JPH0748976Y2 - 自動車用マフラカッタ - Google Patents

自動車用マフラカッタ

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JPH0748976Y2
JPH0748976Y2 JP472990U JP472990U JPH0748976Y2 JP H0748976 Y2 JPH0748976 Y2 JP H0748976Y2 JP 472990 U JP472990 U JP 472990U JP 472990 U JP472990 U JP 472990U JP H0748976 Y2 JPH0748976 Y2 JP H0748976Y2
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JP
Japan
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retainer
muffler cutter
tail pipe
muffler
cutter
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP472990U
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English (en)
Other versions
JPH0397533U (ja
Inventor
健 小坂
啓史 大成
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用マフラのテールパイプの外周に取り付
けられるマフラカッタの構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車用マフラのテールパイプの外周にマフラカ
ッタと呼ばれる円筒部材を取り付けたものがある。この
マフラカッタは、テールパイプの終端部を覆ってその美
観を高めるとともに、排気ガスの温度を下げる機能を有
している。
マフラカッタの取付構造としては、実開昭63−21724号
公報のように、マフラカッタの内周にテールパイプの後
端を支持する円板状の支持部材を固定するとともに、テ
ールパイプの後端よりやや前方部の下面にボルトを突設
し、このボルトをマフラカッタの下面部にナットで締付
固定したものが知られている。
この場合には、前後2箇所で固定されるため、マフラカ
ッタを安定に支持できる利点はあるが、支持部材をマフ
ラカッタに固定するだけでなく、ボルトをテールパイプ
に固定する必要があり、製造が面倒でコスト高になる欠
点がある。
このような欠点を解決するものとして、実開昭62−1411
7号公報に記載のように、テールパイプの下部に円弧状
部を持つブラケットを溶接等によって固定し、マフラカ
ッタをその内面がテールパイプの頂部とブラケットの円
弧上部とに接触するように嵌め込み、マフラカッタとブ
ラケットとをねじ手段で固定したものがある。この場合
には、テールパイプにブラケットを固定するだけで、マ
フラカッタをテールパイプに簡単に取り付けることがで
きる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようにマフラカッタを取り付けて
も、テールパイプの頂部とマフラカッタの上部内面との
半径が異なるため、両者がいわば線接触となり、振動等
が加わるとマフラカッタが左右に揺動しやすく、しかも
ねじに緩みが発生しやすいという問題があった。
そこで、本考案の目的は、マフラカッタをテールパイプ
に対して安定に取り付けることができ、かつボルトの緩
みを防止できる自動車用マフラカッタを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、マフラカッタの
内周面には円筒状のリテーナが固定され、該リテーナ
は、中央部にマフラカッタの上部内周面に接する大径な
半円弧状部を有し、前後両端部にテールパイプの上部外
周面に接する小径な半円弧状部を有し、かつ後端部にテ
ールパイプの後端を位置規制するストッパ片を有する第
1リテーナと、マフラカッタの下部内周面に接するべく
円弧状に形成され、その両端部が第1リテーナの円周方
向両端部に固定されるとともに、下面部にねじ孔が設け
られ、第1リテーナより剛性の小さい材料からなる第2
リテーナとで構成され、上記ねじ孔にはマフラカッタの
下面部を貫通したボルトが螺合され、該ボルトの先端部
がテールパイプの下面に圧着するべく構成されたことを
特徴とするものである。
〔作用〕
リテーナは、その第1リテーナの大径な半円弧状部と第
2リテーナとがマフラカッタの内面のほぼ全周に接触し
た状態で固定されている。リテーナを固定したマフラカ
ッタをテールパイプの外側に嵌め込むと、第1リテーナ
のストッパ片がテールパイプの後端に当たって位置決め
され、この状態からマフラカッタの下方よりボルトを第
2リテーナのねじ孔に螺合させ、ボルトの先端をテール
パイプの下面に圧着させる。この状態で、テールパイプ
は相対的に上方へ押し上げられ、テールパイプの上面が
第1リテーナの小径な円弧状部に前後2箇所で密着す
る。そして、さらにボルトを締め上げると、第1リテー
ナは剛性が大きいため変形しないが、剛性の低いマフラ
カッタおよび第2リテーナは縦長な楕円形状に変形す
る。この状態でテールパイプに振動等が加わっても、テ
ールパイプと第1リテーナの小径な円弧状部とが前後2
箇所で面接触しているため、マフラカッタにずれが発生
せず、しかもマフラカッタと第2リテーナとの弾性復元
力によりボルトの緩みも防止できる。
〔実施例〕
第1図〜第3図は本考案にかかるマフラカッタの取付構
造の一例を示す。
1は排気マフラであり、その後端部にはテールパイプ2
が突設されている。テールパイプ2のやや大径な後端部
2aには、テールパイプ2を覆うごとくマフラカッタ3が
取り付けられている。
マフラカッタ3は薄肉なステンレス鋼板等で円筒形に形
成されたものであり、その後端には内側にカーリング部
4が設けられている。なお、マフラカッタ3の下面には
前端から中間部にかけて平坦部5が形成されており、こ
の平坦部にはボルト挿通孔6が穿設されている。また、
マフラカッタ3の下面の後端部近傍には水抜き孔7が形
成されている。
