JPH0748004A - 基板保持容器およびこの容器を用いる基板処理装置 - Google Patents

基板保持容器およびこの容器を用いる基板処理装置

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JPH0748004A
JPH0748004A JP21338593A JP21338593A JPH0748004A JP H0748004 A JPH0748004 A JP H0748004A JP 21338593 A JP21338593 A JP 21338593A JP 21338593 A JP21338593 A JP 21338593A JP H0748004 A JPH0748004 A JP H0748004A
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JP
Japan
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substrate
base
cover
substrates
container
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JP21338593A
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English (en)
Inventor
Shunsaku Kodama
俊作 児玉
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0748004A publication Critical patent/JPH0748004A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices
    • B65G1/04Storage devices mechanical
    • B65G1/0407Storage devices mechanical using stacker cranes
    • B65G1/0435Storage devices mechanical using stacker cranes with pulling or pushing means on either stacking crane or stacking area
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/74Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
    • B65G47/90Devices for picking-up and depositing articles or materials

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板の汚染を確実に防止する。 【構成】 基板保持容器20は、ベース22の上面に基
板Wを平行に並べて並列に保持するための一対の基板ホ
ルダ24を固定して備える。この基板ホルダ24には2
5個の基板整列収納溝26が平行に形成されており、各
溝に基板Wが起立整列状態で並列に保持される。ベース
22に装着されるカバー28は、カバー固定腕36によ
り下方に押し付けられ、シール材27とシール舌片30
によりベース22に対して気密に固定される。ベース2
2には貫通穴52,54があけられており、貫通穴52
には不活性ガス導入用ブロック56が、貫通穴54には
エアー排出用ブロック58がそれぞれ取り付けられてい
る。そして、この不活性ガス導入用ブロック56から加
圧された不活性ガスが導入されて空気と置換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板,ガラス基
板等の基板(以下、単に「基板」という)を複数枚保持
する基板保持容器とこの基板保持容器に保持された複数
の基板を処理する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板処理装置では、基板
の保管効率を向上させるために、例えば25枚程度の枚
数の基板をカセットに収納することが行なわれている。
また、一方で、高集積化に伴い基板に形成する酸化膜の
薄膜化が進み、当該酸化膜の形成のために基板表面に高
い清浄性(汚染防止)が求められている。具体的には、
基板表面への微細粒子や水蒸気等の付着は勿論、当該表
面における自然酸化膜の成長を防止することが不可欠と
