JPH0749079Y2 - ワンウェイクラッチの潤滑装置 - Google Patents

ワンウェイクラッチの潤滑装置

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JPH0749079Y2
JPH0749079Y2 JP1990019476U JP1947690U JPH0749079Y2 JP H0749079 Y2 JPH0749079 Y2 JP H0749079Y2 JP 1990019476 U JP1990019476 U JP 1990019476U JP 1947690 U JP1947690 U JP 1947690U JP H0749079 Y2 JPH0749079 Y2 JP H0749079Y2
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outer ring
clutch
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和弘 八木
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
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    • F16D41/066Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用自動変速機等で、トルク伝達、バッ
クストップ、オーバラン等の作動のために使用されるワ
ンウェイクラッチに関し、特にスプラグ又はローラー等
のクラッチ部材を有するワンウェイクラッチの内部へ潤
滑油を導くための潤滑装置に関する。
〔従来の技術〕
一方向の回転力のみを伝え、他方向には空転するワンウ
ェイクラッチにおいて、内輪と外輪の間にスプラグ又は
ローラー等のクラッチ部材を配し、該クラッチ部材は両
側面をサイドプレートに案内され、回転力伝達時には外
輪及び内輪と噛み合い、空転時には滑りを生じるように
したいわゆるスプラグ形又はローラー形のワンウェイク
ラッチはよく知られている。
第27図乃至第32図に、この種ワンウェイクラッチの従来
例を示し説明する。第27図は内輪側からクラッチ部材へ
潤滑油を供給するワンウェイクラッチを示し、第28図は
ワンウェイクラッチの組立図を示し、第29図は第28図の
ワンウェイクラッチの縦断面図を示し、第30図はローラ
ー部の詳細図を示し、第31図は外輪側からクラッチ部材
へ潤滑油を供給するワンウェイクラッチを示し、第32図
はワンウェイクラッチの使用例を示している。
第27図において、内輪側から潤滑油を供給する従来のワ
ンウェイクラッチ1は、内輪2と外輪3とから成り、こ
れらの間にローラー4が介在するとともに、外輪3の内
周面にカム面3aが形成されてローラー4とカム面3aとに
よりカム機構5を構成し、もって外輪3に対して内輪2
を一方向にのみ回転しうるようにしている。すなわち内
輪2は第30図の矢印Aの方向に空転することができる。
外輪3の一側面には段部3bを形成し、この段部3bに第1
のサイドプレート6を配設して第1のサイドプレート6
のセンタリングをする。この第1のサイドプレート6
は、ローラー4の一端面を覆っており、さらにその一部
を折曲げて形成された折曲片6aが内輪2と外輪3の間を
貫通してその先端6bがこれらの他側に突出している。ま
た、外輪3の他側には、ローラー4の他端面に及ぶ第2
のサイドプレート7を配設する。この第2のサイドプレ
ート7には小孔7aが開設してあり、前記第1のサイドプ
レート6の折曲片6aを小孔7aから突出させ、その先端6b
を第2のサイドプレート7の表面においてかしめること
により、第2のサイドプレート7をセンタリングすると
ともに両サイドプレート6、7を外輪3に固定する。内
輪2は、内周面に溝2aを有し、この溝2aに潤滑油を充填
しておき、潤滑油穴2bを介して遠心力により潤滑油をロ
ーラー4に供給するようになっている。
第28図と第30図において、外輪3と内輪2の間には、セ
ンタリングブロック(パッド軸受け)8が配置されてい
