JPH0748295A - 二重結合の新規な異性化方法 - Google Patents

二重結合の新規な異性化方法

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JPH0748295A
JPH0748295A JP7775794A JP7775794A JPH0748295A JP H0748295 A JPH0748295 A JP H0748295A JP 7775794 A JP7775794 A JP 7775794A JP 7775794 A JP7775794 A JP 7775794A JP H0748295 A JPH0748295 A JP H0748295A
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JP7775794A
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Philippe Cosquer
フィリップ・コスケ
Jacques Demassey
ジャック・ドマセ
Jean-Pierre Demoute
ジャンピエール・ドムート
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    • C07C51/353Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重結合の新規な異性化方法を提供する。 【構成】 この方法は、次式(I) 【化1】 (ここで、二重結合の配置はEであるか又はE+Z混合
物であり、Halはハロゲン原子を表わし、Aは求電子
性の基を表わし、Halはカーンインゴルド−プレログ
分類においてAよりも前にあり、Z1 及びZ2 は互いに
異なっていて、水素原子又は有機基を表わし、Z1 はカ
ーンインゴルド−プレログ分類においてZ2 よりも前に
ある)の化合物に光の存在下に臭素を作用させて二重結
合の配置がZである式(I)の化合物を得ることを特徴
とする。この方法は生物活性化合物、例えばペスチサイ
ドの製造に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二重結合の新規な異
性化方法に関する。
【0002】
【発明の概要】しかして、本発明の主題は、次式(I)
【化4】 (ここで、二重結合の配置はEであるか又はE+Z混合
物であり、Halはハロゲン原子を表わし、Aは求電子
性の基を表わし、Halはカーンインゴルド−プレログ
分類においてAよりも前にあり、Z1 及びZ2 は互いに
異なっていて、水素原子又は有機基を表わし、Z1 はカ
ーンインゴルド−プレログ分類においてZ2 よりも前に
ある)の化合物に光の存在下に臭素を作用させて二重結
合の配置がZである式(I)の化合物を得ることを特徴
とする二重結合の異性化方法にある。
【0003】
【発明の具体的な説明】一般式(I)において、Hal
は好ましくは弗素、塩素又は臭素原子を表わす。電子吸
引性の基とは、例えばCO2 R基(ここで、Rは、1個
以上の官能基により置換されていてもよい8個までの炭
素原子を含有するアルキル基を表わす)、C≡N基、1
個以上のハロゲン原子により置換された8個までの炭素
原子を含有するアルキル基又は1個以上の官能基により
置換されていてもよいアリール基である。好ましくは、
Aは前記のようなCO2 R基又は前記のような置換アル
キル基を表わす。Z1 又はZ2 が有機基を表わすとき
は、それは、例えば、1個以上の官能基により置換され
ていてもよいアリール基又は次式
【化5】 (ここで、Dは水素原子、アルキル基又はピレスリノイ
ド系で使用されるアルコールの残基を表わす)の基であ
る。
【0004】各種の置換基A、Z1 及びZ2 を定義する
にあたり、ハロゲン原子は弗素、塩素又は臭素原子であ
るか又は沃素原子である。官能基とは、好ましくはハロ
ゲン原子、OH若しくはSH基、ORa若しくはSRa
(ここで、Raは1〜8個の炭素原子を含有するアルキ
ル基を表わす)、NO2 基、次式
【化6】 (ここで、Rb及びRcは同一であっても異なっていて
もよく、水素原子又は1〜8個の炭素原子を含有するア
ルキル基を表わす)の基、C≡N、SO3 H若しくはP
42 基、又はCOalk1 、SO2 alk2 若しく
はSO3 alk3 基(ここで、alk1 、alk2 若し
くはalk3は1〜18個の炭素原子を含有するアルキ
ル基を表わす)を意味する。
【0005】本発明の方法は非常に一般的であり、従っ
