JPH0748234A - 毛髪用洗浄剤組成物 - Google Patents

毛髪用洗浄剤組成物

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JPH0748234A
JPH0748234A JP21500093A JP21500093A JPH0748234A JP H0748234 A JPH0748234 A JP H0748234A JP 21500093 A JP21500093 A JP 21500093A JP 21500093 A JP21500093 A JP 21500093A JP H0748234 A JPH0748234 A JP H0748234A
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hair
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Yasuhiro Kawai
康弘 川井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 起泡性および泡の感触に優れ、毛髪にしっと
りしなやかな感触、艶を付与し、優れた櫛通り性や良好
な仕上がり感を付与する低刺激の毛髪用洗浄剤組成物を
提供する。 【構成】 スルホコハク酸系界面活性剤とカチオン性高
分子およびシリコーンガムを含有する。さらに、脂肪酸
エステル、カルボン酸ジエステル、軽質流動パラフィ
ン、軽質流動イソパラフィン、環状シリコーン、加水分
解ペプチド、アシル化ペプチドから選ばれる成分を添加
することで効果が向上する毛髪用洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】低刺激性で起泡性及び泡の感触に
優れ、乾燥後の毛髪にしっとりしなやかな感触や艶を付
与しさらに櫛通りやサラサラ感に優れた毛髪洗浄剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ライフスタイルの変化あるいはシ
ャンプーに対する消費者意識の変化に伴ない、シャンプ
ーに要求される性能が大きく変化してきている。すなわ
ち、毛髪・頭皮の汚れを除去するだけでなく洗髪・乾燥
後の毛髪にしっとりしなやかな感触や艶を付与したり、
櫛通りが良く、サラサラした仕上がり感を付与するシャ
ンプーが望まれ、また、アトピーなど皮膚感受性の高い
消費者が増加する一方で、洗髪頻度は年々高まってきて
おり、より刺激の少ないシャンプーが望まれている。こ
れらの要求に対し、カチオン性高分子を配合したコンデ
ィショニングシャンプーあるいはリンスインシャンプー
が開発されており、具体的には、カチオン性高分子と両
性界面活性剤、分岐第4級アンモニウム塩の併用(特開
平1−117821号公報)、異種のカチオン性高分子
の併用(特開平1−128914号公報)、カチオン化
高分子とラノリン誘導体の併用(特開平2−10329
1号公報)、カチオン性高分子あるいは両性高分子と分
岐鎖を含有するアニオン性界面活性剤の併用(特開平4
−36224号公報)、カチオン性高分子化合物と没食
子酸誘導体の併用(特開平4−74112号公報)カチ
オン性高分子及び両性高分子とアニオン界面活性剤、糖
類の脂肪酸エステルの併用(特開平4−134019号
公報)などの技術が開示されている。これらの技術は、
カチオン性高分子をシャンプーに配合し、カチオン性高
分子と界面活性剤および保湿剤の複合体を毛髪に吸着さ
せることでコンディショニング性を付与させる技術であ
る。しかし、いずれの技術も、毛髪に付着したこれらコ
ンディショニング成分が、乾燥後の毛髪にゴワツキ感を
与え、櫛通り性やあるいは毛髪への艶の付与の点で充分
満足できるものではない。また、毛髪や頭皮への刺激を
抑制したスルホコハク酸系界面活性剤配合のシャンプー
が特開平3−153798号公報、特開平3−2039
99号公報、特開平4−18014号公報、特開平4−
36223号公報、特開平4−117321号公報、特
開平4−234810号公報、特開平4−249596
号公報、特開平4−372698号公報などに開示され
ている。さらに刺激性とコンディショニング性を両立さ
せる目的で、スルホコハク酸系界面活性剤とカチオン性
高分子と併用する技術も開示されている。(特開昭61
−140514号公報、特開平1−216913号公
報、特開平2−105895号公報、特開平2−218
797号公報、特開平2−264709号公報)しかし
ながら、いずれも満足できるものではなく、充分問題を
解決するに至っていない。加えて、乾燥後の髪のサラサ
ラ感や櫛通り性を向上させるためシリコ−ンを併用する
ことも特公平5−21160号公報、特開平3−115
498号公報に開示されているが、満足できるものでは
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情を
鑑み、起泡性や泡の感触に優れ、且つ、毛髪をしっとり
しなやかに仕上げ、良好な櫛とおり性、つやを付与する
