JPH0747718Y2 - レンズメータの試料位置決め補助装置 - Google Patents

レンズメータの試料位置決め補助装置

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JPH0747718Y2
JPH0747718Y2 JP1988029421U JP2942188U JPH0747718Y2 JP H0747718 Y2 JPH0747718 Y2 JP H0747718Y2 JP 1988029421 U JP1988029421 U JP 1988029421U JP 2942188 U JP2942188 U JP 2942188U JP H0747718 Y2 JPH0747718 Y2 JP H0747718Y2
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JP
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lens
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plate
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JP1988029421U
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JPH01135346U (ja
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久則 秋山
正彦 寒川
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ホーヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レンズメータの試料位置決め補助装置に係わ
り、更に詳しくはレンズメータの測定台に載置される試
料の位置決めを容易にするための位置決め補助装置に関
する。
〔従来の技術〕
被検レンズの球面屈折力、円柱屈折力、軸方向プリズム
屈折力、基底方向等の諸特性を測定するレンズメータの
場合には、測定にあたって、被検レンズの光学中心がレ
ンズメータの測定光学中心に合致するように、被検レン
ズを測定台にセットしなければならない。
このような被検レンズの位置決めは従来は、レンズメー
タの表示装置に表示された、被検レンズのその都度の測
定点の位置を示す表示を見ながら、試料(レンズを枠入
れした眼鏡、アンカットレンズ、カットレンズ)を手で
保持して測定台上で移動させていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 このように、測定点の位置表示を見ながら試料を移動さ
せて被検レンズの光学中心を合わせることは非常に困難
である。なぜなら、試料を載せる測定台の面積が非常に
小さいので、試料をふらつかないように(安定した状態
で)手で保持することが難しく、また表示装置の位置表
示から移動すべき方向が判っていても、勘に頼ってその
方向に移動させなければならないからである。
本考案は、このような問題点乃至欠点を除去するために
なされたものであり、その目的は、試料を安定した状態
で保持することができ、かつ意図する方向に正確に移動
させることができる、レンズメータの試料位置決め補助
装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、試料を載せる測定台の近く
に、試料を当てがうための垂直な当て板が配置され、こ
の当て板が、測定台に近接または離間するように水平方
向に移動可能に案内され、かつ測定台に接近する方向に
弾性体で付勢されているとともに、測定台から離間した
所定の後退位置に当て板を保持する当て板保持手段を備
え、前記当て板保持手段による保持力を、当て板が前記
後退位置にあるときには弾性体の付勢力よりも大きく、
当て板が前記後退位置から引き出されたときには弾性体
の付勢力よりも小さくなるように設定したものである。
〔実施例〕
次に、図を参照して本考案の実施例を詳しく説明する。
第1a図と第1b図は本考案による試料位置決め補助装置を
備えたレンズメータの正面図と右側面図である。このレ
ンズメータ1の本体2の前面側のほぼ中央には、本体2
に適宜手段で取りつけられた、被検レンズを載置するた
めの測定台3が設けられている。この測定台3の後方
(奥の方)には、測定台3上での眼鏡やレンズの位置決
めを補助するための試料位置決め補助装置4の当て板5
が配置されている。更に、測定台3の上方には、測定台
3に位置された試料を押圧保持するためのレンズ押え6
があり、その後方には更に、被検レンズの光学中心をマ
ーキングするための印点部7が設けられている。また本