マフラカッタ3の内面には、マフラカッタ3を内側から
補強するリテーナ8が固定されており、このリテーナ8
は、第3図に示すように第1リテーナ9とこれより薄肉
な第2リテーナ13とで円筒形状に構成されている。第1
リテーナ9は、中央部にマフラカッタ3の上部内周面に
接する大径な半円弧状部10を有し、前後両端部にテール
パイプ2の上部外周面に接する小径な半円弧状部11を有
し、かつ後端部にテールパイプ2の後端面を位置規制す
るストッパ片12を有している。大径な半円弧状部10の円
周方向両端部は若干小径に形成されており、この両端部
に第2リテーナ13の両端部がスポット溶接15されてい
る。第2リテーナ13はマフラカッタ3の下部内周面に接
するように断面略C字形に形成されており、下部にはマ
フラカッタ3の平坦部5に接する平坦部14を有し、この
平坦部14の内面にねじ孔16aを有するナット16が溶接等
によって固定されている。リテーナ8をマフラカッタ3
の内側に嵌め込むと、第1リテーナ9の大径な半円弧状
部10と第2リテーナ13とが同一曲率を有するので、マフ
ラカッタ3の内面に面接触し、この状態で第2リテーナ
13とマフラカッタ3とをスポット溶接17することによ
り、リテーナ8はマフラカッタ3に対して固定される。
ボルト20はマフラカッタ3の下面部に設けられたボルト
挿通孔6より挿通され、上記ナット16のねじ孔16aに螺
合されている。そして、ボルト20の先端面はナット16を
貫通してテールパイプ2の下面に圧着し、テールパイプ
2を相対的に上方へ押し上げることにより、マフラカッ
タ3をテールパイプ2に固定してある。なお、21はばね
座金である。
ここで、上記構成からなるマフラカッタ3をテールパイ
プ2に取り付ける方法を説明する。
まず、リテーナ8を装備したマフラカッタ3をテールパ
イプ2に対して後方より嵌め込むと、テールパイプ2の
上面に第1リテーナ9の小径な半円弧状部11が摺接しつ
つ、案内される。そして、リテーナ8のストッパ片12に
テールパイプ2の後端が当接することにより終端とな
り、この状態で第1リテーナ9の小径な半円弧状部11が
テールパイプ2に対して前後2箇所で面接触するため、
安定に支持される。次に、ボルト20を締め付けると、ボ
ルト20の先端がテールパイプ2の下面に圧着し、テール
パイプ2を相対的に上方へ押し上げて小径な半円弧状部
11に対して密着させる。そして、さらにボルト20を締め
上げると、テールパイプ2および第1リテーナ9は剛性
が大きいため変形しないが、剛性の低いマフラカッタ3
および第2リテーナ13は縦長な楕円形状に変形する。こ
の状態でテールパイプ2に振動等が加わっても、テール
パイプ2は第1リテーナ9の小径な半円弧状部11に対し
て前後2箇所で面圧着し、かつテールパイプ2の後端面
はストッパ片12で位置規制されるため、マフラカッタ3
は前後,左右,上下の何れの方向にもズレが発生せず、
安定に固定される。また、ボルト20はばね座金21により
ある程度の緩みは防止できるが、ばね座金21だけでは長
期間の使用によるボルト20の緩みを完全には防止し得な
い。これに対し、本考案では取付状態においてマフラカ
ッタ3と第2リテーナ13とが縦長な楕円形状に変形する
ため、ボルト20の緩みをマフラカッタ3と第2リテーナ
13との弾性復元力により吸収し、ボルト20の緩みを確実
に防止できる。したがって、長期間にわたってマフラカ
ッタ3を安定に取り付けることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によればボルトを
締め付けることにより、テールパイプの上面をマフラカ
ッタの内面に固定されたリテーナの小径な半円弧状部に
面圧着させ、かつテールパイプの後端にリテーナのスト
ッパ片が当接するようにしたので、前後,左右,上下の
いずれの方向の外力に対してもマフラカッタを安定に固
定でき、しかもボルトの緩みを防止できる。
また、リテーナはマフラカッタにのみ設けられ、テール
パイプにはブラケットなどの別部品を固定する必要が全
くないので、製造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるマフラカッタの取付構造の一例
の正面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
リテーナの斜視図である。 1…マフラ、2…テールパイプ、3…マフラカッタ、8
…リテーナ、9…第1リテーナ、10…大径な半円弧状
部、11…小径な半円弧状部、12…ストッパ片、13…第2
リテーナ、15,17…スポット溶接部、16…ナット、20…
ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用マフラのテールパイプの外周を覆
    うべく取り付けられるマフラカッタにおいて、 マフラカッタの内周面には円筒状のリテーナが固定さ
    れ、該リテーナは、中央部にマフラカッタの上部内周面
    に接する大径な半円弧状部を有し、前後両端部にテール
    パイプの上部外周面に接する小径な半円弧状部を有し、
    かつ後端部にテールパイプの後端を位置規制するストッ
    パ片を有する第1リテーナと、マフラカッタの下部内周
    面に接するべく円弧状に形成され、その両端部が第1リ
    テーナの円周方向両端部に固定されるとともに、下面部
    にねじ孔が設けられ、第1リテーナより剛性の小さい材
    料からなる第2リテーナとで構成され、上記ねじ孔には
    マフラカッタの下面部を貫通したボルトが螺合され、該
    ボルトの先端部がテールパイプの下面に圧着するべく構
    成されたことを特徴とする自動車用マフラカッタ。
JP472990U 1990-01-23 1990-01-23 自動車用マフラカッタ Expired - Lifetime JPH0748976Y2 (ja)

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JPH0397533U JPH0397533U (ja) 1991-10-08
JPH0748976Y2 true JPH0748976Y2 (ja) 1995-11-13

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