低刺激の毛髪用洗浄剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
課題を解決すべく鋭意検討した結果、意外にもスルホハ
ク酸系界面活性剤とカチオン性高分子およびシリコ−ン
ガムを配合することにより、低刺激性で起泡性及び泡の
感触に優れ、乾燥後の毛髪にしっとりしなやかな感触や
艶を付与しさらに櫛通りやサラサラ感に優れた毛髪用洗
浄剤組成物が選られることを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は式(1):
【0005】
【化6】
【0006】[式中、A及びBは夫々一方が−SO3
2、他方が水素原子、M1及びM2はそれぞれアルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニア又は炭素数2ある
いは3のヒドロキシアルキル基を有する低級アルカノー
ルアミンカチオン、Rは炭素数4〜30のアルキル基ま
たはアルケニル基、nは0〜40の整数を示す。]で示
されるスルホコハク酸系界面活性剤0.1〜30重量
%、式(2):
【0007】
【化7】
【0008】[式中、R1及びR2はメチル基または水酸
基を示す。nは4000〜10000の整数を示す。]
で示されるジメチルシリコ−ンガム0.0001〜10
重量%及びカチオン性高分子化合物0.01〜5重量%
を含有する毛髪洗浄剤組成物に関する。
【0009】本発明に用いられるスルホコハク酸系界面
活性剤は、通常用いられる方法で製造される。すなわ
ち、アルコール類と無水マレイン酸を反応させた後に、
スルホン化を行なうことで得られ、アルコール類として
はブチルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアル
コール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコールなどの直鎖脂肪族第1級アルコ
ール、2−エチルヘキサノール、2−メチルドデカノー
ル、2−メチルトリデカノールなどの通常オキソ合成に
よって得られる側鎖脂肪族第一級アルコール、n−パラ
フィンを液相酸化して得られる第2級アルコールなどを
用いることができる。これらアルコールの炭素数は10
〜18が好ましく、また、これらのアルコール類の代わ
りにアルコールのエチレンオキシド付加物を用いること
もでき、この場合のエチレンオキシドの付加モル数は1
〜9が好ましい。対イオンとしては、ナトリウム、カリ
ウムに代表されるアルカリ金属、カルシウム、マグネシ
ウムに代表されるアルカリ土類金属、アンモニア、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、モノブタノールアミンに代表される炭素数2
あるいは3のヒドロキシアルキル基を有する低級アルカ
ノールアミンカチオンが用いられる。
【0010】具体的なスルホコハク酸系界面活性剤とし
て、ラウリルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレンラウリルスルホコハク酸ナトリウム(3EO)、
ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸マグネシウ
ム(3EO)、炭素数12〜14の第2級アルコールか
ら誘導されるポリオキシエチレンモノアルキルスルホコ
ハク酸ナトリウム(7EO)、炭素数11〜13のオキ
ソアルコールから誘導されるポリオキシエチレンモノア
ルキルスルホコハク酸カルシウム(5EO)、オレイル
スルホコハク酸カリウム、ポリオキシエチレンココイル
スルホコハク酸ナトリウム(3EO)などが挙げられ
る。これらのスルホコハク酸系界面活性剤は1種又は2
種以上を任意に組み合わせて、組成物全量に対し0.1
〜30重量%配合することができ、特に1〜20重量%
が好ましい。配合量が0.1%に満たないと低刺激効果
やコンディショニング効果が充分に得られず、30重量
%をこえるとゴワツキ感が生じ好ましくない。
【0011】本発明で用いられるジメチルシリコ−ンガ
ムの重合度は4000〜10000であり、重合度が4
000に満たないと、乾燥後の毛髪の艶やサラサラ感が
充分に得られず、重合度が10000を越えると配合す
ることが難しく好ましくない。これらジメチルシリコ−
ンガムは1種又は2種以上を組み合わせて用いることが
でき、組成物全量に対して0.0001〜10重量%、
特に0.05〜5重量%が好ましい。配合量が0.00
01重量%に満たないと充分な艶付与効果が得られず、
10重量%を越えると起泡力を損ない好ましくない。
【0012】本発明で用いられるカチオン性高分子化合
物としては、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジウム、
N−メタクリロイル−N’,N’−ジメチルアンモニウ
ム−α−N−メチルカルボキシベタイン重合体、ヒドロ
キシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムク
