JPH0748900Y2 - タワーパーキングのアドレスカウント装置 - Google Patents

タワーパーキングのアドレスカウント装置

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JPH0748900Y2
JPH0748900Y2 JP1990405546U JP40554690U JPH0748900Y2 JP H0748900 Y2 JPH0748900 Y2 JP H0748900Y2 JP 1990405546 U JP1990405546 U JP 1990405546U JP 40554690 U JP40554690 U JP 40554690U JP H0748900 Y2 JPH0748900 Y2 JP H0748900Y2
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JP1990405546U
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JPH0494050U (ja
Inventor
朋哉 南田
Original Assignee
石川島運搬機械株式会社
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はタワーパーキングのアド
レスカウント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はタワーパーキングの一例を示すも
ので、上下のスプロケット1,2間に掛け渡した無端状
のチェーン3に複数のケージ4をアタッチメント5を介
して吊下げ支持し、例えば上例のスプロケット1を駆動
モータ6によって回転させることによりチェーン3を介
してケージ4を循環させるようにし、ケージ4が最下端
の入出庫口7に来たときにケージ4上への車の入出庫を
行うようにしている。
【0003】このようなタワーパーキングにおいては、
どのケージ4に誰の車が入れられているかを把握して、
任意のケージ4を自由に入出庫口7に呼び出せるように
するために、ケージ4のアドレスを検出して入出庫の制
御を行うようにしている。
【0004】従来のアドレス検出装置を図5について説
明する。
【0005】図示するように、前記したチェーン3に噛
合するようにした検知用スプロケット8によりケージ4
の1ピッチで1回転するようにした回転軸9を設け、該
回転軸9に、リミットスイッチ用の例えば5枚の検知用
回転円板10〜14を取付け、前記回転円板10,11
に近接して左右の回転の停止(ブレーキタイミング)用
リミットスイッチ15,16を、前記回転円板12,1
3に近接して左右の回転の停止確認(位置検知)用リミ
ットスイッチ17,18を、又前記回転円板14に近接
して減速時期検知用リミットスイッチ19を設けて停止
検出装置20を構成している。該停止検出装置20の各
リミットスイッチ15〜19は、図示しない操作制御盤
に接続されている。
【0006】前記回転軸9に、減速装置21を介して、
前記ケージ4が1循環することによって1回転する減速
軸22を有したアドレス検出装置23が設けてある。
【0007】アドレス検出装置23は、前記減速軸22
にアドレス検知用回転円板24を取付け、該回転円板2
4の外周にケージ4の数と同数(例えばケージ4が32
個の場合には32個)の検出部25の各々に対応して別
個に検出するようにした同数(32個)のセレクタスイ
ッチ26を設けている。各セレクタスイッチ26の各検
出信号は、図示しない操作制御盤に導かれるようになっ
ている。
【0008】前記アドレス検出装置23のセレクタスイ
ッチ26は、個々のケージ4に対応して設けられた検出
部25を別個に検出するようにしている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のア
ドレス検出装置23においては、減速装置21によりケ
ージ4の1周で1回転するようにした減速軸22を設け
る必要があると共に、アドレス検知用回転円板24、並
びにケージ4と同数の検出部25及びセレクタスイッチ
26を必要とし、構成が大変複雑となって高価になると
共に、保守が非常に大変である等の問題を有していた。
【0010】本考案は、上記従来の問題点に着目してな
したもので、ケージが入出庫口を通過するときを検出す
る2個のリミットスイッチの検出信号によってケージの
アドレスをカウントするようにして、構成の簡略化と保
守の容易化を図ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、ケージを循環
するためのチェーンによって回転されケージの1ピッチ