てE配置並びにE+Z配置の混合形態を有し得る二重結
合を含む任意の有機化合物に適用することができる。本
発明の方法を適用すれば、E配置又はE+Z配置混合物
の化合物から出発してZ配置の化合物が得られる。本発
明の方法は、例えば、Z配置の化合物がE配置の化合物
よりも活性である生物活性化合物の製造、或いは最終製
品の中間合成化合物の製造に特に使用される。従って、
例えば、本発明の方法によりヨーロッパ特許第5055
3号、402246号、178826号、299694
号又は10874号に記載の化合物の製造が可能にな
る。
【0006】さらに特定すれば、本発明の主題は、臭素
を触媒量で使用することを特徴とする方法にある。ま
た、本発明の主題は、臭素を化学量論的量で使用し、そ
して得られた生成物に還元剤を作用させて二重結合の配
置がZである式(I)の化合物を得ることを特徴とする
方法にある。臭素を触媒量で使用する場合の反応並びに
臭素を化学量論的量で添加する場合の反応は、溶媒中で
行われるが、この溶媒は、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロルエタンのようなハロゲン化溶
媒又はこれらの種々の溶媒の混合物、テトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタン、メチルt−ブチルエーテル又は
ジオキサンのようなエーテル、ベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族溶媒又はシクロヘキサンのような
相当する飽和溶媒、メタノール又はエタノールのような
アルコール、或いは酢酸エチル、ジメチルホルムアミド
又はジメチルスルホキシドであってよい。これらの反応
は、例えば、100ワット〜400ワット、好ましくは
200〜300ワットの白色光ランプによる照射の下で
実施される。臭素を化学量論的量で添加する場合には、
得られた二臭素化生成物の還元は上記と同じ溶媒中で−
20〜+40℃の温度で例えば酢酸中で亜鉛を使用して
行われる。
【0007】本発明の好ましい方法のうちでも、特に、
使用する式(I)の化合物がR2 が水素原子を表わす化
合物である方法、さらに詳しくは、使用する式(I)の
化合物が次式(IA )
【化7】 (ここで、シクロプロパンカップリング部分はcis−
又はtrans−立体配置であるか又はcis−tra
ns立体配置の混合物であってよく、Hal1 はハロゲ
ン原子を表わし、Dは水素原子、低級アルキル基又はピ
レスリノイド系で使用されるアルコールの残基を表わ
し、Rは1個以上のハロゲン原子により置換されていて
もよいアルキル基を表わす)の化合物であることを特徴
とする方法にある。好ましくは、Hal1 は弗素、塩素
又は臭素原子を表わす。
【0008】Dがアルキル基を表わすときは、それは好
ましくはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル又はt−ブチル基である。
Dがピレスリノイド系において使用されるアルコールの
残基を表わすときは、Dは好ましくは下記の残基であ
る。
【0009】a)ベンジル基(芳香族の頂点上に1〜4
個の炭素原子を含有するアルキル基、メチレンジオキシ
基及びハロゲンよりなる群から選択される1個以上の基
が置換していてもよい)、
【0010】b)次式
【化8】 (ここで、置換基R1 は水素原子又はメチル基を表わ
し、置換基R2 は単環式アリール基を表わす)の基、
【0011】c)次式
【化9】 (ここで、Bは酸素若しくは硫黄原子又は−CO−若し
くは−CH2 −基を表わし、R4 は水素原子、塩素、臭
素若しくは沃素原子、−C≡N基、メチル基、−CON
2 基又は−CSNH2 基を表わし、R5 はハロゲン原
子又はメチル基を表わし、nは0、1又は2に等しい数
を表わす)の基、
【0012】d)次式
【化10】 (ここで、置換基R6 、R7 、R8 及びR9 は水素原
子、塩素原子又はメチル基を表わし、S/Iは芳香族環
を意味する)の基、
【0013】e)(スクシミド又はマレイミド)メチレ
ン基、
【0014】f)次式
【化11】 (ここで、R10は水素原子又はCN基を表わし、R12
−CH2 −基又は酸素原子を表わし、R11はチアゾリル
又はチアジアゾリル基であってその−CH(R10)−基
との結合が有効な位置のいずれかにあるものを表わし、
12は硫黄原子と窒素原子との間に含まれる炭素原子に
よりR1 に結合している)の基、
【0015】g)次式
【化12】 (ここで、R13は水素原子又は−CN基を表わし、R14