ロリド重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド
/アクリル酸共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニ
ウム/アクリルアミド共重合体、グアガムヒドロキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、ヒド
ロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロリドエーテル、N−メタクロイルエチ
ル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカ
ルボキシベタイン/メタクリル酸ブチル共重合体、オク
チルアクリルアミド/ブチルアミノエチルメタクリレー
ト/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸/エチル
アクリレート/n−tert ブチルアクリルアマイド
共重合体、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体、ビ
ニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルメタクリレ
ート共重合体、ポリエチレンイミン、第四級窒素含有ポ
リ(トリアルキルアミノエチルメタクリレート)誘導
体、テトラエチルペンタミンとエピクロルヒドリンの水
溶性カチオン性ポリマー、第四級窒素含有コラーゲン蛋
白加水分解物、第四級窒素含有デキストラン、第四級窒
素含有ケラチン蛋白加水分解物等が挙げられる。
【0013】好ましくはポリ塩化ジメチルメチレンピペ
リジウム、N−メタクリロイル−N’,N’−ジメチル
アンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン重合
体、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアン
モニウムクロリド重合体、ジメチルジアリルアンモニウ
ムクロリド/アクリル酸共重合体、塩化ジメチルジアリ
ルアンモニウム/アクリルアミド共重合体、グアガムヒ
ドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエー
テル、ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルメ
タクリレート共重合体、ジエチル硫酸ビニルピロリドン
−N,N’−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合
体、ジエチル硫酸ビニルピロリドン−N,N’−ジメチ
ルアミノエチルメタクリル酸共重合体、第四級窒素含有
コラーゲン蛋白加水分解物、第四級窒素含有デキストラ
ン、第四級窒素含有ケラチン蛋白加水分解物である。更
に好ましくは、窒素含量0.5〜5.0%、分子量10
万〜50万のグアガムヒドロキシプロピルトリメチルア
ンモニウムクロリドエーテル、窒素含量0.5〜4.0
%、分子量1万〜500万のヒドロキシエチルセルロー
スヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド
エーテルである。
【0014】これらのカチオン性高分子は1種又は2種
以上を任意に組み合わせて用いることができ、組成物全
量に対し0.01〜5重量%であって、さらに好ましく
は0.1〜1重量%である。0.01重量%に満たない
と毛髪に充分なコンディショニング性を付与することが
できず、5重量%を越えると、洗髪乾燥後に毛髪がゴワ
ゴワして使用感を損なう。さらに、本発明では、式
(3):
【0015】
【化8】
【0016】で示される脂肪酸エステルおよび式
(4):
【0017】
【化9】 で示されるカルボン酸ジエステル[式(3)(4)中、
3及びR4は炭素数2〜14のアルキル基、アルケニル
基、R5は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。]、軽
質流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、式
(5):
【0018】
【化10】
【0019】[式中、nは3〜7の整数を示す。]で示
される環状シリコーンからなる群から選ばれる1種また
は2種以上、さらには式(3)においてR3、R4の少な
くともいずれか一方が分岐アルキル基または分岐アルケ
ニル基である脂肪酸エステル、および式(4)において
3、R4の少なくともいずれか一方が分岐アルキル基ま
たは分岐アルケニル基であるカルボン酸ジエステルから
なる群から選ばれるの1種または2種以上、また加水分
解ペプチド及びアシル化ペプチドからなる群から選ばれ
るの1種または2種以上を配合することができる。
【0020】本発明で用いられる、脂肪酸エステル、カ
ルボン酸ジエステルとして、具体的にはオクタン酸メチ
ル、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、コ