なっている。このため、カセット自体をボックスに収納
して外気と基板との接触機会を減らし、汚染防止が図ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板処理装置では、外気と基板との接触機会を減らして
いるとはいえ、ボックス内の空気と基板との接触は避け
られない。このため、ボックス内の空気中の微細粒子や
水蒸気が基板表面に付着したり、空気中の酸素により基
板表面に自然酸化膜が成長することがあった。つまり、
単にカセット自体をボックスに収納しても基板表面が僅
かに汚染され、基板の汚染を十分に防止することができ
ないことがあった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、基板の汚染を確実に防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載の基板保持容器は、複数の基
板を保持する基板保持容器であって、ベースと、該ベー
スに設けられ、前記複数の基板を平行に並べて並列に保
持する基板保持部材と、前記ベースに装着されて前記並
列保持された複数の基板を覆い、前記ベースから取り外
されたときには前記並列保持された複数の基板の一括し
た取り出し方向を開放するカバーと、該カバーが前記ベ
ースに装着されたとき、前記カバーと前記ベースとを気
密にシールして係合するカバー係合手段と、該係合した
前記カバーと前記ベースとで形成された空間と容器外部
とを連通するよう前記ベース又は前記カバーに設けられ
た二つの連通路と、該二つの連通路の各々に当該連通路
を開閉するよう設けられた第1、第2の連通路開閉手段
とを備えることをその要旨とする。
【0006】また、請求項2記載の基板処理装置は、請
求項1記載の基板保持容器の保持する複数の基板を処理
する基板処理装置であって、前記基板保持容器がセット
される容器セットステーションと、該容器セットステー
ションに設けられ、該セットされた基板保持容器の前記
第1の連通路開閉手段に気密に係合する連通路係合ポー
トと、該連通路係合ポートから不活性ガスを圧送する不
活性ガス圧送手段とを備えることをその要旨とする。
【0007】更に、請求項3記載の基板処理装置は、請
求項1記載の基板保持容器を用いて基板を処理する基板
処理装置であって、前記基板保持容器がセットされる容
器セットステーションと、前記基板保持容器内の複数の
基板を一括して処理する基板処理ステーションとを備
え、前記容器セットステーションに設けられ、前記セッ
トされた基板保持容器の前記カバー係合手段を、前記カ
バーと前記ベースとの係合を解除するように作動する係
合解除手段と、該係合が解除されたカバーを前記ベース
に対して着脱するカバー着脱手段と、該カバー着脱手段
により前記カバーが離脱されたベースにおける前記複数
の基板を前記取り出し方向から一括して把持して前記基
板保持部材から取り出し、該取り出した複数の基板を前
記基板処理ステーションに搬送する搬送手段とを備える
ことをその要旨とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の基板処理容器では、ベースに設
けられた基板保持部材により、複数の基板を平行に並べ
て並列に保持する。こうして並列保持された複数の基板
は、この基板保持部材から一括して取り出し可能であ
る。ベースには、基板保持部材に並列保持された複数の
基板を覆うカバーが装着され、このカバーがベースから
取り外されると、基板の一括した取り出し方向が開放さ
れこの方向から複数の基板が一括して取り出されること
になる。
【0009】一方、カバーがベースに装着されると、カ
バー係合手段によりカバーとベースとは気密にシールし
て係合され、カバーとベースとで複数の基板が収納され
ている空間が形成される。この空間は、ベース又はカバ
ーに設けられた二つの連通路を介して容器外部と連通し
ている。そして、一方の連通路には当該連通路を開閉す
る第1の連通路開閉手段が、他方の連通路には当該連通
路を開閉する第2の連通路開閉手段がそれぞれ設けられ
ている。
【0010】このため、容器外部から窒素ガス等の不活
性ガスの加圧気体が一方の連通路に導入されると、第1
の連通路開閉手段を経てこの不活性ガスがカバーとベー
スとで形成された空間内に充満し、当該空間内に存在し
ていた空気は第2の連通路開閉手段を経て容器外部に流
出する。よって、カバーとベースとで形成され空間は窒
素ガス等の不活性ガスで置換され、複数の基板は不活性
ガスの環境下で当該空間に収納されることになる。な
お、第2の連通路開閉手段は、第1の連通路開閉手段に
