JPH0748230A - 育毛剤の製造法 - Google Patents

育毛剤の製造法

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JPH0748230A
JPH0748230A JP5208486A JP20848693A JPH0748230A JP H0748230 A JPH0748230 A JP H0748230A JP 5208486 A JP5208486 A JP 5208486A JP 20848693 A JP20848693 A JP 20848693A JP H0748230 A JPH0748230 A JP H0748230A
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JP
Japan
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hair
minoxidil
hair tonic
agent
present
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JP5208486A
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English (en)
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Hideo Horiuchi
英夫 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミノキシジルを主成分とする新規の育毛剤の
提供を図ったものである。 【構成】 ミノキシジル0.1 〜10.0gに対して、エタノ
ール95%溶液を30.0〜70. 0g混合すると共に、これを
精製水にて全量を100 mlとする割合で添加したことを特
徴とする育毛剤の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミノキシジルを主成分
とする新規の育毛剤の提供を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来の育毛剤としては、パントテン酸カ
ルシウムを主成分とするもの、パントテニールアルコー
ルを主成分とするもの等が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来品を含
め、既存の育毛剤は何れも決め手に欠き、全幅の信頼を
置けるものでは無かった。 本発明は、従来に比して育
毛効果が著しく高い育毛剤の提供を可能化し、依って、
従来の問題を解消したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、降圧剤として
用いられているミノキシジルを主成分として用いた育毛
剤に係るものである。 そして本発明は、当該ミノキシ
ジルが奏する毛細血管拡張に基づく頭皮の血流促進に基
づき育毛効果を生じさせるようにしたものである。
【0005】
【実施例】本発明は、降圧剤として経口的に用いられて
いるミノキシジルが、その副作用として、多毛症、軟毛
の硬毛化があることに着眼し、当該ミノキシジルを主成
分とする育毛剤の提供を図ったものである。 なお、こ
のような副作用は、皮膚の末梢血管を拡張するために生
じたものと考えられる。
【0006】ところで、ミノキシジルを組織培養した表
皮細胞に直接添加した場合、細胞の分裂を促進すること
が確かめられた。 これは、ミノキシジルが頭皮の血流
を促進する結果、毛乳頭の血流量が増加し、二次的に毛
母細胞の活動が盛んになると言う事実以外に、毛母細胞
に直接的に作用するということも示唆される。
【0007】更に、ミノキシジルは毛包の上皮に作用
し、表皮細胞に増殖の促進と、形態学的変化を与えるよ
うな直接的作用があると考えれる。 すなわち、ミノキ
シジルが毛包の分裂と成長を促進し、毛母細胞の老化を
予防する効果が有ると考えられる。
【0008】結局、ミノキシジルは外用に依って皮膚の
局所血流量が明らかに増加し、これに基づき育毛、養毛
効果を奏し、既存の末梢血管拡張剤より勝った育毛、羊
毛効果期待できることが確認された。 本発明はこのよ
うな確認事実に基づき、ミノキシジルを主成分とすると
言う新規な育毛剤の提供を図ったものである。
【0009】本発明の具体的実施例は下記の通りであ
る。 実施例1 ミノキシジル 0.1 〜10.0 (g) エタノール95%溶液 30.0 〜70.0 (g) (溶剤として用いた) 精製水 全量を100mlとするよ
うに添加する。
【0010】実施例2 ミノキシジル 0.1 〜10.0 (g) ヒアルロン酸 0.1 〜 2.0 (g) (保湿剤としてもちいた) グリチルリチン酸ジカリウム 0.05〜 1.00(g) (炎症防止剤として用いた) l.メントール 0.01〜 1.00(g) (清涼剤として用いた) エタノール95%溶液 30.0 〜70.0(g) (溶剤として用いた) 精製水 全量を100mlとする
