JPH0748918Y2 - 自動車用トランクリッドのロック装置 - Google Patents
自動車用トランクリッドのロック装置Info
- Publication number
- JPH0748918Y2 JPH0748918Y2 JP12846588U JP12846588U JPH0748918Y2 JP H0748918 Y2 JPH0748918 Y2 JP H0748918Y2 JP 12846588 U JP12846588 U JP 12846588U JP 12846588 U JP12846588 U JP 12846588U JP H0748918 Y2 JPH0748918 Y2 JP H0748918Y2
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- JP
- Japan
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- motor
- claw member
- striker
- trunk lid
- pawl member
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用トランクリッドのロック装置に関す
る。
る。
(従来の技術) 自動車の車体後部に設けられるトランクリッドを車室内
に設けたスイッチによりソレノイドあるいはモータを駆
動してロック装置のディテントレバーを揺動して爪部材
に形成した係合溝よりストライカを解放してトランクリ
ッドを開放するロック装置は既に開発されている(実開
昭59−65165号公報参照)。
に設けたスイッチによりソレノイドあるいはモータを駆
動してロック装置のディテントレバーを揺動して爪部材
に形成した係合溝よりストライカを解放してトランクリ
ッドを開放するロック装置は既に開発されている(実開
昭59−65165号公報参照)。
ところが従来のロック装置にあっては、トランクリッド
の閉鎖操作に際し、ウェザーストリップや、リッド開放
のためのトーションスプリングの反力に抗し、更にスト
ライカが爪部材の係合溝に押圧して爪部材をスプリング
の反力に抗して回動せしめ爪部材とディテントレバーと
を係合するように構成している。
の閉鎖操作に際し、ウェザーストリップや、リッド開放
のためのトーションスプリングの反力に抗し、更にスト
ライカが爪部材の係合溝に押圧して爪部材をスプリング
の反力に抗して回動せしめ爪部材とディテントレバーと
を係合するように構成している。
従ってリッドの閉鎖操作に当っては、ウェザーストリッ
プ及びスプリングの反力に抗してリッドを押し下げるの
で大なる操作力を必要とし、リッドが閉鎖しにくい等の
問題があった。
プ及びスプリングの反力に抗してリッドを押し下げるの
で大なる操作力を必要とし、リッドが閉鎖しにくい等の
問題があった。
そこで本出願人は、この対策として実願昭63−30357号
によりトランクリッドの閉鎖作動に伴い、ストライカが
爪部材に設けた係合溝に嵌入する位置を感知するセンサ
を設け、そのセンサからの信号に基づき、モータを回動
させ、連結部材を介して爪部材を回動させ、爪部材の係
合溝に嵌入したストライカを強制的に押し下げディテン
トレバーに係止することにより、閉鎖に要する操作力の
軽減を図る自動車用リッドの自動ロック装置を提案し
た。
によりトランクリッドの閉鎖作動に伴い、ストライカが
爪部材に設けた係合溝に嵌入する位置を感知するセンサ
を設け、そのセンサからの信号に基づき、モータを回動
させ、連結部材を介して爪部材を回動させ、爪部材の係
合溝に嵌入したストライカを強制的に押し下げディテン
トレバーに係止することにより、閉鎖に要する操作力の
軽減を図る自動車用リッドの自動ロック装置を提案し
た。
(考案が解決しようとする課題) 上記のようなロック装置によると、トランクリッドの閉
操作時にストライカが爪部材に設けた係合溝に嵌入する
位置に達すると、それを感知したセンサからの信号によ
りモータが回動され、爪部材が揺動してストライカを押
し下げるように構成しているので、トランクリッドの閉
操作時の押圧力の力加減によっては、トランクリッドを
下降させ、ストライカ検出センサが作動する位置までス
トライカが下降したにもかかわらず、トランクリッドを
開放するためのトーションスプリングや、ウェザースト
リップの反力によりトランクリッドが再度開放してしま
い、爪部材のみが施錠位置へ回動する所謂空ロックの状
態が生ずることがある。
操作時にストライカが爪部材に設けた係合溝に嵌入する
位置に達すると、それを感知したセンサからの信号によ
りモータが回動され、爪部材が揺動してストライカを押