る。このセンタリングブロック8は、内輪2と滑り接触
する摺動部8aと、外輪3の内周面に形成された凹部3cに
係合し且つ前記折曲片6aにより支承される折返部8bと、
摺動部8aと折返部8bをつなぐ支持部8cとから成る。セン
タリングブロック8は折返部8bが折曲片6aにより支承さ
れて外輪3の凹部3cに固定されている。
第31図は、外輪側から潤滑油を供給する従来のワンウェ
イクラッチ9を示しており、内輪側から潤滑油を供給す
る従来のワンウェイクラッチ1と同一の部分には同一の
符号を付している。内輪側から潤滑油を供給するワンウ
ェイクラッチ1と異なる点は、内輪2に溝2a及び潤滑油
穴2bがない代りに外輪3に潤滑油穴3cが設けられている
点である。潤滑油は潤滑油穴3cを介してローラー4に供
給される。
ワンウェイクラッチ1の使用例を第32図に示す。ワンウ
ェイクラッチ1はプレート100に内輪2が溶接固定され
て使用される。
ワンウェイクラッチ1、9は、ローラー4が内輪2及び
外輪3との噛み合い、空転による滑りを繰り返すため、
十分な潤滑が行われないと発熱及び摩擦が大きくなる。
また、センタリングブロック8の軸受け機能を満足させ
る為に一定量以上の潤滑油が必要である。従って、回転
むらや焼き付きを起さないためには、表面に油膜を作り
摩耗低減を図るとともに冷却のため十分な潤滑油を供給
してやらねばならない。
そのため、第27図と第31図に示した従来例のように、内
輪2または外輪3に潤滑油穴2b、3cを設けていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ワンウェイクラッチを自動車等の駆動装置内(特に自動
変速機)で使用する場合、特別な潤滑油経路を設けワン
ウェイクラッチ部分の潤滑を行っているが、この潤滑油
経路は、内輪または外輪に設けられた小さな潤滑油穴で
ある場合が多い。この小さな潤滑油穴は、応力集中が発
生しやすく破損寿命低下となるため、内輪及び外輪の肉
厚を増して補強する設計となる。従って、全体としては
重く大きなものとなってしまう。また、小さな潤滑油穴
を明けること自体複雑な加工を要し、コストアップの原
因にもなっている。更に、内輪及び外輪に設けた潤滑油
穴が、ローラーやスプラグ等のクラッチ部材に踏みつけ
られる軌道面に設定されている場合には、ワンウェイク
ラッチが噛み合った時に潤滑油穴を高い面圧でクラッチ
部材が踏みつけるため、潤滑油穴の角の剥離や割れが発
生し易くなる。又、クラッチ部材の面圧も一定とならな
いため、余裕をもった設計をしなければならなかった。
近年、特に自動車用自動変速機等に使用されるワンウェ
イクラッチは、正確な作動と高い信頼性が要求され、且
つ軽量化が求められ、更に安価な部品として供給しなけ
ればならないが、前記した潤滑油穴を設けることはその
弊害となっていた。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するために本考案では、 外周上に軌道面を有する内輪と、内周上に軌道面を有し
該内輪と同軸の外輪と、該内輪の軌道面と該外輪の軌道
面の間に配置され一方向への回転を許容し他方向への回
転を規制するクラッチ部材とから成るワンウェイクラッ
チにおいて、 前記軌道面の外に配置され潤滑剤を該ワンウェイクラッ
チの外側から該クラッチ部材へ案内する案内手段を設け
た。
〔作用〕
本考案においては、前記のように案内手段を設けたの
で、内輪または外輪に潤滑油穴を設けること無しにワン
ウェイクラッチの外の潤滑剤をクラッチ部材に供給する
ことができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に従い説明する。第1図乃至
第3図は本考案による第1実施例で、内輪側からクラッ
チ部材へ潤滑油を供給するワンウェイクラッチ10であ
る。第3図はワンウェイクラッチ10の正面図、第2図は
その断面図、第1図は、ワンウェイクラッチ10の一部拡
大断面図である。
第1図において、ワンウェイクラッチ10は、内輪11と外
輪12とから成り、これらの間にローラー13が介在すると
ともに、外輪12の内周面にカム面12aが形成されてロー
