JPH074911Y2 - 粉体入りシート材 - Google Patents

粉体入りシート材

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JPH074911Y2
JPH074911Y2 JP1991022124U JP2212491U JPH074911Y2 JP H074911 Y2 JPH074911 Y2 JP H074911Y2 JP 1991022124 U JP1991022124 U JP 1991022124U JP 2212491 U JP2212491 U JP 2212491U JP H074911 Y2 JPH074911 Y2 JP H074911Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
powder
water
filled
sheet material
horizontal
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1991022124U
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English (en)
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JPH04117746U (ja
Inventor
晋一 岩本
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Nichiei Industry Co Ltd
Original Assignee
Nichiei Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は鮮度保持剤、消臭剤、防
虫剤、防カビ剤、乾燥剤、忌避剤、芳香剤、吸水ポリマ
ー等の粉体をシート2枚でサンドイッチし、その粉体の
もった機能を簡便に発揮させることのできる粉体入りシ
ート材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体をエンボス加工等によりシー
ト2枚でサンドイッチにしたり、連続袋状構造物にした
りして粉体のもつ機能を発揮させるシート材がある。こ
の従来のシート材は、単にサンドイッチしているだけで
あるため、切断面より粉体がこぼれたり、粉体が片寄っ
てしまったりと言う欠点があった。また、粉体として吸
水ポリマーを封入した場合は、吸水後膨張するためシー
トとしての形状を保てないシート材であった。
【0003】そこで、例えば、特開昭64−70311
号公報等によって、粉末存在区域と粉末不存在区域とを
形成し、第1シートと第2シートとを粉末不存在区域に
おいて接合した粉体入りシート材が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記改
良された従来の粉体入りシート材にあっても、充填した
粉体が片寄ったり、吸水ポリマーを充填した場合に膨張
して接合部分が剥がれるという欠点が依然として残って
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み提案
されたもので、少なくともいずれか一方が通気性又は通
水性を有する2枚のシートからなり、粉体を充填するた
めの充填部分を取り囲む未充填部分でシールして構成す
る粉体入りシート材であって、上記未充填部分は格子状
に配設され、連続した縦方向のシール部と、該縦方向の
シール部に交差する横方向のシール部とを有し、上記縦
方向のシール部と横方向のシール部とで囲まれる各々独
立した充填部分には粉体を夫々充填し、上記各充填部分
には、横方向の補助シール部を設けて充填した粉体を分
割したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案は上記のような構成により、未充填部分
を縦横方向に切断することができ、切断面より粉体がも
れることがない。また、充填部分に横方向の補助シール
部を作ることによって充填された粉体が縦横方向のシー
ル部に囲まれた空間即ち充填部分の一部に片寄ってしま
うことがない。この縦横方向のシール部と充填部分の横
方向補助シール部とを作ることによって、充填した粉体
を均一に固定、分布させた、切断しても粉体もれのない
シート材ができる。また、粉体として吸水ポリマーを充
填した場合は、吸水前まで充填部分の横方向補助シール
部によって吸水ポリマーは均一に固定されており、吸水
すると体積膨張を起こして接着強度が弱い横方向の補助
シール部がはがれて膨張を許容する。しかし、縦横方向
の未充填部分に接着強度が十分にあるシール部が存在す
るため吸水ポリマーがはみ出すことはない。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図面の実施例に基づいて説明
する。本考案に使用する2枚のシート材は、少なくとも
いずれか一方が通気性又は通水性を有していればよい。
例としては、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン
などの不織布やポリエチレンとパルプの混紗紙など通常
一般に使われている包装材であれば使用可能である。つ
まり、鮮度保持剤、消臭剤、防虫剤、防カビ剤、乾燥
剤、忌避剤、芳香剤等がガスを吸着したり発散したりす
ることのできる通気性を有するものであればよい。ま
た、吸水ポリマーを充填したものや水中などで使用する
場合は、親水性をもった通水性のよいものが望ましい。
もう一方のシート材は目的に応じて同じものでもよい
し、アルミ箔、ポリエチレンコート紙、フィルムなど通
気性のないものでもよい。尚、2枚のシート材だけでは
接着強度が十分でない場合は間に穴あきポリエチレンフ
ィルムなどを入れてバインダーとして利用すれば接着強
度の強い粉体入りシート材が得られる。
【0008】次に、本考案に係る粉体入りシート材につ
いて説明すると、図1がその平面図である。図中、1は
縦方向に設けたシール部であって縦方向の未充填部分に
なる。この部分を中央から切断することによって粉体4
のこぼれを防止することができる。また、横方向にも未
充填部分3、即ち横方向のシール部を作ることによっ
て、横方向にも粉体がこぼれることなく切断することが
できる。つまり、縦横方向に未充填部分(シール部)
1、3を格子状に作ることによって任意の大きさに切断
することができ、しかも粉体4はシート材からこぼれる
ことがない。
【0009】また、充填部分には、充填した粉体4と共
に、横方向の補助シール部2を形成する。この補助シー
