JP2520845Y2 - 磁石固定構造 - Google Patents

磁石固定構造

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JP2520845Y2
JP2520845Y2 JP6720592U JP6720592U JP2520845Y2 JP 2520845 Y2 JP2520845 Y2 JP 2520845Y2 JP 6720592 U JP6720592 U JP 6720592U JP 6720592 U JP6720592 U JP 6720592U JP 2520845 Y2 JP2520845 Y2 JP 2520845Y2
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学 豊沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はステンレス材などからな
る物掛け具等の成形品に磁石を固定するための磁石固定
構造に関する。特に、ゆるやかな凹凸がある壁面に対し
ても物掛け具等の成形品を固定することができる磁石固
定構造に関するものである。
【0002】図15および図16は従来の磁石の成形品
への固定構造を示す分解斜視図である。
【0003】図15において、1は四角形状に形成され
た磁石である。2は磁石1に取り付けるヨークであり、
磁石1の大きさに合わせて形成されている。3は成形品
であり、ヨーク2を取り付けた磁石1を嵌め込んで取り
付ける凹部4が形成されている。5は接着剤(両面テー
プ等を含む)であり、ヨーク2の磁石取付面2aおよび
凹部4の内壁4aに塗布あるいは貼布される。
【0004】このような構成を有する磁石固定構造によ
れば、磁石1は、ヨーク2に接着剤5により取り付けら
れ、その後ヨーク2とともに成形品3の凹部4に接着剤
5により固定される。
【0005】図16に示した磁石固定構造は、磁石1の
中央部分およびヨーク2の中央部分にそれぞれ孔1a,
2bが形成されており、これらの孔1a,2bに通した
ハトメ6により磁石1とヨーク2とが固定されるように
なっている。そして、図15に示した固定構造と同様
に、ヨーク2を取り付けた磁石1は接着剤5により成形
品3の凹部4に固定されるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の磁石固
定構造には、次のような問題があった。
【0007】磁石1はいずれも接着剤5により成形品3
に固定されるようになっていた。このため、図17に示
すように、壁面Wにゆるやかな凹凸があると、磁石1と
壁面Wとの間に多少の間隙Cができて密着せず、磁力が
弱まる結果として成形品と壁面Wとの強固な取付力を確
保することができなくなるという問題があった。
【0008】本考案の目的は、壁面にゆるやかな凹凸が
あっても磁石が壁面に密着して成形品を強固に取り付け
ることができる磁石固定構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の磁石固定構造は、成形品に磁石を固定するた
めの磁石固定構造であって、磁石取付用のヨークと、こ
のヨークの両側部に形成した一対の縦長孔と、この一対
の縦長孔にそれぞれ係合し、前記ヨークを成形品に対し
て上下左右方向に回動自在に支持する一対の支持部とを
具備した構成とした。
【0010】
【作用効果】本考案は上記の構成としたので、次のよう
な作用効果を奏する。
【0011】すなわち、磁石取付用のヨークは、支持部
により成形品に対して上下左右方向に回動自在に支持さ
れているので、壁面にゆるやかな凹凸があったとして
も、その壁面に応じて回動し、磁石を壁面に密着させ
る。このため、磁石の磁力が確保され、成形品が壁面に
強固に取り付けられることとなる。
【0012】このように、本考案の磁石の固定構造によ
れば、壁面にゆるやかな凹凸があっても、磁石が壁面に
密着して成形品を強固に取り付けることができるという
効果がある。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本考案に係る磁石固定構造の一実施
例を示す分解斜視図、図2は成形品に磁石を取り付けた
状態の正面図である。
【0015】これらの図面に示すように、本実施例の磁
石固定構造は、四角形状に形成された磁石10と、磁石
10に取り付けるヨーク11と、ヨーク11に形成した
一対の縦長孔11a,11bと、ヨーク11を支持する
一対の支持部としての突部12a,12bとを備えてい
る。
【0016】磁石10は、ヨーク11に接着剤5により
取り付けられている。ヨーク11は、成形品14に緩や
かに嵌まり込む大きさに形成されている。一対の縦長孔
11a,11bは、ヨーク11の両側部11c,11d
のほぼ中央部に形成されている。
【0017】突部12a,12bは、成形品14の磁石
取付部14aの両側部14b,14cに一体的に突設さ
れている。突部12a,12bは、図3に示すように、
ヨーク11の縦長孔11a,11bと間隙Cをもって係
