JPH0749036A - ターボチャージャ - Google Patents

ターボチャージャ

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JPH0749036A
JPH0749036A JP19486693A JP19486693A JPH0749036A JP H0749036 A JPH0749036 A JP H0749036A JP 19486693 A JP19486693 A JP 19486693A JP 19486693 A JP19486693 A JP 19486693A JP H0749036 A JPH0749036 A JP H0749036A
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JP
Japan
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exhaust gas
passage
turbine
turbine housing
scroll
Prior art date
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Pending
Application number
JP19486693A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Fujimori
誠 藤森
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターボチャージャのタービンハウジングのタ
ング部に生じる熱歪により、タービンハウジングが破損
したり、外部へのガス漏れや排気ガス通路内への水漏れ
を生じることを防止する。 【構成】 タービンハウジング21内には、タービンホ
イールに排気ガスを流入させるノズル開口23cを内周
に備えたスクロール通路23と、このスクロール通路の
巻き始め部23aに連結されて排気ガスを供給する排気
ガス流入路22が形成され、スクロール通路の巻き終り
部23bと排気ガス流入路の間には円周方向に細長く突
出するタング部25が一体的に形成されている。タング
部25の先端部付近には、円周方向に沿って凹んだ切欠
きNが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気通路に設けたター
ビンにより吸気通路に設けたコンプレッサを駆動してエ
ンジンを過給するようにしたターボチャージャ、特にそ
のタービンハウジングの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のターボチャージャにおいては、
例えば図1(但し切欠きNを除く)に示すように、セン
ターハウジング10の両側にタービン20とコンプレッ
サ30が設けられている。排気ガス入口22a(図6参
照)を介してエンジンからタービンハウジング内に導入
された排気ガスはタービンホイール28及びシャフト1
1を介して連結されたコンプレッサ30のインペラ35
を回転駆動し、インペラ35はコンプレッサハウジング
31の吸入空気入口32から吸入した空気を圧縮してエ
ンジンの吸気管に供給する。図6〜図9に示すように、
タービン20のタービンハウジング21内部には、ター
ビンホイール28に排気ガスを流入させるノズル開口2
3cを内周に備えたスクロール通路23と、このスクロ
ール通路23の巻き始め部23aにエンジンからの排気
ガスを供給する排気ガス流入路22が形成されている。
そして排気ガス通路の断面積及び流れの向きが急変して
タービン効率が低下することを防ぐために、スクロール
通路23の巻き終り部23bと排気ガス流入路22の間
には、細長く突出するタング部25がタービンハウジン
グ21と一体的に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この細長く突出するタ
ング部25は、排気ガス流入路22側とスクロール通路
23側の両側から排気ガスによる高熱を受けると共にタ
ービンハウジング21の他の部分への伝熱面積が小さい
ので特に高温となり、大きな熱歪・熱応力が発生する。
このため図7〜図9に示すように、このタング部25付
近には熱応力によるクラックCが発生し易く、これが大
きく成長するとタービンハウジング21が破損すること
がある。また破損しないまでも、このクラックが図7の
Ca,Cbに示すように成長してタービンハウジング2
1の外表面や取付ねじ孔27a(または27b)、ある
いは冷却水通路26に達すると、外部へのガス漏れや排
気ガス通路内への水漏れを生じるおそれがある。本発明
はこのような問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、本発明によ
るターボチャージャは、図1〜図5に例示するように、
タービンホイール28の外周に沿って形成され巻き始め
部23aから巻き終り部23bに向かって断面積が次第
に減少されると共に前記タービンホイール28に排気ガ
スを流入させるノズル開口23cを内周に備えたスクロ
ール通路23と、前記巻き始め部23aに連結されて前
記スクロール通路23に排気ガスを供給する排気ガス流
入路22を内部に形成し、前記スクロール通路23の前
記巻き終り部23bと前記排気ガス流入路22の間に挟
まれて円周方向に細長く突出するタング部25が一体的
に形成されたタービンハウジング21を備えてなるター
ボチャージャにおいて、前記タング部25の先端部付近
に円周方向に沿って凹んだ切欠きNを形成したことを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】ターボチャージャが作動すればタング部25は
高温になり、熱歪を生じるが、これによる熱応力及びこ
れに伴うクラックは切欠きNの部分に集中して発生す
る。この切欠き部にクラックが発生することにより他の
部分の熱応力は緩和されるので、切欠き部付近以外にク
ラックが発生または成長することはなくなる。
【0006】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、タング
部に設けた切欠き部付近以外にクラックが発生または成
長することはなくなるので、クラックの成長によりター
ビンハウジングが破損したり、あるいはタービンハウジ
ングの外表面や取付ねじ孔等の外部に連通される箇所、
または冷却水通路等にクラックが達して、外部へのガス
漏れや排気ガス通路内への水漏れが生じることはなくな
る。
【0007】
【実施例】先ず図1により、本発明が対象とするターボ
チャージャ全体の説明をする。センターハウジング10
の両側にはタービン20とコンプレッサ30が設けら
