部が保
持部材から挿抜口に向かって延びるガイド姿勢と当該保
持部材との間でエレメント側装着部材を挟持する保持姿
勢とに変位可能な状態で、保持部材に取り付けられる基
端部、及び本体部の他端側に設けられ、本体部のガイド
姿勢においてエレメント側装着部材を挿抜口の近傍で担
持すると共に、本体部の保持姿勢において上記止定具に
係脱自在に係止する鉤部を含んでいる。
【0013】さらに、本発明の請求項6記載の天井埋込
形熱交換器において、天井内に配設され、且つ、天井か
ら室内と連通して内部に機能部品を挿抜するための挿抜
口を下部に有するハウジングと、略四角柱体に形成さ
れ、空気の流通口を構成する側面に配置される一対のフ
ィルタを着脱自在に有し、且つ、ハウジングの挿抜口か
らハウジングの内外に挿抜される熱交換エレメントと、
熱交換エレメントの端面と対向する部位に回動中心を有
し、且つ、熱交換エレメントを、ハウジング内への装着
時における装着姿勢と、両フィルタが上記挿抜口を介し
て室内側に露出するメンテナンス姿勢とに回動可能に支
持する回動支持手段と、装着姿勢にある上記熱交換エレ
メントを、ハウジングの内部に保持するエレメント装着
機構とを備えていることを特徴としている。
【0014】さらに、本発明の請求項7の天井埋込形熱
交換器において、上記装着姿勢は、熱交換エレメントの
端面の対角線が上下左右に沿う、当該熱交換エレメント
の姿勢であり、上記エレメント装着機構は、上記装着姿
勢にある上記熱交換エレメントの端面でみて、横側の稜
線部に設けられる一対のフランジ部と、ハウジングに取
り付けられ、上記一対のフランジ部の、当該熱交換エレ
メント回動方向一方側にそれぞれ対向するアングル材
と、アングル材とフランジ部との間に介装されるシール
部材とを備え、各フランジ部と対応するアングル材とが
協働して空気流路の一部を間仕切っていると共に、上記
一対のフランジ部のうち、対応するアングル材の下面に
対向するものは、連結手段により当該アングル材と一体
的に連結されている。
【0015】さらに、本発明の請求項8の天井埋込形熱
交換器において、上記回動支持手段は、ハウジングに対
して熱交換エレメントを挿抜可能に取り付ける取付け手
段を備えている請求項6記載の天井埋込形熱交換器。さ
らに、本発明の請求項9の天井埋込形熱交換器におい
て、上記取付け手段は、支点部材を介してそれぞれ回転
可能にハウジングの内壁に取り付けられる一対のガイド
部材と、熱交換エレメントの端部に形成されるスライド
板とを含んでいる。
【0016】さらに、本発明の請求項10の天井埋込形
熱交換器において、上記取付け手段は、上記スライド板
に形成され、且つ、一端が熱交換エレメントの挿入側の
一辺に開いた状態で、当該熱交換エレメントを上記ガイ
ド部材に対して着脱する際に上記スライド板と上記支点
部材との干渉を回避する長溝を含んでいる。
【0017】さらに、本発明の請求項11の天井埋込形
熱交換器において、上記取付け手段は、上記スライド板
の、当該熱交換エレメントの挿入側の一辺に沿う部位に
形成され、且つ、面取り状に傾斜するガイド部を含んで
いる。さらに、本発明の請求項12の天井埋込形熱交換
器において、上記一対のガイド部材は、上記支点部材に
よりハウジングに軸支され、且つ、熱交換エレメントの
端面形状に沿う略矩形の基板部と、基板部の三辺に略コ
の字形に延設される側板と、上記側板の開放端に延設さ
れ、且つ、熱交換エレメントの端部の挿入を案内する案
内部とを一体に備えている。
【0018】さらに、本発明の請求項13の天井埋込形
熱交換器において、上記装着姿勢は、熱交換エレメント
の端面の対角線が上下左右に沿う、当該熱交換エレメン
トの姿勢であり、この装着姿勢にある上記熱交換エレメ
ントの最下部の稜線部に設けられ、上記熱交換エレメン
トが装着姿勢にあるときにおいて、下方に延びて空気流
路の一部を間仕切ると共に、上記熱交換エレメントの、
装着姿勢とメンテナンス姿勢との間の回動過程におい
て、ハウジングとの干渉を少なくとも緩和できるように
湾曲可能な可撓性を有するシール部材を備えている。
【0019】さらに、本発明の請求項14の天井埋込形
熱交換器において、上記シール部材は、熱交換エレメン
トを流通する空気により当該シール部材が変形するのを
阻止可能な重量を有する重錘体を下端に備えている。さ
らに、本発明の請求項15の天井埋込形熱交換器におい
て、上記回動支持手段の回動中心は、当該熱交換エレメ
ントの略中央部に配設されている。
【0020】さらに、本発明の請求項16記載の天井埋
込形熱交換器は、天井内に配設され、且つ、天井から室
内と連通して内部に機能部品を挿抜するための挿抜口を
下部に有するハウジングと、略四角柱体に形成され、空
気の流通口を構成する側面に配置される一対のフィルタ
を着脱自在に有し、且つ、ハウジングの挿抜口からハウ
ジングの内外に挿抜される熱交換エレメントと、熱交換
エレメントを、上記装着時における装着位置と、当該熱
交換エレメントの両フィルタが上記挿抜口の近傍で室内
側に露出するメンテナンス位置とに変位可能に支持する
支持手段とを備え、上記支持手段は、ハウジングの内側
壁と熱交換エレメントの端面との何れか一方に取り付け
られ、両フィルタが上記挿抜口に臨むように熱交換エレ
メントを回動変位可能に支点支持する支点部材と、ハウ
ジングの内側壁と熱交換エレメントの端面との何れか他
方に取り付けられ、熱交換エレメントの、ハウジング側
部材との干渉を回避可能に熱交換エレメントの回動位置
をシフトさせるべく上記支点部材を受けるガイド面を含
み、且つ、上記ガイド面と支点部材との相対変位によっ
て熱交換エレメントをメンテナンス位置にガイドするガ
イド部材とを備えていることを特徴としている。
【0021】
【作用】上記構成からなる本発明の請求項1における天
井埋込形熱交換器によれば、熱交換エレメントを、ハウ
ジング内の装着位置と挿抜口近傍のメンテナンス位置と
の間で昇降させることにより、熱交換エレメントと挿抜
口の周囲とを干渉させることなく熱交換エレメントを変
位させることができる。
【0022】また、請求項2記載の構成によれば、保持
部材により装着位置に保持されている熱交換エレメント
が保持部材から解放されると、案内部材によって第1、
第2のフランジ部が下方に案内されることにより、熱交
換エレメント全体が下方に変位する。そして、他方の案
内部材に設けられた着脱部から対応するフランジ部を離
脱させ、一方の案内部材に設けられた支点部を中心に熱
交換エレメントを回動することにより、熱交換エレメン
トをハウジングの外側で回動させることができる。
【0023】さらに、請求項3記載の構成によれば、着
脱部に係止手段を係止させることにより、熱交換エレメ
ントをハウジングの外側に露出させた状態で所定の姿勢
に維持することができる。さらに、請求項4記載の天井
埋込形熱交換器によれば、熱交換エレメントの装着時に
おいて、案内部材の引っ掛け部に熱交換エレメントの係
止部を係止させることにより、案内部材の引っ掛け部と
保持部材との間で熱交換エレメントが締めつけられ、熱
交換エレメントが堅固に保持される結果、案内部材は、
当該熱交換エレメントを保持する保持手段として機能す
る。他方、挿抜口の近傍に配設されている引っ掛け部か
ら係止部を離脱させることにより、案内部材は、請求項
1の構成と同様に、熱交換エレメントをハウジングの挿
抜口近傍へ案内する案内手段として機能する。
【0024】加えて、請求項5記載の天井埋込形熱交換
器によれば、熱交換エレメントの装着時においては、案
内部材と保持部材との間で熱交換エレメントのフランジ
部を挟持している状態で鉤部を係止具に係止することに
より、案内部材は、当該熱交換エレメントの空気経路か
ら外れた位置で熱交換エレメントを保持する保持手段と
して機能する。他方、鉤部を係止具から離脱させ、案内
部材をハウジングの挿抜口側へ延びる姿勢に変位させる
ことにより、案内部材は、請求項1の構成と同様に、熱
交換エレメントをハウジングの挿抜口近傍へ案内する案
内手段として機能する。
【0025】さらに、請求項6記載の構成によれば、エ
レメント装着機構による熱交換エレメントの保持状態を
解除し、さらに、回動支持手段によって、熱交換エレメ
ントを回動させることにより、熱交換エレメントは、そ
の端面と対向している回動中心を軸として回動し、フィ
ルタを室内側に露出することができる。さらに、請求項
7記載の構成によれば、フランジ部とアングル材との間
で空気の流通経路の一部を間仕切るに当たり、横方向に
延びる一対のフランジ部のうち、対応するアングル材の
下面に対向するものは、連結手段により当該アングル材
と一体的に連結されるので、比較的簡素な構造で、回動
時の干渉を防止することができる。また、横方向に延び
る上記一対のフランジ部のうち、対応するアングル材の
上面に対向するものは、熱交換エレメントが回動支持手
段により締めつけ方向の力を当該上面に対向するフラン
ジ部に伝達することになる結果、単に当該アングル材の
上に載置されているだけで充分なシールを行なうことが
できるので、比較的簡素な構造で良好な気密性を得るこ
とができる。
【0026】加えて、請求項8記載の構成によれば、熱
交換エレメントは、ハウジングに対し着脱可能に支持さ
れることになる。特に、請求項9記載の構成によれば、
簡素な構成で取付け手段を構成することができる。さら
に、請求項10記載の構成によれば、支点部材と熱交換
エレメントとの干渉を回避した状態で、熱交換エレメン
トを一対のガイド部材に対して挿抜することができる。
【0027】さらに、請求項11記載の構成によれば、
熱交換エレメントの端面に設けたガイド部によって、熱
交換エレメントを一対のガイド部材に対して挿入する際
に、いわゆる探り入れを行なうことができる。さらに、
請求項12記載の構成によれば、熱交換エレメントの端
面の挿抜を案内する案内部が一対のガイド部材に形成さ
れているので、熱交換エレメントの挿入過程において、
熱交換エレメントの端部を案内部によってガイドするこ
とができる。
【0028】また、請求項13記載の構成によれば、熱
交換エレメントを回動させる際に、シール部材がハウジ
ングの内壁に干渉するのを防止することができる。さら
に、請求項14記載の構成によれば、シール部材の下端
に設けられた重錘体が、熱交換エレメントを流通する空