し下げるように構成しているので、トランクリッドの閉
操作時の押圧力の力加減によっては、トランクリッドを
下降させ、ストライカ検出センサが作動する位置までス
トライカが下降したにもかかわらず、トランクリッドを
開放するためのトーションスプリングや、ウェザースト
リップの反力によりトランクリッドが再度開放してしま
い、爪部材のみが施錠位置へ回動する所謂空ロックの状
態が生ずることがある。
空ロックの状態で、続けてトランクリッドを閉鎖しよう
とすると、爪部材とストライカが激しく当接して機械的
衝撃を受け、ロック機構等に損傷を与えるおそれがあ
る。更に空ロック状態を解除するには車室内に設けたリ
ッド開放スイッチによるリセット操作などの煩わしさが
あった。
とすると、爪部材とストライカが激しく当接して機械的
衝撃を受け、ロック機構等に損傷を与えるおそれがあ
る。更に空ロック状態を解除するには車室内に設けたリ
ッド開放スイッチによるリセット操作などの煩わしさが
あった。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、空ロックの作
動を防ぎ、爪部材とストライカとの機械的衝撃を回避
し、更にリッド開放スイッチによるリセット操作などの
煩わしさを取除いた自動車用トランクリッドのロック装
置を提供することを目的とする。
動を防ぎ、爪部材とストライカとの機械的衝撃を回避
し、更にリッド開放スイッチによるリセット操作などの
煩わしさを取除いた自動車用トランクリッドのロック装
置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案はストライカを受入れる案内溝を備えたベースプ
レートと、このベースプレートに軸支され、前記案内溝
と共同して前記ストライカを挾持する係合溝を備えた爪
部材と、ベースプレートに軸支され、前記爪部材と係合
して爪部材を施錠位置に保持するディテントレバーと、
上記爪部材を施錠位置へ回動させ、また上記ディテント
レバーを介して爪部材を開錠位置へ回動させる開閉レバ
ーと、この開閉レバーを爪部材施錠位置、中立位置、爪
部材開錠位置へ作動するモータと、このモータの駆動を
制御する制御装置と、トランクリッドの閉作動の際の爪
部材の係合溝に対するストライカの嵌入位置を感知し、
制御装置に信号を送るストライカ検出センサとを有する
自動車用トランクリッドのロック装置に於て、爪部材を
施錠位置へ回動するのに要するモータ電流を検出する電
流検出回路を設け、電流検出回路が所定の電流値より小
である値を検出したときに前記制御装置はモータを逆回
転せしめ爪部材を開錠位置へ回動するようにしたことを
特徴とする。
レートと、このベースプレートに軸支され、前記案内溝
と共同して前記ストライカを挾持する係合溝を備えた爪
部材と、ベースプレートに軸支され、前記爪部材と係合
して爪部材を施錠位置に保持するディテントレバーと、
上記爪部材を施錠位置へ回動させ、また上記ディテント
レバーを介して爪部材を開錠位置へ回動させる開閉レバ
ーと、この開閉レバーを爪部材施錠位置、中立位置、爪
部材開錠位置へ作動するモータと、このモータの駆動を
制御する制御装置と、トランクリッドの閉作動の際の爪
部材の係合溝に対するストライカの嵌入位置を感知し、
制御装置に信号を送るストライカ検出センサとを有する
自動車用トランクリッドのロック装置に於て、爪部材を
施錠位置へ回動するのに要するモータ電流を検出する電
流検出回路を設け、電流検出回路が所定の電流値より小
である値を検出したときに前記制御装置はモータを逆回
転せしめ爪部材を開錠位置へ回動するようにしたことを
特徴とする。
(作用) トランクリッドを押し下げ、ストライカが爪部材の係合
溝に嵌入する位置を検出し、爪部材を施錠位置へ回動す
るのに要するモータ電流を検出し、モータ電流が所定の
電流値より小であるときは、空ロック状態にあると判断
し、電流検出回路からの信号に基づく制御装置からの指
令によりモータを逆回転せしめ爪部材を開錠位置へ回動
する。
溝に嵌入する位置を検出し、爪部材を施錠位置へ回動す
るのに要するモータ電流を検出し、モータ電流が所定の
電流値より小であるときは、空ロック状態にあると判断
し、電流検出回路からの信号に基づく制御装置からの指
令によりモータを逆回転せしめ爪部材を開錠位置へ回動
する。
(実施例) 以下本考案の自動車用トランクリッドのロック装置の一
実施例を第1図乃至第3図に基づいて説明する。
実施例を第1図乃至第3図に基づいて説明する。
符号1はベースプレートであり、ベースプレート1は第
2図に示すように自動車のトランク本体10の後部の開口
縁に取付けてある。ベースプレート1にはトランクリッ
ド9に固設されたストライカ8を案内嵌装する案内溝1a