連動して連通路を開閉したり、所定圧力になると連通路
を開放したりすればよい。
【0011】請求項2記載の基板処理装置では、容器セ
ットステーションに上記した基板保持容器がセットされ
ると、容器セットステーションの連通路係合ポートが基
板保持容器の第1の連通路開閉手段に気密に係合する。
そして、この連通路係合ポートからは、不活性ガス圧送
手段により不活性ガスが圧送されるので、基板保持容器
内の空気は圧送された不活性ガスに置換される。
【0012】請求項3記載の基板処理装置では、容器セ
ットステーションに上記した基板保持容器がセットされ
ると、容器セットステーションの係合解除手段が基板保
持容器のカバー係合手段を作動させ、カバーとベースと
の係合を解除する。よって、カバーはベースから取り外
し可能となり、カバー着脱手段によりカバーはベースか
ら離脱される。このため、基板保持部材に並列保持され
た複数の基板の一括した取り出し方向が開放される。そ
して、搬送手段により、複数の基板はこの開放された取
り出し方向から一括して把持されて基板保持部材から取
り出され、基板処理ステーションに搬送される。その
後、基板処理ステーションにて複数の基板が一括して処
理される。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る基板保持容器およびこの
容器を用いる基板処理装置の好適な実施例について、図
面に基づき説明する。まず、実施例の基板保持容器につ
いて説明する。
【0014】図1の平面図およびその2−2線断面図で
ある図2,3−3線断面図である図3に示すように、実
施例の基板保持容器20は、後述の基板処理装置に載置
されるベース22の上面に、複数の基板Wを平行に並べ
て並列に保持するための一対の基板ホルダ24を固定し
て備える。基板ホルダ24は、基板Wの径に合わせて形
成された25個の基板整列収納溝26を平行に備え、こ
の各基板整列収納溝26により、25枚の基板Wを起立
整列状態で並列に保持する。そして、この基板整列収納
溝26に並列保持された25枚の基板Wは、上方に持ち
上げられることで一括して取り出し可能である。また、
ベース22の上面には、その周囲に亘ってゴム製のシー
ル材27が下半分を埋設して備え付けられている。
【0015】このベース22には、並列保持された複数
の基板Wを覆うカバー28が装着される。カバー28
は、透光性の樹脂、例えばアクリル樹脂を用いて成形さ
れており、その内部にはシール舌片30を内部全周に亘
り備える。よって、カバー28がベース22に装着され
ると、図2,図3に示すように、シール舌片30の下面
がシール材27に当接する。そして、このカバー28が
ベース22から取り外されると、ベース22の上方は開
放され、上記したように25枚の基板Wの一括した取り
出しが可能となる。
【0016】ベース22は図示するように中空体であ
り、その中空部には、ベース22に装着されたカバー2
8を下方に押し付けて、両者を気密にシールするととも
にカバー28を固定するカバー係合機構32が組み込ま
れている。このカバー係合機構32は、ベース22の上
板および下板に回動自在に支持された回転体34に、一
対のカバー固定腕36をピン38により回転自在に組み
付けて構成される。カバー固定腕36の先端はテーパと
なっており、当該テーパ部は、カバー固定腕36が外側
に押し出されると、カバー28の押し付け窓40および
ベース22の窓42を貫通し、カバー28の押し付け窓
40の下縁に当接する。
【0017】図2に示すように、ベース22の窓42の
上縁にはピン44が下向きに突出して固定されており、
カバー固定腕36には、図2の4−4線拡大断面図であ
る図4に示すように、このピン44が入り込むキー溝4
6が形成されている。このため、図2に示すように、回
転体34下端の回転伝達片48に基板処理装置の回転チ
ャック50が係合して図4中に矢印Aで示す方向に回転
体34が回転すると、各カバー固定腕36は、図中二点
鎖線で示すように、ピン44とキー溝46にズレが規制
されつつ内側に引き込まれる。一方、回転体34が矢印
Aと反対方向に回転すると、各カバー固定腕36は、図
中二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで外側に押
し出される。このように各カバー固定腕36が外側に押
し出されると、カバー固定腕36はその先端のテーパ部
を押し付け窓40の下縁に当てながら前進するので、カ
バー28は下方に押し付けられる。よって、カバー28
のシール舌片30とベース22のシール材27とが気密
