JPH074899U - ファンモータ取付装置 - Google Patents

ファンモータ取付装置

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JPH074899U
JPH074899U JP3355993U JP3355993U JPH074899U JP H074899 U JPH074899 U JP H074899U JP 3355993 U JP3355993 U JP 3355993U JP 3355993 U JP3355993 U JP 3355993U JP H074899 U JPH074899 U JP H074899U
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fan motor
fan
cabinet
ribbed
bolt
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Inventor
欣公 田積
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松下冷機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファンモータ取付装置の防振ゴムの内部にフ
ァン回転方向にスリットを複数設け、ファンモータの取
付強度がファンモータの脱落がないように確保しつつ、
ファンモータの振動がキャビネットに伝わらないように
する。 【構成】 ファン1を回転するファンモータ2を保持
し、ボルト5によりリブ付きキャビネット7に固定され
たファンモータ取付台3を有する。このファンモータ取
付台3は、中空柱形状でファンモータ取付台3の取付用
ボルト5の穴に内接し、内部は円形でファン2の回転方
向と同方向にスリットが複数設けられ、ファン1の回転
方向ではスリットの凸部でボルト5と線接触し、他方向
においてはボルト5と面接触したスリット付き防振ゴム
9を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ファンモータ取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のファンモータ取付装置としては、特開昭60−248942号公報に示されたも のがある。
【0003】 以下、図面を参照しながら上記従来のファンモータ取付装置について説明する 。
【0004】 図10は従来のファンモータ取付装置の構成を示す一部縦断面図、図11はファン モータ取付装置の防振ゴムの正面図である。
【0005】 図10および図11において、1はファン、2はファンモータでファン1と直結さ れており、3はファンモータ取付台で、ファンモータ2を保持する。4はキャビ ネット、5はボルトで、ファンモータ取付台3をキャビネット4に保持している 。6は防振ゴムで、中空柱形状でファンモータ取付台3の取付用ボルト穴内部に 挿入され、内部全面がボルト5に接している。
【0006】 以上のように構成されたファンモータ取付装置の動作を説明する。
【0007】 まず、ファンモータ2が運転されると、ファンモータ2のトルクのアンバラン スにより、ファンモータ2が回転方向に振動する。同様に、ファンモータ取付台 3も回転方向に振動し、この振動がボルト5またはキャビネット4に伝わり騒音 の発生とつながらないように防振ゴム6により防振を施している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、従来のファンモータ取付装置の防振ゴム6は、ファンモータ取 付台3の保持強度をファンモータ2が脱落しないように確保しなけらばならない ため、内部全面でボルト5と接しており、ファンモータ取付台3からボルト5へ の振動の伝わりを防ぐことができないという欠点があった。
【0009】 本考案は、ファンモータ取付台の保持強度をモータが脱落しないように確保し つつ、ファンモータからキャビネットへ振動が伝わらないようにすることを目的 とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決し、目的を達成するため、リブを有したリブ付きキャ ビネットと、ファンと直結されたファンモータを保持し、ボルトにより前記リブ 付きキャビネットに固定されたファンモータ取付台と、中空柱形状で底部に前記 リブ付きキャビネットのリブに合った溝を有し、前記ファンモータ取付台の取付 用ボルト穴に内接し、内部は円形でファンの回転方向と同方向にスリットが複数 設けられ、ファンの回転方向ではスリットの凸部で前記ボルトと線接触し、他方 向においては前記ボルトと面接触したスリット付き防振ゴムとより構成されたこ とを特徴とする。