ル部2は、粉体4を小さな空間に閉じ込めることによっ
て粉体4の偏りを防ぎ、均一な粉体入りシート材とする
ことに役立っている。
【0010】この充填部分の横方向の補助シール部2が
ないと、充填した粉体4が、包装、輸送中などに縦横方
向のシール部1、3に囲まれた空間の一部に片寄ってし
まう。従って、粉体4の大気との接触面積が小さくなり
粉体4の機能が十分発揮できなくなる。また、粉体4と
して吸水ポリマーを充填した場合、吸水ポリマーが片寄
っていると吸水速度が遅くなったり、吸水ポリマーのな
い空間部分は吸水後も吸水ポリマーがない状態になり、
空間が十分に利用できないことになる。
【0011】図2は図1のA−A′の断面図である。ま
た、図3は吸水ポリマーを充填して粉体入りシート材と
した後、水を吸わせたときの図1のA−A′の断面図で
ある。この場合、充填部分の横方向の補助シール部2
は、接着強度が弱いために剥がれてしまい横方向の未充
填部分3のみがシール部として残っている。これは充填
部分の横方向補助シール2が粉体である吸水ポリマーと
共に2枚のシートを接着しているため接着強度が弱く、
吸水ポリマーに吸水させるまでの仮止めとしての役割を
果たしており、吸水ポリマーの均一な平面分布に役立っ
ている。
【0012】一方、横方向の未充填部分及び縦方向の未
充填部分、即ち横方向のシール部3及び縦方向のシール
部1は、吸水ポリマーが付着していないために十分な接
着強度があり、吸水後、吸水ポリマーが体積膨張を起こ
してもはがれることはない。
【0013】本考案は、この充填部分に横方向の補助シ
ール部2が存在することにより、粉体の片寄りを防止す
ると共に、吸水ポリマーを充填した場合には、当該補助
シール部2が吸水後剥がれることによって、吸水前の平
面的な体積から立方体としての体積を有することが出来
るようになり、吸水ポリマーの体積変化、つまり吸水量
の増加につなげることができるわけである。つまり充填
部分の横方向補助シール部2により均一な平面分布をし
た吸水ポリマーが吸水するときも、縦横方向の未充填部
分のシール部1、3に囲まれた平面的な空間の中で均一
に体積膨張を起こすため、縦横方向の未充填部分のシー
ル部1、3に囲まれた空間を十分に利用することができ
る。即ち、縦横方向に未充填部分1、3を作ると共に、
十分な接着強度を持つシール部を作ることによって、切
断しても粉体がこぼれることなく、また吸水ポリマーの
ように体積膨張を起こしても吸水ポリマーがはみ出すこ
ともないわけである。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、鮮
度保持剤、防虫剤、乾燥剤、芳香剤等のようなガス発散
剤或はガス吸着剤を入れる粉体入りシート材として、縦
横に格子状の未充填部分を作ると共に、充填部分にも横
方向の補助シール部を作ることによって粉体の片寄り防
止することができ、材料の無駄を省き、作業効率の向上
を図ると共に、十分に粉体の機能を発揮できるなどの産
業分野で大きなメリットがあり、しかも構造が簡単で実
用的価値がきわめて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る粉体入りシート材の平面図であ
る。
【図2】図1のA−A′の断面図である。
【図3】吸水ポリマーを充填後、吸水させた場合の図1
のA−A′の断面図である。
【符号の説明】
1 縦方向シール部(縦方向未充填部) 2 横方向補助シール部 3 横方向シール部(横方向未充填部) 4 粉体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともいずれか一方が通気性又は通
    水性を有する2枚のシートからなり、粉体を充填するた
    めの充填部分を取り囲む未充填部分でシールして構成す
    る粉体入りシート材であって、上記未充填部分は格子状
    に配設され、連続した縦方向のシール部と、該縦方向の
    シール部に交差する横方向のシール部とを有し、上記縦
    方向のシール部と横方向のシール部とで囲まれる各々独
    立した充填部分には粉体を夫々充填し、上記各充填部分
    には、横方向の補助シール部を設けて充填した粉体を分
    割したことを特徴とする粉体入りシート材。
JP1991022124U 1991-01-18 1991-01-18 粉体入りシート材 Expired - Lifetime JPH074911Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991022124U JPH074911Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 粉体入りシート材

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JP1991022124U JPH074911Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 粉体入りシート材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04117746U JPH04117746U (ja) 1992-10-21
JPH074911Y2 true JPH074911Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=31907702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991022124U Expired - Lifetime JPH074911Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 粉体入りシート材

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JP (1) JPH074911Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6470311A (en) * 1987-09-07 1989-03-15 Marusan Sangyo Kk Production of powder pack

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JPH04117746U (ja) 1992-10-21

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