にシールされるので、基板Wは気密な空間(基板収納空
間31)に基板ホルダ24を介して収納保持されること
になる。また、各カバー固定腕36が内側に引き込まれ
ると、カバー固定腕36はカバー28の押し付け窓40
から退避するので、カバー28はフリーとなりベース2
2から離脱可能の状態となる。
【0018】ベース22の上板には、図1,図3に示す
ように、貫通穴52,54があけられており、貫通穴5
2には不活性ガス導入用ブロック56が、貫通穴54に
はエアー排出用ブロック58がそれぞれ取り付けられて
いる。不活性ガス導入用ブロック56には、加圧された
不活性ガスが導入されると貫通穴52を開放する逆止弁
60が組み込まれている。一方、エアー排出用ブロック
58には、基板収納空間31内の圧力が所定圧力となる
と貫通穴54を開放する逆止弁62が組み込まれてい
る。このため、図3に示すように、不活性ガス導入用ブ
ロック56に基板処理装置の不活性ガス(窒素ガス)導
入ポート64が気密に係合し、基板処理装置の窒素ガス
タンクから当該ポートを経て窒素ガスが圧送されると、
基板収納空間31には窒素ガスが導入される。そして、
窒素ガスが導入されて基板収納空間31内の圧力が所定
圧力となると、貫通穴54および逆止弁62を経て空気
が外部に排出され基板収納空間31は窒素ガスに置換さ
れる。なお、この際エアー排出用ブロック58には基板
処理装置のエアー排出ポート66が気密に係合してお
り、このエアー排出ポート66を経て空気が容器外部に
排出される。
【0019】この他、基板保持容器20のベース22の
各コーナー下面には、基板処理装置への位置決めおよび
固定のための脚68が、ベース22の各コーナー側面に
は、基板保持容器20の搬送のためのハンガ70が、そ
れぞれ設けられている。
【0020】次に、上記した基板保持容器20を用いる
実施例の基板処理装置について説明する。実施例の基板
処理装置100は、その概略平面図である図5に示すよ
うに、装置の入り口側および出口側に基板保持容器20
の載置ステーション102を有し、両載置ステーション
102間に基板Wが取り出された基板保持容器20を洗
浄したりするための容器処理ステーション104を備え
る。また、基板処理装置100は、載置ステーション1
02,容器処理ステーション104の並びに沿って基板
Wを一括処理する基板処理ステーション106,10
8,110を有する。この各基板処理ステーションは、
基板の洗浄,乾燥等を行なうようそれぞれ構成されてい
る。
【0021】また、基板処理装置100は、装置の左右
に次のような搬送機器を備える。装置左側には、基板保
持容器20のカバー28をその両側から挟持し持ち上げ
るカバー搬送機器112と、基板保持容器20のベース
22をハンガ70に係合して持ち上げるベース搬送機器
114が設置されている。一方、装置右側には、基板保
持容器20に収納保持されている25枚の基板Wを一括
して把持しこれを持ち上げる基板搬送機器200が設置
されている。これら各搬送機器は、上記の両載置ステー
ション102の間に亘り移動できるよう、また、両載置
ステーション102間の各ステーションに停止できるよ
う構成されている。
【0022】カバー搬送機器112は、基板処理装置1
00の概略側面図である図6およびカバー28等の持ち
上げの様子を説明するための図7に示すように、カバー
28の側面に吸着する吸着具116を備え、カバー28
の側面に対して進退可能に、且つ、カバー28に吸着し
たまま上下動可能に構成されている。このため、載置ス
テーション102に基板保持容器20が載置されると、
このカバー搬送機器112により、カバー28はベース
22から着脱される。また、カバー28はカバー搬送機
器112により容器処理ステーション104や他方の載
置ステーション102に搬送される。なお、このカバー
搬送機器112は、基板搬送機器200による基板Wの
持ち上げに支障のない高さまで、カバー28を吸着した
まま上昇できるよう構成されている。
【0023】ベース搬送機器114は、図5に示すよう
に、通常は基板保持容器20の載置ステーション102
への載置に支障のないよう退避しており、この位置から
基板保持容器20に対して進退可能に、且つ、上下動可
能に構成されている。また、カバー搬送機器112は、
基板保持容器20側に前進すると、図7に示すように基
板保持容器20のハンガ70に係合する。よって、載置
ステーション102に載置された基板保持容器20のベ
ース22は、このベース搬送機器114により持ち上げ
られ容器処理ステーション104や他方の載置ステーシ
ョン102に搬送される。なお、このベース搬送機器1