は水素原子、ハロゲン原子、CN基、6個までの炭素原
子を含有するアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキ
ル、アルキルチオ、CO−アルキル又はCO2 −アルキ
ル基(このアルキル基は1個以上のハロゲン原子により
置換されていてもよい)を表わし、mは1、2、3又は
4に等しい数を表わす)の基、
【0016】h)次式
【化13】 (ここで、R13は前記の通りである)の基、
【0017】i)次式
【化14】 (ここで、R4 は前記の通りであり、R15は弗素、塩素
又は臭素原子を表わし、R16は水素、弗素、塩素又は臭
素原子を表わす)の基、
【0018】j)次式
【化15】 (ここで、R4 は前記の通りであり、各R17は独立して
1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基、1〜4個の
炭素原子を含有するアルコキシ基、1〜4個の炭素原子
を含有するアルキルチオ基、1〜4個の炭素原子を含有
するアルキルスルホニル基、トリフルオルメチル、3,
4−メチレンジオキシ、クロル、フルオル又はブロム基
のいずれかを表わし、pは0、1又は2に等しい数を表
わし、B'は酸素原子又は硫黄原子を表わす)の基、
【0019】k)次式
【化16】 {ここで、R21は水素原子、−C≡N、−CF3 基又は
1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基を表わし、R
20、R22及びR23は互いに同一であっても異なっていて
もよく、水素原子、ハロゲン原子、18個までの炭素原
子を含有するアルキル基、14個までの炭素原子を含有
するアリール基、18個までの炭素原子を含有するアラ
ルキル基、シアノ基、−CF3 基、8個までの炭素原子
を含有する−CO2 −アルキル基、NO2 基、8個まで
の炭素原子を含有するアルコキシ基、−S(O)n −R
24又は−N(R25)(R26)基(ここで、nは0、1又
は2に等しい数であり、R24、R25及びR26は1〜8個
の炭素原子を含有するアルキル基を表わす)を表わし、
またR22及びR23は一緒になって8個までの炭素原子を
含有する飽和又は不飽和の炭素同素環を形成することが
でき、R19は次式
【化17】 (ここで、R29はR22及びR23について前記した意味
(ただし、ハロゲン、シアノ、NO2 、−S(O)n
24(nは1又は2に等しい)基及び−N(R25)(R
26)基を除く)を有する)の基か又は次式
【化18】 (ここで、R30及びR31は同一であっても異なっていて
もよく、水素原子、1〜18個の炭素原子を含有するア
ルキル基、14個までの炭素原子を含有するアリール
基、18個までの炭素原子を含有するアラルキル基、C
3 基、8個までの炭素原子を含有するCO2 −アルキ
ル基又は8個までの炭素原子を含有するアルコキシ基を
表わす)の基のいずれかを表わす}の基、
【0020】l)次式
【化19】 (ここで、Xは硫黄又は酸素原子を表わし、Yは>C=
O、>C=S又は>CH2 基を表わし、R32は水素原
子、8個までの炭素原子を含有する飽和若しくは不飽和
の直鎖状、分岐鎖状若しくは環状のアルキル基(1個以
上のハロゲン原子により置換されていてもよい)又は1
4個までの炭素原子を含有するアリール基を表わし、R
33は水素原子又は8個までの炭素原子を含有する飽和若
しくは不飽和の直鎖状、分岐鎖状若しくは環状のアルキ
ル基(1個以上のハロゲン原子により置換されていても
よい)を表わし、或いはR33は14個までの炭素原子を
含有するアリール基、CF3 、−NO2 基、−C≡N
基、ハロゲン原子、8個までの炭素原子を含有するアル
コキシ基又は8個までの炭素原子を含有する−CO2
アルキル基を表わし、R34は水素原子又は1〜3個の炭
素原子を含有するアルキル基を表わす)の基、或いは
【0021】m)次式
【化20】 (ここで、R35は水素原子、1〜3個の炭素原子を含有
するアルキル基、−C≡N又はCF3 基を表わし、R36
及びR38は互いに同一であっても異なっていてもよく、
水素原子又は1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基
(1個以上のハロゲン原子により置換されていてもよ
い)を表わし、R37は1個以上のC1 〜C3アルキル基
又は1個以上のハロゲン原子により置換されていてもよ
いフェニル基を表わす)の基。
【0022】Dが1個以上のアルキル基により置換され
たベンジル基を表わすときは、アルキル基は好ましくは