体2の上側の前面には、スイッチ、電源等の操作パネル
部8と、被検レンズの光学中心、測定データ、演算結果
等の表示部9とが設けられている。更に、本体2の内部
には、図示していない測定測定光学系、制御装置、演算
装置等が内蔵されている。
試料位置決め補助装置4は、試料(レンズを枠入れした
眼鏡、アンカットレンズ、カットレンズ)のための前記
の垂直な当て板5を備えている。この当て板5は第1b
図、第2図に示すように、接続板10を介して当て板保持
部材11の前端に固定され、後述のスライド機構によって
当て板保持部材11と共に前後方向にスライド可能であ
る。ここで、前後方向とは、第1b図において矢印12で示
す前進方向(測定台3上に載置された試料に近づく方
向)と、矢印13で示す後退方向(試料から遠ざかる方
向)を指す。
当て板保持部材11はスライド機構によって水平な基台14
上を前後方向にスライド可能であると共に、上下方向に
おいてスライド機構を介して基台14に保持されている。
この基台14はレンズメータ1の本体2に動かないように
固定されている。基台14の後端には、磁石16が垂直な磁
石取付板17を介して取りつけられ、当て板保持部材1の
後端には、磁石16によって吸着される垂直な鉄板15が固
定されている。当て板保持部材11は更に、ピアノ線から
なる湾曲したばね18によって前進方向12に付勢されてい
る。そのため、ばね18の一端は基台14に固定され、他端
は当て板保持部材11に固定されている。
当て板5が第1b図、第2図に示すように後退していると
きには、前記磁石16の吸引力がばね18の付勢力よりも大
きいので、当て板5はこの後退位置に保持される。当て
板5を手で持って前進方向12に少し引き出すと、磁石16
の吸引力が弱まるので、当て板5はばね18の作用により
前進方向12に突出する(第5図参照)。
次に、第3図および第4図を参照して前記のスライド機
構について説明する。第3図は第2図のIII−III線に沿
った断面図であり、第4図はスライド機構の平面図、す
なわち第3図の基台14と当て板保持部材11を取り外して
スライド機構だけを上側から見た図である。スライド機
構19は、ねじ20によって基台14に固定された断面コの字
形のガイド21と、このガイド21の中にスライド可能に挿
入されたスライダ22と、このスライダ22とガイド21の間
に設けられた多数のボール23とを備えている。ガイド21
の内側側面とスライダ22の外側側面には、ボール23を案
内するためのV字状の溝24,25が長手方向に形成され、
ボール23は板状の保持器26に回転可能に保持されてい
る。スライダ22はねじ27によって断面コの字形の当て板
保持部材11に固定されている。
第4図に示すように、ガイド21とスライダ22の両端には
ストッパー28,29が取りつけられている。ストッパー28
はボール23の保持器26がガイド21から抜けないようにす
るためのものであり一方、ストッパー29は保持器26から
スライダ22が抜けないようにするためのものである。な
お、ストッパー28の中央部分が切り欠いてあるので、ス
ライダ22はこのストッパー28を通過することができる。
前記当て板保持部材11が前進後退するときに、それにね
じ26で取りつけられたスライダ22、ボール23およびばね
18の一端が一緒に動く。当て板保持部材11は上下方向に
おいて、スライダ22、V字状溝24,25に嵌まっているボ
ール23、ガイド21およびねじ20を介して基台14に保持さ
れている。
上記構造の試料位置決め補助装置の使用方法は次の通り
である。試料位置決めを行わないときには、当て板5は
邪魔にならないように後退している(第1a図、第1b図お
よび第2図参照)。すなわち、磁石16がばね18の力に抗
して当て板保持部材11の鉄板15を吸着保持している。
測定のために試料の位置決めを行うときには、当て板5
を手で軽く引き出し、鉄板15を磁石16から遠ざける。そ
れによって、ばね18の復元力で当て板保持部材11と当て
板5が測定台3の方へ押し出される。この状態で測定者
は眼鏡フレームの両レンズ枠を手で保持して当て板5に
押し当て、当て板に沿って試料を測定台3上で移動さ
せ、被検レンズの光学中心を測定光学系の中心に合わせ
る。その際、試料は当て板5によって支持されいるの
で、安定した状態で保持され、また当て板5に沿って試
料の移動を行うことにより、試料を前後左右に平行移動
させることができ、勘に頼らず意図する方向に正確に移
動させることができる。よって、被検レンズの光学中心
を測定光学系の中心に容易に合わせることができる。
試料を測定台3にセットし終わったら、当て板5を押
し、後退位置に磁石16で保持する。
上記実施例では、弾性体としてピアノ線のばねを使用し
たが、他のばねやゴムを使用することができる。また、
スライド機構は、ボール23と保持器26を省略してスライ