14は、ベース22の脚68が載置ステーション102
から外れる高さまで上昇できるよう構成されている。ま
た、ベース搬送機器114は、載置ステーション102
まで搬送したベース22を載置ステーション102に載
置する。
【0024】基板搬送機器200は、図5に示すよう
に、通常は基板処理ステーション106側に位置してお
り、この位置から基板保持容器20に対して進退可能
に、且つ、上下動可能に構成されている。また、基板搬
送機器200は、図8に示すように、走行部本体202
と、この走行部本体202からほぼ水平に突出した左右
1対のアーム回転軸204と、このアーム回転軸204
を回転させる軸回転手段206と、上記各アーム回転軸
204に固定されかつ基板Wを起立整列状態で一括保持
する基板チャック210と、を備えている。1対の基板
チャック210は、1対の対向面212と、その裏面2
14同士とに、それぞれ基板保持容器20の基板ホルダ
24が有する基板整列収納溝26と同一ピッチの基板整
列保持溝216,218を備えている。なお、基板搬送
機器200は、基板Wを保持する際には図中二点鎖線で
示すように左右の基板チャック210が垂直な姿勢で基
板保持容器20に対して前進する。
【0025】上記した基板搬送機器200による基板W
の一括保持は、次のようにして行なわれる。つまり、左
右の基板チャック210が垂直な姿勢で基板保持容器2
0に対して前進すると、軸回転手段206が駆動してア
ーム回転軸204を介して基板チャック210が回転す
る。この基板チャック210の回転により基板整列保持
溝216により25枚の基板Wが一括して保持される。
その後、この状態で基板搬送機器200が上昇するの
で、25枚の基板Wは、基板ホルダ24から持ち上げら
れ、基板搬送機器200が基板処理ステーション106
側に退避することで基板保持容器20から取り出され
る。そして、25枚の基板Wは、基板搬送機器200に
より各処理ステーションに搬送され、一括して処理され
る。なお、基板搬送機器200は、基板チャック210
の1対の対向面212同士を対向する姿勢で、又は、裏
面214同士を対向する姿勢でそれぞれ基板Wを一括し
て保持することができる。
【0026】基板処理装置100の両載置ステーション
102には、基板保持容器20が当該ステーションに載
置されると、この基板保持容器20のカバー係合機構3
2における回転伝達片48に係合する回転チャック50
が設けられている。そして、基板保持容器20が載置ス
テーション102にセットされると、図示しない電子制
御装置からの制御信号に基づいて回転チャック50が作
動して、カバー係合機構32のカバー固定腕36はカバ
ー28の解除方向に駆動する。これにより、カバー搬送
機器112によるカバー28の離脱および搬送が可能と
なる。また、回転チャック50が反対方向に作動する
と、カバー固定腕36によりカバー28がベース22に
係合・固定される。
【0027】更に、両載置ステーション102には、当
該ステーションに載置された基板保持容器20の不活性
ガス導入用ブロック56,エアー排出用ブロック58に
それぞれ係合する不活性ガス導入ポート64とエアー排
出ポート66が設けられている。この不活性ガス導入ポ
ート64およびエアー排出ポート66は、図3に示すよ
うに、上下に進退駆動できるよう構成されており、基板
保持容器20が当該ステーションに載置されると前進し
て各ブロックに気密に係合する。そして、不活性ガス導
入ポート64からは窒素ガスが圧送される。
【0028】この他、両載置ステーション102には、
図2に示すように、このステーションに載置された基板
保持容器20のベース22における脚68を横方向から
押圧し、ベース22を介して基板保持容器20を固定す
る容器固定機構120が設けられている。
【0029】以上説明したように本実施例の基板保持容
器20では、カバー28とベース22とで形成された基
板収納空間31に複数(25枚)の基板Wを平行に起立
状態で保持し、この基板収納空間31内の空気を、貫通
穴52,逆止弁60および54,逆止弁62を介して不
活性ガス(窒素ガス)に置換することができる。よっ
て、この基板保持容器20によれば、基板表面への微細
粒子や水蒸気等の付着は勿論、当該表面における自然酸
化膜の成長を確実に防止して基板Wの汚染を確実に回避
することができる。
【0030】しかも、基板保持容器20によれば、カバ
ー係合機構32における回転体34を回動するだけで容
易にカバー28をベース22に対して着脱できる。ま
た、カバー28の着脱に関与するカバー固定腕36の移