メチル、エチル、プロピル又はイソピロピル基である。
Dが1個以上のハロゲン原子により置換されたベンジル
基を表わすときは、ハロゲン原子は好ましくは塩素、臭
素又は弗素原子である。R2 がアリール基を表わすとき
は、それはフェニル基が好ましく、その場合に相当する
基は好ましくは5−ベンジル−3−フリルメチル基であ
る。特に、Bは酸素原子を表わし、その場合に相当する
基は好ましくは3−フェノキシベンジル、α−シアノ−
3−フェノキシベンジル、α−エチニル−3−フェノキ
シベンジル、1−(3−フェノキシフェニル)エチル又
はα−チオアミド−3−フェノキシベンジル基である。
また、Bは特に−CO−基であり、その場合に相当する
基は好ましくは3−ベンゾイルベンジル基である。
【0023】R14又はR17がアルキル基を表わすとき
は、それはメチル、エチル、直鎖状若しくは分岐鎖状の
プロピル基又は直鎖状若しくは分岐鎖状のブチル基が好
ましい。R14又はR17がアルコキシ基を表わすときは、
それはメトキシ、エトキシ、直鎖状若しくは分岐鎖状の
プロポキシ基又は直鎖状若しくは分岐鎖状のブトキシ基
が好ましい。R14又はR17がアルキルチオ基を表わすと
きは、それはメチルチオ、エチルチオ、直鎖状若しくは
分岐鎖状のプロピルチオ基又は直鎖状若しくは分岐鎖状
のブチルチオ基が好ましい。R17がアルキルスルホニル
基を表わすときは、それは上記のアルキルチオ基のいず
れかに相当する基である。
【0024】R21がアルキル基を表わすときは、それは
メチル、エチル又はイソプロピル基であり、好ましくは
メチル基である。基R20、R22及びR23の1個以上又は
19、R20、R22及びR23の定義に含まれる基がハロゲ
ン原子を表わすときは、それは弗素、塩素又は臭素原子
が好ましい。基R20、R22、R23及びR29の1個以上又
はR19、R20、R22、R23及びR29の定義に含まれる基
がアルキル基を表わすときは、それはメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブ
チル又はn−ペンチル基が好ましい。基R20、R22、R
23及びR29の1個以上又はR19、R20、R22、R23及び
29の定義に含まれる基がアリール基を表わすときは、
それはフェニル基が好ましく、これは、特に、1〜8個
の炭素原子を含有するアルキル若しくはアルコキシ基、
又はニトロ、トリフルオルメチル、ヒドロキシ、ハロゲ
ン若しくはアミノ基により置換されていてもよい。基R
20、R22、R23及びR29の1個以上又はR19、R20、R
22、R23及びR29の定義に含まれる基がアラルキル基を
表わすときは、それはベンジル基が好ましい。基R14
20、R22、R23及びR29の1個以上又はR19、R20
22、R23及びR29の定義に含まれる基が−CO−アル
キル基、−CO2 −アルキル基又はアルコキシ基を表わ
すときは、アルキル基とは好ましくはメチル、エチル、
プロピル又はイソプロピル基を、またアルコキシとはメ
トキシ、エトキシ、プロポキシ又はイソプロポキシ基を
意味する。
【0025】R32又はR33が飽和又は不飽和の直鎖状、
分岐鎖状又は環状のアルキル基を表わすときは、それ
は、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル、シクロブチル、n−ペン
チル、シクロペンチル、n−ヘキシル又はシクロヘキシ
ル基のいずれかである。これらの基が1個以上のハロゲ
ン原子により置換されているときは、ハロゲンは弗素、
塩素、臭素又は沃素を意味する。R32又はR33がアリー
ル基を意味するときは、それは好ましくはフェニル基で
ある。R33がハロゲン原子を表わすときは、それは好ま
しくは弗素、塩素又は臭素原子である。R33がアルコキ
シ基を表わすときは、それは好ましくはメトキシ、エト
キシ、プロポキシ又はイソプロポキシ基である。R33
CO2 −アルキル基を表わすときは、アルキルとは好ま
しくはメチル、エチル、直鎖状若しくは分岐鎖状のプロ
ピル基又は直鎖状若しくは分岐鎖状のブチル基を意味す
る。R34がアルキル基を表わすときは、それは好ましく
はメチル基である。R36及び(又は)R38がアルキル基
を表わすときは、それは好ましくはメチル又はエチル基
である。アルキル基が1個以上のハロゲン原子により置
換されているときは、ハロゲンとは好ましくは弗素、塩
素又は臭素原子を意味する。
【0026】Rが1個以上のハロゲン原子により置換さ
れているときは、それは例えば下記の基の一つである。
CH2 CCl3 ,CH2 CF3 ,CH2 CH2 CCl
