JPH0229682Y2 - - Google Patents

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JPH0229682Y2
JPH0229682Y2 JP1581684U JP1581684U JPH0229682Y2 JP H0229682 Y2 JPH0229682 Y2 JP H0229682Y2 JP 1581684 U JP1581684 U JP 1581684U JP 1581684 U JP1581684 U JP 1581684U JP H0229682 Y2 JPH0229682 Y2 JP H0229682Y2
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JP
Japan
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magnetic
magnet
attracted
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magnetic pole
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JP1581684U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、磁石を用いて磁性体を吸着固定させ
る磁石吸着器に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来の磁石吸着器は、磁石のN極面とS極面の
両面に磁極片を設けて、両磁極片間に磁性体を吸
着させている。この場合、磁極片の厚さが厚く、
そして吸着させる磁性体も厚いものを磁極片に吸
着させれば、初めの磁性体は強く吸着するが、次
に磁極片の他辺間に磁性体を吸着させるときは、
その吸着力は非常に弱くなる。これは、初めに吸
着された磁性体によつて磁石のエネルギーがほと
んど使用されているためである。この状況を無く
すためには磁極片の厚さを薄くし、初めの吸着に
おいて磁石のエネルギーの半分を使用するように
設計しなければならない。この場合、磁極片が薄
くなるため、磁気抵抗は増加して磁石のエネルギ
ーを充分に取り出せないこととなる。
従来の磁石吸着器について図に従い説明する。
第1図は、従来の磁石吸着器に磁性体を吸着させ
た状態を示す断面図である。磁石1のN極、S極
の各面に磁極片2,2が接着固定されている。磁
性体3が磁極片2,2の吸着面a,aに吸着する
ときの吸着力は、最大の吸着力Faが得られる。
この磁性体3が吸着しているときに、磁極片2,
2の他辺の吸着面b,bにさらに磁性体4を吸着
させるとその吸着力は、先の吸着力Faの二分の
一以下の吸着力Fbとなる。実用に際してややも
すると両吸着力は最大の吸着力Faに等しいと錯
覚をする場合を生ずる。
(ハ) 考案の目的 本考案は、前記従来技術の有する難点を鑑みて
なされたもので、磁石吸着器の両磁極片に細長い
空孔を設けて、磁石を磁気的に分割して磁石のエ
ネルギーを充分に取出せるように改善するととも
に、初めの吸着磁性体への吸着力と他方吸着面へ
の磁性体の吸着力を等しくなるように改善した磁
石吸着器を提供せんとするものである。
(ニ) 考案の構成 本考案は、磁石の両面に固着された磁極片に、
対称を成す位置に空孔を設け、前記磁石をこの空
孔により磁気的に分割したことを特徴とする両側
面磁石吸着器である。
(ホ) 実施例 第2図は、本考案の第1実施例を示す斜視図
で、第3図は、その縦断面図である。なお、これ
らの図および以下の図において、従来の磁石吸着
器と同一部分には同一の符合を付す。
磁石1の両面に接着固定された磁極片2,2の
中央近傍に、細長い空孔5,5を同一対称位置に
設ける。細長い空孔5,5の両端延長上の残部
6,6,6,6の面積は、磁極片2,2の全体積
に対して非常に小さい体積となるように空孔5,
5を設ける。
このため残部6…は、磁気的には空隙とみなさ
れる。従つて磁極片2,2は、磁気的に細長い空
孔5,5によつて上下に二分割された状態となつ
ている。故に磁極片2,2の吸着面a,aに吸着
した磁性体3は、上部の磁気回路によつて吸着力
Faで吸着され、磁極片2,2の吸着面b,bに
吸着した磁性体4は、下部の磁気回路によつて吸
着力Fbで吸着される。その吸着力は、Fa,Fb共
に等しいものとなつている。この磁気回路の設計
においては、二分割された磁石単体で最大エネル
ギーを得るように設計されるので、磁石寸法も大
きくなり経済的な設計に改善される。
第4図は、本考案の第2実施例を示す斜視図
で、第5図は、その使用例を示す斜視図である。
この実施例においては、磁極片2,2に空孔5
を複数個ジグザグ状に配置する。磁石吸着器本体
が長い場合、中央に一本設けると曲げに対して機
械的強度が弱くなるため、空孔5を複数個ジグザ
グ状に配置し、その強度を高めることができる。
その他の構成は、前記第1実施例と同様とする
ため、同一部分に同一の符合を付すのみで詳細な
説明は省略する。
使用に際しては、第5図に示す如く、鉄板7等
に本考案の両側面磁石吸着器の片側面の吸着面
a,aを吸着させ、その反対側面の吸着面b,b
に工具7を吸着させる。従来の磁石吸着器におい
ては、工具等の吸着状況によつてその吸着力が変
化していたが、本考案の両側面磁石吸着器におい
ては、吸着させた工具の数等に関係なく安定した
吸着力が得られる。
なお、本考案の両側面磁石吸着器に用いる磁石
1に、導磁率1に近いものを用いることにより、
さらに大きな効果を奏する。
(ヘ) 考案の効果 本考案は、以上説明してきたように、磁極片に
空孔を設け、磁気的に二分割の磁気回路を構成す
ることができたので、一方側面の吸着力が反対側
面に吸着させた磁性体により、その吸着力が変化
するということのない磁石吸着器を提供できたも
のである。さらに、第2実施例に示すように、磁
極片に複数個の空孔を設けることにより、長い形
状の磁石吸着器においても、安定した吸着力をも
たせる構成と成しえたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の磁石吸着器の断面図。第2図
は、本考案の第1実施例の斜視図。第3図は、本
考案の第1実施例の縦断面図。第4図は、本考案
の第2実施例の斜視図。第5図は、本考案の第2
実施例の使用状態を示す斜視図。 1……磁石、2……磁極片、3,4……磁性
体、5……空孔、6……残部、7……鉄板、8…
…工具、a,b……吸着面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁石の両面に固着された磁極片に、対称を成す
    位置に空孔を設け、前記磁石をこの空孔により磁
    気的に分割したことを特徴とする両側面磁石吸着
    器。
JP1581684U 1984-02-06 1984-02-06 両側面磁石吸着器 Granted JPS60129104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1581684U JPS60129104U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 両側面磁石吸着器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1581684U JPS60129104U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 両側面磁石吸着器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60129104U JPS60129104U (ja) 1985-08-30
JPH0229682Y2 true JPH0229682Y2 (ja) 1990-08-09

Family

ID=30502004

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1581684U Granted JPS60129104U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 両側面磁石吸着器

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JP (1) JPS60129104U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60129104U (ja) 1985-08-30

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