ラー13とカム面12aとによりカム機構14を構成し、もっ
て外輪12に対して内輪11を一方向にのみ回転しうるよう
にしている。外輪12の一側面には段部12bを形成し、こ
の段部12bに第1のサイドプレート15を配設して第1の
サイドプレート15のセンタリングをする。この第1のサ
イドプレート15は、ローラー13の一端面を覆っており、
第2図に示すように、さらにその一部を折曲げて形成さ
れた折曲片15aが内輪11と外輪12の間を貫通してその先
端15bがこれらの他側に突出している。また、外輪12の
他側には、ローラー13の他端面に及ぶ第2のサイドプレ
ート16を配設する。この第2のサイドプレート16には小
孔16aが開設してあり、前記第1のサイドプレート15の
折曲片15aを小孔16aから突出させ、その先端15bを第3
図に示すように第2のサイドプレート16の表面において
かしめることにより、第2のサイドプレート16をセンタ
リングするとともに両サイドプレート15、16を外輪12に
固定する。第2のサイドプレート16は、第1図に最も良
く示すように、その内周縁が全周にわたってワンウェイ
クラッチ10の回転軸方向外方へ突出して、膨らまし形状
部16bを形成している。従って、この膨らまし形状部16b
と内輪11及びローラー13の間には潤滑油経路が形成さ
れ、遠心力により半径方向外方へ流れる潤滑油を膨らま
し形状部16bが受けてローラー13へ供給することができ
る。
第4図乃至第6図は、本考案による第2実施例で、第1
実施例の第2のサイドプレート16の強度とワンウェイク
ラッチ10の動きを考慮して膨らまし形状部16bを断続的
なものとしたものである。従って、第2のサイドプレー
ト16以外は第1実施例と同様である。第6図は第2実施
例の正面図、第5図はその断面図、第4図は、一部拡大
断面図である。
第2のサイドプレート17は、第4図に最も良く示すよう
に、その内周縁の複数部分がプレス切り起し加工されワ
ンウェイクラッチ10の回転軸方向外方へ突出して、6つ
の膨らまし形状部17bを形成している。従って、第1実
施例と同様に、遠心力により半径方向外方へ流れる潤滑
油を膨らまし形状部17bが受けてローラー13に供給する
ことができる。
第7図乃至第10図は、本考案による第3実施例で、第2
のサイドプレートに膨らまし形状部を設けることなし
に、潤滑油を受けるためのオイルキャッチャーを取り付
けている。従って、第2のサイドプレートとオイルキャ
ッチャー以外は、第2実施例と同様である。第9図は、
第3実施例の正面図、第7図はその一部拡大断面図、第
8図は、第2のサイドプレートとオイルキャッチャーの
取付部の拡大断面図、第10図は、センタリングブロク周
りの詳細図である。
第2のサイドプレート18は、第9図に示すように一側か
ら他側へ貫通する6つの貫通穴18aを等角度間隔で設け
ている。第10図に示すように貫通穴18aはセンタリング
ブロック8の内側に通じている。この貫通穴18aには、
オイルキャッチャー19の管状突出部19aに設けられた外
周溝19bが嵌合して、オイルキャッチャー19を第2のサ
イドプレート18に固定している。オイルキャッチャー19
はプラスチック等の弾性部材でつくられているので管状
突出部19aを貫通穴18aに押し込むことができる。オイル
キャッチャー19は、ワンウェイクラッチ10の回転軸方向
外方へ突出し、内周部が円形で外周部が管状突出部19a
を角とするほぼ六角形状をしている。オイルキャッチャ
ー19と第2のサイドプレート18の間には潤滑油経路が形
成され、この潤滑油経路は、管状突出部19aの貫通穴19c
を介してワンウェイクラッチ10の内部のセンタリングブ
ロック8の内側へ連通している。
前記構成により遠心力で半径方向外方へ流れる潤滑油を
オイルキャッチャー19が受けとり、更に遠心力で六角形
状をしたオイルキャッチャー19の角すなわち、管状突出
部19aへ潤滑油が集められて、貫通穴19cを介して潤滑油
がワンウェイクラッチ10の内部のセンタリングブロック
8内へ供給される。
本実施例においてはオイルキャッチャー19を第2のサイ
ドプレート18に取り付けたが第1のサイドプレート15に