3 ,CH2 CH2 CF3 ,CH2 CHCl2 ,CH2
HF2 ,CHF2 ,CH2 CH2 Cl,CH2 CH2
F,
【化21】
【0027】本発明のさらに特定の主題は、Hal1
弗素原子を表わす前記の式(IA )の化合物の製造法に
ある。また、本発明の主題は、使用される化合物が次式
(IB
【化22】 (ここで、Hal1 及びDは前記と同じ意味を有する)
の化合物であることを特徴とする製造法にある。
【0028】また、本発明のさらに特定の主題は、次式
【化23】 の化合物の製造法並びに次式
【化24】 の化合物の製造法にある。さらに特定すれば、本発明の
主題は、Dが水素原子、4個までの炭素原子を含有する
アルキル基又はα−シアノ−3−フェノキシベンジル基
を表わすことを特徴とする製造法にある。
【0029】本発明の方法をピレスリノイド誘導体に適
用することが主題であるときは、シクロプロパンカップ
リング部分はcis−又はtrans−配置であるかあ
るいはcis−配置とrans−配置の混合物であって
よい。
【0030】
【実施例】下記の実施例は本発明を例示するものであっ
て、それを何ら制限するものではない。
【0031】例1 1R(1α,3β)(Z)2,2−ジメチル−3−(2
−フルオル−3−オキソ−3−メトキシプロペニル)シ
クロプロパンカルボン酸 10.8gの1R(1α,3β)(E)2,2−ジメチ
ル−3−(2−フルオル−3−オキソ−3−メトキシプ
ロペニル)シクロプロパンカルボン酸を150ccの四
塩化炭素中に導入する。白色光を照射しながら、6.4
ccの臭素の四塩化炭素溶液(0.39モル/l)を導
入する。反応媒体を15分間撹拌し続けてから減圧下に
濃縮する。得られた粗生成物を43ccのヘキサンと2
1.6ccのイソプロピルエーテルから再結晶する。分
離した後、7.39gの白色結晶を得た。Mp=67
℃。NMR (CDCl3 ,ppm) 対の2個のCH3 :1.26(s),1.36(s) H1 :1.75(d,J=5) H3 :2.45(dd,J=5及び10) COOCH3 :3.83(s)=CH:5.87(d
d,J=10及び31)
【0032】例2 (1R(1α,3βZ))2,2−ジメチル−3−(2
−フルオル−3−オキソ−3−メトキシプロペニル)シ
クロプロパンカルボン酸工程A :(1R(1α,3β(R−S)及び(1R(1
α,3β(S−R))2,2−ジメチル−3−(1,2
−ジブロム−3−オキソ−3−メトキシ−2−フルオル
プロペニル)シクロプロパンカルボン酸 4.2gの(1R(1α,3β(E))3−(2−フル
オル−3−オキソ−3−メトキシプロペニル)シクロプ
ロパンカルボン酸を60ccの四塩化炭素中に導入す
る。10℃±2℃に冷却した後、1ccの臭素を6.5
ccの四塩化炭素中に含有する溶液を白色光により照射
しながら導入する。反応媒体を10℃で1時間撹拌し、
減圧下に濃縮する。9.11gの粗生成物を得た。これ
をシリカでクロマトグラフィーし、ヘキサン−酢酸エチ
ル−酢酸混合物(80−20−1)で溶離する。所望の
化合物を93%の収率で得た。NMR (CDCl3 ppm) 対の2個のCH3 :1.33−1.34−1.36 H1 :1.65(d,J=5.5)環 1.93(d,J=5.5)cis H3 :2.21(dd,解離) COOMe:3.93(s)=CH−X:4.35(d
d,解離)弗素と結合工程B :(1R(1α,3βZ))2,2−ジメチル−
3−(2−フルオル−3−オキソ−3−メトキシプロペ
ニル)シクロプロパンカルボン酸 工程Aで製造した2.05gの酸、42ccのクロロホ
ルム及び21ccの酢酸を含有する溶液を10℃に冷却
する。2.10gの亜鉛を導入し、溶液を10℃で1時
間撹拌し、次いでろ過し、クロロホルムですすぎ、水洗
する。ろ液を2N塩酸により1のpHが得られるまで酸
性化する。有機相をデカンテーションし、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下に濃縮する。生成物をトルエンに
溶解し、減圧下に濃縮する。0.95gの所期の酸を得
た。即ち、79%の粗収率である。
【0033】例3 1R(1α,3β)(Z)3−(2−クロル−3,3,
−トリフルオル−1−プロペン−1−イル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボン酸 異性体混合物(ΔE:40%/ΔZ57.5%)として
6gの3−(2−クロル−3,3,−トリフルオル−1
