JPH0748847Y2 - 金具およびパネルの接合構造 - Google Patents

金具およびパネルの接合構造

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JPH0748847Y2
JPH0748847Y2 JP1988101347U JP10134788U JPH0748847Y2 JP H0748847 Y2 JPH0748847 Y2 JP H0748847Y2 JP 1988101347 U JP1988101347 U JP 1988101347U JP 10134788 U JP10134788 U JP 10134788U JP H0748847 Y2 JPH0748847 Y2 JP H0748847Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば壁パネル、床パネル等の内外装材のパネ
ル相互を接合する際に用いる金具、および該金具を用い
たパネルの該接合構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来からこの種のパネル接続には第7図に示すように一
方のパネル(1)の接合端部において下実部(2)を形
成し、他方のパネル(1)の接合端部において上実部
(3)を形成し、双方のパネル(1)の接合端部を突合
わせて他方のパネル(1)の上実部(3)を一方のパネ
ル(1)の下実部(2)上に重ね合わせ、上から釘(1
1)A等で下地(21)に固定するいわゆる相欠り方式が
適用されていた。しかしこのような相欠り方式にあって
は釘頭部(11)Bが外部に露出して外観が損われるし、
また双方のパネル(1),(1)の接合端部が密接して
いるからパネル(1),(1)が気温、湿気等の変化に
よって伸縮する場合にはパネル(1),(1)相互が干
渉し合ってせり上ったり、破損を生じたり、あるいはパ
ネル(1),(1)の接合端部間の間隙が大きくなって
外観を劣化させたりする等の不具合を生ずる。
またパネル相互の接続に金具を用いた方式も提供されて
いる。この方式では例えば第8図に示すように下端に先
鋭部(12)を備えた打込み部(13)の上縁部に下実押え
部(14)と上実受部(15)とを備えた金具(11)を用い
るもので、第9図に示すように該金具(11)の打込み部
(13)を下地(21)に垂直に打込み、該金具(11)の下
実押え部(14)と下地(21)との間には一方のパネル
(1)の下実部(2)を挿入し、該金具(11)の上実受
部(15)との間には他方のパネル(1)の上実部(3)
の内側に突設された突条部(9)を挿入して他方のパネ
ル(1)の上実部(3)を一方のパネル(1)の下実部
(2)上に重ねることにより一対のパネル(1),
(1)を接合する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の金具を用いたパネルの接合においては、釘等
をパネルに打込んで固定するものではないから、釘頭部
が外部に露出して外観が損なわれることはないが、金具
(11)の打込み部(13)が下地(21)に垂直に打込まれ
ているから、該打込み部(13)の両縁に刻み目(16)が
形成されていても引抜き抵抗は弱く、金具(11)が下地
(21)から脱離し易いし、また他方のパネル(1)の上
実部(3)の端面が一方のパネル(1)の下実部(2)
の上面に形成されている二個の段部(2)A,(2)Bの
うち下実部(2)根部側の段部(2)Aに密接してお
り、パネル(1),(1)が伸縮する場合にはやはり相
互干渉し合ってせり上ったりし破損を生じたり、あるい
はパネル(1),(1)の接合端部間の隙間が大きくな
って外観を劣化したりする。またパネル(1),(1)
と下地(21)とが密接しているために湿気が逃げにく
く、パネルが吸湿してそりが発生し易い。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記従来の課題を解決する手段として、水平台
部(12)Aと、該水平台部(12)Aの両側から斜め下方
に向けて傾設された一対の傾斜部(13)A,(14)Aとか
らなる基台(16)Aの該水平台部(12)A上面から略垂
直に幹板部(17)Aを立設し、該幹板部(17)Aの先端
において斜め上方に分岐する一対の枝板部(18)A,(1
9)Aを差出すことによって該幹板部(17)Aの両側に
おいて該基台(16)Aの水平台部(12)Aと該一対の枝
板部(18)A,(19)Aとの間に外方に向って次第に間隙
が広くなる一対のパネル嵌合部(22)A,(23)Aを形成
した金具(11)Aと該金具(11)Aを用い、一方のパネ