取り付けるようにしてもよい。
この第3の実施例においては、第11図に示すように第2
のサイドプレート18の小孔18bから突出している第1の
サイドプレート15の折曲片15aの先端15bを避けるため
に、オイルキャッチャー20の外周をほぼ円形状にして、
管状突出部20aの部分のみ半径方向外方へ突出させる形
としてもよい。
更に本考案によるワンウェイクラッチ10においては、第
12図に示すように、ワンウェイクラッチ10の回転軸方向
外方へ外輪12の全周にわたって突出部21を設けこの突出
部21にキー溝21aを加工して、円環状の止め輪22をこの
キー溝21aに嵌装してといを形成し、遠心力により半径
方向外方へ流れる潤滑油をこのといが受けて、第2のサ
イドプレート23に設けた貫通穴23aを介して潤滑油をワ
ンウェイクラッチ10内部へ供給するようにしてもよい。
また、第13図に示すように、第2のサイドプレート24
に、等角度間隔にほぼ三角形状の打ち出し部24aを設
け、この打ち出し部24aに形成されるほぼ三角形状の開
口24bを介して潤滑油をワンウェイクラッチ10内部へ供
給するようにしてもよい。さらに、内輪11の一側の、こ
の打ち出し部24aに対応する位置に半径方向外方へ延び
る溝11aを設けて、潤滑油が開口24bへ流れ込みやすくし
てもよい。
次に、外輪側からクラッチ部材へ潤滑油を供給するワン
ウェイクラッチ30に本考案を適用した実施例を示す。第
14図は、第4の実施例であり、第2のサイドプレートが
異なる以外は第1の実施例と同様である。第2のサイド
プレート31は、その外周縁がワンウェイクラッチ30の回
転軸方向外方へ突出して膨らまし形状部31aを形成して
いる。従って、ワンウェイクラッチ30が取り付けられて
いる不図示の外部装置に設けられた潤滑油経路から圧送
される潤滑油を第2のサイドプレート31の膨らまし形状
部31aが受け、潤滑油をローラー13へ供給することがで
きる。
第15図及び第16図は、第5図の実施例であり、第2のサ
イドプレート及び外輪以外は第4図の実施例と同様であ
る。第2のサイドプレート32は、その外周縁の複数部分
がワンウェイクラッチ30の回転軸方向外方へ突出して、
膨らまし形状部32aを形成している。また外輪33には、
この膨らまし形状部32aに対応した位置に、外周縁から
内周縁へ半径方向へ延びる溝33aが形成されている。ワ
ンウェイクラッチ30を第15図の矢印B方向から見た図を
第16図に示す。第16図に示すように溝33aを設けたこと
により、不図示の外部装置に設けられた潤滑油経路から
圧送される潤滑油を第2のサイドプレート32に設けた膨
らまし形状部32aに受けやすくなり、潤滑油をローラー1
3へ十分に供給することができる。
第17図は、本考案による第6の実施例で、第2のサイド
プレートに膨らまし形状部を設けることなしに潤滑油を
受けるためのオイルキャッチャーを取り付けている。こ
の第6の実施例は、前記第3の実施例と同様で異なる点
は、オイルキャッチャーが半径方向外方に開口している
点だけである。第3実施例と同様に第2のサイドプレー
ト18は、第17図に示すように、一側から他側へ貫通する
貫通穴18aを設けている。この貫通穴18aに、オイルキャ
ッチャー34の管状突出部34aが嵌合し、前記同様にオイ
ルキャッチャー34を第2のサイドプレート18に固定す
る。オイルキャッチャー34は、半径方向外方に開口して
いるので、不図示の外部装置から圧送される潤滑油を受
けてセンタリングブロック8を介してローラー13へ供給
することができる。
更に本考案においては、第18図及び第19図に示すよう
に、ワンウェイクラッチ内へ連通するパイプを設けて、
潤滑油をローラー13へ供給することができる。第18図に
おいて、第2のサイドプレート35に貫通穴35aを設け
て、この貫通穴35aにパイプ36を嵌合して、不図示の外
部装置から潤滑油をパイプ36を介してローラー13へ供給
することができる。また、第19図において、第2のサイ
ドプレート37に外方へ突出する管状突出部37aを設けこ
の管状突出部37aにパイプ38を取り付けて、不図示の外
部装置から潤滑油をパイプ38を介してローラー13へ供給