合し、ヨーク11を両側から挟み込んで支持するように
なっている。これにより、ヨーク11は、図4,5に示
すように、成形品14に対して上下左右方向(矢印A,
B方向)に回動可能である。
【0018】次に、成形品14へ磁石10を固定する際
の手順を説明する。
【0019】まず、磁石10をヨーク11に取り付け
る。その後、ヨーク11を磁石取付部14aに合わせ、
ヨーク11の両側部の縦長孔11a,11bに成形品1
4の突部12a,12bをそれぞれ嵌め込む。これによ
り、成形品14に磁石10を固定することができる。
【0020】このような磁石固定構造によれば、ヨーク
11が成形品14に対して上下左右方向に回動自在に取
り付けられているので、構造体の壁面にゆるやかな凹凸
があったとしても、磁石10は図4,5に示すように回
動し、壁面に密着することとなる。このため、磁石10
の磁力が確保され成形品14が壁面に強固に取り付けら
れることとなる。
【0021】図6は本考案に係る磁石固定構造を備えた
物掛け具の正面図、図7は同じく平面図、図8は同じく
背面図、図9は同じく底面図、図10は同じく拡大右側
面図、図11は図6のXI−XI線断面図である。
【0022】これらの図面において、15はステンレス
材よりなる基部であり、背部側が凹状に形成されてい
る。基部15の背部側には、上述した磁石固定構造によ
って磁石10,10が左右に間隔を隔てて取り付けられ
ている。
【0023】図11において、16は磁石10,10を
覆うように張り付けた保護テープである。この保護テー
プ16は、本実施例の物掛け具を図示しない構造体(冷
蔵庫やスチール製品などの壁面等)に取り付けたとき
に、磁石10が構造体に直に接触するのを防止して、構
造体を傷付けないようになっている。
【0024】17は線状のステンレス材を折り曲げて形
成した物掛け用のフック部であり、基部15の下部に一
定の間隔を隔てて形成された四角形状の貫通孔18に貫
通させて溶接固定してある。
【0025】このような構成を有する物掛け具は、図1
2(a),(b)に示すように、構造体の壁面Wに取り
付けて、物品を支持する。この場合、磁石10は基部1
5に対して上下左右方向に回動自在に取り付けられてい
るので、構造体の壁面Wにゆるやかな凹凸があったとし
ても、その壁面Wに対応して回動し密着することとな
る。これにより、磁石10の磁力が確保され、壁面Wに
強固に取り付けられるので、物品を安定して支持するこ
とができる。
【0026】以上本考案の実施例について説明したが、
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、適宜変
形実施可能である。
【0027】例えば、図13(a),(b)に示すよう
に、縦長孔の代わりに、突部12a,12bに係合する
切欠溝31a,31bをヨーク11に形成してもよい。
この場合においても、ヨーク30が成形品14に対して
上下左右方向に回動可能に支持され、上記実施例と同様
の効果が得られる。
【0028】また、図14(a),(b)に示すよう
に、縦長孔と突部とを上記実施例と逆の位置に形成して
もよい。すなわち、成形品20の両側部に縦長孔20
a,20b形成し、ヨーク25の両側部に縦長孔20
a,20bに貫通する突部25a,25bを形成しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る磁石固定構造の一実施例を示す分
解斜視図。
【図2】成形品に磁石を取り付けた状態の正面図。
【図3】図2のIII-III線断面図。
【図4】磁石が回動した状態を示す断面図。
【図5】同じく正面図。
【図6】本考案に係る磁石固定構造を備えた物掛け具の
正面図。
【図7】同じく平面図。
【図8】同じく背面図。
【図9】同じく底面図。
【図10】同じく拡大右側面図。
【図11】図6のXI−XI線断面図。
【図12】(a),(b)は物掛け具の壁面への取り付
け状態を示す平面図。
【図13】(a)は他の実施例を示す分解斜視図、
(b)は同じく成形品に磁石を取り付けた状態の正面
図。
【図14】(a)は他の実施例を示す分解斜視図、
(b)は同じく縦断面図。
【図15】従来の磁石固定構造を示す分解斜視図。
【図16】従来の他の磁石固定構造を示す分解斜視図。
【図17】従来の磁石固定構造による成形品の壁面への
取り付け状態を示す模式平面図。
【符号の説明】
10 磁石 11 ヨーク 11a,11b 縦長孔 12a,12b 突部 W 構造体の壁面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品に磁石を固定するための磁石固定
    構造であって、磁石取付用のヨークと、このヨークの両
    側部に形成した一対の縦長孔と、この一対の縦長孔にそ
    れぞれ係合し、前記ヨークを成形品に対して上下左右方
    向に回動自在に支持する一対の支持部とを具備した磁石
    固定構造。
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