−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロ
パンカルボン酸を75ccの四塩化炭素に導入する。溶
液を0℃〜+5℃の間に冷却し、3.2ccの臭素の四
塩化炭素溶液(0.4M)を導入する。得られた溶液を
250ワットのランプを使用して照射し、0℃〜+5℃
の間で1時間撹拌する。40〜45℃で減圧下に蒸留し
た後、6.25gの生成物を得た。これに15ccのヘ
キサンを添加し、次いで溶解するまで加熱還流し、次い
で−20℃±2℃に冷却し、1時間撹拌し、分離し、−
20℃のヘキサンですすぐ。20〜25℃で減圧乾燥し
た後、二重結合の配置がZである5.2gの所期化合物
を得た。NMR (CDCl3 ,ppm) 対の2個のCH3 :1.32(s) H1 :1.99(d) H3 :2.24(m) CHZ:6.85(dd)
【0034】例4 1R(1α,3α)(Z)2,2−ジメチル−3−(2
−フルオル−3−オキソ−3−エトキシプロペニル)シ
クロプロパンカルボン酸
【化25】 相当するE又はE+Z混合物から出発して、前記のよう
に実施することにより所期化合物を得た。
【0035】例5 1R(1α,3α)(Z)2,2−ジメチル−3−(2
−フルオル−3−オキソ−3−t−ブチルオキシプロペ
ニル)シクロプロパンカルボン酸
【化26】 相当するE又はE+Z混合物から出発して、前記のよう
に実施することにより所期化合物を得た。
【0036】例6 1R(1α,3α)(Z)2,2−ジメチル−3−(2
−フルオル−3−オキソ−3−メトキシプロペニル)シ
クロプロパンカルボン酸α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル
【化27】 相当するE又はE+Z混合物から出発して、前記のよう
に実施することにより所期化合物を得た。
【0037】例7 1R(1α,3α)(Z)2,2−ジメチル−3−(2
−フルオル−3−オキソ−3−エトキシプロペニル)シ
クロプロパンカルボン酸α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル
【化28】 相当するE又はE+Z混合物から出発して、前記のよう
に実施することにより所期化合物を得た。
【0038】例8 1R(1α,3α)(Z)2,2−ジメチル−3−(2
−フルオル−3−オキソ−3−t−ブトキシプロペニ
ル)シクロプロパンカルボン酸α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル
【化29】 相当するE又はE+Z混合物から出発して、前記のよう
に実施することにより所期化合物を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 67/333 69/743 255/39 // C07M 9:00 (72)発明者 ジャンピエール・ドムート フランス国ヌイイ・プレザンス、アブニ ュ・フォシュ、65

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(I) 【化1】 (ここで、二重結合の配置はEであるか又はE+Z混合
    物であり、Halはハロゲン原子を表わし、Aは求電子
    性の基を表わし、Halはカーンインゴルド−プレログ
    分類においてAよりも前にあり、Z1 及びZ2 は互いに
    異なっていて、水素原子又は有機基を表わし、Z1 はカ
    ーンインゴルド−プレログ分類においてZ2 よりも前に
    ある)の化合物に光の存在下に臭素を作用させて二重結
    合の配置がZである式(I)の化合物を得ることを特徴
    とする二重結合の異性化方法。
  2. 【請求項2】 臭素を触媒量で使用することを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 臭素を化学量論的量で使用し、そして得
    られた生成物に還元剤を作用させて二重結合の配置がZ
    である式(I)の化合物を得ることを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  4. 【請求項4】 Z2 が水素原子であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 使用する式(I)の化合物が次式(I
    A ) 【化2】 (ここで、シクロプロパンカップリング部分はcis−
    又はtrans−立体配置であるか又はcis−tra
    ns立体配置の混合物であってよく、Hal1 はハロゲ