ルの接合端部においては先端に向って次第に厚みを減じ
る挿入部(2)′Aを有する下実部(2)Aを形成し、
他方のパネル接合端部においては上実部(3)Aと該上
実部(3)Aの内側に先端に向って次第に厚みを減じる
挿入部(3)′Aとを突設し、該一対のパネル(1)A,
(1)Aの挿入部(2)′A,(3)′Aを夫々該金具
(11)Aの該一対のパネル嵌合部(22)A,(23)Aに嵌
合接続し、一方のパネル(1)Aの下実部(2)A上に
他方のパネル(1)Aの上実部(3)Aを重ねたパネル
の接合構造とを提供するものである。
〔作用〕
本考案の金具(11)Aは水平台部(12)Aの傾斜部(1
3)A,(14)Aを介して釘(25)等を斜めに打込むこと
により下地(24)に固定される。そして他方のパネル
(1)Aの上実部(3)A内側の挿入部(3)′Aを該
金具(11)Aの他方のパネル嵌合部(22)Aに嵌合し、
一方のパネル(1)Aの下実部(2)Aの挿入部
(2)′Aを該金具(11)Aの一方のパネル嵌合部(2
3)Aに嵌合し、他方のパネル(1)Aの上実部(3)
Aを一方のパネル(1)Aの下実部(2)A上に重ね
る。このようにして該金具(11)Aを介して一対のパネ
ル(1)A,(1)Aが接合される。この状態で該一対の
パネル(1)A,(1)Aと下地(24)との間には金具
(11)Aの基台(16)Aの厚みと高さ分の間隙が生じて
いた。
〔考案の効果〕
したがって本考案においては、金具は水平台部の傾斜部
の釘穴を介して釘等を斜めに打込んで下地に固定される
から、引抜き抵抗が大きく金具が下地に強固に固定さ
れ、また金具のパネル嵌合部は外方に向って次第に間隙
が広くなるから接合さえるべき一対のパネルの挿入部の
嵌合は極めて容易となり、またパネル接合状態において
金具を固定する釘等の頭はパネルに干渉することなく外
部から被覆されるから外観が極めて良好なものとなりま
たパネルと下地との間には間隙が形成されているから湿
気が逃げ易く、したがってパネルが吸湿してそり等を生
ずることもなく、更に他方のパネルの上実部は一方のパ
ネルの下実部上に重ねられているから、温度や湿気の要
因によってパネルが伸びる場合には他方のパネルの上実
部と一方のパネルの下実部とが相対的に滑ることにより
このような伸びを吸収することが出来、パネルのせり上
りや破損は確実に防止される。
〔実施例〕
本考案を第1図〜第6図に示す一実施例によって説明す
れば、(11)Aは金具であり水平台部(12)Aと該水平
台部(12)Aの両側から斜め下方に向けて傾設された一
対の傾斜部(13)A,(14)Aと、一方の傾斜部(13)A
から略水平に延設された脚板部(15)Aとからなる基台
(16)Aと、該基台(16)Aの水平台部(12)Aの上面
から略垂直に立設された幹板部(17)Aと、該幹板部
(17)Aの先端において斜め上方に分岐する一対の枝板
部(18)A,(19)Aとからなり、該金具(11)Aの一方
の傾斜部(13)Aは他の部分より肉厚にされかつ複数個
の小釘穴(20)Aが設けられ、更に脚板部(15)Aの中
央には一個の大釘穴(21)Aが設けられ、また該幹板部
(17)Aの両側において該基台(16)Aの水平台部(1
2)Aと該一対の枝板部(18)A,(19)Aとの間に外方
に向って次第に間隙が広くなる一対のパネル嵌合部(2
2)A,(23)Aが形成されている。更に該金具(11)A
の両端縁(24)A,(24)Aには曲げ加工が施されてい
る。
上記金具(11)Aを用いてパネル(1)A,(1)Aを接
合する方法を以下に示す。
まず該金具(11)Aを下地に止着するのであるが、該下
地が鉄骨の場合には金具(11)Aの脚板部(15)Aの大
釘穴(21)Aを介して該金具(11)Aをビス止めし、該
下地が木である場合には傾斜部(13)Aの小釘穴(20)
Aを介して該金具(11)Aを釘止めする。第3図には木
である下地(24)に金具(11)Aを傾斜部(13)Aの小
釘穴(20)Aを介して釘(25)にて止着した状態を示
す。金具(11)Aを釘(25)にて下地(24)に止着する
場合、小釘穴(20)Aを有する傾斜部(13)Aは他の部
分より肉厚とされているから釘(25)打ちの外方による
変形が防止され、また金具(11)Aの両端縁(24)A,
(24)Aには曲げ加工が施されているから下地(24)に
食い込んで金具(11)Aは下地(24)に強固に止着され
る。
このような金具(11)Aにより接合されるパネル(1)
A,(1)Aの一方の接合端部においては第4図に示すよ
うに先端部に向って次第に厚みを減じる挿入部(2)′
Aを有する下実部(2)Aを形成し、他方の接合端部に
おいては第5図に示すように上実部(3)Aと該上実部