することもできる。
第20図乃至第23図は、外輪と内輪の両方向から潤滑油を
供給できるようにした例であり、前記第3実施例と第6
実施例を組合せた例である。第20図と第21図は、遠心力
により流れる潤滑油を受けるオイルキャッチャー19の一
部に切り欠き19aを設け、ここに、外部から圧送される
潤滑油を受けるオイルキャッチャー34を取り付けてい
る。第22図と第23図も前記同様にオイルキャッチャー20
とオイルキャッチャー34を設けている。
第24図乃至第26図は、第11図に示した第3の実施例のオ
イルキャッチャー20の改良例を示している。第24図にお
いて、第2のサイドプレート18の貫通穴18aに取り付け
られたオイルキャッチャー120は管状突出部120aの近傍
に潤滑油を貫通穴18aへ導くための堰120bを設けてい
る。オイルキャッチャー120は、ワンウェイクラッチの
周囲の回転部品から発生し流れてくる潤滑油を受けるた
め、受けた潤滑油は、円周方向の運動量をもち、第25図
の矢印Cで示すようにオイルキャッチャー120内部で回
転する。従って、オイルキャッチャー120内部で回転す
る潤滑油を貫通穴18aへ導くために、潤滑油の回転方向
にたいし貫通穴18aの先に堰120bを設けることにより、
潤滑油は矢印Dで示すように堰120bに当たり貫通穴18a
へ流れ易くなる。第26図は、第25図のE−E線に添った
断面図であり、潤滑油は矢印Fに示すように堰120bに当
たり貫通穴18aへ流れる。
以上本考案によるワンウェイクラッチの潤滑装置を図面
を参照して説明してきたが、本考案は、前記実施例に限
定して解釈されるべきではなく、その趣旨を損ねない範
囲において適宜変更、改良が可能であることはもちろん
である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、サイドプレートに膨らまし形状部を設
けることにより、あるいは、オイルキャッチャーを取り
付けることにより、潤滑油をクラッチ部材へ直接または
センタリングブロックを介してクラッチ部材へ供給する
ことができるので、内輪、又は外輪に潤滑油穴を設ける
必要がなくなり、ワンウェイクラッチの軽量化、コスト
ダウンが可能となる。また、専用の潤滑油穴を設けるこ
とをしないため、ワンウェイクラッチの取付部分の選択
箇所が拡大される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による第1の実施例で、内輪側からク
ラッチ部材へ潤滑油を供給するワンウェイクラッチの一
部拡大断面図、 第2図は、第1実施例のワンウェイクラッチの断面図、 第3図は、第1実施例のワンウェイクラッチの正面図、 第4図は、本考案による第2の実施例のワンウェイクラ
ッチの一部拡大断面図、 第5図は、第2実施例のワンウェイクラッチの断面図、 第6図は、第2実施例のワンウェイクラッチの正面図、 第7図は、本考案による第3の実施例の一部拡大断面
図、 第8図は、第3実施例の第2のサイドプレートとオイル
キャッチャーの取付部の拡大断面図、 第9図は、第3実施例のワンウェイクラッチの正面図、 第10図は、センタリングブロク周りの詳細図、 第11図は、第3実施例の変形例のワンウェイクラッチの
正面図、 第12図は、外輪に止め輪を取り付けた例を示す部分拡大
断面図、 第13図(a)〜(b)は、三角形状の打ち出しをサイド
プレートに設けた例を示す部分拡大断面図とその正面
図、 第14図は、本考案による第4の実施例で、外輪側からク
ラッチ部材へ潤滑油を供給するンウェイクラッチの一部
拡大断面図、 第15図は、第5の実施例のワンウェイクラッチの一部拡
大断面図、 第16図は、第15図の矢印B方向からみた部分拡大図、 第17図は、第6実施例の第2のサイドプレートとオイル
キャッチャーの拡大断面図、 第18図及び第19図は、パイプを設けた例を示すワンウェ
イクラッチの一部拡大断面図、 第20図乃至第23図は、外輪と内輪の両方向から潤滑油を
供給できるように2つのオイルキャッチャーを取り付け
た例を示す図、 第24図は、第3の実施例のオイルキャッチャーの改良例