気により当該シール部材が変形するのを阻止可能な重量
を有しているので、シール部材の下端側が浮揚するのを
防止することができる。
【0029】また、請求項15記載の構成によれば、回
動中心が熱交換エレメントの略中央部に配設される結
果、熱交換エレメントの回動半径を概ね最小寸法に設定
することができる。さらに、請求項16記載の構成によ
れば、熱交換エレメントをガイド部材によってガイドし
ながら支点部材を中心に回動させることにより、何ら熱
交換エレメントをハウジング側部材と当接させることな
く、装着位置とメンテナンス位置との間で熱交換エレメ
ントを変位させることができる。
【0030】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ま
しい実施例について詳述する。図1は本発明の一実施例
における天井埋込形熱交換器の要部を示す概略斜視図で
あり、図2から図5は、上記実施例の作用を示す概略断
面図である。先ず、図1及び図2を参照して、本実施例
の天井埋込形熱交換器は、箱型のハウジング11と、ハ
ウジング11の内外に挿抜される熱交換エレメント20
と、熱交換エレメント20をハウジング11の内部に対
し着脱可能に保持するエレメント装着機構とを備えてい
る。
【0031】ハウジング11は、天井板Sによって室内
空間S1と仕切られた天井空間S2内に配設されてお
り、且つ、内部に後述する熱交換エレメント20を初め
とする種々の機能部品を挿抜するための挿抜口11aを
下部に有している。挿抜口11aは、通常は、図2に示
すように、化粧パネル15によって閉塞されており、ハ
ウジング11内には、化粧パネル15に形成された空気
通路のみを介して室内とハウジング内部とを連通してい
る。
【0032】ハウジング11の両側面には、図外のステ
ー金具が固定されており、このステー金具を介して連結
される四本のステー(図示せず)によって、天井裏に吊
り下げられている。上記ハウジング11の内壁には、概
ね水平に延びる一対の保持部材12A、13Aが固定さ
れている。各保持部材12A、13Aは、それぞれハウ
ジング11内の所定位置に熱交換エレメント20を着脱
可能に保持する、ハウジング側装着部材12、13を構
成するものである。
【0033】図1に示すように、各保持部材12A、1
3Aは、ハウジング11の内壁に固定される垂直片12
a、13aと、垂直片12a、13aの下端から略水平
に延びる水平片12b、13bとを一体に備えた略L字
形断面形状の鋼材である。水平片12b、13bには、
支軸12c、13cを中心に回動する一対の止具12
d、13dが、対応する水平片12b、13bの長手方
向に対向する位置に取り付けられている。各止具12
d、13dは、本実施例において、後述するフランジ部
FL1、FL2をそれぞれ水平片12b、13bとの間
で挟持することにより、保持部材12A、13Aと共
に、装着時の熱交換エレメント20の横方向に対向する
一対の稜線部をそれぞれハウジング11内の所定位置に
着脱可能に保持する一対の保持部材を構成するものであ
る。
【0034】一方の止具12d間には、長手方向に長軸
が連続する一対の長孔12eが穿設されており、他方の
止具13d、13d間には、長手方向に長軸が連続する
二対の長孔13eが穿設されている。図2を参照して、
上記熱交換エレメント20は、和紙等の熱伝導性のよい
シート状の素材を所定の形状に形成し、さらに積層する
ことにより、室内空間S1へ導入される空気を流通させ
る流路P1と室外へ排出される空気を流通させる流路P
2を有する四角柱形状に形成されている。そして、熱交
換エレメント20の側面には、熱交換されるべき空気の
一方を流通させる第1の流通口21aと、他方の空気を
流通させる第2の流通口21bとが形成されており、当
該熱交換エレメント20の配設時において、各流通口2
1a、21bが上下に並んでいる。各流路P1、P2の
上流側の流通口には、除塵用のフィルタF1、F2が着
脱自在に固定されている。
【0035】図1を参照して、上記熱交換エレメント2
0の外郭縁部には、金属製のフレーム部材FLが固定さ
れている。上記フレーム部材FLは、当該熱交換エレメ
ント20がハウジング11内に装着されている装着時
(図1の状態)において、当該熱交換エレメント20の
横方向に対向する一対の稜線部から当該対向方向に延び
る第1、第2のフランジ部FL1、FL2と、縦方向に
対向する一対の稜線部から当該対向方向に延びる第3、
第4のフランジ部FL3、FL4を一体に備えている。
【0036】図1に示すように、第1のフランジ部FL
1には、長手方向に延びる一対の長孔FL11が穿設さ
れている。各長孔FL11は、ハウジング11の保持部
材12に穿設された一対の長孔12eと上下方向に対向
している。そして、各長孔12e、FL11には、全体
が下向きに開くコの字形の案内棒30の両端が、保持部
材12の上方から貫通している。案内棒30は、熱交換
エレメント20の一稜線部を挿抜口11a近傍へ案内す
る案内部材の一方を構成するものであり、各両端部を概
ね逆三角形に屈曲して形成した引っ掛け部30aと、保
持部材12の水平片12b上で揺動可能に架設される基
端部30bと、保持部材12A、13Aから挿抜口に向
かって延びる本体部30cを一体に備えた鋼棒により構
成されている。一方の保持部材12に設けられた案内棒
30の上記引っ掛け部30aは、フランジ部FL3の下
面を回動可能に受ける支点部a1を備えており、他方の
保持部材13に設けられた案内棒30の上記引っ掛け部
30aは、対応する第2のフランジ部FL2を挿抜口1
1aの近傍で着脱可能な着脱部を構成している。
【0037】次に、第2のフランジ部FL2には、長手
方向に延びる二対の長孔FL21が穿設されている。各
長孔FL21は、ハウジング11の保持部材13に穿設
された二対の長孔13eと上下方向に対向している。そ
して、各長孔13e、FL21には、対応する一対の案
内棒30の両端が、保持部材13の上方から貫通してい
る。
【0038】上記案内棒30の両端は、自由状態におい
て、互いに反発する方向に開くように形成されており、
上述の通り両端を対応する長孔12e、FL11(13
e、FL21)に嵌入する際には、互いの反発力に抗し
て両者を近接させ、嵌入後は、両者の反発力によって、
対応する長孔12e、FL11(13e、FL21)の
端部に係合するようにしている。
【0039】第3のフランジ部FL3は、熱交換エレメ
ント20の装着時において、ハウジング11の天板内面
に当接している。この第3のフランジ部FL3の当該第
1のフランジ部FL1に臨む面には、当該熱交換エレメ
ント20の外周方向において一方の引っ掛け部31aに
対向する係止手段としての引っ掛け金具FL31が固定
されている。この引っ掛け金具FL31は、詳しくは後
述するように、着脱部としての上記引っ掛け部30aか
らそれに対応する稜線部が離脱した際に上記引っ掛け部
30aに係止することにより、熱交換エレメント20を
所定の姿勢に維持するためのものである。
【0040】第4のフランジ部FL4は、下方に延び
て、上記化粧パネル15に当接することにより、化粧パ
ネル15によって支承されている。次に本実施例の作用
について、図1から図5を参照しつつ説明する。先ず、
図2に示す通常の装着状態から、化粧パネル15を取外
し、ハウジング11の挿抜口11aを開放した後、ハウ
ジング11内の保持部材12A、13Aに取り付けられ
た止具12d、13dを回動し、対応するフランジ部F
L1、FL2を保持部材12A、13Aから解放する
と、図1及び図3に示すように、熱交換エレメント20
は、各案内棒30に沿って下方に変位し、各案内棒30
の引っ掛け部30aに形成された支点部a1のところ、
即ち、挿抜口11a近傍で係止される。
【0041】次に、第1のフランジ部FL1が係止して
いる案内棒30の両端を適当な工具または手で互いに接
近させ、引っ掛け部30aを当該第1のフランジ部FL
1の長孔FL11から抜き取ると、図4(A)の矢印R
で示すように、熱交換エレメント20は、第2のフラン
ジ部FL2が係止している一対の案内棒30の支軸部a
1を中心に図において反時計周りに回動する。この時、
好ましくは、図4(B)に示すように、第3のフランジ
部FL3に固定している引っ掛け金具FL31を案内棒
30の引っ掛け部30aに引っ掛けることにより、図4
(A)に示す熱交換エレメント20の引出し状態で熱交
換エレメント20を静止させることができる。本実施例
においては、装着時の上記熱交換エレメント20の第3
のフランジ部FL3に引っ掛け金具FL31を設け、上
記引っ掛け部30aからそれに対応する稜線部が離脱し
た際に上記引っ掛け金具FL31が引っ掛け部30aに
係止するように構成されているので、図4に示すよう
に、熱交換エレメント20を所定の姿勢、即ち、熱交換
エレメント20に固定された両フィルタF1、F2が下
方に向かってハウジング11の外側に露出した姿勢に維
持することができる。この結果、上記姿勢に維持した状
態で熱交換エレメント20自身や熱交換エレメント20
に取り付けられている両フィルタF1、F2のメンテナ
ンス作業を両手で行なうことができるという利点があ
る。
【0042】さらに、図4の状態から第2のフランジ部
FL2側の案内棒30の各引っ掛け部30aを上記と同
様に離脱させると、図5の矢印CRで示すように、熱交
換エレメント20は、引っ掛け金具FL31の係止部分
を中心に、ハウジング11の外側で図において時計周り
に回動し、容易に取外し可能になる。このように本実施
例においては、熱交換エレメント20を挿抜方向に引き
出してメンテナンス作業を行なうことができるので、熱
交換エレメント20がハウジング11の挿抜口11aに
角当たりすることがなく、熱交換エレメント20やハウ
ジング11の挿抜口側部材の損傷を確実に防止すること
ができる。
【0043】特に本実施例においては、熱交換エレメン
ト20をハウジング11の外側で回動させることができ
るので、熱交換エレメント20の取外しも容易に行なう
ことができるという利点がある。さらに、本実施例の構
成によれば、熱交換エレメント20をハウジング11の
外側に露出させた状態で所定の姿勢に維持することがで
きるので、その状態でメンテナンス作業を両手で行なう
ことができ、一層メンテナンスが容易になるという利点
