JPH0747844Y2 - 平板状磁石を用いた吸着体 - Google Patents

平板状磁石を用いた吸着体

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JPH0747844Y2
JPH0747844Y2 JP4477193U JP4477193U JPH0747844Y2 JP H0747844 Y2 JPH0747844 Y2 JP H0747844Y2 JP 4477193 U JP4477193 U JP 4477193U JP 4477193 U JP4477193 U JP 4477193U JP H0747844 Y2 JPH0747844 Y2 JP H0747844Y2
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JP
Japan
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magnet
adsorbent
flat
force
divided
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JP4477193U
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JPH0714607U (ja
Inventor
泰央 富永
Original Assignee
株式会社ミツヤ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、永久磁石を使用した
吸着体の改良に関するもので、特に表裏面にNS極を着
磁した平板状磁石を固着してなる吸着体における吸着力
の向上を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石を利用して紙片を磁性体表面に
押え止めする止め具、あるいは磁性体表面に固着可能な
永久磁石を底面に有し、バネ力によって紙片を挟み止め
するクリップなど、永久磁石を利用した種々の吸着体が
提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、表裏面にN
S極を着磁した平板状磁石を利用した場合、磁力線は周
縁部が密で、中央部の磁力線は吸着力に有効に寄与しな
いため、吸着体の磁石固着面に対する平板状磁石の面積
比の差によっては吸着力に大きな差はなく、一定の磁石
固着面に固着される平板状磁石の吸着力を強化しようと
すると金属ヨークの使用等の方法が取られていた。
【0004】しかしながら、ヨークの使用はコストアッ
プに通じる外、吸着させた磁性体表面において移動する
と磁性体表面を傷付けるおそれがあり、また、凹凸面に
おいては取り付け難いという難点があった。
【0005】そこで、この考案の目的とするところは、
表裏面にNS極を着磁した平板状磁石を利用した吸着体
において、ヨークを使用せずに吸着力を向上し、磁性体
表面を傷付けたりするおそれのない吸着体を提供すると
ころにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、表
裏面にNS極を着磁した平板状磁石においては、磁力線
が周縁部において密で、中央部の磁力線は吸着力に有効
に寄与しないという特性に着眼し、一定の磁石固着面に
固着される平板状磁石を小分割体として配列することに
より、個々の磁石体の周縁部の磁力線を吸着力として利
用し得るようにしたものである。
【0007】すなわち、この考案に係る吸着体は、表裏
面にNS極を着磁した平板状磁石を固着してなる吸着体
において、吸着体の磁石固着面に複数個に小分割した平
板状磁石を互いに間隔を開けて配列固着することによっ
て平板状磁石を用いた吸着体を構成したものである。平
板状磁石は小分割されることによりある程度の凹凸面に
も馴染むが、吸着体の磁石固着面に対し弾性体を介して
固着すれば、凹凸面に対しさらに吸着させやすくなる。
また、平板状磁石をゴム、プラスチック等の可撓性磁石
とすれば、さらに凹凸面に対する吸着が容易となる。
【0008】互いの磁石間に間隔を開けて配列するの
は、間隔がない場合、多極着磁と同様な構成となり、吸
着力は全体の面積に比例することになる。しかるに、間
隔を開けて配列すれば、個々の磁石の周縁部における磁
力線が有効に生かされ、同一面積における有効な磁力線
の本数が異なるため強い吸着力が得られる。
【0009】隣接磁石間におけるN極、S極の配列状態
は同一面側に同極を配するのが好ましいが、異極が配列
される場合でも互いの磁力線が干渉しない間隔を開けれ
ば吸着力の強化は達成できる。
【0010】平面的配列状態としては、四角形や円形を
縦方向及び/または横方向に多分割した状態、四角形を
対角線上において多分割した状態等各種の分割状態が採
用可能である。
【0011】
【作用】上記のように、吸着体の磁石固着面に複数個に
小分割した平板状磁石を互いに間隔を開けて配列固着し
た場合、各々の磁石における周縁部の磁力線が有効に生
かされ同一面積内に一個の磁石を使用する場合に比し吸
着力を向上することができる。
【0012】また、弾性体を介して平板状磁石を固着し
た場合、可撓性磁石を使用した場合は、凹凸面に対する
密着度が良好となる。
【0013】
【実施例】以下、添附図面に示した実施例について説明
する。図面において、1は吸着体、2は表裏面方向にN
S極が着磁された平板状磁石であり、この磁石2は、吸
着体の底面における磁石固着面3に互いに間隔4を開け
て複数個に小分割した状態で配列固着されている。
【0014】図2及び図3は、平面配列状態の各種態様
を例示したもので、図2において(a)は四角形を縦方
向及び横方向に多分割した状態、(b)は四角形を縦方
向に多分割した状態、図3において(a)は円形を縦方
向及び横方向に多分割した状態、(b)は四角形を対角
線上において多分割した状態を示している。
【0015】
【考案の効果】以上詳述したところから明らかな通り、
この考案に係る吸着体は表裏面にNS極を着磁した平板
状磁石を固着してなる吸着体であって、平板状磁石の周
縁部における有効な磁力線本数が多く、従来の一個の磁
石を使用する場合に比し同一面積内において吸着力を向
上し得たほか、ヨークを用いないので磁性体表面を傷付
けるおそれもなく、また、小分割体であるため凹凸面に
も沿いやすいという利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る吸着体の一実施例を示す正面
図、
【図2】同底面図で、(a)は四角形を縦方向及び横方
向に多分割した配列状態、(b)は四角形を縦方向に多
分割した配列状態を示す。
【図3】同底面図で、(a)は円形を縦方向及び横方向
に多分割した配列状態、(b)は四角形を対角線上にお
いて多分割した配列状態を示す。
【符号の説明】
1……吸着体 2……平板状磁石 3……磁石
固着面 4……間隔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏面にNS極を着磁した平板状磁石を
    固着してなる吸着体において、吸着体の磁石固着面に複
    数個に小分割した平板状磁石を互いに間隔を開けて配列
    固着したことを特徴とする平板状磁石を用いた吸着体吸
    着体。
  2. 【請求項2】 平板状磁石が吸着体の磁石固着面に対し
    弾性体を介して固着されている請求項1記載の平板状磁
    石を用いた吸着体。
  3. 【請求項3】 平板状磁石が可撓性磁石からなる請求項
    1または2記載の平板状磁石を用いた吸着体。
JP4477193U 1993-08-17 1993-08-17 平板状磁石を用いた吸着体 Expired - Lifetime JPH0747844Y2 (ja)

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JPH0714607U JPH0714607U (ja) 1995-03-10
JPH0747844Y2 true JPH0747844Y2 (ja) 1995-11-01

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