で1回転し外周に所要円弧長さで検出部が形成された検
知用回転円板と、入出庫口にケージが来たとき時間をず
らして前記検知用回転円板の検出部を検出するように備
えた2個のリミットスイッチと、該リミットスイッチか
らの検出信号がどちらが先に出力されたかによって回転
方向を判別して両リミットスイッチからの各1回の検知
信号により1を加算或いは減算してカウント信号を出力
し、且つ次のカウントが行われるまで今のカウントを記
憶しておく記憶回路を備えたカウント装置、停電時に
停電前の記憶されたカウント信号を出力するよう前記カ
ウント装置に給電を行うバッテリーとを備えたことを特
徴とするタワーパーキングのアドレスカウント装置にか
かるものである。
【0012】
【作用】入出庫口にケージが来たとき、それを時間をず
らして2個のリミットスイッチが検出し、該リミットス
イッチからの検知信号がどちらが先に出力されたかによ
ってカウント装置により回転方向を判別すると共に両リ
ミットスイッチからの各1回の検知信号により1を加算
或いは減算してカウントを行う。又次のカウントが行わ
れるまで今のカウントを記憶回路に記憶しておき、停電
時にはバッテリーの給電によって停電前の記憶されたカ
ウント信号をカウント装置から出力する。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0014】図1は本考案の一実施例であり、図中図5
と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0015】図1に示す如く、前記図5と同様の停止検
出装置20を設け、且つ該停止検出装置20に備えた各
リミットスイッチ15〜19の検知信号27〜31を夫
々操作制御盤32に導いてタワーパーキングの制御を行
うようにしている。
【0016】上記構成において、停止用リミットスイッ
チ15,16の検知信号27,28をカウント装置33
に入力する。
【0017】前記停止用リミットスイッチ(リミットス
イッチ)15,16は、図2(A)及び図3(A)に示
す如く、ケージの正転方向移動によりチェーンによっ
て回転される検知用回転円板10,11が矢印方向(時
計方向)に正転しているとき、まず左側のリミットスイ
ッチ15が検出部34を検出し、検知信号27を出力す
る。ケージを停止する場合はこの検知信号27により
停止作動が行われる。
【0018】更に検知用円板10,11が回転すると、
図2(B)に示すように右側の停止用リミットスイッチ
(リミットスイッチ)16も検出部34を検出し、両検
知信号27,28が出力されると図4のケージ4は入出
庫口7に来たことになる。
【0019】更に検知用円板10,11が回転すると、
図2(C)に示す如く、左側のリミットスイッチ15が検
出部34から離れると共に、右側のリミットスイッチ1
6も検出部34から離れ、この両リミットスイッチ1
5,16の出力がオフとなることにより、カウント装置
33は1を加算するカウントを行って次のケージの番号
のカウント信号35を出力する。上記したように、順次
加算が行われることにより、2,3,4…のカウントが
行われ、例えば32ケージが備えられている場合には3
2の次には1がカウントされる。
【0020】一方、ケージの逆転方向の移動により検知
用円板10,11が反時計方向に逆転しているときに
は、図2及び図3(B)に示すように、右側のリミットス
イッチ16が検出部34を検出し、又左側のリミットス
イッチ15の出力がオフになったことにより1を減算す
るカウントを行って次のケージの番号のカウント信号3
5を出力する。この場合は1の次に32がカウントされ
る。
【0021】カウント装置33にてカウントされたカウ
ント信号35が前記操作制御盤32に出力されることに
より、アドレス表示部36に現在入出庫口に来ているケ
ージの番号が表示される一方カウント装置33の記憶回
路37に記憶される。
【0022】更に、前記カウント装置33にバッテリー
38が接続してあり、停電が発生した場合、バッテリー
38の電気がカウント装置33に導かれることにより、
記憶回路37に記憶されたカウント信号35が操作制御
盤32に導かれて表示されるようになっている。上記バ
ッテリー38によるバッテリー回路は、停電による作動
後、一定時間経つと記憶回路37以外への給電は自動的
に切となるようになっている。
【0023】又、操作制御盤32には、現在の入出庫口
に停止しているケージの番号をセットできるプリセット
のディジィスイッチ39が設けられていると共に、ケ
ージ呼出ボタン40等が備られている。
【0024】ケージ呼出ボタン40によってケージを呼
び出すと、操作の制御盤32は現在入出庫口に停止して