がある。
【0044】加えて本実施例においては、熱交換エレメ
ント20を保持するための部材として、支軸12c、1
3cにより各保持部材12A、13Aに軸支された止具
12d、13dを採用しているので、紛失する虞れがな
いという利点がある。次に、本発明の図6以下の実施例
について説明する。図6は、本発明の別の態様における
天井埋込形熱交換器の概略を示す分解斜視図であり、図
7は、上記天井埋込形熱交換器における要部を示す概略
斜視図であり、図8は、上記天井埋込形熱交換器の一部
を断面で示す概略側面図であり、図9は、上記天井埋込
形熱交換器における要部を示す拡大断面図であり、図1
0から図14は、上記天井埋込形熱交換器のメンテナン
ス工程を示す概略断面図である。
【0045】先ず、図6及び図10を参照して、本実施
例におけるハウジング11の内壁には、概ね水平に延び
る一対のアングル材112、113が固定されている。
各アングル材112、113は、熱交換エレメント12
0を図10に示す所定の装着位置に着脱可能な状態で保
持する一対の保持部材を構成するものである。図10に
示すように、一方のアングル材112は、横断面形状が
略F字形に形成された鋼材であり、ハウジング11の内
壁に固定される基板部112aと、基板部112aの上
端から直角に屈曲する天板部112bと、天板部112
bと平行に基板部112aの途中部から同一方向に延び
る棚部112cとを一体に備えている。さらに、棚部1
12cと天板部112bとの間には、弾性シール材11
2dが介装されている。
【0046】他方、アングル材113は、ハウジング1
1の内壁に固定される垂直片113aと、垂直片113
aの上端から略水平に延びる水平片113bとを一体に
備えた略L字形断面形状の鋼材である。水平片113b
には、ローレットねじ113dを螺合させるためのねじ
孔113cが、当該ローレットねじ113dの個数だけ
穿設されている。ローレットねじ113dは、本実施例
において、後述するフランジ部FL120をそれぞれ水
平片113bとの間で固定するためのものである。水平
片113bの下面は、上記ローレットねじ113dを開
放した状態で貼着されたシール材113eを備えてい
る。
【0047】図6及び図10に示すように、本実施例に
おけるハウジング11の天井壁には、概ね垂直に延びる
アングル材114が固定されている。アングル材114
は、上記装着位置にある熱交換エレメント120の上端
側の稜線部分を保持すると共に、上記稜線の左右の空気
経路を間仕切るためのものであり、その下端部114a
が熱交換エレメント120の稜線部分の傾斜に沿う角度
に屈曲していると共に、下端部114aの当該熱交換エ
レメント120対向面には、気密性を保持するためのシ
ール材114bが貼着されている。
【0048】図6ないし図10を参照して、本実施例に
おける天井埋込形熱交換器の熱交換エレメント120
は、図1の実施例と同様に和紙等の熱伝導性のよいシー
ト状の素材を所定の形状に形成し、さらに積層すること
により、室内空間へ導入される空気を流通させる流路P
1と室外へ排出される空気を流通させる流路P2を有す
る四角柱形状に形成されている。そして、熱交換エレメ
ント120の側面には、熱交換されるべき空気の一方を
流通させる第1の流通口21aと、他方の空気を流通さ
せる第2の流通口21bとが形成されており、当該熱交
換エレメント120の配設時において、各流通口21
a、21bが上下に並んでいる。各流路P1、P2の上
流側の流通口には、除塵用のフィルタF1、F2が着脱
自在に固定されている。
【0049】図6及び図10によく示されているよう
に、上記熱交換エレメント120の外郭縁部には、金属
製のフレーム部材FLが固定されている。上記フレーム
部材FLは、当該熱交換エレメント120がハウジング
11内に装着されている装着位置の状態(図10の状
態)において、当該熱交換エレメント120の横方向に
対向する一対の稜線部から当該対向方向に延びる第1、
第2のフランジ部FL110、FL120と、縦方向に
対向する一対の稜線部の上側に固定された覆い部FL1
30と、縦方向に対向する一対の稜線部の下側から下方
に延びる第4のフランジ部FL140とを一体的に担持
するためのものである。
【0050】上記エレメント装着機構は、装着姿勢(図
10の状態にある姿勢)にある上記熱交換エレメント1
20を、ハウジング11の内部に保持するためものであ
り、上述した各アングル材112、113、114と、
熱交換エレメント120に設けられたフランジ部FL1
10、FL120等により具体化されるものである。本
実施例において、上記装着姿勢は、他の実施例と同様
に、熱交換エレメント120の端面の対角線が上下左右
に沿う、当該熱交換エレメント120の姿勢をいう。
【0051】第1のフランジ部FL110は、上述した
一方のアングル材112に向かって延びる水平片FL1
11と、水平片FL111の先端から上方に延びる立設
片FL112とを一体的に備えており、上記当接片FL
112を上記一方のアングル材112の弾性シール材1
12dに押し当てることにより、第1のフランジ部FL
110は、アングル材112を介してハウジング11に
担持されると共に、一方のアングル材112との間で空
気の流路を間仕切っている。
【0052】第2のフランジ部FL120は、上述した
他方のアングル材113に向かって延びる平板形状にプ
レス加工された水平部FL121を一体に備えており、
この水平片121には、上記アングル材113のねじ孔
113cに対向する図外の挿通孔が穿設されている。そ
して、この挿通孔を介して上記ローレットねじ113d
を他方のアングル材113のねじ孔113cに螺合させ
ることにより、第2のフランジ部FL120は、他方の
アングル材113を介してハウジング11に担持される
と共に、他方のアングル材113との間で空気の流路を
間仕切っている。
【0053】覆い部FL130は、L字形断面形状に形
成された鋼材で構成されており、上記アングル材114
によって、所定の位置に保持されていると共に、アング
ル材114のシール材114bとの間で空気の流路を間
仕切っている。第3のフランジ部FL140は、下方に
延びて化粧パネル15(図8参照)に当接するシール部
材FL141を一体に備えている。シール部材FL14
1は、装着姿勢にある上記熱交換エレメント120の最
下部の稜線部に設けられ、上記熱交換エレメント120
が装着姿勢にあるときにおいて、下方に延びて空気流路
の一部を間仕切ると共に、後述する回動動作における上
記熱交換エレメント120の、装着姿勢とメンテナンス
姿勢との間の回動過程において、ハウジング11との干
渉を少なくとも緩和できるように湾曲可能な可撓性を有
する薄板材で形成されており、上記化粧パネル11との
間で空気の流路を間仕切っている。シール部材FL14
1の材質としては、ゴムが最適である。また、「少なく
とも緩和」とは、本実施例のように、ハウジング11と
シール部材FL141との干渉を完全に回避できる場合
を含む他、異音や回動不良を防止できる程度に干渉の程
度を軽減する場合の双方を含む概念である。なお図7及
び図8において、110は、ハウジング11と天井板S
との間の高さを調整するためのチャンバである。
【0054】図9を参照して、上記熱交換エレメント1
20は、両端面に端板121を備えている。さらに各端
板121には、弾性を有するシール材122が貼着され
ており、各シール材122は、スライド板123によっ
て覆われている。図6にも示されているように、上記ス
ライド板123は、所定位置に略コの字形の切込み部1
24が設けられており、この切込み部124の切り起こ
し部分125が上記シール材123側へ入り込むことに
より、上記切込み部124によって次に説明する回動支
持手段Mとの干渉を回避する空間が区画されている。
【0055】回動支持手段M1は、熱交換エレメント1
20を、上記装着時における装着姿勢と、当該熱交換エ
レメント120の両フィルタF1、F2が上記挿抜口1
1aの近傍で室内側に露出するメンテナンス姿勢(図1
4の状態にある姿勢)とに変位可能に支持するためのも
のである。図6、図7、及び図9に示すように、回動支
持手段Mは、ハウジング11に固定される支点部材とし
ての段付ボルトM1と、段付ボルトM1によって回動可
能に支持されるガイド部材M2とを備えている。
【0056】図9に示すように、段付ボルトM1は、上
記ハウジング11の側壁の所定位置に螺合するねじ部M
11、ねじ部M11の一端に延設される大径軸部M1
2、大径軸部M12の一端に延設される頭部M13とを
備えている。そして、ハウジング11と頭部M13との
間で上記ガイド部材M2を挟んだ状態で上記ガイド部材
M2を大径軸部M12上に支持している。
【0057】上記ガイド部材M2は、熱交換エレメント
120の端部に着脱可能に固定されて熱交換エレメント
120と一体的に変位するものであり、大径軸部M12
に担持される基板部M21を備えている。基板部M21
は、熱交換エレメント120の端面形状に対応する矩形
に形成されており、その略中央部から、一辺方向に沿っ
て延びる、ガイド面としての長孔M22が形成されてい
る。そして、この長孔M22に上記大径軸部M12を挿
通させることにより、後述の通り、熱交換エレメント1
20のハウジング側部材との干渉を回避可能に熱交換エ
レメント120の回動位置をシフトさせるべく上記大径
軸部M12を受けている。
【0058】図6及び図7に示すように、基板部M21
は、上記長孔M22の長手方向と直交する方向に対向す
る両辺から連設される一対の側板M23、M24を備え
ている。両側板M23、M24は、長孔M22の当該基
板部M21中央部側に対向する基板部M21の一辺に連
設された連設側板M25と連続している。これにより、
各側板M23、M24、M25は、基板部M21の三辺
に略コの字形に延設されている。
【0059】他方、基板部M21の、当該連設側板M2
5と対向する辺は開放されており、この側板M23、M
24、M25の開放端が、ガイド部材M2の内面部分に
熱交換エレメント120の端部を挿抜するための挿抜部
M26を構成している。さらに、両側板M23、M24
の挿抜部M26部分には、互いに上記長孔M22の長手