が形成してあって、ベースプレート1に設けられた枢軸
2cに回動自在に爪部材2が設けてある。爪部材2はベー
スプレート1に形成した案内溝1aと共同してストライカ
8を施錠位置に挾持する係合溝2aが形成してある。更に
ベースプレート1には枢軸6cによりディテントレバー6
が回動自在に軸支されている。
2図に示すように自動車のトランク本体10の後部の開口
縁に取付けてある。ベースプレート1にはトランクリッ
ド9に固設されたストライカ8を案内嵌装する案内溝1a
が形成してあって、ベースプレート1に設けられた枢軸
2cに回動自在に爪部材2が設けてある。爪部材2はベー
スプレート1に形成した案内溝1aと共同してストライカ
8を施錠位置に挾持する係合溝2aが形成してある。更に
ベースプレート1には枢軸6cによりディテントレバー6
が回動自在に軸支されている。
ディテントレバー6は爪部6aを有し、爪部6aは爪部材2
の鉤部2dに係合し、爪部材2の回動を阻止し、係合溝2a
と案内溝1aとの共同によりストライカ8を施錠状態に維
持するようになっている。
の鉤部2dに係合し、爪部材2の回動を阻止し、係合溝2a
と案内溝1aとの共同によりストライカ8を施錠状態に維
持するようになっている。
爪部材2とディテントレバー6とはスプリングsにより
連結されていて、ディテントレバー6の爪部6aは爪部材
2の鉤部2dと係合するようにばね力が常に付与されてい
る。
連結されていて、ディテントレバー6の爪部6aは爪部材
2の鉤部2dと係合するようにばね力が常に付与されてい
る。
更にベースプレート1の下方には、枢軸4cにより回動可
能に軸支された後述するロッド5cとともに連結部材を構
成する開閉レバー4が設けてあって、開閉レバー4の一
端にはローラ4aが回転自在に取付けてあり、他端には長
孔4bが穿設してあって、ガイド5a上を摺動する摺動駒5
に突設した軸5bと係合している。
能に軸支された後述するロッド5cとともに連結部材を構
成する開閉レバー4が設けてあって、開閉レバー4の一
端にはローラ4aが回転自在に取付けてあり、他端には長
孔4bが穿設してあって、ガイド5a上を摺動する摺動駒5
に突設した軸5bと係合している。
開閉レバー4に設けたローラ4aは爪部材2の当接面2bと
ディテントレバー6に折曲して形成した当接面6bとの間
に位置し、枢軸4cを回動中心として揺動することによ
り、選択的に爪部材2の当接面2bまたはディテントレバ
ー6の当接面6bを押圧するようになっている。
ディテントレバー6に折曲して形成した当接面6bとの間
に位置し、枢軸4cを回動中心として揺動することによ
り、選択的に爪部材2の当接面2bまたはディテントレバ
ー6の当接面6bを押圧するようになっている。
開閉レバー4の揺動運動はモータMの正逆回転による駆
動力によって往復動するロッド5cを介してガイド5a上を
往復動する摺動駒5によってなされる。
動力によって往復動するロッド5cを介してガイド5a上を
往復動する摺動駒5によってなされる。
ロッド5cにはスイッチ操作部材12が設けてあり、爪部材
2の当接面2bとディテントレバー6の当接面6bとの中間
位置に開閉レバー4のローラ4aが位置しているか否かを
検知する中立スイッチ13及び爪部材2が施錠位置にある
か否かを検知するフルロックスイッチ14を操作するよう
構成されている。爪部材2に形成した係合溝2aにストラ
イカ8が嵌入する位置を爪部材2の回動を感知すること
によって検出するストライカ検出センサ15が爪部材2に
当接して設けてある。
2の当接面2bとディテントレバー6の当接面6bとの中間
位置に開閉レバー4のローラ4aが位置しているか否かを
検知する中立スイッチ13及び爪部材2が施錠位置にある
か否かを検知するフルロックスイッチ14を操作するよう
構成されている。爪部材2に形成した係合溝2aにストラ
イカ8が嵌入する位置を爪部材2の回動を感知すること
によって検出するストライカ検出センサ15が爪部材2に
当接して設けてある。
16は電流検出回路であって、モータMの電流を検出す
る。
る。
ストライカ8と爪部材2とが噛合する正常な作動時に
は、トランクリッド9の閉鎖に伴いウェザーストリップ
の反力と、トーションスプリングの反力と、爪部材2と
ディテントレバー6間に張架されたスプリングsの張力
及び各部材間の摩擦抵抗などの機械的損失があり、モー
タMの負荷は大であり電流検出回路16は比較的大なるモ
ータ電流を検出する。一方爪部材2のみが施錠位置に回
動する所謂空ロック時には、爪部材2とディテントレバ
ー6間に張架されたスプリングsの張力及び機械的損失
のみとなり、モータMの負荷は小となり、電流検出回路
16は比較的小なるモータ電流を検出する。これら電流検