動軌跡をピン44およびキー溝46により規制したの
で、確実にカバー固定腕36を押し付け窓40に入れ込
み係合不良等を回避することができる。
【0031】一方、この基板保持容器20が載置される
基板処理装置100では、載置ステーション102に基
板保持容器20が載置されると、この基板保持容器20
の基板収納空間31内の空気を不活性ガス(窒素ガス)
に容易に置換することできる。このため、実施例の基板
処理装置100によれば、この処理装置における基板処
理の前後において、簡単且つ確実に基板の汚染を防止す
ることができる。
【0032】更に、基板収納空間31へ不活性ガス(窒
素ガス)を導入する際に、エアー排出用ブロック58に
エアー排出ポート66を係合し当該ポートを介して基板
収納空間31内の空気を外部に排出する。このため、当
該空気を回収することができるので、実施例の基板処理
装置100によれば、空気と一緒に不用意に不活性ガス
(窒素ガス)を基板保持容器20周辺に排出せずに作業
環境を好適に維持することができる。
【0033】また、実施例の基板処理装置100では、
載置ステーション102に基板保持容器20が載置され
ると、回転チャック50によりカバー固定腕36を駆動
してカバー28とベース22との係合を解除し、カバー
搬送機器112によりカバー28をベース22から取り
外す。その後、複数(25枚)の基板Wを基板搬送機器
200により一括して把持して基板ホルダ24から取り
出して基板処理ステーション106等に搬送し、一括し
て処理する。このため、この基板処理装置100によれ
ば、基板保持容器20において不活性ガス環境下にあっ
た25枚の基板Wを速やかに取り出して一括処理するこ
とができるので、外気中の酸素に基板Wが晒される時間
を短くして処理前に基板Wを不用意に酸化させてしまう
ことを回避することができる。
【0034】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの様な実施例になんら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
【0035】例えば、本実施例では、基板収納空間31
内の空気を不活性ガスに置換するために不活性ガス導入
用ブロック56とエアー排出用ブロック58とを別々に
設けたが、単一のブロックに不活性ガス置換用の機構を
設けることもできる。具体的には、図9に示すように、
分岐した二つの連通路を有し一方の連通路には不活性ガ
ス導入用の逆止弁を他方の連通路には排気用の逆止弁を
組み込んだ吸排気ブロック80をベース22に設け、基
板処理装置100には、この吸排気ブロック80に気密
に係合する吸排気ポート82を設ける。更に、この吸排
気ポート82を電磁弁84を介して窒素ガス圧送ポンプ
86,真空吸引ポンプ88および大気開放管90と接続
し、電磁弁84により吸排気ポート82との連通を切り
換えるよう構成する。そして、吸排気ブロック80に吸
排気ポート82を気密に係合し、まず真空吸引ポンプ8
8により基板収納空間31内の空気を吸引する。その
後、電磁弁84により吸排気ポート82を窒素ガス圧送
ポンプ86に切り換えて連通し、当該ポンプから窒素ガ
スを圧送する。このようにしても、基板収納空間31内
の空気を窒素ガスに置換することができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の基板
処理容器では、カバーとベースとで形成された空間に複
数の基板を平行に並べて並列に保持し、この空間内の空
気を不活性ガスに置換することができる。よって、請求
項1記載の基板処理容器によれば、基板表面への微細粒
子や水蒸気等の付着は勿論、当該表面における自然酸化
膜の成長を確実に防止して基板の汚染を確実に回避する
ことができる。
【0037】また、請求項2記載の基板処理装置では、
容器セットステーションに基板保持容器がセットされる
と、この基板保持容器内の空気を不活性ガスに容易に置
換することができる。よって、請求項2記載の基板処理
装置によれば、当該処理装置における基板処理の前後に
おいて、簡単且つ確実に基板の汚染を防止することがで
きる。
【0038】更に、請求項3記載の基板処理装置では、
容器セットステーションに基板保持容器がセットされる
と、カバーとベースとの係合を解除してカバーをベース
から取り外す。その後、複数の基板を一括して把持して
取り出して基板処理ステーションに搬送し、一括して処
理する。よって、請求項3記載の基板処理装置によれ
ば、基板保持容器内において不活性ガス環境下にある複
数の基板を速やかに一括処理することができるので、外