方向と直交する方向に反発するように対向する鍔部M2
3a、24aが延設されており、各鍔部M23a、M2
4aには、ねじ孔M23b、M24bが穿設されてい
る。上記鍔部M23a、M24aは、熱交換エレメント
120の端部の挿入を案内する案内部を構成している。
そして、このねじ孔M23b、M24bに螺合するビス
M27、M28により、上記挿抜部M26の蓋体M29
が着脱自在に固定されている。
【0060】図10に示すように、上記段付ボルトM1
は、装着位置にある熱交換エレメント120を保持した
状態にあるガイド部材M2の、当該長孔M22の斜め下
部分に対向する位置に固定されている。そして、この状
態で段付ボルトM1とガイド部材M2を組み合わせるこ
とにより、段付ボルトM1は、熱交換エレメント120
の両フィルタF1、F2が上記挿抜口11aに臨むよう
に熱交換エレメント120を回動変位可能に支点支持す
ることになり、ガイド部材M2は、熱交換エレメント1
20のハウジング側部材との干渉を回避可能に熱交換エ
レメント120の回動位置をシフトさせるべく上記段付
ボルトM1を受けると共に、長孔M22と段付ボルトM
1との相対変位によって熱交換エレメント120をメン
テナンス位置にガイドすることになる。
【0061】次に図10から図14を参照しつつ、本実
施例の作用について詳述する。以上の構成において、図
10の装着位置にある熱交換エレメント120の各フィ
ルタF1、F2のメンテナンス作業を行なう際には、先
ず、図11に示すように、ローレットねじ113dをア
ングル材113のねじ孔113cから螺脱させ、熱交換
エレメント120をハウジング11に対して解放する
と、熱交換エレメント120は、図11の矢印A1に示
すように、段付ボルトM1を中心として、図において時
計周り方向に回動する。この回動動作に伴って、熱交換
エレメント120の両端に固定されたガイド部材M2も
一体的に回動する結果、各ガイド部材M2の長孔M22
は、図の傾斜姿勢から垂直姿勢へと変位する。この結
果、長孔M22が段付ボルトM1の大径軸部M12と係
合している位置が熱交換エレメント120の自重でスラ
イドすることにより、熱交換エレメント120の回動位
置がシフトし、熱交換エレメント120は、図12に示
すように、ハウジング側部材との干渉を回避しながら下
方にガイドされつつ回動する。
【0062】そして、図13に示すように、段付ボルト
M1の大径軸部M12に対する当該長孔M22の係合位
置は、長孔M22が略垂直になった時点で当該垂直方向
上端部にシフトし、その後、図14に示すように、熱交
換エレメント120の重心と段付ボルトM1とが垂直方
向に並んだ状態で熱交換エレメント120は静止する。
ここで、各フランジ部FL110〜FL140の質量を
予め所定の配分に設定しておくことにより、図14に示
すように、両フィルタF1、F2が何れも挿抜口11a
の近傍で室内側に露出した状態で熱交換エレメント12
0を静止させることができる。
【0063】このように本実施例においても、熱交換エ
レメント120の端面と対向している回動中心を軸とし
て熱交換エレメント120を回動させて、フィルタF
1、F2を室内側に露出することができるので、熱交換
エレメント120の回動半径を当該熱交換エレメント1
20の対角線長さよりも短くすることができる。この結
果、本実施例においても、熱交換エレメント120がハ
ウジング11の挿抜口11aに角当たりすることがな
く、熱交換エレメント120自身やハウジング11側部
材、特に、挿抜口側部材の損傷を確実に防止することが
できる。また、この実施例の構成では、熱交換エレメン
ト120を下方にシフトさせることができるので、一層
作業性が向上するという利点がある。
【0064】加えて、本実施例によれば、熱交換エレメ
ント120は、ハウジング11に対し着脱可能に支持さ
れることになるので、熱交換エレメント120の端面と
対向している回動中心を軸として回動させる構成を実現
するに当たり、熱交換エレメント120自身のメンテナ
ンスも可能になるという利点がある。特に、本実施例の
ような取付け手段(ガイド部材M2等)を採用した場合
には、簡素な構成で取付け手段を構成することができる
ので、この点からも、廉価な製品を提供することができ
るという利点がある。
【0065】さらに、本実施例によれば、熱交換エレメ
ント120の挿入過程或いは抜き出し過程において、熱
交換エレメント120を鍔部M23a、M24aによっ
てガイドすることができるので、熱交換エレメント12
0の挿抜作業が容易になるという利点がある。また、本
実施例によれば、熱交換エレメント120を回動させる
際に、シール部材FL141がハウジング11の内壁に
干渉するのを防止することができるので、熱交換エレメ
ント120の回動を円滑に行なうことができるという利
点がある。
【0066】次に、図15〜図17を参照して、本発明
のさらに別の実施例について詳述する。図15は、本発
明のさらに別の実施例における天井埋込形熱交換器の要
部を示す概略斜視図であり、図16は、上記実施例の装
着状態を示す概略図であり、図17は、上記実施例の要
部拡大図である。
【0067】これらの図を参照して、本実施例は、 各ハウジング側装着部材12、13の止具12d、
13dに代えて、フレーム部材(エレメント側装着部
材)FLの第4のフランジ部FL4に、熱交換エレメン
ト20の装着時において案内棒30の引っ掛け部30b
に係脱可能に係止する係止部FL40を設けている点、 第1、第2のフランジ部FL1、FL2に切欠FL
111、FL211を設けて、長孔FL11、FL21
に対し、案内棒30の本体部30cを切欠FL111、
FL211を介して挿抜可能に構成している点、及び 案内棒30の引っ掛け部30aの形状を略矩形に構
成している点 が図1の実施例と相違している。
【0068】上記係止部FL40は、上記第4のフラン
ジ部FL4の基端側両面に固定される固定基端部FL4
1と、固定基端部FL41から斜め下方に延びる係止本
体部FL42とを一体に備えている。係止本体部FL4
2の下端部近傍には、当該熱交換エレメント20の長手
方向に延びる長孔FL43が設けられており、長孔FL
43に対して、係止本体部FL42の下端に形成された
切欠FL44から案内棒30の引っ掛け部30aを係脱
可能に構成している。
【0069】本実施例の構成によれば、図16に示すよ
うに、熱交換エレメント20の装着時において、案内棒
30の引っ掛け部30aに熱交換エレメント20の係止
部FL40を係止させることにより、案内棒30の引っ
掛け部30aと保持部材12A、13Aとの間で熱交換
エレメント20が締めつけられ、熱交換エレメント20
が堅固に保持される結果、案内棒30は、当該熱交換エ
レメント20を保持する保持手段として機能する。他
方、挿抜口(図2参照)近傍に配設されている引っ掛け
部30aから係止部FL40を離脱させることにより、
案内棒30は、図1の構成と同様に、熱交換エレメント
20をハウジングの挿抜口(図2参照)近傍へ案内する
案内手段として機能する。
【0070】本実施例においては、案内棒30が、熱交
換エレメント20をハウジングの挿抜口近傍へ案内する
ための案内機能ばかりでなく、熱交換エレメント20を
保持するための保持機能をも兼ねているので、紛失する
虞れのあるローレットねじ等の固定用部材が不要になる
という利点がある。特に、挿抜口11aの近傍に配設さ
れている引っ掛け部30aに対して係止部FL40を着
脱させることにより、装着作業を行なうことができるの
で、装着作業を保持部材12A、13Aよりも下方で行
なうことができる結果、手が届きやすくなって熱交換エ
レメント20の着脱作業を一層容易に行なうことができ
るという利点がある。
【0071】なお、その他の構成及び作用効果は、図1
の実施例と同様なので、説明を省略する。次に、図18
及び図19に示すさらに別の実施例について詳述する。
図18は本発明のさらに別の実施例における天井埋込形
熱交換器の要部を示す概略斜視図であり、図19は、上
記実施例の熱交換エレメント装着時における要部を示す
概略斜視図である。
【0072】図18及び図19を参照して、本実施例の
天井埋込形熱交換器における保持部材12A、13A
は、両端に略コの字形の案内棒230をそれぞれ備えて
おり、これらの案内棒230によって案内部材を構成し
ている。上記案内棒230は、当該保持部材12A、1
3Aの水平片12b上面に係止する基端部230aと、
基端部230aから水平片12bを貫通して下方に延び
る本体部230bと、本体部230bの下端から基端部
230aと同一方向に延びる鉤部230cとを一体に備
えた棒材である。
【0073】上記基端部230aは、図外の支持部材に
よって、水平片12b上のでの回動のみを許容された状
態で支持されており、これによって、案内棒230は、
本体部230bが、装着位置にある熱交換エレメント2
0の第1、第2フランジ部FL1、FL2を挟圧する姿
勢に変位可能に取り付けられている。本実施例におい
て、各保持部材12A、13Aの長手方向一端側に取り
付けられている案内棒230の基端部230aは、熱交
換エレメント20に向かって延びている。また、長手方
向他端側に取り付けられている案内棒230の基端部2
30aは、熱交換エレメント20と反対側に向かって延
びている。また、一端側の案内棒230と他端側の案内
棒230は、それぞれ保持部材12A、13Aの幅方向
一端側と他端側とにずれており、これによって図18及
び図19に示すように、基端部230a、及び鉤部23
0cが、その全長にわたって各保持部材12A、13A
の幅寸法内に収まっている。
【0074】他方、本実施例における熱交換エレメント
20の第1、第2フランジ部FL1、FL2は、上記案
内棒230の本体部230bと係合する係合溝FL20
1、FL202を備えている。各係合溝FL201、F
L202は、対応するフランジ部FL1、FL2の端面
に開いている。次に、本実施例の各保持部材12A、1
3Aの水平片12b、13b下面には、当該各保持部材
12A、13Aの長手方向に並ぶ一対の係止具240、
241が固定されている。各係止具240、241は、
下方に膨出する膨出部240a、241aを一体に備え
た板金部材であり、この膨出部240a、241a内
に、保持姿勢における上記案内棒230の鉤部230c