【0011】 また、断面の外部が略楕円形、内部が円形の柱形状で底部に前記リブ付きキャ ビネットのリブに合った溝を有し、外部が前記ファンモータ取付台の取付用ボル ト穴にファンの回転方向以外で接触し、回転方向は空隙を有し、内部は前記ボル トと面接触した楕円形防振ゴムとより構成されている。
【0012】 また、断面の外部が円形、内部が略楕円形の柱形状で底部に前記リブ付きキャ ビネットのリブに合った溝を有し、内部が前記ボルトとファンの回転方向以外で 接触し、回転方向は空隙を有し、外部は前記ファンモータ取付台と面接触した楕 円形穴付き防振ゴムとより構成されている。
【0013】
【作用】
本考案によれば、スリット付き防振ゴムの内面がファンの回転方向ではスリッ トの凸部でボルトと線接触し、他方向ではボルトと面接触しているため、ファン モータ取付台の保持強度をファンモータが脱落しないように確保しつつ、ファン モータからキャビネットへ振動が伝わらない。
【0014】 また、断面の外部が略楕円形、内部が円形の柱形状でファンモータ取付台の取 付用ボルト穴にファンの回転方向以外で接触し、回転方向は空隙を有した楕円形 防振ゴムであるため、ファンモータ取付台の保持強度をファンモータが脱落しな いように確保しつつ、ファンモータからキャビネットへ振動が伝わらない。
【0015】 また、断面の外部が円形、内部が略楕円形の柱形状でファンの回転方向以外で ボルトと接触し、回転方向は空隙を有した楕円形穴付き防振ゴムであるため、フ ァンモータ取付台の保持強度をファンモータが脱落しないように確保しつつ、フ ァンモータからキャビネットへ振動が伝わらない。
【0016】
【実施例】
以下、本考案によるファンモータ取付装置の各実施例について、図面を参照し ながら説明するが、従来と同一構成の部品は同一符号を付し、その詳細な説明は 省略する。図1は本考案の第1の実施例におけるファンモータ取付装置の構成を 示す一部縦断面図、図2は図1のスリット付き防振ゴムの正面図、図3は図2の A−A′線縦断面図である。
【0017】 図1,図2,図3において、7はリブ8を有したリブ付きキャビネット、9は 、中空柱形状で底部にリブ付きキャビネット7のリブ8に合った溝10を有し、フ ァンモータ取付台3の取付用ボルト5の穴に内接し、内部は円形でファン1の回 転方向と同方向にスリット11が複数設けられ、ファン1の回転方向ではスリット 11の凸部でボルト5と線接触し、他方向においてはボルト5と面接触したスリッ ト付き防振ゴムである。
【0018】 以上のように構成されたファンモータ取付装置の動作について説明する。
【0019】 スリット付き防振ゴム9は、内部が回転方向においてはボルト5とスリット1
1 の凸部による線接触のため防振効果が高く、同時に他方向においてはボルト5と 面接触しているためスリット付き防振ゴム9全体のファンモータ取付台3の保持 強度を低下させることがない。そのとき、リブ付きキャビネット7のリブ8とス リット付き防振ゴム9の溝10が噛み合うため、スリット付き防振ゴム9がファ
ン 1の回転方向に対して固定されている。
【0020】 図4は本考案の第2の実施例におけるファンモータ取付装置の楕円形防振ゴム の正面図、図5は図4の楕円形防振ゴムのB−B′線縦断面図、図6は図4の楕 円形防振ゴムのC−C′線横断面図である。
【0021】 楕円形防振ゴム12は断面の外部が略楕円形、内部が円形の柱形状でファンモー タ取付台3の取付用ボルト5の穴にファン1の回転方向以外で接触し、回転方向 は空隙13を有しているため、ファン1の回転方向への防振効果を確保しつつ、楕 円形防振ゴム12全体のファンモータ取付台3の保持強度を低下させることがない 。そのとき、リブ付きキャビネット7のリブ8と楕円形防振ゴム12の溝10が噛み 合うため、楕円形防振ゴム12がファン1の回転方向に対して固定されている。
【0022】 図7は本考案の第3の実施例におけるファンモータ取付装置の楕円形穴付き防 振ゴムの正面図、図8は図7の楕円形穴付き防振ゴムのD−D′線縦断面図、図 9は図7の楕円形穴付き防振ゴムのE−E′線横断面図である。
【0023】 楕円形穴付き防振ゴム14は外部が円形、内部が略楕円形の柱形状でボルト5に ファン1の回転方向以外で接触しているため、ファン1の回転方向への防振効果 を確保しつつ、楕円形穴付き防振ゴム14全体のファンモータ取付台3の保持強度 を低下させることがない。そのとき、リブ付きキャビネット7のリブ8と楕円形 穴付き防振ゴム14がファン1の回転方向に対して固定されている。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のファンモータ取付装置は、防振ゴムの内面がフ ァンの回転方向ではスリットの凸部でボルトと線接触し、他方向ではボルトと面 接触しているため、ファンモータ取付台の保持強度をファンモータが脱落しない ように確保しつつ、ファンモータの振動をキャビネットに伝えず、振動などが原 因で発生する騒音などがなく快適な運転が実現できる。また、ファンモータ取付 台の保持強度を低下させず、ファンモータが脱落しないように余分な部品を必要 としないため資源の節約にも貢献できる。