れ、ベアリング12を介してセンターハウジング10に
軸承されたシャフト11の両端には、タービン20のタ
ービンホイール28とコンプレッサ30のインペラ35
が同軸的に固定されている。インペラ35のセンターハ
ウジング10側にはメカニカルシール13が、タービン
ホイール28のセンターハウジング10側にはラビリン
スシール(図示省略)が設けられている。
【0008】タービン20のハウジング21は、取付板
15と取付ねじ16を介してセンターハウジング10の
一端側に固定されている。タービンホイール28の外周
に沿ってタービンハウジング21内に形成されたスクロ
ール通路23は、排気ガス入口22a(図2参照)を介
してエンジン(図示省略)から導入した排気ガスをター
ビンホイール28の外周に送り込んでこれを回転駆動す
る。タービンホイール28を通った排気ガスは排気ガス
流出路24から外部に排出される。タービンハウジング
21の両側面には、取付ねじ16のための取付ねじ孔2
7aと、排気ガス流出路24を排気管(図示省略)に連
結するための取付ねじ孔27bが設けられている。
【0009】コンプレッサ30のハウジング31はセン
ターハウジング10の他端側に固定されている。シャフ
ト11を介してタービンホイール28により回転駆動さ
れるインペラ35は、コンプレッサハウジング31の吸
入空気入口32から吸入した空気を圧縮してディフュー
ザ33に送り込み、ディフューザ33内の圧縮された空
気は吸入空気出口からエンジン(何れも図示省略)の吸
気管に供給される。
【0010】次にタービンハウジング21の構造を、図
2〜図5により説明をする。鋳鉄製のタービンハウジン
グ21内には、円周方向に沿って巻き始め部23aから
巻き終り部23bに向かって断面積が次第に減少される
スクロール通路23が形成され、その内側全周にはター
ビンホイール28外周に向けて排気ガスを噴出するノズ
ル開口23cが形成されている。タービンハウジング2
1内にはまた、巻き始め部23aに連結されて、エンジ
ンとの取付面に開口された排気ガス入口22aからの排
気ガスをスクロール通路23内に送り込む排気ガス流入
路22が形成されている。更にタービンハウジング21
内には、スクロール通路23及び排気ガス流入路22の
外周に沿って冷却水通路26が形成されている。この冷
却水通路26は、冷却水導入のためにエンジンとの取付
面が開口され、鋳造用中子支持のための穴26aは埋め
栓26bにより塞がれている。
【0011】排気ガス流入路22とスクロール通路23
の連結部において排気ガス通路の断面積及び流れの向き
が急変してタービン効率が低下することを防ぐために、
排気ガス流入路22はスクロール通路23の接線方向に
おいて巻き始め部23aに連結され、この結果スクロー
ル通路23の巻き終り部23bと排気ガス流入路22の
間には、スクロール通路23の円周方向に沿って細長く
突出するタング部25がタービンハウジング21と一体
的に形成される。タング部25の先端部には、排気ガス
流入路22側及びスクロール通路23側の両側ほゞ中央
に、円周方向に沿ってV字状断面形状の溝よりなる切欠
きNが形成されている。
【0012】上記実施例のターボチャージャを作動させ
れば、細長く突出するタング部25は、排気ガス流入路
22側とスクロール通路23側の両面から排気ガスによ
る高熱を受け、しかも冷却水通路26が設けられた部分
への伝熱面積は小さいので特に高温となり、大きな熱歪
・熱応力が発生する。この熱応力は切欠きNの先端部に
集中するので、これによるクラックCも、図4及び図5
に示すように、切欠きNの付近に集中する。このクラッ
クCの発生により他の部分の熱応力は緩和されるので、
クラックCが切欠き部N付近以外に発生したりまたは成
長することはなくなる。従ってクラックCが大きく成長
してタービンハウジング21が破損したり、タービンハ
ウジング21の外表面や取付ねじ孔27a,27bにク
ラックCが達して外部へのガス漏れが生じたり、あるい
はクラックCが冷却水通路26に達して排気ガス通路内
への水漏れが生じることはなくなる。
【0013】なお上記実施例では、切欠きNは、タング
部25の排気ガス流入路22側及びスクロール通路23
側の両側に、円周方向に沿ったV字状断面形状の溝とし
て形成したが、切欠きNは断面形状をU字状としてもよ
いし、溝の代わりに複数の凹部としてもよい。また排気
ガス流入路22側とスクロール通路23側の両側ではな
く、何れか一側のみに設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるターボチャージャの一実施例の
全体縦断面図である。
【図2】 図1に示すターボチャージャのタービンハウ
ジングの横断面図である。
【図3】 図2に示すタービンハウジングの3−3断面
図である。
【図4】 タング部付近のクラック発生状態を示す図3
の部分拡大断面図である。
【図5】 タング部付近のクラック発生状態を示す図2
のX視部分の拡大断面図である。
【図6】 従来技術によるタービンハウジングの横断面
図である。
【図7】 図6に示すタービンハウジングの7−7断面
図である。
【図8】 タング部付近のクラック発生状態を示す図7
の部分拡大断面図である。
【図9】 タング部付近のクラック発生状態を示す図5
のX視部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
21…タービンハウジング、22…排気ガス流入路、2
3…スクロール通路、23a…巻き始め部、23b…巻
き終り部、23c…ノズル開口、25…タング部、28
…タービンホイール、N…切欠き。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンホイールの外周に沿って形成さ
    れ巻き始め部から巻き終り部に向かって断面積が次第に
    減少されると共に前記タービンホイールに排気ガスを流
    入させるノズル開口を内周に備えたスクロール通路と、
    前記巻き始め部に連結されて前記スクロール通路に排気
    ガスを供給する排気ガス流入路を内部に形成し、前記ス
    クロール通路の前記巻き終り部と前記排気ガス流入路の
    間に挟まれて円周方向に細長く突出するタング部が一体
    的に形成されたタービンハウジングを備えてなるターボ
    チャージャにおいて、前記タング部の先端部付近に円周
    方向に沿って凹んだ切欠きを形成したことを特徴とする
    ターボチャージャ。
JP19486693A 1993-08-05 1993-08-05 ターボチャージャ Pending JPH0749036A (ja)

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