をそれぞれ係止させるためのものである。
【0075】第1、第2のフランジ部FL1、FL2に
は、各係止具240、241と対向する角窓FL20
3、FL204が穿設されており、図19に示すよう
に、熱交換エレメント20の装着時において、両係止具
240、241の各膨出部240a、241aを下方に
開放するようにしている。本実施例の構成によれば、図
19に示すように、熱交換エレメント20の装着時にお
いては、案内棒230の本体部230bと保持部材12
A、13Aとの間で熱交換エレメント20の第1、第2
のフランジ部FL1、FL2を挟持している状態で、鉤
部230cを係止具240、241に係止することによ
り、案内棒230は、当該熱交換エレメント20の空気
経路から外れた位置で熱交換エレメント20を保持する
保持手段として機能する。従って、メンテナンス作業を
容易に行なうことができ、しかも、紛失する虞れのある
ローレットねじ等の固定用部材が不要になるという利点
がある。
【0076】このように本実施例の構成では、当該熱交
換エレメント20の空気経路から外れた位置で案内棒2
30が熱交換エレメント20を保持することになる結
果、案内棒230による空気圧損を防止することができ
るという利点がある。他方、鉤部230cを係止具24
0、241から離脱させ、案内棒230をハウジングの
挿抜口側へ延びる姿勢に変位させることにより、案内棒
230は、図1や図15の構成と同様に、熱交換エレメ
ント20をハウジングの挿抜口近傍へ案内する案内手段
として機能する。
【0077】次に、本発明の図20以下の実施例につい
て説明する。図20は、本発明のさらに別の態様におけ
る天井埋込形熱交換器の概略を示す分解斜視図であり、
図21は、上記天井埋込形熱交換器の一部を断面で示す
概略断面図であり、図22及び図23は、上記天井埋込
形熱交換器のメンテナンス工程を示す概略断面図であ
る。
【0078】先ず、図20及び図21を参照して、本実
施例において、ハウジング11の内壁には、概ね水平に
対向する一対のアングル材512、513が固定されて
いる。各アングル材512、513は、熱交換エレメン
ト520を図21に示す所定の装着位置に着脱可能な状
態で保持するエレメント装着機構の一部を構成するもの
である。
【0079】図21に示すように、一方のアングル材5
12は、横断面形状が略L字形に形成された鋼材であ
り、ハウジング11の内壁に固定される基板部512a
と、基板部512aの上端から直角に屈曲する天板部5
12bと、天板部512bの上面に貼着される弾性シー
ル材512dとを備えたものである。天板部512bの
自由端側は、僅かに下方に屈曲しており、上記弾性シー
ル材512dは、上記天板512bの屈曲形状に沿った
状態で全面的に天板部512bを覆っている。
【0080】また、他方のアングル材513は、ハウジ
ング11の内壁に固定される垂直片513aと、垂直片
513aの上端から略水平に延びる水平片513bとを
一体に備えた略L字形断面形状の鋼材である。水平片5
13bには、ローレットねじ513dを螺合させるため
のねじ孔513cが、当該ローレットねじ513dの個
数だけ穿設されている。ローレットねじ513dは、本
実施例において、後述するフランジ部FL520を水平
片513bとの間で連結するための連結手段を構成して
いる。水平片513bの下面は、上記ローレットねじ5
13dを開放した状態で貼着されたシール材513eを
備えている。
【0081】図21によく示されているように、本実施
例におけるハウジング11の天井壁には、概ね垂直に延
びるアングル材514が固定されている。アングル材5
14は、上記装着位置にある熱交換エレメント520の
上端側の稜線部を保持すると共に、上記稜線の左右の空
気経路を間仕切るためのものであり、その下端部514
aが熱交換エレメント520の稜線部分の傾斜に沿う角
度に屈曲していると共に、下端部514aの当該熱交換
エレメント520対向面には、気密性を保持するための
シール材514bが貼着されている。
【0082】図20及び図21を参照して、本実施例に
おける天井埋込形熱交換器の熱交換エレメント520
は、図1の実施例と同様に和紙等の熱伝導性のよいシー
ト状の素材を所定の形状に形成し、さらに積層すること
により、室内空間へ導入される空気を流通させる流路P
1と室外へ排出される空気を流通させる流路P2を有す
る四角柱形状に形成されている。そして、熱交換エレメ
ント520の側面には、熱交換されるべき空気の一方を
流通させる第1の流通口21aと、他方の空気を流通さ
せる第2の流通口21bとが形成されており、当該熱交
換エレメント520の配設時において、各流通口21
a、21bが上下に並んでいる。各流路P1、P2の上
流側の流通口には、除塵用のフィルタF1、F2が着脱
自在に固定されている。
【0083】上記熱交換エレメント520の外郭縁部に
は、金属製のフレーム部材FL5が固定されている。上
記フレーム部材FL5は、当該熱交換エレメント520
がハウジング11内に装着されている装着状態(図21
の状態)において、当該熱交換エレメント520の横方
向に対向する一対の稜線部から当該対向方向に延びる第
1、第2のフランジ部FL510、FL520と、縦方
向に対向する一対の稜線部の上側を覆って上記アングル
材514のシール材514bに係止する覆い部FL53
0と、縦方向に対向する一対の稜線部の下側から下方に
延びる第3のフランジ部FL540とを一体的に担持す
るためのものである。
【0084】上記エレメント装着機構は、装着姿勢(図
21の状態にある姿勢)にある上記熱交換エレメント5
20を、ハウジング11の内部に保持するためものであ
り、上述した各アングル材512、513、514と、
熱交換エレメント520に設けられたフランジ部FL5
10、FL520等により具体化されるものである。本
実施例において、上記装着姿勢は、他の実施例と同様
に、熱交換エレメント520の端面の対角線が上下左右
に沿う、当該熱交換エレメント520の姿勢をいう。
【0085】より詳細に説明すると、上記装着姿勢にあ
る上記熱交換エレメント520の端面でみて、横側の稜
線部に設けられる第1、第2のフランジ部FL510、
FL520に対し、ハウジング11に取り付けられた対
応する上記アングル材512、513は、当該熱交換エ
レメント520の回動方向一方側にそれぞれ対向してお
り、上述の通り、各フランジ部FL510、FL520
と対応するアングル材512、513とが協働して空気
流路の一部を間仕切っていると共に、上記一対のフラン
ジ部FL510、FL520のうち、対応するアングル
材512、513の下面に対向するもの(本実施例で
は、アングル材513)は、上記連結手段としてのロー
レットねじ513dにより当該アングル材513と一体
的に連結されている。
【0086】覆い部FL530は、L字形断面形状に形
成された鋼材で構成されており、上記アングル材514
によって、所定の位置に保持されていると共に、アング
ル材514のシール材514bとの間で空気の流路を間
仕切っている。第3のフランジ部FL540は、下方に
延びて化粧パネル15(図21参照)に当接するシール
部材FL541を一体に備えている。シール部材FL5
41は、装着姿勢にある上記熱交換エレメント520の
最下部の稜線部に設けられ、上記熱交換エレメント52
0が装着姿勢にあるときにおいて、下方に延びて空気流
路の一部を間仕切ると共に、後述する回動動作における
上記熱交換エレメント520の、装着姿勢とメンテナン
ス姿勢との間の回動過程において、ハウジング11との
干渉を少なくとも緩和できるように湾曲可能な可撓性を
有する薄板材で形成されており、上記化粧パネル15と
の間で空気の流路を間仕切っている。シール部材FL5
41の材質としては、ゴムが最適である。また、「少な
くとも緩和」とは、本実施例のように、ハウジング11
とシール部材FL541との干渉を完全に回避できる場
合を含む他、異音や回動不良を防止できる程度に干渉の
程度を軽減する場合の双方を含む概念である。
【0087】さらに、上記シール部材FL541の下端
には、重錘体FL542が取り付けられている。重錘体
FL542は、熱交換エレメント520を流通する空気
により当該シール部材FL541が変形するのを阻止可
能な重量を有している。上記重錘体FL542は、図2
0によく示されているように、化粧パネル15(図21
参照)に着地可能なアングル形状に形成されており、上
記化粧パネル15の装着時において、シール部材FL5
41が折れ曲がったりする等の変形を阻止する作用をも
奏することのできる金属材料で構成されている。
【0088】図20によく示されているように、上記熱
交換エレメント520は、両端面にスライド板523を
備えている。スライド板523の内部は、図6の実施例
と同様なシール材及び端板を備えている。上記スライド
板523には、長溝524が形成されている。長溝52
4は、後述する熱交換エレメント520の挿抜方向に長
く延びて、対向する熱交換エレメント520の挿入側の
一辺に開いており、次に説明する回動支持手段M5の支
点部材を挿通するための空間を区画している。
【0089】さらに、上記スライド板523には、ガイ
ド部526が形成されている。ガイド部526は、後述
する熱交換エレメント520の挿入側の一辺に沿う部位
に形成され、且つ、面取り状に傾斜している。回動支持
手段M5は、熱交換エレメント520を、上記装着時に
おける装着姿勢と、当該熱交換エレメント520の両フ
ィルタF1、F2が上記挿抜口11aの近傍で室内側に
露出するメンテナンス姿勢(図23の状態にある姿勢)
とに回動可能に支持するためのものである。
【0090】回動支持手段M5は、ハウジング11に固
定される支点部材としての段付ボルトM1と、段付ボル
トM1によって回動可能に支持されるガイド部材M52
とを備えている。上記段付ボルトM1は、図9で説明し
たものと同様のものであり、ハウジング11と頭部M1
3との間で上記ガイド部材M52を挟んだ状態で上記ガ
イド部材M52を大径軸部M12上に支持している。
【0091】上記ガイド部材M52は、熱交換エレメン
ト520の端部に着脱可能に固定されて熱交換エレメン
ト520と一体的に変位するものであり、大径軸部M1