出回路16のモータMの電流の大小を検出することによ
り、空ロックか否かを検出することができる。
は、トランクリッド9の閉鎖に伴いウェザーストリップ
の反力と、トーションスプリングの反力と、爪部材2と
ディテントレバー6間に張架されたスプリングsの張力
及び各部材間の摩擦抵抗などの機械的損失があり、モー
タMの負荷は大であり電流検出回路16は比較的大なるモ
ータ電流を検出する。一方爪部材2のみが施錠位置に回
動する所謂空ロック時には、爪部材2とディテントレバ
ー6間に張架されたスプリングsの張力及び機械的損失
のみとなり、モータMの負荷は小となり、電流検出回路
16は比較的小なるモータ電流を検出する。これら電流検
出回路16のモータMの電流の大小を検出することによ
り、空ロックか否かを検出することができる。
中立スイッチ13、フルロックスイッチ14、ストライカ検
出センサ15及び電流検出回路16からの信号は制御装置17
へ入力され、これらの信号に基づく制御装置17からの出
力によりモータMの正、逆回転及び停止を制御すること
により、ロッド5c等を介して爪部材2及びディテントレ
バー6の作動を制御するようになされている。
出センサ15及び電流検出回路16からの信号は制御装置17
へ入力され、これらの信号に基づく制御装置17からの出
力によりモータMの正、逆回転及び停止を制御すること
により、ロッド5c等を介して爪部材2及びディテントレ
バー6の作動を制御するようになされている。
以下その作動について第3図に示すフローチャートを参
照して説明する。
照して説明する。
トランクリッド9を手により押し下げるリッド下降操作
即ちトランクリッドの閉作動により、トランクリッド9
に固設されたストライカ8が下降し、爪部材2に形成し
た係合溝2aの開口部近傍を押し下げ、爪部材2が矢印F
方向へ回動する。爪部材2の回動は爪部材2に当接して
設けられたストライカ検出センサ15により検出され、そ
の信号が制御装置17へ入力され、制御装置17からの指令
によりモータMが回動する。このときのモータMの電流
が電流検出回路16により検出され、このモータ電流が所
定値より大であるならば正常に施錠作動が行われる状態
にあると判断し、制御装置17からの指示に従い、モータ
Mの回動により連結部材であるロッド5cを矢印A方向へ
牽引し摺動駒5を介して開閉レバー4を矢印C方向へ回
動せしめ爪部材2を矢印F方向へ回動する。爪部材2の
矢印F方向への回動はロッド5cに設けたスイッチ操作部
材12の突起12aがリミットスイッチ等からなるフルロッ
クスイッチ14を当接操作する位置まで移動し、フルロッ
クスイッチ14からの信号に基づく制御装置17からの指示
によりモータMが停止し、施錠位置に停止する。
即ちトランクリッドの閉作動により、トランクリッド9
に固設されたストライカ8が下降し、爪部材2に形成し
た係合溝2aの開口部近傍を押し下げ、爪部材2が矢印F
方向へ回動する。爪部材2の回動は爪部材2に当接して
設けられたストライカ検出センサ15により検出され、そ
の信号が制御装置17へ入力され、制御装置17からの指令
によりモータMが回動する。このときのモータMの電流
が電流検出回路16により検出され、このモータ電流が所
定値より大であるならば正常に施錠作動が行われる状態
にあると判断し、制御装置17からの指示に従い、モータ
Mの回動により連結部材であるロッド5cを矢印A方向へ
牽引し摺動駒5を介して開閉レバー4を矢印C方向へ回
動せしめ爪部材2を矢印F方向へ回動する。爪部材2の
矢印F方向への回動はロッド5cに設けたスイッチ操作部
材12の突起12aがリミットスイッチ等からなるフルロッ
クスイッチ14を当接操作する位置まで移動し、フルロッ
クスイッチ14からの信号に基づく制御装置17からの指示
によりモータMが停止し、施錠位置に停止する。
次にモータMを反回転せしめロッド5cを矢印B方向へ牽
引し、ロッド5cに設けたスイッチ操作部材12の突起12a
が中立スイッチ13を当接操作する位置まで移動し、中立
スイッチ13からの信号に基づいて制御装置17からの指令
によりモータMが停止し、開閉レバー4に設けたローラ
4aが爪部材2の当接面2b及びディテントレバー6の当接
面6bとの中間位置に停止する。
引し、ロッド5cに設けたスイッチ操作部材12の突起12a
が中立スイッチ13を当接操作する位置まで移動し、中立
スイッチ13からの信号に基づいて制御装置17からの指令
によりモータMが停止し、開閉レバー4に設けたローラ
4aが爪部材2の当接面2b及びディテントレバー6の当接
面6bとの中間位置に停止する。
次に空ロック時の作動について説明すると、トランクリ
ッド9を押し下げることによりストライカ8が下降し、