を示す説明図、 第25図は、第24図の実施例の一部拡大図、 第26図は、第25図の線E−Eに沿った断面図、 第27図は、従来の内輪に潤滑油穴を設けたワンウェイク
ラッチの一部拡大断面図、 第28図はワンウェイクラッチの組立図、 第29図は、第28図のワンウェイクラッチの縦断面図、 第30図は、ローラー部の詳細図、 第31図は、従来の外輪に潤滑油穴を設けたワンウェイク
ラッチの一部拡大断面図、 第32図は、ワンウェイクラッチの使用例を示す図であ
る。 〔主要部分の符号の説明〕 10……ワンウェイクラッチ 11……内輪 12……外輪 13……ローラー 15……第1のサイドプレート 16……第2のサイドプレート 16b,17b,31a,32a……膨らまし形状部 19,34……オイルキャッチャー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周上に軌道面を有する内輪と、内周上に
    軌道面を有し該内輪と同軸の外輪と、該内輪の軌道面と
    該外輪の軌道面の間に配置され一方向への回転を許容し
    他方向への回転を規制するクラッチ部材とから成るワン
    ウェイクラッチにおいて、 前記軌道面の外側に配置されており、かつ該ワンウェイ
    クラッチの外側に飛散している潤滑剤を捕らえる形状に
    形成されており、かつ捕らえた潤滑剤を該クラッチ部材
    へ案内するための案内手段から成り、該案内手段は、該
    クラッチ部材を側面から規制するサイドプレートである
    ことを特徴とするワンウェイクラッチの潤滑装置。
  2. 【請求項2】外周上に軌道面を有する内輪と、内周上に
    軌道面を有し該内輪と同軸の外輪と、該内輪の軌道面と
    該外輪の軌道面の間に配置され一方向への回転を許容し
    他方向への回転を規制するクラッチ部材と、該内輪の軌
    道面と該外輪の軌道面の間に配置され該内輪を該外輪と
    同軸に支持するセンタリングブロックとから成るワンウ
    ェイクラッチにおいて、 前記軌道面の外側に配置されており、かつ該ワンウェイ
    クラッチの外側に飛散している潤滑剤を捕らえる形状に
    形成されており、かつ捕らえた潤滑剤を該クラッチ部材
    へ案内するための案内手段から成り、該案内手段は、該
    クラッチ部材を側面から規制するサイドプレートである
    ことを特徴とするワンウェイクラッチの潤滑装置。
  3. 【請求項3】外周上に軌道面を有する内輪と、内周上に
    軌道面を有し該内輪と同軸の外輪と、該内輪の軌道面と
    該外輪の軌道面の間に配置され一方向への回転を許容し
    他方向への回転を規制するクラッチ部材とから成るワン
    ウェイクラッチにおいて、 前記軌道面の外側に配置されており、かつ該ワンウェイ
    クラッチの外側に飛散している潤滑剤を捕らえる形状に
    形成されており、かつ捕らえた潤滑剤を該クラッチ部材
    へ案内するための案内手段から成り、該案内手段は、該
    クラッチ部材を側面から規制するサイドプレートに取り
    付けられていることを特徴とするワンウェイクラッチの
    潤滑装置。
  4. 【請求項4】外周上に軌道面を有する内輪と、内周上に
    軌道面を有し該内輪と同軸の外輪と、該内輪の軌道面と
    該外輪の軌道面の間に配置され一方向への回転を許容し
    他方向への回転を規制するクラッチ部材と、該内輪の軌
    道面と該外輪の軌道面の間に配置され該内輪を該外輪と
    同軸に支持するセンタリングブロックとから成るワンウ
    ェイクラッチにおいて、 前記軌道面の外側に配置されており、かつ該ワンウェイ
    クラッチの外側に飛散している潤滑剤を捕らえる形状に
    形成されており、かつ捕らえた潤滑剤を該センタリング
    ブロックへ案内するための案内手段から成り、該案内手
    段は、該クラッチ部材を側面から規制するサイドプレー
    トに取り付けられていることを特徴とするワンウェイク
    ラッチの潤滑装置。
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