2に担持される基板部M521を備えている。基板部M
521は、熱交換エレメント520の端面形状に対応す
る略矩形に形成されており、その略中央部に形成された
丸穴M522に上記段付ボルトM1の大径軸部M12を
挿通させることにより、ハウジング11に対して回転可
能に支持されている。
【0092】上記基板部M521は、当該基板部M52
1の三辺に略コの字形に延設される側板M523、M5
24、M525を備えており、これによってガイド部材
M52の内面部分に熱交換エレメント520の端部を挿
抜するための挿抜部M526を構成している。さらに、
上記側板M523、M524、M525の開放端、即
ち、両側板M523、M524の挿抜部M526部分に
は、互いに外向きに開く鍔部M523a、M524aが
延設されている。これら鍔部M523a、M524a
は、熱交換エレメント520の端部の挿入を案内する案
内部を構成するものであり、一方の鍔部M523aに
は、ねじ孔M523bが穿設されている。ここで、上記
熱交換エレメント520の第2のフランジ部FL520
は、両端が長く延びて各鍔部523a、524aに対向
している。そして、上記ねじ孔M523bに螺合するビ
スM527により、各側板M523、M524は、それ
ぞれ熱交換エレメント520の第2のフランジ部FL5
20の両端に着脱可能に取り付けられている。
【0093】次に図21から図23を参照しつつ、本実
施例の作用について詳述する。以上の構成において、図
21の装着姿勢にある熱交換エレメント520の各フィ
ルタF1、F2のメンテナンス作業を行なう際には、先
ず、図22に示すように、ローレットねじ513dをア
ングル材513のねじ孔513cから螺脱させ、熱交換
エレメント520をハウジング11に対して解放する。
これにより、熱交換エレメント520は、図22の矢印
A1に示すように、段付ボルトM1を中心として、図に
おいて時計周り方向に回動する。この回動動作により、
熱交換エレメント520は、図23に示すように、ハウ
ジング側部材との干渉を回避しながら下方にガイドされ
つつ回動し、その後、熱交換エレメント520の重心と
段付ボルトM1とが垂直方向に並んだ状態で熱交換エレ
メント520は静止する。或いは、図23に示すよう
に、アングル材512の先端に、第3のフランジ部FL
540の基端側を当接させて熱交換エレメント520を
係止するようにしてもよい。
【0094】ここで、各フランジ部FL510〜FL5
40の質量を予め所定の配分に設定しておくことによ
り、図23に示すように、両フィルタF1、F2が何れ
も挿抜口11aの近傍で室内側に露出した状態で熱交換
エレメント520を静止させることができる。このよう
に本実施例においても、熱交換エレメント520の端面
と対向している回動中心を軸として熱交換エレメント5
20を回動させて、フィルタF1、F2を室内側に露出
することができるので、熱交換エレメント520の回動
半径を当該熱交換エレメント520の対角線長さよりも
短くすることができる。この結果、本実施例において
も、熱交換エレメント520がハウジング11の挿抜口
11aに角当たりすることがなく、熱交換エレメント5
20自身やハウジング11側部材、特に、挿抜口側部材
の損傷を確実に防止することができる。
【0095】また、本実施例によれば、熱交換エレメン
ト520の回動半径を概ね最小寸法に設定することがで
きるので、上記作用効果を奏するに当たり、一層ハウジ
ング11の小型化に寄与することができるという利点が
ある。さらに、本実施例によれば、上述したエレメント
装着機構を採用することにより、装着姿勢において、水
平に対向するフランジ部FL510、FL520と、そ
れらに対応するアングル材512、513との間で空気
の流通経路の一部を間仕切るに当たり、横方向に延びる
一対のフランジ部FL510、FL520のうち、対応
するアングル材512、513の下面に対向するもの
は、ローレットねじ513dにより当該アングル材51
2、513と一体的に連結されるので、比較的簡素な構
造で、回動時の干渉を防止することができる。また、横
方向に延びる上記一対のフランジ部FL510、FL5
20のうち、対応するアングル材512、513の上面
に対向するものは、熱交換エレメント520が回動支持
手段M5により締めつけ方向の力を当該上面に対向する
フランジ部FL510、FL520に伝達することにな
る結果、単に当該アングル材512、513の上に載置
されているだけで充分なシールを行なうことができるの
で、比較的簡素な構造で良好な気密性を得ることができ
る。従って、本実施例によれば、比較的簡素な構造で、
回動時の干渉を防止することができ、しかも、フランジ
部FL510、FL520とアングル材512、513
との間で空気の流通経路の一部を間仕切るに当たり、良
好な気密性を得ることができ、製造コストを低減するこ
とができるという利点がある。
【0096】加えて、本実施例においても、熱交換エレ
メント520は、ハウジング11に対し着脱可能に支持
されることになるので、熱交換エレメント520の端面
と対向している回動中心を軸として回動させる構成を実
現するに当たり、熱交換エレメント520自身のメンテ
ナンスも可能になるという利点がある。特に、本実施例
のような取付け手段(ガイド部材M52等)を採用した
場合には、簡素な構成で取付け手段を構成することがで
きるので、図6の実施例と同様に、廉価な製品を提供す
ることができるという利点がある。
【0097】加えて、本実施例によれば、長溝524に
より、段付ボルトM1と熱交換エレメント520との干
渉を回避した状態で、熱交換エレメント520を一対の
ガイド部材M52に対して着脱することができる。従っ
て、熱交換エレメント520自身の着脱が容易になる。
しかも、長溝524によって、熱交換エレメント520
の挿入側を確認することができる結果、熱交換エレメン
ト520を装着する際における挿入方向を誤るおそれが
ないという利点がある。
【0098】さらに、本実施例においても、熱交換エレ
メント520の端面に設けたガイド部526によって、
熱交換エレメント520を一対のガイド部材M52に対
して装着する際に、いわゆる探り入れを行なうことがで
きるので、挿入作業が容易になる。加えて、この構成に
おいても、ガイド部526によって、熱交換エレメント
520の挿入側を確認することができるので、熱交換エ
レメント520の装着する際における挿入方向を誤るお
それがないという利点がある。
【0099】さらに、本実施例によれば、熱交換エレメ
ント520の挿入過程或いは抜き出し過程において、熱
交換エレメント520を鍔部M523a、M524aに
よってガイドすることができるので、熱交換エレメント
520の挿抜作業が容易になるという利点がある。ま
た、本実施例においても、熱交換エレメント520を回
動させる際に、シール部材FL541がハウジング11
の内壁に干渉するのを防止することができるので、熱交
換エレメント520の回動を円滑に行なうことができる
という利点がある。
【0100】さらに、本実施例によれば、シール部材F
L541の下端に設けられた重錘体FL542が、熱交
換エレメント520を流通する空気により当該シール部
材FL541が変形するのを阻止可能な重量を有してい
るので、シール部材FL541の下端側が浮揚するのを
防止することができるので、この構成においても、シー
ル部材FL541のシール不良を防止することができる
という利点がある。
【0101】なお上述した実施例は、本発明の好ましい
具体例を例示したものに過ぎない。例えば、上記実施例
において、引っ掛け金具FL31の正面形状を下向きに
開くコの字形に形成しているが、逆L字形に構成しても
よい。また、上記図6から図14に示す実施例では、段
付ボルトM1をハウジング11に固定し、長孔M22を
有するガイド部材M2を熱交換エレメント120の端部
側に固定したが、長孔をハウジング11側に設け、この
長孔に嵌入する支点部材を熱交換エレメント120の端
部に固定してもよい。
【0102】また、ガイド面は、長孔M22に限らず、
溝、凹部等で構成することも可能である。さらに、図6
や図20の実施例において、回動支持手段M、M5の取
付け手段としては、ハウジング11に対して熱交換エレ
メント120、520を挿抜可能に取り付けるためのも
のであれば、どのような形式のものでもよい。即ち、上
記実施例の他、支点部材とハウジング11とを着脱可能
に構成したり、支点部材とガイド部材M2、M52とを
着脱可能な構成にすることも可能である。
【0103】その他、本発明の要旨を変更しない範囲内
で種々の設計変更が可能であることは、云うまでもな
い。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の天井埋込
形熱交換器によれば、熱交換エレメントを挿抜方向に引
き出してメンテナンス作業を行なうことができるので、
熱交換エレメントがハウジングの挿抜口に角当たりする
ことがなく、熱交換エレメントやハウジングの挿抜口側
部材の損傷を確実に防止することができるという顕著な
効果を奏する。
【0105】また、請求項2記載の構成によれば、熱交
換エレメントをハウジングの外側で回動させることがで
きるので、熱交換エレメントの取外しも容易に行なうこ
とができるという利点がある。さらに、請求項3記載の
構成によれば、熱交換エレメントをハウジングの外側に
露出させた状態で所定の姿勢に維持することができるの
で、その状態でメンテナンス作業を両手で行なうことが
でき、一層メンテナンスが容易になるという利点があ
る。
【0106】さらに、請求項4及び請求項5の構成にお
いても、熱交換エレメントをハウジングの外側に露出さ
せた状態で所定の姿勢に維持したり、挿抜口の近傍で着
脱作業を行なうことができるので、メンテナンス作業を
容易に行なうことができる。しかも、案内部材が、熱交
換エレメントをハウジングの挿抜口近傍へ案内するため
の案内機能ばかりでなく、熱交換エレメントを保持する
ための保持機能をも兼ねているので、紛失する虞れのあ
るローレットねじ等の固定用部材が不要になるという利
点がある。
【0107】特に、請求項4記載の構成では、挿抜口の
近傍に配設されている引っ掛け部に対して係止部を着脱