気中の酸素に基板が晒される時間を短くして処理前に基
板を不用意に酸化させてしまうことを回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の基板保持容器の平面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図1の3−3線断面図。
【図4】図2の4−4線拡大断面図。
【図5】実施例の基板処理装置100の概略平面図。
【図6】基板処理装置100の概略側面図。
【図7】カバー28等の持ち上げの様子を説明するため
の説明図。
【図8】基板搬送機器200の構成を説明するための説
明図。
【図9】基板保持容器20の変形例を説明するための説
明図。
【符号の説明】
20…基板保持容器 22…ベース 24…基板ホルダ 26…基板整列収納溝 27…シール材 28…カバー 30…シール舌片 31…基板収納空間 32…カバー係合機構 34…回転体 36…カバー固定腕 38…ピン 40…押し付け窓 42…窓 44…ピン 46…キー溝 48…回転伝達片 50…回転チャック 52…貫通穴 54…貫通穴 56…不活性ガス導入用ブロック 58…エアー排出用ブロック 60…逆止弁 62…逆止弁 64…不活性ガス導入ポート 66…エアー排出ポート 68…脚 70…ハンガ 80…吸排気ブロック 82…吸排気ポート 84…電磁弁 86…窒素ガス圧送ポンプ 88…真空吸引ポンプ 90…大気開放管 100…基板処理装置 102…載置ステーション 104…容器処理ステーション 106…基板処理ステーション 108…基板処理ステーション 110…基板処理ステーション 112…カバー搬送機器 114…ベース搬送機器 116…吸着具 120…容器固定機構 200…基板搬送機器 202…走行部本体 204…アーム回転軸 206…軸回転手段 210…基板チャック 212…対向面 214…裏面 216…基板整列保持溝 218…基板整列保持溝 W…基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板を保持する基板保持容器であ
    って、 ベースと、 該ベースに設けられ、前記複数の基板を平行に並べて並
    列に保持する基板保持部材と、 前記ベースに装着されて前記並列保持された複数の基板
    を覆い、前記ベースから取り外されたときには前記並列
    保持された複数の基板の一括した取り出し方向を開放す
    るカバーと、 該カバーが前記ベースに装着されたとき、前記カバーと
    前記ベースとを気密にシールして係合するカバー係合手
    段と、 該係合した前記カバーと前記ベースとで形成された空間
    と容器外部とを連通するよう前記ベース又は前記カバー
    に設けられた二つの連通路と、 該二つの連通路の各々に当該連通路を開閉するよう設け
    られた第1、第2の連通路開閉手段と、 を備えることを特徴とする基板保持容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板保持容器の保持する
    複数の基板を処理する基板処理装置であって、 前記基板保持容器がセットされる容器セットステーショ
    ンと、 該容器セットステーションに設けられ、該セットされた
    基板保持容器の前記第1の連通路開閉手段に気密に係合
    する連通路係合ポートと、 該連通路係合ポートから不活性ガスを圧送する不活性ガ
    ス圧送手段とを備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板保持容器を用いて基
    板を処理する基板処理装置であって、 前記基板保持容器がセットされる容器セットステーショ
    ンと、 前記基板保持容器内の複数の基板を一括して処理する基
    板処理ステーションとを備え、 前記容器セットステーションに設けられ、前記セットさ
    れた基板保持容器の前記カバー係合手段を、前記カバー
    と前記ベースとの係合を解除するように作動する係合解
    除手段と、 該係合が解除されたカバーを前記ベースに対して着脱す
    るカバー着脱手段と、 該カバー着脱手段により前記カバーが離脱されたベース
    における前記複数の基板を前記取り出し方向から一括し
    て把持して前記基板保持部材から取り出し、該取り出し
    た複数の基板を前記基板処理ステーションに搬送する搬
    送手段とを備えることを特徴とする基板処理装置。
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