ダ22とガイド21だけによって形成してもよいし、また当
て板保持部材22をスライダとして形成し、これをガイド
21によって直接案内するようにしてもよい。
更に、当て板を後退位置に保持する手段として、前記の
磁石16と鉄板15の代わりに、第6図に示すように、ばね
30で下方へ付勢されたボール31と、このボール31が係合
可能な凹部32とを用いてもよい。この場合、ボール31は
スライダ22の凹部33の中に収容され、凹部32はガイド21
に形成されている。前記ばね30はねじ34によって圧縮量
を調節することができる。
〔考案の効果〕
本考案の試料位置決め補助装置によれば、試料が当て板
によって支持されるので、安定した状態で試料を保持す
ることができ、また当て板に沿って試料の移動を行うこ
とにより、試料を前後左右に平行移動させることがで
き、勘に頼らず意図する方向に正確に移動させることが
できる。よって、被検レンズの光学中心を測定光学系の
中心に容易に合わせることができる。
更に、当て板を使用しないときには、当て板保持手段に
よって当て板を測定台の後方に収納保持することができ
るので、当て板が測定の邪魔になることはない。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本考案の実施例による試料位置決め補助装置を
備えたレンズメータの正面図、第1b図は第1a図のレンズ
メータの一部を破断して示した右側面図、第2図は試料
位置決め補助装置の斜視図、第3図は第2図のIII−III
線に沿った断面図、第4図はスライド機構を上側から見
た図、第5図は当て板が突き出た状態を示す第2図と同
様な斜視図、第6図は当て板保持手段の変形例を示す図
である。 1……レンズメータ、2……本体、3……測定台、4…
…試料位置決め補助装置、5……当て板、6……レンズ
押え、7……印点部、8……操作パネル部、9……表示
部、10……接続板、11……当て板保持部材、12……当て
板の前進方向、13……当て板の後退方向、14……基台、
15,16;31,32……当て板保持手段(15……鉄板、16……
磁石、31……ボール、32……凹部)、17……磁石取付
板、18……ばね、19……スライド機構、20……ねじ、21
……ガイド、22……スライダ、23……ボール、24,25…
…V字状溝、26……保持器、27……ねじ、28,29……ス
トッパー、30……ばね、31……ボール、32,33……凹
部、34……ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を載せる測定台の近くに、試料を当て
    がうための垂直な当て板が配置され、この当て板が、測
    定台に近接または離間するように水平方向に移動可能に
    案内され、かつ測定台に接近する方向に弾性体で付勢さ
    れているとともに、測定台から離間した所定の後退位置
    に当て板を保持する当て板保持手段を備え、前記当て板
    保持手段による保持力を、当て板が前記後退位置にある
    ときには弾性体の付勢力よりも大きく、当て板が前記後
    退位置から引き出されたときには弾性体の付勢力よりも
    小さくなるように設定したことを特徴とするレンズメー
    タの試料位置決め補助装置。
JP1988029421U 1988-03-05 1988-03-05 レンズメータの試料位置決め補助装置 Expired - Lifetime JPH0747718Y2 (ja)

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JPH01135346U JPH01135346U (ja) 1989-09-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580551Y2 (ja) * 1991-12-28 1998-09-10 株式会社ニデック レンズメ−タ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61120939A (ja) * 1984-11-19 1986-06-09 Tokyo Optical Co Ltd レンズメ−タ−の被検レンズ移動装置
JPS61200441A (ja) * 1985-03-02 1986-09-05 Tokyo Optical Co Ltd レンズメ−タ−及びこれを使用する累進多焦点レンズの測定方法

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JPS61120939A (ja) * 1984-11-19 1986-06-09 Tokyo Optical Co Ltd レンズメ−タ−の被検レンズ移動装置
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