させることにより熱交換エレメントの着脱作業を行なう
ことができるので、装着作業を保持部材よりも下方で行
なうことができる結果、手が届きやすくなって熱交換エ
レメントの着脱作業を一層容易に行なうことができると
いう利点がある。
【0108】他方、請求項5記載の構成では、当該熱交
換エレメントの空気経路から外れた位置で案内部材が熱
交換エレメントを保持することになる結果、案内部材に
よる空気圧損を防止することができる。さらに、請求項
6記載の構成によれば、熱交換エレメントの端面と対向
している回動中心を軸として熱交換エレメントを回動さ
せて、フィルタを室内側に露出することができるので、
熱交換エレメントの回動半径を当該熱交換エレメントの
対角線長さよりも短くすることができる結果、この態様
においても、熱交換エレメントがハウジングの挿抜口に
角当たりすることがなく、熱交換エレメント自身やハウ
ジング側部材、特に、挿抜口側部材の損傷を確実に防止
することができるという顕著な効果を奏する。
【0109】さらに、請求項7記載の構成によれば、比
較的簡素な構造で、回動時の干渉を防止することがで
き、しかも、フランジ部とアングル材との間で空気の流
通経路をシールするに当たり、良好な気密性を得ること
ができるので、製造コストを低減することができるとい
う利点がある。加えて、請求項8記載の構成によれば、
熱交換エレメントは、ハウジングに対し着脱可能に支持
されることになるので、熱交換エレメントの端面と対向
している回動中心を軸として回動させる構成を実現する
に当たり、従来困難であった熱交換エレメント自身のメ
ンテナンスも可能になるという利点がある。
【0110】特に、請求項9記載の構成によれば、簡素
な構成で取付け手段を構成することができるので、廉価
な製品を提供することができるという利点がある。加え
て、請求項10記載の構成によれば、支点部材と熱交換
エレメントとの干渉を回避した状態で、熱交換エレメン
トを一対のガイド部材に対して着脱することができるの
で、熱交換エレメント自身の着脱が容易になり、しか
も、長溝によって熱交換エレメントの挿入側を確認する
ことができるので、熱交換エレメントを装着する際にお
ける挿入方向を誤るおそれがないという利点がある。
【0111】さらに、請求項11記載の構成によれば、
熱交換エレメントの端面に設けたガイド部によって、熱
交換エレメントを一対のガイド部材に対して装着する際
に、いわゆる探り入れを行なうことができるので、挿入
作業が容易になる。加えて、この構成においても、ガイ
ド部によって、熱交換エレメントの挿入側を確認するこ
とができるので、熱交換エレメントの装着する際におけ
る挿入方向を誤るおそれがないという利点がある。
【0112】さらに、請求項12記載の構成によれば、
熱交換エレメントの挿入過程或いは抜き出し過程におい
て、熱交換エレメントを案内部によってガイドすること
ができるので、熱交換エレメントの挿抜作業が容易にな
るという利点がある。また、請求項13記載の構成によ
れば、熱交換エレメントを回動させる際に、シール部材
がハウジングの内壁に干渉するのを防止することができ
るので、熱交換エレメントの回動を円滑に行なうことが
できるという利点がある。
【0113】さらに、請求項14記載の構成によれば、
シール部材の下端に設けられた重錘体が、熱交換エレメ
ントを流通する空気により当該シール部材が変形するの
を阻止可能な重量を有しているので、シール部材の下端
側が浮揚するのを防止することができるので、この構成
においても、シール部材のシール不良を防止することが
できるという利点がある。
【0114】また、請求項15記載の構成によれば、熱
交換エレメントの回動半径を概ね最小寸法に設定するこ
とができるので、請求項6の効果を奏するに当たり、一
層ハウジングの小型化に寄与することができるという利
点がある。さらに、請求項16記載の構成においても、
何ら熱交換エレメントをハウジング側部材と当接させる
ことなく熱交換エレメントの両フィルタを挿抜口に臨ま
せることができるので、この態様においても、熱交換エ
レメントがハウジングの挿抜口に角当たりすることがな
く、熱交換エレメント自身やハウジング側部材、特に挿
抜口側部材の損傷を確実に防止することができるという
顕著な効果を奏する。また、この構成では、熱交換エレ
メントを下方にシフトさせることができるので、一層作
業性が向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における天井埋込形熱交換器
の要部を示す概略斜視図である。
【図2】上記実施例の作用を示す概略断面図である。
【図3】上記実施例の作用を示す概略断面図である。
【図4】上記実施例の作用を示す概略断面図である。
【図5】上記実施例の作用を示す概略断面図である。
【図6】本発明の別の態様における天井埋込形熱交換器
の概略を示す分解斜視図である。
【図7】上記天井埋込形熱交換器における要部を示す概
略斜視図である。
【図8】上記天井埋込形熱交換器の一部を断面で示す概
略側面図である。
【図9】上記天井埋込形熱交換器における要部を示す拡
大断面図である。
【図10】上記天井埋込形熱交換器のメンテナンス工程
を示す概略断面図である。
【図11】上記天井埋込形熱交換器のメンテナンス工程
を示す概略断面図である。
【図12】上記天井埋込形熱交換器のメンテナンス工程
を示す概略断面図である。
【図13】上記天井埋込形熱交換器のメンテナンス工程
を示す概略断面図である。
【図14】上記天井埋込形熱交換器のメンテナンス工程
を示す概略断面図である。
【図15】本発明のさらに別の実施例における天井埋込
形熱交換器の要部を示す概略斜視図である。
【図16】図15の実施例の装着状態を示す概略図であ
る。
【図17】図15の実施例の要部拡大図である。
【図18】本発明のさらに別の実施例における天井埋込
形熱交換器の要部を示す概略斜視図である。
【図19】図18の実施例の熱交換エレメント装着時に
おける要部を示す概略斜視図である。
【図20】本発明のさらに別の態様における天井埋込形
熱交換器の概略を示す分解斜視図である。
【図21】上記天井埋込形熱交換器の一部を断面で示す
概略断面図である。
【図22】上記天井埋込形熱交換器のメンテナンス工程
を示す概略断面図である。
【図23】上記天井埋込形熱交換器のメンテナンス工程
を示す概略断面図である。
【図24】従来例の概略断面図である。
【符号の説明】
11 ハウジング 11a 挿抜口 20 熱交換エレメント 12 ハウジング側装着部材 12A 保持部材 13 ハウジング側装着部材 13A 保持部材 30 案内棒(案内部材) 30a 着脱部 a1 支点部 120 熱交換エレメント 230 案内棒(案内部材) 230a 基端部 230b 本体部 230c 鉤部 FL フレーム部材(エレメント側装着部材) FL1 第1のフランジ部 FL2 第2のフランジ部 FL40 係止部 M 保持手段 M1 支点部材 M2 ガイド部材 M22 長孔(ガイド面)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井内に配設され、且つ、天井から室内と
    連通して内部に機能部品を挿抜するための挿抜口(11a)
    を下部に有するハウジング(11)と、 略四角柱体に形成され、且つ、ハウジング(11)の挿抜口
    (11a) からハウジング(11)の内外に挿抜される熱交換エ
    レメント(20)と、 熱交換エレメント(20)をハウジング(11)の内部に対し着
    脱可能に保持するエレメント装着機構とを備え、上記エ
    レメント装着機構は、 熱交換エレメント(20)に設けられるエレメント側装着部
    材(FL)と、 ハウジング(11)に設けられ、エレメント側装着部材(FL)
    を介して熱交換エレメント(20)をハウジング(11)内の装
    着位置に保持するハウジング側装着部材(12,13) と、 ハウジング側装着部材(12,13) に設けられ、エレメント
    側装着部材(FL)を介してハウジング(11)内の装着位置と
    挿抜口(11a) 近傍のメンテナンス位置との間で熱交換エ
    レメント(20)を昇降可能に案内する案内部材(30,230)と
    を有していることを特徴とする天井埋込形熱交換器。
  2. 【請求項2】上記熱交換エレメント(120) は、装着位置
    において、熱交換エレメント(120)の端面の対角線が上
    下左右に沿う姿勢に配置され、上記エレメント側装着部
    材(FL)は、装着位置にある熱交換エレメント(120) の横
    方向に対向する稜線部に設けられる第1、第2のフラン
    ジ部(FL1,FL2)を含み、上記ハウジング側装着部材(12,
    13) は、各フランジ部(FL1,FL2) とそれぞれ接合する一
    対の保持部材(12A,13A) を含み、一方の保持部材(12A)
    に取り付けられた案内部材(30)は、対応するフランジ部
    (FL1) が係脱可能な状態で当該フランジ部(FL1) を挿抜
    口(11a) の近傍で回動自在に支持する支点部(a1)を備
    え、他方の保持部材(13A) に取り付けられた案内部材(3
    0)は、対応するフランジ部(FL2) を挿抜口(11a) の近傍
    で着脱可能な着脱部(30a) を備えている請求項1記載の
    天井埋込形熱交換器。
  3. 【請求項3】上記エレメント側装着部材(FL)は、上記着
    脱部(30a) からそれに対応するフランジ部(FL1) が離脱
    した際に上記着脱部(30a) に係止することにより、熱交
    換エレメント(20)を所定の姿勢に維持する係止手段(FL3
    1)をさらに含んでいる請求項2記載の天井埋込形熱交換
    器。
  4. 【請求項4】上記熱交換エレメント(120) は、装着位置
    において、熱交換エレメント(120)の端面の対角線が上
    下左右に沿う姿勢に配置され、上記ハウジング側装着部
    材(12,13) は、装着位置にある熱交換エレメント(20)の
    エレメント側装着部材(FL)と接合する保持部材(12A,13
    A) を含み、上記案内部材(30)は、保持部材(12A,13A)か