爪部材2に形成した係合溝2aの開口部近傍を押し下げ、
爪部材2が矢印F方向へ回動する。爪部材2の回動をス
トライカ検出センサ15により検出し、その信号が制御装
置17へ入力され、制御装置17からの指令によりモータM
が回動する。このときのモータ電流が電流検出回路16に
より検出される。このモータ電流が所定値より小である
場合には、一旦トランクリッド9のストライカ8が、爪
部材2の係合溝2aに当接してストライカ検出センサ15が
作動しモータMが起動したにもかかわらず、ウェザース
トリップの反力や、トーションスプリングの反力により
トランクリッド9が開放された所謂空ロック状態にある
と判断する。空ロック状態にあると判断すると制御装置
17からの指示によりモータMの正回転することによりロ
ッド5cを矢印A方向へ牽引し、開閉レバー4を矢印C方
向へ回動せしめ部材2を矢印F方向へ揺動し、ロッド5c
に設けたスイッチ操作部材12の突起12aがフルロックス
イッチ14を当接操作する位置まで移動して停止した後、
モータMを逆回転する。モータMによりロッド5cは矢印
B方向へ移動し、開閉レバー4は矢印D方向へ回動す
る。従って爪部材2は矢印E方向へ回動し、トランクリ
ッド9が開放状態にある位置まで回動したことをストラ
イカ検出スイッチ15が検出し、その信号に基づきモータ
Mを停止させ、爪部材2の回動を停止する。
ッド9を押し下げることによりストライカ8が下降し、
爪部材2に形成した係合溝2aの開口部近傍を押し下げ、
爪部材2が矢印F方向へ回動する。爪部材2の回動をス
トライカ検出センサ15により検出し、その信号が制御装
置17へ入力され、制御装置17からの指令によりモータM
が回動する。このときのモータ電流が電流検出回路16に
より検出される。このモータ電流が所定値より小である
場合には、一旦トランクリッド9のストライカ8が、爪
部材2の係合溝2aに当接してストライカ検出センサ15が
作動しモータMが起動したにもかかわらず、ウェザース
トリップの反力や、トーションスプリングの反力により
トランクリッド9が開放された所謂空ロック状態にある
と判断する。空ロック状態にあると判断すると制御装置
17からの指示によりモータMの正回転することによりロ
ッド5cを矢印A方向へ牽引し、開閉レバー4を矢印C方
向へ回動せしめ部材2を矢印F方向へ揺動し、ロッド5c
に設けたスイッチ操作部材12の突起12aがフルロックス
イッチ14を当接操作する位置まで移動して停止した後、
モータMを逆回転する。モータMによりロッド5cは矢印
B方向へ移動し、開閉レバー4は矢印D方向へ回動す
る。従って爪部材2は矢印E方向へ回動し、トランクリ
ッド9が開放状態にある位置まで回動したことをストラ
イカ検出スイッチ15が検出し、その信号に基づきモータ
Mを停止させ、爪部材2の回動を停止する。
次にモータMを正回転せしめ、スイッチ操作部12が中立
スイッチ13に当接操作する位置まで移動し、中立スイッ
チ13からの信号に基づき制御装置17からの指令によりモ
ータMを停止させ、開閉レバー4に設けたローラ4aが爪
部材2の当接面2b及びディテントレバー6の当接面6bと
の中間位置に停止する。
スイッチ13に当接操作する位置まで移動し、中立スイッ
チ13からの信号に基づき制御装置17からの指令によりモ
ータMを停止させ、開閉レバー4に設けたローラ4aが爪
部材2の当接面2b及びディテントレバー6の当接面6bと
の中間位置に停止する。
(効果) 本考案によると、トランクリッドを下降させ、ストライ
カ検出センサが作動する位置まで下降しても、ウェザー
ストリップ等の反力によりトランクリッドが開放してい
る場合は、電流検出回路が所定値より小であるモータ電
流を検出し、空ロックであることを検出し、爪部材をト
ランクリッド開放状態の位置へ戻すようにしたので、空
ロック状態で連続してトランクリッドの閉鎖操作をして
も、爪部材とストライカとが激しく当接してロック機構
に損傷を与えたり、車室内に設けたリッド開放スイッチ
によりリセットする等の煩わしさから開放される効果が
ある。
カ検出センサが作動する位置まで下降しても、ウェザー
ストリップ等の反力によりトランクリッドが開放してい
る場合は、電流検出回路が所定値より小であるモータ電
流を検出し、空ロックであることを検出し、爪部材をト
ランクリッド開放状態の位置へ戻すようにしたので、空
ロック状態で連続してトランクリッドの閉鎖操作をして
も、爪部材とストライカとが激しく当接してロック機構
に損傷を与えたり、車室内に設けたリッド開放スイッチ
によりリセットする等の煩わしさから開放される効果が
ある。
第1図及び第2図は本考案のロック装置の一実施例を示
す説明図、第3図は本実施例の作動を説明するフローチ