ハク酸ジエチル、アジピン酸ジメチルなどが挙げられ、
また分岐アルキル基または分岐アルケニル基を含む脂肪
酸エステル、カルボン酸ジエステルとしては、具体的に
は2−エチルヘキサン酸プロピル、イソオクタン酸イソ
オクチル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソ
プロピル、コハク酸ジイソブチルなどが挙げられ、特
に、分岐アルキル基または分岐アルケニル基を含むカル
ボン酸エステル、カルボン酸ジエステルが好ましい。
【0021】本発明で用いられる、軽質流動パラフィン
とは、パラフィン系炭化水素とナフテン系炭化水素の飽
和成分のうち37.8℃において40センチストークス
以下の粘度を有するものであり、軽質流動イソパラフィ
ンとは、イソブテンとn−ブテンを共重合した後、水素
添加して得られる側鎖を有する炭化水素であり、その重
合度は3〜6の混合物を示す。
【0022】本発明で用いられる、環状シリコーンとし
て、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチル
シクロペンタシロキサン、テトラデカメチルシクロヘキ
サシロキサンなどが挙げられる。
【0023】本発明で用いられる、加水分解ペプチドと
して、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、シルクなど
の動物性硬蛋白質や大豆蛋白質、小麦蛋白質、米蛋白質
などの植物性蛋白質を酸触媒、アルカリ触媒、酵素など
を用いて加水分解処理したものである。加水分解ペプチ
ドの分子量は、特に規定されるものではないが、平均分
子量50〜50000が好ましく、さらに平均分子量3
00〜10000が好ましい。また、アシル化ペプチド
は、脂肪酸塩化物とペプチドを周知の方法で反応して得
られるもので、脂肪酸塩化物の例としてはラウリン酸、
ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレ
ン酸、ヤシ油脂肪酸などの塩化物が挙げられ、ペプチド
としてはコラーゲン、エラスチン、ケラチン、シルクな
どの動物性硬蛋白質や大豆蛋白質、小麦蛋白質、米蛋白
質などの植物性蛋白質の加水分解処理したペプチドが挙
げられる。ペプチド部の分子量は、特に規定されるもの
ではないが、平均分子量50〜50000が好ましく、
さらに平均分子量300〜10000が好ましい。対イ
オンとしては、ナトリウム、カリウムに代表されるアル
カリ金属、カルシウム、マグネシウムに代表されるアル
カリ土類金属、アンモニア、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、モノブタノ
ールアミンに代表される炭素数2あるいは3のヒドロキ
シアルキル基を有する低級アルカノールアミンカチオン
が挙げられる。アシル化ペプチドとして具体的には、ラ
ウリン酸加水分解コラーゲントリエタノールアミン、ミ
リスチン酸加水分解ケラチンナトリウム、ステアリン酸
加水分解コラーゲンカリウム、オレイン酸加水分解シル
クナトリウム、ウンデシレン酸加水分解大豆蛋白カリウ
ム、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンナトリウムなどが
挙げられる。
【0024】また、本発明では効果を損なわない範囲
で、スルホコハク酸系界面活性剤を除くアニオン界面活
性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性
界面活性剤、パール化剤、湿潤剤、コンディショニング
剤、防腐剤、着色剤、抗フケ剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、香料など周知の成分を配合することができる。
【0025】
【実施例】つぎに実施例を示し本発明を更に詳しく説明
する。言うまでもなく本発明は実施例に限定されるもの
ではない。なお、特にことわらない場合「%」は重量%
を示す。表1に示す実施例及び比較例を常法により製造
し、以下の評価方法にて評価した。
【0026】1.コンディショニング性 (1)櫛どおり性 毛束(10g、長さ10cm)を10%wt/wtの実
施例(および比較例)水溶液に2分間浸漬後、40°C
の水450mlを加え均一とし、10分間放置した後に
取りだし、流水で濯ぐ。20°C、湿度65%RHの条
件で一昼夜乾燥させた後、同条件下で平櫛を取り付けた
レオメーター[不動工業(株)]を用いて櫛とく時の平
櫛にかかる力を測定し、次式にもとづいて櫛通り抵抗値
を求めた。 櫛通り抵抗(%)=(処理後の櫛通り荷重値/処理前の
櫛通り荷重値)×100 ○ :櫛通り抵抗90%未満 × :櫛通り抵抗90%以上 (2)毛髪の艶 損傷毛5本を各試験処理剤にて処理、乾燥し、自動変角
光度計[(株)村上色彩技術研究所]を用いて測定し
た。 ○:艶値 7以上 ×:艶値 7未満 艶値は自動変角光度計データより抽出されるパラメータ
ーより算出される値であり、損傷毛は、艶値約4、健康