    ら挿抜口(11a) に向かって延びる本体部(30c) 、本体部
    (30c) の一端側に設けられ、本体部(30c) を保持部材(1
    2A,13A) に取り付ける基端部(30b) 、及び本体部(30c)
    の他端側に設けられ、エレメント側装着部材(FL)を挿抜
    口(11a) の近傍で担持する引っ掛け部(30a) を含み、上
    記エレメント側装着部材(FL)は、熱交換エレメント(20)
    の装着時において当該案内部材(30)の引っ掛け部(30a)
    に係脱可能に係止する係止部(FL40)をさらに含んでいる
    請求項1記載の天井埋込形熱交換器。
  5. 【請求項5】上記熱交換エレメント(120) は、装着位置
    において、熱交換エレメント(120)の端面の対角線が上
    下左右に沿う姿勢に配置され、上記ハウジング側装着部
    材(12,13) は、装着位置にある熱交換エレメント(20)の
    エレメント側装着部材(FL)と接合する保持部材(12A,13
    A) 、及び各保持部材(12A,13A) に固定される止定具(24
    0,241) を含み、上記案内部材(230) は、エレメント側
    装着部材(FL)を係脱させる本体部(230b)、本体部(230b)
    の一端側に設けられ、本体部(230b)が保持部材(12A,13
    A) から挿抜口(11a) に向かって延びるガイド姿勢と当
    該保持部材(12A,13A) との間でエレメント側装着部材(F
    L)を挟持する保持姿勢とに変位可能な状態で、保持部材
    (12A,13A) に取り付けられる基端部(230a)、及び本体部
    (230b)の他端側に設けられ、本体部(230b)のガイド姿勢
    においてエレメント側装着部材(FL)を挿抜口(11a) の近
    傍で担持すると共に、本体部(230b)の保持姿勢において
    上記止定具(240,241) に係脱自在に係止する鉤部(230c)
    を含んでいる請求項1記載の天井埋込形熱交換器。
  6. 【請求項6】天井内に配設され、且つ、天井から室内と
    連通して内部に機能部品を挿抜するための挿抜口(11a)
    を下部に有するハウジング(11)と、 略四角柱体に形成され、空気の流通口(21a,21b) を構成
    する側面に配置される一対のフィルタ(F1,F2) を着脱自
    在に有し、且つ、ハウジング(11)の挿抜口(11a) からハ
    ウジング(11)の内外に挿抜される熱交換エレメント(12
    0,520) と、 熱交換エレメント(120,520) の端面と対向する部位に回
    動中心を有し、且つ、熱交換エレメント(120,520) を、
    ハウジング(11)内への装着時における装着姿勢と、両フ
    ィルタ(F1,F2) が上記挿抜口(11a) を介して室内側に露
    出するメンテナンス姿勢とに回動可能に支持する回動支
    持手段(M,M5)と装着姿勢にある上記熱交換エレメント(1
    20,520) を、ハウジング(11)の内部に保持するエレメン
    ト装着機構とを備えていることを特徴とする天井埋込形
    熱交換器。
  7. 【請求項7】上記装着姿勢は、熱交換エレメント(120,5
    20) の端面の対角線が上下左右に沿う、当該熱交換エレ
    メント(120,520) の姿勢であり、 上記エレメント装着機構は、 上記装着姿勢にある上記熱交換エレメント(120,520) の
    端面でみて、横側の稜線部に設けられる一対のフランジ
    部(FL110,FL510,FL120,FL520) と、 ハウジング(11)に取り付けられ、上記一対のフランジ部
    (FL110,FL510,FL120,FL520) の、当該熱交換エレメント
    (120,520) 回動方向一方側にそれぞれ対向するアングル
    材(112,512,113,513) と、 アングル材(112,512,113,513) とフランジ部(FL110,FL5
    10,FL120,FL520) との間に介装されるシール部材(112d,
    512d,113e,513e) とを備え、各フランジ部(FL110,FL51
    0,FL120,FL520) と対応するアングル材(112,512,113,51
    3) とが協働して空気流路の一部を間仕切っていると共
    に、上記一対のフランジ部(FL110,FL510,FL120,FL520)
    のうち、対応するアングル材(112,512,113,513) の下面
    に対向するものは、連結手段(113d,513d) により当該ア
    ングル材(113,513) と一体的に連結されている請求項6
    記載の天井埋込形熱交換器。
  8. 【請求項8】上記回動支持手段(M,M5)は、ハウジング(1
    1)に対して熱交換エレメント(120,520) を挿抜可能に取
    り付ける取付け手段を備えている請求項6記載の天井埋
    込形熱交換器。
  9. 【請求項9】上記取付け手段は、支点部材(M1)を介して
    それぞれ回転可能にハウジング(11)の内壁に取り付けら
    れる一対のガイド部材(M2,M52)と、熱交換エレメント(1
    20,520) の端部に形成されるスライド板(123,523) とを
    含んでいる請求項8記載の天井埋込形熱交換器。
  10. 【請求項10】上記取付け手段は、上記スライド板(52
    3) に形成され、且つ、一端が熱交換エレメント(520)
    の挿入側の一辺に開いた状態で、当該熱交換エレメント
    (520) を上記ガイド部材(M52) に対して着脱する際に上
    記スライド板(523) と上記支点部材(M1)との干渉を回避
    する長溝(524) を含んでいる請求項9記載の天井埋込形
    熱交換器。
  11. 【請求項11】上記取付け手段は、上記スライド板(52
    3) の、当該熱交換エレメント(520) の挿入側の一辺に
    沿う部位に形成され、且つ、面取り状に傾斜するガイド
    部(526)を含んでいる請求項9記載の天井埋込形熱交換
    器。
  12. 【請求項12】上記一対のガイド部材(M2,M52)は、 上記支点部材(M1)によりハウジング(11)に軸支され、且
    つ、熱交換エレメント(120,520) の端面形状に沿う略矩
    形の基板部(M21,M521)と、 基板部(M21,M521)の三辺に略コの字形に延設される側板
    (M23,M523,M24,M524,M25,M525)と、 上記側板(M23,M523,M24,M524,M25,M525)の開放端(M526)
    に延設され、且つ、熱交換エレメント(120,520) の端部
    の挿入を案内する案内部(M23a,M523a,M24a,M524a) とを
    一体に備えている請求項9記載の天井埋込形熱交換器。
  13. 【請求項13】上記装着姿勢は、熱交換エレメント(12
    0,520) の端面の対角線が上下左右に沿う、当該熱交換
    エレメント(120,520) の姿勢であり、 この装着姿勢にある上記熱交換エレメント(120,520) の
    最下部の稜線部に設けられ、上記熱交換エレメント(12
    0,520) が装着姿勢にあるときにおいて、下方に延びて
    空気流路の一部を間仕切ると共に、上記熱交換エレメン
    ト(120,520) の、装着姿勢とメンテナンス姿勢との間の
    回動過程において、ハウジング(11)との干渉を少なくと
    も緩和できるように湾曲可能な可撓性を有するシール部
    材(FL141,FL541) を備えている請求項6記載の天井埋込
    形熱交換器。
  14. 【請求項14】上記シール部材(FL541) は、熱交換エレ
    メント(520) を流通する空気により当該シール部材(FL5
    41) が変形するのを阻止可能な重量を有する重錘体(FL5
    42) を下端に備えている請求項13記載の天井埋込形熱
    交換器。
  15. 【請求項15】上記回動支持手段(M5)の回動中心は、当
    該熱交換エレメント(520) の略中央部に配設されている
    請求項6記載の天井埋込形熱交換器。
  16. 【請求項16】天井内に配設され、且つ、天井から室内
    と連通して内部に機能部品を挿抜するための挿抜口(11
    a) を下部に有するハウジング(11)と、 略四角柱体に形成され、空気の流通口(21a,21b) を構成
    する側面に配置される一対のフィルタ(F1,F2) を着脱自
    在に有し、且つ、ハウジング(11)の挿抜口(11a) からハ
    ウジング(11)の内外に挿抜される熱交換エレメント(12
    0) と、 熱交換エレメント(120) を、上記装着時における装着位
    置と、当該熱交換エレメント(120) の両フィルタ(F1,F
    2) が上記挿抜口(11a) の近傍で室内側に露出するメン
    テナンス位置とに変位可能に支持する支持手段(M) とを
    備え、上記支持手段(M) は、 ハウジング(11)の内側壁と熱交換エレメント(120) の端
    面との何れか一方に取り付けられ、両フィルタ(F1,F2)
    が上記挿抜口(11a) に臨むように熱交換エレメント(12
    0) を回動変位可能に支点支持する支点部材(M1)と、 ハウジング(11)の内側壁と熱交換エレメント(120) の端
    面との何れか他方に取り付けられ、熱交換エレメント(1
    20) の、ハウジング側部材との干渉を回避可能に熱交換
    エレメント(120) の回動位置をシフトさせるべく上記支
    点部材(M1)を受けるガイド面(M22) を含み、且つ、上記
    ガイド面(M22) と支点部材(M1)との相対変位によって熱
    交換エレメント(120) をメンテナンス位置にガイドする
    ガイド部材(M2)とを備えていることを特徴とする天井埋
    込形熱交換器。
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