いるケージの番号から呼び出されたケージを入出庫口に
移動するのに正転、逆転のどちらが近いかを判断してタ
ワーパーキングを正転又は逆転駆動する。
【0025】駆動によりケージが移動すると、前記検知
用回転円10,11の回転により検出部34をリ
トスイッチ15,16が時間をずらして検出し、そのと
きのリミットスイッチ15,16からの検知信号27,
28の出力の順序によってカウント装置33により正
転、逆転を判別し、両リミットスイッチ15,16から
の各1回の出力がオフになることによって正転の場合は
1を加算し、逆転の場合には1を減算してカウントし、
次のケージの番号を示すカウント信号35を操作制御盤
32に出力してアドレス表示部36に表示する。
【0026】アドレス表示部36のケージ番号がケージ
呼出番号に一致すると、ケージの作動が停止され、呼出
されたケージは入出庫口に停止される。
【0027】停電が発生した場合には、直ちにバッテリ
ー38の電気がカウント装置33に導かれることによ
り、カウント装置33は正常に作動して記憶回路37に
記憶されたカウント信号35を操作制御盤32に出力す
る。
【0028】尚、本考案のタワーパーキングのアドレス
カウント装置は、上述の実施例にのみ限定されるもので
はなく上記実施例では停止検出装置の検知用回転円板及
び停止用リミットスイッチを利用する場合について説明
したが、本考案のための専用のリミットスイッチを新た
に備えるようにしても良いこと、カウント装置を操作制
御盤と一体に構成するようにしても良いこと、その他本
考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように本考案のタワーパー
キングのアドレスカウント装置によれば、入出庫口にケ
ージが来たとき時間をずらして検出するように備えた2
個のリミットスイッチからの検知信号に基づいてケージ
の番号をカウントするようにしているので、カウント装
置を備えた簡単な装置でケージのアドレスを検出するこ
とができ、保守も容易となる。又カウント装置には記憶
回路が備えてあり、且つバッテリーが接続されているの
で、停電時にも何等問題を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成回路図である。
【図2】(A)(B)(C) は本考案のリミットスイッチの
検知作用を示す側面図である。
【図3】(A)(B) はリミットスイッチの検知出力を正
転、逆転の場合について示した線図である。
【図4】タワーパーキングの側面図である。
【図5】従来のアドレス検出装置の側面図である。
【符号の説明】 チェーン 4 ケージ 7 入出庫10,11 検知用回転円板 15,16 停止用リミットスイッチ(リミットスイ
ッチ) 27,28 検知信号 33 カウント装置34 検出部 35 カウント信号 37 記憶回路 38 バッテリー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケージを循環するためのチェーンによっ
    て回転されケージの1ピッチで1回転し外周に所要円弧
    長さで検出部が形成された検知用回転円板と、入出庫口
    にケージが来たとき時間をずらして前記検知用回転円板
    の検出部を検出するように備えた2個のリミットスイッ
    チと、該リミットスイッチからの検出信号がどちらが先
    に出力されたかによって回転方向を判別して両リミット
    スイッチからの各1回の検知信号により1を加算或いは
    減算してカウント信号を出力し、且つ次のカウントが行
    われるまで今のカウントを記憶しておく記憶回路を備え
    たカウント装置と、停電時に停電前の記憶されたカウン
    ト信号を出力するよう前記カウント装置に給電を行うバ
    ッテリーとを備えたことを特徴とするタワーパーキング
    のアドレスカウント装置。
JP1990405546U 1990-12-28 1990-12-28 タワーパーキングのアドレスカウント装置 Expired - Lifetime JPH0748900Y2 (ja)

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JPH0494050U JPH0494050U (ja) 1992-08-14
JPH0748900Y2 true JPH0748900Y2 (ja) 1995-11-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0494050U (ja) 1992-08-14

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