毛は、艶値約8である。
【0027】2.起泡力 実施例(及び比較例)の1%水溶液200mlをシリン
ダーにとり、これにオレイン酸4gを加え、40゜Cに
した後回転数毎分1500回で5分間切り羽根式プロペ
ラで攪拌した。攪拌停止後30秒の泡量を測定した。 ○ : 500ml以上の泡量 × : 500ml未満の泡量
【0028】3.皮膚一次刺激性 モルモット一群10匹を用い、モルモット皮膚に試料洗
浄剤25%液を塗布したパッチテスト用絆創膏を24時
間閉塞貼布する。絆創膏除去後、試料を拭き取り、1時
間後に下記の基準で判定する。 ○:肉眼的に変化なし。 ×:紅斑および浮腫を認める。
【0029】4.総合評価 ○:全ての評価が○ ×:上記以外
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】に結果を示す。表1、表2および表3から
明らかなように、実施例では、いずれの場合も比較例に
比べると低刺激性、コンディショニング性、起泡力に優
れた毛髪用洗浄剤組成物である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、スルホコハク酸系界面
活性剤とジメチルシリコ−ンガム、カチオン性高分子を
組み合わせることによって、起泡力に冨み、低刺激性、
コンディショニング性に優れた毛髪用洗浄剤組成物であ
り、さらに脂肪酸エステル、カルボン酸ジエステル、軽
質流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、環状シリ
コ−ン、加水分解ペプチド、アシル化ペプチドを加える
ことで、その効果が一段と向上する毛髪用洗浄剤組成物
を提供できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 [式中、A及びBは夫々一方が-SO3M2、他方が水素
    原子、M1及びM2はそれぞれアルカリ金属、アルカリ土
    類金属、アンモニア又は炭素数2あるいは3のヒドロキ
    シアルキル基を有する低級アルカノールアミンカチオ
    ン、Rは炭素数4〜30のアルキル基またはアルケニル
    基、nは0〜40の整数を示す。]で示されるスルホコ
    ハク酸系界面活性剤0.1〜30重量%と式(2): 【化2】 [式中、R1及びR2メチル基または水酸基、nは400
    0〜10000の整数]で示されるジメチルシリコ−ン
    ガム0.0001〜10重量%及びカチオン性高分子化
    合物0.01〜5重量%を含有することを特徴とする毛
    髪洗浄剤組成物
  2. 【請求項2】 式(3): 【化3】 で示される脂肪酸酸エステルおよび式(4): 【化4】 で示されるカルボン酸ジエステル[式(3)(4)中、
    3及びR4は炭素数2〜14のアルキル基、アルケニル
    基、R5は炭素数1〜4のアルキレン基を示す。]、軽
    質流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、式
    (5): 【化5】 [式中、nは3〜7の整数を示す。]で示される環状シ
    リコーンからなる群から選ばれるの1種または2種以上
    を含有することを特徴とする請求項1に記載の毛髪用洗
    浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 式(3)においてR3、R4の少なくとも
    いずれか一方が分岐アルキル基または分岐アルケニル基
    である脂肪酸エステル、および式(4)においてR3
    4の少なくともいずれか一方が分岐アルキル基または
    分岐アルケニル基であるカルボン酸ジエステルの群から
    選ばれる1種または2種以上を含有することを特徴とす
    る請求項1あるいは請求項2に記載の毛髪用洗浄剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 加水分解ペプチド及びアシル化ペプチド
    からなる群から選ばれる1種または2種以上を含有する
    ことを特徴とする請求項1、請求項2あるいは請求項3
    に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08291028A (ja) * 1995-04-18 1996-11-05 Kanebo Ltd 洗髪用化粧料
JP2013018883A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Kao Corp 硬質表面用洗浄剤組成物
JP2021535902A (ja) * 2018-08-13 2021-12-23 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ.Dsm Ip Assets B.V. 超分岐コポリマーを含む硫酸塩非含有の化粧用洗い流し型組成物

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