ように添加する。
【0011】下記の成分を有する本発明育毛剤と既存の
育毛剤との対比試験を行った。 本発明品:ミノキシジル5.0g、エタノール95%溶液50
gを混合すると共に、精製水にて全量を100mlとした。 本発明品:ミノキシジル5.0g、エタノール95%溶液50
g、グリチルリチン酸ジカリウム 0.5g、l.メントール
0.1g、エタノール95%溶液50gを混合すると共に、精
製水にて全量を100mlとした。 従来品 :パントテン酸カルシウム5.0g、l.メント
ール 0.1g、エタノール95%溶液50gを混合すると共
に、精製水にて全量を100mlとした 。 従来品 :パントテニールアルコール5.0g、l.
メントール 0.1g、エタノ ール95%溶液5
0gを混合すると共に、精製水にて全量を100mlとし
た。
【0012】試験方法は次のようにして行った。なお、
試験結果は後記する表1に示す。 (1)パッチテストにて試験を行った。 (2)頭皮洗浄剤にて毎日洗髪した。 (3)試験剤を朝夕2回塗布した。 (4)試験剤塗布後、手掌にて頭皮を叩いてマッサージ
した。 (5)15歳から50歳まで性別を問わずテストした。
【0013】効果の検査と判定法は下記のようにして行
った。効果判定は2週間に一度、下記効果判定基準に添
って行った。 顕著な効果が有った(A) かなり有効であった(B) やゝ有効であった (C) 効果が無かった (D)
【0014】検査項目は下記の6項について行った。 (1)新生毛の発生 顕著な成長が認められる (A) 多数認められる (B) 認められる (C) 認められない (D)
【0015】(2)抜け毛の数 ほとんど認められない (A) かなり減少した (B) 少し減少した (C) 多い (D)
【0016】(3)フケ 全く気にならなくなった (A) かなり減少した (B) 少し減少した (C) 全く減らない (D)
【0017】 (4)皮膚の状態(厚さ、硬さ、潤い、色) 全ての項目に改善が認められる (A) 2〜3項目に改善が認められる (B) 1項目に改善が認められる (C) 全ての項目に改善が認められない (D)
【0018】(5)自然脱毛の毛球の形(検体10本) 異形脱毛球の数 2本以下 (A) 3本〜5本 (B) 6本〜9本 (C) 10本全てが異形 (D) しっぽの有る毛根の数 2本以下 (A) 3本〜5本 (B) 6本〜9本 (C) 10本全てにしっぽが有る(D)
【0019】(6)キューティクルの数(毛元0.1mm、
10本の平均枚数) 12枚以上 (A) 11枚 (B) 10枚 (C) 9枚以下 (D)
【0020】検査に用いた器具 ライトスコープ マイクロスコープ(毛穴及び皮膚を拡大して、新生毛の
有無、毛穴の大きさと状態の良否を観察する。) 毛髪レベルゲージ(毛径の計測) 顕微鏡(毛球とキューティクルを調べる。)
【0021】サンプル数 男性 90人 女性 10人 合 計 100人
【0022】
【表1】 評価A,B,Cは有効 評価Dは無効として集計した
【0023】上記の試験結果から、本発明品及び本発
明品は、新生毛の発生、抜け毛の数、フケ、皮膚の状
態、自然脱毛の毛球の形、キューティクルの数の各店に
おいて、何れも従来品及び従来品より優れているこ
とが確認された。 また、本発明品と本発明品とを
比べた場合、本発明品の方が一段と優れていることが
確認された。
【0024】
【発明の効果】本発明は、ミノキシジル0.1 〜10.0gに
対して、エタノール95%溶液を30.0〜70.0g混合すると
共に、これを精製水にて全量を100 mlとする割合で添加
するようにしたから、本発明に依れば従来の育毛剤に比
して、著しく優れた育毛剤の提供が可能化される。 す
なわち本発明は、従来、口経降圧剤として用いられてい
たミノキシジルを育毛剤として用いることに依り、当該
ミノキシジルが奏する頭皮血流の促進性、毛乳頭の血流
量の増加性、並びに、二次的に毛母細胞の活動の活発性
等の作用に基づき、極めて有効な育毛剤の提供が図られ
ることと成る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミノキシジル0.1 〜10.0gに対して、エ
    タノール95%溶液を30.0〜70.0g混合すると共に、これ
    を精製水にて全量を100 mlとする割合で添加したことを
    特徴とする育毛剤の製造法。
  2. 【請求項2】 保湿剤としてヒアルロン酸を0.1 〜 2.0
    g、炎症防止剤としてグリチルリチン酸ジカリウを0.05
    〜1.00g、清涼剤としてl.メントールを0.01〜1.00g
    添加して成る請求項1に記載の育毛剤の製造法。
JP5208486A 1993-07-31 1993-07-31 育毛剤の製造法 Pending JPH0748230A (ja)

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