    ン原子を表わし、Dは水素原子、低級アルキル基又はピ
    レスリノイド系で使用されるアルコールの残基を表わ
    し、Rは1個以上のハロゲン原子により置換されていて
    もよいアルキル基を表わす)の化合物であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 Hal1 が弗素原子であることを特徴と
    する請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 使用する式(I)の化合物が次式(I
    B ) 【化3】 (ここで、シクロプロパンカップリング部分はcis−
    又はtrans−立体配置であるか又はcis−tra
    ns立体配置の混合物であってよく、Hal1 及びDは
    請求項5に記載のものと同じ意味を有する)の化合物で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 Hal1 が塩素原子を表わす請求項7記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 Hal1 が臭素原子を表わす請求項7記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 Dが水素原子、4個までの炭素原子を
    含有するアルキル基又はα−シアノ−3−フェノキシベ
    ンジル基を表わす請求項5〜9のいずれかに記載の方
    法。
JP7775794A 1993-03-25 1994-03-25 二重結合の新規な異性化方法 Withdrawn JPH0748295A (ja)

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FR93-03432 1993-03-25
FR9303432A FR2703044B1 (fr) 1993-03-25 1993-03-25 Nouveau procédé d'isomérisation de doubles liaisons.

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US6465698B2 (en) * 2000-06-30 2002-10-15 Roche Vitamins, Inc. Catalytic isomerization of Z-pentol to E-pentol
US9487523B2 (en) 2012-03-14 2016-11-08 Merck Sharp & Dohme Corp. Process for making CGRP receptor antagonists
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DE3035149A1 (de) * 1980-09-18 1982-04-22 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von trans-3-(z-2-chlor-2-aryl-vinyl)-2,2-dimethylcyclopropan-1-carbonsaeure-derivaten, neue zwischenprodukte hierfuer, verfahren zu deren herstellung und verwendung von zwischenprodukten in schaedlingsbekaempfungsmitteln
FR2491060A1 (fr) * 1980-10-01 1982-04-02 Roussel Uclaf Esters d'acides cyclopropanes carboxyliques apparentes a l'acide pyrethrique, leur procede de preparation et leur application a la lutte contre les parasites

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CA2119991A1 (fr) 1994-09-26
EP0621254A3 (fr) 1995-02-22
EP0621254A2 (fr) 1994-10-26
FR2703044A1 (fr) 1994-09-30

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