【0025】 また、断面の外部が略楕円形、内部が円形の柱形状でファンモータ取付台の取 付用ボルト穴にファンの回転方向以外で接触し、回転方向は空隙を有しているた め、ファンモータ取付台の保持強度をファンモータが脱落しないように確保しつ つ、ファンモータの振動をキャビネットに伝えず、振動などが原因で発生する騒 音などがなく快適な運転が実現できる。また、ファンモータ取付台の保持強度を 低下させず、ファンモータが脱落しないように余分な部品を必要としないため資 源の節約にも貢献できる。
【0026】 また、断面の外部が円形、内部が略楕円形の柱形状でファンの回転方向以外で ボルトと接触し、回転方向は空隙を有しているため、ファンモータ取付台の保持 強度をファンモータが脱落しないように確保しつつ、ファンモータの振動をキャ ビネットに伝えず、振動などが原因で発生する騒音などがなく快適な運転が実現 できる。また、ファンモータ取付台の保持強度を低下させず、ファンモータが脱 落しないように余分な部品を必要としないため資源の節約にも貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例におけるファンモータ取
付装置の構成を示す一部縦断面図である。
【図2】図1のスリット付き防振ゴムの正面図である。
【図3】図2のA−A′線縦断面図である。
【図4】本考案の第2の実施例におけるファンモータ取
付装置の楕円形防振ゴムの正面図である。
【図5】図4のB−B′線縦断面図である。
【図6】図4のC−C′線横断面図である。
【図7】本考案の第3の実施例におけるファンモータ取
付装置の楕円形穴付き防振ゴムの正面図である。
【図8】図7のD−D′線縦断面図である。
【図9】図7のE−E′線横断面図である。
【図10】従来のファンモータ取付装置の構成を示す一
部縦断面図である。
【図11】図10の防振ゴムの正面図である。
【符号の説明】
1…ファン、 2…ファンモータ、 3…ファンモータ
取付台、 5…ボルト、7…リブ付きキャビネット、
8…リブ、 9…スリット付き防振ゴム、 10…溝、
11…スリット、 12…楕円形防振ゴム、 13…空隙、
14…楕円形穴付き防振ゴム。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リブを有したリブ付きキャビネットと、
    ファンと直結されたファンモータを保持し、ボルトによ
    り前記リブ付きキャビネットに固定されたファンモータ
    取付台と、中空柱形状で底部に前記リブ付きキャビネッ
    トのリブに合った溝を有し、前記ファンモータ取付台の
    取付用ボルト穴に内接し、内部は円形でファンの回転方
    向と同方向にスリットが複数設けられ、ファンの回転方
    向ではスリットの凸部で前記ボルトと線接触し、他方向
    においては前記ボルトと面接触したスリット付き防振ゴ
    ムとより構成されたことを特徴とするファンモータ取付
    装置。
  2. 【請求項2】 リブを有したリブ付きキャビネットと、
    ファンと直結されたファンモータを保持し、ボルトによ
    り前記リブ付きキャビネットに固定されたファンモータ
    取付台と、断面の外部が略楕円形、内部が円形の柱形状
    で底部に前記リブ付きキャビネットのリブに合った溝を
    有し、外部が前記ファンモータ取付台の取付用ボルト穴
    にファンの回転方向以外で接触し、回転方向は空隙を有
    し、内部は前記ボルトと面接触した楕円形防振ゴムとよ
    り構成されることを特徴とするファンモータ取付装置。
  3. 【請求項3】 リブを有したリブ付きキャビネットと、
    ファンと直結されたファンモータを保持し、ボルトによ
    り前記リブ付きキャビネットに固定されたファンモータ
    取付台と、断面の外部が円形、内部が略楕円形の柱形状
    で底部に前記リブ付きキャビネットのリブに合った溝を
    有し、内部が前記ボルトとファンの回転方向以外で接触
    し、回転方向は空隙を有し、外部は前記ファンモータ取
    付台と面接触した楕円形穴付き防振ゴムとより構成され
    たことを特徴とするファンモータ取付装置。
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WO2020158937A1 (ja) * 2019-02-01 2020-08-06 株式会社小糸製作所 車両用クリーナ

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