ャートである。 1……ベースプレート、1a……案内溝、2……爪部材、
2a……係合溝、4……開閉レバー、6……ディテントレ
バー、8……ストライカ、9……トランクリッド、13…
…中立スイッチ、14……フルロックスイッチ、15……ス
トライカ検出センサ、16……電流検出回路、17……制御
装置。
す説明図、第3図は本実施例の作動を説明するフローチ
ャートである。 1……ベースプレート、1a……案内溝、2……爪部材、
2a……係合溝、4……開閉レバー、6……ディテントレ
バー、8……ストライカ、9……トランクリッド、13…
…中立スイッチ、14……フルロックスイッチ、15……ス
トライカ検出センサ、16……電流検出回路、17……制御
装置。
Claims (2)
- 【請求項1】ストライカを受入れる案内溝を備えたベー
スプレートと、このベースプレートに軸支され、前記案
内溝と共同して前記ストライカを挾持する係合溝を備え
た爪部材と、ベースプレートに軸支され、前記爪部材と
係合して爪部材を施錠位置に保持するディテントレバー
と、前記爪部材を施錠位置へ回動させ、またディテント
レバーを介して爪部材を開錠位置へ回動させる開閉レバ
ーと、この開閉レバーを爪部材施錠位置、中立位置、爪
部材開錠位置へ作動するモータと、このモータの駆動を
制御する制御装置と、トランクリッドの閉動作の際爪部
材の係合溝に対するストライカの嵌入位置を感知し、制
御装置に信号を送るストライカ検出センサとを有する自
動車用トランクリッドのロック装置に於て、爪部材を施
錠位置へ回動するのに要するモータ電流値を検出する電
流検出回路を設け、電流検出回路が所定の電流値より小
である値を検出したときに前記制御装置はモータを逆回
転せしめ爪部材を開錠位置へ回動するようにしたことを
特徴とする自動車用トランクリッドのロック装置。 - 【請求項2】電流検出回路が正常状態における爪部材を
施錠位置へ回動するのに要するモータ電流値より小なる
値を検出したとき爪部材を開錠位置へ回動する請求項1
の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12846588U JPH0748918Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 自動車用トランクリッドのロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12846588U JPH0748918Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 自動車用トランクリッドのロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0249462U JPH0249462U (ja) | 1990-04-05 |
JPH0748918Y2 true JPH0748918Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31381831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12846588U Expired - Lifetime JPH0748918Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 自動車用トランクリッドのロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748918Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5205679B2 (ja) * | 2010-08-20 | 2013-06-05 | 三井金属アクト株式会社 | 車両用ドアラッチ装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01151678A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-14 | Honda Motor Co Ltd | ドアロック装置 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP12846588U patent/JPH0748918Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0249462U (ja) | 1990-04-05 |
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