(3)Aの内側に先端に向って次第に厚みを減じる挿入
部(3)′Aとを突設する。そして一方のパネル(1)
Aの下実部(2)Aの挿入部(2)′A上にシール材
(26)を載置した上で該挿入部(2)′Aを第6図に示
すように金具(11)Aの一方のパネル嵌合部(23)Aに
挿着し他方のパネル(1)Aの上実部(3)Aの内側の
挿入部(3)′Aを金具(11)Aの他方のパネル嵌合部
(22)Aに挿着する。この際、金具(11)Aのパネル嵌
合部(22)A,(23)Aは夫々外方に向って間隙が次第に
広くなり、またパネル(1)A,(1)Aの挿入部
(2)′A,(3)′Aは先端に向って次第に厚みを減じ
ているので、パネル(1)A,(1)Aの挿入部(2)′
A,(3)′Aは金具(11)Aのパネル嵌合部(22)A,
(23)Aに容易に挿着される。このような接合状態にお
いては一方のパネル(1)Aの下実部(2)A上に他方
のパネル(1)Aの上実部(3)Aが重なり、また該上
実部(3)Aは該下実部(2)Aの根端段部(4)Aに
当接していないのでパネル(1)A,(1)Aの双方が伸
縮する際、該上実部(3)Aは該下実部(2)A上を滑
行し、該上実部(3)Aが該下実部(2)Aの段部
(4)Aに当接しこれを押圧するようなことはない。ま
た釘(25)は傾斜部(13)Aの小釘穴(20)Aに斜めに
打ち込まれるので金具(11)Aは大きな引抜き強度を有
する。更に該釘(25)の頭はパネル(1)A,(1)Aと
干渉しないし、パネル(1)A,(1)Aの表面に外出す
ることもない。該パネル(1)A,(1)Aは金具(11)
Aの基台(16)Aの厚みと高さ分だけ下地(24)と間隙
を介しているので湿気が逃げ易く、したがって該パネル
(1)A,(1)Aには吸湿によるそりの発生がない。
本実施例以外、金具(11)Aの脚板部(15)Aは下地が
木である場合は必須のものではなく、また金具(11)A
の両端縁(24)A,(25)Aは必ずしも円筒状にされなく
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すものであり、
第1図は金具の側面図であり、第2図は金具の斜視図、
第3図は金具の下地への取付状態の説明断面図、第4図
および第5図はパネルの両端部の側面図、第6図は金具
とパネルの接合状態を示す説明断面図である。第7図〜
第9図は従来例を示すもので、第7図は接合状態の説明
断面図、第8図は金具の斜視図、第9図は第8図の金具
を用いた接合状態を示す断面図である。 図中、(1)A……パネル、(11)A……金具、(12)
A……水平台部、(13)A,(14)A……傾斜部、(16)
A……基台、(17)A……幹板部、(18)A,(19)A…
…枝板部、(22)A,(23)A……パネル嵌合部、(2)
A……下実部、(3)A……上実部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平台部と、該水平台部の両側から斜め下
    方に向けて傾設された一対の傾斜部とからなる基台の該
    水平台部上面から略垂直に幹板部を立設し、該幹板部の
    先端において斜め上方に分岐する一対の枝板部を差出す
    ことによって該幹板部の両側において該基台の水平台部
    と該一対の枝板部との間に外方に向って次第に間隙が広
    くなる一対のパネル嵌合部を形成したことを特徴とする
    金具。
  2. 【請求項2】水平台部と、該水平台部の両側から斜め下
    方に向けて傾設された傾斜部とからなる基台の該水平台
    部上面から略垂直に幹板部を立設し、該幹板部の先端に
    おいて斜め上方に分岐する一対の枝板部を差出すことに
    よって該幹板部の両側において該基台の該水平台部と該
    一対の枝板部との間に外方に向って次第に間隙が広くな
    る一対のパネル嵌合部を形成した金具を用い、一方のパ
    ネルの接合端部においては先端に向って次第に厚みを減
    じる挿入部を有する下実部を形成し、他方のパネル接合
    端部においては上実部と該上実部の内側に先端に向って
    次第に厚みを減じる挿入部とを突設し、該一対のパネル
    の挿入部を夫々該金具の該一対のパネル嵌合部に嵌合接
    続し、一方のパネルの下実部上に他方のパネルの上実部
    を重ねたことを特徴とするパネルの接合構造。
JP1988101347U 1988-07-29 1988-07-29 金具およびパネルの接合構造 Expired - Lifetime JPH0748847Y2 (ja)

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